JP5390421B2 - 遊技機の打球供給皿の構造 - Google Patents

遊技機の打球供給皿の構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5390421B2
JP5390421B2 JP2010008721A JP2010008721A JP5390421B2 JP 5390421 B2 JP5390421 B2 JP 5390421B2 JP 2010008721 A JP2010008721 A JP 2010008721A JP 2010008721 A JP2010008721 A JP 2010008721A JP 5390421 B2 JP5390421 B2 JP 5390421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
ball
gaming machine
ball supply
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010008721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011147472A (ja
Inventor
茂典 中島
喜康 櫻井
Original Assignee
株式会社Mrd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Mrd filed Critical 株式会社Mrd
Priority to JP2010008721A priority Critical patent/JP5390421B2/ja
Publication of JP2011147472A publication Critical patent/JP2011147472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5390421B2 publication Critical patent/JP5390421B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、球発射装置へ遊技球を導く球供給流路に球抜き口を形成してなる遊技機の打球供給皿の構造に関する。
遊技機の前面側に設けた打球供給皿は、遊技盤の遊技領域へ遊技球を発射する球発射装置へ遊技球を供給するよう構成されている。打球供給皿は、球供給流路によって球発射装置に連通されており、メンテナンス時、遊技終了時等には、球供給流路に設けた球抜き口から球供給流路及び打球供給皿に残った遊技球を抜き出すように構成されている。そして、球抜き口の開閉は、球供給流路に別途設けたシャッター部材によって行っている。
例えば、特許文献1のパチンコ機の打球供給皿においては、皿部の下流側に設けた球整列部の流下先端部の底部に開設した球抜き口に、シャッター部材を摺動可能に設けることが開示されている。このシャッター部材は、コイルばねによって球抜き口を閉塞する位置に保持されており、球抜き操作部材を操作したときに、リンク及び球均し部材を介して移動して、球抜き口を開口するよう構成されている。この打球供給皿によれば、球抜き口の開閉操作と球整列部の流下先端部の拭き掃除を容易に行うことができる。
特開平6−285241号公報
しかしながら、特許文献1のパチンコ機の打球供給皿においては、球整列部にある遊技球に球詰まりが生じたとき、シャッター部材を移動させても球整流部にある遊技球の球詰まり状態を容易に解消することができない。すなわち、特許文献1においては、シャッター部材の全体の上方に、球均し部材による天井部が存在し、球詰まりの解消をするためには十分ではない。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、球抜き口の周辺の省スペース化を図ることができ、球詰まりが生じている部位の遊技球を直接的に移動させ、球詰まり状態を解消することができる遊技機の打球供給皿の構造を提供しようとするものである。
本発明は、球発射装置へ遊技球を導く球供給流路を形成すると共に、該球供給流路に、遊技球を上記球発射装置へ導かずに抜き出す球抜き口を形成してなる遊技機の打球供給皿の構造において、
上記球供給流路は、上方を開放する上流側開放流路部と、該上流側開放流路部の下流側において、天井部を備えると共に上記球抜き口を形成してなる下流側閉塞流路部とを設けてなり、
上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部との一部を連続して形成する流路形成部材が、上記球抜き口の閉口及び開口を行うよう移動可能に配設してあることを特徴とする遊技機の打球供給皿の構造にある(請求項1)。
