JP2006193181A - 飲料水のディスペンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 価格を割安にすることができるとともに、雑菌の侵入が少ない安全性の高い飲料水のディスペンサを提供する。
【解決手段】 飲料水供給手段2と、飲料水供給手段2から供給パイプ25を介して供給される飲料水を貯留する密閉式の冷水貯留タンク8と、冷水貯留タンク8内に貯留される飲料水を冷却する冷却装置12と、冷水貯留タンク8に接続され貯留される飲料水を注出する冷水注出バルブ51と、冷水貯留タンク8の上部に配設され、その内部の空気および飲料水を排出する排出管18と、を備えた飲料水のディスペンサにおいて、排出管18は、排出管18を一端が閉塞された閉塞管27と、一端が開放された放出管28とに交互に切り換えて連通する三方弁17を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 飲料水供給手段2と、飲料水供給手段2から供給パイプ25を介して供給される飲料水を貯留する密閉式の冷水貯留タンク8と、冷水貯留タンク8内に貯留される飲料水を冷却する冷却装置12と、冷水貯留タンク8に接続され貯留される飲料水を注出する冷水注出バルブ51と、冷水貯留タンク8の上部に配設され、その内部の空気および飲料水を排出する排出管18と、を備えた飲料水のディスペンサにおいて、排出管18は、排出管18を一端が閉塞された閉塞管27と、一端が開放された放出管28とに交互に切り換えて連通する三方弁17を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、飲料水のディスペンサに関し、特に密閉された貯留タンク内に貯留された飲料水を注出する飲料水のディスペンサに関する。
従来のこのような飲料水のディスペンサとしては、特開平11−190577号公報に記載されるような装置が知られている。この装置は、冷蔵庫に収容した所謂バッグインボックス型の飲料水容器から供給配管を介して飲料水を貯留する冷水タンクに飲料水を自重で導き、この冷水タンクに付設した冷却器で内部の飲料水を冷却する。そして、この冷水タンクに接続された冷水注出バルブから冷却された飲料水を注出するものである。ここで、飲料水容器はバッグインボックス型の密封容器であるから、無菌状態で充填されている飲料水を略無菌の状態で保全する。また、冷蔵庫は冷却装置を備え飲料水容器の中の飲料水を4〜10°Cに冷却して保存するため、この飲料水は雑菌が繁殖し難い。さらに、飲料水を貯留する冷水タンクは外部からの雑菌の侵入を防止するために密閉して形成されている。そして冷水タンクが密閉されることにより、内部の飲料水は効率的に冷却保存される。すなわち、この装置は飲料水の雑菌の繁殖を抑えて、効率良く冷却保存するように構成されている。
ここで、この装置において、バッグインボックス内の飲料水を冷水タンクに供給して貯留する場合は、冷水タンク内の空気を抜く必要があるから、この冷水タンクはその上部に空気を抜くための抜気管が設けられている。そして、バッグインボックスから冷水タンクに飲料水を供給し、この抜気管から飲料水が溢れ出てきたら抜気管に設けられた開閉弁を閉じて冷水タンクを満水状態にして空気抜きを完了する。
特開平11−190577号公報
ところで、このような装置においては、その汎用性を高めるため、バッグインボックスに替えて、水道水や、冷水タンクの下方に配備された飲料水容器から強制的に冷水タンクに飲料水を供給する装置が開発されている。そして、このような装置においては、冷水タンク内の飲料水が、水道水や飲料水容器に接続される供給配管を介して逆流しないように、それに開閉弁等が配設されている。
ここで、冷水タンク内で満水状態にある飲料水を冷却すると、飲料水はその温度や、内部に生成される氷塊によって体積が変化するので、この冷水タンクを密閉状態にしておくと冷水タンクが変形したり破損したりする虞がある。そこで、このような装置においては、冷水タンクの抜気管に設けられた開閉弁を開放し、冷水タンクを完全には密閉しない状態で、内部の飲料水を冷却する。一方、冷水注出バルブを開いて、冷却した飲料水を注出する場合は、同時に供給配管に備えられた開閉弁を開いて冷水タンクに飲料水を供給するから、この飲料水が冷水タンクから溢れ出ないように抜気管に配設された開閉弁は閉止される。すなわち、抜気管に配設される開閉弁は、常時は開放され、飲料水注出時は閉止されるものである。そして、このような開閉弁として、一般的に常開形二方電磁弁が適用される。しかしながら、この常開形二方電磁弁は需要が少なく(例えば、一般に広く使用される常閉形二方電磁弁の需要量の百分の一から千分の一程度)構造が特殊なためコストが高く、装置全体の価格が割高になってしまう問題がある。
ここで、冷水タンク内で満水状態にある飲料水を冷却すると、飲料水はその温度や、内部に生成される氷塊によって体積が変化するので、この冷水タンクを密閉状態にしておくと冷水タンクが変形したり破損したりする虞がある。そこで、このような装置においては、冷水タンクの抜気管に設けられた開閉弁を開放し、冷水タンクを完全には密閉しない状態で、内部の飲料水を冷却する。一方、冷水注出バルブを開いて、冷却した飲料水を注出する場合は、同時に供給配管に備えられた開閉弁を開いて冷水タンクに飲料水を供給するから、この飲料水が冷水タンクから溢れ出ないように抜気管に配設された開閉弁は閉止される。すなわち、抜気管に配設される開閉弁は、常時は開放され、飲料水注出時は閉止されるものである。そして、このような開閉弁として、一般的に常開形二方電磁弁が適用される。しかしながら、この常開形二方電磁弁は需要が少なく(例えば、一般に広く使用される常閉形二方電磁弁の需要量の百分の一から千分の一程度)構造が特殊なためコストが高く、装置全体の価格が割高になってしまう問題がある。
本発明は、このような問題を解決するため、コストの高い常開型二方電磁弁を使用しないで、価格を割安にすることができるとともに、雑菌の侵入が少ない安全性の高い飲料水のディスペンサを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、飲料水供給手段と、前記飲料水供給手段から供給パイプを介して供給される飲料水を貯留する密閉式の冷水貯留タンクと、前記冷水貯留タンク内に貯留される飲料水を冷却する冷却装置と、前記冷水貯留タンクに接続され貯留される飲料水を注出する冷水注出バルブと、前記冷水貯留タンクの上部に配設され、その内部の空気および飲料水を排出する排出管と、を備えた飲料水のディスペンサにおいて、前記排出管は、前記排出管を一端が閉塞された閉塞管と、一端が開放された放出管とに交互に切り換えて連通する三方弁を備えたものである。これによれば、コストの高い常開形二方電磁弁を使用しないで、それに替わる三方電磁弁を使用する飲料水のディスペンサを提供することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の飲料水のディスペンサにおいて、飲料水を貯留する温水貯留タンクと、前記温水貯留タンク内に貯留される飲料水を加温する加温装置とを備え、前記放出管の開放された一端は、前記温水貯留タンク内に配置されたものである。これによれば、前記放出管の開放された端部は、加温されて高温に保持され雑菌の繁殖が防止される前記温水貯留タンクの内部に配置される。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の飲料水のディスペンサにおいて、飲料水を貯留する温水貯留タンクと、前記温水貯留タンク内に貯留される飲料水を加温する加温装置とを備え、前記放出管の開放された一端は、前記温水貯留タンク内に配置されたものである。これによれば、前記放出管の開放された端部は、加温されて高温に保持され雑菌の繁殖が防止される前記温水貯留タンクの内部に配置される。
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、コストの高い常開形二方電磁弁を使用しないで、それに替わる三方電磁弁を使用することができる。そして、一般に三方電磁弁は常開形二方電磁弁に比べて需要が多くコストが安いから、価格が割安な飲料水のディスペンサを提供することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、放出管の開放された端部は、加温されて高温に保持され雑菌の繁殖が防止される温水貯留タンクの内部に配置されるから、この端部からの雑菌の侵入を少なくし、安全性の高い飲料水のディスペンサを提供することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、放出管の開放された端部は、加温されて高温に保持され雑菌の繁殖が防止される温水貯留タンクの内部に配置されるから、この端部からの雑菌の侵入を少なくし、安全性の高い飲料水のディスペンサを提供することができる。
本発明に係る好適な実施例について図を参照して説明する。
図1は本発明の飲料水のディスペンサの実施の形態を示す概略構成図、図2は本発明の飲料水のディスペンサの実施の形態を示す制御ブロック図である。
図に示すように、この飲料水のディスペンサは、飲料水を供給する飲料水供給手段2と、冷水供給部3と、温水供給部4と、飲料注出部5とを主な構成要素として構成されている。
飲料水供給手段2は、この飲料ディスペンサに着脱可能に設けられ、上水道等から飲料水を内部に補給して貯留するカセットタンク7をと、カセットタンク7内の飲料水を後述の冷水タンク(冷水貯留タンク)8、温水タンク(温水貯留タンク)9に送出する給水ポンプ10と、給水ポンプ10から送出される飲料水の不純物を取り除く水フィルタ11等を備えている。
図1は本発明の飲料水のディスペンサの実施の形態を示す概略構成図、図2は本発明の飲料水のディスペンサの実施の形態を示す制御ブロック図である。
図に示すように、この飲料水のディスペンサは、飲料水を供給する飲料水供給手段2と、冷水供給部3と、温水供給部4と、飲料注出部5とを主な構成要素として構成されている。
飲料水供給手段2は、この飲料ディスペンサに着脱可能に設けられ、上水道等から飲料水を内部に補給して貯留するカセットタンク7をと、カセットタンク7内の飲料水を後述の冷水タンク(冷水貯留タンク)8、温水タンク(温水貯留タンク)9に送出する給水ポンプ10と、給水ポンプ10から送出される飲料水の不純物を取り除く水フィルタ11等を備えている。
冷水供給部3は、密閉式に構成されて飲料水を貯留する冷水タンク9と、この冷水タンクの外周に設けられた冷却コイル12aに冷媒を流して内部の飲料水を冷却する冷却装置12と、冷水タンク8を覆う断熱部13と、冷水の温度を計測する水温センサ15と、冷水タンク8の上部に設けられ冷水タンク8内の空気を抜くための空気抜き弁(三方弁)17を有する空気抜きパイプ(排出管)18と、冷水を注出する冷水注出パイプ19と、冷水タンク8内の冷水を排出する冷水排出弁21を備えた冷水排水パイプ22と、給水ポンプ10により送出される飲料水を第一給水弁24を介して冷水タンク8に供給する給水パイプ(供給パイプ)25等を備えている。ここで、空気抜き弁17は、三方電磁弁からなり、空気抜きパイプ18を一端が閉塞された閉塞パイプ(閉塞管)27と、一端が後述の温水タンク9内で開放された放出パイプ(放出管)28とに交互に切り換えて連通する。さらに詳述すれば、この三方電磁弁である空気抜き弁17は通電されない常時は、空気抜きパイプ18と放出パイプ28とが連通され、通電されると空気抜きパイプ18と閉塞パイプ27が連通される。すなわち、この三方電磁弁である空気抜き弁17は通電時に空気抜きパイプ18を閉塞して、冷水タンク8を密閉する。
温水供給部4は、側壁部9aを真空層により囲繞されて飲料水を貯留する温水タンク9と、この温水タンク9内の飲料水を加温する加温ヒータ31と、温水タンク9内の温水の温度を計測する湯温センサ32と、温水タンク9内の湯量を検出する水位制御フロート33と、温水タンク9内の蒸気を抜くための蒸気抜きパイプ34と、温水を注出する温水注出パイプ35と、温水タンク9内の温水を排出する温水排出弁37を備えた排湯パイプ38と、給水ポンプ10により送出される飲料水を第二給水弁41を介して温水タンク9に供給する給水パイプ43等を備えている。また、蒸気抜きパイプ34には、排出される蒸気の温度を検出して温水タンク9内の温水の沸騰を防止する沸騰防止センサ45が配設されている。また、温水タンク9の内部には、その上部に前述の放出パイプ28の開放された端部が配置されている。
飲料注出部5は、図示しない装置から供給される茶やコーヒー等の飲料原料と冷水または温水を攪拌混合して飲料を調理する飲料調理部47と、冷水を注出する冷水注出パイプの一端に設けられカップ等の容器48に直接に冷水を注出する冷水弁(冷水注出バルブ)51と、同様に冷水注出パイプの一端に設けられ飲料調理部47に冷水を注出する冷飲料弁(冷水注出バルブ)52と、温水を注出する温水注出パイプ35の一端に設けられカップ等の容器48に直接に温水を注出する温水弁54と、同様に温水注出パイプ35の一端に設けられ飲料調理部47に温水を注出する温飲料弁55とを備えている。ここで、これらの冷水弁51、冷飲料弁52、温水弁54、温飲料弁55は常閉形電磁弁からなる。また、温水注出パイプ35には、温水を注出する際に予めこのパイプ内に温水を循環させてこれを加温し、注出される温水の温度の低下を防止する湯循環ポンプ50が設けられている。
また、図2に示すように、本発明の飲料水のディスペンサは、図示しない操作部に冷水を注出させる冷水ボタン61、冷たい飲料を注出させる冷飲料ボタン62、温水を注させる温水ボタン64、温かい飲料を注出させる温飲料ボタン65を備えている。そして、主制御部68はこれらのボタン61、62、64、65により選択された種類に対応して上記の電磁弁51、52、54、55を開いて、冷水、冷飲料、温水、温飲料をそれぞれ注出させる。
このように構成される飲料水のディスペンサにおいて、冷水タンク8に飲料水供給手段2から飲料水を補給する場合について説明する。先ず、第一給水弁24を開き、飲料水供給手段の給水ポンプ10を稼動させてカセットタンク7内の飲料水を給水パイプ25を介して冷水タンク8に供給する。そして、冷水タンク8内に飲料水が満たされ、その上部に設けらられた吸気抜きパイプ18および空気抜き弁17を介して、一端が温水タンク9内に開放された放出パイプ28からその飲料水が溢れ出てきたら、給水ポンプ10を停止して、第一給水弁24を閉じる。このようにて、冷水タンク8内に飲料水が満水状態で補給される。なお、飲料水供給手段2から給水パイプ25に送出される飲料水は、その間に配置された流量センサ30によりその流量が検出され、飲料水が確実に冷水タンク8に送出されているか否かが監視される。
このように構成される飲料水のディスペンサにおいて、冷水タンク8に飲料水供給手段2から飲料水を補給する場合について説明する。先ず、第一給水弁24を開き、飲料水供給手段の給水ポンプ10を稼動させてカセットタンク7内の飲料水を給水パイプ25を介して冷水タンク8に供給する。そして、冷水タンク8内に飲料水が満たされ、その上部に設けらられた吸気抜きパイプ18および空気抜き弁17を介して、一端が温水タンク9内に開放された放出パイプ28からその飲料水が溢れ出てきたら、給水ポンプ10を停止して、第一給水弁24を閉じる。このようにて、冷水タンク8内に飲料水が満水状態で補給される。なお、飲料水供給手段2から給水パイプ25に送出される飲料水は、その間に配置された流量センサ30によりその流量が検出され、飲料水が確実に冷水タンク8に送出されているか否かが監視される。
このようにして冷水タンク8内に補給された飲料水は水温センサ15により温度が測定され、冷却装置12の冷却コイル12aによって所定の温度(例えば5°C)に冷却される。ここで、この冷水タンク8は密閉式に構成され、さらに断熱部13に覆われるから、この内部の飲料水は冷却コイル12aにより効率的に冷却される。さらに、この内部の飲料水は略密閉状態に貯留されることで雑菌が侵入し難い。また、冷水タンク8内に満水状態で補給された飲料水は、冷却コイル12aにより冷却されてその一部が氷結する等してその容積が変化することがあるが、冷水タンク8の内部は、常時は、空気抜きパイプ18とこれと空気抜き弁17により連通された放出パイプ28とを介して外部に連通されるので、その容積の変化の影響により、この冷水タンク8が加圧、変形されないように構成されている。
次に、温水タンク9に飲料水供給手段2から飲料水を補給する場合について説明する。先ず、第二給水弁41を開き、飲料水供給手段2の給水ポンプ10を稼動させてカセットタンク7内の飲料水を給水パイプ43を介して温水タンク9に供給する。そして、温水タンク9内に飲料水が満たされ、水位制御フロート33によりその満水が検出されたら、給水ポンプ10を停止して、第二給水弁41を閉じる。このようにて、温水タンク9内に飲料水が満水状態で補給される。なお、飲料水供給手段2から送出される飲料水は、前述と同様に流量センサ30により確実に温水タンクに送出されているか否かが監視される。そして、このようにして温水タンク9内に補給された飲料水は、湯温センサによりその温度が測定され、加温ヒータ31によって所定の温度(例えば80°C)に加温される。ここで、この温水タンク9の側壁9aには真空層が形成されるから、その内部の温水が効率的に保温される。また、高温の状態に保持される温水タンク9の内部は雑菌が繁殖し難いので、その内部に配置された放出パイプ28の開放端部から冷水タンク8への雑菌の侵入を少なくすることができる。
このように冷水タンク8、および温水タンク9にそれぞれ冷水、温水が貯留された飲料水のディスペンサにおいて、図示しない操作部の冷水ボタン61が選択されて押されると、主制御部68は空気抜き弁17である三方電磁弁に通電し、空気抜きパイプ18と放出パイプ28が連通する状態を、空気抜きパイプ18と閉塞パイプ27とが連通するように切り替える。そして、これにより空気抜きパイプ18の一端を閉塞し、冷水タンクを完全に密閉する。そして、冷水弁51と、第一給水弁24を開いて給水ポンプ10を稼動し、カセットタンク7内の飲料水を給水パイプ25を介して冷水タンク8に送出する。冷水タンク8内に飲料水が送出されると、その内部で密閉され所定の温度に冷却された冷水は、冷水注出パイプ19に押し出されて、その一端に接続されて開放された冷水弁51を介してカップ等の容器48に注出される。そして、所定の量の冷水が容器48に注出されると給水ポンプ10が停止され、冷水弁51と第一給水弁24が閉じられ、空気抜き弁17への通電が停止されて、空気抜きパイプ17と一端が温水タンク9の内部に開放された放出パイプ28が連通されて冷水の注出が停止される。
また、図示しない操作部の冷飲料ボタン62が選択されて押されると、主制御部68は空気抜き弁17である三方電磁弁に通電し、冷飲料弁52と、第一給水弁24を開いて給水ポンプ10を稼動する。また、図示しない飲料原料供給手段から茶やコーヒー等の飲料原料を飲料調理部47に供給し、冷飲料弁52を介して飲料調理部47に注出される所定の量の冷水とこの飲料原料を攪拌混合して飲料を調理し、容器48に注出する。そして、所定の量の冷飲料がカップ等の容器48に注出されると給水ポンプ10が停止され、冷飲料弁52と第一給水弁24が閉じられ、空気抜き弁17の通電が停止されて、冷飲料の注出が停止される。
また、図示しない操作部の温水ボタン64が選択されて押されると、主制御部68は、湯循環ポンプ50を所定の時間稼動し温水注出パイプ35内に温水を循環させてこれを加温する。これにより、この温水注出パイプ35を通過して注出される温水の温度の低下を防止する。そして、温水注出パイプ35の一端に設けられた温水弁54を開いて温水タンク9内の温水をカップ等の容器48に注出する。そして、所定量の温水がカップ等の容器48に注出されると温水弁54を閉じて温水の注出を停止する。ここで、温水タンク9内の温水が注出されてその水位が所定以下に下がったことが水位制御フロート33により検出されると、主制御部68は、第二給水弁41を開いて給水ポンプ10を稼動し、カセットタンク7内の飲料水を温水タンク9に補給する。そして、温水タンク9内の水位が所定の水位まで上昇し、その所定の水位が水位制御フロート33により検出されると、給水ポンプ10が停止され、第二給水弁41が閉じられて温水タンク9への飲料水の補給が停止される。また、温水タンク9内の飲料水は湯温センサ32によりその温度が検出され、加温ヒータ31により所定の温度に加温されて、保温される。
また、図示しない操作部の温水ボタン64が選択されて押されると、主制御部68は、湯循環ポンプ50を所定の時間稼動し温水注出パイプ35内に温水を循環させてこれを加温する。これにより、この温水注出パイプ35を通過して注出される温水の温度の低下を防止する。そして、温水注出パイプ35の一端に設けられた温水弁54を開いて温水タンク9内の温水をカップ等の容器48に注出する。そして、所定量の温水がカップ等の容器48に注出されると温水弁54を閉じて温水の注出を停止する。ここで、温水タンク9内の温水が注出されてその水位が所定以下に下がったことが水位制御フロート33により検出されると、主制御部68は、第二給水弁41を開いて給水ポンプ10を稼動し、カセットタンク7内の飲料水を温水タンク9に補給する。そして、温水タンク9内の水位が所定の水位まで上昇し、その所定の水位が水位制御フロート33により検出されると、給水ポンプ10が停止され、第二給水弁41が閉じられて温水タンク9への飲料水の補給が停止される。また、温水タンク9内の飲料水は湯温センサ32によりその温度が検出され、加温ヒータ31により所定の温度に加温されて、保温される。
また、図示しない操作部の温飲料ボタン65が選択されて押されると、主制御部68は先ず、前述と同様に湯循環ポンプ50を稼動し温水注出パイプ35を加温する。そして、図示しない飲料原料供給手段から茶やコーヒー等の飲料原料を飲料調理部47に供給するとともに、温水注出パイプ35の一端に設けられた温飲料弁55を開いて所定の量の温水を温水タンク9から飲料調理部47に注出し、この温水と飲料原料を攪拌混合して飲料を調理しカップ等の容器48に注出する。そして、所定量の温飲料が容器48に注出されると、温飲料弁55が閉じられ、温飲料の注出が停止される。
以上のように、本発明の実施の形態の飲料水のディスペンサによれば、冷水タンク8の上部に設けられ冷水タンク8内の空気を抜くための空気抜き弁17として、コストの高い常開形二方電磁弁を使用しないで、それに替わる三方電磁弁を使用することができるから、価格が割安な飲料水のディスペンサを提供することができる。
以上のように、本発明の実施の形態の飲料水のディスペンサによれば、冷水タンク8の上部に設けられ冷水タンク8内の空気を抜くための空気抜き弁17として、コストの高い常開形二方電磁弁を使用しないで、それに替わる三方電磁弁を使用することができるから、価格が割安な飲料水のディスペンサを提供することができる。
また、冷水タンク8に空気抜きパイプ18と空気抜き弁17を介して接続される放出パイプ28は、その開放される端部が加温されて高温に保持され雑菌の繁殖が防止される温水タンク9の内部に配置されるから、この端部から冷水タンク8の雑菌の侵入を少なくし、安全性の高い飲料水のディスペンサを提供することができる。
