JP5338299B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料原料と温水とから調製した飲料を供給する飲料供給装置に関するものである。
飲料原料と温水とから調製した飲料を供給する飲料供給装置(例えばカップ式自動販売機)が知られている。図6は従来のカップ式自動販売機110の水回路図である。カップ式自動販売機110は、弁を開閉して水道から供給される飲用水の給水・停止を行う水入口電磁弁51、水入口電磁弁51が開いて供給された飲用水を貯留するリザーバタンク50、リザーバタンク50に貯留している飲用水を各機器に圧送する給水ポンプ58、温水タンク91に飲用水を圧送するときに弁を開く飲用水電磁弁59、アイス飲料用の飲用水、炭酸水やシロップを冷却する冷却水槽30、炭酸ガスを貯蔵する炭酸ガスボンベ32、シロップを貯蔵するシロップタンク33、炭酸水を製造して貯留するカーボネータ34、カップCに炭酸水を注出する炭酸水ノズル35、カップCに飲用水が冷やされた冷水を注出する冷水ノズル36、カップCにシロップを注出するシロップノズル37、リザーバタンク50から供給される飲用水で氷片を製造するオーガ式製氷機40、給水ポンプ58を運転して飲用水電磁弁59を開いてリザーバタンク50から圧送された飲用水を95℃〜97℃に加熱した温水を貯留する温水タンク91等を備えている(例えば、特許文献1参照)。
そして、コーヒーブリュア94にキャニスタ92から供給されるコーヒー豆をミル93で挽いた挽き豆を投入して温水タンク91に貯留している温水を注いでコーヒー液を抽出し、キャニスタ95から供給される砂糖、クリームなどの粉末原料とコーヒーブリュア94から供給されるコーヒー液をミキシングボウル96で攪拌混合してコーヒー飲料を調製してコーヒーノズル97からカップCにコーヒー飲料を注出する。
図7は従来の温水タンク91を示す図である。温水タンク91は、湯気が機内に充満するのを防ぎ、また、機内の浮遊物が混入するのを防ぐために上面開口を蓋91aで覆い、この蓋91aには、温水の水位変動に従動して昇降するフロート91b、フロート91bの昇降に連動して動作する給水開始スイッチ91c、給水停止スイッチ91dや電気ヒータ91eが取り付けられている。そして、温水の水位が下がりフロート91bが所定の位置まで降下すると給水開始スイッチ91cが給水開始信号を出力して制御部(図示せず)が給水ポンプ58を運転して飲用水電磁弁59を開いてリザーバタンク50に貯留している飲用水を温水タンク91に圧送して給水する。給水により温水の水位が増してフロート91bが所定の位置まで上昇すると給水停止スイッチ91dが給水停止信号を出力して給水ポンプ58の運転を停止して飲用水電磁弁59を閉じ、温水タンク91に温水を所定の水位に保って貯留するようにしている。
さらに、温水タンク91には湯温センサ91f、温水供給電磁弁(図示せず)等が設けられ、リザーバタンク50から供給された飲用水は電気ヒータ91eで湯温センサ91fが上限温度信号を出力する温度(例えば97℃)まで加熱昇温されて温水となり温水タンク91に貯留され、飲料供給指示に従って温水供給電磁弁を開閉してコーヒーブリュア94やミキシングボウル96に温水を供給し、この供給された温水と飲料原料とから飲料が調製されてカップCに注がれる。
図8は冷却水槽30とオーガ式製氷機40を冷却する冷凍サイクル装置111を示す図である。冷凍サイクル装置111は、冷凍サイクルの作動媒体としてのガス冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒にする圧縮機11、送風機13の回転駆動で送られる空気との熱交換により高温高圧のガス冷媒を冷却して液冷媒にする凝縮器112にガス冷媒を送出する冷媒管路21、液冷媒を分配するT型フィッティング14、弁を開くと凝縮器112で液化された液冷媒をキャピラリチューブ(減圧器)16を介して水槽蒸発パイプ(蒸発器)17に通流させる冷媒電磁弁15、弁を開くと膨張弁19を介して製氷機蒸発パイプ(蒸発器)20に液冷媒を通流させる冷媒電磁弁18、冷媒管路21を着脱可能に結合する自己シール型のクイックカップリング22、水槽蒸発パイプ17および製氷機蒸発パイプ20から圧縮機11に戻るガス冷媒を合流させるT型フィッティング23を備え、冷媒は冷媒管路21を図中矢印方向に通流する。
