JP5593143B2 - 各台計数機の受け皿ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機の各台の近傍に配設されて計数を行う各台計数機における技術に関する。
特許文献1には、台間玉貸機の下部に配設されており、パチンコ玉を計数する計数器ユニットと、計数器ユニットの前面に装着される玉案内ユニットを備える各台計数機が開示されている。この玉案内ユニットは、計数器ユニットと着脱するための着脱機構、および玉案内ユニットを計数器ユニットから取外すときに玉案内ユニットに残留しているパチンコ玉の落下を防ぐシャッタ機構を備える。特許文献1において、前記着脱機構は、例えば、係合凹部、シャフト部を備え、前記シャッタ機構は、例えば、シャッタ部材、板バネ、シャッタブラケットを備える。
特開2000−84230号公報
しかし、特許文献1の技術によれば、シャッタ部材、板バネ、シャッタブラケットを、玉案内ユニットのシャッタ機構の必須の構成要素としており、部品点数が多い。このため、製造等のコストの増大を招く。
そこで、本発明では、前記した事情を鑑みて、各台計数機において、部品点数を抑え、コストを削減するシャッタ機構を実現することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、遊技機に用いられる遊技媒体を受け入れ、前記遊技媒体を計数する玉計数ユニットと係合する各台計数機の受け皿ユニットにおいて、前記遊技媒体を前記玉計数ユニットに案内する計数玉通路と、前記計数玉通路の開口付近に架設される係合軸と、前記係合軸に対して上下動可能に設けられ、前記計数玉通路を開通または閉鎖するシャッタと、を備え、前記玉計数ユニットと係合しているときは、前記玉計数ユニットの係合凹部が前記シャッタを押し上げて前記計数玉通路が開通し、前記玉計数ユニットと係合していないときは、前記シャッタの自重により前記計数玉通路が閉鎖されることを特徴とする。
詳細は、後記する。
本発明によれば、各台計数機において、部品点数を抑え、コストを削減するシャッタ機構を実現することができる。
各台計数機が装着されたパチンコ島の一部を示す斜視図である。 受け皿ユニットの斜視図である。 受け皿ユニットの端部の構造を示す斜視図である。 玉貸機に収納されている玉計数ユニットに形成された係合手段の構成を示す斜視図である。 シャッタの構造を示す斜視図である。 板バネの構造を示す斜視図である。 受け皿ユニットの端部の分解斜視図である。 受け皿ユニットの端部と玉貸機に収納されている玉計数ユニットとが係合する様子を示す左視側面図である。 受け皿ユニットの端部と玉貸機に収納されている玉計数ユニットとが係合した箇所を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を参照しながら説明する。
≪パチンコ島≫
図1は、パチンコ機1(例:CR機)とその正面左隣りに隣接して設けられた玉貸機2とを対として横一列に並べて形成したパチンコ島の一部を示す斜視図であって、そのパチンコ島の膳板3から上の一部分を示したものである。本図に示すように、膳板3は、一般的に、パチンコ機1や玉貸機2を載置する奥側が高く、手前側が低い段差を有して形成されている。手前側を低くする理由の一つは、ドル箱を置くスペースの確保にあるが、段差の大きさは、パチンコ島の製造業者によって統一されていないのが現状である。
以下、本実施形態において、パチンコ機1から遊技者に向かう方向を「前」とし、その方向の逆方向を「後」とする。また、パチンコ機1から玉貸機2に向かう方向を「左」とし、その方向の逆方向を「右」とする。また、パチンコ機1の下皿4から上皿9に向かう方向を「上」とし、その方向の逆方向を「下」とする。
パチンコ機1の前面下部には、遊技中のパチンコ玉(遊技媒体)を収容する上皿9および上皿9の下方に設置された下皿4が設けられている。そして、下皿4と膳板3との間のスペースには、パチンコ玉の各台計数機の受け皿ユニット10が装着されている。受け皿ユニット10は、主に、受け皿11と、計数玉通路12と、返却玉通路21と、玉返却部22とを備えている。
受け皿11は、下皿4の直下に配設され、下皿4から落下するパチンコ玉を受け入れる。計数玉通路12は、受け皿11が受け入れたパチンコ玉、つまり計数玉を、玉貸機2に収納されている各台計数機の玉計数ユニット5(図4参照)へと下り傾斜を利用して流下させる。返却玉通路21は、玉貸機2から排出される返却玉を下り傾斜を利用して流下させる。玉返却部22は、返却玉通路21を流下した返却玉を収容する。
なお、玉計数ユニット5とは、計数玉を計数するユニットであり、玉貸機2の下部に収納されている。また、返却玉とは、遊技者による玉貸機2の払出しボタンの操作により払い出されるパチンコ玉の一部または全部をいう。
受け皿ユニット10は、計数玉の流下先となる端部13において玉貸機2の下部に連結されている。下皿4に設けた排出レバー6をスライドさせると、下皿4の底面に設けたシャッタ7が開く。これにより、遊技者が遊技を行った結果として下皿4に貯まったパチンコ玉は、シャッタ7が開いたときに現れる開口を通じて受け皿11に落下する。受け皿11に落下したパチンコ玉は、計数玉通路12上で2列に整列しつつ流下し、端部13から玉貸機2の玉計数ユニット5に向けて送り出される。
なお、各台計数機は、遊技者の獲得したパチンコ玉、つまり計数玉を、遊技者が遊技したパチンコ機の近傍で計数する装置であり、主に、受け皿ユニット10および玉計数ユニット5を含む。
≪各台計数機≫
次に、各台計数機の受け皿ユニット10の構造の詳細について説明する。
図2は、受け皿ユニットの斜視図である。受け皿ユニット10の受け皿11の皿底11aには、計数玉通路12の上流側が形成されている。受け皿11の皿底11aは、計数玉通路12が形成された領域を除いて、前から後への僅かな下り斜面となっている。計数玉通路12は、受け皿11の皿底11aの左側から受け皿ユニット10の長手方向、つまり、左右方向に延設されている。計数玉通路12は、右から左へ僅かに下る傾斜面を備えている。
受け皿11の上縁には、受け皿11の上方を取り囲むように玉はね防止カバー16が設けられている。この玉はね防止カバー16は、パチンコ機1の下皿4から落下するパチンコ玉が外に飛び出さないように立設されている。パチンコ玉の落下を直接受け止める受け皿11の皿底11aには、緩衝材としてゴムシートを敷設するとよい。
端部13は、受け皿ユニット10が玉貸機2に収納されている玉計数ユニット5と係合する箇所である。端部13には、玉計数ユニット5と係合する部材や、受け皿ユニット10に残留するパチンコ玉の流下を防止する部材などが備えられている。受け皿ユニット10と玉計数ユニット5とが係合すると、計数玉通路12が玉貸機2内の玉計数ユニット5の玉流路と連結する。なお、端部13の構造、端部13に備えられた部材などの詳細については後記する。
返却玉通路21は、端部13から受け皿ユニット10の長手方向、つまり、左右方向に延設されている。返却玉通路21は、左右に関して計数玉通路12と平行または略平行、かつ、計数玉通路12の上方に配設されている。返却玉通路21は、左から右へ僅かに下る傾斜面を備えている。
図3は、受け皿ユニットの端部の構造を示す斜視図である。この図3は、図2に示す破線で囲んだ端部13を含む領域を、Aで示す方向、つまり、略左後から略右前に向かって視たときの図である。
端部13には、玉計数ユニット5と係合する係合手段として嵌合片36と、係合軸37aが備えられている。さらに、端部13には、受け皿ユニット10に残留するパチンコ玉の落下を防ぐシャッタ機構を構成する手段として、シャッタ40と、板バネ60とが備えられている。
嵌合片36は、玉計数ユニット5の係合軸37b(図4参照)と係合する部材であり、後方に向かって突設されている。これにより、端部13において四角形状の開口35が形成される。開口35は、計数玉の流下方向を90度方向転換した計数玉通路12が臨んでいる。図3には、計数玉通路12を構成する縦板12aおよび玉分離板14が描かれている。嵌合片36の下縁には、上方に向かって切り欠かれた係合凹部38aが凹設されている。縦板12aは、計数玉通路12に沿って立設された板状体である。この板状体の上縁は下り傾斜に形成されているため、縦板12aは、計数玉が流下するときのレールとなる。また、玉分離板14は、受け皿ユニット10の計数玉通路12の内部中央に立設され、計数玉通路12を2列にする。
係合軸37aは、丸シャフトであり、嵌合片36の上部において左右方向に延伸して架け渡されている。
シャッタ40は、計数玉通路12の上部を塞ぐことが可能な部材であり、開口35の上部に配置されている。このシャッタ40は、上下方向に移動可能であり、受け皿ユニット10による玉計数ユニット5との着脱に応じて計数玉通路12を開通したり閉鎖したりする。シャッタ40が計数玉通路12を閉鎖する状態を「閉状態」といい、シャッタ40が計数玉通路12を開通する状態を「開状態」という。つまり、「閉状態」とは、シャッタ40の最下部とその下方に位置する計数玉通路12との距離がパチンコ玉の直径よりも小さい状態をいう。そして、「開状態」とは、シャッタ40の最下部とその下方に位置する計数玉通路12との距離がパチンコ玉の直径よりも大きい状態をいう。前記“シャッタ40の最下部”とは、後記する前側板42(図5参照)の下端を意味する。受け皿ユニット10を玉計数ユニット5から外したときは、閉状態になり、受け皿ユニット10を玉計数ユニット5に取り付けたときは、開状態になる。シャッタ40の詳細は、後記する。
板バネ(付勢手段)60は、シャッタ40に当接し、シャッタ40を下方に移動させるように付勢する部材であり、シャッタ40の上方に配置されている。板バネ60の詳細は、後記する。
なお、返却玉通路21は、主に、入口部材23および返却玉通路用カバー24を備えている。入口部材23は、玉貸機2から排出される返却玉に対し、返却玉通路21の入口を構成する部材であり、その入口の左右の側面および底面を形成する。返却玉通路用カバー24は、返却玉通路21の天面を構成する部材であり、入口部材23を前記入口を除いて被覆する。
図4は、玉貸機に収納されている玉計数ユニットに形成された係合手段の構成を示す斜視図である。玉計数ユニット5には、玉分離板34、左側板55a、右側板55bが備えられている。さらに、玉計数ユニット5には、前記係合手段として、係合軸37b、係合凹部38bを備えている。玉計数ユニット5の前面には、四角形をなす開口33が設けられている。
玉分離板34は、玉計数ユニット5の内部中央に立設され、前後方向に延伸している。この玉分離板34は、受け皿ユニット10の玉分離板14(図3参照)と連続的に設けられるもので、玉計数ユニット5の内部に2列の玉流路を形成している。
係合軸37bは、丸シャフトであり、開口33の内部下部において左右方向に延伸して架け渡されている。
係合凹部38bは、金属板の前先端を上方に折り曲げて形成され、玉分離板34の上方に設けられている。この係合凹部38bの左右両端には、側板38cが立設されている。側板38cには、その上部が切り欠かれ、前方に向かって傾斜するテーパ38dが形成されている。テーパ38dの詳細については、後記する(図9参照)。
左側板55aは、玉計数ユニット5に形成されている玉流路の左側の側板である。右側板55bは、玉計数ユニット5に形成されている玉流路の右側の側板である。
次に、シャッタ40について詳細に説明する。
図5は、シャッタの構造を示す斜視図である。図5(a)には、閉状態における受け皿ユニット10の端部13の構造が図示されており、図5(b)には、開状態における受け皿ユニット10の端部13の構造が図示されている。説明の便宜上、図5において、シャッタ40は実線で描かれており、他の部材は二点鎖線または破線で描いたり、構造の一部を切欠いて描いたりしている。板バネ60については、説明の便宜上、その描写を省略している。
図5(a)に示すように、シャッタ40は、平板41、前側板42、側板43を備え、1枚の金属板から左右対称に成形加工される。
平板41は、略長方形の形状を呈しており、開口35の内部で、係合軸37aの上方に位置し、水平または略水平に配設されている。平板41の後端の両隅には、平板41から後方向に延設した小片を前方にはぜ折りして形成した凸部41aが凸設されている。凸部41aの詳細については、後記する(図9参照)。
前側板(当接板)42は、平板41の前端から下方に垂設している。閉状態では、前側板42の下端は、開口35にある計数玉通路12を通過する計数玉P1の最上部から数ミリ程度下方の高さに位置する。よって、閉状態では、前側板42は、計数玉P1の上部と当接し、計数玉P1の通過を阻止することができる。前側板42の下端中央には、上方へ向かって切り欠きが設けられている。これによって、前側板42は、計数玉通路12の内部中央に立設されている玉分離板14との接触を避けることができる。
側板43は左右それぞれ、嵌合片36の内側に当接しつつ、平板41から垂設している。側板43の内部略中央にはそれぞれ、上下方向に伸びた孔(長孔)43aが形成されている。係合軸37aは、孔43aを貫通し、閉状態では、孔43aの最上部に位置する。このことは、板バネ60による付勢や、シャッタ40自身の自重のため、シャッタ40が最も下方に移動していることを意味する。シャッタ40は、係合軸37aにより下方から支持されるとともに、前側板42において入口部材23が形成する返却玉通路21の入口の下方にある側壁23aと当接することにより前方から外力が働く。
また、側板43には、その下部が切り欠かれ、後方に向かって傾斜するテーパ43bが形成されている。テーパ43bの詳細については、後記する(図9参照)。
なお、側板43の孔43aを貫通する係合軸37aには、その周方向に形成された溝にEリング37aaが側板43の内側に位置するように取り付けられている。Eリング37aaは、係合軸37aが嵌合片36から抜け落ちるのを防止する。
図5(b)に示すように、開状態では、シャッタ40は、閉状態のときよりも上方に位置する。このとき、係合軸37aは、孔43aの最下部に位置する。また、前側板42の下端は、計数玉通路12を通過する計数玉P1の最上部より上の高さに位置する。よって、開状態では、前側板42は、計数玉P1の通過を許容することができる。
なお、開状態において、シャッタ40が上方に位置するのは、受け皿ユニット10と玉計数ユニット5との係合により、係合凹部38bの側板38c(図4参照)の上端がシャッタ40の平板41と当接し、シャッタ40を上方に押し上げるからである。
次に、板バネ60について詳細に説明する。
図6は、板バネの構造を示す斜視図である。図6(a)には、閉状態における受け皿ユニット10の端部13の構造が図示されており、図6(b)には、開状態における受け皿ユニット10の端部13の構造が図示されている。説明の便宜上、図6において、板バネ60は実線で描かれており、他の部材は二点鎖線または破線で描いたり、構造の一部を切欠いて描いたりしている。
図6(a)に示すように、板バネ60は、基板61、中間板62、嵌合板63を備え、1枚の金属板から左右対称に成形加工される。
基板61は、嵌合片36の上方に、かつ、返却玉通路21の入口部材23により形成される返却玉の入口の下方に配設されている。基板61の後端は、略上方への反り返りが形成されている。そして、後端のその反り返りが形成されている箇所は、シャッタ40と直接接触し、板バネ60において発生する付勢力により、シャッタ40を下方へ付勢する。また、その反り返りにより、シャッタ40の上下の移動時において、基板61とシャッタ40との間に発生する摩擦力は小さくて済む。
中間板62は、基板61の前端から上方へ、かつ、嵌合板63の後端から下方へ立設している。中間板62の左右幅は、入口部材23の左右幅と略一致する。
嵌合板63は、中間板62の上端の両隅から、水平または略水平に延設されている。嵌合板63には、入口部材23が備え、返却玉通路21の入口の左右両側に設けられている突起部23b(図7参照)を嵌め込むことができる孔63aが設けられている。
図6(b)に示すように、開状態では、シャッタ40が最上方に位置するため(図5(b)参照)、板バネ60の基板61が押し上げられる。このとき、シャッタ40に対する板バネ60の下方への付勢力は、閉状態のそれよりも大きい。もし、受け皿ユニット10を玉計数ユニット5から取り外せば、板バネ60のその付勢力およびシャッタ40の自重により、シャッタ40は下方へ移動する。
ここで、板バネ60およびシャッタ40の取り付け方法について説明する。
図7は、受け皿ユニットの端部の分解斜視図である。図7には、主に、計数玉通路12、係合軸37a、シャッタ40、入口部材23、板バネ60、返却玉通路用カバー24が描かれている。
板バネ60の取り付けは、以下のように行われる。まず、計数玉通路12を構成する端部13の下部のユニットに対し、入口部材23を上から嵌め込む。次に、板バネ60の中間板62の中央部分を、入口部材23において形成されている返却玉通路21の入口の底辺23cの下方から潜り込ませ、板バネ60の孔63aに入口部材23の突起部23bを嵌め込む。
その嵌め込みの後、返却玉通路用カバー24を、計数玉通路12を構成する端部13の下部のユニットと合わせるように装着する。すると、板バネ60の嵌合板63は、返却玉通路用カバー24と入口部材23とによって上下から挟まれる。さらに、板バネ60の中間板62の一部は、返却玉通路21の入口の下方において、入口部材23の側壁23dと返却玉通路用カバー24の側壁24aとによって前後から挟まれる。このようにして板バネ60が固定される。
また、シャッタ40の取り付けは、以下のように行われる。まず、嵌合片36のシャフト穴36aとシャッタ40の孔43aとが隣接するように、シャッタ40の位置を定める。次に、係合軸37aをシャフト穴36aおよび孔43aに貫通させて嵌合片36に架け渡す。その後、係合軸37aに形成されている溝にEリング37aaを取り付ける。
板バネ60の取り付けは、入口部材23の取り付けの工程および返却玉通路用カバー24の取り付けの工程の間に行うだけで済む。さらに、板バネ60の取り付けのために、入口部材23および返却玉通路用カバー24などの設計を変更する必要は無い。また、シャッタ40の取り付けは、嵌合片36に対する係合軸37aの取り付けの工程の前にシャッタ40を該当位置に配置するだけで済む。さらに、シャッタ40の取り付けのために、嵌合片36などの設計を変更する必要は無い。
≪作用≫
次に、シャッタ40および板バネ60の作用について説明する。
図8は、受け皿ユニットの端部と玉貸機に収納されている玉計数ユニットとが係合する様子を示す左視側面図である。受け皿ユニットと玉計数ユニットとの係合は、図8の(a)→(b)→(c)の順に進行する。説明の便宜上、図8には、受け皿ユニット10の端部13の断面図と、玉貸機2の玉計数ユニット5の断面図が図示されている。
受け皿ユニット10の端部13を、玉貸機2に収納された玉計数ユニット5に係合するときには、図8(a)に示すように、まず、受け皿ユニット10の端部13を持ち上げながら、玉計数ユニット5の開口33に嵌合片36を奥まで嵌挿させる。その後、図8(b)に示すように、端部13を押し下げる。これにより、図8(c)に示すように、係合軸37bに係合凹部38aが上方から係合すると同時に、係合凹部38bが係合軸37aに下方から係合する。その結果、受け皿ユニット10の左右方向、および前後方向の移動が拘束される。
受け皿ユニット10の端部13が玉貸機2に収納された玉計数ユニット5と係合すると、玉貸機2から排出される返却玉の出口と返却玉通路21の入口とが連通する。
上記の過程におけるシャッタ40および板バネ60の動作について説明する。図8(a)に示すように、嵌合片36を奥まで嵌挿させるとき、閉状態にあるシャッタ40は、その平板41が係合凹部38bの側板38cよりも上方の位置に維持しつつ、後方に移動する。計数玉P1に着目すると、シャッタ40の前側板42により計数玉通路12の略上半分が塞がれているため、計数玉通路12内の計数玉P1の流下が阻止されている。
その後、図8(b)に示すように、端部13を押し下げようとすると、係合凹部38bの側板38cの上端がシャッタ40の平板41と当接し、シャッタ40は押し上げられる。その結果、シャッタ40の係合軸37aは、孔43aの下方へ移動していく。また、板バネ60の基板61が押し上げられていくため、板バネ60おいて、下向きの付勢力が強くなる。
図8(c)に示すように、係合が完了すると、シャッタ40の係合軸37aは、孔43aの最下部に位置する。このとき、開状態になったシャッタ40の前側板42は、計数玉通路12に対して上方に移動したため、計数玉通路12が開通する。よって、計数玉通路12内の計数玉P1が玉計数ユニット5へ流下する。
なお、受け皿ユニット10の端部13を、玉貸機2に収納された玉計数ユニット5から取り外すときは、受け皿ユニット10の端部13を持ち上げて前方へ引き抜けばよい。受け皿ユニット10を持ち上げるとき、シャッタ40は、板バネ60の付勢力、シャッタ40自身の自重により、計数玉通路12に対して下方に移動し、計数玉通路12の略上半分を塞ぎ、閉鎖する。したがって、受け皿ユニット10の端部13を取り外すときに受け皿ユニット10内部に計数玉P1が残留していたとしても、計数玉P1は、シャッタ40の前側板42から後方へ流下することはない。
さらに、板バネ60の付勢により、シャッタ40を素早く下方に移動させるとともに、計数玉通路12を確実に閉鎖することができる。このため、残留する計数玉P1の流下を確実に防止することができる。
図8(c)に示す係合について、図8および図9を参照してさらに説明を続ける。
図9は、受け皿ユニットの端部と玉貸機に収納されている玉計数ユニットとが係合した箇所を拡大して示す斜視図である。説明の便宜上、シャッタ40および係合軸37aは破線で描写し、嵌合片36の一部を切り欠いている。
玉計数ユニット5を構成する係合凹部38bの側板38cは、シャッタ40の側板43よりも内側に位置する。図8(a)において、端部13の高さが若干低い位置で嵌合片36の嵌挿を誤って行うと、シャッタ40の平板41が係合凹部38bの側板38cと衝突してしまう。しかし、本実施形態によれば、この衝突においては、シャッタ40の凸部41aが側板38cと当接する。このシャッタ40の凸部41aは、シャッタ40の後端において、後方に凸状の丸みを帯びて形成されているので、係合凹部38bが当接して移動する際の係合凹部38bと凸部41aとの摩擦を低減させることができる。
また、側板38cの上端には、前方に向かって先細りの形状となるテーパ38dが形成されている。前記衝突の場合、一般的には、シャッタ40の凸部41aは側板38cに形成されたテーパ38dに当接する。そのため、テーパ38dを形成しない場合、つまり、側板38cの前面が垂直であった場合と比較して、衝突の衝撃を上下方向へ逃がすことができる。このため、係合凹部38bと凸部41aとの摩擦をさらに低減させることができる。さらに、テーパ38dは、テーパ38dに衝突してきたシャッタ40を側板43の上方へスムーズに案内することができる。よって、受け皿ユニット10の係合が滞りなく進行する。
シャッタ40の側板43の下端には、後方に向かって先細りの形状となるテーパ43bが形成されている。図8(a)において、受け皿ユニット10を前後方向に対して斜めの方向から嵌合片36の嵌挿を誤って行うと、シャッタ40の側板43が係合凹部38bの側板38cと衝突してしまう。しかし、本実施形態によれば、この衝突においては、側板43のテーパ43bが側板38cと当接する。そのため、テーパ43bを形成しない場合、つまり、側板43の後面が垂直であった場合と比較して、衝突の衝撃を上下方向へ逃がすことができる。このため、衝突の衝撃を緩和することができる。さらに、テーパ43bは、テーパ43bにおける衝突により、シャッタ40を係合凹部38bの側板38cの上方へ案内することができる。このため、嵌合片36の嵌挿の方向が、前後方向に対して斜めの方向から前後方向と平行の方向へと是正され易くなる。よって、受け皿ユニット10の係合が滞りなく進行する。
≪まとめ≫
以上、本実施形態によれば、各台計数機において、部品点数を抑え、コストを削減するシャッタ機構を実現することができる。本実施形態の受け皿ユニット10には、シャッタ機構としてシャッタ40と板バネ60だけを用いており、特許文献1のシャッタブラケットのような他の部材は用いていない。よって、そのような他の部材を用いない分、部品点数は少なく済み、それに対する製造等のコストは発生しない。さらに、他の部材を用いていないため、その他の部材が占めていた空間を確保するように設計する必要もない。よって、各台計数機が占める空間の有効活用、および各台計数機自体の小型化を実現することもできる。
特許文献1のシャッタ機構は、シャッタブラケットに形成された湾曲状の孔に沿って、シャッタを移動させる構造である。このため、シャッタ機構の組み付けが複雑であるとともに、各部品の形状も複雑である。しかし、本実施形態のシャッタ40と板バネ60は、1枚の金属板から成形加工できる単純な形状であり、既存の着脱機構に変更を加えることなく組み付けできる。よって、受け皿ユニット10への組み付け性は良好であるとともに、玉計数ユニット5との係合も容易である。
また、本実施形態のシャッタ機構としてのシャッタ40と板バネ60は、受け皿ユニット10および玉計数ユニット5それぞれが備える係合手段、つまり着脱機構の着脱の動作を遮ることはない。板バネ60などの作用により、シャッタ40は着脱機構の着脱に連動して移動し、閉状態および開状態を制御する。よって、受け皿ユニット10に残留したパチンコ玉の流下の阻止および通過を適切に実現することができる。
そして、シャッタ40と板バネ60を用いたとしても、係合軸37a、係合凹部38a、係合軸37b、係合凹部38bなどの着脱機構を構成する部材の形状や組立などに関する設計を変更する必要もない。よって、既存の着脱機構に本実施形態のシャッタ機構をそのまま適用することができる。
≪その他≫
なお、上記形態は、本発明の好適な実施形態の一つであって、その実施形式はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内において実施形式を種々変形することが可能である。
例えば、本実施形態では、シャッタ機構に板バネ60を用いた。しかし、板バネ60を用いないシャッタ機構を実現することもできる。つまり、シャッタ機構にはシャッタ40だけを使用する。シャッタ40による閉状態および開状態の制御は、シャッタ40自身の自重によって実現することができる。これにより、板バネ60を用いない分、部品点数はさらに少なく済み、それに対する製造等のコストは発生しない。
また、本実施形態では、各台計数機において、返却玉通路21を備えた受け皿ユニット10を用いた。しかし、返却玉通路21を備えていない、つまり計数玉通路12のみを備えた受け皿ユニット10についても本実施形態のシャッタ機構を適用することができる。この場合、計数玉通路12には、天面が形成されており、板バネ60を用いるのであれば、例えば、端部13に含まれる計数玉通路12のその天面に嵌め込むように板バネ60を固定配設するとよい。
また、本実施形態では、パチンコ機を例にとったが、パロット(登録商標)にも適用可能である。
前記した各技術を適宜組み合わせることができることは勿論である。
その他、本発明の効果を損ねないように各装置およびその部品の位置、大きさ、範囲、形状、材質、デザイン等を適宜変形することができることはいうまでもない。
1 パチンコ機
2 玉貸機
5 玉計数ユニット
10 受け皿ユニット
12 計数玉通路
13 端部
14 玉分離板
21 返却玉通路
23 入口部材
24 返却玉通路用カバー
34 玉分離板
36 嵌合片
37a 係合軸
37aa Eリング
38a 係合凹部
37b 係合軸
38b 係合凹部
38c 側板
38d テーパ
40 シャッタ
41 平板
41a 凸部
42 前側板(当接板)
43 側板
43a 孔(長孔)
43b テーパ
60 板バネ(付勢手段)
61 基板
62 中間板
63 嵌合板
63a 孔

Claims (4)

  1. 遊技機に用いられる遊技媒体を受け入れ、前記遊技媒体を計数する玉計数ユニットと係合する各台計数機の受け皿ユニットにおいて、
    前記遊技媒体を前記玉計数ユニットに案内する計数玉通路と、
    前記計数玉通路の開口付近に架設され、前記玉計数ユニットの係合凹部に係合する係合軸と、
    前記係合軸に対して上下動可能に設けられ、前記計数玉通路を開通または閉鎖するシャッタと、を備え、
    前記係合軸が前記係合凹部に係合することで、前記係合凹部が前記シャッタを押し上げて前記計数玉通路開通させ
    前記係合軸が前記係合凹部に係合していないときは、前記シャッタの自重により前記計数玉通路が閉鎖される
    ことを特徴とする各台計数機の受け皿ユニット。
  2. 前記シャッタは、
    前記係合軸が挿通され、上下方向に延びた長孔を備えた一対の側板と、
    前記側板同士を連結する平板と、
    前記計数玉通路に向けて延設され、前記計数玉通路上にある遊技媒体と当接可能な当接板と、を備え、
    前記係合凹部が前記シャッタを押し上げることで、前記計数玉通路に対して前記当接板が、前記遊技媒体が通過できる程度に上昇する
    ことを特徴とする請求項1に記載の各台計数機の受け皿ユニット。
  3. 前記平板の端部に、前記係合凹部が当接して移動する際の前記平板の端部と前記係合凹部との摩擦を低減させるための丸みを帯びた凸部が形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の各台計数機の受け皿ユニット。
  4. 前記シャッタを前記計数玉通路側に付勢する付勢手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の各台計数機の受け皿ユニット。
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