本発明の遊技機の打球供給皿の構造は、球供給流路の一部を形成する流路形成部材に、球流路を形成する機能と、球抜き口を開閉するシャッターの機能とを持たせている。そして、球供給流路の形成状態に対する流路形成部材の形成範囲に工夫をし、球供給流路に球詰まりが生じたときには、この球詰まりを容易に解消することができるものである。
本発明における球供給流路は、球供給流路の天井部を備えない部分として、上方を開放する上流側開放流路部と、天井部を備える部分として、上流側開放流路部の下流側において球抜き口を形成してなる下流側閉塞流路部とを設けてなる。また、上流側開放流路部と下流側閉塞流路部との一部を連続して形成する流路形成部材を、球抜き口の閉口及び開口を行うよう移動可能に配設してなる。
そして、球供給流路の一部を形成する流路形成部材を、球抜き口の閉口及び開口を行うためのシャッター部材として用いることにより、打球供給皿内に別途シャッター部材を配設する必要がなく、球抜き口の周辺の省スペース化を図ることができる。また、流路形成部材をシャッター部材として用いることにより、打球供給皿の高さ寸法を小さくすることができ、それにより得られる空きスペースを利用することで各機構の設置自由度を向上させることができる。
また、下流側閉塞流路部における天井部の周辺は、遊技球の段積み状態が変化する部位であり、遊技球の球詰まりが発生するおそれのある部位である。これに対し、本発明においては、流路形成部材が上流側開放流路部と下流側閉塞流路部との一部を連続して形成している。つまり、上流側開放流路部と下流側閉塞流路部との両流路部に連なるように流路形成部材を形成している。そのため、天井部の周辺に球詰まりが生じたときには、流路形成部材を移動させることにより、下流側閉塞流路部に存在する遊技球を上流側開放流路部における上方の開放空間を利用して位置ずれさせることができる。これにより、球詰まりが生じている部位の遊技球を直接的に移動させて、球詰まり状態を解消することができる。
それ故、本発明の遊技機の打球供給皿の構造によれば、球抜き口の周辺の省スペース化を図ることができ、球詰まりが生じている部位の遊技球を直接的に移動させ、球詰まり状態を解消することができる。
実施例1における、流路形成部材が球抜き口を閉口する状態を、打球供給皿の裏面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例1における、流路形成部材が球抜き口を開口する状態を、打球供給皿の裏面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例1における、球供給流路及び流路形成部材の周辺を示す斜視説明図。 実施例1における、打球供給皿を配設した遊技機を示す斜視図。 実施例1における、打球供給皿を上方から見た状態で示す上面図。 実施例2における、打球供給皿を上方から見た状態で示す上面図。
上述した本発明の遊技機の打球供給皿の構造における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記流路形成部材は、その上面に金属板を設けてなると共に、上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部との底面部に連続して形成し、上記流路形成部材を上記球供給流路の形成方向に沿って上流側にスライド移動させることにより、上記球抜き口を開口するよう構成することが好ましい(請求項2)。
この場合には、流路形成部材を上流側開放流路部及び下流側閉塞流路部の底面部に形成し、併せて、流路形成部材を、その流路形成部材が配設された球供給流路の流路形成方向(遊技球が流下する流下方向)に沿って上流側にスライド移動するように構成している。そのため、簡易的な機構で流路形成部材をスライド移動(開閉移動)させることができ、また、自重落下を利用して球抜き口から安定して遊技球を流下させることができる。
また、流路形成部材の上面に設けた金属板により、流路形成部材の耐久性を向上させ、流路形成部材をスライド移動させる際に、その上面に生ずる遊技球との摩擦を低減することができる。また、遊技球が段積み状態になったときでも、流路形成部材に加わる荷重、衝撃等を緩和させることができる。
また、上記球供給流路は、上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部とにおいて、遊技機の左右方向に向けて遊技球を1列で流下させるよう構成してあり、上記上流側開放流路部の上流側端部には、上記球供給流路の一部として形成した屈曲流路部が遊技機の前方側から連通してあり、上記流路形成部材は、上記遊技機の左右方向に形成された上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部との底面部の全体を構成していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、流路形成部材を、遊技機の左右方向に連続するように形成された上流側開放流路部と下流側閉塞流路部とにおける底面部の全体(全て)を構成するように形成する。併せて、上流側開放流路部及び下流側閉塞流路部(換言すれば流路形成部材)へと遊技球を供給流下させるために上流側開放流路部の上流側に別途設けられた屈曲流路部を、上流側開放流路部及び下流側閉塞流路部(換言すれば流路形成部材)が形成される左右方向とは異なる方向である前方(前後方向)から上流側開放流路部の上流側端部に連結する。
