以下、図面に基づき、本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施の形態を示している。
本実施の形態に係る遊技設備機20は、遊技機島1を構成する遊技機10毎に個別に対応して設けられ、遊技機10側から払い出された遊技媒体を受け入れて、その個数を計数する計数機能付きの台間機である。以下、遊技機10を、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ機に適用した場合を例に説明する。
図3に示すように、遊技機島1は、島フレーム枠の中段付近に複数の遊技機10としてパチンコ機を並設してなる。遊技機10は背中合わせに2列に並設されており、各遊技機10間に、遊技設備機20である台間機が配設されている。また、遊技機10の前方には、遊技機10毎に対応して遊技者が座る椅子が設置されている。なお、遊技機島1は、遊技機10を片側一列に並設したものであってもかまわない。
遊技機10は、正面のガラス枠11の内側にある遊技盤面上に遊技球を打ち出してゲームを行うパチンコ機である。図示省略したが遊技盤面には、遊技球の落下に変化を与える釘の他、遊技球を受け入れる各種入賞口、識別情報を可変表示する可変表示装置、アウト口等が適所に設けられている。ガラス枠11の下方には、遊技球を貯留する上受け皿12と、上受け皿12から溢れ出た遊技球を受ける下受け皿13と、遊技球の打ち出し操作を行うハンドル14等が設けられている。
このような遊技機10では、各種入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞として払い出されるほか、始動入賞口に遊技球が入賞すると可変表示装置で表示遊技が実行され、例えば数字等の識別情報がスクロール表示される。この表示結果が識別情報の予め定めた特定の組み合わせ(例えば「777」等)である大当たりに確定すると、大入賞口が所定回数を限度に繰り返し開閉する特賞状態が形成される。
遊技機島1において、複数の遊技機10や遊技設備機20の直ぐ下側には、島全長に亘って水平に延出した天板2が固定されている。天板2の下側に位置する島フレーム枠の下段には腰板3が装着され、腰板3で囲まれた島下段内には、遊技球を貯留する回収タンク(図示せず)等が配設されている。また、島フレーム枠の上段には、各遊技機10毎に対応して大当たり回数等の遊技情報を表示する表示装置4等が設けられている。表示装置4より上側には幕板5が装着され、幕板5で囲まれた島上段内には、島下段から揚送された遊技球を各遊技機10に送る補給樋(図示せず)等が配設されている。
本発明の根幹をなす遊技設備機20は、それぞれ個別に対応する遊技機10の左隣りに配設され、カードや現金の投入により遊技球を貸し出す球貸機の機能を備えた本体部21と、対応する遊技機10の下受け皿13の下方に配設され、前記本体部21と一体に連なり遊技機10から払い出された遊技球を受け入れる球計数部22が、それぞれ一体化されユニットとして構成されている。本体部21には、遊技設備機20の各種動作を制御するための制御基板100が内設されている。なお、遊技設備機20は、遊技球の貸出し機能を備えず遊技機10に貸出信号を出力し遊技機により遊技球を貸出すようにしても良い。
図1に示すように、本体部21は、遊技機10間に収まる縦長のケース体21aを外装とし、その正面壁には、カードを挿入ないし排出するカード挿排口211、紙幣を挿入ないし返却する紙幣挿排口212、各種情報を表示する表示パネル213、それに遊技球を払い出すノズル215等が設けられている。表示パネル213は矩形板状であり、本体部21の正面壁より前方に突出するように設けられ、水平方向に角度調整可能に支持されている。
この表示パネル213の対応する遊技機10側の一面が周知のタッチパネル表示ユニットからなり、各種情報を表す各種画像を表示する「表示装置」に相当する他、タッチパネル式の操作ボタンを表示することで、遊技者が各種操作を行う操作部214としても機能する。ここで、タッチパネル表示ユニット自体の構成は一般的であるので詳細な説明は省略する。なお、表示パネル213が操作部214を兼ねないようにして、例えば複数の操作ボタンからなる操作部214を表示パネル213とは別に設けても良い。
本体部21は、カード挿排口211に挿入されたカードのデータを読み込み、操作部214により投入金額が指定されると、その金額相当数の遊技球をノズル215から上受け皿12に貸し出すように構成されている。なお、ノズル215を設けることなく、遊技者に貸し出す遊技球を上受け皿12に遊技機10内部より直接払い出すように構成しても良い。
また、計数された遊技球を再度遊技に使用する場合には、計数された全ての遊技球をノズル215から払い出すようにしても良く、貸し出し金額の最低金額(25個/100円)を一単位とし遊技機10内部より直接払い出すように構成し、前記一単位未満(端球)の遊技球はノズル215から払い出すようにしても良い。また、ノズル215が無い場合には、計数された全ての遊技球を遊技機10内部より直接払い出すようにしても良く、遊技設備機20に専用の皿を設け、該皿に前記一単位未満(端球)の遊技球を払い出すようにしても良い。
