JP5594807B2 - 光学ガラス - Google Patents

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Description

本発明は高屈折率低分散光学ガラス、具体的には屈折率(nd)が1.75以上、かつアッベ数(νd)が35以上である光学ガラス、及び、この光学ガラスを利用して得られるレンズ、プリズムなどの光学素子に関する。特に高精度な結像特性が要求されるカメラやプロジェクタに代表される光学機器の投影レンズやプリズムに好適な高屈折率低分散光学ガラス及びその光学ガラスから作製される光学素子及び光学機器に関する。
近年、光学機器のデジタル化や高精細化が進み、デジタルカメラやビデオカメラなど撮影機器とともに、プロジェクタやプロジェクションテレビなどの画像再生(投影)機器に使用される光学素子に高い性能が求められている。特に高屈折率低分散ガラスは、各種レンズなどの光学素子用材料として非常に需要が高く、屈折率(nd)が1.75以上、かつアッベ数(νd)が35以上である光学ガラスの需要は特に大きなものとなっている。
さらに光学ガラスに要求される性能は、屈折率やアッベ数や着色度といった特性のみならず、実使用環境における特性変動が少ないことが求められることが多い。これは実使用環境において結像特性が大きく変化する場合、レンズやプリズムなどの光学素子は、光学機器において治具などで固定されているため、使用環境の温度変化(筺体内部の温度変化、高温下で使用されるなど)によって光学素子の熱膨張が生じ、固定治具との膨張係数が異なることによって、光学素子に応力が生じ、その結果、光学素子に複屈折が生じて結像特性が変化してしまうことがあるからである。
そして、一定温度条件下(主として室温程度)で得られた屈折率やアッベ数などの光学恒数で設計した結像特性が、実使用環境において実現されないこととなる。すなわち、光学設計時に使用環境を想定し、複雑な特性変動を予測して設計しなければならないこととなり、これは光学設計上好ましいことではない。
光学設計上の観点とは別に、近年ますます、光学ガラス製造や光学素子の加工時において、環境負荷が小さいことが要求される。
具体的には、光学ガラスが鉛(Pb)化合物や砒素(As)化合物などの環境上有害な成分を含むと、大気や水質への汚染物質の拡散防止に特別な措置を要する。また、有害成分でなくとも、タンタル(Ta)などに代表される希少な鉱物資源を大量に使用することは、生産コストが高くなるだけでなく、資源回収のためのコストや労力が必要となる不利益がある。
屈折率(nd)が1.75以上、かつ、アッベ数(νd)が35以上である光学ガラスは、例えば特許文献1〜4により開示されている。
特許文献1〜4に記載されている前記ガラスは、鉛(Pb)化合物や砒素(As)化合物をガラス組成に含まないが、いずれも実使用環境における結像特性の変動についての考慮はされていない。また、特許文献2ではタンタル(Ta)を削減した高屈折率低分散ガラスについて開示されているものの、ZnOを多量に含有することが必要であるため、結像特性の変動が大きく、光学設計上の不利益を生じやすい。さらに近年、ZnOは、水質に及ぼす影響が懸念されるといった環境上の問題もある。
特開2005−306732号公報 特開2002−284542号公報 特開2004−161506号公報 特開2006−248897号公報
本発明は、このような事情のもとで、使用環境の温度変化による結像特性変化が小さい、高屈折率低分散光学ガラスを、環境負荷が高い成分及び希少な鉱物資源を大量に用いることなく提供することにある。
本発明者らは、前記目標を達成するために鋭意試験研究を重ねた結果、SiO、B、Laを必須成分として含有させ、かつ構成成分の比率を調整することにより、使用環境の温度変化による結像特性変化が小さい、具体的には−30〜+70℃の平均線膨張係数αと波長546.1nmにおける光弾性定数βの乗算α×βの絶対値が130×10−12℃×nm×cm−1×Pa−1以下を実現する高屈折率低分散光学ガラスを、環境負荷が高い成分及び希少鉱物資源を大量に使用することなく製造し得ることを見出し、本発明をなすに至った。
本発明の第1の構成は、−30〜+70℃の平均線膨張係数αと波長546.1nmにおける光弾性定数βの乗算α×βの絶対値が130×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1以下であって、酸化物基準の質量%で、SiO、B3、Laを0%を超えて含有し、ZrO+Nbが13%を超え20%未満であり、ZnOを2.0%未満含有することを特徴とする光学ガラスである。
本発明の第2の構成は、屈折率(nd)が1.75〜2.00、アッベ数(νd)が35〜55の範囲の光学恒数を有することを特徴とする前記構成1の光学ガラスである。
本発明の第3の構成は、酸化物基準の質量%で、SiOを1.0%より多く12.0%未満、Bを8.0〜35.0%、Laを25.0〜50.0%を含有することを特徴とする前記構成1又は2の光学ガラスである。
本発明の第4の構成は、酸化物基準の質量%の比で、SiO/Bが0を超え0.6未満、(ZnO+Y)/Laが0.5未満であることを特徴とする前記構成1〜3のいずれかに記載の光学ガラスである。
本発明の第5の構成は、酸化物基準の質量%で、
Gdを0.0〜40.0%、及び/又は
を0.0〜15.0%、及び/又は
ZrOを0.0〜15.0%、及び/又は
Taを0.0〜25.0%、及び/又は
Nbを0.0〜18.0%、及び/又は
WOを0.0〜10.0%
を含有することを特徴とする前記構成1〜4のいずれかに記載の光学ガラスである。
本発明の第6の構成は、酸化物基準の質量%で、
GeOを0.0〜0.1%、及び/又は
Ybを0.0〜1.0%、及び/又は
Gaを0.0〜1.0%、及び/又は
Biを0.0〜1.0%
を含有し、PbOなどの鉛化合物及びAsなどの砒素化合物を含有しないことを特徴とする前記構成1〜5のいずれかに記載の光学ガラスである。
本発明の第7の構成は、−30〜+70℃の平均線膨張係数αと波長546.1nmにおける光弾性定数βの乗算α×βの絶対値が110×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1以下であることを特徴とする前記構成1〜6のいずれかの光学ガラスである。
本発明の第8の構成は、酸化物基準の質量%の比で、(Ta+Nb+WO)/(Gd+Y)が、0.05を超え1.30未満であることを特徴とする前記構成1〜7のいずれかの光学ガラスである。
本発明の第9の構成は、酸化物基準の質量%で、
LiO 0〜5.0%、及び/又は
NaO 0〜5.0%、及び/又は
O 0〜5.0%、及び/又は
CsO 0〜5.0%、及び/又は
MgO 0〜5.0%、及び/又は
CaO 0〜5.0%、及び/又は
SrO 0〜5.0%、及び/又は
BaO 0〜5.0%、及び/又は
TiO 0〜3.0%、及び/又は
SnO 0〜3.0%、及び/又は
Al 0〜3.0%、及び/又は
0〜5.0%、及び/又は
Lu 0〜5.0%、及び/又は
TeO 0〜3.0%、及び/又は
Sb 0〜2.0%、及び/又は
および上記各金属元素の1種または2種以上の酸化物の一部または全部と置換した弗化物のFとしての合計量が0〜3.0%の範囲の各成分を含有することを特徴とする前記構成1〜8のいずれかの光学ガラスである。
本発明の第10の構成は、酸化物基準の質量%で、Yを3.5%未満含有することを特徴とする前記構成1〜9のいずれかの光学ガラスである。
本発明の第11の構成は、酸化物基準の質量%で、2×ZnO+TiO+WO<4であることを特徴とする前記構成1〜10のいずれかの光学ガラスである。
本発明の第12の構成は、酸化物基準の質量%で、
SiOを1.5質量%より多く11.0%未満、
を9.0〜28.0%、
Laを30.0〜50.0%、
を0〜3.0%、
Gdを0〜30.0%、
ZrOを0〜10.0%、及び
ZnOを0〜2.0%未満、並びに
Nbを5.0〜16.0%、及び/又は
Sbを0.0〜1.5%、及び/又は
Alを0.0〜2.0%
を含有し
屈折率(nd)が1.80〜1.90、アッベ数(νd)が37〜45の範囲の光学恒数を有し、−30〜+70℃の平均線膨張係数αと波長546.1nmにおける光弾性定数βの乗算α×βの絶対値が105×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1以下であることを特徴とする光学ガラスである。
本発明の第13の構成は、前記構成1〜12の光学ガラスを母材とする光学素子である。
本発明の第14の構成は前記構成1〜12のガラスをリヒートプレス加工して作成する光学素子である。
本発明の第15の構成は、前記構成13又は14の光学素子を使用する光学機器である。
