JP5595218B2 - 圧電デバイス及び圧電基板の製造方法 - Google Patents

圧電デバイス及び圧電基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、振動片を取り囲む枠部に引出電極が形成されている圧電基板を有する圧電デバイス及び圧電基板の製造方法に関する。
振動片とこの振動片を取り囲む枠部と枠部から振動片を支持する支持部とを含む圧電基板を有し、枠部の上下面でそれぞれリッド及びベースとが接合される3枚重ねの圧電デバイスがある。このような圧電デバイスでは、圧電基板、リッド及びベースを複数形成したウエハ単位で製造することができるため、一度に大量の圧電デバイスを製造することができる。例えば特許文献1には、枠部の上下面でそれぞれリッド及びベースが接合される3枚重ねの圧電デバイスが開示されている。
特許文献1に開示された圧電デバイスは、振動片を支持する支持部の側面において引出電極が形成されるように、支持部の側面の引出電極の付近で貫通溝部の幅が広く形成されている。
特開2009−260739号公報
しかし、特許文献1に開示された圧電デバイスでは、貫通溝部の幅が広く形成されているため、その周辺の枠部の幅が狭くなり強度的に弱くなるおそれがある。また、四角形状の振動片の一辺側からみると、励振電極と引出電極の側面とが一部重なっている領域がある。このように励振電極と引出電極の側面とが一部重なっている領域があると、振動片の振動特性に影響を与え圧電デバイスのCI(クリスタルインピーダンス)値が悪くなるおそれがある。励振電極と引出電極の側面とが一部重なっている領域を無くすように、励振電極の面積を小さくすると、振動特性が悪くなる。このため、安定した振動特性を得るためにはできるだけ振動片の大きさを大きくするとともに励振電極の面積を大きくすることが求められている。
そこで、本発明は、振動片の振動特性に影響を与えないように引出電極が支持部の側面に形成されている圧電デバイスを提供するとともに、支持部の側面に引出電極を有する圧電基板の製造方法を提供することを目的とする。
第1観点の圧電デバイスは、第1主面及び第2主面に一対の励振電極が形成された四角形状の振動片と、この振動片を取り囲む枠部と、振動片と枠部との間に形成された一定幅の貫通溝部に振動片と枠部とをつなげて支持する支持部と、一対の励振電極から支持部を介して枠部まで形成された一対の引出電極とを有する圧電基板と、枠の第1主面に接合されるリッド部と、枠の第2主面に接合される底面と、底面とは反対側の実装面とを含むベース部と、を備える。そして振動片の四角形状の第1辺方向及びこの第1辺と交差する第2辺方向から見て、第1主面に形成された引出電極は、振動片の励振電極と重なり合わない領域で一定幅の貫通溝部の側面を介して第2主面に伸びている。
第2観点の圧電デバイスは、第1観点において、枠部の外辺は四角形状であり、ベース部は底面から実装面の間の側面に形成された一対のキャスタレーションを有しており、実装面に一対の外部電極が形成され、一対のキャスタレーションに一対の外部電極と接続する一対の導通電極は形成されている。
第3観点の圧電デバイスは、第1観点および第2観点において、支持部は第1支持部と第1支持部から貫通溝部を隔てて配置された第2支持部とを有し、第1支持部と第2支持部は振動片の四角形状の角又は第1辺の途中に形成されている。
第4観点の圧電デバイスは、第1観点および第2観点において、支持部は第1支持部と第1支持部から貫通溝部を隔てて配置された第2支持部とを有し、第1支持部と前記第2支持部は振動片の四角形状の対角線上に配置されている。
第5観点の圧電デバイスは、第1観点から第4観点において、一定幅の貫通溝部はウェットエッチングで第1主面から第2主面へ貫通するに必要なだけの幅で形成され、枠部の幅よりも細い。
第6観点の圧電デバイスは、第1観点から第5観点において、第1主面に形成された引出電極が、第2主面に形成された引出電極に比べて枠部に形成された引出電極の長さが短い。
第7観点の圧電基板の製造方法は、圧電材料からなる圧電ウエハに、四角形状の振動片とこの振動片を取り囲む枠部と振動片と枠部とをつないで支持する支持部とを残して一定幅の貫通溝部を形成する貫通溝部形成工程と、圧電ウエハの第1主面、第2主面及び一定幅の貫通溝部の側面に金属膜を形成する金属膜形成工程と、金属膜の表面に露光用のフォトレジストを形成するフォトレジスト形成工程と、振動片の第1主面及び第2主面に一対の励振電極と、一対の励振電極から支持部を介して枠部まで形成された一対の引出電極とが形成されるようにマスクを介して露光する露光工程と、を備える。振動片の四角形状の第1辺方向及びこの第1辺と交差する第2辺方向から見て、第1主面に形成された引出電極が振動片の励振電極と重なり合わない領域で一定幅の貫通溝部の側面を介して第2主面に伸びるように、マスクが形成されている。
第8観点の圧電基板の製造方法は、第7観点において、フォトレジストがポジ型であれば、マスクは振動片の励振電極と重なり合わない領域を遮光し、フォトレジストがネガ型であれば、マスクは振動片の励振電極と重なり合わない領域に開口が形成されている。
第9観点の圧電基板の製造方法は、第7観点および第8観点において、支持部は第1支持部と第1支持部から貫通溝部を隔てて配置された第2支持部とを有し、貫通溝部の側面に形成された引出電極は、第1支持部又は第2支持部の一方で且つその片側側面にのみに配置されている。
本発明によれば、振動片を取り囲む枠部に引出電極が形成されている圧電基板を有しており、振動片の振動特性に影響を与えないように引出電極が形成され、振動片が大きく形成される圧電デバイス及び圧電基板の製造方法を提供できる。
圧電デバイス100の分解斜視図である。 (a)は、圧電デバイス100の断面図である。 (b)は、リッド部10の平面図である。 (c)は、ベース部20の平面図である。 (a)は、圧電基板30の平面図である。 (b)は、圧電基板30aの平面図である。 (a)は、圧電基板30bの平面図である。 (b)は、圧電基板30cの平面図である。 (a)は、圧電基板30dの平面図である。 (b)は、圧電基板30eの平面図である。 圧電基板30fの平面図である。 (a)は、図2(a)の点線Dで囲まれた領域の拡大図である。 (b)は、圧電基板30とベース部20aとの接合部の拡大断面図である。 (c)は、引出電極36と接続電極26とが接触するように形成された圧電デバイスの圧電基板30とベース部20bとの接合部の拡大断面図である。 (d)は、引出電極36と接続電極26とが直接接触しないように形成された圧電デバイスの圧電基板30とベース部20bとの接合部の拡大断面図である。 圧電基板30の製造方法を示すフローチャートである。 (a)は、第1マスク44aの概略平面図である。 (b)は、第1マスク44aと圧電ウエハW30とを重ね合わせた時の概略平面図である。 (a)は、図9(b)の一点鎖線Eで囲まれた領域の拡大図である。 (b)は、圧電ウエハW30上に形成された圧電基板30dの平面図である。 (a)は、第2マスク44bの概略平面図である。 (b)は、第2マスク44bと圧電ウエハW30とを重ね合わせた時の概略平面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<圧電デバイス100の構成>
図1は、圧電デバイス100の分解斜視図である。圧電デバイス100は、リッド部10、ベース部20、及び圧電基板30により構成されている。圧電基板30は、例えばATカットの水晶材が用いられる。ATカットの水晶材は、主面(YZ面)が結晶軸(XYZ)のY軸に対して、X軸を中心としてZ軸からY軸方向に35度15分傾斜されている。以下、ATカットの水晶材の軸方向を基準とし、傾斜された新たな軸をY’軸及びZ’軸として用いる。すなわち、圧電デバイス100において圧電デバイス100の長手方向をX軸方向、圧電デバイス100の高さ方向をY’軸方向、X及びY’軸方向に垂直な方向をZ’軸方向として説明する。
圧電基板30は主に、四角形状の振動片31と振動片31を取り囲む枠部32とにより形成されている。また、振動片31と枠部32との間には幅が一定で圧電基板30をY’軸方向に貫通する溝である貫通溝部34が形成されている。貫通溝部34には振動片31と枠部32とをつなげて支持する支持部33が振動片31の−X軸側に形成されている。圧電基板30は2つの主面を有しており、+Y’軸側の主面を第1主面38a、−Y’軸側の主面を第2主面38bとする。振動片31の第1主面38aには第1励振電極35aが形成され、第2主面38bには第2励振電極35bが形成されている。また第1引出電極36aが第1励振電極35aから支持部33及び支持部の側面を通り枠部32の第2主面38bの−X軸側であり−Z’軸側である角32aにまで形成される。第2引出電極36bは第2励振電極35bから支持部33を通り枠部32の第2主面38bの+X軸側であり+Z’軸側である角32bにまで形成されている。圧電基板30は、枠部32の第1主面38aでリッド部10に接合され、枠部32の第2主面38bでベース部20に接合される。
ベース部20は、ベース部20の+Y’軸側の面であり圧電基板30の枠部32の第2主面38bに接合される底面25aと、底面25aとは反対側の実装面25bとを有しており、実装面25bには外部電極21が形成されている。また、ベース部20の四隅であり底面25aから実装面25bの間の側面にはキャスタレーション22が形成されている。キャスタレーション22には導通電極23が形成されており、導通電極23は外部電極21と接続されている。またベース部20は+Y’軸側の面に凹部24を有している。