キャピラリチューブ16は凝縮器112で液化された高圧の液冷媒の圧力を下げ、水槽蒸発パイプ17は冷却水槽30の冷却水W中に配設され、液冷媒の蒸発熱(気化熱)により水槽蒸発パイプ17周域に着氷したアイスバンク(氷魂)との熱交換により冷却水Wを略0℃の温度に保つ。アイスバンクセンサ31はアイスバンクの厚みを検知して信号を出力し、制御部はアイスバンクを所定の厚みに保つように冷凍サイクル装置111を制御する。膨張弁19はオーガ式製氷機40の製氷筒41外周面に巻装された製氷機蒸発パイプ20に通流する高圧の液冷媒の圧力を下げる働きをする。
冷却水槽30は、側面および底面を断熱壁で構成し、その上方を開口した略直方体の水槽にシロップや飲用水を冷やす冷却水Wを貯留している。そしてパイプをコイル状に巻回した水槽蒸発パイプ17を冷却水W中に配設し、液冷媒を蒸発させたときに発生する蒸発熱で水槽蒸発パイプ17の周囲にアイスバンクを形成し、このアイスバンクの蓄熱を利用して冷却水Wの温度を略0℃に保つようにしている。
オーガ式製氷機40はリザーバタンク50から供給される飲用水を製氷筒41内壁面に着氷させた薄氷を螺旋状回転刃(以下「オーガ」という)42の回転により掻き上げて氷片を製造し、製造された氷片は貯氷室45に貯蔵される。
オーガ42が挿通される製氷筒41の外周面には冷凍サイクル装置111の製氷機蒸発パイプ20が巻装され、オーガ42の上方に設けられた氷圧縮用の押出しヘッド43と、製氷筒41および製氷機蒸発パイプ20を包囲する断熱材44を備え、製氷筒41は給水管56を介してリザーバタンク50に接続されている。そして、製氷筒41の外周面に巻装された製氷機蒸発パイプ20を通流する冷媒の蒸発熱でリザーバタンク50から供給される飲用水を製氷筒41内壁面に着氷させた薄氷をオーガ42を回転させて掻き取りながら押し上げて押出しヘッド43で圧縮して氷片を製造する。
断面円形状の断熱壁で構成した貯氷室45は製氷筒41の上部に配設され、貯氷室45の内部にはオーガ42と同軸の回転軸42aの軸周囲に取り付けられた氷片攪拌用のアジテータ46と、アジテータ46と貯氷室45の底部45aとの間に配設された氷片載置用の簀の子(氷片が溶けた融解水を水切りする役目を有している)47を備えている。また、貯氷室45の側壁には、氷搬出扉48aを備えた氷搬出口48を設けている。氷搬出扉48aが開くと、簀の子47上に貯蔵され、アジテータ46で攪拌されている氷片が氷搬出口48から搬出されてカップ式自動販売機110の販売口に載置したカップCに供給される。
貯氷室45の上部には氷量検知板49が設けられ、貯氷量が減少して氷量検知板49が貯氷量下限位置に下がると製氷開始信号を出力する製氷開始スイッチ49aと、製氷動作が進み、貯氷量が増して氷量検知板49が製氷停止位置まで押し上げられると製氷停止信号を出力する製氷停止スイッチ49bが設けられている。
リザーバタンク50は、水道から供給された飲用水の水位の変動に伴って上下動するフロート53の位置を検出し、貯留している飲用水が給水開始水位A1(下限水位)まで下がり、フロート53が給水開始位置まで降下すると給水開始信号を出力する給水開始スイッチ54と、飲用水が供給されて給水停止水位A2(上限水位)まで上がり、フロート53が給水停止位置まで上昇すると給水停止信号を出力する給水停止スイッチ55を備えている。
そして、リザーバタンク50に貯留している飲用水の水位の変動に伴ってフロート53が上下動して、給水開始スイッチ54が給水開始信号を出力すると制御部が水入口電磁弁51を開いてリザーバタンク50に給水し、給水停止スイッチ55が給水停止信号を出力すると制御部が水入口電磁弁51を閉じて給水を停止する。このようにしてリザーバタンク50にオーガ式製氷機40で良質の氷片を製造するのに適切な上限水位と下限水位の範囲内に常に保たれて貯留されている飲用水は給水管56でオーガ式製氷機40に供給され、冷凍サイクル装置111が運転されてオーガ式製氷機40のオーガ42が回転されると氷片が製造されて貯氷室45に貯蔵される。また、給水管57で給水ポンプ58に連通し、給水ポンプ58が運転されるとリザーバタンク50に貯留してある飲用水がカーボネータ34や温水タンク91に供給される。
