JPH0422310A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、収容液体を加熱・保温するとともに水質調整
機能を有する電気湯沸かし器に関する。

従来の技術 従来、この種の電気湯沸かし器は、第１０図に示すよう
なものが公知であった。図に示すように、１は内部に水
などの液体２を収容する容器で、本体３内に収納されて
いる。この容器１の外底面には、内部の液体２を加熱・
保温する発熱体４とサーミヌタなどの感温素子５が装着
されている。

６は蓋体、７はポンプ、８は転倒弁、９は出湯路で、そ
の一方は本体３の出湯口１０に通じ他方はポンプアに連
通し途中には転倒弁８を有してポンプ７によって収容液
体２を出湯するようになっている。１１は感温素子６か
らの電気信号によシ容器１内の液体２の温度や操作つま
み１２の外部操作によりポンプ７を制御する制御回路で
ある。

以上の構成によシ、液体２は発熱体４により一定温度に
加熱・保温され、操作つまみ１２の外部操作で制御回路
１１を介してポンプ７を駆動し容器１内の液体２を出湯
路９を介して出湯口１０から外部、へ給湯する。

発明が解決しようとする課題 このような従来の電気湯沸かし器では、出湯路ｅ内の液
体２ばほとんど加熱されない。従って、容器１に水道水
を給水した場合は、出湯路ｓ内の水は温度が上がらない
ため水中に含まれるカルキ成分が抜けず、最初に出湯さ
れる湯はカルキ臭いという問題があった。

本発明は上記課題を解決するもので、最初に出湯する湯
のカルキ臭を低減させるとともに、フィルターの手入れ
や交換を容易にし、さらに、フィルターからの液体排出
時の静音化とフィルターの目詰まりに起因するポンプの
過負荷軽減を図ることを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、 第１の手段は５発熱体により加熱される液体を収容する
容器と、前記容器内の液体を導出するポンプと、前記ポ
ンプと本体の出湯口とを接続する出湯路と、前記出湯路
と前記容器内を短絡するバイパス路と、常時は前記バイ
パス路側を開き、出湯時には前記バイパス路側を閉じて
前記出湯口側を開く弁手段とを備え、前記液体が所定の
温度に到達した時、所定の時間前記ポンプにより前記バ
イパス路を介して前記液体を循環させるものである。

第２の手段は、フィルターをバイパス路の容器内側に着
脱自在に装着してなるものである。

第３の手段は、フィルターに水質調整剤を内蔵してなる
ものである。

第４の手段は、フィルターから出た循環液体を容器の内
壁面に注いで前記容器に収容させてなるものである。

第６の手段は、フィルターに溢流口を形設してなるもの
である。

作　　　用 本発明は上記した構成により、通常は弁手段がバイパス
路側を開き出湯路と容器内との間に循環路が形成されて
おり、この状態で水などの液体が加熱されて所定の温度
に到達すると、ポンプが駆動されて液体は強制的に循環
され、出湯路の液体の温度も所定の温度となるので、水
中台１れるカルキ成分は蒸赦し、カルキ臭の低減を図る
ことができる。

第２の手段によればフィルターを着脱可能にしているの
で、フィルターの手入れや交換が容易にできる。

第３の手段によれば、フィルターに水質調整剤を内蔵し
たので、−層水質を向上させることができる。

第４の手段によれば、フィルターから排出された液体を
容器内壁にシャワー状に注ぐので、液体の液面への滴下
音が無くなり、静音化を図ることができる。

第５の手段によれば、フィルターに溢流口を形設したの
で、フィルターの目詰呼りに起因するポンプの過負荷を
軽減し、ポンプの長寿命化を図ることができる。

実施例 以下に本発明の実施例について、第１図から第１０図に
より説明する。

まず、第１の手段の実施例について第１図から第３図を
参照しながら説明する。

図に示すように、１５は内部に水などの液体１６を収容
する容器で、本体１７内に収納されている。

この容器１５の底面には、内部の液体１６を加熱・保温
する発熱体１８と、液体１６の温度を検知するサーミス
タなどの感温素子１９が装着されている。２ｏは蓋体、
２１はポンプで、このポンプ２１の吸込口は容器１５に
通じ、吐出口は出湯路２３．２３ａを介して本体１７の
出湯口２４に通じている。出湯路２３の途中には、出湯
路２３ａと容器１５内に出湯口が臨むバイパス路２５と
に出湯路を切替える弁手段２２が配設されている。

この弁手段２２は通常はバイパス路２６側に開かれてい
て、容器１５−ポンプ２１−出湯路２３−弁手段２２−
バイパス路２６−容器１５の循環路を形成している。そ
して、出湯時の操作つまみ３４の出湯操作によって出湯
路２３ａ側が開かれ、ポンプ２１によって出湯口２４か
ら出湯される。

３３は制御回路で、感温素子１９からの電気信信により
発熱体１８を制御して容器１６内の液体１６を沸騰させ
て所定の保温温度に保ち、また、操作つまみ３４の出湯
操作により弁手段２２を切υ替えるとともにポンプ２１
を駆動制御して出湯し、さらに、容器１５内の液体が所
定の保温温度を超え沸騰温度を含む間に設定された所定
の温度に達すると所定時間ポンプ２１を駆動制御して液
体を循環路内で循環させるものである。

弁手段２２は、出湯路２３に接続される流入口３５と、
出湯路２３ａに接続される第１の流出口３６とバイパス
路２６に接続される第２の流出口３７と、第１の流出口
３６と第２の流出口３７とを選択的に開閉する弁体３８
と、弁体３８を駆動するプランジャー３９．電磁石４ｏ
およびばね４１とで構成されている。

この弁手段２２は、通常（出湯操作をしない場合）は第
２図に示すように、ばね４１の作用により第１の流出口
３６を閉じ、第２の流出口３７を開いて前記した循環路
を形成している。そして、出湯時には第３図に示すよう
に、励磁された電磁石４１の作用によシ第２の流出口３
７を閉じ第１の流出口３６を開いて出湯路２３．２３ａ
を接続するようになっている。

上記構成において動作を説明する。

この種の！気湯沸かし器は一般に、容器１６に供給され
た液体１６（以後、水或は湯という）が発熱体１８で加
熱され、−旦沸騰した後、所定の保温温度に保つもので
あるが、本発明においては、沸騰に至る過程で出湯路２
３中の水１６を容器１６中に送り循環させる点に特徴を
有するものである。

容器１６中の水１６は発熱体１８で加熱されて温度上昇
し、やがて所定の保温温度を超える沸騰温度に近い所定
の温度に到達する。この所定の温度に達すると制御回路
３３は所定時間ポンプ２１を駆動する。このとき、弁手
段２２は第２の流出口３７を開いているので、ポンプ２
１から吐出された湯１６はバイパス路２５から再び容器
１５内に送られ、湯１６は所定時間容器１６と出湯路２
３の間を循環する。

この動作により、出湯路２３中の低温の水１ｅは容器１
５中に送られて温度上昇し、ポンプ２１の停止後の容器
１６中および出湯路２３中の湯１θは同温度となシ、カ
ルキ成分が除去されたものとなる。

このようにしてカルキ成分が除去された湯１６の出湯は
、操作つまみ３４の操作によって行われる。操作つまみ
３４を操作すると、制御回路３３は弁手段２２の第１の
流出口３６を開くとともにポンプ２１を駆動し、湯１６
を出湯口２４から出湯する。

次に第２の手段について第４図および第５図を参照しな
がら説明する。

フィルター２６は、その底面２７に多数の小孔２８が穿
設され容器１５の内面に沿う略扇形に形成された箱状体
で、バイパス路２６に接続され容器１５に装着された連
結管２９に着脱自在な連結管３ｏを有している。

このフィルター２６の装着は、連結管３０を容器１６側
の連結管２９に挿入した後回動し、連結管３ｏの爪３１
を容器１６側の連結管２９の係合部３２に係合して行わ
れる。

フィルター２６は、循環する湯１６をシャワー状にして
容器１５中に落下させるが、この落下中及び落下に伴う
泡立ちで湯１６を空気に触れさせてカルキ成分の蒸散を
図るものである。また、着脱自在としているので、湯垢
等の汚れや目詰まりの除去と新フィルターとの交換等が
簡単にできるものである。

次に、第３の手段について第６図を参照しながら説明す
る。フィルター２６には水質調整剤４２として粉末や粒
状等の活性炭が内蔵されている。

この活性炭に水を接触させることにより、湯中のカルキ
成分の除去率をシャワ一方式の７５％程度を９５％以上
に高めることができるものである。

マタ、トリハロメタンやかび臭もできるものである。

なお、水質調整剤４２は活性炭以外のもので活性炭と同
効果を奏するものであってもよい。

次に、第４の手段について第７図を参照しながら説明す
る。

図に示すように、フィルター２６の底面２７は容器１６
の側面に向って傾斜させている。この構成により、フィ
ルター２６からのシャワーは容器１６の側面に斜めに注
ぎかけられるので、フィルター２６から出る湯１６は容
器１５中の湯１６の湯面へ落下しなくなシ、湯の滴下音
を無くすることができるものである。

次に、第４の手段について第８図および第９図を参照し
ながら説明する。

図に示すように、フィルター２６の小孔２８が穿設され
た底面２７以外の面、或は水質調整剤４２の上面よシ上
方の面、例えばフィルタ２６の上面４６には溢流口４４
が穿設されている。この溢流口４４には外側に弾性体か
らなる調圧弁４６を装着してもよいものである。この構
成によれば、フィルター２６の小孔２８や水質調整剤４
２に湯中のミネラル成分等が堆積して目詰りが生じ、循
環路の流路抵抗が増大してフィルター２６内に湯が充満
しても、溢流口４４から容器１５中に排出することがで
きるので、ポンプ２１の過負荷を軽減することができる
。また、調圧弁４５の調圧力をポンプ２１の送水圧力よ
り少し低い目に調整しておけば、フィルター２６内に充
満した湯が直ちに溢流することなく循環するので水質調
整効果が、より持続されるものである。

発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明によれば
次のような優れた効果を奏する電気湯沸かし器を提供す
ることができる。

（１）通常は弁手段がバイパス路側を開き出湯路と容器
内との間に循環路が形成されており、この状態で水など
の液体が加熱されて所定の温度に到達すると、ポンプが
駆動されて液体は強制的に循環され、出湯路の液体の温
度も所定の温度となるので水中に含まれるカルキ臭の低
減を図ることができる。

（２）　　フィルターを着脱可能にしているので、フィ
ルターの手入れや交換が容易にできる。

（３）　　フィルターに水質調整剤を内蔵したので、−
層水質を向上させることができる。

（４）　　フィルターから排出された液体を容器内壁に
シャワー状に注ぐので、液体の液体面の滴下音が無くな
υ、静音化を図ることができるとともに落下中および落
下に伴う泡立ちで液体を空気に触れさせカルキ成分を蒸
散させカルキ臭の低減を図ることができる。

（６）フィルターに溢流口を形設したので、フィルター
や水質調整剤の目詰まシに起因するポンプの過負荷を軽
減し、ポンプの長寿命化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の手段の実施例の電気湯沸かし器
の側断面図、第２図、第３図は同弁手段の動作の状態を
説明する側断面図、第４図、第５図は同第２の手段の実
施例のフィルターを示し、第４図は着脱の状態を説明す
る側断面図、第５図ａは平面図、第５図すは側断面図、
第６図は同第３の手段の実施例のフィルター〇測断面図
、第７図は同第４の手段の実施例のフィルターの側断面
図、第８図、第９図は同第５の手段の実施例のフィルタ
ーを示し、第８図ａは平面図、第８図すは側断面図、第
９図は要部側断面図、第１０図は従来例の電気湯沸かし
器の側断面図でちる。 １６・・・・・・容器、１６・・・・・液体、１７・・
・・・・本体、１８・・・・・・発熱体、１９・・・・
・・感温素子、２１・・・・・・ポンプ、２２・・・・
・・弁手段、２３．２３ａ・・・・・・出湯路、２４・
・・・・・出湯口、２６・・・・・・バイパス路、２ｅ
・・・・・・・・・・・・フィルター、４２・・・・・
・水質調整剤、４４・・・・・・溢流路。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名ｆ５
−一一宕暴 １Ｃ・・−直棒 ＩＴ−−−、苺（イ禾 １Ｂ・・−＊５熱体 ＋ｑ−−−ｉ嘱着ｌ！− ｐｊ、２に一−−此優路５ ２＋・−已喝口 ２Ｓ−−２＼”イへ°ス疼 ２ｆ−一一フィルダ 第 図 ＦＣ−−−７４にダ− 第 図 第１０ 図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体を加熱する発熱体と前記液体の温度を検知す
   る感温素子とを装着した容器と、前記容器内の液体を導
   出するポンプと、前記ポンプと本体の出湯口とを接続す
   る出湯路と、前記出湯路と前記容器内を短絡するバイパ
   ス路と、常時は前記バイパス路側を開き、出湯時には前
   記バイパス路側を閉じて前記出湯口側を開く弁手段とを
   備え、前記液体が所定の温度に到達した時、所定の時間
   前記ポンプにより前記バイパス路を介して前記液体を循
   環させる電気湯沸かし器。
2. （２）フィルターをバイパス路の容器内側に着脱自在に
   装着してなる請求項１記載の電気湯沸かし器。
3. （３）フィルターに水質調整剤を内蔵してなる請求項１
   記載の電気湯沸かし器。
4. （４）フィルターから出た循環液体を容器の内壁面に注
   いで前記容器に収容する請求項１記載の電気湯沸かし器
   。
5. （５）フィルターに溢流口を形設してなる請求項２、３
   、４のいずれか記載の電気湯沸かし器。