JP2017190280A - 光学ガラス - Google Patents

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JP2017190280A JP2016082538A JP2016082538A JP2017190280A JP 2017190280 A JP2017190280 A JP 2017190280A JP 2016082538 A JP2016082538 A JP 2016082538A JP 2016082538 A JP2016082538 A JP 2016082538A JP 2017190280 A JP2017190280 A JP 2017190280A
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晟大 二野宮
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Abstract

【課題】昨今の光学素子に求められる材料特性を鑑みて、屈折率[nd]が1.85以下でありながら、好ましくは屈折率[nd]が1.78以下でありながら、20以上38以下のアッベ数[νd]を有しつつ、失透に対する安定性が高いガラスを得ること。【解決手段】 ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、SiO2成分を5.0%以上55.0%以下、P2O5成分を0%を超え20.0%以下及びNb2O5成分を10.0%以上45.0%以下含有し、P2O5成分の含有量に対するSiO2成分の含有量の比SiO2/P2O5の値が、0を超え50.00以下であることを特徴とする光学ガラス。【選択図】なし

Description

本発明は、光学ガラスに関する。
昨今の光学系を使用する機器のデジタル化や画像・映像の高精細化は顕著である。画像・映像の高精細化は、デジタルカメラやビデオカメラ、プロジェクタ等の光学機器でますます進んでいる。また同時に、これらの光学機器に内蔵される光学系ではレンズやプリズムなどの光学素子の数を削減することで軽量化、小型化を図っている。
光学系を使用する機器には無視することのできない要素として収差が存在する。この収差は撮像した際の像のにじみに関係する。収差にはいくつかの種類が存在するが、なかでも色収差はレンズやプリズムなど光学素子自身の材料特性に大きく依存する。
これら上記の光学系の小型化や軽量化を実現するために、光学素子に求められる材料特性を鑑みて、屈折率[n]が1.85以下でありながら、好ましくは屈折率[n]が1.78以下でありながら、20以上38以下のアッベ数[ν]、好ましくは20以上35以下のアッベ数[ν]を有する高分散のガラスの需要が高まっている。高分散ガラスとしては特許文献1及び2に開示されているようなガラスが知られている。
特開2010−105902号公報 特開2014−47095号公報
ここで、特許文献1及び2にて開示されたガラスは、いずれも屈折率が高い高屈折率ガラスである。一般的にガラスは屈折率が高いほど、高分散でも失透に対する安定性を得やすい。屈折率が低いほど高分散では、光学ガラスは、失透に対して不安定となりやすい。
また、光学系で用いられるレンズの作製には、光学ガラスから成形されたゴブまたはガラスブロックを再加熱して成形(リヒートプレス成形)・研磨をする方法、ゴブまたはガラスブロックから得たプリフォーム材を超精密加工された金型で成形する方法(精密モールドプレス)が現在主流となっている。いずれの成形方法であっても、失透に対する安定性は光学ガラスの品質に対して重要なファクターである。
以上を考慮したうえで本発明が解決すべき問題は、所望の光学性能(屈折率[n]アッベ数[ν])を有しつつ、失透に対する安定性が高いガラスを得ることである。
本発明者は上記の課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、SiO成分、P成分及びNb成分を必須成分として特定の範囲内に収め、P成分の含有量に対するSiO成分の含有量の比SiO/Pの値を特定の範囲とすることによって、所望の光学性能(屈折率[n]アッベ数[ν])を有しつつ、失透に対する安定性が高いガラスを得られることを見いだし、この発明を完成したものであり、その具体的な構成は以下の通りである。
(構成1)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
SiO成分を5.0%以上55.0%以下、
成分を0%を超え20.0%以下及び
Nb成分を10.0%以上45.0%以下含有し、
成分の含有量に対するSiO成分の含有量の比SiO/Pの値が、0を超え50.00以下であることを特徴とする光学ガラス。
(構成2)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、TiO成分を0%以上35.0%以下含有する構成1に記載の光学ガラス。
(構成3)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、B成分を0%以上20.0%以下含有する構成1又は構成2に記載の光学ガラス。