なお、本発明は本実施の形態に示す装置のみに限定されず、例えば、飲料水供給手段1はカセットタンク7に替えて、上水道から直接に飲料水を供給するもであっても当然よい。また、水フィルタ11は、残留塩素除去機能やアルカリ水生成機能を備えることで、この飲料水のディスペンサの性能を向上させることができる。すなわち、本発明の実施の形態は、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。
なお、本発明は本実施の形態に示す装置のみに限定されず、例えば、飲料水供給手段1はカセットタンク7に替えて、上水道から直接に飲料水を供給するもであっても当然よい。また、水フィルタ11は、残留塩素除去機能やアルカリ水生成機能を備えることで、この飲料水のディスペンサの性能を向上させることができる。すなわち、本発明の実施の形態は、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。
2 飲料水供給手段
8 冷水タンク(冷水貯留タンク)
9 温水タンク(温水貯留タンク)
12 冷却装置
17 空気抜き弁(三方弁)
18 空気抜きパイプ(排出管)
25 給水パイプ(供給パイプ)
27 閉塞パイプ(閉塞管)
28 放出パイプ(放出管)
31 加温ヒータ(加温装置)
51 冷水弁(冷水注出バルブ)
52 冷飲料弁(冷水注出バルブ)
8 冷水タンク(冷水貯留タンク)
9 温水タンク(温水貯留タンク)
12 冷却装置
17 空気抜き弁(三方弁)
18 空気抜きパイプ(排出管)
25 給水パイプ(供給パイプ)
27 閉塞パイプ(閉塞管)
28 放出パイプ(放出管)
31 加温ヒータ(加温装置)
51 冷水弁(冷水注出バルブ)
52 冷飲料弁(冷水注出バルブ)
Claims (2)
- 飲料水供給手段と、前記飲料水供給手段から供給パイプを介して供給される飲料水を貯留する密閉式の冷水貯留タンクと、前記冷水貯留タンク内に貯留される飲料水を冷却する冷却装置と、前記冷水貯留タンクに接続され貯留される飲料水を注出する冷水注出バルブと、前記冷水貯留タンクの上部に配設され、その内部の空気および飲料水を排出する排出管と、を備えた飲料水のディスペンサにおいて、前記排出管は、前記排出管を一端が閉塞された閉塞管と、一端が開放された放出管とに交互に切り換えて連通する三方弁を備えたことを特徴とする飲料水のディスペンサ。
- 飲料水を貯留する温水貯留タンクと、前記温水貯留タンク内に貯留される飲料水を加温する加温装置とを備え、前記放出管の開放された一端は、前記温水貯留タンク内に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の飲料水のディスペンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006995A JP2006193181A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | 飲料水のディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008289461A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Yasuhiro Tsunemitsu | 温かい水である新飲料 |
JP2010006463A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Noritz Corp | ウォータサーバ |
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EP2535225A1 (de) * | 2011-06-14 | 2012-12-19 | Evac GmbH | Flüssigkeitsbehälter, rückstromgesicherte Befülleinrichtung und Verfahren zum Befüllen eines Flüssigkeitsbehälters |
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-
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- 2005-01-14 JP JP2005006995A patent/JP2006193181A/ja active Pending
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