JP3577850B2 - パチンコ台の玉計数機及び玉計数システム - Google Patents

パチンコ台の玉計数機及び玉計数システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ台の玉計数機及び玉計数システムに関し、特に、パチンコ台の1台1台に付設する玉計数機(台毎計数機とも称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般のパチンコ店では、顧客の利用する玉計数機が店内の要所要所に配設されている。これに対して最近では、パチンコ台の1台1台に玉計数機を付設する提案がある。すなわち、顧客がプレーをしながら玉計数機を取り扱い、大当り時の大量の出玉を自動計数させてパチンコ台の内部機構に玉を帰すようにする。より具体的には複数のパチンコ台を配列して構成される「島」内にパチンコ玉を戻すように構成する。これにより、パチンコ玉は島内へ還流されるので、直接その島を構成する各パチンコ台へ供給する当り玉(賞玉)等に使用できるようになる。そして、計数された玉は電子情報として管理され、顧客の要望に応じて、パチンコ玉を再び顧客に発給したり、景品交換のための玉預り証(ICカードなど)を発給したりする。また、これにより大当たりの際にドル箱をあわてて持ってくる必要がなく、ドル箱を持ってくるのが遅れて下皿が満杯になってしまって当り玉が排出されなくなり、せっかくの大当りの権利が途中で消えてしまうという事態もなくなる。
【0003】
さらに、従来のパチンコ台毎の玉計数機は、個々のパチンコ台の形態に合せて設計されたもので、パチンコ台の下皿の玉排出口から排出される玉を受けて玉計数通路に導き、計数した玉を台サンドと呼ばれる台間機構部に取り込むようになっている。そして、パチンコ玉は、この台間機構部を介して島内を巡る配管路(パチンコ玉を流す通路)に戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のパチンコ台毎の玉計数機では、次のような問題点があった。すなわち、大量のパチンコ玉を1列に整列させて玉計数通路に導くようになっており、しかも、台サンドの幅を考慮すると、係る玉計数通路は多くても2列にするのが限度である。したがって、この部分での玉詰まりや故障を完全になくすことは難しい。
【0005】
そこで、トラブルが発生しても大過なく対処できることが大切である。ところが従来の台毎計数機では、計数通路部で玉詰まりを起こしたとき、一時的に玉を蓄えておく部分がないために、すぐに下皿からの玉の排出を受け付けなくなる。つまり、下皿から台間計数機へと玉が流れなくなる。
【0006】
このとき大当り中であれば、パチンコ台から下皿に次々と当り玉が供給されるが、下皿が満杯になってしまうと、当り玉が排出されなくなる。こうなると、せっかくの大当りの権利が途中で消えてしまうことになるので、係る事態の発生を可及的に抑制する必要がある。
【0007】
一方、この種の故障を未然に防ぐためには、玉計数機のセンサ類などを定期的に保守点検する必要があるが、大量のパチンコ台の個々に玉計数機をつけるとなると、その保守点検作業もきわめて大変になる。そこで、故障した玉計数機を簡単に交換して営業に支障を来さないようにすることも重要であるが、従来の台間計数機ではこのことが考慮されていなかった。
【0008】
また、仮に頻繁に保守点検等をしても、遊技者の中には下皿等にコインその他の小物を置く癖のある人も多々あり、大当たりの時にコイン等を取り出すのを忘れ(或いは間に合わず)パチンコ玉とともにそのコイン等も台間計数機へ供給されてしまうことが予想できる。すると、係るコイン等は、台間計数機にとっては異物となるので、それが玉詰まりの原因となる。また、そのように遊技者が置いたものに限らず、パチンコ玉とともにゴミ類が台間計数機側へ供給されてしまうこともあり、それも玉詰まりの原因となる。
【0009】
さらに、パチンコ台の下皿の玉排出口の位置は製品種類ごとに少しずつ異なるが、従来の台間計数機はそれに合せて各パチンコ台の種類毎に設計しているので、台間計数機の種類が多くなり、その製作が面倒で高価格になるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、玉計数通路で玉詰まりなどを起こしてもすぐには重大事にはならず、また故障した玉計数通路部分を簡単に正常なものと交換して処置でき、さらにパチンコ台の下皿の玉排出口の位置の違いを吸収できるようにした台毎計数機(パチンコ台の玉計数機)を提供することにある。さらに、係る玉計数機を用いた玉計数システムとして、センサユニットを取り外したり、さらには別のセンサユニットと交換したとしても、それまでに計数して得られた玉数データが有効になるようにしたシステムを提供することも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明に係る台毎計数機では、パチンコ台の下皿の下方に設置されるホッパーユニットと、このホッパーユニットと台外部の機構部(実施の形態では「台サンド」に相当)に対して着脱自在に組み合わされるセンサユニットとからなる。前記ホッパーユニットは、相当数のパチンコ玉を貯留可能なホッパー部と、このホッパー部に収容されたパチンコ玉を1列または複数の列に整列させて出口部に導く整列機構と、この整列機構の前記出口部を開閉する玉こぼれ防止用のストッパとを備える。前記センサユニットは、これを前記ホッパーユニットに組み合わせたときに前記ストッパに干渉して当該ストッパを開状態にするストッパ連動子と、前記ホッパーユニットの前記出口部から整列されて出てくるパチンコ玉を前記台外部の機構部に導く計数通路と、この計数通路の途中に設けられた玉検出手段とを備えて構成した(請求項1)。
【0012】
係る構成にすると、玉詰まりや故障を生じても、ホッパー部にパチンコ玉が貯留されるので、すぐに満杯となることはなく、当たり玉が排出され、大当たりの権利が保持される。そして、ホッパーユニットとセンサユニットは分離可能となっているので、両ユニットを分離してセンサユニットを取り外す。すると、ホッパーユニットの出口部は自動的にストッパにより閉状態になり、ホッパーユニットに貯留されているパチンコ玉が外部に流出するのを阻止する。そして、正常なセンサユニットを装着すると、自動的にストッパが開状態になり、センサユニット側にパチンコ玉が供給される。
【0013】
また、より好ましい構成として、前記ホッパーユニットと前記センサユニットとを組み合わせた状態で固定するロック機構を備えることができる(請求項2)。これにより、正常状態では両ユニットが分離などすることがなく、安定して使用できる。さらに、前記ホッパーユニットおよび前記センサユニットの下部には高さ調整用のアジャスター付きの脚部をそれぞれ設けるようにしてもよい(請求項3)。
【0014】
一方、前記センサユニット内の玉センサの上流側に、前記計数通路を開閉するシャッタをさらに設けてもよい(請求項4)。そして、その場合に前記シャッタは、パチンコ台側から大当たり信号を受け取った際に開くように制御することができる(請求項5)。係る構成にすると、シャッタを閉じておくと計数されないので、常時計数処理するのではなく、必要に応じて自動的或いは手動命令に基づいて計数させることができる。これにより、不正行為がしにくくなる。また、遊戯中に島側へパチンコ玉を戻して計数処理をする必要があるのは、特に大当たりの時である。よって請求項5のように構成すると、係る計数処理の必要な大当たり時に自動的に処理が開始するので、遊技者が計数処理のスイッチを押し忘れたり、操作がわからずに、ホッパーユニット内にもパチンコ玉が満杯となる事態を未然に防止できる。
【0015】
さらにまた、本発明に係る玉計数システムでは、請求項1〜5のいずれかに記載の玉計数機と、その球計数機が装着される前記台外部の機構部とを備えて構築されるパチンコ玉計数システムであって、前記台外部の機構部内に、データ保持部を設ける。そして、前記データ保持部は、少なくとも前記センサユニットを前記台外部の機構部から離脱している間、取り外す前に前記センサユニットで検出されたパチンコ玉の検出信号に基づいて計数された玉数のデータを保持するようにする。さらに、取り外したのと同一または別のセンサユニットを前記台外部の機構部に装着した後に行う計数処理が、前記データ保持部に保持した玉数から加算することができるようにした(請求項6)。
【0016】
係る構成にすると、台外部の機構部内のデータ保持部にそれまでに計数した玉数のデータ(積算値)が格納されているので、玉詰まり解除や故障に伴う交換処理のために一旦センサユニットを取り外したとしても、積算値データは保持されているので、その後に同一または別のセンサユニットを装着し、計数処理を開始した場合に、上記した記憶保持した積算値を初期値として積算することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態による台毎計数機の構成を図1〜図8に示している。各図の中で、図1はパチンコ台1に玉計数機を付設した状態を示し、図2は玉計数機の全体の概観図を示し、図3はその要部の内部構成を示し、図4はユニットを分離した状態を示している。
【0018】
図1に示すように、各パチンコ台1の下皿2の下方のカウンター部分に本実施の形態の玉計数機を設置する。玉計数機は、図2に示すように、ホッパーユニット3とセンサユニット4とを備え、さらにセンサユニット4は台間ユニット5に結合される。そして、台間ユニット5を台サンド6の下方に装着するようになっている。
【0019】
ホッパーユニット3は、図3,図4に拡大して示すように、広い玉受け面積をもって相当数のパチンコ玉を貯留可能なホッパー部31と、このホッパー部31に収容されたパチンコ玉を数列(実施の形態では2列)に整列させて出口部32に導く整列機構(仕切壁)33と、この整列機構33の出口部32を開閉する玉こぼれ防止用のストッパ34とを備える。整列機構33の出口部32に近い部分は筒状に形成されており、その内部にはブリッジ防止用のガイド35も設置されている。
【0020】
さらに本例では、ホッパー部31および整列機構33にかけてはパチンコ玉に混入しているゴミ類を排出するスリット36が適宜形成されている。これにより、スリット36を介してごみ類が下方に落ちるため、出口部32からセンサユニット4側にごみ類が侵入し、玉詰まりや誤動作するのを抑制できる。そして、スリット36を介して落下したごみ類の一部は、ホッパーユニット3の下方に設けた排出口36aを介して取り出すことができるようになっている。なお、スリット36は、上記したようにごみ類を排出する機能に加え、そのスリット36にパチンコ玉の下端が接触し、スリット36に沿って移動する。つまり、パチンコ玉を2列に整列させて導くガイドとしての機能も有する。
【0021】
センサユニット4は、図3に示すようにL字型をなしている。そして、図2と図4を比較すると明らかなように、センサユニット4の一端側をホッパーユニット3に結合し、他端側を台間ユニット5に結合するようになっている。しかも、センサユニット4とホッパーユニット3とは分離可能となっており、正常の使用状態ではキーロック機構K1により両ユニット3,4は離脱不能に結合されている。なお、本例では、センサユニット4と台間ユニット5とを一体化している。つまり、玉計数機を台サンド6から取り外すには、台間ユニット5ごと取り出すようになっている。そして、装着時には、キーロック機構K2により、台間ユニット5と台サンド6とを離脱不能に結合している。これにより、玉計数機が台サンド6に固定される。そして、このように各ユニット3〜5を結合するとともに、台サンド6に取り付けた状態では、図5に示すように、センサユニット4と台サンド6とは、台間ユニット5を介して電気的にも接続されて、相互にデータ・命令の送受が行われるようになっている。なお、このように台間ユニット5を介して行うのではなく、センサユニット4から直接台サンド6とデータ等の送受を行うようにしても良い。
【0022】
一方、ホッパーユニット3の先端側の前面には、逆L字状のストッパ連動子41を設けている。このストッパ連動子41は、その上方の先端部41aが、後側に伸びるような形状となり、その先端部41aはテーパ面となっている。そして、センサユニット4をホッパーユニット3に組み合わせたときに、ストッパ連動子41が、ストッパ34に干渉して当該ストッパ34を開状態にするようになっている。
【0023】
ホッパーユニット3におけるストッパ34をセンサユニット4のストッパ連動子41により開閉作動させる部分の構成は、図5に詳しく示すようになっている。すなわち、ストッパ34はバネ38により付勢されていて、ホッパーユニット3にセンサユニット4が結合されていない状態では、バネ38の力でストッパ34が玉通路側に出っ張って通路を塞ぎ、出口部32から玉がこぼれるのを防ぐ(同図(B)参照)。ホッパーユニット3にセンサユニット4を結合すると、ストッパ連動子41が窓穴からユニット3の内部に侵入し、ストッパ34を上に押し上げる(同図(A)参照)。これによりストッパ34が玉通路の障害にならなくなる(出口部32が開状態になる)。
【0024】
さらに、センサユニット4には、ホッパーユニット3の出口部32から整列されて出てくるパチンコ玉を台間ユニット5に導く計数通路42と、この計数通路42の途中に設けられた玉センサ(近接センサ)43と、計数通路42を開閉するシャッタ44と、このシャッタ44を開閉駆動するソレノイド45とを備えている。
【0025】