球計数部22は、遊技機10の下受け皿13の下方に位置する天板2上に配設された玉箱仕様のケース体22aを外装とし、下受け皿13から排出された遊技球を案内する誘導経路221の大半が内装されている。詳しく言えば誘導経路221は、前記ケース体22aの上面側が開口した部位である遊技球の受入口222と、該受入口222から受け入れた遊技球を流下させる流下路223とを備え、流下路223には、後述するが遊技球を複数列に整列させる整列機構が設けられている。
流下路223の終端側には、通過してきた遊技球を検出する計数手段225が複数並設されており、遊技機10側から払い出された遊技球を受け入れると、その個数を計数するように構成されている。なお、下受け皿13に設けられている球抜きレバーを操作することで、下受け皿13内の遊技球を受入口222に落下させることができるようになっている。
また、球計数部22のケース体22aは、誘導経路221の全長ないし計数手段225へと延びている。詳しく言えばケース体22aの外壁は、受入口222を囲む玉箱仕様の前半側の部位22a1と、該部位22a1から前記本体部21の正面側に向かって側方に延びた後、正面壁に向かって先端側が略直角に屈曲した後半側の部位22a2とが一体に連なっている。後半側の部位22a2の先端側は、本体部21の正面壁より内部に一部嵌挿されている。前記流下路223は、ケース体22aの後半側の部位22a2ないし前記ケース体21aの底部に亘り途中屈曲しつつ延びている。
遊技設備機20のケース体21a,22aの外壁のうち少なくとも一部は、外部から外壁を通して内部の遊技球の動きを視認可能な透過状態と、視認不能な非透過状態とに、相互に切り換え可能に構成されている。本実施の形態では、ケース体21a,22aの外壁のうち前記受入口222から計数手段225を通過するまでの遊技球の動きを視認できる範囲で透過状態ないし非透過状態に切り換えるように構成されている。より具体的には、ケース体21aの正面壁のうち前記カード挿排口211より下方と、ケース体22aのうち後半側の部位22a2が相当するが、かかる外壁の透明化について詳しくは後述する。
前記受入口222は、遊技球を所定量貯留可能な容積を有しており、その底面部は遊技球を一端側に流下させるように一端側に向かって下方に傾斜し、下流端には遊技球を内部に取り込む取込口222aが開設されている。取込口222aは、ケース体22aの内部に延びる流下路223の始端に連通している。なお、所定量貯留できるように取込口222aに、遊技者の操作に基づき開閉可能なシャッターを設けると良い。
流下路223には、遊技球を複数列に整列させる整列機構が設けられている。かかる整列機構は、複数の整列レーン224を有してなる。各整列レーン224は、ケース体22aの底部に沿って互いに並行に延びており、各整列レーン224が互いに長手方向に隣接し合う間には、図示省略したが仕切板が設けられている。各整列レーン224は、それぞれ始端側より流入した遊技球を1列に整列させた状態にして通過させるものである。また、各整列レーン224は、それぞれ始端側が終端側よりも高くなるように配置され、遊技球が自然流下するように設定されている。
また、ケース体22aの内部には、流下路223を流下する遊技球の動きを撮影する画像入力手段40が設けられている。画像入力手段40は、具体的には例えば周知のCCDカメラユニットからなり、遊技球が次述する計数手段225を通過する過程の画像を撮影可能な位置に配置されている。かかる配置の位置は、詳しくは流下路223の途中屈曲した部位の上方であり、当該部位より終端側に向かって流下し計数手段225を通過する遊技球の動きを撮影できるように設定されている。
流下路223の終端側には、各整列レーン224に対応して計数手段225が複数並設されている。計数手段225は、当該部位を通過する遊技球を1個ずつ検出可能なものであり、具体的には例えば、受光部(例えばホトダイオード)と発光部(例えばLED)からなる光学センサ、あるいは近接センサや磁気センサ等の各種センサにより構成すれば良い。計数手段225は、1個の遊技球の通過を検知する毎に1パルスの出力信号を発する。この計数手段225からの出力信号は、図2に示す制御基板100により処理されて、計数結果の表示等に利用される。
計数手段225を通過して計数された遊技球は、流下路223の終端側より遊技機島1の内部に排出される。図示省略したが遊技機島1の内部には、遊技設備機20から排出された遊技球を回収するタンクや、回収された遊技球を研磨しつつ揚送する研磨揚送装置、揚送された遊技球を島上部に貯留するタンクの他、各遊技機10に遊技球を送る前記補給樋等が設けられており、遊技球は遊技機島1内で循環して使用される。
前述したように、ケース体21a,22aの外壁は、受入口222から計数手段225を通過するまでの遊技球の動きを視認できる範囲で透過状態ないし非透過状態に切り換えるように構成されている。図1中において薄墨色で示したケース体21aの正面壁のうち前記カード挿排口211より下方と、ケース体22aのうち後半側の部位22a2は、透明なアクリル樹脂等の透明材質により形成されている。なお、後半側の部位22a2のうち図1中において薄墨色で示していないケース体21a内側の部分も、受入口222から計数手段225を通過するまでの遊技球の動きを視認できる範囲で透明材質により形成されている。
ケース体21a,22aの外部から内部の遊技球を視認できる範囲であれば、さらに、ケース体21aの正面壁のうち前記カード挿排口211の周囲ないし上方まで透明材質で形成したり、ケース体22aのうち玉箱仕様の部位22a1、あるいは該部位22a1とこれに続く部位22a2との境界付近も、透明材質で形成しても良い。ここで透明とは、光が通過する物質の性質において、透過率が極めて高く、物質を通してその向こう側が透けて見える状態の性質を指すが、遊技球を視認できれば透過率は必ずしも100%である必要はなく、また、有色透明であるか無色透明であるかは問わない。
前記ケース体21a,22aの外壁のうち透明材質により形成される部位には、透明ないし不透明に変化する表示装置30(図2参照)が設けられている。すなわち、本実施の形態では、表示装置30が透明に変化した際に、ケース体21a,22aの外壁は透過状態となり、表示装置30が不透明に変化した際に、ケース体21a,22aの外壁は非透過状態となるように設定されている。表示装置30は、透明材質で形成された部位に対して内側から沿うように貼り付ければ良い。なお、ケース体21a,22aの外壁の一部は、メンテナンス時の作業用にネジ等により離脱可能となっている。
透明ないし不透明に変化する表示装置30としては、具体的には例えば、周知の有機EL表示装置や液晶表示装置が該当する。有機EL表示装置は、透明な基板上にマトリクス状に配置した陽極電極と陰極電極との交差する部位に、赤、緑、青の各色を発光する各有機蛍光体薄膜を並列配置してなり、両電極間に電圧を印加することで、赤、緑、青の光の3原色が発光され、該光の3原色の加法混色によりフルカラー表示が可能となる。
このような有機EL表示装置によれば、何も画像を表示していない場合に、透明な基板を通して向こう側が視認できる透過状態となるが、何らかの画像を表示することにより、当該画像がある部位ではケース体21a,22aの外壁の内側が隠蔽されて非透過状態となる。有機EL表示装置では、その表示領域内における任意の範囲で様々な画像を表示することができる。
また、液晶表示装置は、一般に2枚のガラス板の間に特殊な液体を封入し、電圧をかけることによって液晶分子の向きを変え、光の透過率を増減させることで画像を表示する構造になっている。なお、液晶表示装置では、前記有機EL表示装置とは異なり液晶自体は発光しない。また、液晶を利用したものとして、電圧を加えることで液晶内の浮遊物を一定方向として、液晶を透明、不透明に切り換える調光ガラスと称されるものも、表示装置30として利用できる。なお、前述した表示装置30その物で、ケース体22aのうち後半側の部位22a2を構成するようにしても良い。
図2に示すように、遊技設備機20の各種動作を制御するための制御基板100は、CPU101、RAM102、ROM103等を備えてなる。CPU101は、各種演算および制御を行うものであり、RAM102は、各種カウンタ等の記憶領域を含むCPU101の作業領域等を備えている。また、ROM103には、各種演算および制御の処理に関するプログラムやデータ等が記憶されている。
CPU101は、各種制御を実行する「制御手段」として、遊技球放出制御部111、紙幣識別制御部112、カードユニット制御部113、遊技球計数制御部114、外壁透明化制御部115、表示制御部116、操作制御部117、画像入力制御部118を備えている。さらに、CPU101は、通信インターフェースを介してホールコンピュータ200に接続され、このホールコンピュータ200を介して遊技店内に構築されたネットワークに接続されている。
遊技球放出制御部111は、操作部214により投入金額が指定されると、その金額相当数の遊技球を計数して、ノズル215から放出する処理を実行する。ここで貸し出す遊技球を計数するための遊技球貸出ユニット(計数器)は、図示省略したが本体部21の内部に設けられている。
紙幣識別制御部112は、紙幣識別機217から入力される入金額情報に示される金額を金額情報に加算する処理を実行する。ここで紙幣識別機217は、前記紙幣挿排口212に挿入された紙幣の金額を識別して紙幣識別制御部112に出力するものである。
カードユニット制御部113は、遊技者を特定する会員カードおよび有価価値(度数)を特定するカードおよび計数した結果を特定するカードを処理する機能を有している。先ず会員カード処理については、会員カードには、遊技者を特定する情報であるIDおよび紙幣識別機217により読み取った金額のうち使用されなかった有価価値(度数)および前もって預け入れた遊技媒体数(貯玉)が記憶され、これらを記憶部から読み出し、その有価価値(度数)または遊技媒体数(貯玉)の範囲で遊技球の払い出しを許可する処理を実行する。
