JP2009130665A - 圧電発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装が容易で小型化を図ることができ、実装後の周波数ずれを防止できる圧電発
振器を提供すること。
【解決手段】圧電振動子31と、該圧電振動子のパッケージ32内に収容した圧電振動片
35を発振させる発振回路を備える半導体装置51とを接合した圧電発振器において、能
動面58に実装端子56を形成した前記半導体装置51と、該半導体装置の非能動面57
に形成した接続端子52,53と、該接続端子52,53と接続される電極パッド41,
42を有し、前記半導体装置に重ねて接合される前記パッケージ32内に前記圧電振動片
を収容した前記圧電振動子31とを備えており、前記半導体装置の前記接続端子52,5
3が、前記非能動面57の中央部に形成され、該中央部において前記パッケージ32に対
して接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に振動子のパッケージを接合して形成する圧電発振器の改良に関
する。
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、モバイルコンピュータ、あるいはICカード
等の小型の情報機器や、携帯電話、自動車電話、またはページングシステム等の移動体通
信機器において、圧電振動子や圧電発振器が広く使用されている。
圧電発振器は、圧電材料で形成した圧電振動片と、半導体装置、すなわちICチップを
接合により組み合わせたものである。
特許文献1は、このような圧電発振器の一例を示しており、その図1において、圧電発
振器1は、上蓋5と下蓋6との間に水晶振動子2が挟持され、封止されてなるパッケージ
3と、水晶振動子2を駆動するための半導体装置4とを備えてなる発振器1が記載されて
いる。上蓋5は、透光性の基材によって形成されている。また、半導体装置4はその能動
面4a側を外側にして下蓋6の外側に実装され、能動面4a側に外部接続端子11が形成
されている。
このような圧電発振器1では、外部接続端子11を利用して、基板などに容易に実装す
ることができ、小型化も容易となる。
特開2007−67773
しかしながら、特許文献1に記載したような圧電発振器1にあっては、水晶振動子2の
下蓋6と半導体装置4は、その長手方向の両端付近で電極部9などにより接合されている

このような構造において、圧電発振器1を基板Pにリフロー工程などにより実装すると
、加熱後に半田が硬化する過程で、図11に矢印Aで示すような力が加わる。
このため、圧電振動子2には、その両端付近に対して、矢印Bに示すような応力が作用
することになり、実装後の圧電発振器1が周波数ずれを生じる場合がある。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、実装が容易で小型化を図るこ
とができ、実装後の周波数ずれを防止できる圧電発振器を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
圧電振動子と、該圧電振動子を発振させる発振回路を備える半導体装置とを接合した圧
電発振器において、前記半導体装置は、能動面に実装端子を有し、かつ前記能動面と対向
する面に接続端子を有し、前記圧電振動子は、前記接続端子と接続される電極パッドを有
し、前記接続端子が、前記能動面と対向する面の中央部に形成され、該中央部において前
記圧電振動子と接合されていることを特徴とする圧電発振器。
上記構成によれば、半導体装置に圧電振動子を重ねて接合した構成であり、全体として
コンパクトに形成することができる。
また、半導体装置の能動面を利用して、基板等へ容易に実装することができる。
さらには、前記半導体装置の前記接続端子が、前記非能動面の中央部に形成され、該中
央部において前記振動子パッケージに対して接合されている。つまり、半導体装置と振動
子パッケージは半導体装置の非能動面の中央部で接続されているので、能動面側が基板に
実装される際に、リフロー工程などにおいて応力が働くことで、半導体装置に歪みを生じ
ても、該半導体装置と振動子パッケージは互いに、中央部で接合されているので、振動子
パッケージの長さ方向の端部などに対して応力が作用することがない。このため、振動子
パッケージに収容されている圧電振動片に対して、変形応力等が作用することがなく、応
力の作用に起因する周波数ずれも生じない。
かくして、実装が容易で小型化を図ることができる圧電発振器について、実装後の周波
数ずれを防止できる圧電発振器を提供することができる。
なお、本発明で、「前記非能動面の中央部」とは、半導体装置の非能動面の正確な中心
点を指すのではなく、正確な中心点に近接した領域を指している。つまり、その部分で振
動子パッケージに接合されても、振動子パッケージが実質的に歪みを生じることのない範
囲が当該領域としての「中心部」である。
[適用例2]
上記構成において、前記接続端子が、前記非能動面の長手方向の中心線上であって、短
手方向の中央部に設けられていることを特徴とする。
「前記非能動面の長手方向の中心線上であって、短手方向の中央部」とは、前記した「
前記非能動面の中央部」の最も理想的な位置を意味している。このような位置に半導体装
置の前記接続端子を形成すると、その長さ方向の完全な中間位置となるので、前記した実
装時であるリフロー時などにおいて、接合相手である振動子パッケージを変形あるいは歪
がませるような応力が働くことがない。
[適用例3]
上記構成において、前記接続端子が、前記非能動面の短手方向に沿った仮想の中心線上
であって、長手方向の中央部に設けられていることを特徴とする。
「前記非能動面の短手方向の中心線上であって、長手方向の中央部」とは、前記した「
前記非能動面の中央部」の一例であり、比較的好ましい位置を意味している。このような
位置に半導体装置の前記接続端子を形成した場合においても、その長さ方向のほぼ中間位
置となるので、前記した実装時であるリフロー時などにおいて、接合相手である振動子パ
ッケージを変形あるいは歪がませるような応力が働くことがない。
[適用例4]
上記構成において、前記接続端子が、前記非能動面の中心点から対角方向にずれて2つ
設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、半導体装置の前記接続端子を、非能動面の中心点から対角方向にず
れて2つ設ける場合には、振動子パッケージとの接合箇所の位置が、圧電振動片の長さ方
向に対して傾斜する方向となり、このような方向に沿った2点に、仮にリフロー時などに
応力が作用しても、該圧電振動片を歪ませるようなことがないので、周波数ずれを生じな
い。
[適用例5]
上記構成において、半導体装置と前記圧電振動子との間に弾性率の低い樹脂を充填した
ことを特徴とする。
上記構成によれば、半導体装置側から伝えられるリフロー時など実装時の応力は、弾性
率の低い樹脂により伝えられて、その応力が緩和されることで、圧電振動片へ伝えられる
ことが防止される。
また、当該樹脂は半導体装置と圧電振動子との間に介在して、両者の接合をより強固な
ものとすることができる。
[適用例6]
上記構成において、前記圧電振動子は、パッケージと該パッケージ内に収容された振動
片を有し、前記振動片は前記パッケージ内で、片持ち式に固定されていることを特徴とす
る。
上記構成によれば、圧電振動片が片側で支持されているから、仮に、実装時においてリ
フローの際に作用する応力が振動子パッケージに伝えられても、圧電振動片の長さ方向の
一端しか振動子パッケージに接続されておらず、該パッケージから圧電振動片に応力が作
用する事態はほとんどない。
[適用例7]
上記構成において、前記圧電振動子は、水晶により形成した第1および第2の基板と、
振動片ならびに前記第1および前記第2の基板に挟まれて固定された枠部を一体に結合し
た基板とを有し、前記振動片は、前記枠部から片持ち式に延出することを特徴とする。
上記構成によれば、圧電振動片とこれを収容するパッケージの材料が同一であるから温
度変化による線膨張係数が同じである。したがって、実装時においてリフローの際などの
応力以外に、温度の変化による応力が作用することなども防止でき、周波数のずれを一層
確実に防止することができる。
図1は、本発明の圧電発振器の第1の実施形態を示す概略断面図である。
図において、圧電発振器30は、圧電振動子31と、この圧電振動子31のパッケージ
32内に収容した圧電振動片35を発振させる発振回路を備える半導体装置51とを接合
して形成されている。
この実施形態において、圧電振動子31は、図1に示すように、第1および第2の基板
33,34を含む前記パッケージ32と、これら第1および第2の基板33,34に挟ま
れて固定された圧電振動片35を備えている。
第1および第2の基板33,34は、好ましくは、光を透過する平坦な板であり、ガラ
スか、より好ましくは圧電振動片35と同じ材料で形成されている。すなわち、この実施
形態では、第1および第2の基板33,34はともに水晶で形成されていると好ましい。
圧電振動片35は、圧電材料により形成されている。圧電材料として、例えば、この実
施形態では水晶が使用されており、水晶以外にもタンタル酸リチウム,ニオブ酸リチウム
等の圧電材料を利用することができる。
特に、この圧電振動片35は矩形の水晶の板の外周縁の厚みを残して、エッチングによ
り中央部の厚みを薄く加工して励振領域を形成した逆メサ型のAT振動片が使用されてい
る。圧電振動片は、このような形態以外にも、逆メサ型でない矩形(第1および第2の基
板の内側に凹状部を形成して励振を可能とした場合)や、音叉型の振動片などを用いるこ
ともできる。
第1および第2の基板33,34は、圧電振動片35を間に挟み込んで接合されている
。このような接合は種々の接合法により接合できる。例えば、これら第1および第2の基
板33,34と圧電振動片35とは、接合面にプラズマを照射することにより共有結合を
発生させる、いわゆる直接接合によって接合したり、金−スズによる合金接合することが
できる。あるいは、第1および第2の基板33,34をガラスとした場合には陽極接合に
より接合することができる。
圧電振動片35の励振領域には、その表面と裏面にそれぞれクロム−金メッキなどによ
り励振電極37a,37bが形成されている。これらの励振電極は導電パターンにより圧
電振動片35の外縁の枠部分まで延長され、下方に導かれている。
図2は、第1の基板33の裏面側を示している。この第1の基板33は、その四隅の箇
所に欠落部、すなわちキャスタレーション39がドライエッチングなどにより予め形成さ
れており、励振電極37a,37bから延びる導電パターンは、図2に示されているよう
に導電パターン41a,42aにより中央部に導かれている。
すなわち、延長された導電パターン41a,42aの先端には電極端子である電極パッ
ド41,42が形成されている。これら電極パッド41,42は、第1の基板32の短手
方向の寸法を2分する仮想の中心線C1上で並列に、長手方向の寸法(図1の符合Lに相
当)を2分する仮想の中心線C2に近接して設けられている。
半導体装置51は、所謂ICチップであり、圧電振動子31の発振回路と温度補償回路
とを内臓した半導体素子であり、該圧電振動子31の動作の温度補償などの機能を発揮す
るものである。
図1においては、半導体装置51の下の面が能動面58であり、上の面が能動面と対向
する非能動面57である。図4に示すように、半導体装置51の能動面58には、外部接
続端子、すなわち、実装端子56が四隅部に対応して形成されている。実装端子56は、
金属バンプ、スタッドバンプなどによっても形成できるが、この実施形態では、半田ボー
ルで形成している。
他方、半導体装置51の非能動面57には、図3に示すように能動面58と接続された
貫通電極54,55が形成されている。貫通電極は、半導体装置51を形成するシリコン
基板を貫通して表裏を電気的に接続するものである。
その形成法を簡単に説明すると、まず、上記シリコン基板の表面全体に、熱酸化等によ
って酸化シリコンからなる絶縁層を形成する。次に、この絶縁層上にレジストを塗布し、
露光・現像処理により所定形状にパターニングする。続いて、このレジストをマスクとし
て、エッチング処理によりシリコン基板に複数の平面視円形状の溝部を形成する。さらに
、この溝部の内壁面を覆う絶縁層を熱酸化法等により形成して、その後、該溝部の内部つ
まり内壁面を含むシリコン基板の能動面にスパッタ法や真空蒸着法等によって下地層を形
成する。
続いて、シリコン基板の能動面58上にメッキレジストを塗布し、該メッキレジストを
上記溝部の周辺のシリコン基板が露出した開口部を有するようにパターニングし、メッキ
レジストパターンを形成する。このメッキレジストパターンをマスクにしてCu電解メッ
キ処理し、上記開口部を含む溝部の内部に銅を析出させる。これにより、溝部の内部に銅
が充填され、溝部を含む開口部に金属端子が形成される。次いで、メッキレジストパター
ンをそのままマスクにして、金属端子上に無鉛半田等のろう材からなる接合材を形成する
次に、メッキレジストパターンをシリコン基板から除去し、該シリコン基板をその裏面
側からバックグラインドし、シリコン基板の裏面に金属端子を露出させる。
これにより、金属端子と接合材とからなる複数の貫通電極54,55を形成することが
できる。
これにより、半導体装置51においては、貫通電極54,55を介して圧電振動片35
の駆動を制御することができる。
なお、半導体装置51の貫通電極54,55および実装端子56を露出した個所以外は
、例えばポリイミドなどにより絶縁されている。
本実施形態では、図3に示すように、各貫通電極54,55から導電パターンを延長し
、先端に接続端子52,53を形成している。これら接続端子52,53は半導体装置5
1の短手方向の寸法を2分する仮想の中心線HC1上で並列に、長手方向の寸法を2分す
る仮想の中心線HC2に近接して設けられている。しかも、半導体装置51の上に圧電振
動子31を重ねたときに、半導体装置51の接続端子52,53は、圧電振動子31の図
2で説明した第1の基板33の電極パッド41,42と一致する位置となる。これにより
、接続端子52,53を、それぞれ電極パッド41,42に対して、半田61,62で接
合することにより、圧電発振器30を形成することができる。
本実施形態は以上のように構成されており、図1で説明したように、半導体装置51に
圧電振動子31を重ねて接合した構成なので、全体としてコンパクトに形成することがで
きる。
そして、半導体装置51の能動面58に実装端子56を設けるだけで、図示しない実装
基板等へ容易に実装することができる。
さらには、図3で説明したように、半導体装置51の接続端子52,53が、非能動面
57の中央部に形成され、図1に示したように、該中央部においてパッケージ32に対し
て接合されている。つまり、半導体装置51とパッケージ32は半導体装置51の非能動
面57の中央部で接続されている
このため、圧電発振器30の半導体装置51の能動面58側が図示しない実装基板に実
装される際に、リフロー工程などにおいて応力が働くことで、半導体装置51に歪みを生
じても、該半導体装置51とパッケージ32は互いに、中央部で接合されているので、パ
ッケージ32の長さ方向の端部などに対して応力が作用することがない。このため、パッ
ケージ32に収容されている圧電振動片35に対して、変形応力等が作用することがなく
、応力の作用に起因する周波数ずれも生じない。
かくして、実装が容易で小型化を図ることができ、実装後の周波数ずれを防止できる圧
電発振器30を提供することができる。
図5ないし図7は、各変形例を示している。
図5(a)において、半導体装置51の接続端子52−1,53−1は、その非能動面
57の長手方向に沿った仮想の中心線HC2上であって、短手方向の中央部に設けられて
いる。この変形例は、接続端子を設ける上では、最も理想的な位置を示している。
図5(b)に示すように、圧電振動子側である第1の基板33の電極パッド41−1,
42−1も該第1の基板33の長手方向に沿った仮想の中心線C2上であって、短手方向
の中央部に設けられている。
このような位置に半導体装置51の接続端子を形成し、第1の基板33側の電極パッド
と接合すると、それらの長さ方向の完全な中間位置となるので、図1における圧電発振器
30の実装時であるリフロー時などにおいて、接合相手であるパッケージ32を変形ある
いは歪がませるような応力が働くことがない。
図6と図7はともに、半導体装置51の接続端子52−2,53−2(図6)、52−
3,53−3(図7)が、非能動面57の中心点HO(縦横の各寸法の中心位置)から対
角方向にずれて2つ設けられている。これに応じて、圧電振動子側である第1の基板33
の電極パッド41−2,42−2(図6)、41−3,42−3(図7)も、該第1の基
板33の中心点HO(縦横の各寸法の中心位置)から対角方向にずれて2つ設けられてい
る。
このような変形例によると、半導体装置51と図1のパッケージ32との接合箇所の位
置が、圧電振動片35の長さ方向に対して傾斜する方向となり、このような方向に沿った
2点に、仮にリフロー時などに応力が作用しても、該圧電振動片35を歪ませるようなこ
とがないので、周波数ずれを生じない。
図8は、第2の実施形態を示している。
図8の圧電発振器30−1において、第1の実施形態に関する図1の符合と同一の符合
を付した個所は共通する構成であるから、重複する説明を省略し、以下、相違点を中心に
説明する。
この実施形態では、半導体装置51の接続端子52,53が、非能動面57の中央部に
形成され、この中央部においてパッケージ32に対して接合されているだけでなく、半導
体装置51とパッケージ32との間に弾性率の低い樹脂65を充填したものである。
ここで、樹脂65は、例えば、シリコーン(シリカケトン)樹脂を用いることができる

これにより、半導体装置側51から伝えられるリフロー時など実装時の応力は、弾性率
の低い樹脂65により伝えられて、その応力が緩和されることで、圧電振動片35へ伝え
られることが防止される。
また、樹脂65は半導体装置51とパッケージ32との間に介在して、両者の接合をよ
り強固なものとすることができる。
図9は、第3の実施形態を示している。
図9の圧電発振器30−2おいて、第1の実施形態に関する図1の符合と同一の符合を
付した個所は共通する構成であるから、重複する説明を省略し、以下、相違点を中心に説
明する。
図9の圧電発振器30−2において、その圧電振動子31のパッケージ32に収容され
る圧電振動片35−1は、図10に示すように構成されている。
図10は圧電振動片35−1の概略平面図である。
図において、圧電振動片35−1は枠付き振動片であり、その枠部67の一端から振動
片が片持ち式に延出して形成されている。
すなわち、枠部67の左端部から一対の支持部68,68を介して、短冊状ないし矩形
のAT振動片本体66が延びており、先端側は固定されない自由端となっている。この振
動片本体66の表裏には励振電極37a,37bが形成されている(図9、図10)。
本実施形態は以上のように形成されており、圧電振動片35−1の振動片本体66が片
側で支持されているから、仮に、実装時においてリフローの際に作用する応力がパッケー
ジ32に伝えられても、圧電振動片35−1の長さ方向の一端しかパッケージ32に接続
されていないことにより、パッケージ32から圧電振動片35−1に応力が作用する事態
はほとんどない。
本発明は上述の実施形態に限定されない。各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わ
せたり、省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
圧電振動片は、図示した形状に限らず、各種の異なる形態とすることもできる。
本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器の概略断面図。 図1の圧電発振器のパッケージの裏面を示す概略図。 図1の圧電発振器の半導体装置の非能動面側を示す概略図。 図1の圧電発振器の半導体装置の能動面側を示す概略図。 図1の圧電発振器の変形例の要部を示す概略図。 図1の圧電発振器の変形例の要部を示す概略図。 図1の圧電発振器の変形例の要部を示す概略図。 本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器の概略断面図。 本発明の第3の実施形態に係る圧電発振器の概略断面図。 図9の圧電発振器の圧電振動片の概略平面図。 従来の圧電発振器の概略断面図。
符号の説明
30・・・圧電発振器、31・・・圧電振動子、32・・・パッケージ、33・・・第
1の基板、34・・・第2の基板、35・・・圧電振動片、51・・・半導体装置

Claims (7)

  1. 圧電振動子と、該圧電振動子を発振させる発振回路を備える半導体装置とを接合した圧
    電発振器において、
    前記半導体装置は、能動面に実装端子を有し、かつ前記能動面と対向する面に接続端子
    を有し、
    前記圧電振動子は、前記接続端子と接続される電極パッドを有し、
    前記接続端子が、前記能動面と対向する面の中央部に形成され、該中央部において前記
    圧電振動子と接合されていること
    を特徴とする圧電発振器。
  2. 前記接続端子が、前記非能動面の長手方向の中心線上であって、短手方向の中央部に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の圧電発振器。
  3. 前記接続端子が、前記非能動面の短手方向の中心線上であって、長手方向の中央部に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の圧電発振器。
  4. 前記接続端子が、前記非能動面の中心点から対角方向にずれて2つ設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の圧電発振器。
  5. 半導体装置と前記圧電振動子との間に弾性率の低い樹脂を充填したことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の圧電発振器。
  6. 前記圧電振動子は、パッケージと該パッケージ内に収容された振動片を有し、
    前記振動片は前記パッケージ内で、片持ち式に固定されていることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の圧電発振器。
  7. 前記圧電振動子は、水晶により形成した第1および第2の基板と、振動片ならびに前記
    第1および前記第2の基板に挟まれて固定された枠部を一体に結合した基板とを有し、
    前記振動片は、前記枠部から片持ち式に延出することを特徴とする請求項1乃至請求項
    5に記載の圧電発振器。
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Cited By (5)

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