計数通路42は、センサユニット4の形状に合わせて途中で屈曲するL字状に形成されている。そして、スムーズに玉センサ43側にパチンコ玉が流れるように、屈曲前の上流通路42aよりも屈曲後の下流通路42bの方を低くしている。さらに、下流通路42bの上流側(計数通路42の屈曲部位)には、三角柱状の方向変換部材42cを設け、上流通路42aから下流通路42bに向けて落下したパチンコ玉は、その方向変換部材42cの斜面に当接し、スムーズにその進路が90度方向変換されるようになっている。
【0026】
そして、計数通路42を通過するパチンコ玉が玉センサ43上を通過すると、玉センサ43から検出信号が出力される。この検出信号に基づいてパチンコ玉の個数が計数できる。つまり、玉センサ43の出力端子とソレノイド45の入力端子は、図5に示すようにセンサユニット4と一体化された台間ユニット5の処理回路に接続されており、この台間ユニット5を台サンド6に装着した際に、台間ユニット5の処理回路と台サンド6の制御回路とが電気的に導通状態となるようになっている。これにより、玉センサ43の検出信号は、台間ユニット5を介して台サンド6に送られ、そこにおいて計数処理されるとともに、積算個数データが台サンド6内のデータ保持部61に保持される。よって、後述するように何らかの原因により玉計数機を取り外しても、それまでの積算個数データは、台サンド6側に保持されており、データが消失することはない。なお、個数の計数処理は、本例では台サンド6側で行うようにしたが、本発明ではこれに限ることはなく、台間ユニット5或いはセンサユニット4側で計数処理を行うようにしても良い。
【0027】
さらに、台サンド6側よりソレノイド45に対する制御信号が送られ、シャッタ44の開閉が制御される。係る開閉制御は、台サンド6側の制御回路によって制御され、その制御回路は、例えば図7に示すようなフローチャートに従って動作する。つまり、通常はシャッタ44を閉じておき、パチンコ玉が玉センサ43上を通過しないようにしておく(ST1)。そして、大当たり信号を受け取ると、自動的にソレノイドに電流を通電してシャッタ43を開く(ST3)。これにより、ホッパーユニット3内に貯留するパチンコ玉は、玉通路を介して島側に還流される。この時、パチンコ玉は玉センサ43上を通過するので、玉センサ43からは検出信号が出力される。そこで、検出信号を受け取り、計数処理を行う(ST4)。
【0028】
そして、計数処理終了か否かを判断し(ST5)、終了していない場合には計数処理を続行する。また、計数処理が終了したならば、ステップ1に戻りシャッタ44が閉じ、今回の計数処理が完了する。なお、ステップ5の分岐判断は、台間ユニット5の前面に設置された所定の操作スイッチ(終了ボタン)51が押下された(計数処理終了)か否かにより判断する。
【0029】
また、本例では、ステップ4の計数処理により求められた計数値が台サンド6側のデータ保持部61に与えられ、そこにおいて保持されるようにしている。そして、係る保持のタイミングは、本例では計数してカウントアップする都度リアルタイムでデータを書き替えるようにしているが、取り外す直前に行うようにしても良い。。
【0030】
このように本例では、大当たりと連動して計数処理を行うため、ホッパーユニット3や下皿2にパチンコ玉が満杯になることはなく、係る満杯にともないパチンコ玉の排出が停止されて大当たりの権利がなくなることもない。
【0031】
なお、計数処理は、台サンド6側の制御回路で行っても良く、また台間ユニット5側で計数し、その計数結果を台サンド6の制御回路に送るようにしていても良い。そして、いずれの場合でも、計数値は、例えば台間ユニット5の表示器51に表示されるようにすると、顧客は計数値を確認できるので好ましい。
【0032】
さらにまた、計数処理としては、上記したように大当たりに連動させるものだけではなく、例えば台間ユニット5の前面に設置した操作スイッチ51の押下にともないシャッタ44が開いて計数処理できるようにしても良い。また、その場合にホッパーユニット3に貯留されたすべてのパチンコ玉を計数するのではなく、所定個数だけ計数するようにしても良い。
【0033】
さらにまた、ホッパーユニット3とセンサユニット4とを組み合わせた状態で固定するキーロック機構K1を備えている。つまり、センサユニット4側には、その端面にロック溝46が設けられ、このロック溝46と係合するホッパーユニット3側には、前記ロック溝に係合したり、離脱するキーロックレバー39を設けている。そして、ホッパーユニット3の前面に設けたキー穴39aに、キー(図示せず)を差し込むとともに所定方向に回すことにより、キーロックレバー39も正逆回転し、係合/解除が制御される。
【0034】
なお、ホッパーユニット3およびセンサユニット4の下部には高さ調整用のアジャスター付きの脚部37,47をそれぞれ設けている。これにより、規格の異なる複数種類のパチンコ台に対して対応できる。
【0035】
以上のように構成された玉計数機の使用方法と動作について説明する。通常は図1のように各パチンコ台1に玉計数機を付設しておく。顧客がプレーしていて大当りになり、大量の当り玉が次々と台1から下皿2に排出されてきたとする。顧客は下皿2が満杯になりそうになったら、下皿2のシャッタ2aを開けて、下皿2の玉をホッパー部31に落下させる。
【0036】
ホッパー部31に入った玉は傾斜に従って整列機構33を出口部32に向けて流動し、センサユニット4の計数通路42を通って台間ユニット5へと送給される(台間ユニット5は島内に構築された玉循環機構につながっている)。なお、係るパチンコ玉の流れは、図8中矢印で示すようになる。
【0037】
この玉の流れにおいて、玉が計数通路42を通過する毎に玉センサ43から検出信号(計数信号)が出力され、台間ユニット5或いは台サンド6でこの検出信号を計数し、表示器51に計数値を表示するとともに、台サンド6にて計数値を電子情報として管理(データ保持部61に格納)し、顧客の要望に応じて、パチンコ玉を再び顧客(パチンコ台1)に発給したり、景品交換のための玉預り証(ICカードなど)を発給したりする。
【0038】
一方、何等かの原因でセンサユニット4で玉詰まりが発生したとする。顧客はすぐに係員を呼ぶが、係員が来るまでには少し時間がかかる。本発明の台毎計数機では、相当数の玉を貯留できる容量のホッパー部31があるので、センサユニット4で玉詰まりしても、下皿2からの玉がホッパー部31に供給されて貯留されるので、下皿2が満杯になってパチンコ台1がプレー(玉の排出)を自動停止するまでには相当の時間がかかる。その間に顧客も係員も落ち着いて対処できる。
【0039】
すなわち、係員は、まずキーロック機構K1,K2を解除して、台間ユニット5ごとセンサユニット4を台サンド6から取り外す。このとき、ホッパーユニット3の出口部32が前述したようにストッパ34で塞がれるので、ホッパーユニット3から玉が溢れ出ることはない。さらに、このようにセンサユニット4を取り外してもホッパーユニット3は取り付けたままであるので、パチンコ台1(下皿2)から排出されるパチンコ玉を受け取ることができる。
【0040】
続いて係員は、例えば、持参してきた正常なセンサユニット4(台間ユニット5)を台サンド6に装着するとともに、ホッパーユニット3と結合する。その後キーロックすることにより玉計数機の機能が復旧したことになり、計数動作が継続して行われる。また顧客は、大きなホッパー部31から別の容器に手で玉を移してもよい。このときあわてる必要がない。
【0041】
また、このように一旦玉計数機を取り外し、別の玉計数機(センサユニット4)を装着しても、それまでの計数値自体は台サンド6に保持されているので問題はない。さらに、故障を生じたセンタユニット4の中には、シャッタ43の手前側に数個のパチンコ玉が残ることがある。係るパチンコ玉は、例えばシャッタが閉じたり、キーロック解除などを条件にリターン通路を介して外部に流出させるようにしておくことにより、係る流出してきたパチンコ玉をホッパー部31に移し換えることができる。これにより、当たり玉を正確に計数処理できる。
【0042】
なお、上記した実施の形態では、台間ユニット5とセンサユニット4とを一体化した例について説明したが、両者を分離できるようになっていても良い。その場合には、センサユニット4は台間ユニット5を介して台サンド(台外部の機構部)6に装着可能となっていると解しても良く、或いは台間ユニット5自体が台外部の機構部の一部ととらえても良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明のパチンコ台の玉計数機及び玉計数システムは、相当数のパチンコ玉を貯留可能なホッパー部があるので、玉計数通路部分で玉詰まりを起こしても、その詰まりがパチンコ台に伝わってプレー(当たり玉の排出)が自動停止するような不都合はほとんど起きない。同じ理由で、パチンコ台の下皿の玉排出口の位置が相当に異なる機種でも同じ設計の玉計数機で対応できるので、同一の玉計数機を大量生産して価格を低減できる。
【0044】
また本発明では、ホッパーユニットとセンサユニットとを分離式とし、分離したときにはホッパーユニットの出口部が自動的に塞がれる構造としたので、玉計数通路で玉詰まりなどを起こしてもすぐには重大事にはならずに済み、また故障した玉計数通路部分を簡単に正常なものと交換して処置できる。大量の玉計数機の保守点検および交換修理の作業性もきわめてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による玉計数機をパチンコ台に付設した状態の概略斜視図である。
【図2】同上玉計数機の外観を示す図である。
【図3】同上玉計数機の内部構造を示す一部破断斜視図である。
【図4】同上玉計数機のユニット分離状態の斜視図である。
【図5】各ユニットの連結状態を示す図である。
【図6】(A)は同上玉計数機のストッパ開状態の断面図である。
(B)は同上玉計数機のストッパ閉状態の断面図である。
【図7】シャッタの開閉並びに計数処理アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図8】パチンコ玉の流れを説明する図である。
【符号の説明】
1 パチンコ台
2 下皿
2a シャッタ
3 ホッパーユニット
31 ホッパー部
32 出口部
33 整列機構
34 ストッパ
35 ブリッジ防止用ガイド
36 ロックレバー
37 脚部
38 バネ
4 センサユニット
41 ストッパ連動子
42 計数通路
43 玉センサ
44 シャッタ
45 ソレノイド
46 ロック溝
47 脚部
5 台間ユニット
51 表示器

Claims (6)

  1. パチンコ台の下皿の下方に設置されるホッパーユニットと、このホッパーユニットと台外部の機構部に対して着脱自在に組み合わされるセンサユニットとを備え、
    前記ホッパーユニットは、相当数のパチンコ玉を貯留可能なホッパー部と、このホッパー部に収容されたパチンコ玉を1列または複数の列に整列させて出口部に導く整列機構と、この整列機構の前記出口部を開閉する玉こぼれ防止用のストッパとを備え、
    前記センサユニットは、これを前記ホッパーユニットに組み合わせたときに前記ストッパに干渉して当該ストッパを開状態にするストッパ連動子と、前記ホッパーユニットの前記出口部から整列されて出てくるパチンコ玉を前記台外部の機構部に導く計数通路と、この計数通路の途中に設けられた玉検出手段とを備えたことを特徴とするパチンコ台の玉計数機。
  2. 前記ホッパーユニットと前記センサユニットとを組み合わせた状態で固定するロック機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台の玉計数機。
  3. 前記ホッパーユニットおよび前記センサユニットの下部には高さ調整用のアジャスター付きの脚部をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ台の玉計数機。
  4. 前記センサユニット内の玉センサの上流側に、前記計数通路を開閉するシャッタをさらに設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパチンコ台の玉計数機。
  5. 前記シャッタは、パチンコ台側から大当たり信号を受け取った際に開くように制御されるようにしたことを特徴とする請求項4に記載のパチンコ台の玉計数機。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の玉計数機と、その球計数機が装着される前記台外部の機構部とを備えて構築されるパチンコ玉計数システムであって、
    前記台外部の機構部内に、データ保持部を設け、
    前記データ保持部は、少なくとも前記センサユニットを前記台外部の機構部から離脱している間、取り外す前に前記センサユニットで検出されたパチンコ玉の検出信号に基づいて計数された玉数のデータを保持し、
    かつ、取り外したのと同一または別のセンサユニットを前記台外部の機構部に装着した後に行う計数処理が、前記データ保持部に保持した玉数から加算することができるようにしたことを特徴とするパチンコ台の玉計数システム。
JP26232396A 1996-09-12 1996-09-12 パチンコ台の玉計数機及び玉計数システム Expired - Fee Related JP3577850B2 (ja)

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