JP2009045223A - 貯留玉受皿 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ台の下部に下皿から排出される玉を受けるホッパ2を配置し、玉の通過を検知するセンサを備えた計数通路ユニット3の一端をホッパに接続し、他端を台間ユニット85に接続する。ホッパは、ケース5の内側に棚部16を挟んでガイド部10と貯留部20とが区画され、貯留部には、一端を支点と他端が昇降する可動プレート30が設けられる。可動プレートが降下位置では可動プレート上に玉が貯留され、可動プレートの上面の高さが棚部上面の高さ以上となる上昇位置では、可動プレート上の玉が棚部を経てガイド部へ移動し、ガイド部から計数通路ユニットへ送られる。
【選択図】図2
Description
例えば、特許第3577850号公報に提案されたものは、下皿の下方にホッパを設け、台間ユニットとホッパ間をセンサを設置した計数通路ユニットで接続している。下皿に設けられたシャッタを開くことにより下皿からホッパへ排出された当り玉は、計数通路ユニットへ案内されて内部のセンサで計数されたあと、台間ユニットを経てパチンコ台の内部機構へ戻される。
また、ホッパは浅い皿形状をしているので、計数通路で玉詰まりや故障が生じたときには、限定された量ではあるが当り玉を一時的に貯留することができる。
しかし、上記従来のホッパでは玉計数機に玉詰まりや故障が生じたときに浅いホッパに一時的に貯留されることはあるが、通常は下皿から排出された当り玉は直ちに係数通路ユニットへ導かれて係数され、ホッパに貯留されることはない。
このため、遊技客まわりにある当り玉はパチンコ台の比較的浅い上皿および下皿に貯留されるわずかな量しかなく、獲得した当り玉を誇示したいという欲求をもつ遊技客にとっては十分な満足を得る機会が与えられないという問題が生じる。
さらに可動プレートを、上記非貯留位置において当該非貯留位置を保持(降下を規制)するロック手段を有することが望ましい。
さらに、可動プレートを付勢力に抗して玉の重量にて降下することにより容易に貯留部の要量を大きく変化させることができ、可動プレートを降下位置にしたときにとくに多量の玉を貯留することができる。
さらにまた、非貯留位置を保持(降下を規制)するロック手段を有する場合には、玉を通路ユニットへ送り込む間でも、遊技客が非貯留位置の保持操作を続ける必要から解放される。
図1は実施の形態にかかる貯留玉受皿が取り付けられたパチンコ台を示す図。
図2はそのパチンコ台貯留玉受皿部分を拡大して示す外観斜視図である。
パチンコ台80は前面下部に上皿81とその下に下皿82を備えている。
貯留玉受皿1は、パチンコ台の前面において下皿82の下方に配置され、下皿82から排出される玉を受けるホッパ2を備えて、内部に不図示のセンサを備える計数通路ユニット3を介して台間ユニット85に接続されている。ホッパ2と計数通路ユニット3とでパチンコ台玉計数機が構成されている。
ホッパ2の左右方向一端(図では左端)において、ガイド部10と棚部16は貯留部20よりも短くオフセットしており、このオフセット部分における貯留部20とパチンコ台80との間のスペースに、計数通路ユニット3が配置されている。
本実施の形態ではレール12は3本で、各レール12の間隔は玉の径よりも少さく設定され、玉はいずれか2本のレール上を左端へ向かって転動するようになっており、2組の転動路が形成されていることになる。
なお、2組の転動路に対応して、計数通路ユニット3内も2組の図示しない玉通路が設けられ、各玉通路に玉の通過を検知するセンサが設置されている。
図4及び図5は、貯留部20の長手方向の断面を示す縦断面図である。
ホッパ2のケース5は樹脂製で、上下2分割された上ケース体40と下ケース体45を結合して形成されている。上ケース体40は下ケース体45とともに側壁6を形成しているが、上ケース体40はその上縁から折り返して側壁の内壁6aを形成している。
ケース5の内壁6aの上縁から所定範囲には、玉との衝突音を防止するためのラバープレート7が全周にわたって取り付けられている。また、可動プレート30の上面にも同様にラバープレート7が取り付けられている。
図6及び図7を参照して、ロック手段は、以下のように構成されている。
上面に操作部51を、下面に係止片52を備えるロック片50を、側壁6より張出した縁側6bに前後に摺動自在に支持されている。
なお、ロック片50は、図示しない例えばスプリングによって、可動プレート30が上昇位置にある、即ち、降下規制位置方向に付勢されている。
図8は、貯留玉受皿1の構成を示す分解斜視図である。
可動プレート30は樹脂製で、その一端(図では右端)には、他端が昇降する支点(ヒンジ)をなす嵌合部32が一体に形成されている。当該嵌合部32は、上ケース体40の可動プレート30の平面形状に整合する開口部41の一端(図では右側)に形成された突起42と回転自在に嵌合する。
また、可動プレート30の他端(図では右端)には、ケース5を貫通して、その先端に操作片34が設けられている。
受ケース43は、玉を貯留する略3辺の側壁43aと、可動プレート30が玉貯留位置の際に、当該可動プレート30を受ける傾斜した底壁43bとから構成されている。
さらにまた、操作片34側にあって、可動プレート30と受ケース43との間には、当該可動プレート34を上昇位置に付勢するスプリング44が設けられている。
このとき、可動プレート30は、受ケース43の底壁43bに当接して、降下位置を規制している。
また、可動プレート30に結合された操作片34は、先の図7に示されるように、そのストロークの下端位置にある。
この降下位置において、貯留部20では棚部16の上面を若干越える高さまで可動プレート30上に玉を貯留することができる。
この上昇位置では、可動プレート30の上面が棚部16の上面と面一または棚部上面より高くなっているので、下皿から貯留部20、すなわち可動プレート30上に排出される玉はすべて可動プレート30上に止まることなく、傾斜した上面を転がって棚部16からガイド部10へ移送され、計数通路ユニット3で計数される。
可動プレート30の上昇、下降の際、可動プレート30のガイド軸30aが側壁6に形成されたスライド溝61にそってスライドするので、可動プレート30は異常な姿勢をとることなく、滑らかに上下する。
また、計数通路ユニット3が通路ユニットに該当する。
これにより可動プレート30を降下位置にしたときには下皿に加えてホッパ2の貯留部にも相当量の玉を貯留して、当り玉を誇示したいという欲求を満足させることができる。
また、可動プレート30の昇降を、一端を支点と他端が昇降する構成としたことにより、玉は斜めに滑落して貯留されるため、落下による騒音と比較して静かである。
なお、計数通路ユニット3側に玉詰まりや故障が生じたときにも、可動プレート30を降下位置にすることにより貯留容量を大きくできるから、従来のホッパの容量が少なくて直ぐ満杯になり、下皿から排出不可となって当り玉の下皿への排出も止まってしまうというような状況も回避される。
また、可動プレート30の上面は棚部16側へ下るように傾斜しているので、可動プレート30を上昇位置としたときには、他に特段の操作をしなくても、可動プレート30上の玉のすべてをガイド部10へ移すことができる。
例えば棚部16を廃して貯留部20とガイド部10を一体に上下させ、上昇位置においてガイド部10の開口14が計数通路ユニット3の内部通路に連通するように構成するなど、その他適宜に変形可能である。
2 ホッパ
3 計数通路ユニット
5 ケース
6 側壁
6a 内壁
6b 縁側
7 ラバープレート
10 ガイド部
12 レール
14 開口
16 棚部
20 貯留部
30 可動プレート
30a ガイド軸
32 嵌合部
34 操作片
40 上ケース体
43 受ケース
45 下ケース体
50 ロック片(ロック手段)
82 下皿
85 台間ユニット
Claims (4)
- パチンコ台の下皿の下方にホッパを設け、下皿から排出される玉をホッパで受けて通路ユニットへ移送するようにした貯留玉受皿において、
前記ホッパは、前記通路ユニットに連通するガイド部と、下皿から排出される玉を受ける貯留部とを有し、
貯留部には、前記下皿から排出される玉を貯留する貯留位置と、玉を貯留しない非貯留位置とに昇降する可動プレートを備えていることを特徴とする貯留玉受皿。 - 前記可動プレートは、一端を支点と他端が昇降することを特徴とする請求項1に記載の貯留玉受皿。
- 前記可動プレートは、付勢力に抗して玉の重量にて降下することを特徴とする請求項1または2に記載の貯留玉受皿。
- 前記可動プレートには、当該可動プレートの降下を規制するロック手段が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の貯留玉受皿。
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