リッド部10の−Y’軸側の面は枠部32の第1主面38aに接続される。リッド部10は−Y’軸側の面に凹部11を有している。圧電デバイス100の振動片31は、凹部11及び凹部24が形成するキャビティ41(図2(a)参照)内に配置される。
図2(a)は、圧電デバイス100の断面図である。また、図2(a)は図1のA−A断面図である。リッド部10及び圧電基板30、圧電基板30及びベース部20はそれぞれ封止材40により接合されている。封止材40には、例えば低融点ガラス、エポキシ樹脂及びポリイミド樹脂の接着剤等が用いられる。また、ベース部20と圧電基板30とが接合された後に表面電極50が外部電極21の表面及びキャスタレーション22にスパッタ又は無電解メッキ等の方法により形成される。表面電極50は外部電極21、導通電極23及び第1引出電極36a又は第2引出電極36bを互いに電気的に接続するように形成されている。第1引出電極36aは、貫通溝部34の側面の一部である電極引出部37にも形成され、第1主面38aに形成されている第1引出電極36aから第2主面38bに形成されている第1引出電極36aまで接続されている。
図2(b)は、リッド部10の平面図である。リッド部10は、主面が四角形状に形成されている。また、−Y’軸側の面には凹部11が形成されており、凹部11の周辺領域は枠部32の第1主面38aに封止材40を介して接合される。
図2(c)は、ベース部20の平面図である。ベース部20は、主面が四角形状で四隅にキャスタレーション22が形成されており、キャスタレーション22には導通電極23(図2(a)参照)が形成されている。また、ベース部20の+Y’軸側の面である底面25aには四角形状の凹部24が形成されており、凹部24の周辺領域は圧電基板30の枠部32に接合される。
<圧電基板30及びその変形例>
圧電基板30は、様々な形状に形成されることができる。以下に、圧電基板30及び圧電基板30の変形例である圧電基板30aから圧電基板30fについて説明する。
図3(a)は、圧電基板30の平面図である。圧電基板30に形成される第1引出電極36aは、第1励振電極35aから支持部33(図中の一点鎖線で挟まれた領域)及び貫通溝部34の側面の一部である電極引出部37を通り枠部32の第2主面38bの角32aまで形成されている。また、第2引出電極36bは、第2励振電極35bから支持部33を通り枠部32の第2主面38bの角32bまで形成されている。第1引出電極36aは第2引出電極36bの長さよりも短く形成されている。また、枠部32の+Z’軸側及び−Z’軸側の幅をWz、枠部32の+X軸側及び−X軸側の幅をWxとすると、幅Wzと幅Wxとは等しくなるように形成されている。さらに、貫通溝部34のZ’軸に垂直な部分の幅をMz、貫通溝部34のX軸に垂直な部分の幅をMxとすると、幅Mzと幅Mxとが等しくなるように形成されている。第1励振電極35a及び第2励振電極35bのZ’軸と垂直な辺を第1辺39a、X軸と垂直な辺を第2辺39bとし、第1辺39aの長さをRz、第2辺39bの長さをRxとする。第1辺39aの長さRz及び第2辺39bの長さRxは、振動片31のX軸及びZ’軸方向の大きさに合わせて、できるだけ大きく形成される。安定した振動周波数が得られるからである。そして、圧電基板30をY’軸に垂直にZ’軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第1辺39aとが重なっておらず、圧電基板30をY’軸に垂直にX軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第2辺39bとが重なっていない。電極引出部37に形成された第1引出電極36aが、第1励振電極35a及び第2励振電極35bの第1辺39a又は第2辺39bと重なっていると、側面である電極引出部37の第1引出電極36aが振動特性を悪化させることがあるからである。
圧電基板30は、振動片31を大きく形成し、それと共に励振電極35を大きく形成することで安定した振動周波数を得ることができる。そのため、貫通溝部34はその幅が小さく形成され、振動片31の大きさが大きく形成されることが望ましい。このため貫通溝部34はウェットエッチング又はサンドブラスト等で貫通することができる最小の幅であることが好ましい。また圧電基板30の強度を考えて貫通溝部34の幅は一定であることが好ましい。
また、電極引出部37に形成される第1引出電極36aの金属厚は側面であるためスパッタ又は真空蒸着では形成し難く薄くなり易い。このため、第1引出電極36aの全体の電気抵抗値は第2引出電極36bの電気抵抗値よりも高くなりやすい。そのため、電極引出部37が形成される第1引出電極36aの長さを、第2引出電極36bの長さより短くなるように形成することで、第1引出電極36aの電気抵抗値と第2引出電極36bの電気抵抗値との差を小さくしている。
さらに、ベース部20にはキャスタレーション22が形成されているが、圧電基板30にはキャスタレーションが形成されていない。圧電基板にキャスタレーションが形成される場合は、ベース部20と圧電基板との接合時に発生する位置ずれを考慮してキャスタレーションを大きめに作製しなければならず、この場合、圧電基板の落下等の衝撃等に対する強度が弱くなってしまう。圧電基板30にはキャスタレーションが形成されていないので落下等の衝撃等に対する強度を強く保つことができる。また圧電基板30は、後述する圧電基板30の変形例に比べて支持部33が振動片31及び枠部32と接続している部分の長さが長いため、剛性が高く落下等の衝撃等に対して強い。
図3(b)は、圧電基板30aの平面図である。圧電基板30aは圧電基板30の変形例であり、圧電基板30よりも支持部33のZ’軸方向の長さが短く形成されている。そのため、貫通溝部34の溝に沿った長さは圧電基板30よりも長くなる。また、圧電基板30aにおいても貫通溝部34の幅Mz及び幅Mxは等しくなるように形成されている。圧電基板30aは支持部33のZ’軸方向の長さを短くすることで、振動片31で発生した振動エネルギーを閉じ込めやすく、CI値を低くすることができる。また、電極引出部37を形成することができる領域を広く取ることができるため、電極引出部37に形成される電極の電気抵抗値を小さくすることができる。
図4(a)は、圧電基板30bの平面図である。圧電基板30bは、第1支持部33a及び第1支持部33aの+Z’軸方向に形成された第2支持部33bの2つの支持部により振動片31が支持されている。第1支持部33aには第1引出電極36aが、第2支持部33bには第2引出電極36bが形成されている。圧電基板30bには第1支持部33aと第2支持部33bとの間にも幅Mxで貫通溝部34が形成されており、貫通溝部34の幅Mz及び幅Mxは等しくなるように形成されている。圧電基板30bは圧電基板30よりも支持部33a、33bが振動片31と接続している領域が小さいため、振動片31で発生した振動エネルギーを閉じ込めやすく、CI値を低く抑えることができる。そして、圧電基板30bをY’軸に垂直にZ’軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第1辺39aとが重なっておらず、圧電基板30bをY’軸に垂直にX軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第2辺39bとが重なっていない。
図4(b)は、圧電基板30cの平面図である。圧電基板30cは、圧電基板30bの第1支持部33aを+Z’軸側に移動させ、第2支持部33bを−Z’軸側に移動させて形成されている。そのため、図4(b)に示されるように電極引出部37を形成することができる領域が広くなり、電極引出部37に形成される電極の幅を大きく取ることができるため電極引出部37に形成される電極の電気抵抗値を小さくする事ができる。つまり、圧電基板30cは圧電基板30bよりも第1引出電極36aの電気抵抗値を小さく抑えることができる。そして、圧電基板30cをY’軸に垂直にZ’軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第1辺39aとが重なっておらず、圧電基板30cをY’軸に垂直にX軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第2辺39bとが重なっていない。
図5(a)は、圧電基板30dの平面図である。圧電基板30dは、第1支持部33a及び第2支持部33bが振動片31の角と枠部32の内側の角とをつなぎ、互いに振動片31に対して対角上に配置されるように形成されている。また、圧電基板30cをY’軸に垂直にZ’軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第1辺39aとが重なっておらず、圧電基板30cをY’軸に垂直にX軸方向に見た場合に、電極引出部37の第1引出電極36aと励振電極35の第2辺39bとが重なっていない。圧電基板30dでは、電極引出部37が形成される領域をなるべく広く取ることができるように、電極引出部37が第1支持部33aの両側に形成されていることが望ましい。圧電基板30dは、圧電基板30b等の第1支持部33aと第2支持部33bとが振動片31の同じ側に形成される圧電基板よりも剛性が高くなる。
