JP2006263028A - エスプレッソコーヒーマシーン - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、エスプレッソコーヒーの抽出における最適な時間条件を設定することができ、抽出時間の過剰が原因である雑味の発生を抑制した、おいしいエスプレッソコーヒーを提供できるエスプレッソコーヒーマシーンを明らかにする。
【解決手段】エスプレッソコーヒーマシーンにおいて、コーヒー抽出部におけるコーヒー豆に対する蒸気の供給がコーヒーカップ1杯分の一部分となる時間内であり、且つコーヒーカップ1杯分の残量は、熱温水コーヒー抽出用経路を通ることなく、熱温水供給用経路を通る熱温水の供給によって充填される構成であることを特徴とするエスプレッソコーヒーマシーンである。
【選択図】 図1
【解決手段】エスプレッソコーヒーマシーンにおいて、コーヒー抽出部におけるコーヒー豆に対する蒸気の供給がコーヒーカップ1杯分の一部分となる時間内であり、且つコーヒーカップ1杯分の残量は、熱温水コーヒー抽出用経路を通ることなく、熱温水供給用経路を通る熱温水の供給によって充填される構成であることを特徴とするエスプレッソコーヒーマシーンである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主として営業用に用いられるが、家庭用としても利用可能なエスプレッソコーヒーマシーンに関する。
エスプレッソコーヒーは、深煎りのコーヒー豆を細かく挽き、専用の器具を用いて圧力をかけ短時間で抽出した濃い少量のコーヒーのことをいい、略して単にエスプレッソとも呼ばれる。
エスプレッソコーヒーは、ごく普通のコーヒーであるドリップコーヒーとは、多くの点で異なっており、その違いを充分に理解していないと、エスプレッソコーヒーの魅力を楽しむことができない。
エスプレッソコーヒーをいれるには、専用のコーヒー豆が必要であることは勿論であるが、ドロップコーヒーにおいて、コーヒー豆に高温水又は熱湯を注ぐのに対し、エスプレッソコーヒーでは、コーヒー豆に対し9気圧程度の圧力蒸気を供給するので、このための手段を備えた特殊な器具を必要とする。このような器具は、エスプレッソコーヒーマシーン或いはエスプレッソコーヒーメーカーなどと呼ばれている。
エスプレッソコーヒーマシーンについては、レギュラーコーヒー或いはアメリカンコーヒーをいれる場合にも利用し得るものがあり、それらの中で、蒸気の供給系と熱湯の供給系とをバルブにより切り替える方式のものが知られている。
特許文献1の[0012]には、従来の自動販売機のコーヒー抽出装置において、「濃いコーヒーを抽出する為、混合液15を空気にて8秒間撹拌」「混合液15を撹拌せずに5秒間むらした後」などと時間制御に言及されており、また、明細書[0018]には、「抽出室とミキシングボールの間に三方弁を設け、一度ほぼ全量抽出された濾過液を三方弁により再度抽出室へ送り、もう一度抽出した後ミキシングボールへ抽出液を供給する」として三方弁を用いる構成が開示されている。
特許文献2には、一台のブリュアでドリップ抽出コーヒーとエスプレッソ抽出コーヒーを選択的に製造できるようにしたレギュラーコーヒー抽出装置が開示されている。然しながら、時間制御に関しては、明細書[0016]に、「…圧エアをシリンダ内に吹き込んでコーヒー挽き豆と湯とを攪拌し、さらにエア吹き込みを停止して若干(数秒程度)の時間だけ原料を静止状態に保つ。…」とあるだけで、エスプレッソコーヒーについての蒸らし時間の制御に関しては全く言及されていない。
特許文献3には、エスプレッソコーヒーを量産するための工業用エスプレッソコーヒーの製造方法が開示されているが、エスプレッソコーヒーの抽出における時間制御に関しては全く言及されていない。
特許文献4には、高い圧力で抽出した泡の多い飲料(エスプレッソコーヒー)と、低い圧力で抽出した泡の少ない飲料(レギュラーコーヒー)とを一台の装置で抽出することのできる自動販売機の飲料抽出装置が開示されているが、エスプレッソコーヒー抽出についての時間制御に関しては言及されていない。
特許文献5にも、高い圧力で抽出した泡の多い飲料(エスプレッソコーヒー)と、低い圧力で抽出した泡の少ない飲料(レギュラーコーヒー)とを一台の装置で抽出することのできる自動販売機の飲料抽出装置が示されているが、コーヒー抽出における時間制御に関しては、何らの記載もない。
特許文献6には、蒸気発生器に発生蒸気の圧力を可変する圧力制御機構を設け、ブリュア内の湯をコーヒー飲料の種類に応じて異なる圧力の蒸気で加圧するようにする構成、蒸気圧を可変とすることにより、高圧によるエスプレッソコーヒーの抽出と低圧によるレギュラコーヒーの抽出とを選択でき、また、エスプレッソコーヒーを抽出する場合に、湯タンクに取り付けられた湯弁の開放時間の制御により、湯タンクに貯蔵した、例えば約95℃の湯を自重を利用して定量、例えば90mLをブリュアに供給するとの記載があるが、具体的な時間制御に関しては記載されていない。
特開平8−308738号公報
特開平11−120434号公報
特開2002−253122号公報
特開2002−355176号公報
特開2003−135278号公報
特開2004−33383号公報
エスプレッソコーヒーは、その本来的な性質上、圧力・温度・抽出時間・抽出量・豆の量などが微妙に関連し合っているのは当然である。然しながら、市販のエスプレッソコーヒーメーカーでは、どのような機構で、どのような圧力・温度・抽出時間・抽出量・豆の量などの条件で利用するのか、統一的な基準は知られていない。
本発明者は、おいしいエスプレッソコーヒーの入れ方に関して種々研究したところ、30〜40mlのエスプレッソコーヒー用のコーヒー豆に対して(高圧・高温)蒸気を供給する時間が最も重要なファクターであるとの知見が得られた。この知見によれば、最適な時間条件を超過する長い時間での抽出では、雑味が出てしまうことから、おいしいエスプレッソコーヒーは得られない。最もおいしいエスプレッソコーヒーの抽出に関しては、豆に関する条件、圧力・温度条件にもまして時間条件が重要であるということである。
上記から明らかなように、本発明は、エスプレッソコーヒーの抽出における最適な時間条件を設定することができ、抽出時間の過剰が原因である雑味の発生を抑制した、おいしいエスプレッソコーヒーを提供することができるエスプレッソコーヒーマシーンを明らかにすることにある。
上記課題を解決する本発明は、下記構成を有する。
1.水タンク、前記水タンクに収納されている水を吸い上げて次工程へと供給するポンプ、前記ポンプにより供給された水を加熱するヒーター、蒸気をコーヒー豆に案内してコーヒーの抽出を行うコーヒー抽出部、水の量・水の温度・蒸気の温度・圧力などを検出して、水或いは蒸気の流れを制御する制御回路を有するエスプレッソコーヒーマシーンにおいて、コーヒー抽出部におけるコーヒー豆に対する蒸気の供給がコーヒーカップ1杯分の一部分となる時間内であり、且つコーヒーカップ1杯分の残量は、熱温水コーヒー抽出用経路を通ることなく、熱温水供給用経路を通る熱温水の供給によって充填される構成であることを特徴とするエスプレッソコーヒーマシーン。
1.水タンク、前記水タンクに収納されている水を吸い上げて次工程へと供給するポンプ、前記ポンプにより供給された水を加熱するヒーター、蒸気をコーヒー豆に案内してコーヒーの抽出を行うコーヒー抽出部、水の量・水の温度・蒸気の温度・圧力などを検出して、水或いは蒸気の流れを制御する制御回路を有するエスプレッソコーヒーマシーンにおいて、コーヒー抽出部におけるコーヒー豆に対する蒸気の供給がコーヒーカップ1杯分の一部分となる時間内であり、且つコーヒーカップ1杯分の残量は、熱温水コーヒー抽出用経路を通ることなく、熱温水供給用経路を通る熱温水の供給によって充填される構成であることを特徴とするエスプレッソコーヒーマシーン。
2.水タンク、前記水タンクに収納されている水を吸い上げて次工程へと供給するポンプ、前記ポンプにより供給された水を加熱するヒーター、蒸気をコーヒー豆に案内してコーヒーの抽出を行うコーヒー抽出部、水の量・水の温度・蒸気の温度・圧力などを検出して、水或いは蒸気の流れを制御する制御回路を有するエスプレッソコーヒーマシーンにおいて、コーヒー抽出部におけるコーヒー豆に対する蒸気の供給が約20秒以内に設定され且つコーヒーカップ1杯分の残量は、熱温水コーヒー抽出用経路を通ることなく、熱温水供給用経路を通る熱温水の供給によって充填される構成であることを特徴とするエスプレッソコーヒーマシーン。
3.ポンプとヒーターとが、コーヒー抽出用経路と熱温水供給用経路とに別々に用意されていることを特徴とする前記1又は2に記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
4.ポンプとヒーターとが夫々単一で用意され、コーヒー抽出用と熱温水供給用とで共用されることを特徴とする前記1又は2に記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
5.ヒーターの後段にバルブが用意されており、ヒーターを通過した温水又は蒸気が別々の経路で後段に供給されることを特徴とする前記4に記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
6.コーヒー抽出部において、コーヒー豆が外部空間と遮断された密閉空間に配置されることを特徴とする前記1〜5のいずれかに記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
7.コーヒーカップに対する供給口が単一であり、この供給口にコーヒー抽出用経路と熱温水供給経路とが接続されていることを特徴とする前記1〜6のいずれかに記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
8.供給口は視認できるが、コーヒー抽出用経路と熱温水供給経路は、カバーによって被覆されて視認不可であることを特徴とする前記1〜7のいずれかに記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
本発明に係るエスプレッソコーヒーマシーンによれば、エスプレッソコーヒーの抽出を、正確な時間条件の下で行うことができ、抽出時間過剰が原因である雑味が発生することのない、おいしいエスプレッソコーヒーを提供することが可能である。
本発明第1実施態様の機構的特徴は、要約すれば、次の通りである。
1.水タンク
予備加熱手段を持っていてもよい。・・温度センサーを備えている。
2.ポンプ
2つ(コーヒー抽出用、熱温水用)
3.ヒーター(ボイラー)
2つ(コーヒー抽出用、熱温水用)
供給された水又は温水をヒーター内に貯溜した状態に保つ手段を備えている構成の採用も可。更には、貯溜状態の水又は温水をヒーター内部で循環させる手段を備えている構成の採用も可。
1.水タンク
予備加熱手段を持っていてもよい。・・温度センサーを備えている。
2.ポンプ
2つ(コーヒー抽出用、熱温水用)
3.ヒーター(ボイラー)
2つ(コーヒー抽出用、熱温水用)
供給された水又は温水をヒーター内に貯溜した状態に保つ手段を備えている構成の採用も可。更には、貯溜状態の水又は温水をヒーター内部で循環させる手段を備えている構成の採用も可。
4.抽出装置
単位量のコーヒー豆を収納したフィルタを手操作により抽出位置にセットする。また、自動化も可。
5.時間制御
蒸気供給時間の制御
単位量のコーヒー豆を収納したフィルタを手操作により抽出位置にセットする。また、自動化も可。
5.時間制御
蒸気供給時間の制御
本発明第1実施態様の構成・作動の説明を行う。
1.水又は温水の用意
水タンク内に予め所定量の水を注入して用意しておく。このとき冷水でなく予め加熱した温水を供給しておく構成とすることもできる。冷水供給又は温水供給を問わず、水タンクが予備加熱手段を備えている構成とすることができ、このような構成では、水タンク内の温度を検出するためのセンサーを設けておくことが好ましい。
1.水又は温水の用意
水タンク内に予め所定量の水を注入して用意しておく。このとき冷水でなく予め加熱した温水を供給しておく構成とすることもできる。冷水供給又は温水供給を問わず、水タンクが予備加熱手段を備えている構成とすることができ、このような構成では、水タンク内の温度を検出するためのセンサーを設けておくことが好ましい。
尚、エスプレッソコーヒーへのこだわりを標榜する場合には、水道水を用いることができないので、市販のミネラルウォーター或いは取り寄せた名水を利用する。このとき、水タンクはペットボトルをそのまま利用することができるが、予備加熱を行う態様では、金属製或いは陶磁器製の専用タンクを用意するのが好ましい。
2.コーヒーカップのセット・予備加温
コーヒーカップ(120ml〜150ml)を抽出装置の所定位置にセットする。このとき、セットしようとするコーヒーカップは、温熱湯などを注入することで、予め予備加温しておくのが好ましい。
コーヒーカップ(120ml〜150ml)を抽出装置の所定位置にセットする。このとき、セットしようとするコーヒーカップは、温熱湯などを注入することで、予め予備加温しておくのが好ましい。
予備加温は、例えば、抽出装置の温水抽出口から、セットされているコーヒーカップに対して温熱湯の注入を行い、所定時間経過後カップが温まった時点で、温水を捨て、空のカップを所定位置に戻す操作を行う。この操作は、「空のカップのセット完了を検出→(カップのホールド)カップの固定・保持→温熱湯の供給→温熱湯の供給量を検出→温熱湯の供給停止→(カップのホールド)カップの回動(カップからの温熱湯の排出)→カップの回動(原位置復帰)→カップの用意完了の検出」の流れで自動化することができる。
3.コーヒー豆・フィルタのセット
抽出装置に、単位量(エスプレッソコーヒー40ml〜50ml)分のコーヒーを抽出するのに必要なエスプレッソコーヒー専用のコーヒー豆をフィルタに入れて所定の位置(抽出位置)に供給する。フィルタ受けに漏斗状のフィルタをセットし、その中に単位量のコーヒー豆を手操作により供給する態様と、予め袋状に成形したフィルタ内に単位量のコーヒー豆を収納したパックの形で供給する態様がある。前者では、「フィルタのセット→単位量のコーヒー豆の供給→(コーヒー抽出・抽出完了の検出)→フィルタ(コーヒー)の排出」までの操作を自動化することができる。後者では、「コーヒーパックのセット→(コーヒー抽出・抽出完了の検出)→フィルタ(コーヒー)の排出」の流れで自動化することができる。
抽出装置に、単位量(エスプレッソコーヒー40ml〜50ml)分のコーヒーを抽出するのに必要なエスプレッソコーヒー専用のコーヒー豆をフィルタに入れて所定の位置(抽出位置)に供給する。フィルタ受けに漏斗状のフィルタをセットし、その中に単位量のコーヒー豆を手操作により供給する態様と、予め袋状に成形したフィルタ内に単位量のコーヒー豆を収納したパックの形で供給する態様がある。前者では、「フィルタのセット→単位量のコーヒー豆の供給→(コーヒー抽出・抽出完了の検出)→フィルタ(コーヒー)の排出」までの操作を自動化することができる。後者では、「コーヒーパックのセット→(コーヒー抽出・抽出完了の検出)→フィルタ(コーヒー)の排出」の流れで自動化することができる。
尚、コーヒー豆及びフィルタのセット位置を密閉空間とする構成を採用することができ、このような態様では、後述する蒸気排出口から排出された蒸気は、その圧力を略維持させたままでコーヒー抽出を行うことができ、蒸気排出口からの高圧蒸気が非密閉空間(大気圧空間)への排出で、急激な圧力低下を引き起こす態様と比較すると、殊にエスプレッソコーヒーでは、コーヒーの抽出品質に違いが生じることは明らかである。
上記のための密閉空間は、様々な手法で構成することができるが、例えば、コーヒー豆及びフィルタを収納するスペースを有し、下部に抽出されたコーヒーを滴下させる流路を持つマガジンを用意し、これを蒸気排出口に着脱自在に固定する構成が挙げられる。
また、上記密閉空間は、コーヒーカップをも収納可能な構成とすることもできる。
また、上記密閉空間は、コーヒーカップをも収納可能な構成とすることもできる。
4.コーヒーの抽出
以上の準備が完了すると、コーヒー豆に対し高温・高圧蒸気が供給され、コーヒーの抽出が行われる。高温・高圧蒸気の供給によるコーヒーの抽出は、「コーヒー抽出用ポンプの駆動(タンクからの水又は温水の汲み上げ→コーヒー抽出用ヒータへの供給)→ヒータによる加熱(高温・高圧蒸気の発生)→コーヒー豆への蒸気の供給→抽出時間の制御→蒸気供給の停止(抽出の完了)」の流れで自動化することができる。
以上の準備が完了すると、コーヒー豆に対し高温・高圧蒸気が供給され、コーヒーの抽出が行われる。高温・高圧蒸気の供給によるコーヒーの抽出は、「コーヒー抽出用ポンプの駆動(タンクからの水又は温水の汲み上げ→コーヒー抽出用ヒータへの供給)→ヒータによる加熱(高温・高圧蒸気の発生)→コーヒー豆への蒸気の供給→抽出時間の制御→蒸気供給の停止(抽出の完了)」の流れで自動化することができる。
尚、コーヒー豆とフィルタとが、蒸気排出口に連続する密閉空間にセットされる構成にあっては、コーヒーの抽出は、制御された圧力(高圧)条件の下で行われることになる。エスプレッソコーヒーの抽出において、圧力条件の制御は、下記する抽出時間の制御と共に重要なファクタである。密閉空間内に蒸気を排出してコーヒー抽出を行う態様においても、圧力条件の正確な制御には、供給される蒸気の圧力及び温度・密閉空間の広さ・抽出用の機器類及びコーヒー豆との接触により低下する蒸気温度などの諸条件などが関係し、一定の温度・圧力の蒸気を供給すればよいという単純なものではない。
コーヒー抽出時間は、タイマーによって20秒以内にセットする方法に限定されず、コーヒー豆への蒸気の供給時間であるから、例えば、蒸気排出口からの蒸気噴出時間を検出することで行うことができ、具体的には、蒸気排出口に配置された各種のセンサーが蒸気の排出を検出してからの時間を計測し、所定時間の経過を検出した時点で蒸気の供給が停止される。蒸気供給の停止は、ヒーターの停止、コーヒー抽出用ポンプの作動停止でも行うことができるが、応答を正確にするためには、蒸気供給系路にバルブを配設し、蒸気供給路の開→蒸気供給停止(蒸気供給路の閉或いは蒸気の外部への排出)を切り替える方式で行われる。
コーヒー抽出時間の制御は、コーヒー抽出用ポンプの作動時間を検出することでも行うことができる。この態様では、「コーヒー抽出用ポンプの駆動(タンクからの水又は温水の汲み上げ→コーヒー抽出用ヒータへの供給)→ヒータによる加熱(高温・高圧蒸気の発生)→コーヒー豆への蒸気の供給)」の流れの中にタイムラグが生じるので、ポンプの作動時間=蒸気の供給時間になるよう補正が必要である。
コーヒー抽出時間(蒸気の供給時間)は、エスプレッソコーヒー単位量40ml〜50mlを抽出するのに要する20秒又はこれ以内が設定される。
尚、コーヒーカップ(120ml〜150ml)をセットしてあっても、蒸気供給は、エスプレッソコーヒー単位量40ml〜50mlと同じく20秒間で、蒸気供給が停止されると、コーヒー抽出用ポンプの作動停止及びコーヒー抽出用ヒータの加熱停止が行われ、次いで、又は予じめ、熱温水供給ポンプ及び熱温水ヒーターが作動され、カップ一杯分になるように熱温水がカップに追加される。
以上が完了すると、おいしいエスプレッソコーヒーの仕上がりとなる。
以上が完了すると、おいしいエスプレッソコーヒーの仕上がりとなる。
本発明第2実施態様の機構的特徴は、要約すれば、次の通りである。
1.水タンク
第1実施態様と同一
2.ポンプ
単一(コーヒー抽出と熱温水は共通)
3.ヒーター(ボイラー)
単一(コーヒー抽出用と熱温水用で共通)
1.水タンク
第1実施態様と同一
2.ポンプ
単一(コーヒー抽出と熱温水は共通)
3.ヒーター(ボイラー)
単一(コーヒー抽出用と熱温水用で共通)
4.バルブ
複数の流路(流路の閉鎖を含む)に切り替える構成
5.抽出装置
第1実施態様と同一
6.蒸気供給時間の制御
基本的には第1実施態様と同一であるが、この態様では、複数の流路(流路の閉鎖を含む)に切り替えることができるバルブが用意されているので、バルブの切り替えにより蒸気供給時間を制御することができる。
複数の流路(流路の閉鎖を含む)に切り替える構成
5.抽出装置
第1実施態様と同一
6.蒸気供給時間の制御
基本的には第1実施態様と同一であるが、この態様では、複数の流路(流路の閉鎖を含む)に切り替えることができるバルブが用意されているので、バルブの切り替えにより蒸気供給時間を制御することができる。
本発明第2実施態様の構成・作動の説明を以下に行う。
この第2実施態様は、上記した第1実施態様に比べ、ポンプとヒータが夫々単一である点が異なっている。従って、この点を除けば、第2実施態様の構成・作動は第1実施態様の構成・作動と同一である。
この第2実施態様は、上記した第1実施態様に比べ、ポンプとヒータが夫々単一である点が異なっている。従って、この点を除けば、第2実施態様の構成・作動は第1実施態様の構成・作動と同一である。
第1実施態様では、コーヒーの抽出では、コーヒー抽出用ポンプとコーヒー抽出用ヒータが利用され、熱温水の供給では、熱温水供給用ポンプと熱温水用ヒータが利用されたが、この第2実施態様では、ポンプとヒータが夫々単一であり、コーヒー抽出のための蒸気供給路と熱温水供給路とがバルブ操作で切り替わる構成である。
以下、具体的実施例を挙げる。
以下、具体的実施例を挙げる。
図1に従って、本発明の実施例1の具体的構成を説明する。
水タンク10は、コーヒーの抽出に利用する水を用意しておくものであるが、具体的には様々な構成の採用が可能である。例えば、金属製或いは陶磁器製の専用タンクを利用し、市販のミネラルウォーター或いは取り寄せた名水を投入しておく方式が好ましいが市販のミネラルウォーターのペットボトルをそのまま水タンクとして利用する方式であってもよい。水タンク10に対する予熱手段を設ける態様では、前者の如き金属製或いは陶磁器製の専用タンクとすることが好ましい。
水タンク10は、コーヒーの抽出に利用する水を用意しておくものであるが、具体的には様々な構成の採用が可能である。例えば、金属製或いは陶磁器製の専用タンクを利用し、市販のミネラルウォーター或いは取り寄せた名水を投入しておく方式が好ましいが市販のミネラルウォーターのペットボトルをそのまま水タンクとして利用する方式であってもよい。水タンク10に対する予熱手段を設ける態様では、前者の如き金属製或いは陶磁器製の専用タンクとすることが好ましい。
水タンク10に対して水道水を導入する構成とすることもできるが、味にこだわるエスプレッソコーヒーマシーンとしては、フィルターによる濾過や電解イオン化などによる水処理装置などを介在させることが好ましい。
水タンク10に関連して好ましい態様は、予備加熱手段11を備えていることである。予備加熱手段11としては、独立したヒーターを配置する態様であってもよいし、後述するコーヒー抽出用ヒーター30又は熱温水用ヒーター31を利用する態様であってもよい。
予備加熱手段11を備えている態様では、水タンク10内の水の温度は、図示しない温度センサーにより検出され、温度制御が行われる。
ポンプ20・21は、水タンク10内の水をヒーターへと供給するものであるが、この実施例1では、水をコーヒー抽出用ヒーター30へと供給するコーヒー抽出用ポンプ20と、水を熱温水用ヒーター31へと供給する熱温水用ポンプ21とが別々に用意されている。
ヒーターは、コーヒー抽出用ヒーター30と熱温水用ヒーター31とが別々の流路に分けられて用意されている。コーヒー抽出用ポンプ20の駆動により供給される水は、コーヒー抽出用ヒーター30を経て蒸気化され、後述のコーヒー抽出部50に送られるが、熱温水用のポンプ21の駆動により供給される水は、熱温水用ヒーター31を経て高温化されて、直接にカップ70へと放出される。熱温水用ヒーター31を通過した水が蒸気化されてカップ70へと放出される構成とすることもできる。
コーヒー抽出用ヒーター30は、高温高圧の蒸気を発生させることが要求されるので、加熱手段(加熱室)が複数段にわたって連続的に用意されており、初段の加熱手段の通過から最終段の加熱手段の通過に至る過程で徐々に温度及び圧力が上昇される構成とすることも好ましい構成である。
コーヒー抽出用ヒーター30・熱温水用ヒーター31としては、市販の様々なタイプのものを利用することができるが、構造が簡単であること、ON・OFF制御が容易であることなどを考慮すると電熱加熱方式のものが好ましく利用される。
コーヒー抽出部50の所定位置には、予め計量されたエスプレッソコーヒー専用のコーヒー豆がフィルターパック60に収納された状態で用意されており、その上方に案内されている蒸気案内管51を通じて高温高圧の蒸気が供給され、コーヒーの抽出が行われる。
抽出されたコーヒーは、コーヒー抽出部50の下方に用意されているコーヒーカップ70へと投入される。
上記では、所定量のエスプレッソコーヒーが収納されているフィルターパック60を利用する態様を説明したが、フィルターパック60を1回抽出毎に手操作で配置・排出を行う態様、これを自動化機構で行う態様とすることもできる。また、フィルターパック60を利用せず、フィルターとコーヒー豆とを個々に手操作により抽出位置に供給する態様を排除するものではないし、これを自動化された機構とすることもできる。
コーヒー抽出の時間制御について説明する。この実施例1の代表的な態様では、コーヒー抽出用のポンプ20の駆動により水タンク10の水をコーヒー抽出用ヒーター30に供給して得られた高温高圧の蒸気をフィルターパック60に案内してコーヒー抽出を行うので、蒸気供給時間の制御がコーヒー抽出の時間制御となる。単純化すれば、コーヒー抽出の時間制御は、蒸気供給時間の制御であり、煎じ詰めればコーヒー抽出用ポンプ20の駆動時間の制御でもある。然しながら、水タンク10に用意されている水の温度や環境温度の変動により、コーヒー抽出用ポンプ20の駆動時間が蒸気供給時間に対応しない場合のあることを考慮すると、コーヒー抽出用ヒーター30に連続する流路中に、温度・圧力センサーを用意しておき、流路中を流れる蒸気の温度・圧力が所望の数値を超えたことを検知してからの時間をカウントしてコーヒー抽出を時間制御してもよい。尚、この場合、温度・圧力が所望の数値に至らないまでの蒸気は、バルブ制御により流路の外部に排出する構成とする。
エスプレッソコーヒーの抽出では、抽出時間が最も重要であり、前記したように、本発明者は、これを20秒又はこれ以内に設定した。
図中、符号81はコーヒーカップへの露出(視認が可能)供給口、82はこの供給口81に接続されたコーヒー抽出用経路の抽出液導管、83は上記供給口81に接続された熱温水供給経路の熱温水導管を示し、84はコーヒー抽出用経路の抽出液導管及び熱温水供給経路の熱温水導管を被覆したカバーを示す。
尚、図1中、コーヒー抽出用ヒーター30とフィルターパック60との間、及び熱温水用ヒーター31と供給口81との間に、液垂れ防止用電磁弁を設けてもよい(図示せず)。
次に、図2に従って、本発明の実施例2の具体的構成を説明する。
この実施例2は、上記した実施例1と比べると、水タンク→ポンプ→ヒータ→コーヒー抽出部へ続くラインが単一である点が異なっており、この点を除けば、両実施例の具体的構成及び作動は共通である。図面上で違いを説明すると、水タンク10に準備されている水ないし温水は、ポンプ22の駆動によりヒーター32に供給されて加温され、高温高圧の蒸気(温水)に変換された後、バルブ40により所定の流路に供給される。
この実施例2は、上記した実施例1と比べると、水タンク→ポンプ→ヒータ→コーヒー抽出部へ続くラインが単一である点が異なっており、この点を除けば、両実施例の具体的構成及び作動は共通である。図面上で違いを説明すると、水タンク10に準備されている水ないし温水は、ポンプ22の駆動によりヒーター32に供給されて加温され、高温高圧の蒸気(温水)に変換された後、バルブ40により所定の流路に供給される。
ヒーター32に続いて流路切替用のバルブ40が配設され、蒸気流路の切替が行われる。流路の構成は、例えば、蒸気又は温水がコーヒー抽出部50に導かれる流路1、蒸気又は温水がカップ70に導かれる流路2、不要な蒸気又は温水を外部に排出する流路3、流路を閉鎖する流路4である。流路の構成は、かような例示に限定されるものではなく、例えば、排出用の流路3を設けない態様であってもよい。
上記したバルブ40が流路4に作動されると、ポンプ22により供給された水がヒーター32内に貯溜され、内部の加熱手段により加温される。所定の温度・圧力に至ったことが図示しないセンサ−により検出されると、バルブ40が流路1又は2に作動され、蒸気又は温水が次工程に供給される。
バルブ40が流路4(閉鎖)と連動してヒーター32が作動される態様においては、ヒーター32が貯溜槽を持っている構成とすることができ、更に好ましくは、貯溜された温水がヒーター32の加熱手段に循環されて再加温される構成とすることができる。
また、実施例1で説明したように、ヒーター32には加熱手段(加熱室)が複数段にわたって連続的に用意されており、初段の加熱手段の通過から最終段の加熱手段の通過に至る過程で徐々に温度及び圧力が上昇される構成とすることも好ましい構成である。
カップ70を温めるための温水の供給では、上記したような高温高圧蒸気発生のための過程を経ない流路で温水を供給する態様とすることができる。
尚、図2中、バルブ40とフィルターパック60との間、及びバルブ40と供給口81との間に、液垂れ防止用電磁弁を設けてもよい(図示せず)。
次に、図3に示されているコーヒー抽出部の別実施例を説明する。
図面に示されているのは、コーヒー豆及びフィルタのセット位置を密閉空間とする構成であるが、これは、高圧を維持した状態の蒸気によりエスプレッソコーヒーの抽出が行われることを目的としている。前述したように、エスプレッソコーヒーの抽出は高温高圧の蒸気により行われることが必要であるが、蒸気供給管から排出される蒸気が、第1段階で、コーヒー・フィルタパック60上方の非密閉空間(大気圧空間)へと放出されてしまうと、この段階で急激な圧力の低下が生じ、高圧での抽出という条件は満たされないことになってしまうことになる。従って、蒸気がコーヒー・フィルタパック60を通過する段階においても高圧という条件を維持させることが必要である。この条件を満たすために、コーヒー・フィルタパック60がセットされる位置が密閉空間であることが要求される。図3に示されている構成では、蒸気供給管51の最終端部にホルダー52を連続させて用意し、このホルダー52の下面に、コーヒー・フィルタパック60が載置されたマガジン53を着脱自在に固定する。マガジン53のホルダー52への固定手段は、図示の如きネジ機構の外に様々に構成することができる。固定手段を考慮する際には、ホルダー52とマガジン53とが高温高圧の蒸気に接することで、膨張することを考慮する必要があるし、操作の簡易で強固であることも考慮さるべき事柄である。
図面に示されているのは、コーヒー豆及びフィルタのセット位置を密閉空間とする構成であるが、これは、高圧を維持した状態の蒸気によりエスプレッソコーヒーの抽出が行われることを目的としている。前述したように、エスプレッソコーヒーの抽出は高温高圧の蒸気により行われることが必要であるが、蒸気供給管から排出される蒸気が、第1段階で、コーヒー・フィルタパック60上方の非密閉空間(大気圧空間)へと放出されてしまうと、この段階で急激な圧力の低下が生じ、高圧での抽出という条件は満たされないことになってしまうことになる。従って、蒸気がコーヒー・フィルタパック60を通過する段階においても高圧という条件を維持させることが必要である。この条件を満たすために、コーヒー・フィルタパック60がセットされる位置が密閉空間であることが要求される。図3に示されている構成では、蒸気供給管51の最終端部にホルダー52を連続させて用意し、このホルダー52の下面に、コーヒー・フィルタパック60が載置されたマガジン53を着脱自在に固定する。マガジン53のホルダー52への固定手段は、図示の如きネジ機構の外に様々に構成することができる。固定手段を考慮する際には、ホルダー52とマガジン53とが高温高圧の蒸気に接することで、膨張することを考慮する必要があるし、操作の簡易で強固であることも考慮さるべき事柄である。
更にいえば、コーヒー・フィルタパック60を密閉空間に配置しただけでは、エスプレッソコーヒーの抽出を完璧に行えることにはならない。このことは、フィルタの構造にもよるが、供給された蒸気(流体)は流れ易い通路を流れ、障害がある流路では流れが停滞してしまう現象が起こるためである。例えば、コーヒー・フィルタパック60で説明すると、蒸気がパックの上面側から進入して下面側へと均等に通過することが理想であるが、フィルターとコーヒーとが蒸気通過の障害となり、蒸気は、フィルター表面に沿って流れる傾向が生じ、供給された蒸気の全量がコーヒー・フィルタパック60を通過することにはならないことになる。このような現象は、コーヒー・フィルタパック60のサイズに対するマガジン53の内部空間の広さを考慮することで避けることができるが、更に完璧を期するには、フィルターの周縁部に蒸気の流路が形成されないことが好ましい。別な表現で説明すると、フィルター内部を通過する蒸気の流れと、フィルター周縁部だけの蒸気の流れとに分かれないことが好ましい。
上記のための構成としては、コーヒー豆が袋状のフィルタに収納されているコーヒー・フィルタパック60を利用する態様では、例えば、接続させるホルダー52とマガジン53とに、その1部が円環状に或いは方形状に当接する部分を設けておき、コーヒー・フィルタパック60の全周縁部分が円環状に或いは方形状に挟み込まれるようにして、コーヒー・フィルタパック60の周縁部における蒸気流通を阻止する構成が例示される。別の構成では、コーヒー・フィルタパック60のフィルターとしてごく粗い目のものを用い、これとは別に、コーヒー・フィルタパック60の下面側に細かい目のフィルターを敷き込む方式が採用できる。この態様を更に発展させると、コーヒー豆とフィルターを別体とする方式、例えば、コーヒー豆を粗いネット状の袋などに収納して用意し、紙製或いは布製のフィルターを別体として用意する方式となり、コーヒー・フィルタパック60の一面側だけをフィルター構造とする方式、抽出液導管82にフィルターユニットを着脱自在に固定し、マガジン53には、コーヒー豆を自由運動が可能な状態で配設する方式などがある。コーヒー豆の自由運動とは、コーヒー豆が隣接するコーヒー豆に邪魔されないで自由に角度や位置を変化させることができることを意味し、コーヒー豆がフィルターパックに詰め込まれた状態では自由運動はできない。コーヒー豆が自由運動できれば、コーヒー豆の存在が蒸気流通の障害となることはない。コーヒー豆の量に比較してサイズの大きめなパックにコーヒー豆を収納することも、実施可能な態様である。
10−水タンク
11−予備加熱手段
20−ポンプ(コーヒー抽出用)
21−ポンプ(熱温水用)
22−ポンプ(コーヒー抽出・熱温水共用)
30−ヒータ(ボイラ)(コーヒー抽出用)
31−ヒータ(ボイラ)(熱温水用)
32−ヒータ(ボイラ)(コーヒー抽出・熱温水共用)
40−バルブ
50−コーヒー抽出部
51−蒸気供給管
52−ホルダー
53−マガジン
60−コーヒー・フィルタパック
70−コーヒーカップ
81−露出供給口
82−抽出液導管
83−熱温水導管
84−カバー
11−予備加熱手段
20−ポンプ(コーヒー抽出用)
21−ポンプ(熱温水用)
22−ポンプ(コーヒー抽出・熱温水共用)
30−ヒータ(ボイラ)(コーヒー抽出用)
31−ヒータ(ボイラ)(熱温水用)
32−ヒータ(ボイラ)(コーヒー抽出・熱温水共用)
40−バルブ
50−コーヒー抽出部
51−蒸気供給管
52−ホルダー
53−マガジン
60−コーヒー・フィルタパック
70−コーヒーカップ
81−露出供給口
82−抽出液導管
83−熱温水導管
84−カバー
Claims (8)
- 水タンク、前記水タンクに収納されている水を吸い上げて次工程へと供給するポンプ、前記ポンプにより供給された水を加熱するヒーター、蒸気をコーヒー豆に案内してコーヒーの抽出を行うコーヒー抽出部、水の量・水の温度・蒸気の温度・圧力などを検出して、水或いは蒸気の流れを制御する制御回路を有するエスプレッソコーヒーマシーンにおいて、コーヒー抽出部におけるコーヒー豆に対する蒸気の供給がコーヒーカップ1杯分の一部分となる時間内であり、且つコーヒーカップ1杯分の残量は、熱温水コーヒー抽出用経路を通ることなく、熱温水供給用経路を通る熱温水の供給によって充填される構成であることを特徴とするエスプレッソコーヒーマシーン。
- 水タンク、前記水タンクに収納されている水を吸い上げて次工程へと供給するポンプ、前記ポンプにより供給された水を加熱するヒーター、蒸気をコーヒー豆に案内してコーヒーの抽出を行うコーヒー抽出部、水の量・水の温度・蒸気の温度・圧力などを検出して、水或いは蒸気の流れを制御する制御回路を有するエスプレッソコーヒーマシーンにおいて、コーヒー抽出部におけるコーヒー豆に対する蒸気の供給が約20秒以内に設定され且つコーヒーカップ1杯分の残量は、熱温水コーヒー抽出用経路を通ることなく、熱温水供給用経路を通る熱温水の供給によって充填される構成であることを特徴とするエスプレッソコーヒーマシーン。
- ポンプとヒーターとが、コーヒー抽出用経路と熱温水供給用経路とに別々に用意されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
- ポンプとヒーターとが夫々単一で用意され、コーヒー抽出用と熱温水供給用とで共用されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
- ヒーターの後段にバルブが用意されており、ヒーターを通過した温水又は蒸気が別々の経路で後段に供給されることを特徴とする請求項4に記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
- コーヒー抽出部において、コーヒー豆が外部空間と遮断された密閉空間に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
- コーヒーカップに対する供給口が単一であり、この供給口にコーヒー抽出用経路と熱温水供給経路とが接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
- 供給口は視認できるが、コーヒー抽出用経路と熱温水供給経路は、カバーによって被覆されて視認不可であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエスプレッソコーヒーマシーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005083128A JP2006263028A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | エスプレッソコーヒーマシーン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005083128A JP2006263028A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | エスプレッソコーヒーマシーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=37199596
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JP (1) | JP2006263028A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017529912A (ja) * | 2014-09-05 | 2017-10-12 | トゥットエスプレッソ エス.アール.エル. | 飲料調製装置および方法 |
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JP2018531139A (ja) * | 2015-10-23 | 2018-10-25 | エウレク エス.アール.エル. | 飲料を調製するための方法及び機械 |
JP2020039859A (ja) * | 2018-08-16 | 2020-03-19 | カップ・ウント・チーノ カッフェーシステム−フェアトリーブ ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディット ゲゼルシャフトCUP&CINO Kaffeesystem−Vertrieb GmbH & Co.KG | 高品質ホット飲料を用意するためのコーヒーマシン |
US10986956B2 (en) | 2015-10-23 | 2021-04-27 | Eurek S.R.L. | Method and machine for preparing beverages |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005083128A patent/JP2006263028A/ja active Pending
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