特開平8−315244号公報
このような温水タンク91を備えるカップ式自動販売機等の飲料供給装置の飲料供給待機時における温水タンク91の消費電力量は装置全体の消費電力量の約30%を占めているため、飲料供給装置の消費電力量を低減して省エネを図る必要がある。この温水タンク91からの放熱ロスを低減して貯留している温水の温度低下を防止するため、温水タンク91の周囲には断熱材を貼り付けてタンク本体周囲からの放熱を防止するようにしている。
しかしながら、温水タンク91の周囲に断熱材を貼り付けてタンク本体周囲からの放熱を防止するようにしても、温水タンクは95℃〜97℃に加熱した温水を貯留しており、装置筐体内温度(20℃〜30℃)との差が大きく、断熱材を通過しての放熱ロスが発生し、カップ式自動販売機等の飲料供給装置の消費電力量を低減させることは困難となっていた。
本発明は、上記実情に鑑みて、消費電力量を低減して省エネを図ることができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る飲料供給装置は、飲用水を加熱して貯留する第1温水タンクと、飲用水を冷却する冷却水槽と、飲用水から氷片を製造する製氷機と、前記冷却水槽と前記製氷機に冷熱を供給する冷凍サイクル装置と、を備え、飲料原料と飲用水とから調製したホット飲料またはコールド飲料を供給する飲料供給装置において、
前記第1温水タンクに飲用水を供給する給水管経路に、前記冷凍サイクル装置の放熱器からの排熱により前記第1温水タンクに供給する飲用水を加熱するための熱交換器と、前記熱交換器で加熱された飲用水を貯留する第2温水タンクと、前記第2温水タンクと前記熱交換器とを結ぶ飲用水の循環経路と、前記第2温水タンクと前記第1温水タンクとが同じ水位となるように連通して配設した管路と、前記第2温水タンクの水位検出手段が出力する信号で前記第1温水タンクの水位を制御する制御手段と、を設け、
前記循環経路と前記給水管経路とで前記第2温水タンクに貯留している飲用水を前記熱交換器を介して循環させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、飲用水を加熱して貯留する第1温水タンクと、飲用水を冷却する冷却水槽と、飲用水から氷片を製造する製氷機と、冷却水槽と製氷機に冷熱を供給する冷凍サイクル装置と、を備え、飲料原料と飲用水とから調製したホット飲料またはコールド飲料を供給する飲料供給装置において、第1温水タンクに飲用水を供給する給水管経路に、冷凍サイクル装置の放熱器からの排熱により第1温水タンクに供給する飲用水を加熱するための熱交換器と、熱交換器で加熱された飲用水を貯留する第2温水タンクと、第2温水タンクと熱交換器とを結ぶ飲用水の循環経路と、第2温水タンクと第1温水タンクとが同じ水位となるように連通して配設した管路と、第2温水タンクの水位検出手段が出力する信号で第1温水タンクの水位を制御する制御手段と、を設け、循環経路と給水管経路とで第2温水タンクに貯留している飲用水を熱交換器を介して循環させることにより、冷凍サイクル装置の放熱器の排熱を利用して第2温水タンク内の飲用水の温度を常に高く保つことで、熱交換器で加熱された飲用水を効率良く第1温水タンクに供給し、高温の温水が貯留されている第1温水タンクからの放熱による熱ロスを少なくすることができるので、消費電力量を低減して省エネを図ることができる飲料供給装置を提供することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、従来と同一構成に関しては同一符号を用いる。