(構成4)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、RO成分を0%以上35.0%以下含有する構成1又は構成3のいずれかに記載の光学ガラス。
ここで、RはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上である。
(構成5)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、SiO、P及びB成分の合計含有量に対するRO成分の含有量の比RO/(SiO+P+B)の値が、0以上5.00以下である構成1から構成4のいずれかに記載の光学ガラス。
ここで、RはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上である。
(構成6)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
LiO成分を0%以上35.0%以下、
NaO成分を0%以上35.0%以下、
O成分を0%以上35.0%以下
含有する構成1から構成5のいずれかに記載の光学ガラス。
(構成7)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、MO成分を0%以上20.0%以下含有する構成1から構成6のいずれかに記載の光学ガラス。
ここで、MはCa、Sr及びBaからなる群より選択される1種以上である。
(構成8)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、SiO、P及びB成分の合計含有量に対するMO成分の含有量の比MO/(SiO+P+B)の値が、0以上1.00以下である構成1から構成7のいずれかに記載の光学ガラス。
ここで、MはCa、Sr及びBaからなる群より選択される1種以上である。
(構成9)
ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
CaO成分を0%以上15.0%以下、
SrO成分を0%以上15.0%以下、
BaO成分を0%以上15.0%以下
含有する構成1から構成8のいずれかに記載の光学ガラス。
(構成10)
アッベ数[ν]が20以上38以下である構成1から構成9のいずれかに記載の光学ガラス。
(構成11)
屈折率[n]が1.60以上1.85以下である構成1から構成10のいずれかに記載の光学ガラス。
(構成12)
PbO成分及びAs成分を含まない構成1から構成11のいずれかに記載の光学ガラス。
(構成13)
構成1から構成12のいずれかに記載の光学ガラスからなる光学素子。
本願発明によれば、1.60以上1.85以下の屈折率を有しながらも、20以上38以下のアッベ数を有し、耐失透性の高い光学ガラスを得ることができる。より好ましい態様によれば、1.60以上1.78以下の屈折率を有しながらも、20以上35以下のアッベ数を有し、耐失透性の高い光学ガラスを得ることができる。
本発明の第1の光学ガラスは、ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
SiO成分を5.0%以上55.0%以下、P成分を0%を超え20.0%以下及びNb成分を10.0%以上45.0%以下含有し、P成分の含有量に対するSiO成分の含有量の比SiO/Pの値が、0を超え50.0以下の関係を満たす。この構成によって、1.60以上1.85以下、好ましくは1.60以上1.78以下の屈折率を有しながらも、20以上38以下のアッベ数を有し、耐失透性の高いガラスを得ることができる。
[ガラス成分]
本発明の光学ガラスを構成する各成分の組成範囲を以下に述べる。本明細書中において、各成分の含有率は、特に断りがない場合、全て酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量%で表示されるものとする。ここで、「酸化物換算組成」は、本発明のガラス構成成分の原料として使用される酸化物、複合塩、金属弗化物等が溶融時に全て分解され酸化物へ変化すると仮定した場合に、当該生成酸化物の総質量を100質量%として、ガラス中に含有される各成分を表記した組成である。
<必須成分、任意成分について>
SiO成分は、本発明の光学ガラスの必須成分である。SiO成分は、ガラス形成酸化物であり、ガラスの骨格を形成する為に有用な成分である。特に、SiO成分の含有量を5.0%以上にすることで、安定なガラスが得られる程度にガラスの網目構造が増加するため、ガラスの耐失透性を高めることができる。
SiO成分を55.0%以下の範囲で含有することで、ガラスの屈折率が低下し難くなり、所望の屈折率を有する光学ガラスを得易くすることができる。従って、SiO成分の含有量は、好ましくは5.0%、より好ましくは15.0%、最も好ましくは20.0%を下限とし、好ましくは55.0%、より好ましくは45.0%、さらに好ましくは40.0%、最も好ましくは35.0%を上限とする。SiO成分は、原料として例えばSiO、KSiF、NaSiF等を用いてガラス内に含有することができる。
Nb成分は、本発明の光学ガラスの必須成分である。Nb成分は、ガラスの屈折率を高める成分であり、また、化学的耐久性及び耐失透性を改善するのに有効な成分である。特に、Nb成分を45.0%以下の範囲で含有することで、耐失透性の低下、可視光の透過率の低下が抑えられ、且つ所望の分散を有するガラスを得ることができる。従って、Nb成分の含有量は、好ましくは45.0%、より好ましくは40.0%、さらに好ましくは35.0%、最も好ましくは32.0%を上限とする。
一方で、Nb成分は、10.0%以上含有することで、ガラスの所望の屈折率及び分散を得易くなるため、好ましくは10.0%、より好ましくは12.0%、さらに好ましくは14.0%、最も好ましくは16.0%を下限とする。Nb成分は、原料として例えばNb等を用いてガラス内に含有することができる。
成分は、本発明の光学ガラスの必須成分である。P成分は、ガラスの安定性を高め、ガラスの可視域における光線の透過率を高める効果を有する。従って、P成分は、0%を超えて含有することが好ましく、0.5%以上含有することがより好ましく、3.0%以上含有することがより好ましく、6.5%以上含有することが最も好ましい。他方、P成分を過剰に含有すると失透傾向が生じる。従って、P成分の含有量は、好ましくは20.0%、より好ましくは18.0%、さらに好ましくは16.0%、最も好ましくは15.0%を上限とする。
成分は、原料として例えばAl(PO、Ca(PO、Ba(PO、BPO、HPO等を用いてガラス内に含有することができる。
成分に対する、SiO成分の含有量の比SiO/Pの値は、0を超え50.00以下が好ましい。この比の値を0を超え50.00以下の範囲内にすることで、失透温度を下げ、耐失透性を高めやすくなる。この効果を得るためには、SiO/Pの値の下限は、1.30以上であることがより好ましい。同様にこれらの効果を得るためには、この比の値の上限は、10.00以下であることがより好ましく、6.10以下であることが最も好ましい。失透温度を下げ、耐失透性を高めやすくするには、この比の値は、3.00以上としてもよく、3.30以上としてもよい、また、この比の値は、3.90以下としてもよい。
TiO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。TiO成分は、ガラスの屈折率を高め、アッベ数を低下させる効果がある。また、本発明の光学ガラスでは、TiO成分を含有することで、所望の屈折率を得易くすることができ、ガラスの耐失透性をより高めることができる。そのため、TiO成分は、5.0%以上含有することがより好ましく、15.0%以上含有することが最も好ましい。しかし、その量が多すぎると、ガラスへの着色が増加し、特に可視短波長(500nm以下)における内部透過率が悪化するため、TiO成分は、35.0%以下含有することが好ましく、30.0%以下含有することがより好ましく、27.0%以下含有することが最も好ましい。なお、TiO成分は、原料として例えばTiO等を用いてガラス内に含有することができる。
成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。B成分は、ガラス形成酸化物として作用し、ガラスの耐失透性を高められる効果がある。そのため、B成分の含有量は、1.0%以上含有することがより好ましく、2.0%以上含有することが最も好ましい。しかし、その量が多すぎると化学的耐久性が悪化しやすくなるため、B成分の含有量は、20.0%とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。
は、原料として例えばHBO、B等を用いてガラス内に含有させることができる。
O成分(式中、Rは、Li、Na、Kからなる群より選択される1種以上)は、本発明の光学ガラスの任意成分である。RO成分を含有することで、ガラスの熔融性を改善でき、ガラス転移点を低くでき、ガラスの耐失透性をより高めることができる。そのため、RO成分は、10.0%以上含有することがより好ましく、17.0%以上含有することが最も好ましい。しかし、その量が多すぎると化学的耐久性が低くなるため、RO成分の含有量は、35.0%以下とすることが好ましく、33.0%以下とすることがより好ましく、30.0%以下とすることがより好ましく、28.0%以下とすることが最も好ましい。
成分、SiO成分及びB成分の合計量に対する、RO成分(式中、Rは、Li、Na、Kからなる群より選択される1種以上)の比RO/(P+SiO+B)の値は、0以上5.00以下が好ましい。この比の値を0以上5.00以下の範囲内にすることで、光学ガラスの失透温度を下げ、耐失透性を高めやすくなる。前記の効果を得るためには、RO/(P+SiO+B)の値は、その上限を2.00以下とすることがより好ましく、1.50以下とすることがより好ましく、0.90以下とすることが最も好ましい。また、前記の効果を得るためには、RO/(P+SiO+B)の値は、0.1以上とすることがより好ましく、0.30以上とすることがより好ましい、0.40以上とすることが最も好ましい。
LiO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。LiO成分は、ガラスの失透温度を下げ、ガラス転移点(Tg)を低くする効果がある。そのため、LiO成分は、0.05%以上含有することがより好ましく、0.2%以上含有することが最も好ましい。しかし、その量が多すぎると化学的耐久性が低くなるため、LiO成分の含有量は、35.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%とすることがより好ましく、2.0%以下とすることが最も好ましい。LiO成分は、原料として例えばLiCO、LiNO、LiF等を用いてガラス内に含有することができる。
NaO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。NaO成分は、ガラス転移温度(Tg)を下げ、混合したガラス原料の溶融を促進する効果がある。しかし、その量が多すぎると耐失透性が急激に悪化しやすくなる。従って、NaO成分の含有量は、35.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、6.0%以下とすることが最も好ましい。NaO成分は、原料として例えばNaO又はその炭酸塩、硝酸塩、水酸化物等を用いてガラス内に含有させることができる。
O成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。KO成分は、ガラス転移点(Tg)を低くする効果がある。本発明では、KO成分を含有することで、ガラスの熔融性をより高め、ガラス転移点をより低くでき、且つ耐失透性をより高めやすくなる。そのため、8.0%以上含有することがより好ましく、13.0%以上含有することがより好ましく、16.0%を以上含有することが最も好ましい。しかし、その量が多すぎると、ガラスの失透温度が上昇するため、KO成分の含有量は、35.0%以下とすることが好ましく、31.0%以下とすることがより好ましく、29.0%以下とすることがより好ましく、27.0%以下とすることが最も好ましい。KO成分は、原料として例えばKCO、KNO、KF、KHF、KSiF等を用いてガラス内に含有することができる。
MO成分(式中、Mは、Ca、Sr、Baからなる群より選択される1種以上)は、ガラスの失透を低減でき、且つガラスの化学的耐久性も高められる任意成分である。MO成分の含有量は、20.0%以下が好ましく、15.0%以下がより好ましく、10.0%以下がより好ましく、5.0%以下が最も好ましい。
成分、SiO成分及びB成分の合計量に対する、MO成分(式中、Mは、Ca、Sr、Baからなる群より選択される1種以上)の含有量の比MO/(P+SiO+B)の値は、0以上1.00以下が好ましい。この比の値を0以上1.00以下の範囲内にすることで、失透温度を下げやすくなり、耐失透性を高めやすくなる。前記の効果をより得やすくするためには、MO/(P+SiO+B)の値は、0.50以下とすることがより好ましく、0.30以下とすることがより好ましく、0.15以下とすることが最も好ましい。
CaO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。CaO成分を含有させることで、ガラスの屈折率を低下させやすくなり、アッベ数を上昇さやすくなる。これらの効果を得るためには、CaO成分は、15.0%以下含有することが好ましく、10.0%以下含有することがより好ましく、8.0%以下含有することがより好ましく、5.0%以下含有することがより好ましい。
CaO成分は、原料としてCaCO、CaF等を用いることができる。
SrO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。SrO成分を含有させることで、ガラスの化学的耐久性の悪化を抑制しやすくなり、耐失透性を高めやすくなる。これらの効果を得るためには、SrO成分は、15.0%以下含有することが好ましく、10.0%以下含有することがより好ましく、8.0%以下含有することがより好ましく、5.0%以下含有することがより好ましい。
SrO成分は、原料としてSr(NO、SrF等を用いることができる。
BaO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。BaO成分を含有させることによって、耐失透性や化学的耐久性の悪化を抑制しやすくなる。これらの効果を得るためには、BaO成分は、15.0%以下含有することが好ましく、10.0%以下含有することがより好ましく、8.0%以下含有することがより好ましく、5.0%以下含有することがより好ましい。
BaO成分は、原料としてBaCO、Ba(NO等を用いることができる。
GeO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。GeO成分を含有することで、屈折率を高めやすくし、耐失透性を向上させやすくなる。また、GeO成分は、ガラス形成酸化物としても作用する。しかし、その量が多すぎると原料が非常に高価であるため、コストが高くなる。従って、GeO成分の含有量は、10.0%以下とすることが好ましく、8.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。
GeO成分は、原料として例えばGeO等を用いてガラス内に含有させることができる。
Al成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。Al成分は、化学的耐久性の改善に効果がある。しかし、その量が多すぎると耐失透性が悪化しやすくなる。従って、Al成分の含有量は、15.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることがより好ましい。
Al成分は、原料として例えばAl、Al(OH)等を用いてガラス内に含有させることができる。
成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。Y成分は、ガラスの屈折率を高めつつ、ガラスの耐失透性を高める成分である。従って、Y成分は、15.0%以下、より好ましくは10.0%以下、最も好ましくは、5.0%以下の範囲で含有することができる。Y成分は、原料として例えばY、YF等を用いることができる。
La成分は、ガラスの耐失透性を高める効果を有する任意成分である。La成分の含有量は、15.0%以下が好ましく、10.0%以下がより好ましく、5.0%以下が最も好ましい。La成分は、原料として例えばLa、La(NO・XHO(Xは任意の整数)等を用いることができる。
ZrO成分は、ガラスの液相温度を下げて耐失透性を高め、かつガラスの化学的耐久性を向上させる効果を有する任意成分である。ZrO成分の含有量は、15.0%以下が好ましく、10.0%以下がより好ましく、5.0%以下が最も好ましい。ZrO成分は、原料として例えばZrO、ZrF等を用いてガラス内に含有することができる。
MgO成分は、ガラスの屈折率の低下を抑制しつつ、ガラスの失透を低減する効果を有する任意成分である。MgO成分の含有量は、20.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、8.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。
MgO成分は、原料としてMgO、MgCO、MgF等を用いることができる。
Ta成分は、ガラスの屈折率を高め、ガラスの失透温度を下げる効果を有する任意成分である。Ta成分の含有量は、20.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。Ta成分は、原料として例えばTa等を用いてガラス内に含有することができる。
WO成分は、ガラスの屈折率を高め、ガラスの失透温度を下げる効果を有する任意成分である。WO成分の含有量は、15.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。WO成分は、原料として例えばWO等を用いてガラス内に含有することができる。
Bi成分は、ガラスの屈折率を上げ、ガラス転移点(Tg)を低くする効果を有する任意成分である。Bi成分の含有量は、15.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。Bi成分は、原料として例えばBi等を用いてガラス内に含有することができる。
TeO成分は、ガラスの屈折率を上げ、ガラス転移点(Tg)を低くする効果を有する任意成分である。TeO成分の含有量は、15.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。TeO成分は、原料として例えばTeO等を用いてガラス内に含有することができる。
SnO成分は、本発明の光学ガラスの任意成分である。SnO成分はガラス転移点(Tg)を低下させる効果がある。また光学恒数の調整のため添加し得るが、その量が少なすぎるとその効果が十分でなく、また多すぎると透過率および耐失透性を低下させやすくなる。そのため、SnO成分の含有量は、15.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。
ZnO成分は、ガラスの失透温度を下げ、ガラス転移点(Tg)を下げる効果を有する任意成分である。ZnO成分の含有量は、15.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。ZnO成分は、原料として例えばZnO、ZnF等を用いてガラス内に含有することができる。
F成分は、ガラスの部分分散比を高める成分であり、且つガラスの転移点(Tg)を下げる効果を有する任意成分である。F成分の含有量は、15.0%以下とすることが好ましく、10.0%以下とすることがより好ましく、8.0%以下とすることがより好ましく、5.0%以下とすることが最も好ましい。F成分は、原料として例えばZrF、AlF、NaF、CaF、LaF等を用いてガラス内に含有することができる。
なお、本明細書におけるF成分の含有量は、ガラスを構成するカチオン成分全てが電荷の釣り合うだけの酸素と結合した酸化物でできていると仮定し、それら酸化物でできたガラス全体の質量を100%として、F成分の質量を質量%で表したもの(酸化物基準の質量に対する外割り質量%)である。
成分及びSiO成分の合計量に対する、TiO成分の含有量の比TiO/(P+SiO)の値は、0以上2.00以下が好ましい。この比の値を0以上2.00以下の範囲内にすることで、失透温度を下げ、耐失透性を高めやすくなる。前記効果をより得やすくするためには、TiO/(P+SiO)の値は、上限を1.50以下とすることがより好ましく、1.00以下とすることがより好ましく、0.80以下とすることが最も好ましい。また、この比の値は、下限を0.2以上とすることがより好ましく、0.4以上とすることが最も好ましい。
成分及びSiO成分の合計量に対する、Nb成分の含有量の比Nb/(P+SiO)の値は、0以上2.00以下が好ましい。この比の値を0以上2.00以下の範囲内にすることで、失透温度を下げ、耐失透性を高めやすくなる。従って、Nb/(P+SiO)の値は、上限を1.40以下とすることがより好ましく、1.00以下とすることがより好ましく、0.85以下とすることが最も好ましい。一方で、この比の値は、下限を0以上とすることが好ましく、0.24以上とすることが好ましく、0.26以上とすることが最も好ましい。失透温度を下げ、耐失透性を高めやすくするためには、この比の値は、0.5以上としてもよく、0.72以上としてもよい。
本発明は、上記SiO/Pの値を特定の範囲にし、かつ、TiO/(P+SiO)の値を特定の範囲にし、かつ、Nb/(P+SiO)の値を特定の範囲にすることによって、より高い耐失透性をより得やすくなる。
Sb成分は、ガラスの脱泡を促進し、ガラスを清澄する成分である。Sb成分の含有量は、好ましくは1.0%、より好ましくは0.8%、最も好ましくは0.5%を上限とする。特に、光学ガラスの環境上の影響を重視する場合には、Sb成分を含有しないことが好ましい。Sb成分は、原料として例えばSb、Sb、NaSb・5HO等を用いてガラス内に含有することができる。
なお、ガラスを清澄し脱泡する成分は、上記のSb成分に限定されるものではなく、ガラス製造の分野における公知の清澄剤や脱泡剤、或いはそれらの組み合わせを用いることができる。
<含有すべきでない成分について>
次に、本発明の光学ガラスに含有すべきでない成分、及び含有することが好ましくない成分について説明する。
本発明の光学ガラスには、他の成分をガラスの特性を損なわない範囲で必要に応じ、添加することができる。
ただし、Ti、Zr、Nbを除く、V、Cr、Mn、Co、Ni、Cu、Ag及びMo等の各遷移金属成分は、それぞれを単独又は複合して少量含有した場合でもガラスが着色し、可視域の特定の波長に吸収を生じる性質があるため、特に可視領域の波長を使用する光学ガラスにおいては、実質的に含まないことが好ましい。
さらに、PbO等の鉛化合物及びAs等のヒ素化合物、並びに、Th、Cd、Tl、Os、Be、Seの各成分は、近年有害な化学物資として使用を控える傾向にあり、ガラスの製造工程のみならず、加工工程、及び製品化後の処分に至るまで環境対策上の措置が必要とされる。従って、環境上の影響を重視する場合には、不可避な混入を除き、これらを実質的に含有しないことが好ましい。特に、PbO成分及びAs成分のどちらも含有しないことがより好ましい。これにより、光学ガラスに環境を汚染する物質が実質的に含まれなくなる。そのため、特別な環境対策上の措置を講じなくとも、この光学ガラスを製造し、加工し、及び廃棄することができる。
本発明の光学ガラスは、低屈折率及び高アッベ数(低分散)を有することが好ましい。特に、本発明の光学ガラスの屈折率(n)は、好ましくは1.60、より好ましくは1.62を下限とし、好ましくは1.85、より好ましくは1.80、さらに好ましくは1.78、さらに好ましくは1.75を上限とする。また、本発明の光学ガラスのアッベ数(νd)は、好ましくは20、より好ましくは23、さらに好ましくは25を下限とし、好ましくは38、より好ましくは35、さらに好ましくは32を上限とする。
[ガラス及びガラス成形体の作製]
本発明の光学ガラスは次のように作製する。まず、原料を各成分が所定の含有量の範囲内になるように均一に混合する。次に、作製した混合物を石英坩堝に投入して粗溶融した後、白金坩堝又は白金合金坩堝に入れて所定の温度範囲で所定時間溶融し、攪拌均質化して泡切れ等を行う。その後、溶融ガラスの温度を下げ、金型に鋳込んで徐冷することにより、光学ガラスが作製される。ガラスの溶解温度は好ましくは1400℃、より好ましくは1300℃、最も好ましくは1200℃を上限とし、ガラスの溶融時間は好ましくは6時間、より好ましくは4時間、最も好ましくは2時間とする。
作製された光学ガラスから、例えばリヒートプレス成形や精密プレス成形等の手段を用いて、ガラス成形体を作製することができる。すなわち、光学ガラスからモールドプレス成形用のレンズプリフォームを作製し、このレンズプリフォームに対してリヒートプレス成形を行った後で研磨加工を行ってガラス成形体を作製したり、例えば研磨加工を行って作製したレンズプリフォームに対して精密プレス成形を行ってガラス成形体を作製したりすることができる。なお、ガラス成形体を作製する手段は、これらの手段に限定されない。
このようにして作製されるガラス成形体は、様々な光学素子に有用であるが、その中でも特に、レンズやプリズム等の光学素子の用途に用いることが好ましい。
以下、本発明の実施例について述べるが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
本発明の実施例及び比較例のガラスは、いずれも各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、水酸化物、メタ燐酸化合物等の通常の光学ガラスに使用される高純度原料を選定し、表に示した各実施例の組成の割合になるように秤量して均一に混合した後、白金坩堝に投入し、ガラス原料の熔解難易度に応じて電気炉で1100〜1400℃の温度範囲で1〜5時間熔解させた後、攪拌均質化してから金型等に鋳込み、徐冷して作製した。
作製した光学ガラスの屈折率(n)、アッベ数(ν)を日本光学硝子工業会規格JOGIS01―2003に基づいて測定した。ここで、屈折率(n)、アッベ数(ν)は、25℃/hrで降温速度で徐冷して得られたガラスについて測定を行うことで求めた。
本発明の光学ガラスは、耐失透性が高いこと、より具体的には、低い失透温度を有することが好ましい。本発明の光学ガラスは、1250℃以下の失透温度を得ることができる。本発明の光学ガラスは、より好ましい態様によれば1200℃以下の失透温度得ることができ、さらに好ましくは1150℃を上限とする。本発明の光学ガラスの失透温度の下限は、900℃以上である。
失透温度は、粉砕したガラス試料を白金板上にのせ、温度傾斜のついた炉内に30分間保持した後取り出し、冷却後、ガラス中の結晶の有無を顕微鏡にて観察し、結晶が認められない一番低い温度を表す。












































Figure 2017190280




Figure 2017190280




Figure 2017190280




Figure 2017190280
また、本発明の実施例の光学ガラスは、屈折率(n)が1.75以下であるとともに、
アッベ数(ν)が37.6以下であり、所望の範囲内であった。
また、本発明の実施例1及び26では、失透温度は1150℃以下であり、所望の範囲内であった。

Claims (13)

  1. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
    SiO成分を5.0%以上55.0%以下、
    成分を0%を超え20.0%以下及び
    Nb成分を10.0%以上45.0%以下含有し、
    成分の含有量に対するSiO成分の含有量の比SiO/Pの値が、0を超え50.0以下であることを特徴とする光学ガラス。
  2. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
    TiO成分を0%以上35.0%以下含有する請求項1に記載の光学ガラス。
  3. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
    成分を0%以上20.0%以下含有する請求項1又は請求項2に記載の光学ガラス。
  4. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、RO成分を0%以上35.0%以下含有する請求項1から請求項3のいずれかにに記載の光学ガラス。
    ここで、RはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上である。
  5. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、SiO、P及びB成分の合計含有量に対するRO成分の含有量の比RO/(SiO+P+B)の値が、0以上5.00以下である請求項1から請求項4のいずれかに記載の光学ガラス。
    ここで、RはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上である。
  6. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
    LiO成分を0%以上35.0%以下、
    NaO成分を0%以上35.0%以下、
    O成分を0%以上35.0%以下
    含有する請求項1から請求項5のいずれかに記載の光学ガラス。
  7. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、MO成分を0%以上20.0%以下含有する請求項1から請求項6のいずれかに記載の光学ガラス。
    ここで、MはCa、Sr及びBaからなる群より選択される1種以上である。
  8. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、SiO、P及びB成分の合計含有量に対するMO成分の含有量の比MO/(SiO+P+B)の値が、0以上1.00以下である請求項1から請求項7のいずれかに記載の光学ガラス。
    ここで、MはCa、Sr及びBaからなる群より選択される1種以上である。
  9. ガラスの全質量に対し、酸化物換算組成の質量%で、
    CaO成分を0%以上15.0%以下、
    SrO成分を0%以上15.0%以下、
    BaO成分を0%以上15.0%以下
    含有する請求項1から請求項8のいずれかに記載の光学ガラス。
  10. アッベ数[νd]が20以上38以下である請求項1から請求項9のいずれかに記載の光学ガラス。
  11. 屈折率[nd]が1.60以上1.85以下である請求項1から請求項10のいずれかに記載の光学ガラス。
  12. PbO成分及びAs成分を含まない請求項1から請求項11のいずれかに記載の光学ガラス。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の光学ガラスからなる光学素子。
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