JP4147219B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、外枠に対して内枠が開閉自在に装着されると共に、この内枠に前面枠が開閉自在に装着されるパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
従来、この種の例えばパチンコ遊技機としては、図9に示すものが知られている。このパチンコ遊技機は、内枠101の前面下部に誘導ボックス102が設けられ、この誘導ボックス102には、バネ103で付勢力が付与され図に示す傾倒状態と図示しない起立状態に揺動自在な仕切板104を有する球零れ防止機構部105が設けられると共に、内枠101に対して開閉される図示しない前面枠には、賞球払出口に接続された賞球接続樋(いずれも図示せず)等が設けられている。
そして、前面枠が内枠101に対して閉塞された状態では、賞球接続樋の後端部分によって仕切板104が押圧されて傾倒状態となり、賞球接続樋と上皿流出用開口106を連通させると共に、賞球接続樋と上皿流出用開口106の連通が解除される前面枠の開放状態では、賞球接続樋による仕切板104の押圧力が解除されバネ103の付勢力で仕切板104が起立状態となり、該仕切板104で溢れ球入り口107の前方を仕切り、上皿流流出用開口106からの球が溢れ球入り口107から外れて零れ落ちるのを防止するようになっている。なお、かかるパチンコ遊技機としては、例えば特許文献1に開示されている。
特開2001−276380号公報
しかしながら、このようなパチンコ遊技機にあっては、前面枠が開放した際の上皿流出用開口106(球払出通路)の閉塞が、単にバネ103の付勢力による仕切板104の起立動作によって行われるため、バネ103の付勢力のバラツキや使用によるへたり等により、仕切板104の起立動作が前面枠の開閉動作にスムーズに追従しない場合があり、このような場合に、前面枠を開放した際に仕切板104で溢れ球入り口107を仕切り、上皿流出用開口106からの球の零れを確実に防止することが困難で、該球が遊技機外である床面等に飛び出すことがあるという問題点を有している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、前面枠の開放動作に追従させて球払出通路をスムーズに開閉できて、前面枠開放時に球が零れて遊技機外に飛び出すのを確実に防止し得る遊技機を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、払い出された球が貯留される球貯留皿を前面側に有すると共に遊技盤が取り付けられる内枠に対して開閉自在に装着された前面枠と、前記内枠に設けられ払い出された球を前面枠前面側の球貯留皿へ誘導する球払出通路及び該球払出通路の終端部にあって当該球払出通路を開閉可能とするシャッター板と、を備えた遊技機において、前記前面枠とシャッター板に互いに係合する係合手段を設け、該係合手段が長溝状の係合ガイドと該係合ガイド内を摺動し得る係合突起で構成され、前記前面枠が内枠に対して開放角度の生じない完全に閉鎖された際には、前記係合突起が係合ガイドの終端位置に係合されて前記玉払出通路を開成状態に設定すると共に、前記前面枠が内枠に対して所定角度開放された際には、前記係合突起が係合ガイドの終端位置より離れていくことにより前記玉払出通路を閉塞状態に設定することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記シャッター板が、水平面内で回動すると共に下面側となる裏面に前記係合手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記係合手段が、内枠と前面枠との開放角度が所定角度を超えたことを契機として、その係合状態が解除されることを特徴とし、請求項4に記載の発明は、前記シャッター板が、付勢部材により常に前記球払出通路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1または2に記載の発明によれば、内枠に対して開閉自在に取り付けられた前面枠と、球払出通路を開閉可能とするシャッター板とに、長溝状の係合ガイドと係合突起からなる係合手段を設け、この係合手段の係合位置によって球払出通路が開成状態と閉塞状態のいずれか一方に設定されるため、係合ガイドと係合突起の係合という簡素な構成により、前面枠の開放動作に連動した係合手段の係合位置の変位でシャッター板を開成状態から閉塞状態にスムーズに設定できて、前面枠の開放時に球払出通路から球が零れて遊技機外に飛び出すのを確実に防止することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、内枠と前面枠との開放角度が所定角度を超えたことを契機として係合手段の係合状態が解除されるため、前面枠の全開時まで係合手段が係合することがなくなり、係合手段の損傷等を防止することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、付勢部材によりシャッター板が常に球払出通路を閉塞する方向に付勢されているため、前面枠の開放時にシャッター板に閉塞方向の付勢力が作用し、前面枠の開放操作力を小さくすることができて、シャッター板や前面枠にスムーズな開放動作を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8は、本発明に係わる遊技機としてのパチンコ遊技機の一実施形態を示し、図1がその正面図、図2がその側面図、図3が球零れ防止機構部の斜視図、図4及び図5がその前面枠開放前の球零れ防止機構部の斜視図及び概略平面図、図6及び図7が前面枠開放後の球零れ防止機構部の斜視図及び概略平面図、図8が球零れ防止機構部の動作説明図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ遊技機1は、縦長の矩形状に枠組み形成されその前面下部に腰板部3が張設された外枠2と、この外枠2の前面側の一端部に上下のヒンジ4によって開閉自在に装着されると共に図示しない遊技盤保持枠が形成された内枠5(図3参照)と、この内枠5の前面側の幅方向一端部に前記ヒンジ4によって開閉自在に装着された前面枠6等で構成されている。また、外枠2の裏面側には、各種基板を覆う保護カバー7や状態表示LED8等が配置されている。
前記前面枠6は、その高さ寸法(高さ幅)が前記外枠2の上端から下部に位置する腰板部3の上端までの寸法と略等しく設定された前面枠基体9と、この前面枠基体9の前面に装着された装飾カバーユニット10等を備えている。この装飾カバーユニット10は、例えば非透光性で受皿誘導樋14が設けられた受皿誘導樋カバー11aと、透光性でレンズ機能を有する一対の電飾カバー11b、11c及び非透光性で音声通過孔を有するスピーカーカバー11dと、これらのカバー11a〜11dの中央部に配置された透明板11eの5個のカバーパーツによって形成されたカバー部材11と、このカバー部材11の下部表面側に一体的に被覆配置され球貯留皿15、遊技球発射操作ハンドル16及び演出ボタン17等が取り付けられた操作ハンドルカバー12と、カバー部材11の左上部に配置される正面視三日月状の電飾カバー13等によって構成され、これらが前記前面枠基体9前面の装飾部(図示せず)に取り付けられている。
そして、図3〜図5に示すように、前記前面枠6のヒンジ4側の裏面下部と、該前面枠6に対応する内枠5の前面下部には球零れ防止機構部18が設けられている。この球零れ防止機構部18は、内枠5に取り付けられ下方に開口した払出口19aを有する球払出通路19と、この球払出通路19の前記払出口19aを開閉させるシャッター板20と、このシャッター板20を水平面内で移動させるための係合手段21(図5参照)等を有している。
このうち、球払出通路19は、その略中心位置に球通過用の孔が形成された垂直部19bと、この垂直部19bの後方に設けられた球誘導樋部19cと、垂直部19bの前方に突出され前記孔を通過した球を下方に誘導するためのカバー部19d等で構成され、カバー部19dの下面に前記払出口19aが形成されている。これにより、球誘導樋部19cから供給される払出球29が垂直部19bの孔を通過してカバー部19dでガイドされながら払出口19aから下方に払い出し(落下)するようになっている。なお、球払出通路19の払出口19aは、前面枠6を閉じた際に該前面枠6の裏面下部に設けた図3に示す払出球誘導樋22の上方に開口した開口部22aに、上下方向において対向するように設定されている。
また、前記シャッター板20は、例えば金属板によりその外形形状が前記払出口19aの略全域を閉塞し得る略扇形状に形成され、その基端部が、内枠5の球払出通路19近傍の側板に固定されたシャッター取付板23に、軸24を中心に水平面内で回転自在に支持されると共に、軸24に巻回されたバネ25により払出口19aを閉塞する方向に常に付勢されている。また、シャッター板20の軸24を中心とした回動方向イ(図5参照)の先端部20aは平面視で三角形状に形成され、該先端部20aにより払出口19aとの間での払出球29の挟み込みが防止されるようになっている。なお、このシャッター板20の先端部20a形状は三角形状に限らず、例えば櫛歯状に形成する等、払出球29を例えばすくい上げて挟み込みを防止し得る適宜の形状を採用することができる。