図5(b)は、圧電基板30eの平面図である。圧電基板30eは、第1支持部33a及び第2支持部33bが互いに振動片31に対して対角上に配置されるように形成され、X軸に平行になるように形成されている。そのため、圧電基板30eは圧電基板30dに比べて電極引出部37の位置に、貫通溝部34の鋭角がないため貫通溝部34をエッチング又はサンドブラスト等で形成しやすい。また電極引出部37に所定の厚さの第1引出電極36aを形成しやすい。
図6は、圧電基板30fの平面図である。圧電基板30fは、振動片31及び貫通溝部34の一部に曲線が形成されている。また、貫通溝部34の幅Mz及び幅Mxは等しく、電極引出部37は、第1辺39aを+Z’軸方向及び−Z’軸方向に移動させた領域及び第2辺39bを+X軸方向及び−X軸方向に移動させた領域に重ならないように形成されている。振動片31、励振電極35及び貫通溝部34は、その一部が曲線で形成されていても良い。例えば、枠部32の貫通溝部34側の角を図6に示すように曲線状に形成することにより、枠部32の角における厚さを厚くする事ができ、枠部32の剛性を高めることができる。
<圧電基板とベース部との接合方法>
圧電基板とベース部とは様々な方法により接合される。また接合方法により、ベース部に形成される電極の形状又は電極が形成される方法が異なる。以下、図7を参照して、ベース部に形成される電極及び圧電基板とベース部との接合方法について説明する。
図7(a)は、図2(a)の点線Dで囲まれた領域の拡大図である。圧電基板30及びベース部20に形成される電極は、クロム(Cr)層46aと金(Au)層46bとにより構成されている。まずクロム層46aが圧電基板30及びベース部20上に形成され、クロム層46aの表面に金層46bが形成される。クロム層46aは圧電基板30及びベース部20との接合強度を強くするために形成され、金層46bはクロム層46aが酸化されて電気抵抗値が上昇することを防いでいる。また、圧電基板30とベース部20とは封止材40を介して互いに接合されている。封止材40は、例えば低融点ガラス、エポキシ樹脂及びポリイミド樹脂の接着剤等が用いられる。図7(a)では、圧電基板30とベース部20とが封止材40により接合され、その後、表面電極50がスパッタ及び無電解メッキ等の方法により形成される。表面電極50は、外部電極21及びキャスタレーション22に形成されることにより、引出電極36の一部、外部電極21及び導通電極23の表面に形成され、互いに電気的に接続している。
図7(b)は、圧電基板30とベース部20aとの接合部の拡大断面図である。図7(b)では、まず、圧電基板30とベース部20aとが封止材40を介して互いに接合される。この時に、圧電基板30には引出電極36が形成されているが、ベース部20aには外部電極21及び導通電極23等の電極は形成されていない。圧電基板30とベース部20aとを接合した後に、外部電極21が形成される位置とキャスタレーション22とに、スパッタ等によりクロム層46a、金層46bが形成される。このクロム層46a及び金層46bは外部電極21及び導通電極23となる。またクロム層46a及び金層46bは同時に引出電極36上にも形成されるため、外部電極21及び導通電極23と引出電極36とが電気的に接続されることとなる。
図7(c)は、引出電極36と接続電極26とが接触するように形成された圧電デバイスの圧電基板30とベース部20bとの接合部の拡大断面図である。ベース部20bには、外部電極21、導通電極23及び底面25a上に接続電極26が形成され、互いに電気的に接続されている。ベース部20bと圧電基板30とは、接続電極26と引出電極36とが接触し、電気的に接続された状態で互いに接合されている。
図7(d)は、引出電極36と接続電極26とが直接接触しないように形成された圧電デバイスの圧電基板30とベース部20bとの接合部の拡大断面図である。図7(d)は図7(c)とは異なり、圧電基板30の引出電極36とベース部20bの接続電極26とが互いに直接接触せずに形成されている。図7(d)では、圧電基板30とベース部20bとを封止材40を介して接合した後に表面電極50を外部電極21及びキャスタレーション22に形成することにより引出電極36と外部電極21とを電気的に接続させている。図7(c)のように引出電極36と接続電極26とを直接接触する場合に於いても、表面電極50を形成することにより引出電極36と接続電極26との接触不良による不良品の発生を防ぐことができる。
<圧電基板30の製造方法>
圧電基板30は、圧電材料を基材とする圧電ウエハW30上に貫通溝部34、励振電極35及び引出電極36が形成されることにより作製される。以下、図8のフローチャートを参照して圧電ウエハW30に貫通溝部34、励振電極35及び引出電極36が形成されて圧電基板30が作製される過程を説明する。
図8は、圧電基板30の製造方法を示すフローチャートである。図8(a)から図8(f)は、フローチャートを説明するために参照される図であり、圧電ウエハW30に形成される圧電基板30の、図1における圧電基板30のA―A断面を示している。また、図2(a)の圧電基板30と同じ部分の断面が示されている。
まず、ステップS001で、圧電ウエハW30に貫通溝部34が形成される。図8(a)では、圧電ウエハW30の断面の一部が示されている。ステップS001では、この圧電ウエハW30に、エッチングを行って貫通溝部34を形成する(図8(b)参照)。貫通溝部34が形成されることにより、貫通溝部34の側面の一部である電極引出部37も形成される。ステップS001は、貫通溝部形成工程である。
次に、ステップS002では、圧電ウエハW30に金属膜42が形成される(図8(c)参照)。金属膜42は、貫通溝部34の側面を含んだ圧電ウエハW30の全体にクロム膜が形成され、クロム膜上に金膜が形成されることにより形成されている。ステップS002は、金属膜形成工程である。
次に、ステップS003では、圧電ウエハW30に形成された金属膜42の表面に露光用のフォトレジスト43が形成されるフォトレジスト形成工程である(図8(d)参照)。以降の説明では、フォトレジスト43は現像後に露光部が除去された状態になるポジ型のフォトレジストであるとして説明する。
次に、ステップS004では、フォトレジスト43が露光され現像される。フォトレジスト43の露光工程では、第1主面38a及び電極引出部37の電極を形成するための第1マスク44aと、第2主面38bの電極を形成するための第2マスク44bとが用いられる。
図9(a)は、第1マスク44aの概略平面図である。第1マスク44aは、第1励振電極35a、第1主面38aに形成される第1引出電極36a及び電極引出部37に形成される第1引出電極36aを覆う。図9(a)では、このマスクが形成されている領域が第1マスク領域47aとして示されている。第1マスク領域47aは、第1励振電極35aを覆う領域47cと、第1主面38aに形成される第1引出電極36a及び電極引出部37に形成される第1引出電極36aとを覆う領域47dとにより形成されている。図9(a)では、説明のため3つの圧電基板30に対応した第1マスク領域47aのみが示されている。
図9(b)は、第1マスク44aと圧電ウエハW30とを重ね合わせた時の概略平面図である。図9(b)では、圧電ウエハW30の第1主面38aの側に第1マスク44aが配置されている。そのため、図9(b)では第1マスク44aは実線で、圧電ウエハW30は点線で表わされている。図9(b)では、説明のため3箇所の圧電基板30が形成される領域30gが点線で示されている。圧電ウエハW30にはオリエンテーションフラット45が形成され、圧電ウエハW30の結晶軸の方向を確認する時の参考とされる。第1マスク44aは、領域30gの第1励振電極35aが形成される位置に領域47cが重なり、領域30gの第1主面38aに形成される第1引出電極36a及び電極引出部37に形成される第1引出電極36aが形成される位置に領域47dが重なるように配置される。
図10(a)は、図9(b)の一点鎖線Eで囲まれた領域の拡大図である。また図10(a)は、ウエハ上に形成される1つの圧電基板30及び圧電基板30の第1主面38aに配置された第1マスク領域47aが示されている。圧電基板30には貫通溝部34が形成されている。第1マスク領域47aの電極引出部37に形成される第1引出電極36aに対応する領域が貫通溝部34の電極引出部37の上部のみを覆うものであった場合、フォトレジスト43の露光時に照射される紫外線を含む光が第1マスク領域47aに対して斜めから入射して電極引出部37に形成される第1引出電極36aも露光されてしまう場合がある。また、第1マスク47aが領域30gに対してずれてしまった場合、電極引出部37に形成される第1引出電極36aに対応する領域が第1マスク領域47aで覆われなくなってしまう場合がある。このようなことを避けるために、第1マスク領域47aの電極引出部37に形成される第1引出電極36aが形成される領域は、電極引出部37aを含む貫通溝部34の端部(貫通溝部の3辺)が覆われるように形成されている。図10(a)では、この第1マスク領域47aの領域が領域47eとして示されている。この領域47eにより、第1マスク領域47aに対して斜めから入射する紫外線を含む光、及び第1マスク領域47aのずれに起因して電極引出部37に形成されるフォトレジスト43が露光されてしまうことを防ぐことができる。
図10(b)は、圧電ウエハW30上に形成された圧電基板30dの平面図である。圧電基板30d上に配置される第1マスク領域47aの形状は、圧電基板30dの第1励振電極35a、第1主面38aに形成される第1引出電極36a及び電極引出部37に形成される第1引出電極36aが形成される領域を覆うように形成されている。図10(a)と同様に、第1マスク領域47aは電極引出部37を含む貫通溝部34上の点線で囲まれた領域47eを含んでいる。
図11(a)は、第2マスク44bの概略平面図である。第1マスク44bは、第2励振電極35b、第2主面38bに形成される第2引出電極36b、第2主面38bに形成される第1引出電極36a及び電極引出部37に形成される第1引出電極36aを覆うマスクが形成されている。図11(a)では、このマスクが形成されている領域が第2マスク領域47bとして示されている。第2マスク領域47bは、第2励振電極35bを覆う領域47fと、第2主面38bに形成される第2引出電極36bを覆う領域47gと、第2主面38bに形成される第1引出電極36a及び電極引出部37に形成される第1引出電極36aとを覆う領域47hとにより形成されている。領域47hは、図10(a)に示されるように電極引出部37を含む貫通溝部34全体が覆われる領域47eを含んでいる。図11(a)は、説明のため3箇所の第2マスク領域47bのみが示されている。
図11(b)は、第2マスク44bと圧電ウエハW30とを重ね合わせた時の概略平面図である。図11(b)では、圧電ウエハW30の第2主面38bに第2マスク44bが配置されている様子が示されている。また、3箇所の圧電基板30が形成される領域30gが実線で示され、第2マスク領域47bが点線で示されている。圧電基板30の第2主面38bに形成される電極は、このような第2マスク44bを用いることにより形成される。
図8に戻って、図8(e)では、ステップS004で行われる露光の様子が示されている。圧電ウエハW30の+Y’軸側の面に第1マスク44aが配置され、圧電ウエハW30の−Y’軸側の面に第2マスク44bが配置されている。この状態で圧電ウエハW30には+Y’軸側及び−Y’軸側より紫外線を含む光が照射され、フォトレジスト43を露光する。第1マスク44a及び第2マスク44bで覆われていないフォトレジスト43は、紫外線を含む光により露光され、現像される。更に、現像されたフォトレジスト43の下層に形成されていた金属膜42が除去される。図8(e)では、除去される金属膜42及び現像される部分のフォトレジスト43を領域48として示されている。電極引出部37に形成された金属膜42及びフォトレジスト43は除去されずに残っている。図8(f)では、圧電ウエハW30からステップS004の後に全てのフォトレジスト43が除去された状態が示されている。また図8(f)は、圧電ウエハW30に図3(a)に示された圧電基板30が形成された状態である。
図8では、ポジ型のフォトレジストが使用された例を示したが、フォトレジスト43にはネガ型のフォトレジストが使用されても良い。ポジ型のフォトレジストは現像後に露光部が除去された状態になるが、ネガ型のフォトレジストが用いられる場合は現像後に露光部分が残る。そのため、ネガ型のフォトレジストが使用される場合には、図8から図11に示された第1マスク44a及び第2マスク44bでは、第1マスク領域47a及び第2マスク領域47bで示された領域に開口が形成され、それ以外の領域が紫外線を含む光を遮光する領域として形成される。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
例えば、圧電基板30の例としてATカットの水晶材が用いられた場合を示したが、同じように厚みすべりモードで振動するBTカットなどであっても同様に適用できる。さらに圧電基板30は水晶材のみならず、タンタル酸やニオブ酸リチウムあるいは圧電セラミックを含む圧電材料に基本的に適用できる。また、圧電基板とともにICチップを搭載した水晶発振器等にも適用することができる。
10 … リッド部
11、24 … 凹部
20 … ベース部
21 … 外部電極
22 … キャスタレーション
23 … 導通電極
25a … 底面、 25b … 実装面
26 … 接続電極
30 … 圧電基板
31 … 振動片
32 … 枠部
33 … 支持部
33a … 第1支持部、 33b … 第2支持部
34、34a … 貫通溝部
35a … 第1励振電極、 35b … 第2励振電極
36a … 第1引出電極、 36b … 第2引出電極
37 … 電極引出部
38a … 第1主面、 38b … 第2主面
39a … 第1辺
39b … 第2辺
40 … 封止材
41 … キャビティ
42 … 金属膜
43 … フォトレジスト
44a … 第1マスク、 44b … 第2マスク
45 … オリエンテーションフラット
46a … クロム(Cr)層、 46b … 金(Au)層
47a … 第1マスク領域、 47b … 第2マスク領域
50 … 表面電極
100 … 圧電デバイス
W30 … 圧電ウエハ

Claims (9)

  1. 第1主面及び第2主面に一対の励振電極が形成された四角形状の振動片と、この振動片を取り囲む枠部と、前記振動片と前記枠部との間に形成された一定幅の貫通溝部に前記振動片と前記枠部とをつなげて支持する支持部と、前記一対の励振電極から前記支持部を介して前記枠部まで形成された一対の引出電極とを有する圧電基板と、
    前記枠部の前記第1主面に接合されるリッド部と、
    前記枠部の前記第2主面に接合される底面と、前記底面とは反対側の実装面とを含むベース部と、を備え、
    前記振動片の四角形状の第1辺方向及びこの第1辺と交差する第2辺方向から見て、前記第1主面に形成された引出電極は、前記振動片の励振電極と重なり合わない領域で前記一定幅の貫通溝部の前記支持部及び前記枠部の側面を介して前記第2主面に伸びている圧電デバイス。
  2. 前記枠部の外辺は四角形状であり、
    前記ベース部は底面から前記実装面の間の側面に形成された一対のキャスタレーションを有しており、
    前記実装面に一対の外部電極が形成され、前記一対のキャスタレーションに前記一対の外部電極と接続する一対の導通電極は形成されている請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記支持部は第1支持部と前記第1支持部から前記貫通溝部を隔てて配置された第2支持部とを有し、
    前記第1支持部と前記第2支持部は前記振動片の四角形状の角又は前記第1辺の途中に形成されている請求項1又は請求項2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記支持部は第1支持部と前記第1支持部から前記貫通溝部を隔てて配置された第2支持部とを有し、
    前記第1支持部と前記第2支持部は前記振動片の四角形状の対角線上に配置されている請求項1又は請求項2に記載の圧電デバイス。
  5. 前記一定幅の貫通溝部はウェットエッチングで前記第1主面から前記第2主面へ貫通するに必要なだけの幅で形成され、前記枠部の幅よりも細い請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  6. 前記第1主面に形成された引出電極は、前記第2主面に形成された引出電極に比べて前記枠部に形成された引出電極の長さが短い請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  7. 圧電基板を製造する方法において、
    圧電材料からなる圧電ウエハに、四角形状の振動片とこの振動片を取り囲む枠部と前記振動片と前記枠部とをつないで支持する支持部とを残して一定幅の貫通溝部を形成する貫通溝部形成工程と、
    前記圧電ウエハの第1主面、第2主面及び前記一定幅の貫通溝部の側面に金属膜を形成する金属膜形成工程と、
    前記金属膜の表面に露光用のフォトレジストを形成するフォトレジスト形成工程と、
    前記振動片の前記第1主面及び前記第2主面に一対の励振電極と、前記一対の励振電極から前記支持部を介して前記枠部まで形成された一対の引出電極とが形成されるようにマスクを介して露光する露光工程と、を備え、
    前記振動片の四角形状の第1辺方向及びこの第1辺と交差する第2辺方向から見て、前記第1主面に形成された引出電極が、前記振動片の励振電極と重なり合わない領域で前記一定幅の貫通溝部の前記支持部及び前記枠部の側面を介して前記第2主面に伸びるように、前記マスクが形成されている圧電基板の製造方法。

  8. 前記フォトレジストがポジ型であれば、前記マスクは前記振動片の励振電極と重なり合わない領域を遮光し、
    前記フォトレジストがネガ型であれば、前記マスクは前記振動片の励振電極と重なり合わない領域に開口が形成されている請求項7に記載の圧電基板の製造方法。
  9. 前記支持部は第1支持部と前記第1支持部から前記貫通溝部を隔てて配置された第2支持部とを有し、
    前記貫通溝部の側面に形成された前記引出電極は、前記第1支持部又は前記第2支持部の一方で且つその片側側面にのみに配置されている請求項7又は請求項8に記載の圧電基板の製造方法。
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