これにより、流路形成部材を、球供給流路(上流側開放流路部及び下流側閉塞流路部)の形成方向である左右方向に沿って上流側にスライド移動させる際に、この流路形成部材がスライド移動する方向(左右方向)の上流側には遊技球が流下する流路部が存在しないようにすることができ、流路形成部材に対して遊技球から加わる球圧を軽減することができる。
また、流路形成部材を、球抜き口を開口させるように左右方向にスライド移動させたときには、流路形成部材の上流側部分が屈曲流路部に向けては移動せず、屈曲流路部に対して影響を与えない領域に向けて移動するように形成することができる。そのため、屈曲流路部を流下する遊技球に対して不要な影響を与えることなく、遊技球の適切な流下状態を維持することができる。
以下に、本発明の遊技機の打球供給皿の構造にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の遊技機1の打球供給皿3の構造は、図1、図2に示すごとく、球発射装置22(図5参照)へ遊技球Xを導く球供給流路4を形成すると共に、球供給流路4に、遊技球Xを球発射装置22へ導かずに抜き出す球抜き口43を形成してなる。球供給流路4は、上方を開放する上流側開放流路部41と、上流側開放流路部41の下流側において、天井部421を備えると共に球抜き口43を形成してなる下流側閉塞流路部42とを設けてなる。
打球供給皿3においては、上流側開放流路部41と下流側閉塞流路部42との一部(底面部)を連続して形成する流路形成部材6が、球抜き口43の閉口及び開口を行うよう移動可能に配設してある。
以下に、本例の遊技機1の打球供給皿3の構造につき、図1〜図5を参照して詳説する。
図4、図5に示すごとく、本例の遊技機1はパチンコ遊技機であり、打球供給皿3は、本体枠2の前面側において、遊技盤21による遊技領域の下方位置に配設されている。打球供給皿3には、遊技球Xを貯留する球貯留部45が形成されており、球貯留部45の下流側には球供給流路4が形成されている。
本体枠2には、遊技領域へ遊技球Xを発射させる球発射装置22が配設してあり、打球供給皿3に形成した球供給流路4の下流側端部には、球発射装置22へ1球ずつ遊技球Xを送り出す整流器23が配設してある。球発射装置22は、整流器23に隣接して配設してある。なお、本例の遊技機1おいては、球発射装置22は、本体枠2における左右方向Wの略中央位置に配設されている。
本例の打球供給皿3は、本体枠2の前面に配設する前面パネル30と一体化してあり、本体枠2の前面に対して左右いずれかの辺に設けたヒンジ部を回動起点にして開閉可能に配設してある。前面パネル30には、本体枠2に配設した球払出装置から払い出された遊技球Xを打球供給皿3の球貯留部45へ排出する払出口451が形成されている。
本例の遊技機1は、球皿部として打球供給皿3のみを有する、いわゆる一皿タイプのパチンコ遊技機として構成されている。流路形成部材6をスライド移動させて球抜き口43を開口した際には、遊技施設場等において、遊技機1の外部であり打球供給皿3の下方位置に通常設置される球受け箱等に向けて、球抜き口43から抜き出した遊技球Xを排出するよう構成されている。
図1、図2に示すごとく、球抜き口43から遊技球Xを抜き出す球抜き機構として配設される流路形成部材6、後述する操作部材62、第1のリンク63A、第2のリンク63B、コイルバネ64は、いずれも打球供給皿3に配設してある。
整流器23は、球供給流路4(下流側閉塞流路42)の下流側端部の下流側位置に配設してあり、球抜き口43は、下流側閉塞流路42の下流側端部の底面であり、整流器23の直上方位置に形成されている。
球抜き口43は、図1に示すごとく、閉口状態Aにおいて、球供給流路4(下流側閉塞流路部42)の下流側端部の底面を若干開口させており(遊技球Xの半径よりも小さな寸法で開口させており)、図2に示すごとく、開口状態Bにおいて、遊技球Xを1球ずつ落下させる寸法(1球分以上2球分未満の寸法)を開口させるよう構成されている。
流路形成部材6は、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の形成方向(遊技球Xが流下する流下方向)である左右方向Wに沿って上流側にスライド移動させることにより、球抜き口43を開口するよう構成してある。
また、球抜き口43の閉口状態Aにおいては、流路形成部材6の下流側先端部は、下流側閉塞流路部42の下流側端部の側壁等に直接当接させず、上述したように球抜き口43を若干開口させるように隙間を設けて位置させている。これにより、コイルバネ64の付勢力(弾性復元力)によって、下流側閉塞流路部42の下流側端部の側壁等から、流路形成部材6の下流側先端部に無用な負荷が加わることを防止することができる。
図3に示すごとく、流路形成部材6は、その上面に金属板61を設けてなると共に、上流側開放流路部41と下流側閉塞流路部42との底面部に連続して形成してある。流路形成部材6の上面に金属板61を設けることにより、流路形成部材6の耐久性を向上させ、流路形成部材6をスライド移動させる際に、その上面に生ずる遊技球Xとの摩擦を低減することができる。
図5に示すごとく、球供給流路4は、上流側開放流路部41と下流側閉塞流路部42とにおいて、遊技機1の左右方向Wに向けて遊技球Xを1列で流下させるよう構成してある。また、図1、図2に示すごとく、球供給流路4は、上流側開放流路部41において2段で流下する遊技球Xを、下流側閉塞流路部42における天井部421によって整流して、1段で流下させるよう構成してある。
下流側閉塞流路部42における天井部421は、2段積み状態で流下する遊技球Xを1段積み状態に整流させることができるように、下流側に向けて滑らかに下方へ傾斜して形成されている。図3に示すごとく、下流側閉塞流路部42の下流側端部における側壁部には、球供給流路4を流下する遊技球Xの流れを整流器23へ向けて案内する曲線状の案内リブ422が形成してある。この案内リブ422の側面は、遊技球Xを下方へ向けて流下させるように斜め下方を向くテーパ面状に形成してある。
図3、図5に示すごとく、打球供給皿3において、本例の球供給流路4は、屈曲流路部44、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42として形成されている。そして、上流側開放流路部41の上流側端部には、球供給流路4の一部として形成した屈曲流路部44が遊技機1の前方側から連通してある。
図4、図5に示すごとく、本例の屈曲流路部44は、上流側開放流路部41、下流側閉塞流路部42に対する前方位置に隣接して、この上流側開放流路部41に対してUターンするように略180°折り返して連通するよう形成されている。また、屈曲流路部44の上面にも、耐久性の向上を目的として金属板が設けられている。
本例の打球供給皿3においては、球貯留部45に対する左右方向Wの下流側に、屈曲流路部44が前後方向Dの流路幅を縮小しながら形成してあり、屈曲流路部44が前後方向Dに1列で遊技球Xを流下させる状態になった後、上流側開放流路部41の上流側端部に連通されている。
ここで、屈曲流路部44は、遊技機1の左右方向Wに向けて連続するように形成された上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42に対して、遊技球Xの流下方向が同じ方向(同じ向き)ではなく異なる方向(異なる向き)に形成されており、上流側開放流路部41の上流側端部に対して所定の角度を有して遊技機1の前方側から屈曲状に連通されている。
本例において、流路形成部材6を、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の形成方向である左右方向Wに沿って上流側にスライド移動させる際に、この流路形成部材6がスライド移動する方向(左右方向W)の上流側には遊技球Xが流下する流路部が存在しないようにすることができ、流路形成部材6に対して遊技球Xから加わる球圧を軽減することができる。
また、流路形成部材6を、球抜き口43を開口させるように左右方向Wにスライド移動させたときには、流路形成部材6の上流側部分が屈曲流路部44に向けては移動せず、屈曲流路部44に対して影響を与えない領域に向けて移動するように形成することができる。そのため、屈曲流路部44を流下する遊技球Xに対して不要な影響を与えることなく、遊技球Xの適切な流下状態を維持することができる。
なお、屈曲流路部44は、本例のような構造に限定されず、球貯留部45から打球供給皿3の前方側に向けて湾曲状に形成した後、後方側に向けて流下形成し、略90°の角度で上流側開放流路部41の上流側端部に向けて屈曲状に連通させることもできる。また、屈曲状に連通させる際の連結角度は、本例に限定されず、60°や120°等、0°を超えて180°未満の範囲で適宜設定することができる。
また、本例のような屈曲流路部44を別途設けることにより、遊技球Xを一列に整流させる機能を打球供給皿3内に適切に形成することができ、これに併せて、打球供給皿3内の遊技球Xの貯留量を増加させる効果も得ることができる。
図3に示すごとく、本例の流路形成部材6は、遊技機1の左右方向Wに形成された上流側開放流路部41と下流側閉塞流路部42との底面部の全体を構成している。流路形成部材6の上面は、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の下流側に向けて下降する傾斜形状に形成してある。球供給流路4における上流側開放流路部41と屈曲流路部44との間の角部の外側には、曲面状に屈曲する外側屈曲壁面441が形成されている。
流路形成部材6を上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の形成方向の上流側にスライドさせて球抜き口43を開口するときには、当該流路形成部材6の上面の一部を外側屈曲壁面441の下方に潜り込ませ、当該流路形成部材6の上面と屈曲流路部44の下流側端部の底壁面との間の段差442をより大きくするよう構成してある。
流路形成部材6は、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の底面部に形成する以外にも、これらの側壁部に形成することもできる。
また、流路形成部材6は、スライド移動を行う以外にも、回動移動等その他の移動方法により移動可能にすることができる。
また、上流側開放流路部41と下流側閉塞流路部42の形成方向は、遊技機1における左右方向Wに限定されず、遊技機1の前後方向Dや斜め左右方向等、その他の方向に形成することもできる。また、これに付随して屈曲流路部44を適宜形成することもできる。
本例の流路形成部材6は、図2に示すごとく、遊技者等の作業者によって押し操作される操作部材62の下方向へのスライド移動を受けて、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の形成方向の上流側へスライド移動して、球抜き口43を開口するよう構成してある。また、流路形成部材6は、図1に示すごとく、コイルバネ64による付勢力を受けて、球抜き口43を閉口する状態に保持されている。
より具体的には、図1、図2に示すごとく、本例の流路形成部材6は、操作部材62の下方への押込み操作を受けて、1つ又は複数(本例では2つ)のリンク63A、63Bを回動させ、このリンク63A、63Bの回動を受けて、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の形成方向の上流側へスライド移動する。本例においては、操作部材62の押込み操作を受けて第1のリンク63Aを回動させると共に、第1のリンク63Aの回動を受けて第2のリンク63Bを回動させることにより、流路形成部材6のスライド移動のストロークを大きくしている。
本例の遊技機1の打球供給皿3の構造は、球供給流路4の一部(底面部)を形成する流路形成部材6に、球流路を形成する機能と、球抜き口43を開閉するシャッターの機能とを持たせている。そして、球供給流路4の形成状態に対する流路形成部材6の形成範囲に工夫をし、球供給流路4に球詰まりが生じたときには、この球詰まりを容易に解消することができるものである。
本例における球供給流路4は、球供給流路4の天井部421を備えない部分として、上方を開放する上流側開放流路部41と、天井部421を備える部分として、上流側開放流路部41の下流側において球抜き口43を形成してなる下流側閉塞流路部42とを設けてなる。また、上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の底面部の全体を連続して形成する流路形成部材6を、球抜き口43の閉口及び開口を行うよう上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の形成方向にスライド移動可能に配設してなる。
そして、球供給流路4の一部を形成する流路形成部材6を、球抜き口43の閉口及び開口を行うためのシャッター部材として用いることにより、打球供給皿3内に別途シャッター部材を配設する必要がなく、球抜き口43の周辺の省スペース化を図ることができる。
また、下流側閉塞流路部42における天井部421の周辺は、遊技球Xの段積み状態が変化する部位であり、遊技球Xの球詰まりが発生するおそれのある部位である。これに対し、本例においては、流路形成部材6が上流側開放流路部41及び下流側閉塞流路部42の底面部の全体を連続して形成している。つまり、上流側開放流路部41と下流側閉塞流路部42との両流路部の底面部に連なるように流路形成部材6を形成している。そのため、天井部421の周辺に球詰まりが生じたときには、流路形成部材6をスライド移動させることにより、下流側閉塞流路部42に存在する遊技球Xを上流側開放流路部41における上方の開放空間を利用して位置ずれさせることができる。これにより、球詰まりが生じている部位の遊技球Xを直接的に移動させて、球詰まり状態を解消することができる。
それ故、本例の遊技機1の打球供給皿3の構造によれば、球抜き口43の周辺の省スペース化を図ることができ、球詰まりが生じている部位の遊技球Xを直接的に移動させ、球詰まり状態を解消することができる。
なお、屈曲流路部44はあえて設ける必要はなく、これを設けない場合には、上流側開放流路部41の上流側に、複数列で流下する遊技球Xを1列状態に整流流下させるための整流機構を設けることができる。本例の遊技機1の打球供給皿3の構造は、パチンコ遊技機に採用する以外にも、アレンジボール式遊技機や遊技球を遊技媒体として使用するスロットマシン等のその他の遊技機に用いることもできる。
(実施例2)
本例は、打球供給皿3の下方に打球供給皿3に貯留できなくなった遊技球Xを貯留する補助受皿5を別途設け、この補助受皿5を上面視において打球供給皿3の形成領域と被らないように隣接して形成した場合についての球抜き構造を示す例である。
本例の遊技機1の球皿部は、図6に示すごとく、半ドーナツ状に形成された打球供給皿3の形成領域に対する内側の下方空間領域に、区画壁部31によって打球供給皿3と仕切られる形で補助受皿5を形成してなる。本例の屈曲流路部44は、打球供給皿3における区画壁部31の右壁部の右側位置において前後方向Dに形成してあり、打球供給皿3における後方側の右側端部において左右方向Wに形成した上流側開放流路部41の上流側端部に前方側から略90°の角度で連通してある。
補助受皿5は、打球供給皿3における球抜き口43から抜き出した遊技球Xを貯留するよう構成されている。また、補助受皿5の底面には、補助受皿5に貯留された遊技球Xを球受け箱等に排出するための球排出口、及びその開閉用シャッター機構が別途設けられている。打球供給皿3と補助受皿5とを一体的に配設した前面パネル30には、打球供給皿3に開口する遊技球Xの払出口451と、補助受皿5に開口する遊技球Xの払出口51とが形成されている。
本例の流路形成部材6は、球抜き口43を開口状態Bにするために、上流側開放流路部41の上流側へスライド移動させるときには、打球供給皿3の内部に形成された収納スペースに潜り込ませることができる。また、本例においては、補助受皿5に貯留する遊技球Xを、遊技者が手で上方へ掻き出すことにより、打球供給皿3へ移すことができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 遊技機
3 打球供給皿
4 球供給流路
41 上流側開放流路部
42 下流側閉塞流路部
421 天井部
43 球抜き口
44 屈曲流路部
6 流路形成部材
61 金属板
A 閉口状態
B 開口状態
X 遊技球

Claims (3)

  1. 球発射装置へ遊技球を導く球供給流路を形成すると共に、該球供給流路に、遊技球を上記球発射装置へ導かずに抜き出す球抜き口を形成してなる遊技機の打球供給皿の構造において、
    上記球供給流路は、上方を開放する上流側開放流路部と、該上流側開放流路部の下流側において、天井部を備えると共に上記球抜き口を形成してなる下流側閉塞流路部とを設けてなり、
    上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部との一部を連続して形成する流路形成部材が、上記球抜き口の閉口及び開口を行うよう移動可能に配設してあることを特徴とする遊技機の打球供給皿の構造。
  2. 請求項1に記載の遊技機の打球供給皿の構造において、上記流路形成部材は、その上面に金属板を設けてなると共に、上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部との底面部に連続して形成されており、
    上記流路形成部材を上記球供給流路の形成方向に沿って上流側にスライド移動させることにより、上記球抜き口を開口するよう構成してあることを特徴とする遊技機の打球供給皿の構造。
  3. 請求項2に記載の遊技機の打球供給皿の構造において、上記球供給流路は、上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部とにおいて、遊技機の左右方向に向けて遊技球を1列で流下させるよう構成してあり、
    上記上流側開放流路部の上流側端部には、上記球供給流路の一部として形成した屈曲流路部が遊技機の前方側から連通してあり、
    上記流路形成部材は、上記遊技機の左右方向に形成された上記上流側開放流路部と上記下流側閉塞流路部との底面部の全体を構成していることを特徴とする遊技機の打球供給皿の構造。
JP2010008721A 2010-01-19 2010-01-19 遊技機の打球供給皿の構造 Expired - Fee Related JP5390421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010008721A JP5390421B2 (ja) 2010-01-19 2010-01-19 遊技機の打球供給皿の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010008721A JP5390421B2 (ja) 2010-01-19 2010-01-19 遊技機の打球供給皿の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011147472A JP2011147472A (ja) 2011-08-04
JP5390421B2 true JP5390421B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=44535057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010008721A Expired - Fee Related JP5390421B2 (ja) 2010-01-19 2010-01-19 遊技機の打球供給皿の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5390421B2 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236753A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Sankyo Kk 弾球遊技機
JP4070830B2 (ja) * 1995-10-05 2008-04-02 株式会社足立ライト工業所 パチンコ機
JP3263591B2 (ja) * 1996-03-14 2002-03-04 株式会社足立ライト工業所 パチンコ機
JP3935229B2 (ja) * 1996-07-17 2007-06-20 株式会社足立ライト工業所 パチンコ機における打球供給皿の球抜き装置
JP4097744B2 (ja) * 1997-07-25 2008-06-11 株式会社藤商事 弾球遊技機
JPH1176559A (ja) * 1997-09-01 1999-03-23 Mashiro:Kk パチンコ遊技機における打球供給皿のアース構造
JP4139458B2 (ja) * 1998-01-13 2008-08-27 株式会社足立ライト工業所 パチンコ機
JP4560207B2 (ja) * 2000-12-26 2010-10-13 株式会社足立ライト工業所 パチンコ機の球受皿
JP4543367B2 (ja) * 2002-12-27 2010-09-15 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 弾球遊技機
JP2006087798A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2006212085A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Mrd:Kk 遊技機における球皿
JP4698325B2 (ja) * 2005-08-09 2011-06-08 株式会社足立ライト工業所 遊技機の球受皿に設けられる球抜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011147472A (ja) 2011-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516436B2 (ja) 遊技機における球皿
JP2008035910A5 (ja)
JP2006212085A (ja) 遊技機における球皿
JP5390421B2 (ja) 遊技機の打球供給皿の構造
JP6955267B2 (ja) 遊技機
JP2007044113A (ja) 弾球遊技機
JP4147219B2 (ja) 遊技機
JP5753064B2 (ja) 遊技機
JP2007007059A (ja) 弾球遊技機の球供給装置
JP7054910B2 (ja) 遊技機
JP2013169254A (ja) 遊技機
JP2009045223A (ja) 貯留玉受皿
JP4772466B2 (ja) パチンコ遊技機
JP6119069B2 (ja) 遊技機
JP6987386B2 (ja) 遊技機
JP4584205B2 (ja) 弾球遊技機
JP4829841B2 (ja) 遊技機島設備
JP2013102908A (ja) 遊技機
JP2019111118A (ja) 弾球遊技機の入賞装置
JP6326698B2 (ja) 遊技機
JP5432559B2 (ja) 遊技機
JP5593143B2 (ja) 各台計数機の受け皿ユニット
JP2009028404A (ja) 遊技機
JP5467920B2 (ja) 遊技機
JP5777538B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121217

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5390421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees