JP5593923B2 - 窓用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されて、車両の側面衝突時に、乗員の頭部を保護可能なエアバッグを、窓を遮蔽するように膨張させる窓用エアバッグ装置に関し、特に、エアバッグが、車両のロールオーバ時に、窓を経て車外側へ移動する乗員の移動を抑制可能な窓用エアバッグ装置に関する。
従来、窓用エアバッグ装置としては、エアバッグが、車両の窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時、窓の上縁側から下方に展開して、車両の前後のピラー部間の窓の車内側を覆うように、窓遮蔽部を配置させていた。
そして、窓用エアバッグ装置としては、エアバッグが、車両のロールオーバ時に、窓を経て車外側へ移動する乗員の移動を抑制できるように、ベルトラインの下方まで、窓遮蔽部の下縁側を下方に延ばして、ベルトラインの下方における車両の室内側壁部に支持させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
さらに、窓用エアバッグ装置としては、エアバッグの窓遮蔽部が、ベルトラインの下方に延びる部位に、車内側に折り返して膨張させる部位を設け、車外側に移動する乗員を止めるように、構成するものもあった(例えば、特許文献2参照)。
また、窓用エアバッグ装置としては、エアバッグが、前後方向の端部に、下端から上端にかけて、斜め上方に延ばすように膨張部を配設させるものもあった(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−328503号公報 特開2010−36805号公報 特開2003−237521号公報
しかし、特許文献1,2の窓用エアバッグ装置では、窓遮蔽部が、窓自体の略全域の車内側を覆う部位の他に、ベルトラインの下方の室内側壁部に当てる部位にも、膨張用ガスを流入させる膨張部を配設していたことから、エアバッグの膨張用ガスを流入させる膨張部の容積が大きくなって、膨張用ガスを発生するインフレーターとして、嵩張りかつ重量増加を招く大きな出力のもの、が必要となっていた。特に、エアバッグ自体が、3列シートのフロントピラー部からリヤピラー部までの全ての窓(サイドウインド)の車内側を覆うように、構成されていれば、使用するインフレーターが、一層、大型化してしまう。
そこで、特許文献3に記載されているように、エアバッグの窓遮蔽部における窓の車内側を覆う部位に、窓の車内側の全域で無く、部分的に配置させるように、斜め上方に延びるように膨張部を配設して、膨張部の容積を小さくすることが考えられる。しかし、この斜め上方に延びる膨張部は、単に、エアバッグの下縁に前後方向のテンションを生じさせるためのテンションベルトとしており、このベルト前方を開口させていることから、その開口部位に、車両の側面衝突時において、車外側に移動する乗員の頭部が進入してくれば、円滑に、乗員頭部を受け止め難い。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグが、窓遮蔽部の膨張部の容積を小さくしても、円滑に、乗員の車外側への移動を抑制できる窓用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る窓用エアバッグ装置は、エアバッグが、膨張用ガスの流入時、収納された車両の窓の上縁側から下方に展開して、前後のピラー部間の窓の車内側を覆う窓遮蔽部、を備えて構成されるとともに、
車両のロールオーバ時に、窓を経て車外側へ移動する乗員の移動を抑制する抑制要素が、窓遮蔽部に配設されている窓用エアバッグ装置であって、
エアバッグの窓遮蔽部が、膨張用ガスを流入させて、車幅方向に膨らむ膨張部を備えるとともに、上縁側における少なくとも窓を間にした前後のピラー部の上方に、それぞれ、車両のボディ側への取付部を備えて構成され、
膨張部が、膨張完了時に、
窓遮蔽部によって覆われる窓の前後の一方のピラー部における車内側を覆って、上下方向に延びるピラー側膨張部と、
ピラー側膨張部の下端から延びて、ベルトラインの下方における車両の室内側壁部に、車外側の面を当接させて支持される支持膨張部と、
支持膨張部から上方に延びて、窓の前後の他方のピラー部の上方の取付部に向けて、上端を配設させる抑制用膨張部と、
を備えるとともに、
ピラー側膨張部と抑制用膨張部との間における支持膨張部の上方側に、車外側方向に凹む薄板部、を配設させ、さらに、
抑制用膨張部が、膨張用ガスの流入時に支持膨張部側から流入させて、エアバッグの膨張用ガスの下流端側として、配設され、
抑制要素が、
前後のピラー部の上方の取付部、ピラー側膨張部、支持膨張部、抑制用膨張部、及び、薄板部、から構成されるとともに、
薄板部に、車両のロールオーバ時における乗員の受止予定点を配置させて、受止予定点における下方側から他方のピラー部側にわたる周囲を囲うように、支持膨張部と抑制用膨張部とを連ならせて配置させることにより、構成されていることを特徴とする。
本発明に係る窓用エアバッグ装置では、エアバッグが膨張を完了させれば、窓遮蔽部も、膨張部のピラー側膨張部、支持膨張部、及び、抑制用膨張部を膨張させる。
この時、支持膨張部が、ピラー側膨張部の膨張に伴って、ピラー側膨張部に支持されるように、上方への移動や前後の移動を規制されて、ベルトラインの下方の室内側壁部に、車外側の面を当接させ、室内側壁部に支持されて配置される。なお、ピラー側膨張部は、その上方側に位置するピラー部の上方に配置された取付部を、ボディ側に取付固定させているため、上下の位置ずれを抑制されて、膨張を完了させることから、安定して、支持膨張部を支持できる。
また、抑制用膨張部では、下端側が、ピラー側膨張部や室内側壁部に位置規制された支持膨張部に連ならせて、車外側への移動を抑制され、また、上端側でも、ピラー側膨張部から離れたピラー部の上方のボディ側に取付固定された取付部に向かうように、配設されており、その上端側自体も、ボディ側に取付固定された取付部により、車外側への移動を抑制されている。
そのため、車両のロールオーバ時、乗員の頭部が、窓の車外側方向に移動して、薄板部の受止予定点に当たり、さらに、車外側に移動しようとしても、まず、窓遮蔽部の下縁における支持膨張部が、ピラー側膨張部の位置規制と室内側壁部の支持とにより、上方側への位置ずれを防止されて、ベルトラインを乗り越えて車外側に移動することを規制される。さらに、支持膨張部から上方に延びる抑制用膨張部も、支持膨張部に支持される下端側と、ボディ側に取付固定される取付部に連なる上端側と、において、車外側への移動を抑制され、さらに、内圧を確保して、全体が剛性を有するように棒状に膨らめば、全体の車外側への移動も、的確に、抑制される。なお、この抑制用膨張部は、エアバッグ全体の膨張用ガスの下流端側に配設されており、エアバッグの膨張完了後、乗員と接触しても、内圧の急激な低下を招くように、上端側から膨張用ガスを逃がさないことから、内圧を維持して、膨張完了形状を維持し易い。
その結果、受止予定点の下方側から他方のピラー部側にわたる周囲を囲うように配置された支持膨張部と抑制用膨張部とが、車外側への移動を抑制されて、受止予定点に当たる乗員の頭部の車外側への移動を抑制できる。さらに、受止予定点の配置される薄板部は、支持膨張部や抑制用膨張部より、車外側に凹んでおり、受止予定点に当たった乗員頭部が、窓遮蔽部の下縁側にずれようとしても、支持膨張部や抑制用膨張部の車内側に膨らむ縁(受止予定点側の縁)に引っ掛かって、窓遮蔽部の下縁側から車外側へ潜り抜けることが防止される。
そして勿論、エアバッグの窓遮蔽部は、受止予定点の下方側や他方のピラー部側の周囲に、車内側に膨らむ支持膨張部や抑制用膨張部を配設させており、車両のロールオーバ前の側面衝突時、乗員の頭部を支持膨張部や抑制用膨張部、ピラー側膨張部、あるいは、膨張部に支持される薄板部によって、クッション性良く、受け止めることができる。
なお、薄板部は、支持膨張部等に比べて薄いものの、周囲を膨張したピラー側膨張部、支持膨張部、及び、抑制用膨張部に囲まれており、これらの支持によって、乗員を、クッション性よく、受け止めることが可能となる。
さらに、エアバッグの窓遮蔽部は、窓の車内側の全域を覆うように、膨張部を設けずに、単に、ベルトライン付近の支持膨張部から、上方へ棒状に延びるように、抑制用膨張部を配設させるだけであって、膨張部の容積を抑えて構成できる。
したがって、本発明に係る窓用エアバッグ装置では、エアバッグが、窓遮蔽部の膨張部の容積を小さくしても、車両の側面衝突時の乗員の保護を可能にするとともに、車両のロールオーバ時でも、円滑に、乗員の車外側への移動を抑制できる。
そして、本発明に係る窓用エアバッグ装置では、エアバッグの窓遮蔽部における支持膨張部から抑制用膨張部にわたる部位において、車幅方向の最大厚み部位を、支持膨張部における室内側壁部に支持される部位に、配設させることが望ましい。このように構成されていれば、抑制用膨張部が、大きく膨らんで室内側壁部に安定して支持される支持膨張部から、上方に延びる状態となり、安定姿勢の支持膨張部の支持により、一層、車外側への乗員の移動を抑制可能となる。
なお、薄板部は、膨張用ガスを流入させない非膨張部、から構成してもよいが、膨張部の容積増大を抑制できる範囲であれば、膨張用ガスを流入させて、抑制用膨張部より薄く、かつ、抑制用膨張部より車外側に凹むように膨らむ薄板状膨張部、から構成してもよい。
薄板部を薄板状膨張部から構成する場合には、例えば、乗員受止時の急激な内圧上昇時に、薄板状膨張部に膨張用ガスを流入させることが可能となり、エアバッグの急激な内圧上昇を抑制できる。
ちなみに、上記のように、薄板状膨張部を急激な内圧上昇を抑制する調圧室として利用する場合、薄板状膨張部は、ピラー側膨張部や支持膨張部から膨張用ガスを流入させても良く、あるいは、抑制用膨張部の上端から、膨張用ガスを流入させる構成としてもよい。
勿論、抑制用膨張部は、支持膨張部にのみ連通させて、上端側を閉塞させる構成としていれば、既述したように、エアバッグの膨張完了後、乗員と接触しても、内圧の急激な低下を招くように、上端側から膨張用ガスを逃がさないことから、内圧を維持して、膨張完了形状を維持でき、上記の車外側への乗員の移動を、安定して規制できる。
また、薄板部に設定する受止予定点は、窓遮蔽部が覆う窓の車内側に着座した乗員の頭部重心の車外側の位置としたり、あるいは、窓遮蔽部が覆う窓の中央位置とすることができる。
さらに、抑制用膨張部は、支持膨張部から斜め上方に延びて、車内側から見て、窓を前後に分断するように配設することが望ましい。このような構成では、抑制用膨張部の前後に、窓の領域を配置させることとなって、逆に、窓遮蔽部が覆う窓の開口面積に対して、膨張部の領域を、相対的に小さく構成でき、極力、膨張部の容積を小さくできて、小出力のインフレーターを使用可能となって、窓用エアバッグ装置を軽量でかつコンパクトに構成できる。