図1は冷凍サイクル装置および水回路を備えた本発明の実施の形態である飲料供給装置(カップ式自動販売機)1の概念図である。冷凍サイクル装置10は、ガス冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒にする圧縮機11、送風機13の回転駆動で機外から吸引された空気との熱交換により高温高圧のガス冷媒を冷却して液冷媒にする凝縮器(放熱器)12、液冷媒を分配するT型フィッティング14、弁を開くと凝縮器12で液化された液冷媒をキャピラリチューブ(減圧器)16を介して水槽蒸発パイプ(蒸発器)17に通流させる冷媒電磁弁15、弁を開くと膨張弁19を介して製氷機蒸発パイプ(蒸発器)20に液冷媒を通流させる冷媒電磁弁18、冷媒管路21を着脱可能に結合する自己シール型のクイックカップリング22、水槽蒸発パイプ17および製氷機蒸発パイプ20から圧縮機11に戻るガス冷媒を合流させるT型フィッティング23を備え、冷媒は冷媒管路21を図中矢印方向に通流する。
送風機13の回転駆動で機外から吸引された空気は凝縮器12でガス冷媒と熱交換されて機外へと排気され、空気との熱交換により冷却されるガス冷媒は温度60℃〜80℃で液冷媒に凝縮される。ガス冷媒と熱交換された空気は凝縮器12の排気側において50℃〜70℃程度まで昇温される。キャピラリチューブ16は凝縮器12で液化された高圧の液冷媒の圧力を下げ、水槽蒸発パイプ17は冷却水槽30の冷却水W中に配設され、液冷媒の蒸発熱(気化熱)により水槽蒸発パイプ17周域に着氷したアイスバンク(氷魂)との熱交換により冷却水Wを略0℃の温度に保つ。アイスバンクセンサ31はアイスバンクの厚みを検知して信号を出力し、制御部(制御手段)100(図2参照)はアイスバンクを所定の厚みに保つように冷凍サイクル装置10を制御する。膨張弁19はオーガ式製氷機(製氷機)40の製氷筒41外周面に巻装された製氷機蒸発パイプ20に通流する高圧の液冷媒の圧力を下げる働きをする。
リザーバタンク50は、弁を開閉して水道から供給される飲用水の給水・停止を行う水入口電磁弁51を通じて供給された飲用水を貯留するリザーバタンク本体52、リザーバタンク本体52に貯留している飲用水の水位変動に従動して昇降するフロート53の位置を検出し、飲用水(貯留水)が給水開始水位に下がり、フロート53が給水開始位置に降下すると給水開始信号を出力する給水開始スイッチ54、給水により飲用水が給水停止水位に上がり、フロート53が給水停止位置に上昇すると給水停止信号を出力する給水停止スイッチ55を備え、リザーバタンク50は飲用水を給水開始水位と給水停止水位との間に保って貯留している。給水開始スイッチ54および給水停止スイッチ55は、例えば磁石でオン、オフを行うリードスイッチやマイクロスイッチを適宜採用することができる。そして、リザーバタンク50に貯留している飲用水は給水管56でオーガ式製氷機40に供給され、給水管57で温水リザーバタンク(第2温水タンク)60やカーボネータ(図示せず)等に供給される。
温水リザーバタンク60は、給水管57、給水電磁弁67、T型フィッティング68、熱交換器69、給水ポンプ70、給水管(給水管経路)71でリザーバタンク50と接続している。また、温水リザーバタンク60とT型フィッティング68は循環電磁弁73を介して循環管(循環経路)72で接続されている。熱交換器69は凝縮器12の排気側に設けられている。リザーバタンク50から温水リザーバタンク60に供給される飲用水は、送風機13の回転駆動で機外から吸引されて凝縮器12で高温のガス冷媒と熱交換された50℃〜70℃の空気との熱交換で熱交換器69で加熱されて水温が上昇し、給水電磁弁67を開いて給水ポンプ70を運転すると温水リザーバタンク60に供給される。例えば、フィン&チューブ式熱交換器の伝熱面積を0.25平方メートルとし、50℃〜70℃の空気がフィン&チューブを通過する場合、冷凍サイクル装置10の運転時間を5分間とすると、水温20℃の水500mlを34℃〜42℃まで上昇させることができる。
また、温水リザーバタンク60は、リザーバタンク50から供給された飲用水を貯留する温水リザーバタンク本体61、温水リザーバタンク本体61の周囲を覆い放熱を防いで熱ロスを少なくする断熱材62、温水リザーバタンク本体61に貯留している飲用水の水位変動に従動して昇降するフロート63の位置を検出し、フロート63が給水開始水位に降下すると給水開始信号を出力する給水開始スイッチ(水位検出手段)64、フロート63が給水停止水位に上昇すると給水停止信号を出力する給水停止スイッチ(水位検出手段)65、貯留されている飲用水の温度を検知する水温センサ66を備え、温水リザーバタンク60は、連通している温水管(管路)88で温水タンク(第1温水タンク)80の電気ヒータ83および温水供給電磁弁84の上部位置で空気入出口85の下部位置となるように水位を保って飲用水を貯留している。
そして、温水リザーバタンク60に貯留している飲用水の水位低下に伴ってフロート63が降下して給水開始スイッチ64が給水開始信号を出力すると制御部100が給水電磁弁67を開くとともに給水ポンプ70を運転する。リザーバタンク50に貯留されている飲用水は熱交換器69で温められて温水リザーブタンク60に供給され、水位上昇に伴ってフロート63が上昇して給水停止スイッチ65が給水停止信号を出力すると制御部100が給水電磁弁67を閉じるとともに給水ポンプ70の運転を停止する。このようにして温水リザーバタンク60に熱交換器69で温められた飲用水が供給されて適切な上限水位と下限水位の範囲内に常に保たれて貯留される。
温水タンク80は、供給された飲用水を貯留する温水タンク本体81、湯気が機内に充満するのを防ぎ、また、機内の浮遊物が混入するのを防ぐために温水タンク本体81上面開口を覆う蓋82、温水リザーバタンク60から供給された飲用水を加熱するための電気ヒータ83、飲料供給指示に従って弁を開閉してコーヒーブリュア(図示せず)やミキシングボール(図示せず)に温水を供給する温水供給電磁弁84、貯留される温水の水位の変動により温水タンク80内に空気(蒸気)が入出する空気入出口85、温水タンク本体81や蓋82の周囲を覆い、放熱を防いで熱ロスを少なくする断熱材86、貯留されている温水の温度を検知する湯温センサ87を備えている。また、温水タンク80は温水リザーバタンク60と水位が連動するように温水管88で連通され、貯留される温水の水位は電気ヒータ83および温水供給電磁弁84の上部位置で空気入出口85の下部位置となるように適切な上限水位と下限水位の範囲内に常に保たれて貯留される。温水管88には、温水タンク80に貯留してある温水が温水リザーバタンク60に逆流することを防止する逆流防止弁89を設け、温水リザーバタンク60と温水タンク80は断熱壁90でその周囲を覆うようにしてある。
このように、温水リザーバタンク60と温水タンク80とが同じ水位となるように温水管88で連通して配設し、温水リザーバタンク60に設けた水位検出手段が出力する信号で温水タンク80の水位を制御するようにしたので、温水タンク80の上面開口を覆っている蓋82に、温水の水位変動に従動して昇降するフロート、フロートの昇降に連動して動作する給水開始スイッチ、給水停止スイッチ等を取り付ける必要をなくすことで、温水タンク80上面を覆っている蓋82を断熱する断熱材86を温水タンク本体81および蓋82の周囲全面に貼り付けることができるので、蓋82からの放熱による熱ロス、また、フロートや給水開始スイッチ、給水停止スイッチ取付金具からの放熱による熱ロスの発生を防止して、温水タンク80からの放熱をすくなくすることができる。また、温水タンク91で使用していたフロートは95℃〜97℃の温度に耐えることができるようにステンレス材で形成されていて高価であったが、熱交換器69で加熱されて温水リザーバタンク60に貯留されている飲用水の温度は略40℃であり、フロート63の材質を耐熱温度が低いものを選択することができ、コストの低減また重量軽減による小型化を図ることができる。
図2は、飲料供給装置1の制御系を示したブロック図である。制御部100には所定の指令信号を記憶するメモリ101やタイマー102が付設されている。制御部100は、アイスバンクの厚みを検知して信号を出力するアイスバンクセンサ31、オーガ式製氷機40の貯氷量が減少して氷量検知板49が貯氷量下限位置に下がると製氷開始信号を出力する製氷開始スイッチ49a、オーガ式製氷機40の製氷が進み、貯氷量が増して氷量検知板49が製氷停止位置まで押し上げられると製氷停止信号を出力する製氷停止スイッチ49b、リザーバタンク50への給水開始信号を出力する給水開始スイッチ54、リザーバタンク50への給水停止信号を出力する給水停止スイッチ55、温水リザーバタンク60への給水開始信号を出力する給水開始スイッチ64、温水リザーバタンク60への給水停止信号を出力する給水停止スイッチ65、温水リザーバタンク60に貯留している飲用水の温度を検知して温度信号を出力する水温センサ66、熱交換器69内の飲用水の温度を検知して温度信号を出力する水温センサ69a、温水タンク80に貯留している温水の温度を検知して温度信号を出力する湯温センサ87、飲料供給装置1庫内温度を検知して温度信号を出力する庫内温度センサ103等からの信号を受ける。そして制御部100はこれらの入力信号に基づいて、冷凍サイクル装置10、オーガ式製氷機40、給水電磁弁67、給水ポンプ70、循環電磁弁73、電気ヒータ83等を制御する。
係る構成で、温水タンク80に貯留している温水の水位が下がり、連動して水位が下がる温水リザーブタンク60のフロート63が所定の位置に降下すると給水開始スイッチ64が給水開始信号を出力し、制御部100は給水電磁弁67を開くとともに給水ポンプ70を運転して熱交換器69で水温が上昇した飲用水を供給する。飲用水が供給されて温水リザーブタンク60および温水タンク80の水位が連動して上がり、フロート63が所定の水位に上昇すると給水停止スイッチ65が給水停止信号を出力して給水が完了する。熱交換器69で水温が上昇して温水タンク80に供給された飲料水は電気ヒータ83でさらに加熱されて湯温センサ87が上限温度信号を出力する温度(例えば97℃)まで加熱昇温されて温水となり温水タンク80に貯留される。
図3は制御部100の制御の実施例を示すフローチャート図、図4はその判定表である。熱交換器69から温水用リザーバタンク60への給水管71における水温低下は飲料供給装置1庫内温度と給水管71内水温とに関係するので、庫内温度センサ103が出力する飲料供給装置1庫内温度と水温センサ69aが出力する熱交換器69内水温との温度差と水温低下の関係を予め試験データからデータテーブル化しておき、制御部100の制御時に両温度の差によりデータテーブルから抽出することにより得ることができる。
オーガ式製氷機40の貯氷量が減少して氷量検知板49が貯氷量下限位置に下がり製氷開始スイッチ49aが製氷開始信号を出力する、またはアイスバンク厚みが所定値より減少してアイスバンクセンサ31が冷凍サイクル開始信号を出力すると(ステップS101:Yes)、冷凍サイクル装置10を始動し(ステップS102)、給水電磁弁67を閉じて給水ポンプ70の運転を停止し(ステップS103)、リザーバタンク50から温水リザーバタンク60への給水を停止する。熱交換器69では、送風機13の回転駆動で機外から吸引されて凝縮器12で高温のガス冷媒と熱交換された50℃〜70℃の空気との熱交換により飲用水が加熱される。例えば、温水リザーバタンク60の一回の給水容量500mlを熱交換器69の内容積にする場合、内径8mmのパイプを使用して1パス200mmの配管を5パス備えたフィン&チューブ式熱交換器として伝熱面積を0.25平方メートルにすると、約5分間の冷凍サイクル装置10の運転時間内に熱交換器69で20℃の飲用水を34℃〜42℃まで加熱することができる。
オーガ式製氷機40の製氷が進み、貯氷量が増して氷量検知板49が製氷停止位置まで押し上げられて製氷停止スイッチ49bが製氷停止信号を出力する、またはアイスバンク厚みが所定値になりアイスバンクセンサ31が冷凍サイクル停止信号を出力すると(ステップS104:Yes)、冷凍サイクル装置10を停止し(ステップS105)、給水電磁弁67を開いて給水ポンプ70を運転して(ステップS106)熱交換器69で加熱された飲用水を温水リザーバタンク60に圧送する。そして、温水リザーバタンク60の給水停止スイッチ65が給水停止信号を出力すると給水電磁弁67を閉じて給水ポンプ70の運転を停止する。
このとき、水温センサ66が出力している温水リザーバタンク60に貯留している飲用水温度と、水温センサ69aが出力している熱交換器69内の飲用水温度に基づいて(ステップS107)制御部100は、
「熱交換器69内の飲用水温度−熱交換器69内の飲用水を温水リザーバタンク60に圧送する間の水温低下分>温水リザーバタンク60に貯留している飲用水温度」
が、図4の条件3に該当するとき、給水電磁弁67を閉じ、循環電磁弁73を開き、給水ポンプ70を運転し(ステップS108)、冷凍サイクル装置10の凝縮器12の排熱を利用して熱交換器69内および温水リザーバタンク60内の飲用水の温度を常に高く保つようにして、熱交換器69で加熱された飲用水を効率良く温水タンク80に供給し、消費電力量を低減して省エネを図ることができる飲料供給装置1を提供することができる。
図5に温水タンク80への飲用水供給水温と販売杯数に対する効果計算値(飲料供給装置1(例えばカップ式自動販売機)全体の消費電力量に対する)を示す。温水タンク80への供給水温が40℃の時、販売杯数が25杯/日とすると約1.3%、100杯/日だと5.4%の消費電力量低減になり、販売杯数が多い場所に設置されている飲料供給装置1の省エネ効果が大きいことが示されている。
本発明に係る飲料供給装置の実施の形態の概念図である。 図1に示した飲料供給装置の制御系を示すブロック図である。 図1に示した飲料供給装置の制御を示すフローチャート図である。 図1に示した飲料供給装置の制御の判定表である。 図1に示した飲料供給装置の省エネ効果を示す図である。 従来のカップ式自動販売機の水回路図である。 従来のカップ式自動販売機の温水タンク図である。 従来のカップ式自動販売機の冷凍サイクル装置を示す図である。
符号の説明
1 飲料供給装置(カップ式自動販売機)
10 冷凍サイクル装置
11 圧縮機
12 凝縮器(放熱器)
17 水槽蒸発パイプ
20 製氷機蒸発パイプ
30 冷却水槽
31 アイスバンクセンサ
40 オーガ式製氷機(製氷機)
49a 製氷開始スイッチ
49b 製氷停止スイッチ
50 リザーバタンク
54 給水開始スイッチ
55 給水停止スイッチ
60 温水リザーバタンク(第2温水タンク)
63 フロート
64 給水開始スイッチ(水位検出手段)
65 給水停止スイッチ(水位検出手段)
66 水温センサ
67 給水電磁弁
69 熱交換器
69a 水温センサ
70 給水ポンプ
71 給水管(給水管経路)
72 循環管(循環経路)
73 循環電磁弁
80 温水タンク(第1温水タンク)
83 電気ヒータ
87 湯温センサ
88 温水管(管路)
100 制御部(制御手段)
103 庫内温度センサ

Claims (1)

  1. 飲用水を加熱して貯留する第1温水タンクと、飲用水を冷却する冷却水槽と、飲用水から氷片を製造する製氷機と、前記冷却水槽と前記製氷機に冷熱を供給する冷凍サイクル装置と、を備え、飲料原料と飲用水とから調製したホット飲料またはコールド飲料を供給する飲料供給装置において、
    前記第1温水タンクに飲用水を供給する給水管経路に、前記冷凍サイクル装置の放熱器からの排熱により前記第1温水タンクに供給する飲用水を加熱するための熱交換器と、前記熱交換器で加熱された飲用水を貯留する第2温水タンクと、前記第2温水タンクと前記熱交換器とを結ぶ飲用水の循環経路と、前記第2温水タンクと前記第1温水タンクとが同じ水位となるように連通して配設した管路と、前記第2温水タンクの水位検出手段が出力する信号で前記第1温水タンクの水位を制御する制御手段と、を設け、
    前記循環経路と前記給水管経路とで前記第2温水タンクに貯留している飲用水を前記熱交換器を介して循環させることを特徴とする飲料供給装置。
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