JP6669040B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents

電磁アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP6669040B2
JP6669040B2 JP2016212715A JP2016212715A JP6669040B2 JP 6669040 B2 JP6669040 B2 JP 6669040B2 JP 2016212715 A JP2016212715 A JP 2016212715A JP 2016212715 A JP2016212715 A JP 2016212715A JP 6669040 B2 JP6669040 B2 JP 6669040B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output pin
permanent magnet
electromagnetic actuator
bearing
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016212715A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018074014A (ja
Inventor
天野 均
均 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2016212715A priority Critical patent/JP6669040B2/ja
Priority to DE102017115975.4A priority patent/DE102017115975A1/de
Priority to CN201710627878.1A priority patent/CN107676143B/zh
Publication of JP2018074014A publication Critical patent/JP2018074014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6669040B2 publication Critical patent/JP6669040B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0015Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
    • F01L13/0036Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
    • F01L2013/0052Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams provided on an axially slidable sleeve
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L2013/10Auxiliary actuators for variable valve timing
    • F01L2013/101Electromagnets

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

本発明は、電磁力により出力ピンが移動する電磁アクチュエータに関する。
従来、永久磁石を含み、コイルが発生する電磁力により出力ピンが移動する電磁アクチュエータが知られている。特許文献1の記載のように、くびれを外側面に有し、くびれていない部分であるストレート部を有する出力ピンがガイドに沿って移動する電磁アクチュエータが知られている。
欧州1913605B1明細書
くびれにより出力ピンとガイドとの隙間を大きくして、出力ピンとガイドとの隙間に流入するオイルの粘性抵抗を下げている。これにより、出力ピンとガイドとが摺動するときの抵抗である摺動抵抗を低減している。出力ピンが移動するとき、ストレート部とガイドとで、隙間が最小となる摺動面が形成される。
特許文献1の構成では、隙間が最小部位となる摺動面が大きくなる場合がある。この摺動面が大きくなるとき、出力ピンとガイドとの隙間に流入するオイルの粘性抵抗が高くなる。このため、出力ピンとガイドとの摺動抵抗が大きくなり、出力ピンの移動の応答性が低下する。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、出力ピンの移動の影響なしに、出力ピンの移動の応答性が向上する電磁アクチュエータを提供することにある。
本発明の電磁アクチュエータは、出力ピン(60、160)、永久磁石(40、140)、コイル(31、131)、ヨーク(35、135)および案内部(70、170、270、370、470、570、670、770)を備える。
出力ピンは、基端部(61)から先端部(64)に向かう軸方向に前進後退可能に設けられている。
永久磁石は、軸方向の両端が互いに異なる極性となるように着磁された板状に形成されている。
コイルは、通電時、永久磁石の磁界と逆方向の磁界を生成し、永久磁石との間に反発力が発生して、出力ピンを移動させる。
筒状に形成されており、永久磁石を収容し、永久磁石を経由する磁気回路を形成する。
案内部は、筒部(73、173、273、373、473、573、673、773)および軸受部(74、75、174、175、274、374、375、474、475、574、575、674)を有し、出力ピンの軸方向に沿って出力ピンが移動するように出力ピンを案内する。
筒部は、筒状に形成されている。
軸受部は、筒部の径方向外側から径方向内側に筒部から延びて出力ピンを支持する。
本発明の一態様では、先端部側の軸受部の端面(741)は、筒部の軸に対し傾斜している。また、本発明の別の一態様では、先端部側の軸受部の角部(742)は、曲面を含む。
案内部が軸受部を有し、出力ピンが移動しても、出力ピンと軸受部との摺動面の大きさが一定となる。このため、出力ピンの移動の影響なしに、くびれていない出力ピンの部分であるストレート部と軸受部との摺動面の大きさを最小にできる。これにより、ストレート部とガイドとの隙間の大きさを最小にできるため、狭い隙間に流入するオイルの粘性抵抗の上昇が抑制されやすい。オイルの粘性抵抗が低減され、出力ピンとガイドとの摺動抵抗が低減され、出力ピンの移動の応答性が向上する。
本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータが用いられるバルブリフト調整装置において小リフト状態から大リフト状態へ移行し始めるときの図。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータが用いられるバルブリフト調整装置において小リフト状態から大リフト状態へ移行したときの図。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの非通電時(出力ピン後退時)の断面図。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの通電時(出力ピン前進時)の断面図。 図3のV部拡大図。 図3のVI部拡大図。 図6のVII部拡大図。 図4のVIII部拡大図。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの出力ピンのくびれ部の作用を説明するための断面図。 本発明の第1実施形態による電磁アクチュエータの出力ピンのくびれ部の作用を説明するための断面図。 本発明の第2実施形態による電磁アクチュエータの出力ピンおよびガイドの断面図。 本発明の第3実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時における出力ピンおよびガイドの断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時における出力ピンおよびガイドの断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 その他の実施形態による電磁アクチュエータの非通電時の断面図。 (a)比較例の電磁アクチュエータの非通電時(出力ピン後退時)の断面図、(b)比較例の電磁アクチュエータの通電時(出力ピン前進時)の断面図。
以下、本発明の実施形態による電磁アクチュエータを図面に基づいて説明する。複数の実施形態の説明において、第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。この電磁アクチュエータは、例えば、バルブリフト調整装置に用いられる。バルブリフト調整装置は、特開2013−217265号公報に開示されているように、カムシャフトとともに回転するスライダに一体に設けられたカムによって、内燃機関の吸気バルブまたは排気バルブのリフト量を調整する。
本実施形態で用いられるバルブリフト調整装置50の構成および作用について、図1および図2を参照して説明する。
図1および図2に示すように、バルブリフト調整装置50は、スライダ51、カムシャフト94、吸気バルブリフト52および電磁アクチュエータ101を備える。
スライダ51は、カムシャフト94、小リフトカム58および大リフトカム59とともに回転方向55に回転する。
また、スライダ51は、カムシャフト94の軸方向に相対移動可能に一体に設けられている。
さらに、スライダ51は、係合溝511が外周に形成されている。
係合溝511は、回転角度に応じて紙面の奥行き方向位置が徐変するように形成されている。
小リフトカム58と大リフトカム59とは、スライダ51の軸方向中央よりに、互いに隣接して設けられている。
また、小リフトカム58と大リフトカム59とは、回転方向の一方で基準円に対し、外側に偏心している。
大リフトカム59は、小リフトカム58よりも基準円からの偏心量が大きくなるように形成されている。
吸気バルブリフト52は、小リフトカム58と大リフトカム59とに接触し、シリンダヘッド53に収容された吸気バルブ91を有する。
電磁アクチュエータ101は、一体となったスライダ51とカムシャフト94と接触されており、電磁アクチュエータ101の出力ピン60が、係合溝511の直上に位置している。
バルブリフト調整装置50の作用について説明する。
吸気バルブリフト52に接触する小リフトカム58または大リフトカム59のトルクによって、吸気バルブリフト52が押し下げられる。これにより、シリンダヘッド53の吸気バルブ91がリフト量L1またはリフト量L2だけ開弁する。
電磁アクチュエータ101の出力ピン60が、制御手段から指令されたタイミングに前進する。カムシャフト94側に位置する出力ピン60の先端部64が係合溝511に係合する。このとき、スライダ51の回転に伴って、図1および図2における紙面の奥行き方向にスライダ51は移動する。
紙面の奥行き方向にスライダ51が移動することによって、小リフトカム58から大リフトカム59、または、大リフトカム59から小リフトカム58へ移行する。小リフトカム58または大リフトカム59が移行することにより、吸気バルブリフト52のリフト量L1またはリフト量L2が調整される。また、出力ピン60の先端部64が係合溝511から離間するとき、カムシャフト94のトルクによって出力ピン60が押し戻される。
(第1実施形態)
電磁アクチュエータ101の構成について、図3から図10を参照して説明する。
図3および図4に示すように、電磁アクチュエータ101は、静止部13と、可動部14と、で構成されている。
静止部13は、エンジンヘッド90に固定され、コイル31、ステータ32、ヨーク35および「案内部」としてガイド70を有する。
コイル31は、ボビン30の外周に巻線が巻回されている。
ボビン30は、ステータ32に外挿されており、樹脂で形成されている。
また、ボビン30は、コイル31の巻線とステータ32とを絶縁する。
コイル31に対し可動部14の反対側には、コネクタ部17と一体に形成されている樹脂モールド部16が設けられている。
コイル31は、図示しない外部の電源からコネクタ部17のターミナル18を経由して通電されることによって、磁界を生成可能である。
ステータ32は、軟磁性体で形成され、後述の永久磁石40に対し出力ピン60の基端部61側に設けられている。ステータ32の大部分はコイル31の径方向内側に位置し、コイルコアとして機能する。ステータ32の可動部14側の端部に、可動部14のリアプレート44と対向するステータ対向部34が形成されている。
ステータ対向部34は、外径が比較的大きく形成されており、リアプレート44と広い面積で対向する。
ヨーク35は、軟磁性体で、コイル31や可動部14と同軸の筒状に形成されており、コイル31、ステータ32および樹脂モールド部16を収容している。
ヨーク35は、ステータ32と接触または近接する部位において、相互に磁気が伝達されることによって、ステータ32および可動部14のフロントプレート45を経由する磁気回路を形成する。
樹脂モールド部16の外周およびステータ対向部34の外周には、それぞれヨーク35の内周との間のシールを確保するシールリングが設けられている。
ヨーク35のガイド70側の開口部には、エンジンヘッド90への取り付けに用いられる鍔部39が形成されている。
ガイド70は、基部71および筒部73を含み、出力ピン60の軸方向に沿って出力ピン60が移動するように、出力ピン60を案内する。
基部71は、エンジンヘッド90の取付穴92に挿入される。基部71の外周には、取付穴92の内周との間のシールを確保するシールリングが設けられている。
コイル31側の基部71の端面72は、フロントプレート45の前端面と対向する。端面72の周囲には、基部71を軸方向に貫通するオイル通路95が形成されている。
エンジン内のオイルは、オイル通路95を経由して可動部14の周囲に流入出する。また、エンジン内のオイルは、出力ピン60が移動したとき、出力ピン60とガイド70との間を経由して、可動部14の周囲に流入出する。
筒部73は、筒状に形成され、筒部73の先端面79がカムシャフト94に対向するように基部71から突出している。また、筒部73の中心軸に沿って、出力ピン60が挿通される挿通穴が形成されている。
可動部14は、永久磁石40、リアプレート44、フロントプレート45および出力ピン60を備え、これらがともに、出力ピン60の軸方向に移動可能に構成されている。
永久磁石40は、径方向の断面形状が円形の板状に形成されており、軸方向の両端が互いに異なる極性となるように着磁されている。
永久磁石40は、永久磁石40における軸方向に対し、リアプレート44側がN極に着磁され、フロントプレート45側がS極に着磁されている。なお、N極およびS極の配置は逆であってもよい。
また、永久磁石40は、中心軸Oに沿って、出力ピン60の基端部61が挿入される磁石挿入穴401を有する。
永久磁石40は、例えば、ネオジウム磁石が用いられる。ネオジウム磁石は、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)およびボロン(B)を主成分とした成形焼結品である。ネオジウム磁石は焼結品であり、結晶粒から形成されており、結晶の滑りが少ないため脆性材料である。
リアプレート44は、軟磁性体で形成され、基端部61側で永久磁石40に接合されている。
また、リアプレート44の外壁は、ヨーク35の内壁と対向している。
さらに、リアプレート44は、基端部61が挿入されるリア挿入穴441を有する。
フロントプレート45は、軟磁性体で形成され、出力ピン60の先端部64側で永久磁石40に接合されている。
また、フロントプレート45の外壁は、ヨーク35の内壁と対向している。
さらに、フロントプレート45は、基端部61が挿入されるフロント挿入穴451を有する。
出力ピン60は、磁性体で形成され、ガイド70に収容され、ガイド70と摺動可能に設けられている。出力ピン60に用いられる磁性体は、例えば、高炭素クロム軸受鋼等である。高炭素クロム軸受鋼等を用いることで、熱処理により高い強度が得られる。なお、出力ピン60は、磁気短絡防止のために、非磁性体で形成されてもよい。
出力ピン60は、基端部61から先端部64に向かう軸方向に対して前進後退可能である。
また、出力ピン60は、基端部61の基端面611が露出するように、リア挿入穴441に貫通し、リアプレート44に保持されている。基端部61が永久磁石40、リアプレート44およびフロントプレート45の中心部に形成された穴401、441、451に貫通している。基端部61の外径は一様に形成されている。
さらに、出力ピン60の先端部64は、係合溝511の形状に合うように、径が小さくなるように形成されている。
電磁アクチュエータ101の作用について説明する。
電磁アクチュエータ101は、エンジンヘッド90の取付穴92に取り付けられ、バルブリフト調整装置50のカムシャフト94に対して出力ピン60が作動する。以下、出力ピン60がカムシャフト94に近づく方向に作動することを「前進する」といい、出力ピン60がカムシャフト94から離れる方向に作動することを「後退する」という。
図4に示すように、回転軸をCとするカムシャフト94の回転に伴って出力ピン60が短径Ra側に対向しているとき、コイル31に通電して発生する電磁力により出力ピン60が前進する。このとき、先端部64が係合溝511に係合し、スライダ51の回転に伴って、バルブリフト調整装置50が吸気バルブリフト52のリフト量L1またはリフト量L2を調整する。
一方、図3に示すように、先端部64がカムシャフト94に接触した状態で、長径Rb側が出力ピン60に向くようにカムシャフト94が回転するとき、カムシャフト94のトルクにより後退方向に出力ピン60が押し戻される。ここで、後退限からのストロークがLuとなる位置を「引込み位置」という。引込み位置から後退限まで、電磁アクチュエータ101自体の永久磁石40の磁力によって出力ピン60が後退する。
コイル31の作用について説明する。
コイル31が非通電状態のとき、リアプレート44とステータ対向部34との間の磁気吸引力により、可動部14は後退限に保持される。この磁気吸引力は、少なくとも、引込みストロークLuに対応する引込み位置から後退限まで可動部14を吸引可能となるように設定されている。
図5に示すように、永久磁石40の磁気吸引力によって可動部14が後退限に保持されたとき、破線矢印で示すような磁気回路ΦMが生成される。
磁気回路ΦMは、「永久磁石40のN極→リアプレート44→ステータ32→ヨーク35→フロントプレート45→永久磁石40のS極」というルートで生成される。
コイル31が通電状態のとき、永久磁石40の磁界と逆方向の磁界を生成する。例えば、コネクタ部17側のステータ32がS極、ステータ対向部34がN極となる磁界を生成する。このような磁界が生成されるように、コイル31の巻線方向や電流の通電方向は設定されている。
永久磁石40の磁界と逆方向の磁界が生成されるとき、リアプレート44とステータ対向部34とが同極になる。このため、リアプレート44とステータ対向部34との間に電磁力としての反発力が発生する。この反発力によって、可動部14は、後退限から前進する。
従来、特許文献1に記載されているように、くびれを外側面に有する出力ピンがガイドに沿って移動する電磁アクチュエータが知られている。
図23(a)に示すように、比較例としての電磁アクチュエータ900では、ボビン905に収容されているコイル901が電磁力を発生する。この電磁力により永久磁石902を含む可動部903が移動し、ステータ906に接触している出力ピン904が移動する。この出力ピン904に、出力ピン904の径が一部小さくなるように、くびれ部907が形成されている。くびれ部907より径が大きい出力ピン904の部分をストレート部909とする。くびれ部907により出力ピン904とヨークと一体となっているガイド908との隙間が大きくなっている。
しかし、図23(b)に示すように、出力ピン904が前進するとき、ガイド908とストレート部909との摺動面910が大きくなる場合がある。摺動面910が大きくなるとき、ガイド908とストレート部909との狭い隙間の大きさが大きくなる。ハーゲン・ポアズイユの式で表されるように、オイルのような粘性流体の流れにおいて、狭い隙間のような流路では、オイルの粘性抵抗が高くなる。ガイド908とストレート部909との隙間に流入するオイルの粘性抵抗が上昇しやすく、出力ピン904とガイド908との摺動抵抗が大きくなる。このため、出力ピン904の移動の応答性が低下する。
そこで、本実施形態の電磁アクチュエータ101は、出力ピン60の移動の影響をうけないで、出力ピン60の移動の応答性が向上する。
図6に示すように、ガイド70は、第1軸受部74および第2軸受部75を有し、くびれ形状に形成されている。
第1軸受部74は、基端部61側に設けられ、第2軸受部75は、先端部64側に設けられる。
第1軸受部74および第2軸受部75は、筒部73の径方向外側から径方向内側に筒部73の内壁から延びており、出力ピン60を支持する。
また、第1軸受部74および第2軸受部75は、筒部73と一体になって形成されている。
第1軸受部74と出力ピン60のストレート部66とで第1隙間76が形成され、第2軸受部75と出力ピン60のストレート部66とで第2隙間77が形成されている。
第1隙間76および第2隙間77は、出力ピン60とガイド70との隙間で最小の部位である。図6において、第1隙間76および第2隙間77の所在を明確にするため、出力ピン60およびガイド70を誇張して記載している。
第1軸受部74と第2軸受部75との間に凹部78が形成されている。
先端部64側の第1軸受部74の端面741は、円錐面形状に形成されている。
第1軸受部74の端面741は、出力ピン60の前進方向に向かって、筒部73の内径が大きくなるように、筒部73の軸に対して対称に傾斜するテーパ形状に形成されている。
また、第1軸受部74は、先端部64側で、筒部73の内側に角部742を含む。
図7に示すように、第1軸受部74の角部742は、R形状の曲面を含む。
基端部61側の第2軸受部75の端面751は、円錐面形状に形成されている。
第2軸受部75の端面751は、出力ピン60の前進方向に向かって、筒部73の内径が小さくなるように、筒部73の軸に対して対称に傾斜するテーパ形状に形成されている。
また、第2軸受部75は、第1軸受部74と同様に、基端部61側で、筒部73の内側に角部752を含む。
第2軸受部75の角部752は、第1軸受部74の角部742と同様に、R形状の曲面を含む。なお、第1軸受部74および第2軸受部75は、筒部73の径方向外側から径方向内側に向かって、第1軸受部74および第2軸受部75の大きさが小さくなるようなテーパ形状に形成されてもよい。
出力ピン60は、くびれ部65を側部に有する。
くびれ部65は、出力ピン60の径方向外側から径方向内側に向かって、出力ピン60の径が小さくなるように形成されている。くびれ部65は、出力ピン60の外側面に部分的に形成される溝であってもよい。
くびれ部65の径よりも大きい出力ピン60の部分をストレート部66とする。
基端部61側のくびれ部65の端面651は、出力ピン60の前進方向に向かって、出力ピン60の径が縮小するように、出力ピン60の軸に対して対称に傾斜するテーパ形状に形成されている。
先端部64側のくびれ部65の端面652は、出力ピン60の前進方向に向かって、出力ピン60の径が拡大するように、出力ピン60の軸に対して対称に傾斜するテーパ形状に形成されている。
また、くびれ部65は、出力ピン60の外側に、角部653、654を含む。
くびれ部65の角部653、654は、第1軸受部74の角部742と同様に、R形状の曲面を含む。
第1軸受部74からストレート部66までの距離を第1隙間距離G1とする。
第2軸受部75からストレート部66までの距離を第2隙間距離G2とする。
くびれ部65から凹部78までの距離を第3隙間距離G3とする。
出力ピン60およびガイド70は、第3隙間距離G3が第1隙間距離G1の2倍以上、すなわち、G3>2×G1 となるように形成されている。
出力ピン60およびガイド70は、第3隙間距離G3が第2隙間距離G2の2倍以上、すなわち、G3>2×G2 となるように形成されている。
出力ピン60が前進する前の停止しているときである初期状態のとき、筒部73の軸方向における第1軸受部74の角部742の位置は、基端部61側のくびれ部65の角部653の位置と一致するように、出力ピン60およびガイド70は形成されている。ここで、「一致」とは、常識的な誤差範囲を含む。
図8に示すように、出力ピン60の前進が完了したとき、第1軸受部74の角部742は、基端部61側のくびれ部65の角部653よりも基端部61側となるように、設けられている。
(効果)
[1]ガイド70は、第1軸受部74および第2軸受部75を有し、凹部78が形成されている。この構成により、出力ピン60が移動しても、出力ピン60、第1軸受部74および第2軸受部75の摺動面67の大きさが一定となる。このため、出力ピン60の移動の影響をうけないで、出力ピン60、第1軸受部74および第2軸受部75の摺動面67の大きさを最小にできる。
第1隙間76および第2隙間77の大きさを最小にでき、第1隙間76および第2隙間77に流入するオイルの粘性抵抗の上昇が抑制される。オイルの粘性抵抗が低減され、出力ピン60とガイド70とが摺動するときの抵抗である摺動抵抗が低減され、出力ピン60の移動の応答性が向上する。
[2]出力ピン60にくびれ部65が形成されており、出力ピン60が移動するとき、オイルの巻き込みが抑制される。このため、オイルの粘性抵抗が低減され、出力ピン60とガイド70との摺動抵抗が低減される。
図9に示すように、出力ピンにくびれ部65が設けられない場合、出力ピンが移動するとき、出力ピンの移動方向とは逆方向にオイルを巻き込むことがある。巻き込んだオイルにより摺動抵抗が上昇することがある。図9および図10において、オイルの所在を明確にするため、流れるオイルの一部をドット柄で示す。
図10に示すように、出力ピン60にくびれ部65が設けられる場合、出力ピン60が移動するとき、出力ピン60の移動方向と同一方向にオイルが流れやすくなり、オイルの巻き込みが防止される。このため、オイルの粘性抵抗が低減され、出力ピン60とガイド70との摺動抵抗をさらに低減できる。
[3]第1軸受部74の端面741、第2軸受部75の端面751およびくびれ部65の端面651、652が円錐面形状に形成されている。また、第1軸受部74の角部742、第2軸受部75の角部752およびくびれ部65の角部653、654が曲面を含む。これにより、出力ピン60が移動するとき、オイルが流れやすくなり、オイルの巻き込みによるオイルによる抵抗がさらに低減される。
また、出力ピン60が移動するとき、出力ピンおよびガイド70にオイルによる径方向の全圧力が作用しやすくなる。このため、第1隙間距離G1または第2隙間距離G2が均一化されやすくなる。これにより、第1隙間距離G1または第2隙間距離G2が局所的に小さくなることが防止され、第1隙間76または第2隙間77に流入するオイルの粘性抵抗の上昇がさらに抑制される。
[4]出力ピン60が初期状態のとき、第1軸受部74の角部742の位置は、基端部61側のくびれ部65の角部653の位置と一致する。このため、出力ピン60が移動しても、出力ピン60、第1軸受部74および第2軸受部75の摺動面67の大きさが一定にしやすい。
[5]出力ピン60が前進したとき、第1軸受部74の角部742は、くびれ部65の角部653よりも基端部61側となるように、設けられている。これにより、出力ピン60の移動範囲の少なくとも一部において、出力ピン60、第1軸受部74または第2軸受部75の摺動面67が小さくなる。
[6]出力ピン60が磁性体で形成されているため、出力ピン60の強度が向上する。このため、出力ピン60と、スライダ51またはカムシャフト94と、の接触による耐衝撃性が向上する。また、出力ピン60と、スライダ51またはカムシャフト94と、の摩擦による耐摩耗性が向上する。
(第2実施形態)
第2実施形態の構成では、第1軸受部の端部の位置とくびれ部の端部の位置とが異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図11に示すように、第2実施形態の電磁アクチュエータ102のガイド70の第1軸受部74の角部742は、初期状態のとき、基端部61側のくびれ部65の角部653よりも基端部61側に設けられている。
このような構成においても、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
第3実施形態の構成では、静止部および可動部の形態が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図12に示すように、第3実施形態の電磁アクチュエータ103は、可動部114および静止部113を備える。
可動部114は、出力ピン160および電機子180を有する。
電機子180は、磁性体で形成され、接合部181および電機子対向部182を有し、出力ピン160とともに前進後退可能に設けられている。
電機子180の大部分は、コイル131の径方向内側に位置している。
接合部181は、軸方向に延びる有底穴183を含む。有底穴183に基端部61が挿入され、接合部181と基端部61とが嵌合され接合されている。
電機子対向部182は、接合部181とは反対側における電機子180の端部に、外径が比較的大きく形成されており、静止部113のフロントプレート145と広い面積で対向する。
また、電機子対向部182は、対向部溝184が形成されている。
対向部溝184は、出力ピン160の径方向の断面が環状で、軸方向の断面が台形形状である。なお、対向部溝184は、断面が円形形状もしくは多角形形状であってもよく、対向部溝184の形状は、限定されない。
対向部溝184によって、フロントプレート145と電機子180とが対向する面積が小さくなる。このため、電機子180の前進開始時に、オイルによるフロントプレート145と電機子180との張り付き力が低減され、電機子180の始動が滑らかになる。
また、電機子180に、軸方向に延びる穴185が設けられている。穴185によって、電機子180が前進後退するときの空気抵抗が減少し、電機子180の前進後退が滑らかになる。
静止部113は、コイル131、ヨーク135、永久磁石140、フロントプレート145、リアプレート144、「固定部材」としてのストッパ146およびエンドプレート148を有する。
コイル131は、ボビン130の外周に巻線が巻回されており、図示しない外部電源から通電されることによって、磁界を生成可能である。
ボビン130は、電機子180に外挿され、樹脂で形成されており、コイル131の巻線と電機子180とを絶縁する。
ヨーク135は、磁性体で、可動部114と同軸の筒状に形成されており、可動部114、コイル131、永久磁石140、リアプレート144、フロントプレート145、ストッパ146およびエンドプレート148を収容している。
ヨーク135は、電機子180と接触または近接する部位において、相互に磁気が伝達されることによって、電機子180、リアプレート144およびエンドプレート148を経由する磁気回路を形成する。
ヨーク135は、ガイド170および鍔部39と一体となって形成されている。
ガイド170は、基部171、筒部173、第1軸受部174および第2軸受部175を有する。
第1軸受部174と第2軸受部175との間に凹部178が形成されている。
永久磁石140は、永久磁石140における軸方向に対し、フロントプレート145側がN極に着磁され、リアプレート144側がS極に着磁されている。なお、N極およびS極の配置は逆であってもよい。また、永久磁石140は、中心軸Oに沿って、ストッパ146が挿入される磁石挿入穴401を有する。
リアプレート144は、磁性体で、径方向の断面が円環形状に形成され、フロントプレート145とは反対側の永久磁石140に接合されている。
また、リアプレート144は、ストッパ146が挿入されるリア挿入穴441を有する。リアプレート144の外壁は、ヨーク135の内壁と対向して接触しており、圧入または溶接によってリアプレート144はヨーク135と嵌合され固定されている。
フロントプレート145は、磁性体で、径方向の断面が円環形状に形成され、電機子180と永久磁石140に接合されている。
また、フロントプレート145は、ストッパ146が挿入されるフロント挿入穴451を有する。
ストッパ146は、非磁性体で、棒状に形成されており、磁石挿入穴401、フロント挿入穴441およびリア挿入穴451に挿入されている。ストッパ146に用いられる非磁性体は、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼等の金属、樹脂またはゴムである。
また、ストッパ146は、ストッパ146の端面が電機子対向部182に対向しており、端面が露出するように設けられている。
さらに、ストッパ146は、可動部114に対し、永久磁石140、フロントプレート145およびリアプレート144が静止するように、永久磁石140、フロントプレート145およびリアプレート144を固定する。なお、ストッパ146が挿入されるときに永久磁石140が破損しないように、ストッパ146と永久磁石140との間に隙間が設けられていてもよい。
エンドプレート148は、磁性体で形成され、径方向の断面が円環形状に形成されており、電機子180が挿入される電機子挿入穴481を有する。
また、エンドプレート148は、コイル131に対し接合部181側に設けられており、接合部181側のボビン130に接合されている。
さらに、エンドプレート148の外壁が基部71側のヨーク135の内壁と対向して接触しており、エンドプレート148は、ヨーク135と嵌合され固定されている。ヨーク135、フロントプレート145、リアプレート144およびエンドプレート148に用いられる磁性体は、高炭素クロム軸受が用いられる。
このように、出力ピン160に対し、永久磁石140が静止しつつ、出力ピン60が移動する電磁アクチュエータ103においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(その他の実施形態)
第1実施形態の思想を共有する他の実施形態を以下に示す。
(i)図13に示すように、電磁アクチュエータ104のガイド70は、第1軸受部74のみ有していてもよい。ガイドに設けられる軸受部の数は、3つ以上でもよい。軸受部の数に限定されず、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(ii)図14に示すように、電磁アクチュエータ105のガイド270の第1軸受部274の端面741は、出力ピン60の前進方向に向かって、筒部273の内径が小さくなるように、筒部273の軸に対して対称に傾斜する逆テーパ形状に形成されてもよい。
(iii)図15に示すように、電磁アクチュエータ106のガイド370における第1軸受部374の端面741および第2軸受部375の端面751は、筒部373の軸に対し、垂直であってもよい。
また、基端部61側のくびれ部365の端面651は、出力ピン360の軸に対し、垂直であってもよい。ここで、「垂直」は、常識的な誤差範囲を含む。
(iv)図16に示すように、第1実施形態の電磁アクチュエータ101が2組並べられて、一体化されてもよい。この場合、出力ピン60は、中心軸O1、O2を有する。
また、出力ピンを偏心して配置するような構成も考えられる。この場合、第1実施形態のような出力ピンがカムシャフトに形成されている係合溝に係合するものではなく、出力ピンの他に係合ピンが設けられることがある。この係合ピンが第1実施形態の出力ピンに相当し、カムシャフトの係合溝に係合する。
(v)図17に示すように、可動部801、802を2組以上備える電磁アクチュエータ107のステータ861、862は、中心に孔871、872が形成されており円筒状である。
出力ピン821、822は、ステータ861、862の内周面に沿って軸方向に前進後退する。出力ピン821、822の中心軸をO1、O2とする。出力ピン821、822の前進方向を「前」とし、出力ピン821、822の後退方向を「後」とする。
係合ピン811、812は、出力ピン821、822を保持するリアプレート831、832に固定されている。また、出力ピン821、822が前進し、係合ピン811、812が前進したとき、係合ピン811、812は係合溝511に係合される。さらに、出力ピン821、822が後退し、係合ピン811、812が後退したとき、係合ピン811、812は係合溝から離れる。
なお、係合ピン811、812は、出力ピン821、822に固定されている永久磁石841、842またはフロントプレート851、852に固定されてもよい。すなわち、係合ピン811、812は可動部801、802の少なくとも一部に固定されていればよい。
係合ピン811、812にくびれ部813が形成されており、ガイド470は、係合ピン811、812を収容している。第1軸受部474および第2軸受部475は、係合ピン811、812を支持している。
このような構成においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
係合ピン811、812の中心軸をP1、P2とする。
中心軸P1、P2は、出力ピン821、822の中心軸O1、O2と異なる位置に設けることが可能である。これにより、2組の係合ピン811、812の間の距離を小さくできる。また、可動部801、802を2組以上備える電磁アクチュエータ107を小型化可能になる。
(vi)図18に示すように、電磁アクチュエータ108のガイド570は、第1軸受部574および第2軸受部575が筒部573と別部材で形成されていてもよい。
第1軸受部574および第2軸受部575は、圧入によって、筒部573と嵌合されている。
また、図19に示すように、第1軸受部574のみが筒部573と別部材であってもよい。
さらに、図20に示すように、第2軸受部575のみが筒部573と別部材であってもよい。
(vii)図21に示すように、電磁アクチュエータ109のガイド670は、第1軸受部674と基部671とが一体となっていてもよい。また、基部671と筒部673とが別部材で形成されていてもよい。
(vii)図22に示すように、電磁アクチュエータ110のガイド770の筒部773には、外側壁と内側壁とに連通する少なくとも1つの筒部穴80が形成されていてもよい。筒部穴80が形成されることで、オイルの流入出がされやすくなる。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
31、131 ・・・コイル、
35、135 ・・・ヨーク、
40、140 ・・・永久磁石、
60、160 ・・・出力ピン、
61 ・・・基端部
64 ・・・先端部、
70、170、270、370、470、570、670、770 ・・・案内部(ガイド)、
73、173、273、373、473、573、673、773 ・・・筒部、
74、174、274、374、474、574、674 ・・・軸受部(第1軸受部)、
75、175、375、475、575 ・・・軸受部(第2軸受部)。

Claims (11)

  1. 基端部(61)から先端部(64)に向かう軸方向に前進後退可能に設けられている出力ピン(60、160)と、
    軸方向の両端が互いに異なる極性となるように着磁された板状の永久磁石(40、140)と、
    通電時、前記永久磁石の磁界と逆方向の磁界を生成し、前記永久磁石との間に反発力が発生して、前記出力ピンを移動させるコイル(31、131)と、
    筒状に形成されており、前記永久磁石を収容し、前記永久磁石を経由する磁気回路を形成するヨーク(35、135)と、
    筒状に形成されている筒部(73、173、273473、573、673、773)および前記筒部の径方向外側から径方向内側に前記筒部から延びて前記出力ピンを支持する軸受部(74、75、174、175、274474、475、574、575、674)を有し、前記出力ピンの軸方向に沿って前記出力ピンが移動するように前記出力ピンを案内する案内部(70、170、270470、570、670、770)と、
    を備え
    前記先端部側の前記軸受部の端面(741)は、前記筒部の軸に対し傾斜している電磁アクチュエータ。
  2. 前記先端部側の前記軸受部の角部(742)は、曲面を含む請求項に記載の電磁アクチュエータ。
  3. 基端部(61)から先端部(64)に向かう軸方向に前進後退可能に設けられている出力ピン(60、160)と、
    軸方向の両端が互いに異なる極性となるように着磁された板状の永久磁石(40、140)と、
    通電時、前記永久磁石の磁界と逆方向の磁界を生成し、前記永久磁石との間に反発力が発生して、前記出力ピンを移動させるコイル(31、131)と、
    筒状に形成されており、前記永久磁石を収容し、前記永久磁石を経由する磁気回路を形成するヨーク(35、135)と、
    筒状に形成されている筒部(73、173、273、373、473、573、673、773)および前記筒部の径方向外側から径方向内側に前記筒部から延びて前記出力ピンを支持する軸受部(74、75、174、175、274、374、375、474、475、574、575、674)を有し、前記出力ピンの軸方向に沿って前記出力ピンが移動するように前記出力ピンを案内する案内部(70、170、270、370、470、570、670、770)と、
    を備え
    前記先端部側の前記軸受部の角部(742)は、曲面を含む電磁アクチュエータ。
  4. 基端部(61)から先端部(64)に向かう軸方向に前進後退可能に設けられている出力ピン(60、160)と、
    軸方向の両端が互いに異なる極性となるように着磁された板状の永久磁石(40、140)と、
    通電時、前記永久磁石の磁界と逆方向の磁界を生成し、前記永久磁石との間に反発力が発生して、前記出力ピンを移動させるコイル(31、131)と、
    筒状に形成されており、前記永久磁石を収容し、前記永久磁石を経由する磁気回路を形成するヨーク(35、135)と、
    筒状に形成されている筒部(73、173、273、373、473、573、673、773)および前記筒部の径方向外側から径方向内側に前記筒部から延びて前記出力ピンを支持する軸受部(74、75、174、175、274、374、375、474、475、574、575、674)を有し、前記出力ピンの軸方向に沿って前記出力ピンが移動するように前記出力ピンを案内する案内部(70、170、270、370、470、570、670、770)と、
    を備え
    前記出力ピンは、前記出力ピンの径方向外側から径方向内側に前記出力ピンの径が小さくなるように形成されているくびれ部(65、365)を有し、
    前記出力ピンが初期状態のとき、
    前記先端部側の前記軸受部の角部(742)の位置は、前記基端部側の前記くびれ部の角部(653)の位置と一致している、
    または、
    前記先端部側の前記軸受部の角部(742)は、前記基端部側の前記くびれ部の角部(653)よりも前記基端部側に設けられており、
    前記出力ピンが前記先端部側への前進が完了したとき、
    前記先端部側の前記軸受部の角部(742)は、前記基端部側の前記くびれ部の角部(653)よりも前記基端部側に設けられている電磁アクチュエータ。
  5. 基端部(61)から先端部(64)に向かう軸方向に前進後退可能に設けられている出力ピン(60、160)と、
    軸方向の両端が互いに異なる極性となるように着磁された板状の永久磁石(40、140)と、
    通電時、前記永久磁石の磁界と逆方向の磁界を生成し、前記永久磁石との間に反発力が発生して、前記出力ピンを移動させるコイル(31、131)と、
    筒状に形成されており、前記永久磁石を収容し、前記永久磁石を経由する磁気回路を形成するヨーク(35、135)と、
    筒状に形成されている筒部(73、173、273、373、473、573、673、773)および前記筒部の径方向外側から径方向内側に前記筒部から延びて前記出力ピンを支持する軸受部(74、75、174、175、274、374、375、474、475、574、575、674)を有し、前記出力ピンの軸方向に沿って前記出力ピンが移動するように前記出力ピンを案内する案内部(70、170、270、370、470、570、670、770)と、
    を備え
    前記出力ピンは、前記出力ピンの径方向外側から径方向内側に前記出力ピンの径が小さくなるように形成されているくびれ部(65、365)を有し、
    前記基端部側の前記くびれ部の角部(653)は、曲面を含む電磁アクチュエータ。
  6. 前記基端部側の前記くびれ部の端面(651)は、前記出力ピンの前進方向に向かって、径が小さくなるように傾斜している請求項4または5に記載の電磁アクチュエータ。
  7. 前記先端部側の前記軸受部の端面(741)は、前記筒部の軸に対し傾斜している請求項項4から6のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
  8. 前記先端部側の前記軸受部の角部(742)は、曲面を含む請求項からのいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
  9. 前記軸受部は、前記基端部側および前記先端部側に設けられ、
    前記案内部は、2つの前記軸受部の間に凹部(78、178)が内側に形成されている請求項1から8のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
  10. 前記出力ピンは、磁性体で形成されている請求項1からのいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
  11. 前記案内部(570)は、前記筒部(573)と前記軸受部(574、575)とが別部材で形成されている請求項1から10のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
JP2016212715A 2016-08-01 2016-10-31 電磁アクチュエータ Expired - Fee Related JP6669040B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016212715A JP6669040B2 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 電磁アクチュエータ
DE102017115975.4A DE102017115975A1 (de) 2016-08-01 2017-07-17 Elektromagnetischer Aktuator
CN201710627878.1A CN107676143B (zh) 2016-08-01 2017-07-28 电磁致动器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016212715A JP6669040B2 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 電磁アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018074014A JP2018074014A (ja) 2018-05-10
JP6669040B2 true JP6669040B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=62115739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016212715A Expired - Fee Related JP6669040B2 (ja) 2016-08-01 2016-10-31 電磁アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6669040B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7383276B2 (ja) 2019-09-06 2023-11-20 新電元メカトロニクス株式会社 ソレノイド
TWI806733B (zh) * 2021-06-10 2023-06-21 吳震洋 推桿裝置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018074014A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6311617B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP5704115B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2009144775A (ja) メカニカルバルブ
JP6314847B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP6669040B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2015102078A (ja) 電磁アクチュエータ
CN107676143B (zh) 电磁致动器
JP2008089080A (ja) 電磁駆動装置およびそれを用いた電磁弁
JP6469325B1 (ja) 電磁アクチュエータおよび油圧調整機構
JP5708591B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP5971228B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP6428484B2 (ja) 電磁アクチュエータ
US11094442B2 (en) Electromagnetic linear actuator
CN107299845B (zh) 电磁致动器
JP6631435B2 (ja) 電磁アクチュエータ
US11948738B2 (en) Systems and methods for a solenoid having a permanent magnet
CN106369206B (zh) 螺线管致动器
JP6589709B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP7016592B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP6311618B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2016100516A (ja) ソレノイド
JP5746895B2 (ja) リニアソレノイド及びそれを用いたバルブ装置
WO2023203898A1 (ja) 電磁弁
JP5720637B2 (ja) リニアソレノイド
JP2023173951A (ja) ソレノイドアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6669040

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees