JP5590423B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents
電磁アクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5590423B2 JP5590423B2 JP2012158935A JP2012158935A JP5590423B2 JP 5590423 B2 JP5590423 B2 JP 5590423B2 JP 2012158935 A JP2012158935 A JP 2012158935A JP 2012158935 A JP2012158935 A JP 2012158935A JP 5590423 B2 JP5590423 B2 JP 5590423B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- pin
- restriction
- permanent magnet
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/121—Guiding or setting position of armatures, e.g. retaining armatures in their end position
- H01F7/122—Guiding or setting position of armatures, e.g. retaining armatures in their end position by permanent magnets
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0036—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0036—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
- F01L2013/0052—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams provided on an axially slidable sleeve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L2820/00—Details on specific features characterising valve gear arrangements
- F01L2820/03—Auxiliary actuators
- F01L2820/031—Electromagnets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
ここで、可動磁性体は、磁性体で形成されたロックピン、永久磁石、ロックピン及び永久磁石に結合された付属磁性部材のいずれかを含む。
そして、コイルは、ロックピンが「待機位置」から「ロック位置」へ移動するとき、可動磁性体のステータに対する変位に伴う磁束変化によって発生する誘導起電圧を外部の検出装置に出力する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータは、内燃機関の吸気バルブのリフト量を調整するバルブリフト調整装置に適用される。
図1〜図6に示すように、バルブリフト調整装置10は、カムシャフト11と共に回転するスライダ21に一体に設けられたカムによって、ローラ31、32及びスイングアーム33、34を介してリンクされた吸気バルブ91、92のリフト量を調整する。
図2等に示すように、カムシャフト11は、スライダ21が嵌合する部分の外面にスプライン外歯が形成されている。なお、図1等ではスプライン外歯の図示を省略している。
筒状のスライダ21は、内面に形成されたスプライン内歯がカムシャフト11のスプライン外歯と噛み合うことにより、カムシャフト11と共に回転しつつカムシャフト11に対し軸方向に相対移動可能に設けられている。すなわち、スライダ21は、カムシャフト11に鍔状に固定された2つのスライダリミッタ12、22の間を軸方向に往復移動可能に設けられている。
切替部20は、前段部15、移行部16、後段部17からなる第1係合溝14と、前段部25、移行部26、後段部27からなる第2係合溝24とが図1等において左右対称に形成されている。2つの係合溝14、24は、後段部17、27同士が重なり、図1等の視方向で「Y字」を呈するように形成されている。
第2係合溝24についても同様である。
電磁アクチュエータ401がカムシャフト11の回転タイミングに同期して第1規制ピン601を前進させ、第1係合溝14に係合させたとき、スライダ21は、カムシャフト11の回転に伴ってスライダリミッタ12側へ移動する。一方、電磁アクチュエータ401がカムシャフト11の回転タイミングに同期して第2規制ピン602を前進させ、第2係合溝24に係合させたとき、スライダ21は、カムシャフト11の回転に伴ってスライダリミッタ22側へ移動する。この詳しい動作に関しては後述する。
ローラ31、32は、小リフト用カム18、28及び大リフト用カム19、29と、スイングアーム33、34の中央部との間に介在されている。
図1、図2に示すように、スライダ21がスライダリミッタ22側にあるとき、ローラ31は、小リフト用カム18の偏心部の外周面に当接し、スイングアーム33を押し下げる。これにより、シリンダヘッド90の吸気バルブ91は、相対的に小さなリフト量L1だけ開弁する。また、ローラ32は、ローラ31と約180°ずれた位相で小リフト用カム28の偏心部の外周面に当接し、スイングアーム34を押し下げる。これにより、吸気バルブ92は、リフト量L1だけ開弁する。
以下、バルブリフト調整装置10のこの状態を「小リフト状態」という。これに対し、ローラ31が大リフト用カム19の偏心部の外周面に当接する状態を「大リフト状態」という。
第1規制ピン601が第1係合溝14に嵌合した状態でスライダ21がカムシャフト11と共に回転すると、第1規制ピン601の嵌合する溝の位置が前段部15から移行部16を経て後段部17に移るとともに、スライダ21は、図1に矢印X1で示すようにスライダリミッタ12側へ移動する。
また、位置P3を過ぎた回転位置では、後段部17の溝の深さが浅くなり、後段部17の底壁が電磁アクチュエータ401の第1規制ピン601を押し戻す。
第2規制ピン602が第2係合溝24に嵌合した状態でスライダ21がカムシャフト11と共に回転すると、第2規制ピン602の嵌合する溝の位置が前段部25から移行部26を経て後段部27に移るとともに、スライダ21は、図5に矢印X2で示すようにスライダリミッタ22側へ移動する。
具体的には、内燃機関の回転数や負荷に応じてバルブリフト量を調整することで、運転条件を適切に改善することができる。
図7〜図13に示すように、電磁アクチュエータ401は、2つの規制ピン601、602を並設しており、そのうちいずれか一方を「作動側規制ピン」として択一的に作動させる。電磁アクチュエータ401は、2つの規制ピン601、602に対応して、2組のロックピン501、502、永久磁石591、592、ストッパ751、752、規制ピンスプリング761、762、及びロックピンスプリング771、772が並設される。
ただし、電磁アクチュエータ「401」、ステータ「411」、被嵌合凹部「441」については、3桁符号末尾の「1」は、例外的に「第1実施形態」を意味するものとする。
第1規制ピン601は、図7に示す「ロック位置」と、図8に示す「ロック解除位置」及び図9に示す「待機位置」との間を往復移動する。第2規制ピン602は、図7に示す「ロック位置」と、図11に示す「ロック解除位置」及び図12に示す「待機位置」との間を往復移動する。
第1ロックピン501は、図8に示す「ロック解除位置」と、図9に示す「待機位置」との間を往復移動する。第2ロックピン502は、図11に示す「ロック解除位置」と、図12に示す「待機位置」との間を往復移動する。
また、規制ピン601、602及びロックピン501、502が前進後退する方向を、電磁アクチュエータ401の「軸方向」といい、電磁アクチュエータ401の軸方向に直交する方向を「径方向」という。
スリーブ70は、鉄等の軟磁性体で、コイル軸Cを中心とする円筒状に形成され、電磁アクチュエータ401の外郭をなしている。スリーブ70の後部にはコイル収容室71が形成されており、コイル収容室71の前方には、軸Cに対して対称に、ピン軸O1、O2を中心とする2つの収容穴721、722が形成されている。収容穴721、722には、規制ピン601、602をはじめ、ロックピン501、502、永久磁石591、592、規制ピンスプリング761、762等が収容されている。
収容穴721、722の前方部分は、規制ピン601、602の外壁63が摺動する摺動部741、742となっている。また、摺動部741、742の後方には、前方に向かって内径が漸減するテーパ部731、732が形成されている。
ステータ411は、軟磁性体で形成され、コイル46の内側に挿入される軸部42と、コイル46の前方に位置する大径のフロントプレート部43とを有している。リアプレート45は、ステータ411と同様に軟磁性体で形成され、コイル46の後方に設けられる。ステータ411及びリアプレート45は、スリーブ70と共に、コイル47が生成した磁束を伝達する磁気回路を構成する。
コイル47は、外部の電源81からコネクタ48を経由して通電されることにより電磁力を発生する。この電磁力は、コイル47の前方に、磁極の向きが互いに反対となるように設けられた永久磁石591、592の一方に対して吸引力として作用し、他方に対して反発力として作用する。外部の通電方向切替手段82によって通電方向を切り替えることにより、コイル47の電磁力の向きが反転する。
リアプレート45の後方には、樹脂で形成されたヘッドカバー49が設けられる。コネクタ48は、ヘッドカバー49と一体に形成されている。
また、本実施形態のロックピン501、502は軟磁性体で形成された「可動磁性体」であり、永久磁石591、592の磁気が伝達される。したがって、ロックピン501、502が待機位置からロック位置に後退する時、ロックピン501、502の基端部507とステータ411との変位に伴う磁束変化によって、コイル47が誘導起電圧を発生する。
また、規制ピン601、602は、基端面61に当接する規制ピンスプリング761、762によって前進方向に付勢されている。
電源81は、接続配線84がコネクタ48に接続されることで、コイル47に駆動電流を供給する。
通電方向切替手段82は、電源81からコイル47へ供給される電流の通電の方向を切り替え、或いは通電を遮断する。
検出装置83は、規制ピン601、602が最後退位置に押し戻され、ロックピン501、502が待機位置からロック位置に後退するとき、ロックピン501、502のステータ411に対する変位に伴う磁束変化によってコイル47が発生する誘導起電圧を検出する。
(非通電時、両ロックピンのロック状態)
図7に示す状態は、コイル47に通電されておらず、且つ、バルブリフト調整装置10の切替部20の回転によって、規制ピン601、602の先端部641、642が押し戻された状態である。
また、両ロックピン501、502の基端部507は、ステータ411の被嵌合凹部441の口元にわずかに嵌合している。
図8に示すように、コイル47に第1方向の電流を通電すると、コイル47は、ステータ411のフロントプレート部43側をS極とする向きの磁界を発生する。この磁界により、フロントプレート部43に対向する側がN極である第1永久磁石591がフロントプレート部43に吸引される。すると、第1ロックピン501は、ロックピンスプリング771の付勢力に抗して後退し、「嵌合部」である基端部507が被嵌合凹部441の奥まで嵌合する。
このように、コイル47への通電は、第1ロックピン501によるロック状態を解除し、第1規制ピン601が前進するきっかけを与えるに過ぎない。したがって、第1規制ピン601が規制ピンスプリング761の付勢力によって前進を開始した後は、通電を停止してかまわない。
そして、本実施形態では、軟磁性体である第1ロックピン501自体が第1永久磁石591の磁気を伝達され、「可動磁性体」として機能する。そのため、第1ロックピン501が待機位置Wからロック位置Rへ後退する時、基端部507の位置がステータ411に対してΔXだけ変位することでステータ411を通過する磁束が変化し、コイル47に誘導起電圧が発生する。
この誘導起電圧を検出装置83が検出することで、第1規制ピン601が最後退位置に押し戻されたと判定することができる。
第2ロックピン502及び第2規制ピン602の作動は、上記の第1ロックピン501及び第1規制ピン601の作動と同様である。
図11に示すように、両ロックピンのロック状態から、コイル47に第2方向の電流を通電すると、コイル47は、ステータ411のフロントプレート部43側をN極とする向きの磁界を発生する。この磁界により、フロントプレート部43に対向する側がS極である第2永久磁石592がフロントプレート部43に吸引される。すると、第2ロックピン502は、ロックピンスプリング772の付勢力に抗して後退し、「嵌合部」である基端部507が被嵌合凹部441の奥まで嵌合する。
図12に示すように、第2方向の通電を停止すると、コイル47が発生する磁界が消失し、第2永久磁石592を吸引する電磁力が無くなるため、第2ロックピン502は、ロックピンスプリング772の付勢力によって、第2永久磁石592の前端がストッパ752に当たるまで前進する。そして、第2ロックピン502は待機状態となる。
そして、スライダ21の移動に続き、切替部20の回転によって第2規制ピン602の先端部642が押し戻されると、第2ロックピン502は、第2規制ピン602をロック状態にする。こうして、電磁アクチュエータ401は、再び、図7に示す「両ロックピンのロック状態」に戻る。
本実施形態の電磁アクチュエータ401の効果について、比較例と対比しつつ説明する。
(1)本実施形態の電磁アクチュエータ410は、磁極の向きが互いに反対の永久磁石591、592が、それぞれロックピン501、502と一体に移動可能に結合されるため、コイル47の通電方向を切り替えることで、2つの規制ピン601、602のいずれか一方のロックを解除して択一的に作動させることができる。
また、ロックピン501、502が待機位置Wからロック位置Rに戻るときの磁束変化によりコイル47に発生する誘導起電圧を検出装置83が検出することで、対応する側の規制ピン601、602が最後退位置に押し戻されたと判定することができる。よって、電磁アクチュエータ401の作動状態を監視し、異常検出や周辺システムの制御等に利用することができる。
また、ロックピン501の基端部507の外壁と被嵌合凹部441の内壁とを径方向に対向させることで、内外周の対向面積を利用して磁束変化を発生させることができる。さらに、被嵌合凹部441の内径とロックピン501の基端部507の外径とのクリアランスCLを微小寸法に設定することができる。
これにより、変位ΔXに伴う磁束変化量を増やし、コイル47が発生する誘導起電圧を大きくすることができる。よって、規制ピン601、602が最後退位置に押し戻されたことを高い精度で検出することができる。
図14に示すように、第2実施形態の電磁アクチュエータ402は、ロックピン511、512及び永久磁石591、592の基端側に、付属磁性部材521、522が設けられている。付属磁性部材521、522は、軟磁性体で形成され、永久磁石591、592の後端面に底面が当接することで、磁気が伝達される。
また、付属磁性部材521、522は、ロックピン511、512の同軸状に凸部527が設けられている。凸部527の外径や端面の高さは、第1実施形態のロックピン基端部507に準ずる。凸部527は、第1実施形態と同様の被嵌合凹部441に嵌合する。
以下、符号501、502のロックピンは磁性体であるものとし、符号511、512のロックピンは磁性体でも非磁性体でもよいものとする。
図15に示すように、第3実施形態の電磁アクチュエータ403は、第2実施形態に対し、付属磁性部材531、532の凸部537、及び、ステータ413の被嵌合凹部443がテーパ状に形成されている。第3実施形態では、付属磁性部材531、532の凸部537が「嵌合部」を構成する。
これにより、凸部537と被嵌合凹部443との対向面積を増大させることができる。よって、変位ΔXに伴う磁束変化量をさらに増やし、コイル47が発生する誘導起電圧をさらに大きくすることができる。
図16に示すように、第4実施形態の電磁アクチュエータ404は、ステータ414の被嵌合凹部444を軸部42のコイル軸C寄りに形成すると共に、付属磁性部材541、542の凸部547をコイル軸C側に偏芯させて設けたものである。第4実施形態では、付属磁性部材541、542の凸部547が「嵌合部」を構成する。
これにより、ステータ414の軸部42のスペースを有効に利用し、凸部547と被嵌合凹部444との嵌合長、さらには対向面積を充分に確保することができる。また、コイル47の中心部で磁束を変化させることができるため、磁束の変化が効率良くコイル47に伝わり、コイル47が発生する誘導起電圧を特に大きくすることができる。
図17に示すように、第5実施形態の電磁アクチュエータ405は、ステータ415のフロントプレート部43に「被嵌合部」としての被嵌合凸部445が形成されている。被嵌合凸部445の外径は、リング状の永久磁石591、592の内径よりもわずかに小さく形成されている。
ロックピン511、512は、基端面が、永久磁石591、592の後端面に対し嵌合長以上前方に凹むように設けられている。第5実施形態では、「可動磁性体」である永久磁石591、592の内壁とロックピン511、512の基端面とによって形成される凹部598が「嵌合部」を構成する。
このように、「被嵌合部」を凸、「嵌合部」を凹として構成してもよい。
図18に示すように、第6実施形態の電磁アクチュエータ406は、ステータ416のフロントプレート部43に「被嵌合部」としての被嵌合凹部442、及び被嵌合凸部446が複合して形成されている。被嵌合凹部442は、内径及び深さが、第1、第2実施形態の被嵌合凹部441と同様である。被嵌合凸部446は、被嵌合凹部442の底部から凸テーパ状に突出している。
ロックピン561、562は、軟磁性体で形成され、基端部567の外径、及び、永久磁石591、592後端面からの突出長さが、第1実施形態のロックピン501、502と同様である。また、ロックピン561、562は、基端部567に、凹テーパ状の嵌合凹部568が形成されている。
このように、「被嵌合部」及び「嵌合部」を凹凸の複合形状で構成してもよい。これにより、「被嵌合部」と「嵌合部」との対向面積を内外で多重に確保することができるため、変位ΔXに伴う磁束変化量を増やし、コイル47が発生する誘導起電圧を大きくすることができる。
以上の第1〜第6実施形態は、ステータに形成された「被嵌合部」に、ロックピン、永久磁石又は付属磁性部材のいずれかを含む可動磁性体によって構成される「嵌合部」を嵌合させる構成により、誘導起電圧を大きくすることを特徴とするものである。次に、これとは別の技術的思想によって誘導起電圧の増大を図る形態について、図19、図20を参照して説明する。
図19に示すように、参考形態の電磁アクチュエータ407は、ステータ410に被嵌合部が形成されていない。一方、ロックピン511、512及び永久磁石591、592の基端側に、ステータ410に向かって尖った円錐状の付属磁性部材571、572が設けられている。付属磁性部材571、572は、軟磁性体で形成され、永久磁石591、592の後端面に底面が当接することで、磁気が伝達される。
参考形態の変形例として、図20(a)に示す断面が円弧状の付属磁性部材573や、図20(b)に示す中央部に突起を有する付属磁性部材575を採用してもよい。
(ア)本発明の電磁アクチュエータは、上記実施形態のように2本の規制ピンを備えた「2ピン型」に限らず、1つのコイルに対して1本の規制ピンを作動させる「1ピン型」であってもよい。1ピン型の構成は、例えば上記実施形態においてピン軸O1又はO2をコイル軸Cと同軸に配置すればよい。また、コイルへの一方向の通電によって永久磁石が吸引されるように永久磁石の磁極の向きを設定すればよく、通電方向切替手段は不要である。
(ウ)ロックピンのクサビ部によって径外方向への外力を受け、規制ピンを作動不能にロックする「ロック部材」は、上記実施形態のボールに限らず、円柱状のローラ等であってもよい。
(オ)バルブリフト調整装置のカム、スライダ等の構成は、上記実施形態に例示したものに限らず、電磁アクチュエータの規制ピンの前進後退によって切替可能なものであればどのような構成であってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
14、24 ・・・係合溝、 21 ・・・スライダ、
401、402、403、404、405、406 ・・・電磁アクチュエータ、
411、413、414、415、416 ・・・ステータ、
441、442、443、444 ・・・被嵌合凹部(被嵌合部)、
445、446 ・・・被嵌合凸部(被嵌合部)、
47 ・・・コイル、
501、502、511、512、561、562 ・・・ロックピン、
507、567 ・・・基端部(嵌合部)、 509 ・・・クサビ部、
521、522、531、532、541、542 ・・・付属磁性部材、
527、537、547 ・・・凸部(嵌合部)、
591、592 ・・・永久磁石、
568、598 ・・・凹部(嵌合部)、
601、602 ・・・規制ピン、 641、642 ・・・先端部、
66 ・・・ボール(ロック部材)、
70 ・・・スリーブ、 721、722 ・・・収容穴、
761、762 ・・・規制ピンスプリング、
83 ・・・検出装置、 91、92 ・・・吸気バルブ。
Claims (3)
- 内燃機関の吸気バルブ(91、92)又は排気バルブのリフト量を調整するバルブリフト調整装置(10)に適用され、前記バルブリフト調整装置のカムシャフト(11)と共に回転しつつ前記カムシャフトに対し軸方向に相対移動可能なスライダ(21)に形成された係合溝(14、24)に規制ピン(601、602)の先端部(641、642)を係合させるとき前記規制ピンを前進させ、前記規制ピンの先端部を前記係合溝から離間させるとき前記カムシャフトのトルクによって前記規制ピンが押し戻される電磁アクチュエータ(401、402、403、404、405、406)であって、
前記係合溝に対し前進可能に設けられる規制ピンと、
前記規制ピンを摺動可能に収容する収容穴(721、722)を有するスリーブ(70)と、
前記規制ピンの中心軸側から径外方向へ外力を受けたとき、前記規制ピンを前記スリーブの前記収容穴に対して作動不能にロックするロック部材(66)と、
前記規制ピンの基端側に前記規制ピンに対して相対移動可能に設けられ、前記規制ピンが最後退位置に押し戻されたとき、先端に形成されたクサビ部(509)が前記ロック部材に対して径外方向への外力を与えることで前記規制ピンをロック状態とするロックピン(501、502、511、512、561、562)と、
前記ロックピンに結合され、前記ロックピンと一体に移動する永久磁石(591、592)と、
前記ロックピンの基端側に設けられ、通電により電磁力を発生するコイル(47)と、
軟磁性体で形成され、前記コイルが発生した電磁力によって前記永久磁石を後退方向に吸引するステータ(411、413,414、415、416)と、
前記規制ピンを前進方向に付勢する規制ピンスプリング(761、762)と、
を備え、
前記ロックピンは、前進側から順に、前記規制ピンが前進したときに待機している待機位置、前記規制ピンが押し戻された状態で前記規制ピンをロック状態とするロック位置、及び、前記コイルへの通電により前記永久磁石が前記ステータに吸引されることで後退し前記規制ピンのロック状態を解除するロック解除位置、を移動可能であり、
前記コイルは、前記ロックピンが前記待機位置から前記ロック位置に後退するとき、磁性体で形成された前記ロックピン、前記永久磁石、又は、前記ロックピン及び前記永久磁石に結合された付属磁性部材(521、522、531、532、541、542)のいずれかを含む可動磁性体の前記ステータに対する変位に伴う磁束変化によって発生する誘導起電圧を外部の検出装置(83)に出力し、
前記ステータは、前記可動磁性体によって構成される嵌合部(507、527、537、547、567、568、598)が少なくとも前記ロック解除位置で嵌合する被嵌合部(441、442、443、444、445、446)を有していることを特徴とする電磁アクチュエータ。 - 前記嵌合部は、さらに前記待機位置及び前記ロック位置で前記被嵌合部に嵌合することを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
- 前記規制ピン、前記ロック部材、前記ロックピン、前記永久磁石及び前記規制ピンスプリングは、前記コイルの中心軸を挟んだ両側に2組が並設され、
一方の前記永久磁石である第1永久磁石と他方の前記永久磁石である第2永久磁石とは、磁極の向きが互いに反対となるように前記ロックピンに結合され、
前記コイルへの通電方向を切り替えることで、前記第1永久磁石又は前記第2永久磁石のいずれか一方が前記ステータに吸引され、吸引された側の前記永久磁石に対応する前記ロックピンが前記ロック解除位置に後退し、対応する前記規制ピンを作動側規制ピンとして前進させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁アクチュエータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012158935A JP5590423B2 (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 電磁アクチュエータ |
DE201310213931 DE102013213931A1 (de) | 2012-07-17 | 2013-07-16 | Elektromagnetisches Stellglied |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012158935A JP5590423B2 (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 電磁アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014020260A JP2014020260A (ja) | 2014-02-03 |
JP5590423B2 true JP5590423B2 (ja) | 2014-09-17 |
Family
ID=49880051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012158935A Expired - Fee Related JP5590423B2 (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 電磁アクチュエータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5590423B2 (ja) |
DE (1) | DE102013213931A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10488173B2 (en) | 2015-05-14 | 2019-11-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Electromagnetic actuator |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6331926B2 (ja) * | 2014-09-26 | 2018-05-30 | スズキ株式会社 | 内燃機関の可変動弁装置 |
JP6311617B2 (ja) * | 2015-01-19 | 2018-04-18 | 株式会社デンソー | 電磁アクチュエータ |
US10365124B2 (en) * | 2015-06-04 | 2019-07-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Electromagnetic actuator |
CN105863765A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-08-17 | 宁波圣龙汽车动力系统股份有限公司 | 气门升程可变的滑动式凸轮轴 |
DE102016210976A1 (de) | 2016-06-20 | 2017-12-21 | Mahle International Gmbh | Ventiltrieb für eine Brennkraftmaschine |
DE102017213539A1 (de) * | 2017-08-03 | 2019-02-07 | Mahle International Gmbh | Ventiltrieb |
DE102021129222A1 (de) | 2021-11-10 | 2023-05-11 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Elektromagnetische Stellvorrichtung |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63300503A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-07 | Haaman:Kk | 電磁石装置の励磁装置 |
JPH0988642A (ja) * | 1995-09-26 | 1997-03-31 | Mazda Motor Corp | エンジンのバルブタイミング検出方法及びその装置 |
JP3424426B2 (ja) * | 1996-02-15 | 2003-07-07 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の電磁弁駆動装置 |
JPH10306712A (ja) * | 1997-05-07 | 1998-11-17 | Hitachi Ltd | 内燃機関のバルブ駆動装置 |
DE102007024598A1 (de) * | 2007-05-25 | 2008-11-27 | Schaeffler Kg | Stellvorrichtung |
DE102008024086A1 (de) * | 2008-05-17 | 2009-11-19 | Daimler Ag | Ventiltriebvorrichtung |
DE102008029325A1 (de) * | 2008-06-20 | 2009-12-24 | Daimler Ag | Ventiltriebvorrichtung |
DE102008029349A1 (de) * | 2008-06-20 | 2009-12-24 | Daimler Ag | Ventiltriebvorrichtung |
DE102009006061A1 (de) * | 2009-01-24 | 2010-07-29 | Daimler Ag | Betätigungsvorrichtung |
DE102009010949A1 (de) * | 2009-02-27 | 2010-09-02 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Elektromagnetische Stellvorrichtung |
DE202009006940U1 (de) * | 2009-04-16 | 2010-09-02 | Eto Magnetic Gmbh | Elektromagnetische Nockenwellen-Verstellvorrichtung |
DE102009056609A1 (de) * | 2009-12-02 | 2011-06-09 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Elektromagnetische Stellvorrichtung |
-
2012
- 2012-07-17 JP JP2012158935A patent/JP5590423B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2013
- 2013-07-16 DE DE201310213931 patent/DE102013213931A1/de not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10488173B2 (en) | 2015-05-14 | 2019-11-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Electromagnetic actuator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE102013213931A1 (de) | 2014-01-23 |
JP2014020260A (ja) | 2014-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5590423B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP5704115B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP2013217265A (ja) | 電磁アクチュエータ | |
US8339225B2 (en) | Electromagnetic actuating device | |
JP5746204B2 (ja) | 電磁式作動装置 | |
JP5117475B2 (ja) | 可変動弁機構 | |
JP5692604B2 (ja) | バルブリフト調整装置 | |
WO2015013802A1 (en) | Selectable one-way clutch having strut with separate armature | |
US20120037102A1 (en) | Valve drive control device | |
US10900387B2 (en) | Mechanical cam phasing systems and methods | |
CN103306774A (zh) | 阀升程调节装置 | |
JP6035965B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP5598497B2 (ja) | バルブリフト調整装置 | |
JP5505744B2 (ja) | アクチュエータ | |
JP5708591B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP6731542B2 (ja) | 内燃機関のカムシャフトを調整するための電磁制御装置 | |
JP6528731B2 (ja) | スタータ | |
US9759272B2 (en) | Clutch having a groove formed in an outer circumferential surface | |
JP5821768B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP5854029B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP6669040B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP2013165539A (ja) | 電磁式アクチュエータ | |
JP2007187249A (ja) | 回転伝達装置 | |
JP2015169243A (ja) | クラッチ装置 | |
JP2019007516A (ja) | 油圧制御弁とバルブタイミング制御装置。 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140703 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140716 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5590423 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |