JP5590423B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のバルブリフト調整装置に適用され、規制ピンを前進させて係合溝に係合させることでスライダの位置を切り替える電磁アクチュエータに関する。
従来、内燃機関の吸気バルブ又は排気バルブのリフト量を調整するバルブリフト調整装置において、カムシャフトと共に回転しつつカムシャフトに対し軸方向に相対移動可能に設けられたスライダの位置を切り替えるものが知られている。また、スライダの位置を切り替える手段として、規制ピンを作動させ、スライダに形成された係合溝に規制ピンの先端部を係合させる電磁アクチュエータが知られている。
例えば、特許文献1に記載の電磁アクチュエータは、筒状の規制ピンの基端側に、永久磁石が一体に結合されたロックピンが規制ピンに対して相対移動可能に設けられている。バルブリフト調整装置のカムシャフトのトルクによって規制ピンが最後退位置に押し戻されたとき、ロックピンの先端に形成されたクサビ部が、規制ピンの筒壁に設けられた複数のボールを径外方向に押圧し、収容穴の内壁に押し当てることで、規制ピンを作動不能にロックする。また、ロックピンの基端側に設けられたコイルへの通電によって永久磁石を後退方向に吸引すると、ロックピンがボールから離間することでロック状態が解除され、規制ピンはスプリングの付勢力によって前進する。
国際公開第2010/097298A1号明細書
特許文献1に記載の電磁アクチュエータに基づいて、規制ピンが押し戻されてロックピンが規制ピンをロックするとき、ロックピンがわずかに後退するように構成することが考えられる。仮にロックピンを磁性体で形成すれば、ロックピンの後退時に、永久磁石及びロックピンの基端部と、コイルの内側及びロックピン側に設けられたステータとの変位に伴いステータに磁束変化が生じる。この磁束変化によってコイルに発生する誘導起電圧を検出することで、規制ピンが押し戻されたことを検出することができる。なお、ロックピンを磁性体で形成することに代えて、ロックピンの基端部に別の付属磁性部材を設けても同様の作用が得られると考えられる。
ところが、ロックピンの基端部とステータとの間には、ロック状態を解除するためにロックピンを後退させる距離を確保しなければならない。すると、規制ピンが押し戻されたときのロックピンの変位に伴う磁束変化が少なく、誘導起電圧が充分に発生しない。そのため、規制ピンが最後退位置に押し戻されたことを検出することができないか、或いは、検出精度が不充分なものとなる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、内燃機関のバルブリフト調整装置に適用される電磁アクチュエータにおいて、規制ピンが最後退位置に押し戻されたとき、可動磁性体のステータに対する変位に伴う磁束変化量を増やし、コイルが発生する誘導起電圧を大きくする電磁アクチュエータを提供することにある。
本発明は、内燃機関のバルブリフト調整装置に適用され、規制ピンが押し戻されたときロックピンによって規制ピンをロック状態とし、ロックピンに一体に結合された永久磁石をコイルへの通電によって後退方向に吸引することでロック状態を解除し、スプリングの付勢力によって規制ピンを前進させる電磁アクチュエータにおいて、規制ピンが最後退位置に押し戻されたときの可動磁性体のステータに対する変位に伴う磁束変化によってコイルが発生する誘導起電圧を出力すること、及び、ステータは、可動磁性体によって構成される嵌合部が少なくともロック解除位置で嵌合する被嵌合部を有していること、を特徴とする。
ここで、可動磁性体は、磁性体で形成されたロックピン、永久磁石、ロックピン及び永久磁石に結合された付属磁性部材のいずれかを含む。
詳しくは、ロックピンは、前進側から順に、「規制ピンが前進したときに待機している待機位置」、「規制ピンが押し戻された状態で規制ピンをロック状態とするロック位置」、「コイルへの通電により永久磁石がステータに吸引されることで後退し、規制ピンのロック状態を解除するロック解除位置」を移動可能である。
そして、コイルは、ロックピンが「待機位置」から「ロック位置」へ移動するとき、可動磁性体のステータに対する変位に伴う磁束変化によって発生する誘導起電圧を外部の検出装置に出力する。
以上の構成による本発明の電磁アクチュエータは、特許文献1のようにステータに被嵌合部を設けない構成に比べて、嵌合部が被嵌合部に嵌合する長さ分だけ、可動磁性体をステータに近づけることができる。したがって、ロックピンが待機位置からロック位置に後退するとき、可動磁性体のステータに対する変位に伴う磁束変化量を増やし、コイルが発生する誘導起電圧を大きくすることができる。よって、規制ピンが最後退位置に押し戻されたことを高い精度で検出することができる。
さらに、嵌合部は、待機位置及びロック位置でも被嵌合部に嵌合することが好ましい。こうすれば、嵌合部の外壁又は内壁と被嵌合部の内壁又は外壁とを径方向に対向させることで、内外周の対向面積を利用して磁束変化を発生させることができる。したがって、可動磁性体のステータに対する変位に伴う磁束変化量をさらに増やし、コイルが発生する誘導起電圧をさらに大きくすることができる。
本発明の一実施形態による電磁アクチュエータが適用されるバルブリフト調整装置において小リフト状態から大リフト状態へ移行し始めるときの図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明の一実施形態による電磁アクチュエータが適用されるバルブリフト調整装置において小リフト状態から大リフト状態へ移行する途中の図である。 図3のIV−IV線断面図である。 本発明の一実施形態による電磁アクチュエータが適用されるバルブリフト調整装置において大リフト状態から小リフト状態へ移行し始めるときの図である。 図5のVI−VI線断面図である。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの非通電時(両ロックピンのロック状態)の断面図である。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの第1方向通電時(第1ロックピンのロック解除状態)の断面図である。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の断面図である。 図9のX−X線断面図である。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの第2方向通電時(第2ロックピンのロック解除状態)の断面図である。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの第2方向通電を停止した時(第2ロックピンの待機状態)の断面図である。 図9の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態による電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態による電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の要部拡大断面図である。 本発明の第4実施形態による電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の要部拡大断面図である。 本発明の第5実施形態による電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の要部拡大断面図である。 本発明の第6実施形態による電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の要部拡大断面図である。 参考形態の電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の要部拡大断面図である。 参考形態の変形例による付属磁性部材の図である。 比較例の電磁アクチュエータの第1方向通電を停止した時(第1ロックピンの待機状態)の要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータは、内燃機関の吸気バルブのリフト量を調整するバルブリフト調整装置に適用される。
まず、バルブリフト調整装置について図1〜図6を参照して説明する。以下の説明で、「図1等」とは図1、図3、図5をいい、「図2等」とは図2、図4、図6をいう。
図1〜図6に示すように、バルブリフト調整装置10は、カムシャフト11と共に回転するスライダ21に一体に設けられたカムによって、ローラ31、32及びスイングアーム33、34を介してリンクされた吸気バルブ91、92のリフト量を調整する。
カムシャフト11は、図示しないクランクシャフトに連動して一定方向に回転する。この回転方向は、カムシャフト11を図1等の左側から見たときの反時計方向に相当する。
図2等に示すように、カムシャフト11は、スライダ21が嵌合する部分の外面にスプライン外歯が形成されている。なお、図1等ではスプライン外歯の図示を省略している。
筒状のスライダ21は、内面に形成されたスプライン内歯がカムシャフト11のスプライン外歯と噛み合うことにより、カムシャフト11と共に回転しつつカムシャフト11に対し軸方向に相対移動可能に設けられている。すなわち、スライダ21は、カムシャフト11に鍔状に固定された2つのスライダリミッタ12、22の間を軸方向に往復移動可能に設けられている。
スライダ21の両端には、切替部20、小リフト用カム18、28及び大リフト用カム19、29が一体に設けられている。切替部20は、カムシャフト11に対するスライダ21の軸方向の位置を切り替える。
切替部20は、前段部15、移行部16、後段部17からなる第1係合溝14と、前段部25、移行部26、後段部27からなる第2係合溝24とが図1等において左右対称に形成されている。2つの係合溝14、24は、後段部17、27同士が重なり、図1等の視方向で「Y字」を呈するように形成されている。
第1係合溝14の前段部15及び後段部17は、軸方向の異なる位置で、それぞれ軸に直交する方向に延びている。また、図2に示すように、前段部15は回転方向前方に向かうにつれて溝の深さが浅くなり、図6に示すように、後段部17は回転方向後方に向かうにつれて溝の深さが浅くなる。移行部16は、軸に直交する方向に対して、回転方向前方が前段部15に近づき、回転方向後方が後段部17に近づくように傾斜しつつ、前段部15と後段部17とを接続している。
第2係合溝24についても同様である。
バルブリフト調整装置10に適用される電磁アクチュエータ401は、第1係合溝14及び第2係合溝24にそれぞれ対応する2つの規制ピン601、602を備えている。
電磁アクチュエータ401がカムシャフト11の回転タイミングに同期して第1規制ピン601を前進させ、第1係合溝14に係合させたとき、スライダ21は、カムシャフト11の回転に伴ってスライダリミッタ12側へ移動する。一方、電磁アクチュエータ401がカムシャフト11の回転タイミングに同期して第2規制ピン602を前進させ、第2係合溝24に係合させたとき、スライダ21は、カムシャフト11の回転に伴ってスライダリミッタ22側へ移動する。この詳しい動作に関しては後述する。
第1小リフト用カム18及び第1大リフト用カム19は、図1等においてスライダ21の左端と切替部20との間に、互いに隣接して設けられている。図2等に示すように、第1小リフト用カム18及び第1大リフト用カム19は、回転方向の一方で基準円に対し外側に偏心している。また、第1大リフト用カム19は、第1小リフト用カム18よりも基準円からの偏心量が大きくなるように形成されている。
第2小リフト用カム28及び第2大リフト用カム29は、図1等においてスライダ21の右端に、互いに隣接して設けられている。また、第2小リフト用カム28及び第2大リフト用カム29は、第1小リフト用カム18及び第1大リフト用カム19に対し、軸方向に同じ向きでオフセットし、回転方向に偏心部の位相を約180°ずらした向きで配置されている。
ローラ31、32及びスイングアーム33、34は、2組の小リフト用カム18、28及び大リフト用カム19、29にそれぞれ対応し、カムシャフト11の回転運動を吸気バルブ91、92の往復運動に変換する。
ローラ31、32は、小リフト用カム18、28及び大リフト用カム19、29と、スイングアーム33、34の中央部との間に介在されている。
スイングアーム33、34は、アームの一端がラッシュアジャスタ35、36に当接し、アームの他端が吸気バルブ91、92に当接している。スイングアーム33、34は、ラッシュアジャスタ35、36との当接部を支点として、アームの他端が吸気バルブ91、92に接近または離間するように揺動する。なお、スイングアーム33に対応するラッシュアジャスタ35を図2等で図示し、スイングアーム34に対応するラッシュアジャスタ36については図示を省略する。
続いて、バルブリフト調整装置10の作動を図1〜図6を参照して説明する。
図1、図2に示すように、スライダ21がスライダリミッタ22側にあるとき、ローラ31は、小リフト用カム18の偏心部の外周面に当接し、スイングアーム33を押し下げる。これにより、シリンダヘッド90の吸気バルブ91は、相対的に小さなリフト量L1だけ開弁する。また、ローラ32は、ローラ31と約180°ずれた位相で小リフト用カム28の偏心部の外周面に当接し、スイングアーム34を押し下げる。これにより、吸気バルブ92は、リフト量L1だけ開弁する。
以下、バルブリフト調整装置10のこの状態を「小リフト状態」という。これに対し、ローラ31が大リフト用カム19の偏心部の外周面に当接する状態を「大リフト状態」という。
小リフト状態では、電磁アクチュエータ401の第1規制ピン601は、第1係合溝14の前段部15の直上に位置している。そこで、小リフト状態から大リフト状態に移行するとき、電磁アクチュエータ401は、カムシャフト11の回転位置が図1、図2に示す位置になったタイミングで第1規制ピン601を前進させ、第1係合溝14に係合させる。
第1規制ピン601が第1係合溝14に嵌合した状態でスライダ21がカムシャフト11と共に回転すると、第1規制ピン601の嵌合する溝の位置が前段部15から移行部16を経て後段部17に移るとともに、スライダ21は、図1に矢印X1で示すようにスライダリミッタ12側へ移動する。
図1、図2に示す位置P0からスライダ21が90°回転したときのカム18、19の位置P1を、図3、図4に実線で示す。また、位置P0からスライダ21が180°及び270°回転したときのカム18、19の位置P2、P3を図4に破線で示す。位置P1から位置P3までの回転範囲では、ローラ31はカム18、19の基準円部分の外周面に当接しているため、吸気バルブ91、92は閉弁状態を保っている。
また、位置P3を過ぎた回転位置では、後段部17の溝の深さが浅くなり、後段部17の底壁が電磁アクチュエータ401の第1規制ピン601を押し戻す。
その後、図5、図6に示すように、位置P0からスライダ21が360°回転した位置P4では、ローラ31は、大リフト用カム19の偏心部の外周面に当接し、スイングアーム33を押し下げる。すなわち、バルブリフト調整装置10は大リフト状態となる。これにより、シリンダヘッド90の吸気バルブ91は、相対的に大きなリフト量L2だけ開弁する。また、ローラ32は、ローラ31と約180°ずれた位相で大リフト用カム29の偏心部の外周面に当接し、スイングアーム34を押し下げる。これにより、吸気バルブ92は、リフト量L2だけ開弁する。
大リフト状態では、電磁アクチュエータ401の第2規制ピン602は、第2係合溝24の前段部25の直上に位置している。そこで、大リフト状態から小リフト状態に移行するとき、電磁アクチュエータ401は、カムシャフト11の回転位置が図5、図6に示す位置になったタイミングで第2規制ピン602を前進させ、第2係合溝24に係合させる。
第2規制ピン602が第2係合溝24に嵌合した状態でスライダ21がカムシャフト11と共に回転すると、第2規制ピン602の嵌合する溝の位置が前段部25から移行部26を経て後段部27に移るとともに、スライダ21は、図5に矢印X2で示すようにスライダリミッタ22側へ移動する。
以上のように、バルブリフト調整装置10は、カムシャフト11の回転タイミングに同期して電磁アクチュエータ401の作動を制御することで、吸気バルブ91、92のリフト量をリフト量L1とリフト量L2のいずれかに切り替えることができる。
具体的には、内燃機関の回転数や負荷に応じてバルブリフト量を調整することで、運転条件を適切に改善することができる。
次に、本発明の要部である電磁アクチュエータの詳細な構成について、図7〜図13を参照して説明する。
図7〜図13に示すように、電磁アクチュエータ401は、2つの規制ピン601、602を並設しており、そのうちいずれか一方を「作動側規制ピン」として択一的に作動させる。電磁アクチュエータ401は、2つの規制ピン601、602に対応して、2組のロックピン501、502、永久磁石591、592、ストッパ751、752、規制ピンスプリング761、762、及びロックピンスプリング771、772が並設される。
ここで、3桁符号の末尾が「1」の部材同士が対応し、3桁符号の末尾が「2」の部材同士が対応する。以下、適宜、3桁符号末尾が「1」の部材の名称の前に「第1」を付け、3桁符号末尾が「2」の部材の名称の前に「第2」を付けて区別する。
ただし、電磁アクチュエータ「401」、ステータ「411」、被嵌合凹部「441」については、3桁符号末尾の「1」は、例外的に「第1実施形態」を意味するものとする。
第1規制ピン601及び第1ロックピン501は、ピン軸O1上を移動し、第2規制ピン602及び第2ロックピン502は、ピン軸O2上を移動する。
第1規制ピン601は、図7に示す「ロック位置」と、図8に示す「ロック解除位置」及び図9に示す「待機位置」との間を往復移動する。第2規制ピン602は、図7に示す「ロック位置」と、図11に示す「ロック解除位置」及び図12に示す「待機位置」との間を往復移動する。
第1ロックピン501は、図8に示す「ロック解除位置」と、図9に示す「待機位置」との間を往復移動する。第2ロックピン502は、図11に示す「ロック解除位置」と、図12に示す「待機位置」との間を往復移動する。
以下、図10を除く図7、8、9、11、12(以下「図7等」という)の下方向に相当する方向を「前進方向」または「前方」といい、図7等の上方向に相当する方向を「後退方向」または「後方」という。上記のように、「ロック解除位置」及び「待機位置」は、規制ピン601、602の最前進位置に相当する。また、「ロック解除位置」は、ロックピン501、502の最後退位置に相当する。「ロック位置」、「ロック解除位置」、「待機位置」の詳細については後述する。
また、規制ピン601、602及びロックピン501、502が前進後退する方向を、電磁アクチュエータ401の「軸方向」といい、電磁アクチュエータ401の軸方向に直交する方向を「径方向」という。
電磁アクチュエータ401は、固定部として、スリーブ70、ステータ411、リアプレート45、ボビン46、及びコイル47等を備える。以下、固定部の構成を説明した後、ロックピン501、502及び規制ピン601、602の構成と作用を説明する。
スリーブ70は、鉄等の軟磁性体で、コイル軸Cを中心とする円筒状に形成され、電磁アクチュエータ401の外郭をなしている。スリーブ70の後部にはコイル収容室71が形成されており、コイル収容室71の前方には、軸Cに対して対称に、ピン軸O1、O2を中心とする2つの収容穴721、722が形成されている。収容穴721、722には、規制ピン601、602をはじめ、ロックピン501、502、永久磁石591、592、規制ピンスプリング761、762等が収容されている。
収容穴721、722の前方部分は、規制ピン601、602の外壁63が摺動する摺動部741、742となっている。また、摺動部741、742の後方には、前方に向かって内径が漸減するテーパ部731、732が形成されている。
コイル収容室71には、ステータ411、リアプレート45、ボビン46、及びコイル47が収容されている。
ステータ411は、軟磁性体で形成され、コイル46の内側に挿入される軸部42と、コイル46の前方に位置する大径のフロントプレート部43とを有している。リアプレート45は、ステータ411と同様に軟磁性体で形成され、コイル46の後方に設けられる。ステータ411及びリアプレート45は、スリーブ70と共に、コイル47が生成した磁束を伝達する磁気回路を構成する。
ここで、本実施形態では、ステータ411に「被嵌合部」としての被嵌合凹部441が形成されることを特徴とする。被嵌合凹部441は、フロントプレート部43の前方の面において、ロックピン501、502の基端部507(図13参照)に対向する位置に形成される。
ボビン46は樹脂で形成され、コイル47の周囲を覆って絶縁する。
コイル47は、外部の電源81からコネクタ48を経由して通電されることにより電磁力を発生する。この電磁力は、コイル47の前方に、磁極の向きが互いに反対となるように設けられた永久磁石591、592の一方に対して吸引力として作用し、他方に対して反発力として作用する。外部の通電方向切替手段82によって通電方向を切り替えることにより、コイル47の電磁力の向きが反転する。
リアプレート45の後方には、樹脂で形成されたヘッドカバー49が設けられる。コネクタ48は、ヘッドカバー49と一体に形成されている。
次に、第1ロックピン501及び第2ロックピン502は、軸本体505の中間部に、ロックピンスプリング771、772の座面をなす鍔部506が形成されている。軸本体505の先端側には、先端に向かってテーパ状に尖ったクサビ部509が形成されている。クサビ部509は、規制ピン601、602が押し戻されたとき、複数のボール66の間隙に進入し、ボール66に対して径外方向への外力を与える。
ロックピン501、502の基端部507は、外径がステータ411の被嵌合凹部441の内径よりわずかに小さく形成され、「嵌合部」として被嵌合凹部441に嵌合する。
また、本実施形態のロックピン501、502は軟磁性体で形成された「可動磁性体」であり、永久磁石591、592の磁気が伝達される。したがって、ロックピン501、502が待機位置からロック位置に後退する時、ロックピン501、502の基端部507とステータ411との変位に伴う磁束変化によって、コイル47が誘導起電圧を発生する。
リング状の永久磁石591、592は、ロックピン501、502の軸本体505に圧入等によって外挿され、ロックピン501、502と一体に移動可能に結合されている。また、第1永久磁石591及び第2永久磁石592は、磁極の向きが互いに反対となるように軸方向に着磁されている。本実施形態では、第1永久磁石591は、ステータ411側がN極であり、第1規制ピン601側がS極である。第2永久磁石592は、ステータ411側がS極であり、第2規制ピン602側がN極である。
筒状の規制ピン601、602は、外壁63がスリーブ70の収容穴摺動部741、742に沿って摺動する。第1規制ピン601及び第2規制ピン602は、交互にいずれか一方の前進が許容される。第1規制ピン601が前進したとき、先端部641は、バルブリフト調整装置10の第1係合溝14に係合する。また、第2規制ピン602が前進したとき、先端部642は、バルブリフト調整装置10の第2係合溝24に係合する。
図10に示すように、規制ピン601、602の筒壁には、複数のボール収容穴65が放射状に形成されている。ボール収容穴65には、「ロック部材」としてのボール66が径方向に移動可能に収容される。なお、本実施形態では各規制ピンにつき3つのボール収容穴65が120°間隔で形成されている。
ボール66は、ロックピン501、502のクサビ部509によって、規制ピン601、602の中心軸側から径外方向へ外力を受けたとき、規制ピン601、602をスリーブ70の収容穴721、722に対して作動不能にロックする。
また、規制ピン601、602は、基端面61に当接する規制ピンスプリング761、762によって前進方向に付勢されている。
ストッパ751、752は、スリーブ70の磁石収容穴721、722の内壁に壁部が圧入されること等によって固定される。ストッパ751、752の底部の前面は、規制ピンスプリング761、762、及びロックピンスプリング771、772の座面をなす。ストッパ751、752の底部の後面は、永久磁石591、592の前端面が当接することで、ロックピン501、502の下降限を規制する。
規制ピンスプリング761、762は、ストッパ751、752の底部前面と規制ピン601、602の基端面61との間に設けられ、規制ピン601、602を前進方向に付勢する。ロックピンスプリング771、772は、ストッパ751、752の底部前面とロックピン501、502の鍔部506との間に設けられ、ロックピン501、502を前進方向に付勢する。
最後に、電磁アクチュエータ401の周辺の構成について説明する。電磁アクチュエータ401の外部には、周辺構成として、電源81、通電方向切替手段82、検出装置83、及び接続配線84が設けられる。
電源81は、接続配線84がコネクタ48に接続されることで、コイル47に駆動電流を供給する。
通電方向切替手段82は、電源81からコイル47へ供給される電流の通電の方向を切り替え、或いは通電を遮断する。
検出装置83は、規制ピン601、602が最後退位置に押し戻され、ロックピン501、502が待機位置からロック位置に後退するとき、ロックピン501、502のステータ411に対する変位に伴う磁束変化によってコイル47が発生する誘導起電圧を検出する。
続いて、以上の構成による電磁アクチュエータ401の作用について説明する。
(非通電時、両ロックピンのロック状態)
図7に示す状態は、コイル47に通電されておらず、且つ、バルブリフト調整装置10の切替部20の回転によって、規制ピン601、602の先端部641、642が押し戻された状態である。
この時、両ロックピン501、502は、クサビ部509が複数のボール66の間隙に進入し、ボール66に対して径外方向への外力を与え、収容穴テーパ部731、732の内壁に押し当てることで、規制ピン601、602を作動不能にロックする。その結果、規制ピン601、602は、共に、バルブリフト調整装置10の係合溝14、24から離間した状態で最後退位置に保持される。
また、両ロックピン501、502の基端部507は、ステータ411の被嵌合凹部441の口元にわずかに嵌合している。
(第1方向通電時、第1ロックピンのロック解除状態)
図8に示すように、コイル47に第1方向の電流を通電すると、コイル47は、ステータ411のフロントプレート部43側をS極とする向きの磁界を発生する。この磁界により、フロントプレート部43に対向する側がN極である第1永久磁石591がフロントプレート部43に吸引される。すると、第1ロックピン501は、ロックピンスプリング771の付勢力に抗して後退し、「嵌合部」である基端部507が被嵌合凹部441の奥まで嵌合する。
なお、第1永久磁石591の後端面がフロントプレート部43の端面に当接するより先に、第1ロックピン501の基端部507の端面が被嵌合凹部441の底に当接するように寸法を設定することで、通電を停止した時に第1永久磁石591をフロントプレート部43の端面から離れやすくすることができる。
第1ロックピン501がロック解除位置まで後退すると、クサビ部509がボール66の間隙から引き抜かれる。その結果、第1規制ピン601は、規制ピンスプリング761の付勢力によって、最前進位置まで前進し、先端部641が係合溝14に係合する。そして、カムシャフト11の回転によってスライダ21を図1の矢印X1の方向に移動させ、バルブリフト量をリフト量L1からリフト量L2に切り替える。
(第1方向通電停止、第1ロックピンの待機状態)
このように、コイル47への通電は、第1ロックピン501によるロック状態を解除し、第1規制ピン601が前進するきっかけを与えるに過ぎない。したがって、第1規制ピン601が規制ピンスプリング761の付勢力によって前進を開始した後は、通電を停止してかまわない。
図9に示すように、第1方向の通電を停止すると、コイル47が発生する磁界が消失し、第1永久磁石591を吸引する電磁力が無くなるため、第1ロックピン501は、ロックピンスプリング771の付勢力によって、第1永久磁石591の前端がストッパ751に当たるまで前進する。しかし、この時、第1規制ピン601は最前進位置にあるため、クサビ部509がボール66に届かず、第1規制ピン601をロックすることはできない。つまり、この状態は、次に第1規制ピン601が最前進位置から押し戻された時にロックすることができるように、第1ロックピン501が待機している状態である。
そして、スライダ21の移動に続き、切替部20の回転によって第1規制ピン601の先端部641が押し戻されると、第1ロックピン501のクサビ部509がボール66の間隙に進入し、第1規制ピン601をロック状態にする。この時、第1ロックピン501は、待機位置からロック位置に少し後退する。こうして、電磁アクチュエータ401は、再び、図7に示す「両ロックピンのロック状態」に戻る。
図13を参照して、ロックピン501、502の移動範囲について整理する。図13では、第1ロックピン501が待機状態、第2ロックピン502がロック状態にある。第1ロックピン501の基端部507は、前進側から順に、待機位置W、ロック位置R、ロック解除位置Fを移動可能である。
そして、本実施形態では、軟磁性体である第1ロックピン501自体が第1永久磁石591の磁気を伝達され、「可動磁性体」として機能する。そのため、第1ロックピン501が待機位置Wからロック位置Rへ後退する時、基端部507の位置がステータ411に対してΔXだけ変位することでステータ411を通過する磁束が変化し、コイル47に誘導起電圧が発生する。
この誘導起電圧を検出装置83が検出することで、第1規制ピン601が最後退位置に押し戻されたと判定することができる。
(第2方向通電時、第2ロックピンのロック解除状態)
第2ロックピン502及び第2規制ピン602の作動は、上記の第1ロックピン501及び第1規制ピン601の作動と同様である。
図11に示すように、両ロックピンのロック状態から、コイル47に第2方向の電流を通電すると、コイル47は、ステータ411のフロントプレート部43側をN極とする向きの磁界を発生する。この磁界により、フロントプレート部43に対向する側がS極である第2永久磁石592がフロントプレート部43に吸引される。すると、第2ロックピン502は、ロックピンスプリング772の付勢力に抗して後退し、「嵌合部」である基端部507が被嵌合凹部441の奥まで嵌合する。
第2ロックピン502がロック解除位置まで後退すると、クサビ部509がボール66の間隙から引き抜かれる。その結果、第2規制ピン602は、規制ピンスプリング762の付勢力によって、最前進位置まで前進し、先端部642が係合溝24に係合する。そして、カムシャフト11の回転によってスライダ21を図5の矢印X2の方向に移動させ、バルブリフト量をリフト量L2からリフト量L1に切り替える。
(第2方向通電停止、第2ロックピンの待機状態)
図12に示すように、第2方向の通電を停止すると、コイル47が発生する磁界が消失し、第2永久磁石592を吸引する電磁力が無くなるため、第2ロックピン502は、ロックピンスプリング772の付勢力によって、第2永久磁石592の前端がストッパ752に当たるまで前進する。そして、第2ロックピン502は待機状態となる。
そして、スライダ21の移動に続き、切替部20の回転によって第2規制ピン602の先端部642が押し戻されると、第2ロックピン502は、第2規制ピン602をロック状態にする。こうして、電磁アクチュエータ401は、再び、図7に示す「両ロックピンのロック状態」に戻る。
以上のように電磁アクチュエータ401は、非通電時には第1規制ピン601及び第2規制ピン602がいずれもロックされ、第1方向通電時には第1規制ピン601のみがロックを解除されて作動し、第2方向通電時には第2規制ピン602のみがロックを解除されて作動する。すなわち、電磁アクチュエータ401は、通電方向切替手段82による切替動作に応じて、2つの規制ピン601、602のいずれか一方を択一的に作動させることができる。
(効果)
本実施形態の電磁アクチュエータ401の効果について、比較例と対比しつつ説明する。
(1)本実施形態の電磁アクチュエータ410は、磁極の向きが互いに反対の永久磁石591、592が、それぞれロックピン501、502と一体に移動可能に結合されるため、コイル47の通電方向を切り替えることで、2つの規制ピン601、602のいずれか一方のロックを解除して択一的に作動させることができる。
また、ロックピン501、502が待機位置Wからロック位置Rに戻るときの磁束変化によりコイル47に発生する誘導起電圧を検出装置83が検出することで、対応する側の規制ピン601、602が最後退位置に押し戻されたと判定することができる。よって、電磁アクチュエータ401の作動状態を監視し、異常検出や周辺システムの制御等に利用することができる。
(2)図21に示す比較例の電磁アクチュエータ400は、ステータ410に被嵌合凹部が形成されていない。したがって、ロック解除位置Fと待機位置Wとの距離をFWとすると、ロックピン501、502の基端面を、待機位置Wでフロントプレート部43の端面から距離FW以上離して配置しなければならない。したがって、待機位置Wからロック位置Rまでの変位ΔXに伴う磁束変化が少なく、誘導起電圧が充分に発生しない。そのため、規制ピン601、602が最後退位置に押し戻されたことを検出することができないか、或いは、検出精度が不充分なものとなる。
それに対し本実施形態では、「可動磁性体」であるロックピン501の基端部507がステータ411の被嵌合凹部441に嵌合するため、ロックピン501の基端部507を、嵌合長さ分だけステータ411に近づけることができる。
また、ロックピン501の基端部507の外壁と被嵌合凹部441の内壁とを径方向に対向させることで、内外周の対向面積を利用して磁束変化を発生させることができる。さらに、被嵌合凹部441の内径とロックピン501の基端部507の外径とのクリアランスCLを微小寸法に設定することができる。
これにより、変位ΔXに伴う磁束変化量を増やし、コイル47が発生する誘導起電圧を大きくすることができる。よって、規制ピン601、602が最後退位置に押し戻されたことを高い精度で検出することができる。
(3)本実施形態では、ロックピン501、502の基端部507自体が「嵌合部」を構成し、別の付属磁性部材を用いないため、部品点数を低減することができる。また、構成が単純となる。
次に、本発明の第2〜第6実施形態の電磁アクチュエータについて、図14〜図18を参照して説明する。これらの実施形態は、第1実施形態に対し、ステータの被嵌合部の構成、及び、可動磁性体による嵌合部の構成等が異なる。しかし、いずれも、第1実施形態と同様の効果(1)、(2)が得られるものである。各実施形態の図は、第1実施形態の図13に相当する要部拡大図である。以下の実施形態の説明では、第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図14に示すように、第2実施形態の電磁アクチュエータ402は、ロックピン511、512及び永久磁石591、592の基端側に、付属磁性部材521、522が設けられている。付属磁性部材521、522は、軟磁性体で形成され、永久磁石591、592の後端面に底面が当接することで、磁気が伝達される。
また、付属磁性部材521、522は、ロックピン511、512の同軸状に凸部527が設けられている。凸部527の外径や端面の高さは、第1実施形態のロックピン基端部507に準ずる。凸部527は、第1実施形態と同様の被嵌合凹部441に嵌合する。
第2実施形態では、「可動磁性体」である付属磁性部材521、522の凸部527が「嵌合部」を構成する。第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果(1)、(2)が得られる他、ロックピン511、512をステンレス等の非磁性体で形成することができる。ロックピン511、512を非磁性体で形成した場合、例えば、鋼球のボール66を磁力で吸引することを防止することができる。
以下、符号501、502のロックピンは磁性体であるものとし、符号511、512のロックピンは磁性体でも非磁性体でもよいものとする。
(第3実施形態)
図15に示すように、第3実施形態の電磁アクチュエータ403は、第2実施形態に対し、付属磁性部材531、532の凸部537、及び、ステータ413の被嵌合凹部443がテーパ状に形成されている。第3実施形態では、付属磁性部材531、532の凸部537が「嵌合部」を構成する。
これにより、凸部537と被嵌合凹部443との対向面積を増大させることができる。よって、変位ΔXに伴う磁束変化量をさらに増やし、コイル47が発生する誘導起電圧をさらに大きくすることができる。
(第4実施形態)
図16に示すように、第4実施形態の電磁アクチュエータ404は、ステータ414の被嵌合凹部444を軸部42のコイル軸C寄りに形成すると共に、付属磁性部材541、542の凸部547をコイル軸C側に偏芯させて設けたものである。第4実施形態では、付属磁性部材541、542の凸部547が「嵌合部」を構成する。
これにより、ステータ414の軸部42のスペースを有効に利用し、凸部547と被嵌合凹部444との嵌合長、さらには対向面積を充分に確保することができる。また、コイル47の中心部で磁束を変化させることができるため、磁束の変化が効率良くコイル47に伝わり、コイル47が発生する誘導起電圧を特に大きくすることができる。
(第5実施形態)
図17に示すように、第5実施形態の電磁アクチュエータ405は、ステータ415のフロントプレート部43に「被嵌合部」としての被嵌合凸部445が形成されている。被嵌合凸部445の外径は、リング状の永久磁石591、592の内径よりもわずかに小さく形成されている。
ロックピン511、512は、基端面が、永久磁石591、592の後端面に対し嵌合長以上前方に凹むように設けられている。第5実施形態では、「可動磁性体」である永久磁石591、592の内壁とロックピン511、512の基端面とによって形成される凹部598が「嵌合部」を構成する。
このように、「被嵌合部」を凸、「嵌合部」を凹として構成してもよい。
(第6実施形態)
図18に示すように、第6実施形態の電磁アクチュエータ406は、ステータ416のフロントプレート部43に「被嵌合部」としての被嵌合凹部442、及び被嵌合凸部446が複合して形成されている。被嵌合凹部442は、内径及び深さが、第1、第2実施形態の被嵌合凹部441と同様である。被嵌合凸部446は、被嵌合凹部442の底部から凸テーパ状に突出している。
ロックピン561、562は、軟磁性体で形成され、基端部567の外径、及び、永久磁石591、592後端面からの突出長さが、第1実施形態のロックピン501、502と同様である。また、ロックピン561、562は、基端部567に、凹テーパ状の嵌合凹部568が形成されている。
第6実施形態では、「可動磁性体」であるロックピン561、562の基端部567が被嵌合凹部442に対する「嵌合部」を構成し、嵌合凹部568が被嵌合凸部446に対する「嵌合部」を構成する。
このように、「被嵌合部」及び「嵌合部」を凹凸の複合形状で構成してもよい。これにより、「被嵌合部」と「嵌合部」との対向面積を内外で多重に確保することができるため、変位ΔXに伴う磁束変化量を増やし、コイル47が発生する誘導起電圧を大きくすることができる。
(参考形態)
以上の第1〜第6実施形態は、ステータに形成された「被嵌合部」に、ロックピン、永久磁石又は付属磁性部材のいずれかを含む可動磁性体によって構成される「嵌合部」を嵌合させる構成により、誘導起電圧を大きくすることを特徴とするものである。次に、これとは別の技術的思想によって誘導起電圧の増大を図る形態について、図19、図20を参照して説明する。
図19に示すように、参考形態の電磁アクチュエータ407は、ステータ410に被嵌合部が形成されていない。一方、ロックピン511、512及び永久磁石591、592の基端側に、ステータ410に向かって尖った円錐状の付属磁性部材571、572が設けられている。付属磁性部材571、572は、軟磁性体で形成され、永久磁石591、592の後端面に底面が当接することで、磁気が伝達される。
付属磁性部材571、572は、円錐の先端での磁束を集中させることにより、ロックピン511、512が待機位置からロック位置に後退する時の変位ΔXに伴って、コイル47が発生する誘導起電圧を大きくすることができる。
参考形態の変形例として、図20(a)に示す断面が円弧状の付属磁性部材573や、図20(b)に示す中央部に突起を有する付属磁性部材575を採用してもよい。
(その他の実施形態)
(ア)本発明の電磁アクチュエータは、上記実施形態のように2本の規制ピンを備えた「2ピン型」に限らず、1つのコイルに対して1本の規制ピンを作動させる「1ピン型」であってもよい。1ピン型の構成は、例えば上記実施形態においてピン軸O1又はO2をコイル軸Cと同軸に配置すればよい。また、コイルへの一方向の通電によって永久磁石が吸引されるように永久磁石の磁極の向きを設定すればよく、通電方向切替手段は不要である。
(イ)上記実施形態では、嵌合部は、ロックピンの待機位置で既に軸方向の一部が被嵌合部に嵌合しており、ロックピンがロック位置、ロック解除位置に後退するに従い、より深く嵌合する。しかし、嵌合部は、ロックピンの待機位置及びロック位置では被嵌合部に嵌合せず、ロック位置とロック解除位置との間で嵌合を開始するように構成してもよい。この場合でも、上記比較例に比べ、可動磁性体を、軸方向に嵌合深さ分だけステータに近づけることができるため、変位ΔXに伴う磁束変化量を増やし、コイルが発生する誘導起電圧を大きくすることができる。
(ウ)ロックピンのクサビ部によって径外方向への外力を受け、規制ピンを作動不能にロックする「ロック部材」は、上記実施形態のボールに限らず、円柱状のローラ等であってもよい。
(エ)バルブリフト調整装置は、吸気バルブに限らず排気バルブのリフト量を調整するものであってもよい。
(オ)バルブリフト調整装置のカム、スライダ等の構成は、上記実施形態に例示したものに限らず、電磁アクチュエータの規制ピンの前進後退によって切替可能なものであればどのような構成であってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10 ・・・バルブリフト調整装置、 11 ・・・カムシャフト、
14、24 ・・・係合溝、 21 ・・・スライダ、
401、402、403、404、405、406 ・・・電磁アクチュエータ、
411、413、414、415、416 ・・・ステータ、
441、442、443、444 ・・・被嵌合凹部(被嵌合部)、
445、446 ・・・被嵌合凸部(被嵌合部)、
47 ・・・コイル、
501、502、511、512、561、562 ・・・ロックピン、
507、567 ・・・基端部(嵌合部)、 509 ・・・クサビ部、
521、522、531、532、541、542 ・・・付属磁性部材、
527、537、547 ・・・凸部(嵌合部)、
591、592 ・・・永久磁石、
568、598 ・・・凹部(嵌合部)、
601、602 ・・・規制ピン、 641、642 ・・・先端部、
66 ・・・ボール(ロック部材)、
70 ・・・スリーブ、 721、722 ・・・収容穴、
761、762 ・・・規制ピンスプリング、
83 ・・・検出装置、 91、92 ・・・吸気バルブ。

Claims (3)

  1. 内燃機関の吸気バルブ(91、92)又は排気バルブのリフト量を調整するバルブリフト調整装置(10)に適用され、前記バルブリフト調整装置のカムシャフト(11)と共に回転しつつ前記カムシャフトに対し軸方向に相対移動可能なスライダ(21)に形成された係合溝(14、24)に規制ピン(601、602)の先端部(641、642)を係合させるとき前記規制ピンを前進させ、前記規制ピンの先端部を前記係合溝から離間させるとき前記カムシャフトのトルクによって前記規制ピンが押し戻される電磁アクチュエータ(401、402、403、404、405、406)であって、
    前記係合溝に対し前進可能に設けられる規制ピンと、
    前記規制ピンを摺動可能に収容する収容穴(721、722)を有するスリーブ(70)と、
    前記規制ピンの中心軸側から径外方向へ外力を受けたとき、前記規制ピンを前記スリーブの前記収容穴に対して作動不能にロックするロック部材(66)と、
    前記規制ピンの基端側に前記規制ピンに対して相対移動可能に設けられ、前記規制ピンが最後退位置に押し戻されたとき、先端に形成されたクサビ部(509)が前記ロック部材に対して径外方向への外力を与えることで前記規制ピンをロック状態とするロックピン(501、502、511、512、561、562)と、
    前記ロックピンに結合され、前記ロックピンと一体に移動する永久磁石(591、592)と、
    前記ロックピンの基端側に設けられ、通電により電磁力を発生するコイル(47)と、
    軟磁性体で形成され、前記コイルが発生した電磁力によって前記永久磁石を後退方向に吸引するステータ(411、413,414、415、416)と、
    前記規制ピンを前進方向に付勢する規制ピンスプリング(761、762)と、
    を備え、
    前記ロックピンは、前進側から順に、前記規制ピンが前進したときに待機している待機位置、前記規制ピンが押し戻された状態で前記規制ピンをロック状態とするロック位置、及び、前記コイルへの通電により前記永久磁石が前記ステータに吸引されることで後退し前記規制ピンのロック状態を解除するロック解除位置、を移動可能であり、
    前記コイルは、前記ロックピンが前記待機位置から前記ロック位置に後退するとき、磁性体で形成された前記ロックピン、前記永久磁石、又は、前記ロックピン及び前記永久磁石に結合された付属磁性部材(521、522、531、532、541、542)のいずれかを含む可動磁性体の前記ステータに対する変位に伴う磁束変化によって発生する誘導起電圧を外部の検出装置(83)に出力し、
    前記ステータは、前記可動磁性体によって構成される嵌合部(507、527、537、547、567、568、598)が少なくとも前記ロック解除位置で嵌合する被嵌合部(441、442、443、444、445、446)を有していることを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 前記嵌合部は、さらに前記待機位置及び前記ロック位置で前記被嵌合部に嵌合することを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  3. 前記規制ピン、前記ロック部材、前記ロックピン、前記永久磁石及び前記規制ピンスプリングは、前記コイルの中心軸を挟んだ両側に2組が並設され、
    一方の前記永久磁石である第1永久磁石と他方の前記永久磁石である第2永久磁石とは、磁極の向きが互いに反対となるように前記ロックピンに結合され、
    前記コイルへの通電方向を切り替えることで、前記第1永久磁石又は前記第2永久磁石のいずれか一方が前記ステータに吸引され、吸引された側の前記永久磁石に対応する前記ロックピンが前記ロック解除位置に後退し、対応する前記規制ピンを作動側規制ピンとして前進させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁アクチュエータ。
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