JP5591600B2 - 飲料供給装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1の図1を参照すると、飲料ディスペンサの給水キャビネット(飲料水供給手段)2は、飲料水を蓄えるカセットタンク7と、カセットタンク7内の飲料水を送出する給水ポンプ10と、給水ポンプ10によって送出された飲料水に含まれる不純物を取り除く水フィルタ11とを備えている。水フィルタ11の排水口は、給水パイプ25を介して冷却水を蓄える冷水タンク8に接続されており、給水パイプ25の途中には、第1給水弁24と流量センサ30が設けられている。
一般的な飲料ディスペンサでは、カセットタンク7内の飲料水が枯渇した際にはこれをユーザに通知し、ユーザによって飲料水が補給されたことを検知すると、図6のタイミングチャートに示されるような飲料水の補給時の動作を開始する。この動作では、カセットタンク7に飲料水が補給されたことを検知すると、第1給水弁24を開状態にした後、給水ポンプ10を稼働させる。そして、給水パイプ25内を流れる飲料水の流量が所定流量以上になったことを流量センサ30によって検知すると、カセットタンク7内の飲料水の枯渇状態が解消されて給水可能な状態になったと判断し、第1給水弁24を閉状態にした後、給水ポンプ10を停止させる。
これにより、飲料水を蓄えるタンク内の飲料水の枯渇状態が解消されて給水可能な状態になった直後であっても、冷飲料の注出時に所定量を確実に注出することができる。
この発明の実施の形態に係る飲料供給装置1の構成を図1に示す。
飲料供給装置1は、給水キャビネット2と、給水キャビネット2から供給される飲料水と粉末状の飲料原料から茶やコーヒー等の飲料を生成する飲料生成機本体3とから構成されている。
一方、温水タンク13の給水口は、給水パイプ20と電磁開閉式の副給水弁21を介して主給水パイプ9に接続されており、温水タンク13の排水口は、温水パイプ22、温水注出ポンプ23、電磁開閉式の温水弁24を介して混合器15に接続されている。
冷飲料を注出する際には、主制御部25は、冷水弁19を開状態にした後、主給水弁11を開状態にすると共に副給水弁21を閉状態にし、給水ポンプ5を稼働させる。また、粉末原料供給部14から粉末状の飲料原料を混合器15に供給する。このとき、給水タンク4内の飲料水は、給水ポンプ5、浄水器6、主給水パイプ9、給水パイプ17を流通して冷却コイル16に送り込まれ、冷却コイル16内を流通する過程で冷水タンク12内の冷却水と熱交換して冷水となった後、冷水パイプ18を流通して混合器15に供給される。主制御部25は、給水タンク4から混合器15に所定量の飲料水が送出されたことを流量センサ10によって検知すると、給水ポンプ5を停止させる。その結果、所定量の冷水と粉末状の飲料原料とが混合器15において混合され、茶やコーヒー等の冷飲料が生成・注出される。
給水タンク4からの給水中に給水タンク4内の飲料水が枯渇すると、流量センサ10からパルスが出力されなくなる。このとき、主制御部25は、主給水弁11を閉状態にすると共に給水ポンプ5を停止させる。そして、給水キャビネット2のフロントパネル2aに設けられた通知ランプ8を点滅させて、ユーザに給水タンク4への飲料水の補給を促す。
ユーザは、給水タンク4内の飲料水の枯渇を知らせる通知ランプ8が点滅している場合には、フロントパネル2aを開いて給水タンク4に飲料水を補給し、再びフロントパネル2aを閉じる。
(給水タンクへの飲料水の補給時の動作)
(2)主給水パイプ9の途中に設けられた流量センサ10から、所定流量(=13ml/秒)に対応するパルス数(=15パルス/0.5秒)以上のパルスを10秒間にわたって検知すると、飲料水の枯渇が解消されたと判断し、2秒経過するのを待って主給水弁11を閉状態にし、さらに1秒経過後に給水ポンプ5を停止させる。
(3)以下の(a)〜(c)の動作を所定回数(=4回)繰り返す。
(a)3秒経過するのを待って、主給水弁11を開状態にすると共に、給水ポンプ5を稼働させる。このとき、給水ポンプ5から送出された飲料水は、上記(1)と同様に温水タンク13に送り込まれる。
(b)2秒経過後に、主給水弁11を閉状態にする。
(c)1秒経過後に、給水ポンプ5を停止させる。
尚、上記(3)における4回目の繰り返しの際には、(b)で主給水弁11を閉状態にしてから0.5秒経過後に、副給水弁21を閉状態にする。
以上の動作が完了すると給水可能状態になる。
図5(a)は1回目の間欠運転開始前の状態であり、浄水器6内に空気が入りこんでおり、活性炭フィルタ6bの上部の空気層(図中の白抜き部分)と、下部の飲料水(図中のハッチング部分領域)とがバランスしている。
図5(b)は1回目の間欠運転中の状態であり、給水ポンプ5を稼働させて給水口6cから飲料水が流入してくると、まず排水パイプ6e内の空気が追い出された後、活性炭フィルタ6bを流通した飲料水が排水パイプ6eに流入して排水口6fから排水される。このとき、飲料水は水頭圧のために活性炭フィルタ6bの下部を主に流通するため、一旦飲料水の排水が開始されると空気層は活性炭フィルタ6bの上部に溜まったままになる。
図5(c)は1回目の間欠運転直後の状態であり、図5(a)に比べて減少した空気層と飲料水とがバランスし、排水パイプ6e内に再び空気が入り込んでいる。
図5(d)は2回目の間欠運転中の状態であり、先と同様に給水ポンプ5を稼働させて給水口6cから飲料水が流入してくると、排水パイプ6e内の空気が再び追い出された後、活性炭フィルタ6bを流通した飲料水が排水パイプ6eに流入して排水口6fから排水される。
このように、給水ポンプ5を間欠的に稼働させると、浄水器6内の空気が徐々に追い出されていき、やがて浄水器6内が完全に飲料水で満たされた状態になる。
また、実施の形態において、給水ポンプ5を間欠的に稼働させた際に送出される飲料水を温水タンク13に流入させたが、主給水パイプ9を図示しない排水管に連通させることによって、飲料供給装置1の外部に排水してもよい。
Claims (1)
- 飲料水を蓄えるタンクと、
該タンク内の飲料水を送出するポンプと、
該ポンプから送出された飲料水を濾過する浄水器と、
該浄水器で濾過された飲料水が流通する流通経路と、
該流通経路内を流通してきた飲料水を原料にして飲料を生成する飲料生成手段と、
前記ポンプを制御する制御手段と
を備える飲料供給装置であって、
前記制御手段は、前記タンク内の飲料水の枯渇時に該タンクに飲料水が補給されると、前記ポンプを所定回数だけ間欠的に稼働させて前記浄水器内の空気を追い出す、飲料供給装置。
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