有価価値(度数)より遊技媒体を貸し出した場合には、有価価値(度数)から減算処理し、遊技媒体数(貯玉)より遊技媒体を払い出した場合には、遊技媒体数(貯玉)から減算処理する。ここでカードリーダライタ216は、前記カード挿排口211に挿入されたカードのデータを読み取り、カードユニット制御部113に出力すると共に、カードユニット制御部113から入力したデータをカードに書き込み可能なものである。
また、有価価値(度数)を特定するカードおよび計数した結果を特定するカードは、一般的には1つのカードに集約されており、以下ビジターカードと言い、会員カードを持たない一般遊技者が主に使用する。カードリーダライタ216には、ビジターカードが複数枚ストックされており、紙幣識別機217により読み取った金額のうち使用されなかった有価価値(度数)をビジターカードに記憶して、発券および計数手段225により計数した結果をビジターカードに記憶して発券する機能を有している。
また、ビジターカードが挿入された際、ビジターカードに記憶された情報に基づき、有価価値(度数)および計数した結果である遊技媒体数(持玉)を読み出し、その有価価値(度数)または前記遊技媒体数(持玉)の範囲で遊技球の払い出しを許可する処理を実行する。なお、会員カードおよびビジターカードに記憶される有価価値(度数)および遊技媒体数(持玉、貯玉)は、ホールコンピュータ200に記憶するようにしても良い。
遊技球計数制御部114は、前記計数手段225からの出力信号を集計および管理する処理を実行する。この遊技球計数制御部114により、遊技機10側から払い出された遊技球の個数が計数されることになる。なお、ホールコンピュータ200には、カードのIDに基づいて記憶される貯球数あるは持玉数の記憶領域があり、遊技球計数制御部114にて遊技球が計数される度に、その計数結果は通信インターフェースを介してホールコンピュータ200に送信され、前記記憶領域に貯球数あるは持玉数として積算され記憶されるように設定されている。
外壁透明化制御部115は、前記ケース体21a,22aの外壁を透過状態ないし非透過状態に切り換える制御を実行する本願発明の「透過制御手段」に相当する。かかる外壁透明化制御部115は、所定条件の成立に基づき、前記ケース体21a,22aの外壁を通常の非透過状態から透過状態に切り換える制御を実行する。
本実施の形態における外壁透明化制御部115は、表示装置30の表示制御を行うものであり、表示装置30が透明に変化(画像の非表示を含む)した際に、ケース体21a,22aの外壁は透過状態となり、表示装置30が不透明に変化(画像の表示を含む)した際に、ケース体21a,22aの外壁は非透過状態となるように設定されている。なお、前記「所定条件」については後述する。
表示制御部116は、前記表示パネル213における各種情報の表示内容を制御するものであり、所定条件の成立に基づき、前記画像入力手段40により撮影された遊技球の画像を前記表示パネル213に表示する「表示制御手段」に相当する。この表示制御部116の表示制御により、前記表示パネル213には、前記画像入力手段40により撮影された遊技球の画像と、前記計数手段225により検出された遊技球の計数結果とが、それぞれ同時に表示される。
かかる表示について詳しくは後述するが、図4に示すように、表示パネル213の画面の上端に、前記計数手段225により検出された遊技球の計数結果が「持玉数」として表示される。持玉数は、遊技者が所有する遊技価値である遊技球数情報であり、この持玉数は、前記遊技球計数制御部114による計数結果が随時加算されて更新される。また、表示パネル213の画面において持玉数の下側には、前記画像入力手段40により撮影された遊技球の画像が同時に大きく表示される。
また、表示制御部116の表示制御により、表示パネル213には各種情報として、各遊技機10の特賞状態に関する情報(大当たり回数等)や、カードの度数や入金額の残金、その他、各種の遊技情報等が随時表示されるようになっている。表示パネル213には、通常はこれらの各種情報および前記持玉数が表示されているが、後述する所定条件の成立に基づき、前記遊技球の画像を前記持玉数と同時に表示するように設定されている。
操作制御部117は、前記操作部214からの各種操作に関する信号を入力する処理を実行する。ここで前記操作部214における各種操作とは、例えば、遊技球の貸し出しを受ける際の貸出金額の指定や、あるいは後述するが、遊技者の意思に基づく前記ケース体21a,22aの外壁の非透過状態から透過状態への切り換え操作等が該当する。
画像入力制御部118は、前記画像入力手段40から入力した画像を処理する制御を実行する「画像入力制御手段」に相当する。かかる画像入力制御部118は、後述する所定条件の成立に基づき、前記画像入力手段40を駆動して流下路223を流下する遊技球の動きを撮影し、撮影された画像を録画させる制御を実行するものである。ここで画像入力手段40による撮影および録画に伴う画像信号は、各種画像処理されて画像データとして前記表示制御部116に出力される。
また、画像入力制御部118は、前記画像入力手段40から入力した画像を元に真正な遊技球であるか否か識別する機能を有している。ここで画像による遊技球の識別については、例えば、簡易的な遊技球の検出方法として、背景画像(遊技球が流れていない画像)のデータを基準にして、遊技球が流れて来た時の入力画像と、背景画像との差分により移動物体(遊技球)を検出することができる。また、移動物体の領域を例外値として、残りの部分で相関係数を求める(ロバスト相関)方法が知られている。
また、遊技球(球体)としての検出方法として、エッジ検出と形状照合(パターン照合)の組み合わせで、遊技球として認識する方法も知られている。ここでエッジ検出は、画像の明るさが鋭敏に(より形式的に言えば不連続に)変化している箇所を特定して、遊技球の輪郭(エッジ)として画像化する。その画像の形状が遊技球と同一であるか否かを判定し同一であれば、遊技球として判断する。
具体的には、遊技球の画像を入手可能な位置(遊技球がフレームインから計数手段225を通過するまで)の遊技球の輪郭データを複数用意し、その輪郭データと入力遊技球画像の輪郭が、複数の遊技球の輪郭データの少なくとも1つのデータと一致した場合に、遊技球として判断する。同じような方法としては、曲率マッチ方式もある。簡単に言えば、入手した遊技球の輪郭の曲率が、遊技球の輪郭曲率と同じか判断するものである。
また、CPU101は、前記制御手段として、前記画像入力制御部118により真正な遊技球と判断された場合に、前記計数手段225による遊技球の検出を有効とする一方、真正な遊技球と判断されなかった場合に、前記計数手段225による遊技球の検出を無効とする機能を有している。
さらに、CPU101は、前記制御手段として、前記計数手段225による遊技球の検出を無効とした場合に、計数信号が入力されると異常が発生したと判断してその旨を報知する機能を有している。ここでの報知は、例えば、遊技店の従業員に対して個別に通信連絡を行う音声出力装置(インカム)が適している。
以下、前述した実施の形態の作用について説明する。
図1において、遊技者は遊技を開始するに際し、遊技設備機20にカードや紙幣を挿入し、操作部214により貸出金額を指定すると、その金額相当数の遊技球がノズル215を介して上受け皿12に払い出される。
遊技機10では、ハンドル14の回転操作により上受け皿12内の遊技球が1つずつ遊技盤面上に打ち出される。遊技球が各種入賞口に入賞すると、それぞれの入賞口毎に定められた所定数の遊技球が賞として上受け皿12に払い出される。
上受け皿12が遊技球で満杯になると、遊技者は上受け皿12にある球抜きレバーを操作することで、上受け皿12内の遊技球を下受け皿13に移すことができる。さらに、下受け皿13も遊技球で満杯になると、遊技者は下受け皿13にある球抜きレバーを操作することで、下受け皿13内の遊技球を遊技設備機20の球計数部22に移して、遊技者は席に居ながらにして獲得した遊技球をその都度計数することができる。
図1に示すように、球計数部22の受入口222は玉箱仕様となっており、その底面部の取込口222aにシャッターがある場合、シャッターを閉じておくことで遊技球を所定量貯留することもできる。受入口222内の遊技球は、取込口222aよりケース体22aの内部に延びる流下路223の始端側に流入する。
遊技球は流下路223に入ると、流下路223の始端から終端に亘り複数列に並設された各整列レーン224に流れ込む。ここで遊技球は、各整列レーン224間にある仕切板によって振分けられて、遊技球は各整列レーン224毎に一列に整列した状態、すなわち、流下路223の終端側まで複数列に整列した状態で流下する。
各整列レーン224を通過する遊技球は、それぞれの終端側にある計数手段225によって順次計数される。ここで各計数手段225は、それぞれ遊技球を1つずつ検出する度に出力信号を発する。この各計数手段225から出力された出力信号は、遊技球計数制御部114に入力されて集計管理される。なお、計数手段225を通過した遊技球は、流下路223の終端側より遊技機島1の内部に排出される。
また、計数手段225からの出力信号が、遊技球計数制御部114を経てCPU101に入力されると、このCPU101から画像入力制御部118に対して所定の制御信号が出力される。すると、画像入力制御部118からの指令に基づき、CCDカメラユニットである画像入力手段40が作動して、遊技球が計数手段225を通過する過程の画像の撮影が開始される。
画像入力手段40により撮影された遊技球の画像は、画像入力制御部118によって処理された後、前記遊技球計数制御部114により集計された遊技球の計数結果と合わせて、表示制御部116の制御により表示パネル213に同時に表示される。詳しくは図4に示すように、表示パネル213の画面の上端に表示された「持玉数」に遊技球の計数結果は随時加算され、遊技球が計数される度に更新表示される。また、表示パネル213の画面において「持玉数」の下側に、前記画像入力制御部118により処理された遊技球の画像が同時に大きく表示される。
このように、前記計数手段225による遊技球の検出開始を所定条件として、遊技球が計数手段225を通過する過程の画像だけでなく、遊技球が計数手段225を通過した際にカウントアップされる球数を、遊技者は画面を切り換えるような特別な操作を行うことなく同時に確認することができる。よって、遊技者としては、視認した遊技球が実際には計数されていないという不安や不信感を解消することができる。
また、前記計数手段225を遊技球が通過した際、通過したことを知らしめる画像表示を行うようにすると良い。具体的には、表示パネル213の画面内の適所にLED画像を表示し、前記計数手段225を遊技球が通過する度にLED画像を発光させること等が考えられる。これにより、遊技球が検知される瞬間をカウントアップと同期させて特に認識させることになり、より確認が容易となる。
また、遊技店においても、計数時における不正操作を行っていないことを証明し、遊技者の信頼感を獲得することができ、さらには、計数時における異常や不正行為を発見することも可能となる。なお、画像入力手段40により撮影した画像は録画しても良く、また、遊技球の計数結果は、通信インターフェースを介してホールコンピュータ200にも送信される。
その後、前記計数手段225による遊技球の検出が途絶えてから一定時間が経過すると、画像入力制御部118からの指令に基づき、画像入力手段40による撮影が停止される。そして、表示パネル213は遊技球の画像が表示されていない状態として、例えば、持玉数や他の遊技情報を表示した初期画面に戻る。これにより、ランニングコストを低減することができる。
ところで、前記画像入力手段40から入力した画像は、画像入力制御部118によって処理され、表示パネル213に表示されることになるが、画像入力制御部118は、画像入力手段40から入力した画像を元に真正な遊技球であるか否かを識別する。図6は、1つの整列レーン224を代表して、遊技球が計数手段225を通過する際の画像の流れを示している。
図6において、左から順に遊技球の動きの経時的な変化を示しており、(a)は、画像入力手段40が撮影可能な所定の区画内において、遊技球が現れ始めた画像を示し、(b)は、遊技球のほぼ全体が現れた画像を示している。(c)は、計数手段225に差し掛かる遊技球の画像を示し、(d)は、計数手段225を通過直前の遊技球の画像を示している。
遊技球の検出方法として、前述したエッジ検出と形状照合の組み合わせの場合には、(a)の時点における画像を、遊技球の識別用の輪郭データとして用いると良い。(b)の時点における画像では、比較する箇所が少なく誤判定を行う可能性があり、また次の遊技球で輪郭が隠れるため、隠れた輪郭データが複数必要となる。
(a)の時点における遊技球の画像を、遊技球1つ分の輪郭データとして、入力画像に応じて輪郭データに具体的に何%一致したら遊技球として判断するように設定すると良い。なお、距離等に応じて%を決める必要がある。なお、(c)や(d)の時点における画像では、これを基準に真正な遊技球であるか否かを識別してから、画像を表示パネル213に表示するとなると、表示するタイミングが遅くなり、遊技球が計数手段225を通過するところを遊技者に見せることができなくなる。
図6に示す画像において、整列レーン224や計数手段225は、背景画像(固定画像)のため変化しない。入力画像のうち、この背景画像を削除して遊技球のみの画像を取り出し、この画像の輪郭を抽出する。図7に示すように、例えば白黒画像で表現するならば、背景画像を取り除いた箇所を黒色に表現し、遊技球は白色に表現することで、黒色の中に白色の弓形が生成される。この黒色と白色の境(遊技球の輪郭)を抽出し、抽出した円弧状と遊技球の輪郭データとを照合させる。
そして、照合した結果が同一と判断されれば遊技球と判断し、同一でないと判断されれば異物と判断する。これにより、異物の挿入により計数手段225を作動させるような不正行為を防止することができる。代表的な不正行為としては、図5に示すように前記異物として、可撓性のセル板の先端に発光ダイオードを備えた不正用基板を取り付けたものを用いることが知られている。
すなわち、セル板を計数手段225のある位置まで流下路223を辿って挿入し、セル板を介して先端の不正用基板を動かすことで点滅信号(不正信号)を生成して、計数手段225の出力信号を、不正用基板の発光ダイオードに生成させた点滅信号(不正信号)に故意にすり替えて、過大にカウントアップさせる方法である。
前記画像入力制御部118により真正な遊技球と判断された場合には、計数手段225による遊技球の検出を有効とする。一方、前記画像入力制御部118により真正な遊技球と判断されなかった場合には、計数手段225による遊技球の検出を無効とする。これにより、前述したセル板等の異物の挿入により計数手段225を作動させるような不正行為を防止することができる。
基本的には、計数手段225による遊技球の検出を無効とすることにより、異物の挿入による不正行為は防止できるが、計数手段225による遊技媒体の検出を無効としているにも拘わらず、遊技球が計数されるような不正行為もあり得る。例えば、主に配線に電波を照射することでカウントアップすることも可能性としてはあるが、かかる場合には、いわゆる電波ゴトと判断して、当該計数も無効とすれば良い。
何れにせよ、計数手段225による遊技球の検出を無効とした場合には、異常が発生したと判断してその旨を報知する。これにより、不正行為をより早期に発見して未然に防止することができる。なお、具体的な報知の手段としては、遊技店内にて従業員に対して個別に通信連絡を行う音声出力装置、いわゆるインカムを用いることにより、他の遊技者に対して不快感を与えることなく、不正行為者を隠密に発見して迅速に対処することができる。
また、前述した例では、計数手段225による遊技球の検出開始時に所定条件の成立として、遊技球の画像および遊技球の計数結果を表示パネル213に同時に表示するようにしたが、別の所定条件として、前記画像入力制御部118により真正な遊技球と判断された時から、所定時間に亘り遊技球の画像および遊技球の計数結果を表示パネル213に同時に表示するようにしても良い。
さらに、別の所定条件として、遊技機10が大当たり状態となった時に、遊技球の画像および遊技球の計数結果を表示パネル213に同時に表示するようにしても良い。これにより、多量の遊技球が遊技者に払い出され計数されるタイミングに合わせて、遊技球が計数手段225を通過する様子とその計数結果を、遊技者は画面を切り換えるような特別な操作を行うことなく同時に確認することができる。
そして、遊技機10の大当たり状態が終了してから一定時間が経過すると、ケース体21a,22aの内部の誘導経路221を遊技球が通過する確率も低くなるため、かかるタイミングで表示パネル213を遊技球の画像が表示されていない初期画面に戻せば良い。なお、遊技機10が大当たり状態となった直後のタイミングではなく、大当たり状態になった時から所定時間だけ遅延させて遊技球の画像を計数結果と同時に表示するようにしても良い。
また、球計数部22の受入口222にある取込口222aにシャッターを設けて、受入口222に遊技球を貯留できるように構成した場合には、遊技者が遊技球を計数させるためにシャッターを開く操作を検出した時から、遊技球の画像および遊技球の計数結果を表示パネル213に同時に表示するようにしても良い。ここで、遊技球が取込口222aより取り込まれてから計数手段225で実際検出されるまで、所定時間(例えば5秒等)かかるので、この所定時間だけ遅延させたタイミングで遊技球の画像を計数結果と同時に表示するようにしても良い。
そして、遊技者が計数終了の操作を終了した時から一定時間(例えば5秒等)が経過すると、誘導経路221を遊技球が通過しなくなるため、かかるタイミングで表示パネル213を遊技球の画像が表示されていない初期画面に戻せば良い。このように、所定条件の内容次第で、手動あるいは自動を問わず様々な条件タイミングに起因させて、遊技球の画像を計数結果と同時に表示することができる。
その他、前記計数手段225とは別に、この計数手段225より誘導経路221の始端側の位置(受入口222や、流下路223の始端等)に遊技球の検知センサを設けて、この検知センサが遊技球を検出することに基づいて、遊技球の画像を計数結果と同時に表示するようにしても良い。さらには、遊技者による表示パネル213の画面上のタッチパネル等による操作に基づいて、遊技球の画像を計数結果と同時に表示するようにしても良い。
ところで、遊技設備機20のケース体21a,22aの外壁において、外部から内部を視認できる透明材質により形成された部位では、遊技球の計数時以外や管理者が内部点検を行う必要がない通常時には、前記外壁透明化制御部115によって表示装置30が不透明(画像の表示を含む)である非透過状態に制御されている。従って、遊技者に内部構造や基板等の解析が行われる心配はない。
その一方、前記外壁透明化制御部115は、所定条件の成立に基づき、遊技設備機20のケース体21a,22aの外壁を通常の非透過状態から透過状態に切り換える。これにより、ケース体21a,22aの外壁(の一部)を開けたり外すことなく、内部における遊技球の動きを視認可能となる。また、遊技球の計数に関わる違法改造や不正基板の取り付け等の不正行為の発見が容易となり、不正行為を未然に防止することができる。
前記所定条件としては、前述した遊技球の画像を表示パネル213に表示する時期に合わせて、外壁透明化制御部115により、通常の非透過状態から透過状態に切り換えるように設定すると良い。具体的には例えば、前記計数手段225による遊技球の検出開始時とすれば、遊技球の計数の開始に合わせて、遊技者はケース体21a,22aの内部における受入口222から計数手段225を通過するまでの遊技球の動きを直接見て確認することができる。
ここで、ケース体22aのうち取込口222aより先の部位22a2では、そのまま前方ないし上方より内部の流下路223(整列レーン224)を視認することができ、その先の部位では、ケース体21aの正面壁の下部より内部の流下路223(整列レーン224)ないし計数手段225を視認することができる。
これにより、遊技球が通過して計数されたことや、計数手段225が作動していることを、遊技者はリアルタイムで直接見て確認することができる。従って、遊技者により確実に信頼ならびに安心感を与えることができる。なお、前記計数手段225による遊技球の検出開始時では、実際には遊技球が流下路223を通過中か通過後となるためタイミングとしては遅いが、まとまった数の遊技球が全て通過し終えた瞬間を遊技者は見届けることで安心感を得ることができる。