上記態様を採用することにより、使用環境の温度変化による結像特性影響を受けにくい、屈折率(nd)が1.75以上、かつ、アッベ数(νd)が35以上である、高屈折率低分散光学ガラスを、環境負荷が高い成分及び希少鉱物資源を大量に使用することなく提供することが可能となる。
上述のように、本発明の光学ガラスは、−30〜+70℃の平均線膨張係数αと波長546.1nmにおける光弾性定数βの乗算α×βの絶対値が極めて小さい値をとることを特徴とするが、このα×βという指標は、使用環境における結像特性の変化量を示す指標となるパラメータである。平均線膨張係数αはその値が大きいほど、使用環境の温度変化に対して光学素子の膨張率(体積変化)が大きいことを意味するため、治具などで固定されている光学素子には、大きな熱応力が発生することを意味する。また、光弾性定数βはその値が大きいほど、生じた熱応力によって生じる複屈折が大きいことを意味する。すなわち、α×βがより小さいほど、使用環境における結像特性の変化が少ないことを示唆する。そして、実使用環境における結特性は、室温付近での光学物性値に基づいて算出された光学設計値に忠実なものとなるため、様々な使用環境を想定した上で複雑な光学シミュレーションを実施する必要が無くなるという利点がある
本発明の光学ガラスは主としてカメラやプロジェクタにも使用されうることを意図するものであるが、それらの光学設計時に所望していた結特性が、実使用環境で温度変化が生じた場合でも実現されやすくするためには、α×βの絶対値が130×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1以下であることが好ましく、110×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1以下であることがより好ましく、105×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1以下であることが最も好ましい。
本発明の光学ガラスは前記実環境での結像特性、環境負荷に加え、光学設計上のニーズにより高屈折率低分散であること好ましい。特に、屈折率が好ましくは1.75以上、より好ましくは1.80以上、最も好ましくは1.81以上である。屈折率の上限は特に設けるものではないが、概ね2.00以下、より好ましくは1.90以下、最も好ましくは1.85以下である。
アッベ数は、35以上であることが好ましく、37以上であることがより好ましく、40以上であることが最も好ましい。上限は特に設けるものではないが、概ね55以下、より好ましくは45以下、最も好ましくは44以下である。
以下、本発明の光学ガラスに含有される成分について説明する。
本明細書において使用される各成分の含有量は、すべて酸化物基準で表記される。ここで酸化物基準の表記とは本発明のガラス構成成分の原料として使用される酸化物、複合塩、金属弗化物などが、溶融時に全て分解され酸化物へ変化すると仮定した場合に、組成物全体に対する各成分の当該生成酸化物の質量%を表すものである。ただし弗素成分の含有量は、前記酸化物基準の合計質量100%に対して、実際に含有されるF原子の質量を質量百分率で現したものである。
SiO成分は安定なガラス形成を促し、光学ガラスとして好ましくない失透や脈理を抑制する効果がありさらにガラスの粘性を高くさせることができる必須成分であるが、過剰に含有させると屈折率(nd)が小さくなりやすく、光弾性定数βが著しく増大する傾向となり、その結果、所望の特性を得にくくなる。従ってその上限は、12.0質量%未満、より好ましくは11質量%未満、最も好ましくは10質量%未満である。
本発明においては、SiOの含有量に特に下限を設けるものではないが、水質汚染に影響を及ぼすZnOの溶出を選択的に抑えることができ、さらに失透温度に対する粘性を高くさせることができるため、好ましくは1.0質量%より多く、より好ましくは1.5質量%より多く、最も好ましくは1.6質量%より多く含有する。SiO成分は、任意の原料形態で含有させることができるが、酸化物(SiO)、KSiF、NaSiF、の形態で導入することが好ましい。
成分は、SiO成分と同様に安定なガラス形成を促し、小さな平均線膨張係数を実現するために、不可欠な成分である。しかし、その量が多すぎると屈折率(nd)が小さくなりやすく、光弾性定数βが著しく増大する傾向となり、さらに粘性も下がり、歩留まりが低下しやすくなる。従って、好ましくは35質量%、より好ましくは28質量%、最も好ましくは27質量%を上限とする。B含有量に特に下限を設けるものではないが、ガラスの安定化を容易にするため、好ましくは8.0質量%以上、より好ましくは9質量%以上、最も好ましくは10質量%以上含有する。B成分は、HBO、Na、Na・10HO、BPOなどの原料形態で含有させることができるが、HBOの形態で導入することが好ましい。
また、質量%比SiO/Bを所定の値にすることによりにより、原料の溶融性及びガラスの安定性が増す効果が得られるばかりでなく、平均線膨張係数αの増大を抑制する効果が得られる。さらに安定性を確保したまま、粘性を一定に抑えられるため、歩留まりにも有利に影響を及ぼす非常に重要な比率でもある。しかし、この値が大きすぎると平均線膨張係数αが増大するばかりでなく、ガラス溶融時に溶け残り(主として、SiOを含む難溶融性の結晶)が発生しやすくなり、生産性が悪化し、内部品質へ悪影響を及ぼすことがある。従って、好ましくは0を越え0.6未満、より好ましい質量%比の範囲は0.03〜0.59、最も好ましくは0.05〜0.58の範囲である。
La成分は、屈折率を高め、分散が小さくなる(アッベ数が大きくなる)効果のほかに、光弾性定数βを小さくする効果を有する必須成分である。しかし過剰に含有させるとガラスが著しく不安定化して失透しやすくなる。したがって好ましくは50質量%、より好ましくは49.5質量%、最も好ましくは49.0質量%を上限として含有する。La成分については特に下限を設けるものではないが、高屈折率低分散化を容易に実現するために、好ましくは25質量%以上、より好ましくは30質量%以上、最も好ましくは35質量%以上含有する。La成分は任意の原料形態で含有させることができるが、好ましくは、酸化物(La)、硝酸塩及び硝酸塩水和物(La(NO・XHO(Xは任意の整数))の形態で導入することが好ましい。
ZnO成分は、ガラスの溶融性を向上させる効果があるものの、特にβ値を大きくさせるため、α×βの値を急激に増加させ、使用環境における結像特性の変化を増大させるといった不利益を生じやすくなる。
さらに近年ZnOは、鉛、銅のように水質に及ぼす影響が懸念されており、光学ガラスにおいては、ZnO成分が排水等に溶出し水質汚染を招いていることが問題となっていることから、環境面からもその含有量は小さい方が好ましい。したがって、より好ましい範囲は、2.0質量%未満、より好ましくは1質量%未満、最も好ましくは含有しない。
Gd成分はLa成分と同様に屈折率を高め、分散を小さくする効果を有する任意成分である。さらにLa成分と共存させることにより、より失透温度が低くできるという効果もあるため任意に含有させることができる。しかし過剰に含有させると、La成分と同様に、失透が発生しやすくなる。したがって、その上限値は、好ましくは40質量%、より好ましくは30質量%、最も好ましくは25質量%である。Gd成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Gd)或いは弗化物(GdF)の形態で導入することが好ましい。
成分は、屈折率及び分散を調整する効果を有する任意成分であるが、特に過剰に含有させると失透温度が上がり、急激に歩留まりが低下し、さらに所望の光学恒数が得られなくなる恐れがある。その上限値は、好ましくは15質量%、より好ましくは3.5質量%未満、最も好ましくは3質量%である。Y成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Y)或いは弗化物(YF)の形態で導入することが好ましい。なお前記範囲であれば技術的には特に不利益は無いが、Yは高屈折率低分散特性を実現できる成分のうち、最も希少鉱物資源であるため、製造コストを考慮した場合、2.9質量%未満とすることが好ましい。
ZrO成分は、屈折率(nd)を高め、耐失透性を向上させる効果を有する任意成分であるが、難溶融成分であるため、過剰に含有させると、ガラス製造時に高温での溶解を余儀なくされ、エネルギー損失が大きくなりやすい。したがって、好ましくは15質量%、より好ましくは10質量%、最も好ましくは8質量%を上限とし、好ましくは1質量%、より好ましくは2質量%、最も好ましくは3質量%を下限とする。なお、ZrO成分を添加しなくても、ガラスに失透が発生しない場合は、含有しなくとも差し支えない。ZrO成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(ZrO)及び弗化物(ZrF)の形態で導入することが好ましい。
Ta成分は、屈折率を高め、ガラスを安定化させる効果を有する任意成分である。しかし、Ta成分は、希少鉱物資源であり原料価格が高くするのでその含有量は少ないほどよい。さらに難溶融成分であるため、ガラス製造時に高温溶解を余儀なくされるばかりでなく、光弾性定数βを増大させる特性も有するため、その含有量の上限は25質量%が好ましく、20質量%がより好ましく、最も好ましくは含有しない。Ta成分は任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Ta)の形態で導入することが好ましい。
Nb成分は、透過率を悪化させずに屈折率を高めることができ、ガラスを安定化させる効果を有する任意成分である。しかし、Nb成分は難溶融成分であり、ガラス製造時に高温溶解を余儀なくされ、また光弾性定数βを増大させる特性を持つため、その含有量の上限は18質量%が好ましく、16質量%がより好ましく、12質量%が最も好ましい。本発明においては含有しなくとも差し支えないが、屈折率の調整のため、好ましくは1質量%、より好ましくは5質量%、最も好ましくは7質量%を下限として含有させることができる。さらに、Nb成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Nb)の形態で導入することが好ましい。
WO成分は屈折率及び分散を調整し、ガラスの耐失透性を向上させる効果がある任意成分である。しかし過剰に含有させると、ガラスの着色が顕著となり、特に可視−短波長領域(500nm未満)の透過率が低くなりやすくなる。したがって、好ましくは10質量%、より好ましくは8質量%、最も好ましくは6質量%を上限とする。WO成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(WO)の形態で導入することが好ましい。
本発明の光学ガラスにおいては、酸化物基準の質量%においてZrO+Nbを所定の範囲に限定することにより、より屈折率を高めかつ失透温度が低いガラスを得やすくなるという特徴がある。好ましくは13.0%を超え20.0%未満、より好ましくは13.05〜18.0%、最も好ましくは13.1〜16.0%の範囲である。
本発明の光学ガラスにおいては、所定のアッベ数を実現しやすくために、分散を高める効果の強いTa、Nb、WOの合計量と分散を小さくする効果が得られるGd、Yの合計量の質量%比である(Ta+Nb+WO)/(Gd+Y)を所定の範囲に限定することが好ましい。好ましくは0.05を超え1.30未満、より好ましくは、0.1〜1.0、最も好ましくは、0.2〜0.9の範囲である。
本発明の光学ガラスにおいては、質量%比(ZnO+Y)/Laを所定の範囲とすることで所望の乗算α×βを実現する光学ガラスを極めて安定に形成する効果が得られる。従って好ましくは0.5未満、より好ましくは0.2未満、より好ましくは0.1未満である。
GeO成分は屈折率調整及び溶融ガラスの粘性調整のために添加できる任意成分であるが、希少鉱物資源であり高価であるため、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは一切含有しない。
Yb、Ga、Biの各成分は、屈折率調整のため任意に添加することが可能であるが、光弾性定数βを増大させる効果のある成分である。しかし、これらの成分も希少鉱物資源であるため、各成分ごとに好ましくは1.0質量%、より好ましくは0.5質量%を上限とし、最も好ましくは含有しない。Yb、Ga、Biの各成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Yb、Ga、Bi)の形態で導入することが好ましい。
PbOなどの鉛化合物及びAsなどの砒素化合物は、環境負荷が高い成分であるため、不可避な混入を除き、一切含有しないことが望ましい。
本発明の光学ガラスにおいては、酸化物基準の質量%にて表される式:2×ZnO+TiO+WOを所定の範囲とすることで、所望の乗算α×βを実現させ、実使用環境における結特性が優れたガラスを得ることができ、さらに透過率が優れ、安定なガラスを得ることができる。さらに、ZnOを含有しなくとも高屈折率低分散特性と、小さいα×β値の両方を容易に実現できる重要な要素である。したがって、式:2×ZnO+TiO+WOの値は、好ましくは4未満、より好ましくは3.5未満、最も好ましくは3未満とする。
アルカリ金属酸化物成分(LiO、NaO、KO、CsO)は、ガラスの溶融性を向上させる効果を有する任意成分である。しかし過剰に含有させると、分散が大きくなりやすく、平均熱膨張係数αが増大したり、屈折率が低くなりやすく、ガラスが不安定化して失透発生などの好ましくない現象が生じやすくなる。従って、各成分とも0.0〜5.0%の範囲とすることが好ましい。より好ましい上限値は、LiO、NaO及びKO成分は4.5%であり、CsO成分は4.0%である。最も好ましい上限は、LiO成分は2.0%であり、NaO、KO、CsO成分は、一切含有しないことである。アルカリ金属酸化物成分は、炭酸塩(LiCO、NaCO、KCO、CsCO)、硝酸塩(LiNO、NaNO、KNO、CsNO)、弗化物(LiF、NaF、KF、KHF)、複合塩(NaSiF、KSiF)など、様々な形態で導入させることが可能であるが、炭酸塩及び/又は硝酸塩で導入することが好ましい。
アルカリ土類金属酸化物成分(MgO、CaO、SrO、BaO)は、ガラスの屈折率と光弾性定数を小さくさせる効果を有する任意成分である。しかし過剰に含有させると、所望の光学恒数(特に屈折率)を実現しにくくなり、特に本発明の組成系においては耐失透性を悪化させやすくなる。従って、それぞれ、0.0〜5.0質量%の範囲とすることが好ましい。より好ましい上限値は、MgO成分及びCaO成分は4.0%であり、SrO成分及びBaO成分は4.5%である。最も好ましい上限値は、MgO成分は一切含有せず、CaO成分は3.0%、SrO成分及びBaO成分は4.0%である。アルカリ土類金属酸化物成分は、炭酸塩(MgCO、CaCO、BaCO)、硝酸塩(Sr(NO、Ba(NO)、弗化物(MgF、CaF、SrF、BaF)などの様々な形態で導入させることができるが、炭酸塩及び/又は硝酸塩及び/又は弗化物の形態で導入することが好ましい。
TiO成分は、少量添加させると失透温度を下げる効果があり、屈折率及びアッベ数の調整のために任意に含有させることが可能である。しかし過剰に含有させるとガラスの着色が顕著になりやすく、特に可視短波長(500nm以下)の透過率が悪化する傾向にある。したがって、好ましい上限値は3.0質量%であり、より好ましい上限値は2.0質量%、最も好ましくは一切含有しない。TiO成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(TiO)の形態で導入することが好ましい。
SnO成分は、溶融ガラスの酸化抑制や清澄効果、光照射に対する透過率悪化を防ぐ効果を有する任意成分であるが、過剰に含有させると、溶融ガラスの還元によるガラスの着色の恐れや、溶解設備(特にPtなどの貴金属)と合金化し、設備を破損させる恐れがある。従って、好ましくは3.0質量%を上限とし、より好ましくは2.0質量%、最も好ましくは1.0質量%を上限とする。SnO成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(SnO、SnO)、弗化物(SnF、SnF)の形態で導入することが好ましい。
Al成分は、光学ガラス及び光学素子の化学的耐久性を向上させたり、溶融ガラスの耐失透性を向上させる効果を有する任意成分である。しかし過剰に含有させると、屈折率が著しく低下し、光弾性定数が大きくなりやすい。したがって、好ましくは3.0質量%、より好ましくは2.0質量%、最も好ましくは1.0質量%を上限とする。Al成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Al)、水酸化物(Al(OH))、弗化物(AlF)の形態で導入することが好ましい。
成分は、ガラスの溶融性を向上させる効果を有する任意成分であるが、過剰に含有させるとガラスの耐失透性が著しく悪化しやすくなり、失透の無い光学ガラスを得にくくなる。したがって好ましくは5.0質量%を上限とし、より好ましくは1.0質量%、最も好ましくは一切含有しない。P成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、Al(PO、Ca(PO、Ba(PO、BPO、HPOの形態で導入することが好ましい。
Lu成分は、La、Gd、Y成分と同様に、高屈折率と低分散を実現する効果を有する任意成分である。しかし希少鉱物資源であるため、過剰に含有させるのは好ましくない。したがって、好ましくは5質量%を上限とし、より好ましい上限値は3.0質量%、最も好ましくは一切含有しない。Lu成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Lu)で導入することが好ましい。
TeO成分は、ガラス溶融時の清澄作用を促進する効果を有する任意成分である。しかし、過剰に含有させるとガラスへの着色が顕著になり、透過率が悪化しやすくなる。したがって、好ましくは3質量%を上限とし、より好ましい上限値は1.5質量%、最も好ましくは一切含有しない。TeO成分は、任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(TeO)で導入することが好ましい。
Sb成分は、ガラスの脱泡材としての効果を有する任意成分である。しかし過剰に含有させると、ガラス溶融時に過度の発泡が生じやすくなり、また溶解設備(特にPtなどの貴金属)と合金化し設備を破損する恐れがある。従って、好ましくは2質量%を上限とし、より好ましくは1.5質量%。もっとも好ましくは1.0質量%を上限とする。Sb成分は任意の原料形態で導入させることができるが、酸化物(Sb、Sb)或いはNaSb・5HOの形態で導入することが好ましい。
F成分は、アッベ数を大きくする効果や光弾性定数βを小さくする効果が得られるため、0〜3.0質量%の範囲で任意に含有させることが可能であるが、上限を超えて含有させると、屈折率が低くなりやすく、平均線膨張係数αが増大する恐れがある。より好ましい上限値は、2.8質量%、最も好ましくは、2.5質量%である。F成分は、上述した各種酸化物の導入において、原料形態を弗化物にて導入した際に、ガラス中に導入される。
Tiを除く、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、AgおよびMo等の各遷移金属成分は、それぞれを単独または複合して少量含有した場合でも着色してしまい、可視域の特定の波長に吸収を生じさせるため、可視領域の波長を使用する光学ガラスにおいては、実質的に含まないことが好ましい。さらに、Th、Cd、Tl、Os、Be、Seの各成分は、近年有害な化学物資として使用を控える傾向にあり、ガラスの製造工程のみならず、加工工程、及び製品化後の処分に至るまで環境対策上の措置が必要とされるため、環境上の影響を重視する場合には実質的に含まないことが好ましい。
前記構成13〜15に記載のように、本発明の光学ガラスは、レンズ・プリズムなどの光学素子を作製するための母材として有用であり、その光学素子をカメラやプロジェクタ等の光学機器に使用することにより、高精細で高精度な結像及び投影特性を実現できる。光学素子の作製はリヒ−トプレス、研削及び研磨による方法で作製することができるが、本発明の光学ガラスからプリフォームを作製し、そのプリフォームを精密プレス成形する方法を排除するものではない。
本発明のガラス組成物は、その組成が質量%で表されているため、直接的にmol%の記載に表せるものではないが、本発明において要求される諸特性を満たすガラス組成物中に存在する酸化物基準での各成分のmol%表示による組成は、概ね以下の値をとる。
SiO 1.0mol%より多く20.0mol%未満、
20.0〜70.0mol%、
La 15.0〜30.0mol%
Gd 0.0〜30.0mol%、及び/又は
0.0〜10.0mol%、及び/又は
ZrO 0.0〜20mol%、及び/又は
Ta 0.0〜10.0mol%、及び/又は
Nb 0.0〜12.0mol%、及び/又は
WO 0.0〜8.0mol%、及び/又は
GeO 0.0〜0.1mol%、及び/又は
Yb 0.0〜0.5mol%、及び/又は
Ga 0.0〜1.0mol%、及び/又は
Bi 0.0〜0.5mol%、及び/又は
LiO 0〜20.0%、及び/又は
NaO 0〜10.0%、及び/又は
O 0〜8.0%、及び/又は
CsO 0〜3.0%、及び/又は
MgO 0〜15.0%、及び/又は
CaO 0〜10.0%、及び/又は
SrO 0〜8.0%、及び/又は
BaO 0〜5.0%、及び/又は
TiO 0〜5.0%、及び/又は
SnO 0〜3.0%、及び/又は
Al 0〜4.0%、及び/又は
0〜5.0%、及び/又は
ZnO 0〜15.0%、及び/又は
Lu 0〜2.0%、及び/又は
TeO 0〜3.0%、及び/又は
Sb 0〜1.0%、及び/又は
F 0〜10%
本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。
表1〜4に記載の本発明の実施例のガラス(表中番号:1〜5、7、8、11、14〜18)、参考例のガラス(表中番号:6、9、10、12、13)及び比較例のガラスを、いずれも各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、水酸化物、メタ燐酸化合物などの通常の光学ガラス原料を用いて、所定の割合で秤量・混合した後、白金坩堝に投入し、ガラス組成の溶融難易度に応じて電気炉で1200〜1400℃の温度範囲で3〜4時間溶融し、攪拌均質化した後、適当な温度に下げてから、金型に鋳込み、徐冷することにより得た。
得られた光学ガラスについて、屈折率(nd)、アッべ数(νd)、−30〜+70℃の平均線膨張係数(α)、波長546.1nmにおける光弾性定数(β)を以下のようにして測定した。
(1)屈折率(nd)及びアッべ数(νd)
徐冷降温速度を−25℃/時にして得られた光学ガラスについて測定した。
(2)−30〜+70℃の平均線膨張係数(α)[10−7−1]
日本光学硝子工業会規格JOGIS16−2003(光学ガラスの常温付近の平均線膨張係数の測定方法)に記載された方法に準じ測定した。試験片として長さ50mm、直径4mmの試料を使用した。
(3)波長546.1nmにおける光弾性定数β[10−5×nm×cm−1×Pa−1]
光弾性定数(β)は、試料形状を対面研磨した直径25mm、厚さ8mmの円板状とし、所定方向に圧縮荷重を加え、ガラスの中心に生じる光路差を測定し、δ=β・d・F の関係式により求めた。546.1nm測定光源は超高圧水銀灯を使用した。上記の式では、光路差をδ(nm)、ガラスの厚さをd(cm)、応力をF(Pa)として表記している。
(4)α×β値[×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1]
α×β値は、上記(2)と(3)とを、乗することにより算出した。
Figure 0005594807










Figure 0005594807










Figure 0005594807









Figure 0005594807
また、表1〜3に記載した実施例のガラスを、冷間加工或いはリヒートプレス加工したところ、失透などの問題は生じず、安定に様々なレンズやプリズム形状に加工できた。
このようにして得られた本発明の光学ガラスはα×β値が非常に小さいものであり、温度等の外的環境によりその結特性の変化が小さいものであった。また、上述のように作製したレンズやプリズムをカメラやプロジェクタに搭載させ、結像特性を確認したところ、室温で取得した光学恒数を利用した光学設計で期待される結像特性が、高温(50〜70℃程度)動作時でも再現できた。
一方、比較例A及びBは、ZnOを多量に含んでおり、定数α×βも大きく、実環境に適応した結像特性も不十分であり、プロジェクタなどの光学機器に搭載するには不十分なものであった。またZnOを溶出する可能性が高く、環境上も好ましくない。さらに、比較例BはTiOを多量に含んでおり、目視でも明らかに透過率が悪く、光学素子として使用するには適当ではなかった。
以上、本発明を例示の目的で詳細に説明したが、本実施例はあくまで例示の目的のみであって、本発明の思想及び範囲を逸脱することなく多くの改変を当業者により成し得ることが理解されよう。

Claims (4)

  1. 酸化物基準の質量%で、
    SiOを1.5%より多く11.0%未満、
    を9.0〜28.0%、
    Laを30.0〜50.0%、
    を0超3.0%以下、
    Gd12.8〜30.0%、
    ZrO1〜10.0%、及び
    ZnOを0〜2.0%未満、並びに
    Nbを5.0〜16.0%、及び/又は
    Sbを0.0〜1.5%、及び/又は
    Alを0.0〜2.0%
    の各成分を含有し、
    ZrO+Nbが13%を超え20%未満であり、
    (ZnO+Y)/Laが0超0.1未満であり、
    屈折率(nd)が1.80〜1.90、アッベ数(νd)が37〜45の範囲の光学恒数を有し、−30〜+70℃の平均線膨張係数αと波長546.1nmにおける光弾性定数βの乗算α×βの絶対値が105×10−12−1×nm×cm−1×Pa−1以下であることを特徴とする光学ガラス。
  2. 請求項1の光学ガラスを母材とする光学素子。
  3. 請求項1の光学ガラスをリヒートプレス加工して作成する光学素子。
  4. 請求項2又は3の光学素子を使用する光学機器。
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