JP5590940B2 - 作業機械 - Google Patents
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Description
この作業機械は、作業中のモードとして通常モードおよびエコノミーモードが設けられており、通常モードに設定されている場合には、エンジンを駆動して容量の大きい第2油圧ポンプを駆動したり、あるいは電動モータとエンジンとを同時に駆動して第1油圧ポンプと第2油圧ポンプとの双方から作動油を吐出したりして油圧アクチュエータを作動させる。これに対して、オペレータがエコノミーモードを選択する操作を行った場合には、例えば電動モータのみを駆動して第1油圧ポンプから吐出する作動油のみによって油圧アクチュエータを作動させる。このように、オペレータが作業を行う際にモードを設定することにより、エンジン等が不必要に駆動している状態をなくして、エネルギーロスを低減することができるようにしている。
請求項3に記載の発明は、前記第2油圧ポンプの容量が、前記第1油圧ポンプの容量以上であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記第1駆動装置は電動モータによって構成され、前記第2駆動装置はエンジンによって構成されてなることを特徴とする。
図1に示す車両100は、車台にキャブ101と荷台102とを備えており、これらキャブ101と荷台102との間にクレーン装置1を搭載している。
このクレーン装置1は、図2に示すように、車両100の幅方向にジャッキ2,2を出没させる基台3を備えており、この基台3を車両100の車台上に固定することにより車両100に搭載される。
基台3の上面には、上方に向かって旋回ポスト4を立設した旋回台5が回転自在に設けられており、後述する油圧モータM1の作動により、旋回台5と旋回ポスト4とが一体となって回転するようにしている。
そして、旋回ポスト4内には、後述する油圧モータM2の作動により回転するとともに、この回転にともなってワイヤロープ10を巻込みまたは繰り出しするウインチ11が収容されている。このワイヤロープ10は、その先端にフックブロック12を接続しており、ウインチ11からブーム6の長手方向に沿って延伸した後、トップブーム6dの先端からフックブロック12を垂下させている。したがって、ウインチ11を一方に回転させると、ワイヤロープ10がウインチ11に巻込まれてフックブロック12を巻上げ、ウインチ11を他方に回転させると、ワイヤロープ10がウインチ11から繰り出されてフックブロック12を巻下げることとなる。
図3は、クレーン装置1の制御ブロック図である。この図に示すように、ポンプ油路31には、本発明の第1駆動装置である電動モータMの駆動によって作動油を吐出する第1油圧ポンプP1、および本発明の第2駆動装置であるエンジンEの駆動によって作動油を吐出するとともに第1油圧ポンプP1以上の容量である第2油圧ポンプP2が接続されている。
ポンプ油路31には、本発明の油圧アクチュエータ(油圧モータM1、起伏シリンダ8、伸縮シリンダ9、油圧モータM2)に対する作動油の給排を制御するコントロールバルブCV1〜CV4が接続されている。コントロールバルブCV1は、旋回台5を回転させる油圧モータM1に対する作動油の給排を制御し、コントロールバルブCV2は、起伏シリンダ8に対する作動油の給排を制御し、コントロールバルブCV3は、伸縮シリンダ9に対する作動油の給排を制御し、コントロールバルブCV4は、ウインチ11を回転させる油圧モータM2に対する作動油の給排を制御する。
この状態からコントロールバルブCV1を図中右側の連通位置に切り換えると、ポンプ油路31と第1アクチュエータ油路33aとが連通するとともに、タンク油路32と第2アクチュエータ油路33bとが連通する。一方、コントロールバルブCV1を図中左側の連通位置に切り換えると、ポンプ油路31と第2アクチュエータ油路33bとが連通するとともに、タンク油路32と第1アクチュエータ油路33aとが連通する。このように、コントロールバルブCV1を切り換えることにより、油圧モータM1が回転駆動して旋回台5が所望の方向に回転することとなる。
なお、コントロールバルブCV4を図中右側の連通位置に切り換えると、ワイヤロープ10を繰り出す方向にウインチ11が回転し、コントロールバルブCV4を図中左側の連通位置に切り換えると、ワイヤロープ10を巻込む方向にウインチ11が回転する。
また、コントロールバルブCV1〜CV4は、制御手段40による電気的な制御によっても切り換え可能に構成されている。例えば、各コントロールバルブCV1〜CV4に電磁ソレノイド等からなる切り換え手段41を設け、制御手段40が切り換え手段41に対して通電等の制御を行うことによって、各コントロールバルブCV1〜CV4が切り換え制御される。また、制御手段40は、第1油圧ポンプP1を駆動する電動モータMや第2油圧ポンプP2を駆動するエンジンEを起動したり、あるいはその駆動を停止したりすることも可能である。
図4に示すように、遠隔操作装置50は、把持部52と、この把持部52に固定された操作盤53とを備えており、操作盤53内に上記の遠隔制御部51が設けられている。操作盤53には、モード切り換えスイッチ54が設けられており、このモード切り換えスイッチ54を押圧操作することによって、操作モードを切り換えることができるようになっている。具体的には、制御手段40は、通常モードまたはエコモードのいずれかの操作モードにて制御を行うものであり、遠隔操作装置50に対する同一の操作に対して、操作モードごとに異なる制御を行っている。なお、通常モードにおいてはエンジンEが各アクチュエータを作動するための駆動源となる。
さらに、把持部52の背面側には、本発明の第2操作手段である速度指令スイッチ59が設けられている。この速度指令スイッチ59は、上記各アクチュエータ選択スイッチ55〜58と共に操作することにより、コントロールバルブCV1〜CV4の開口量を切り換えたりエンジンEを起動したりするものである。
なお、操作盤53には画像表示部60が設けられており、クレーン装置1や遠隔操作装置50に関する種々の情報が遠隔制御部51によって表示制御されている。
例えば、通常モードにおいて、旋回スイッチ55を下方から上方に向かって傾倒させるように操作すると、旋回スイッチ55から遠隔制御部51に操作信号が入力するとともに、遠隔制御部51から無線通信部51a,40aを介して制御手段40に操作信号が送信される。
制御手段40は、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58のいずれか)に係る操作信号の入力を待機している。
上記の待機状態において、旋回スイッチ55を下方から上方に向かって傾倒させる操作信号が入力すると、制御手段40はエンジンEが駆動中であるかを判定する。その結果、エンジンEは駆動中ではないと判定した場合にはステップS3に処理を移し、エンジンEは駆動中であると判定した場合にはステップS4に処理を移す。
上記ステップS2において、エンジンEは駆動中ではないと判定した場合には、制御手段40はエンジンEを起動する。このように、通常モードにおいて、エンジンEが駆動しておらず、第2油圧ポンプP2から作動油が吐出していない状態で旋回スイッチ55が操作された場合には、当該旋回スイッチ55の操作を契機にエンジンEが駆動するようにしている。
制御手段40は、旋回スイッチ55が操作されるとともにエンジンEが駆動した状態において、速度指令スイッチ59の操作が検出されるまで、以後、上記ステップS1〜ステップS4の処理を繰り返して待機する。
そして、速度指令スイッチ59に係る操作信号が入力した場合には、制御手段40は、上記ステップS1で入力した操作信号に基づいてコントロールバルブCV1を所定の方向に切り換える。このとき、制御手段40に入力する操作信号には速度指令スイッチ59の操作量が対応付けられており、当該速度指令スイッチ59の操作量に応じてコントロールバルブCV1の切り換え量を制御するようにしている。
制御手段40は、エコモードに設定されているときに、旋回スイッチ55の操作信号が入力すると、まず、エンジンEが駆動中であるかを判定する。その結果、エンジンEが駆動中であると判定した場合にはステップS15に処理を移し、エンジンEが駆動中ではないと判定した場合にはステップS12に処理を移す。
上記ステップS11において、エンジンEは駆動中ではないと判定した場合には、制御手段40は、電動モータMが駆動中であるかを判定する。その結果、電動モータMが駆動中であると判定した場合にはステップS15に処理を移し、電動モータMが駆動中ではないと判定した場合にはステップS13に処理を移す。
上記ステップS12において、電動モータMは駆動中ではないと判定した場合には、制御手段40は、電動モータMを起動する。このように、エコモードに設定されており、エンジンEも電動モータMも駆動していない状態で、アクチュエータ選択スイッチ(旋回スイッチ55)が操作された場合には、制御手段40は、当該アクチュエータ選択スイッチ(旋回スイッチ55)の操作を契機として電動モータMを起動することとなる。
次に、制御手段40は、電動モータMの駆動時間を計時すべく、電動モータ駆動時間の計時を開始する。なお、詳しくは後述するが、電動モータMが所定時間駆動すると、バッテリ切れが起こって突如として油圧アクチュエータを作動することができなくなるおそれがある。そこで、本実施形態においては、電動モータMが所定時間駆動したところでエンジンEを起動するようにしている。ここでは、電動モータMの起動後、所定時間経過後にエンジンEを起動する目的から電動モータMの駆動時間を計時するものである。
次に、制御手段40は、入力したアクチュエータ選択スイッチ(旋回スイッチ55)操作信号に基づいて、コントロールバルブCV1を切り換え制御する。ここでは、旋回スイッチ55の操作方向に基づいて、コントロールバルブCV1の切り換え方向と切り換え量を制御することとなる。
なお、電動モータMを起動するとともにコントロールバルブCV1〜CV4の切り換えを行う場合には、第1油圧ポンプP1の吐出圧力が十分に高まった後に、コントロールバルブCV1〜CV4を切り換える必要がある。なぜなら、第1油圧ポンプP1の吐出圧力が低いうちにコントロールバルブCV1〜CV4が切り換えられると、油圧アクチュエータが自重により落下するおそれがあるからである。したがって、制御手段40は、電動モータMの起動後、所定時間経過してからコントロールバルブCV1〜CV4を切り換えるように遅れ制御を行うことが望ましい。
アクチュエータ選択スイッチ操作信号および速度指令スイッチ操作信号が入力すると、制御手段40は、エンジンEが駆動中であるかを判定する。その結果、エンジンEが駆動中であると判定した場合にはステップS24に処理を移し、エンジンEが駆動中ではないと判定した場合にはステップS22に処理を移す。
上記ステップS21において、エンジンEは駆動中ではないと判定した場合には、制御手段40は、エンジンEを起動する。
次に、制御手段40は、エンジンEの駆動時間を計時すべく、エンジン駆動時間の計時を開始する。なお、詳しくは後述するが、エンジンEが駆動すると容量の大きい第2油圧ポンプP2から作動油が吐出するので、電動モータMの駆動を停止してエネルギーロスを低減することが望ましい。そこで、本実施形態においては、エンジンEが所定時間駆動したところで電動モータMの駆動を停止すべく、エンジンEの駆動時間を計時するようにしている。
次に、制御手段40は、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)および速度指令スイッチ59の操作に基づいて、コントロールバルブCV1〜CV4を切り換える。このとき、制御手段40は、コントロールバルブCV1〜CV4の切り換え量を速度指令スイッチ59の操作量に基づいて制御する。
次に、制御手段40は、上記ステップS23において計時を開始したエンジンEの駆動時間が所定時間になったかを判定する。その結果、エンジンEの駆動時間が所定時間になったと判定した場合にはステップS26に処理を移し、エンジンEの駆動時間は所定時間になっていないと判定した場合にはステップS27に処理を移す。
上記ステップS25において、エンジンEの駆動時間が所定時間になったと判定した場合には、制御手段40は、電動モータMの駆動を停止する。これにより、エンジンEの駆動中における電動モータMの不必要な駆動をなくしてエネルギーロスが低減されることとなる。
次に、制御手段40は、速度指令スイッチ59からの操作信号の入力が停止したか、言い換えれば、速度指令スイッチ59から操作信号が入力し続けているかを判定する。その結果、速度指令スイッチ59からの操作信号の入力が停止した場合にはステップS28に処理を移し、速度指令スイッチ59から操作信号が入力し続けている場合には、上記ステップS24〜ステップS26の処理を繰り返し行う。
上記ステップS27において、速度指令スイッチ59からの操作信号の入力が停止したと判定した場合には、制御手段40は、コントロールバルブCV1〜CV4を中立位置に切り換える。
次に、制御手段40は、速度指令スイッチ操作信号の入力停止時間の計時を開始する。
次に、制御手段40は、上記ステップS29において計時を開始した速度指令スイッチ操作信号の入力停止時間が所定時間になるまで待機するとともに、速度指令スイッチ操作信号の入力停止時間が所定時間になったと判定した場合にはステップS31に処理を移す。
上記ステップS30において、速度指令スイッチ操作信号の入力停止時間が所定時間になったと判定した場合には、制御手段40は、エンジンEの駆動を停止する。これにより、速度指令スイッチ59の操作が所定時間行われていない場合には自動でエンジンEの駆動が停止することとなり、エネルギーロスが低減されることとなる。
また、低速作業から高速作業に切り換わった場合には、所定時間経過後に電動モータMの駆動が自動で停止するとともに、高速作業が所定時間停止している場合にはエンジンEの駆動が自動で停止するので、エネルギーロスを最大限に低減することができる。しかも、エンジンEを駆動している間には、オルタネータにより発電した電力を電動モータMに電力供給するバッテリを充電するため、高速作業中にバッテリを充電することができ、バッテリ切れを防止することができる。
制御手段40は、上記ステップS14において開始された電動モータMの駆動時間が予め設定された時間となったかを判定する。その結果、電動モータMの駆動時間が予め設定された時間になったと判定した場合にはステップS45に処理を移し、電動モータMの駆動時間が予め設定された時間になっていないと判定した場合にはステップS42に処理を移す。
上記ステップS41において、電動モータMの駆動時間が予め設定された時間になっていないと判定した場合には、制御手段40は、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)によるコントロールバルブCV1〜CV4の切り換え操作が停止するか、もしくは電動モータMの駆動時間が予め設定された時間になるまで、上記ステップS41および当該ステップS42の処理をループして待機する。
一方、アクチュエータ選択スイッチの操作が停止したと判定した場合には、ステップS43に処理を移す。
上記ステップS42において、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)の操作が停止したと判定した場合には、制御手段40は、コントロールバルブCV1〜CV4を中立位置に切り換えて、作動中の油圧アクチュエータを停止させる。
次に、制御手段40は、電動モータMの駆動を停止して、アクチュエータ選択スイッチの操作が行われるまで待機することとなる。
また、上記ステップS41において、電動モータMの駆動時間が予め設定された時間になったと判定した場合には、制御手段40はエンジンEを起動する。これにより、電動モータMがバッテリ切れを起こして各油圧アクチュエータが作動できなくなるといった事態の招来を防ぐことができる。
次に、制御手段40は、上記ステップS45におけるエンジンEの起動にともなって、エンジンEの駆動時間の計時を開始する。
次に、制御手段40は、上記ステップS46において開始したエンジンEの駆動時間が、予め設定された時間となったかを判定する。その結果、エンジンEの駆動時間が予め設定された時間になっていないと判定した場合にはステップS48に処理を移し、エンジンEの駆動時間が予め設定された時間になったと判定した場合にはステップS50に処理を移す。
上記ステップS47において、エンジンEの駆動時間が予め設定された時間になっていないと判定した場合には、制御手段40は、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)によるコントロールバルブCV1〜CV4の切り換え操作が停止するか、もしくはエンジンEの駆動時間が予め設定された時間になるまで、上記ステップS47および当該ステップS48の処理をループして待機する。
一方、アクチュエータ選択スイッチの操作が停止したと判定した場合には、ステップS49に処理を移す。
上記ステップS48において、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)の操作が停止したと判定した場合には、制御手段40は、電動モータMの駆動を停止する。
一方、上記ステップS47において、エンジンEの駆動時間が予め設定された時間になったと判定した場合には、制御手段40は、まず、電動モータMの駆動を停止する。これにより、油圧アクチュエータを作動させる操作中において、エンジンEが駆動してから所定時間が経過すると、電動モータMの駆動が自動で停止してエンジンEのみが駆動することとなり、エネルギーロスを低減することができる。
次に、制御手段40は、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)によるコントロールバルブCV1〜CV4の切り換え操作が停止するまで待機するとともに、操作が停止したと判定した場合にはステップS52に処理を移す。
ステップS52において、制御手段40は、コントロールバルブCV1〜CV4を中立位置に切り換えて、作動中の油圧アクチュエータを停止させる。
次に、制御手段40は、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)からの操作信号の入力停止時間の計時を開始する。
次に、制御手段40は、上記ステップS53において計時を開始した操作信号の入力停止時間が、予め設定された時間になるまで待機する。そして、操作信号の入力停止時間が予め設定された時間になったと判定した場合にはステップS55に処理を移す。
上記ステップS54において、アクチュエータ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)からの操作信号の入力停止時間が予め設定された時間になったと判定した場合には、制御手段40はエンジンEの駆動を停止する。
これにより、エコモード中に電動モータMの駆動時間が長引いてエンジンEの駆動に切り換わった場合において、不必要にエンジンEが駆動したままになるのを防ぐことができ、エネルギーロスを低減することができる。また、上記と同様に、エンジンEを駆動している間には、オルタネータにより発電した電力を電動モータMに電力供給するバッテリを充電するため、バッテリ切れを防止することができる。
また、上記実施形態においては、第2油圧ポンプP2の容量を第1油圧ポンプP1以上としたが、両油圧ポンプP1,P2の容量の関係は上記実施形態に限らない。例えば、両油圧ポンプP1,P2を同一容量としてもよいし、第1油圧ポンプP1を第2油圧ポンプP2よりも大容量としてもよい。
また、上記実施形態においては、第1油圧ポンプP1の駆動源を電動モータMとし、第2油圧ポンプP2の駆動源をエンジンEとしたが、両油圧ポンプP1,P2の駆動源は上記実施形態に限らない。
また、上記実施形態においては、速度指令スイッチ59の操作量に基づいて各コントロールバルブCV1〜CV4の切り換え量を決定したが、バルブ選択スイッチ(各スイッチ55〜58)の操作量に基づいてコントロールバルブCV1〜CV4の切り換え量を決定するようにしても構わない。
また、上記実施形態においては、遠隔操作装置50による操作について説明したが、例えば、操作レバー21〜24の操作をセンサで検出するとともに、当該検出信号に基づいて上記の処理を実行することとしても構わない。
また、上記実施形態においては、操作レバー21〜24によるマニュアル操作と、遠隔操作装置50による無線遠隔操作との双方を可能としたが、いずれか一方のみを装備するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、本発明を車両搭載型クレーンに適用した場合について説明したが、本発明は車両搭載型クレーンに限らず、油圧ポンプから吐出される作動油によって油圧アクチュエータを作動する作業機械に広く適用可能である。
8 起伏シリンダ
9 伸縮シリンダ
40 制御手段
50 遠隔操作装置
54 モード切り換えスイッチ
E エンジン
M 電動モータ
M1 油圧モータ
M2 油圧モータ
P1 第1油圧ポンプ
P2 第2油圧ポンプ
CV1〜CV4 コントロールバルブ
Claims (5)
- 第1駆動装置によって駆動する第1油圧ポンプと、
第2駆動装置によって駆動する第2油圧ポンプと、
前記第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプの双方に接続された油圧アクチュエータと、
該油圧アクチュエータへの作動油の給排を制御するコントロールバルブと、を備えた作業機械において、
オペレータが操作可能な第1操作手段および第2操作手段と、
前記第1操作手段および第2操作手段の操作に基づいて前記コントロールバルブを切り換え制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置が起動していない状態で、前記第1操作手段が操作されたとき、前記第1駆動装置を起動するとともに前記コントロールバルブを切り換え、
前記第2駆動装置が起動していない状態で、前記第2操作手段が前記第1操作手段とともに操作されたとき、該第2操作手段の操作に基づいて前記第2駆動装置を起動することを特徴とする作業機械。 - 前記制御手段は、前記第2駆動装置が起動されてから所定時間経過後に前記第1駆動装置を停止させることを特徴とする請求項1記載の作業機械。
- 前記第2油圧ポンプの容量は、前記第1油圧ポンプの容量以上であることを特徴とする請求項1または2記載の作業機械。
- 前記第1駆動装置は電動モータによって構成され、前記第2駆動装置はエンジンによって構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業機械。
- 前記制御手段は、
同一の操作に対して互いに異なる制御を行う複数の操作モードの中からいずれかの操作モードを設定するとともに、
所定の操作モードに設定されている場合において、前記第1操作手段が操作されたとき、前記第1駆動装置を起動するとともに前記コントロールバルブを切り換え、前記第2操作手段が前記第1操作手段とともに操作されたとき、該第2操作手段の操作に基づいて前記第2駆動装置を起動することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の作業機械。
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