本発明に係る一実施形態の窓用エアバッグ装置の車内側から見た正面図である。 実施形態の窓用エアバッグ装置の作動時を示す車内側から見た正面図である。 実施形態に使用するエアバッグの正面図である。 実施形態のエアバッグの膨張時の縦断面図であり、図3のIV−IV部位に対応する。 実施形態のエアバッグの膨張時の縦断面図であり、図3のV−V部位に対応する。 実施形態の窓用エアバッグ装置の作動時を順に示す概略縦断面図であり、図2のVI−VI部位に対応する。 図6のBの後の状態であって、実施形態の窓用エアバッグ装置における車両のロールオーバ時の乗員受け止め時の状態を示す概略縦断面図である。 実施形態の窓用エアバッグ装置の作動時を順に示す概略縦断面図であり、図2のVIII−VIII部位に対応する。 図8のBの後の状態であって、実施形態の窓用エアバッグ装置における車両のロールオーバ時の乗員受け止め時の状態を示す概略縦断面図である。 実施形態のエアバッグの変形例を示す正面図である。 図10に示すエアバッグの膨張時の状態を示す車内側から見た正面図である。 実施形態のエアバッグの他の変形例を示す正面図である。 図12に示すエアバッグの膨張時の状態を示す概略縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、実施形態の窓用エアバッグ装置Sは、エアバッグ21と、インフレーター19と、取付ブラケット58と、エアバッグカバー17と、を備えて構成されている。そして、エアバッグ21は、車両Vの車内側における窓(サイドウインド)W1,W2,W3の上縁WU側において、フロントピラー部FPの下縁側から、中間ピラー部P1,P2の上方を経て、リヤピラー部RPの上方まで、の範囲に、折り畳まれて収納されている。
インフレーター19は、図1に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、エアバッグ21における膨張用ガスを流入させるための接続口部23に挿入され、接続口部23の外周側から締め付けるクランプ(図符号省略)を利用して、エアバッグ21と連結されている。そして、インフレーター19は、取付ブラケット(図符号省略)等を利用して、中間ピラー部P1の上方付近におけるルーフサイドレール部RRのインナパネル2に、ルーフヘッドライニング5の下縁5aに覆われて、取付固定されている。なお、インナパネル2は、車両Vのボディ(車体)1側の部材である。
各取付ブラケット58は、取付ボルト59によって、エアバッグ21の各取付部29をインナパネル2に取付固定している(図6,7参照)。なお、各取付ボルト59は、インナパネル2にナット等を設けて形成されたねじ孔2aに、締結されている。
エアバッグカバー17は、図1に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4の下縁4a側と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5の下縁5a側と、から構成されている。
エアバッグ21は、図1〜5に示すように、インフレーター19からの膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開して、窓W1,W2,W3、中間ピラー部P1,P2、及び、リヤピラー部RPの車内側Iを覆うように、展開膨張する。そして、エアバッグ21は、図3〜5に示すように、膨張用ガスGを流入させて車内側壁部22aと車外側壁部22bとを離すように膨張可能なガス流入部22(図3参照)と、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを結合させた状態として膨張用ガスGを流入させない非流入部(非膨張部)27と、を備えて構成されている。このエアバッグ21は、前端側の取付部29F付近を除いて、ポリアミドやポリエステル等の糸から袋織りして製造されている。
そして、エアバッグ21の非流入部27は、周縁部28、取付部29、及び、閉じ部30から構成されている。周縁部28は、ガス流入部22の周囲を囲むように、形成されている。
取付部29は、エアバッグ21の上縁21a側における周縁部28から上方へ突出するように、複数(実施形態では9個)形成されている。各取付部29には、取付ボルト59(図6,7参照)を挿通させる取付孔29aが、形成されている。各取付部29は、既述したように、インナパネル2に取り付けるための取付ブラケット58が固着され、そして、各取付孔29aを挿通する取付ボルト59がねじ孔2aに締結されることにより、インナパネル2に固定されている。前端の取付部29Fは、既述したように、エアバッグ21の袋織りで形成された部位に対して、ポリアミド等の織布から形成された別体の布材を縫合して、形成されている。
閉じ部30は、周縁部28から離れて配設される線状閉じ部30aと、周縁部28から延設される延設閉じ部30b,30eと、を備え、延設閉じ部30bは、半円形の板状部30cと、板状部30cの前端から線状に延びる線状部30dと、から形成され、延設閉じ部30eは、エアバッグ21の上縁21a側の周縁部28から下方に半円板状に延びるように形成されている。
ガス流入部22は、接続口部23、ガス供給路部24、及び、膨張本体部25、から構成されている。接続口部23は、エアバッグ21の上縁21a側の前後方向の中間部位から上方へ延びて、インフレーター19からの膨張用ガスGをガス流入部22内に流入させるように、インフレーター19と接続される。ガス供給路部24は、接続口部23と連通して、エアバッグ21の上縁21a側で車両Vの前後方向に沿って直線状に配設され、接続口部23から流入する膨張用ガスGを前後両側に流し可能に配設されている。なお、接続口部23内には、ガス供給路部24内に挿入されて、インフレーター19からの膨張用ガスGを前後両側に分岐させて、ガス供給路部24において車両Vの前後方向両側に向けて流す図示しない整流布が配設されている。
そして、実施形態のエアバッグ21は、各窓W1,W2,W3の車内側Iを、周囲のピラー部P1,P2,RPを含めて、覆う3つの窓遮蔽部33,34,35を備えて構成されている。窓遮蔽部33は、前席に着座した乗員C(運転者を含む)を保護できるように、ピラー部P1の車内側を含めて、前席側方の窓W1の車内側Iを覆うように、構成され、窓遮蔽部34は、第2列目のシートに着座した乗員Cを保護できるように、窓W2とその周囲のピラー部P1,P2との車内側Iを覆うように、構成され、窓遮蔽部35は、後席に着座した乗員Cを保護できるように、窓W3とその周囲のピラー部P2,RPとの車内側Iを覆うように、構成されている。
そして特に、後側の窓遮蔽部34,35には、車両のロールオーバ時において、開いた窓W2,W3から乗員Cが車外側Oに飛び出すような車外側Oへの移動を抑制する抑制要素PEが、形成されている。なお、前端側の窓遮蔽部33では、エアバッグ21の膨張時、エアバッグ21には、下部側に配置された取付部29Fと、後端の取付部29Bと、を結ぶように、前後方向に引っ張るようなテンションラインが形成されて、窓遮蔽部33の下縁33b側が、車外側Oに移動し難いことから、抑制要素PEが、配設されていない。
抑制要素PEは、エアバッグ21の後端側の窓遮蔽部35では、図2〜7に示すように、取付部29D,29B、膨張部37(37B)、及び、薄板部53(53B)、から構成されている。
取付部29D,29Bは、エアバッグ21の上縁21a側に配置されてボディ1側に取付固定される取付部29の内で、窓遮蔽部35が覆う窓W3を間にした前後のピラー部P2,RPの上方に、配置されるものである。
窓遮蔽部35の薄板部53Bは、延設閉じ部30eから構成されている。
窓遮蔽部35の膨張部37Bは、ピラー側膨張部38(38B)、支持膨張部43(43B)、及び、抑制用膨張部48(48B)から構成されている。
窓遮蔽部35のピラー側膨張部38Bは、窓遮蔽部35によって覆われる窓W3の前後の一方のピラー部、実施形態の場合、前方側のピラー部P2、における車内側Iを覆って、上下方向に棒状に延びる縦セル部39としている。この縦セル部39は、ガス供給路部24の後端24bから下方に延びるように配設されている。さらに、縦セル部39は、車内側Iに大きく膨らまないように、上下方向に延びる線状閉じ部30aを、上下と前後との中央付近に、配設させている。
窓遮蔽部35の支持膨張部43Bは、ピラー側膨張部38Bの下端38bから後方に延びる横セル部44からなり、ベルトラインBLの下方における室内側壁部15に、車外側の面43aを当接させて支持可能に、構成されている(図4,6参照)。
なお、実施形態の場合、支持膨張部43Bが支持される室内側壁部15は、リヤドアのドアトリム14から構成されている。
窓遮蔽部35の抑制用膨張部48Bは、支持膨張部43Bの後端43bから後ろ上方に延びる斜めセル部49からなり、窓W3の前後の他方のピラー部、すなわち、後方側のピラー部RPの上方付近の取付部29Bに向けて、上端48aを配設させている。この斜めセル部49からなる抑制用膨張部48Bは、膨張用ガスGの流入時に、支持膨張部43B側から流入させて、エアバッグ21の膨張用ガスGの下流端側として、配設されている。特に、実施形態の抑制用膨張部48Bは、支持膨張部43Bにのみ連通させて、上端48a側を閉塞させている。
さらに、実施形態の抑制用膨張部48Bでは、車内側Iから見て、窓W3を前後に分断するように、換言すれば、車内側Iから見て、抑制用膨張部48Bの前方側に、窓W3の前側W3fを配置させ、抑制用膨張部48Bの後方側に、窓W3の後側W3bを配置させるように、構成されている(図2参照)。特に、実施形態の場合には、抑制用膨張部48Bの後方側には、膨張部位を配設させることなく、窓W3の後側W3bを露出させるように、構成されている。
そして、延設閉じ部30eからなる半円板状の薄板部53Bは、窓W3を覆うように展開された際に、後席に着座した乗員(成人した標準男性)Cの頭部Hの重心(頭部重心)HG付近の車外側O方向の位置を、受止予定点HPとして、薄板部53Bの領域内に配置させ、換言すれば、後席に着座した乗員Cの頭部重心HGを、車両Vのロールオーバ時に薄板部53Bの受止予定点HPにおいて、受け止めることができるように、受止予定点HPを、薄板部53の領域内に設定している。
また、既述の支持膨張部43Bと抑制用膨張部48Bとは、薄板部53Bの受止予定点HPにおける下方側から後方のピラー部RP側にわたる周囲を「レ」の字状に囲うように、相互に連なって配置されている。
なお、薄板部53Bは、膨張用ガスを流入させない非流入部27の閉じ部30から形成されていることから、エアバッグ21の膨張完了時、ピラー側膨張部38Bと抑制用膨張部48Bとの間における支持膨張部43Bの上方側で、車外側O方向に凹むこととなる(図6のB参照)。
さらに、実施形態の場合、支持膨張部43Bから抑制用膨張部48Bにわたる部位において、車幅方向の最大厚み部位MTが、詳しくは、上下方向の縦断面での車幅方向の最大厚み部位MTが、支持膨張部43Bにおける室内側壁部15に支持される部位に、配設されている。実施形態の場合、最大厚み部位MTは、支持膨張部43Bのピラー側膨張部38Bの近傍部位に、配設されている。
窓W2の窓遮蔽部34の抑制要素PEは、図2,3,5,8,9に示すように、取付部29C,29D、膨張部37(37M)、及び、薄板部53(53M)、から構成されている。
取付部29C,29Dは、エアバッグ21の上縁21a側に配置されてボディ1側に取付固定される取付部29の内で、窓遮蔽部34が覆う窓W2を間にした前後のピラー部P1,P2の上方に、配置されるものである。
窓遮蔽部34の薄板部53Mは、延設閉じ部30bの板状部30cから構成されている。
窓遮蔽部34の膨張部37Mは、ピラー側膨張部38(38M)、支持膨張部43(43M)、及び、抑制用膨張部48(48M)から構成されている。
窓遮蔽部34のピラー側膨張部38Mは、窓遮蔽部34によって覆われる窓W2の前後の一方のピラー部、実施形態の場合、前方側のピラー部P1、における車内側Iを覆って、上下方向に棒状に延びる縦セル部40としている。この縦セル部40は、ガス供給路部24の前端24a付近における線状部30dの下方で、上下方向に延びるように配設されている。
窓遮蔽部34の支持膨張部43Mは、ピラー側膨張部38Mの下端38bから後方に延びる横セル部45からなり、ベルトラインBLの下方における室内側壁部12に、車外側の面43aを当接させて支持可能に、構成されている(図5,8参照)。
なお、実施形態の場合、支持膨張部43Mが支持される室内側壁部12は、前席と後席との間における中間ドアのドアトリム11から構成されている。
窓遮蔽部34の抑制用膨張部48Mは、支持膨張部43Mの後端43bから後ろ上方に延びる斜めセル部50からなり、窓W2の前後の他方のピラー部、すなわち、後方側のピラー部P2の上方付近の取付部29Dに向けて、上端48aを配設させている。この斜めセル部50からなる抑制用膨張部48Mは、膨張用ガスの流入時に、支持膨張部43M側から流入させて、エアバッグ21の膨張用ガスの下流端側として、配設されている。特に、実施形態の抑制用膨張部48Mでも、支持膨張部43Mにのみ連通させて、上端48a側を、ガス供給路部24の下方で、かつ、縦セル部39の前方側で、閉塞させている。
また、板状部30cからなる半円板状の薄板部53Mでも、窓W2を覆うように展開された際に、前席と後席との間の中間シートに着座した乗員C(成人した標準男性)の頭部Hの重心(頭部重心)HG付近の車外側O方向の位置を、受止予定点HPとして、薄板部53Mの領域内に配置させるように、換言すれば、中間シートに着座した乗員Cの頭部重心HGを、車両Vのロールオーバ時に薄板部53Mの受止予定点HPにおいて、受け止めることができるように、その受止予定点HPを薄板部53Mの領域内に設定している。
さらに、既述の支持膨張部43Mと抑制用膨張部48Mとは、薄板部53Mの受止予定点HPにおける下方側から後方のピラー部P2側にわたる周囲を「レ」の字状に囲うように、相互に連なって配置されている。
なお、薄板部53Mでも、膨張用ガスを流入させない非流入部27の閉じ部30から形成されていることから、エアバッグ21の膨張完了時、ピラー側膨張部38Mと抑制用膨張部48Mとの間における支持膨張部43Mの上方側で、車外側O方向に凹むこととなる(図8のB参照)。
さらに、支持膨張部43Mから抑制用膨張部48Mにわたる部位においても、上下方向の縦断面における車幅方向の最大厚み部位MTが、支持膨張部43Mにおける室内側壁部12に支持される部位に、配設されている。この最大厚み部位MTでも、支持膨張部43Mのピラー側膨張部38Mの近傍部位に、配設されている。
実施形態の窓用エアバッグ装置Sの車両Vへの搭載は、まず、平らに展開したエアバッグ21の下縁21b側を、取付部29を設けた上縁21a側に接近させるように折り畳んで(実施形態の場合、ガス供給路部24を蛇腹折りし、その下方部位をロール折りして折り畳んで)、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、エアバッグ21を巻く。ついで、インフレーター19を、所定のクランプを利用して、エアバッグ21の接続口部23と接続させ、また、エアバッグ21の各取付部29に取付ブラケット58を取り付ければ、エアバッグ組付体を形成できる。
その後、各取付ブラケット58を、ボディ1側のインナパネル2の所定位置に配置させ、各取付孔29aを挿通させる等して、取付ボルト59をインナパネル2に締め付け、さらに、インフレーター19をインナパネル2に固定して、エアバッグ組付体をボディ1に取り付ける。ついで、インフレーター19に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取り付け、さらに、中間ピラーガーニッシュ7,8やリヤピラーガーニッシュ9をボディ1に取り付ければ、窓用エアバッグ装置を、車両Vに搭載することができる。
窓用エアバッグ装置の車両Vへの搭載後、インフレーター19が作動されれば、インフレーター19からの膨張用ガスGが、図2の二点鎖線に示すように、エアバッグ21における接続口部23からガス供給路部24に流入し、前後方向両側に向かってガス供給路部24を流れて、エアバッグ21の膨張本体部25に流入することから、膨張本体部25が、くるんでおいた図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5の下縁4a,5a側のエアバッグカバー17を押し開いて、下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線や図2の実線に示すように、窓W1,W2,W3,中間ピラー部P1,P2,リヤピラー部RPの車内側Iを覆うように、大きく展開膨張することとなる。
そして、実施形態の窓用エアバッグ装置Sでは、図6のA,Bに示すように、エアバッグ21が膨張を完了させれば、窓遮蔽部35も、膨張部37Bのピラー側膨張部38B、支持膨張部43B、及び、抑制用膨張部48Bを膨張させる。
この時、支持膨張部43Bが、ピラー側膨張部38Bの膨張に伴って、ピラー側膨張部38Bに支持されるように、上方への移動や前後の移動を規制されて、ベルトラインBLの下方の室内側壁部15に、車外側の面43aを当接させ、室内側壁部15に支持されて配置される。なお、ピラー側膨張部38Bは、その上方側に位置するピラー部P2の上方に配置された取付部29Dを、ボディ1側に取付固定させているため(図2参照)、上下の位置ずれを抑制されて、膨張を完了させることから、安定して、支持膨張部43Bを支持できる。
また、抑制用膨張部48Bでは、下端48b側が、ピラー側膨張部38Bや室内側壁部15に位置規制された支持膨張部43Bに連ならせて、車外側Oへの移動を抑制され、また、上端48a側でも、ピラー側膨張部38Bから離れたピラー部RPの上方のボディ1側に取付固定された取付部29Bに向かうように、配設されており、その上端48a側自体も、ボディ1側に取付固定された取付部29Bにより、車外側Oへの移動を抑制されている。
そのため、車両Vのロールオーバ時、図7に示すように、乗員Cの頭部Hが、窓W3の車外側O方向に移動して、薄板部53Bの受止予定点HPに当たり、さらに、車外側Oに移動しようとしても、まず、窓遮蔽部35の下縁35b側における支持膨張部43Bが、ピラー側膨張部38Bの位置規制と室内側壁部15の支持とにより、上方側への位置ずれを防止されて、ベルトラインBLを乗り越えて車外側Oに移動することを規制される。さらに、支持膨張部43Bから上方に延びる抑制用膨張部48Bも、支持膨張部43Bに支持される下端48b側と、ボディ1側に取付固定される取付部29Bに連なる上端48a側と、において、車外側Oへの移動を抑制され、さらに、内圧を確保して、全体が剛性を有するように棒状に膨らめば、抑制用膨張部48B全体の車外側Oへの移動も、的確に、抑制される。なお、この抑制用膨張部48Bは、エアバッグ21全体の膨張用ガスGの下流端側に配設されており、エアバッグ21の膨張完了後、乗員Cと接触しても、内圧の急激な低下を招くように、上端48a側から膨張用ガスGを逃がさないことから、内圧を維持して、膨張完了形状を維持し易い。
ちなみに、エアバッグ21のガス流入部22内では、接続口部23からガス供給路部24にわたる領域が、膨張用ガスGの上流端側となり、ガス供給路部24から各窓遮蔽部33,34,35にわたる領域が、膨張用ガスGの下流端側となり、さらに、窓遮蔽部35においては、ピラー側膨張部38Bの上端38aから下端38bに流れ、ついで、支持膨張部43Bの前端43cに流入し、その後、支持膨張部43Bの後端43bから抑制用膨張部48Bの下端48bに流入することから、抑制用膨張部48Bは、エアバッグ21全体の膨張用ガスGの下流端側となる。
その結果、車両Vのロールオーバ時には、受止予定点HPの下方側から後方のピラー部RPにわたる周囲を囲うように配置された支持膨張部43Bと抑制用膨張部48Bとが、車外側Oへの移動を抑制されて、受止予定点HPに当たる乗員Cの頭部Hの車外側Oへの移動を抑制できる。さらに、受止予定点HPの配置される薄板部53Bは、支持膨張部43Bや抑制用膨張部48Bより、車外側Oに凹んでおり、受止予定点HPに当たった乗員Cの頭部Hが、窓遮蔽部35の下縁35b側にずれようとしても、支持膨張部43Bや抑制用膨張部48Bの車内側Iに膨らむ上縁(受止予定点HP側の縁)44a,49aに引っ掛かって、窓遮蔽部35の下縁35b側から車外側Oへ潜り抜けることが防止される。なお、支持膨張部43Bに連なる抑制用膨張部48Bは、既述したように、エアバッグ21全体の膨張用ガスGの下流端側に配設されており、エアバッグ21の膨張完了後、乗員Cと接触しても、内圧の急激な低下を招くように、上端48a側から膨張用ガスGを逃がさないことから、内圧を維持して、膨張完了形状を維持でき、上記の車外側Oへの乗員Cの移動を安定して規制できる。
そして勿論、エアバッグ21の窓遮蔽部35は、受止予定点HPの下方側や後方のピラー部RP側の周囲に、車内側Iに膨らむ支持膨張部43Bや抑制用膨張部48Bを配設させており、車両Vのロールオーバ前の側面衝突時、乗員Cの頭部Hを支持膨張部43Bや抑制用膨張部48B、ピラー側膨張部38B、あるいは、膨張部37Bに支持された薄板部53Bによって、クッション性良く、受け止めることができる。
なお、薄板部53Bは、支持膨張部43B等に比べて薄いものの、周囲を膨張したピラー側膨張部38B、支持膨張部43B、及び、抑制用膨張部48Bに囲まれており、これらの支持によって、乗員Cを、クッション性よく、受け止めることが可能となる。
さらに、エアバッグ21の窓遮蔽部35は、窓W3の車内側Iの全域を覆うように、膨張部37Bを設けずに、単に、ベルトラインBL付近の支持膨張部43Bから、上方へ棒状に延びるように、抑制用膨張部48Bを配設させるだけであって、膨張部37Bの容積を抑えて構成できる。
同様に、エアバッグ21が膨張を完了させれば、図8のA,Bに示すように、窓遮蔽部34でも、膨張部37Mのピラー側膨張部38M、支持膨張部43M、及び、抑制用膨張部48Mを膨張させる。
すなわち、エアバッグ21の膨張完了時、支持膨張部43Mは、ピラー側膨張部38Mの膨張に伴って、ピラー側膨張部38Mに支持されるように、上方への移動や前後の移動を規制されて、ベルトラインBLの下方の室内側壁部12に、車外側の面43aを当接させ、室内側壁部12に支持される。なお、ピラー側膨張部38Mでも、その上方側に位置するピラー部P1の上方に配置された取付部29Cを、ボディ1側に取付固定させているため(図2参照)、上下の位置ずれを抑制されて、膨張を完了させることから、安定して、支持膨張部43Mを支持できる。
また、抑制用膨張部48Mでも、下端48b側が、ピラー側膨張部38Mや室内側壁部12に位置規制された支持膨張部43Mに連ならせて、車外側Oへの移動を抑制され、また、上端48a側でも、ピラー側膨張部38Mから離れたピラー部P2の上方のボディ1側に取付固定された取付部29Dに向かうように、配設されており、その上端48a側自体も、ボディ1側に取付固定された取付部29Dにより、車外側Oへの移動を抑制されている。
そのため、車両Vのロールオーバ時、図9に示すように、乗員Cの頭部Hが、窓W2の車外側O方向に移動して、薄板部53Mの受止予定点HPに当たり、さらに、車外側Oに移動しようとしても、まず、窓遮蔽部34の下縁34b側における支持膨張部43Mが、ピラー側膨張部38Mの位置規制と室内側壁部12の支持とにより、上方側への位置ずれを防止されて、ベルトラインBLを乗り越えて車外側Oに移動することを規制される。さらに、支持膨張部43Mから上方に延びる抑制用膨張部48Mも、支持膨張部43Mに支持される下端48b側と、ボディ1側に取付固定される取付部29Dに連なる上端48a側と、において、車外側Oへの移動を抑制され、さらに、内圧を確保して、全体が剛性を有するように棒状に膨らめば、抑制用膨張部48M全体の車外側Oへの移動も、的確に、抑制される。なお、この抑制用膨張部48Mも、エアバッグ21全体の膨張用ガスGの下流端側に配設されており、エアバッグ21の膨張完了後、乗員Cと接触しても、内圧の急激な低下を招くように、上端48a側から膨張用ガスGを逃がさないことから、内圧を維持して、膨張完了形状を維持し易い。すなわち、窓遮蔽部34においては、膨張用ガスGの上流端のガス供給路部24の前端24a付近から下方に流れた膨張用ガスGが、ピラー側膨張部38Mの下端38bから上端38aに流れて、ピラー側膨張部38Mが膨張するとともに、ピラー側膨張部38Mの下端38bから支持膨張部43Mに流入し、その後、支持膨張部43Mの後端43bから抑制用膨張部48Mに流入することから、この抑制用膨張部48Mも、エアバッグ21全体の膨張用ガスGの下流端側となる。
その結果、車両Vのロールオーバ時には、受止予定点HPの下方側から後方のピラー部P2側にわたる周囲を囲うように配置された支持膨張部43Mと抑制用膨張部48Mとが、車外側Oへの移動を抑制されて、受止予定点HPに当たる乗員Cの頭部Hの車外側Oへの移動を抑制できる。さらに、受止予定点HPの配置される薄板部53Mは、支持膨張部43Mや抑制用膨張部48Mより、車外側Oに凹んでおり、受止予定点HPに当たった乗員Cの頭部Hが、窓遮蔽部34の下縁34b側にずれようとしても、支持膨張部43Mや抑制用膨張部48Mの車内側Iに膨らむ上縁(受止予定点HP側の縁)45a,50aに引っ掛かって、窓遮蔽部34の下縁34b側から車外側Oへ潜り抜けることが防止される。なお、支持膨張部43Mに連なる抑制用膨張部48Mでも、既述したように、エアバッグ21全体の膨張用ガスGの下流端側に配設されており、エアバッグ21の膨張完了後、乗員Cと接触しても、内圧の急激な低下を招くように、上端48a側から膨張用ガスGを逃がさないことから、内圧を維持して、膨張完了形状を維持でき、上記の車外側Oへの乗員Cの移動やずれを安定して規制できる。
そして勿論、この窓遮蔽部34も、受止予定点HPの下方側や後方のピラー部P2側の周囲に、車内側Iに膨らむ支持膨張部43Mや抑制用膨張部48Mを配設させており、車両Vのロールオーバ前の側面衝突時、乗員Cの頭部Hを支持膨張部43Mや抑制用膨張部48M、ピラー側膨張部38M、あるいは、薄板部53Mによって、クッション性良く、受け止めることができる。
さらに、窓遮蔽部34も、窓W2の車内側Iの全域を覆うように、膨張部37Mを設けずに、単に、ベルトラインBL付近の支持膨張部43Mから、上方へ棒状に延びるように、抑制用膨張部48Mを配設させるだけであって、膨張部37Mの容積を抑えて構成できる。
したがって、実施形態の窓用エアバッグ装置Sでは、エアバッグ21が、窓遮蔽部34,35の膨張部37M,37Bの容積を小さくしても、車両Vの側面衝突時の乗員Cの保護を可能にするとともに、車両Vのロールオーバ時でも、円滑に、乗員Cの車外側Oへの移動を抑制できる。
また、実施形態の窓用エアバッグ装置Sでは、各窓遮蔽部34,35の支持膨張部43M,43Bから抑制用膨張部48M,48Bにわたる部位において、車幅方向の最大厚み部位MTを、支持膨張部43M,43Bにおける室内側壁部12,15に支持される部位に、配設させている。そのため、エアバッグ21が膨張を完了させれば、抑制用膨張部48M,48Bが、大きく膨らんで室内側壁部12,15に安定して支持される支持膨張部43M,43Bから、上方に延びる状態となり、安定姿勢の支持膨張部43M,43Bの支持により、一層、車外側Oへの乗員Cの移動を抑制可能となる。
さらに、実施形態では、抑制用膨張部48Bを、支持膨張部43Bから斜め上方に延ばして、車内側Iから見て、窓W3を前後に分断するように配設している。そのため、このような構成のエアバッグ21では、抑制用膨張部48Bの前後に、窓W3の領域(前側W3fと後側W3b)を配置させることとなって、逆に、窓遮蔽部35が覆う窓W3の開口面積に対して、膨張部37Bの領域を、相対的に小さく構成でき、極力、膨張部37Bの容積を小さくできて、小出力のインフレーター19を使用可能となって、窓用エアバッグ装置Sを軽量でかつコンパクトに構成できる。
なお、実施形態では、窓遮蔽部34,35において、ピラー側膨張部38B,38Mから、後方側に向かって、支持膨張部43B,43Mと抑制用膨張部48B,48Mと配設させた場合を示したが、ピラー側膨張部から前方に向かって、支持膨張部と抑制用膨張部とを配設させてもよい。例えば、実施形態のエアバッグ21を前後逆にして、車両に搭載してもよい。あるいは、図10,11に示すエアバッグ210のように、窓W2を覆う窓遮蔽部34において、室内側壁部12に支持されつつ、ピラー側膨張部38Mの下端38bから前方に向かうように、支持膨張部43Mを設け、さらに、支持膨張部43Mの前端43cから、斜め上前方の取付部29Cに向かって、抑制用膨張部48Mを連通させてもよい。
また、抑制用膨張部としては、支持膨張部から斜め上後方や斜め上前方に延びるように、車内側から見て、「レ」の字状のほか、支持膨張部を、ピラー側膨張部から、ベルトラインの前後方向に沿って延ばし、さらに、支持膨張部の後端若しくは前端から上方に延ばすように、抑制用膨張部を形成しても良く、その場合は、ピラー側膨張部、支持膨張部、及び、抑制用膨張部が、車内側から見て「U」字状となる。
さらに、薄板部53は、実施形態のように、膨張用ガスGを流入させない非膨張部(非流入部)27の閉じ部30、から構成してもよいが、膨張部37の容積増大を抑制できる範囲内で、膨張用ガスを流入させて、抑制用膨張部48より薄く、かつ、抑制用膨張部48より車外側Oに凹むように膨らむ薄板状膨張部、から構成してもよい。
例えば、図12,13に示すエアバッグ211のように、薄板部53を薄板状膨張部530から構成する場合には、乗員受止時の急激な内圧上昇時に、抑制用膨張部48Bの上端48a側の絞られた流入口530aから、薄板状膨張部530に膨張用ガスGを流入させることが可能となり、エアバッグ211の急激な内圧上昇を抑制できる。
ちなみに、上記のように、薄板状膨張部530を急激な内圧上昇を抑制する調圧室として利用する場合、薄板状膨張部530は、ピラー側膨張部や支持膨張部から膨張用ガスを流入させても良く、あるいは、図例のように、抑制用膨張部48の上端48aの流入口530aから、膨張用ガスGを流入させる構成としてもよい。
勿論、抑制用膨張部48は、実施形態のように、支持膨張部43にのみ連通させて、上端48a側を閉塞させる構成としていれば、既述したように、エアバッグ21の膨張完了後、乗員Cと接触しても、内圧の急激な低下を招くように、上端48a側から膨張用ガスGを逃がさないことから、内圧を維持して、膨張完了形状を維持でき、上記の車外側Oへの乗員Cの移動を、安定して規制できる。
さらに、実施形態では、薄板部53に設定する受止予定点HPを、車内側Iから見て、窓遮蔽部54,55の覆う窓W2,W3の車内側Iに着座した乗員Cの頭部重心HGとしたが、例えば、窓遮蔽部が覆う窓の中央位置CPとしてもよい(図1の窓W3参照)。
また、抑制要素PEを有する窓遮蔽部は、エアバッグが、前後席用、三列シート用等の窓遮蔽部を複数備えて構成されている場合、それらの全部、あるいは、少なくとも一つ等の必要箇所に、適数個配設させればよい。
1…ボディ、
12,15…室内側壁部、
21,210,211…エアバッグ、
34,35…窓遮蔽部、
37,37B,37M…膨張部、
38,38B,38M…ピラー側膨張部、
43,43B,43M…支持膨張部、
48,48B,48M…抑制用膨張部、
53,53B,53M,530…薄肉部(530…薄板状膨張部)、
V…車両、
W2,W3…窓、
BL…ベルトライン、
P1,P2,RP…ピラー部、
G…膨張用ガス、
C…乗員、
H…頭部、
HG…頭部重心、
CP…(窓の)中央位置、
MT…最大厚み部位、
PE…抑制要素、
HP…受止予定点、
S…窓用エアバッグ装置、
V…車両。

Claims (9)

  1. エアバッグが、膨張用ガスの流入時、収納された車両の窓の上縁側から下方に展開して、前後のピラー部間の前記窓の車内側を覆う窓遮蔽部、を備えて構成されるとともに、
    車両のロールオーバ時に、前記窓を経て車外側へ移動する乗員の移動を抑制する抑制要素が、前記窓遮蔽部に配設されている窓用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグの前記窓遮蔽部が、前記膨張用ガスを流入させて、車幅方向に膨らむ膨張部を備えるとともに、上縁側における少なくとも前記窓を間にした前後のピラー部の上方に、それぞれ、車両のボディ側への取付部を備えて構成され、
    前記膨張部が、膨張完了時に、
    前記窓遮蔽部によって覆われる窓の前後の一方のピラー部における車内側を覆って、上下方向に延びるピラー側膨張部と、
    該ピラー側膨張部の下端から延びて、ベルトラインの下方における車両の室内側壁部に、車外側の面を当接させて支持される支持膨張部と、
    該支持膨張部から上方に延びて、窓の前後の他方のピラー部の上方の前記取付部に向けて、上端を配設させる抑制用膨張部と、
    を備えるとともに、
    前記ピラー側膨張部と前記抑制用膨張部との間における前記支持膨張部の上方側に、車外側方向に凹む薄板部、を配設させ、さらに、
    前記抑制用膨張部が、膨張用ガスの流入時に前記支持膨張部側から流入させて、前記エアバッグの膨張用ガスの下流端側として、配設され、
    前記抑制要素が、
    前後の前記ピラー部の上方の前記取付部、前記ピラー側膨張部、前記支持膨張部、前記抑制用膨張部、及び、前記薄板部、から構成されるとともに、
    前記薄板部に、車両のロールオーバ時における乗員の受止予定点を配置させて、該受止予定点における下方側から他方の前記ピラー部側にわたる周囲を囲うように、前記支持膨張部と前記抑制用膨張部とを連ならせて配置させることにより、構成されていることを特徴とする窓用エアバッグ装置。
  2. 前記支持膨張部から前記抑制用膨張部にわたる部位において、車幅方向の最大厚み部位が、前記支持膨張部における前記室内側壁部に支持される部位に、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の窓用エアバッグ装置。
  3. 前記薄板部が、膨張用ガスを流入させない非膨張部、から構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の窓用エアバッグ装置。
  4. 前記薄板部が、膨張用ガスを流入させて、前記抑制用膨張部より薄く、かつ、前記抑制用膨張部より車外側に凹むように膨らむ薄板状膨張部、から構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の窓用エアバッグ装置。
  5. 前記薄板状膨張部が、前記抑制用膨張部の上端から、膨張用ガスを流入させる構成としていることを特徴とする請求項4に記載の窓用エアバッグ装置。
  6. 前記抑制用膨張部が、前記支持膨張部にのみ連通させて、上端側を閉塞させていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の窓用エアバッグ装置。
  7. 前記受止予定点が、前記窓の車内側に着座した乗員の頭部重心の車外側の位置としていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の窓用エアバッグ装置。
  8. 前記受止予定点が、前記窓の中央位置としていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の窓用エアバッグ装置。
  9. 前記抑制用膨張部が、前記支持膨張部から斜め上方に延び、車内側から見て、前記窓を前後に分断するように配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の窓用エアバッグ装置。
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