前記外壁透明化制御部115は、計数手段225による遊技球の検出が途絶えてから一定時間(例えば5秒等)の経過後に、ケース体21a,22aの外壁を透過状態から元の非透過状態に戻す。具体的に例えば、計数手段225による遊技球の検出をする度に、所定時間を設定する。これにより、最後に通過した遊技球から例えば5秒後に不透明になることで計数時以外では、遊技者が不必要にケース体21a,22aの内部を視認することができる状況を回避することができ、遅れて取り入れた遊技球の通過も確認することが可能となる。
また、別の所定条件として、遊技機10が大当たり状態となった時に、前記外壁透明化制御部115により、遊技設備機20のケース体21a,22aの外壁を通常の非透過状態から透過状態に切り換えても良い。これにより、多量の遊技球が遊技者に払い出され計数されるタイミングに合わせて、遊技者はケース体21a,22aの内部にある誘導経路221ないし計数手段225を遊技球が通過する様子を直接見て確認することができる。
そして、遊技機10の大当たり状態が終了してから一定時間(例えば5秒等)が経過すると、ケース体21a,22aの内部の誘導経路221を遊技球が通過する確率も低くなるため、かかるタイミングでケース体21a,22aの外壁を透過状態から元の非透過状態に戻せば良い。なお、遊技機10が大当たり状態となった直後のタイミングではなく、大当たり状態になった時から所定時間後に透明に切り換えるようにしても良い。
また、球計数部22の受入口222にある取込口222aにシャッターを設けて、受入口222に遊技球を貯留できるように構成した場合には、遊技者が遊技球を計数させるためにシャッターを開く操作を検出した時から遊技設備機20のケース体21a,22aの外壁を通常の非透過状態から透過状態に切り換えても良い。ここで、遊技球が取込口222aより取り込まれてから計数手段225で実際検出されるまで、所定時間(例えば5秒等)かかるので、この所定時間だけ遅延させたタイミングで透過状態に切り換えても良い。
そして、遊技者が計数終了の操作を終了した時から一定時間(例えば5秒等)が経過すると、誘導経路221を遊技球が通過しなくなるため、かかるタイミングでケース体21a,22aの外壁を透過状態から元の非透過状態に戻せば良い。このように、所定条件の内容次第で、手動あるいは自動を問わず様々な条件タイミングに起因させて、非透過状態から透過状態に切り換えることができる。
その他、所定条件の成立を、遊技球の画像の表示するタイミングと同様に、計数手段225より誘導経路221の始端側の位置に設けた検知センサが遊技球を検出することにしたり、遊技者による操作部214等における所定操作としても良い。もちろん、遊技球の画像の表示するタイミングとは異なる所定条件の成立に基づいて、ケース体21a,22aの外壁を通常の非透過状態から透過状態に切り換えても良い。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば前述した実施の形態では、遊技媒体として遊技球を計数する台間機について説明したが、メダルを計数する遊技設備機にも適用することができる。
また、前記実施の形態では、表示パネル213だけで表示装置を構成したが、計数手段225により検出された遊技球の計数結果を表示する第1表示装置を表示パネル213とは別に設けた上で、この第2表示パネル213に、前述したように遊技球の画像と遊技球の計数結果とを近接した位置に並べて表示しても良い。
これにより、遊技球の計数結果だけを知りたい場合は、第1表示装置によって何時でも確認することができ、また、遊技球の計数結果と合わせて遊技球の画像も見たい場合には、表示パネル213によって確認することができる。ここで第1表示装置は、例えば、ケース体22aのうちスペース的に余裕のある部位22a1の上面側に設けたり、あるいはケース体21aの正面壁における表示パネル213の下側に設けたりすれば良い。
また、前記実施の形態では、ケース体22aの内部に画像入力手段40を1つだけ設けたが、複数の画像入力手段40を別々の角度から遊技球の動きを撮影できるように設けても良い。また、ケース体22aの内部にランプ等の照明装置を設けて、明るく照射された遊技球を撮影するようにしても良い。
また、前記実施の形態では、遊技設備機20のケース体21a,22aの外壁の一部を透明材質により形成し、かかる部位に表示装置30を設けて、この表示装置30に画像を表示することで透過状態ないし非透過状態に切り換えるように構成したが、例えば機械的な機構によって透過状態ないし非透過状態に切り換えるように構成しても良い。
具体的には例えば、透明材質により形成した部位の内側に、ブラインド状の複数の短冊状のシャッター、あるいは移動可能な一枚物のシャッターを設けて、これらのシャッターをソレノイドやモータ等の駆動源を使用して駆動制御することによりシャッターを開閉して、かかるシャッターが開いた時に透過状態となり、閉じた時に非透過状態となるように構成することが考えられる。