さらに、前記係合手段21は、内枠5のシャッター板20の裏面に設けられた長溝状の係合ガイド26と、前面枠6の前記払出球誘導樋22の裏面側に設けられた係合突起27とで形成されている。この係合手段21の係合ガイド26は、例えば金属板や金属棒をU字形状に屈曲させることにより、終端位置を形成する底部26aと、所定幅の一対のガイドで形成され先端側に開口26cが形成された所定長さの溝部26bを有している。この溝部26b先端の開口26cは、前面枠6方向に僅かに屈曲されることにより溝部26bの長手方向に対してやや外側方向に向けて拡開するテーパー状に形成されている。また、前記溝部26bの長さは、後述する前面枠6の所定の開放角度に対応するように設定されている。
一方、係合手段21の前記係合突起27は、例えば金属製や樹脂製の外周面が滑らかなパイプで形成されており、垂直部と水平部を有して略L字形状に屈曲され垂直部が前記払出球誘導樋22の側面に固定された係合突起取付板28の水平部の先端上面に立設状態で固定されるかもしくは回動自在に設けられている。この時、係合突起27の外径は、前記係合ガイド26の溝部26bの幅と同一か若干小さく設定されており、これにより、係合突起27が係合ガイド26の溝部26b間に嵌挿されて係合状態に設定されると共に、この係合状態で係合突起27が係合ガイド26の溝部26b内をその長手方向に移動(変位)し得るように構成されている。
次に、このように構成された球零れ防止機構部18の動作の一例を図4〜図8等に基づいて説明する。先ず、前面枠6が内枠5(及び外枠2)に対して閉じられた遊技中においては、球零れ防止機構部18の係合手段21が係合状態とされて、図5に示すように前面枠6の係合突起27がシャッター板20の係合ガイド26の溝部26bの終端位置(底部26a)に位置し、球払出通路19の払出口19aが開いた状態(開成状態という)となっている。この開成状態において、遊技盤の入賞口に入賞することで払い出される払出球29は、図4に示すように、内枠5の図示しない払出球誘導樋から球払出通路19の球誘導樋部19cを介してカバー部19d内に供給され、このカバー部19dで案内されつつ、その払出口19aから下方に落下し、払出口19aに対応して設けられた前面枠6の払出球誘導樋22の開口部22a内に上方から供給されて、該払出球誘導樋22を介して前記球貯留皿15内に貯留される。
一方、例えば遊技中のトラブル発生等により前面枠6が内枠5に対して開放操作されると、前面枠6の係合突起27が、該前面枠6の開放動作に追従して内枠5の係合ガイド26の溝部26b内を開口26c方向に移動し、前面枠6が所定角度開放した際に、図6及び図7に示すように、係合突起27がシャッター板20の係合ガイド26から離れて完全に外れた状態となる。この時、図8に示すように、係合突起27が前面枠6とともにヒンジ4を中心に時計方向に回動すると共に、この係合突起27がその溝部26b内に嵌挿状態とされている係合ガイド26すなわちシャッター板20が、軸24を中心に反時計方向である矢印イ方向に回動することになる。
これにより、図8の二点鎖線aの開成状態の位置にあるシャッター板20(係合ガイド26)が、係合突起27の矢印ロ方向の移動に伴い矢印イ方向に徐々に回動し、実線で示す位置を経過して、例えば二点鎖線bで示す位置まで回動される。この時、係合突起27が係合ガイド26の底部26aから実線で示す位置まで、前面枠6の開放操作に連動して移動することから、この係合突起27に係合しているシャッター板20が二点鎖線a位置から実線位置まで機械的に移動させられて、シャッター板20の先端部20aで払出口19aの例えば略半分が閉塞される。
このシャッター板20による閉塞で払出球29が払出口19aをスムーズに通過できない状態となり、この位置からバネ25の付勢力によってシャッター板20が更に矢印イ方向に回動して払出口19aの略全域が閉塞される(これを閉塞状態という)。なお、シャッター板20の先端部20aが平面視で三角形状に形成されていることから、バネ25の付勢力で払出口19aを閉塞する際に、シャッター板20の回動方向の前方に払出球29がある場合、該払出球29の外周面の略一点に先端部20aが当接してカバー部19d内にある払出球29をすくい上げる状態となって、先端部20aによる払出球29の挟み込み等が防止されることになる。
そして、シャッター板20によって払出口19aが閉塞状態に設定されると、図6に示すように、内枠5の払出球誘導樋から球払出通路19内に供給された払出球29が、該球払出通路19のカバー部19d内に貯留されて払出口19a下方への払い出しが禁止される。これにより、前面枠6を開放した際に内枠5の球払出通路19内の払出球29が払出口19aから零れて、所定角度開放されている前面枠6と内枠5の間から下方の床面等に飛び出すことが防止されることになる。
つまり、この球零れ防止機構部18の場合、前面枠6の払出球誘導樋22の開口部22aに連結される球払出通路19の払出口19aの開閉動作が、前面枠6側の係合突起27と内枠5側の係合ガイド26からなる係合手段21の係合作用によるシャッター板20の水平面内での移動によって行われ、係合突起27が係合ガイド26の溝部26b内に位置する場合に、互いに係合状態とされて払出口19aが開いた開成状態が得られ、係合突起27が係合ガイド26の底部26aから溝部26b内を開口26c方向に移動(変位)して開口26cから離れて外れることにより、互いの係合状態が解除されることになる。そして、この係合状態が解除された時点で、シャッター板20がバネ25の付勢力で閉塞方向にさらに移動し払出口19aが略完全に閉塞された閉塞状態が得られて球零れが防止されるようになっている。
なお、図8の実線で示す係合突起27と係合ガイド26の係合解除開始位置における前面枠6の内枠5に対する開放角度は、例えば10〜60度程度のトラブル発生時の作業がし易い所定角度に設定されている。また、以上の例では、係合突起27が係合ガイド26の開口26cから離れる際に、シャッター板20で払出口19aを完全に閉塞しない状態に設定し、この位置からバネ25の付勢力で略完全に閉塞するようにしたが、例えばシャッター板20に設けられる係合ガイド26の溝部26bの長さを長くしたり、溝部26bの形状を係合突起27の前面枠6開放時の回動軌跡に略合致させて形成すること等により、シャッター板20で払出口19aが略完全に閉塞される位置まで、互いに係合させる構成とすることもできる。
このように、上記実施形態のパチンコ遊技機1にあっては、内枠5の球払出通路19近傍に水平面内で回動可能に設けたシャッター板20の係合ガイド26と、内枠5に開放自在に装着した前面枠6の係合突起27からなる係合手段21を、内枠5の開放角度の如何に従ってその係合位置が変位されるように設けているため、前面枠6の開放動作に連動した係合手段21の係合位置の変位でシャッター板20を閉塞状態と開成状態とに設定することができ、前面枠6の開放時に球払出通路19から払出球29が零れてパチンコ遊技機1外に飛び出すのを防止することができる。
特に、係合手段21が、シャッター板20の長溝状の係合ガイド26と前面枠6裏面の係合突起27で構成され、前面枠6が完全に閉じられた際に係合突起27が係合ガイド26の終端位置に係合されて開成状態を形成すると共に、前面枠6が所定角度開放された際に係合突起27が係合ガイド26の終端位置より離れて開口26cから開放されることにより閉塞状態が形成されるため、係合ガイド26と係合突起27の係合作用によりシャッター板20を確実に開成状態と閉塞状態のいずれかに設定できて、球払出通路19からの払出球29の零れを確実に防止することができる。また、シャッター板20の先端部20aが三角形状に形成されているため、シャッター板20で払出口19aを閉塞する際の払出球29の挟み込み等を防ぐことができて、球零れをより一層確実に防止できることになる。
また、内枠5と前面枠6との開放角度が所定角度を超えたことを契機にして、係合手段21の係合ガイド26と係合突起27の係合状態が解除されるため、前面枠6の全開時まで係合手段21が係合状態を維持することがなくなって、係合ガイド26や係合突起27に無理な力が作用することがなく、これらの損傷やシャッター板20の損傷等を確実に防止することができる。
さらに、シャッター板20が、バネ25により常に球払出通路19を閉塞する方向に付勢されているため、前面枠6の開放時にシャッター板20に閉塞方向への付勢力を作用させることができ、前面枠6の開放操作力を小さくすることができる。また、シャッター板20に設けられる係合ガイド26が溝部26bを有し、この溝部26b先端の開口26cが外側に指向してテーパー状に拡開しているため、係合突起27の溝部26bからの抜けが良好に行えると共に、前面枠6を閉じる際の係合突起27の溝部26b内への嵌入が良好となり、球零れ防止機構部18の動作を前面枠6の開閉動作にスムーズに対応させることができる。これらにより、前面枠6やシャッター板20にスムーズな開放動作を得ることができて、例えばトラブル発生時の作業を素早く行うこと等が可能となる。
また、上記実施形態によれば、次のような付随的な作用効果を得ることができる。すなわち、前面枠基体9の表面の装飾部が、カバー11a〜11dを熱溶着等で一体化すると共に、これらの各カバー11a〜11dの中央開口部に透明板11eを熱溶着等で一体化したカバー部材11により一括して被覆されるため、前面枠基体9の表面を略一枚物のカバー部材11で覆うことができて、前面枠基体9へのカバー部材11の取付作業が極めて簡単に行える等、前面枠6の組立作業性等を向上させて、その製造工程の大幅な簡素化を図ることができる。
また、前面枠6が、複数の開閉扉等に分割されることがなくなるため、前面枠を複数の開閉扉に分割したパチンコ遊技機の場合に、その前面側に必然的に発生していた各開閉扉間の接合部の隙間をなくすことができて、例えば隙間から不正具を挿入する等の不正行為の発生を確実に防ぐことができる。さらに、前面枠基体9前面の装飾カバーユニット10が、レンズ機能を有するカバーパーツ等を熱溶着等により一体化したカバー部材11と、このカバー部材11に連続した状態で遊技球発射操作ハンドル16等が一体に組み付けられた操作ハンドルカバー12等により形成されているため、前面枠基体9のカバー部分における隙間の発生をほとんどなくして、従来にない意匠的美観と不正行為の発生を一層高めたパチンコ遊技機1を得ることが可能となる。
なお、以上の説明においては、シャッター板20の係合ガイド26と前面枠6の係合突起27の係合状態が解除された際に、バネ25の付勢力によってシャッター板20を閉塞方向に移動させたが、本発明はこの構成に限定されず、例えばバネ25を省略し係合突起27と係合ガイド26に前述した構成等を採用することにより、係合手段21の係合・解除のみによって払出口19aを開閉する構成としても良い。また、上記実施形態においては、係合ガイド26を内枠5のシャッター板20に設け、係合突起27を前面枠6に設けたが、シャッター板20に係合突起27を設け前面枠6に係合ガイド26を設けても良いし、係合突起27や係合ガイド26の形状も前面枠6の開閉操作に悪影響のない適宜の形状を採用することができる。
さらに、上記実施形態においては、内枠5の前面に開閉自在に装着される前面枠6が1枚物である場合について説明したが、例えば2枚や3枚等の複数の開閉扉を上下方向に連結配置して前面枠が構成されるパチンコ遊技機1にも適用することができ、この場合の球零れ防止機構部18は、球貯留皿15が設けられる下部の開閉扉と内枠5間に設ければ良い。また、上記実施形態における、シャッター板20自体の形状、球払出通路19、払出球誘導樋22の構成等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、パチンコ遊技機に限らず、外枠と内枠を有し内枠の前面に前面枠が開閉自在に装着される、例えば遊技球を遊技媒体とする各種の弾球遊技機等に適用できる。
本発明に係わる遊技機としてのパチンコ遊技機の一実施形態を示す正面図 同その側面図 同球零れ防止機構部の斜視図 同前面枠開放前の球零れ防止機構部の斜視図 同その概略平面図 同前面枠開放後の球零れ防止機構部の斜視図 同その概略平面図 同球零れ防止機構部の動作説明図 従来の球零れ防止機構部の斜視図
符号の説明
1・・・・・・・・パチンコ遊技機
2・・・・・・・・外枠
3・・・・・・・・腰板部
5・・・・・・・・内枠
6・・・・・・・・前面枠
9・・・・・・・・前面枠基体
10・・・・・・・装飾カバーユニット
11・・・・・・・カバー部材
14・・・・・・・受皿誘導樋
15・・・・・・・球貯留皿
18・・・・・・・球零れ防止機構
19・・・・・・・球払出通路
19a・・・・・・払出口
19b・・・・・・カバー部
20・・・・・・・シヤッター板
20a・・・・・・先端部
21・・・・・・・係合手段
22・・・・・・・払出球誘導樋
22a・・・・・・開口部
23・・・・・・・シャッター取付板
24・・・・・・・軸
25・・・・・・・バネ
26・・・・・・・係合ガイド
26a・・・・・・底部
26b・・・・・・溝部
26c・・・・・・開口
27・・・・・・・係合突起
28・・・・・・・係合突起取付板
29・・・・・・・払出球

Claims (4)

  1. 払い出された球が貯留される球貯留皿を前面側に有すると共に遊技盤が取り付けられる内枠に対して開閉自在に装着された前面枠と、前記内枠に設けられ払い出された球を前面枠前面側の球貯留皿へ誘導する球払出通路及び該球払出通路の終端部にあって当該球払出通路を開閉可能とするシャッター板と、を備えた遊技機において、
    前記前面枠とシャッター板に互いに係合する係合手段を設け、該係合手段が長溝状の係合ガイドと該係合ガイド内を摺動し得る係合突起で構成され、前記前面枠が内枠に対して開放角度の生じない完全に閉鎖された際には、前記係合突起が係合ガイドの終端位置に係合されて前記玉払出通路を開成状態に設定すると共に、前記前面枠が内枠に対して所定角度開放された際には、前記係合突起が係合ガイドの終端位置より離れていくことにより前記玉払出通路を閉塞状態に設定することを特徴とする遊技機。
  2. 前記シャッター板は、水平面内で回動すると共に下面側となる裏面に前記係合手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記係合手段は、内枠と前面枠との開放角度が所定角度を超えたことを契機として、その係合状態が解除されることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記シャッター板は、付勢部材により常に前記球払出通路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機。
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