JP5587913B2 - ウィアグレート(weirgrate) - Google Patents

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Description

ウィアグレート並びにそのグレートの組立方法及び設置方法が開示される。そのグレートの構成は、金属板から迅速に形成され得るものであり、生産の費用効率を高める。
ウィアグレートは、(排水ウェイスト(drainage waste)としても知られる)床取り付け型排水グレートに取って代わる構造を提供する。床取り付け型排水グレートは、しばしばパターンを形成する複数の孔を有する。ウィアグレート及び排水グレートは、主にダイカストで鋳造される。この技術は、黄銅、亜鉛、及び他の非鉄金属を用いて、容認可能な品質のグレートの低コストで且つ大量の生産を可能にするためである。この技術は、複雑なグレート形状を生産することができるが、消費者が容認できる外観(例えば、クロム状研磨表面仕上げである。)を有するグレートを得るために電気めっき工程を必要とする。
ステンレス鋼のようなより高い融点の鉄類から直接的にグレートを形成できるようにするためには、インベストメント鋳造が採用されている。しかしながら、ダイカスト鋳造に比べ、インベストメント鋳造は、より長い生産時間、より少量の生産高、より高価な鋳造用原材料、より厚い壁の製品を結果としてもたらし、また、しばしば、後続の壁矯正工程の必要性を結果としてもたらす。
このような背景技術の参照は、その技術がオーストラリア又は他の地域における当業者の共通の一般的知識の一部を形成することを認めるものではない。
第一の態様では、出口を有するベーストレイと、そのベーストレイ内に位置付け可能な充填トレイとを有するウィアグレートが開示される。ベーストレイは、使用の際に、そのベーストレイから上方に突出する個別に位置付けられる複数のポストを有し、また、充填トレイは、使用の際に、その充填トレイから下方に突出して対応するように位置付けられる複数の位置決め要素を有する。位置決め要素のそれぞれは、充填トレイがベーストレイ内に位置付けられるときに、ポストのそれぞれとかみ合うように配置される。
ポスト及び位置決め要素のそれぞれを提供することは、ベーストレイ及び充填トレイのそれぞれが金属板から(例えば、より大きな板から切り取られ、そしてトレイ形状にプレス成形されることによって)形成されることを可能にする。この点に関し、それらポスト/位置決め要素は、使用の際に、ベーストレイ内でベーストレイの上に充填トレイを位置決めし、間隔を空け、且つ支持するように機能することができ、それによって、より複雑な鋳造部品の必要性を回避する。この改善されたグレート構成は、ステンレス鋼のような鉄類から低コストで体系的に且つ大量にグレートが量産されるのを可能にする。
一実施例では、各ポストは中実である。この点に関し、各ポストは、(例えば、広く入手可能な標準的な)固体金属棒から(例えばCNC旋盤で)機械加工され得る。用途によっては、(例えばインベストメント鋳造を用いてステンレス鋼のような鉄類から)ポストが鋳造されてもよい。そのような鋳造は、より複雑なポストプロファイルが生産されるのを可能にする。
一実施例では、各位置決め要素は管状である(例えば、管から形成され得る。)。この点に関し、各位置決め要素は、(例えば入手可能な標準的な)金属管から(例えばレーザによって)切り取られ得る。その切り取りは、各切り取りが隣り合う2つの位置決め要素を定めるように制御され、それによって、材料の浪費が最小限に抑えられる。
ポスト及び管状位置決め要素の寸法は、ひとたび充填トレイがベーストレイ内に位置付けられると位置決め要素が個々のポストをその中にぴったり(しっかり)と受け入れるように選択される。
一実施例では、管状位置決め要素のうちの少なくとも1つが、その遠位端のところに、管壁における切り欠きを備える。この実施例では、少なくとも1つの対応するポストが、ひとたび充填トレイがベーストレイ内に位置付けられるとその切り欠きと合致し且つその切り欠き内にしっかりと受け入れられるように位置付けられる突出するラグを備える。ポストラグとその切り欠きのところの管壁とのこの連結相互作用は、ベーストレイに対する充填トレイの回転を防止するが、アフターサービス等のための充填トレイの簡単な取り外し(持ち上げて外すこと)をなおも可能にするように機能する。その切り欠き及びラグは、典型的には、1又は所定数のポスト・位置決め要素の組み合わせに対して備えられる(すなわち、グレートの組み立てを簡単で且つ間違いのないものとするためであり、それによって、充填トレイはベーストレイ内で一方向のみに落ち着く。)。
一実施例では、各ポストの近位端は、ベーストレイに定められる(例えば、パンチされる)対応する孔に固定されるように形成される。例えば、そのポストの近位端は、その対応する孔に溶接され、リベットで留められ、或いは、スタンプされ得る。
一実施例では、各位置決め要素の近位端は、充填トレイに定められる1又は複数の対応する開口に固定されるように形成される。この実施例では、各位置決め要素の近位端は、そこに突出するラグを定めるように城郭のように形成され得る。そのようなラグのそれぞれは、充填トレイに定められる(例えば前もって切断される)対応するスロット内に固定可能に受け入れられるように形成されてもよい。ひとたびそのラグがそのように位置付けられると、その固定は、スタンピング又はリベット打ちを用いて行われ得る。
一実施例では、ウィアグレートは複数のシールを更に有する。各シールは、各ポストの遠位端のところに定められる周囲溝に置かれるよう形成され得る。各シールは更に、ひとたび充填トレイがベーストレイ内に置かれるとその位置決め要素を密封的にかみ合わせるように形成され得る。各シールは、ひとたび充填トレイがベーストレイ内に置かれると位置決め要素とポストの周りとの間で変形させられるエラストマー材料でできたガスケットで構成され得る。この変形は、充填トレイをベーストレイに固定するのに役立ち得る。このように、これらシールは、保持機能をもたらし、また、使用の際に、充填トレイにかかる(横方向、垂直方向等の)様々な負荷に対する衝撃吸収及びクッションをもたらすことができる。
一実施例では、それらポストは、ベーストレイの内部の周りに個別に等間隔に置かれ、
ベーストレイの内面から充填トレイの外面を等間隔に置くようにする(すなわち、使用の際に、ウィアグレートの外面の周りに一様な水路を提供できるようにする)。ポスト/位置決め要素の高さもまた、充填トレイとベーストレイとの間の最適な間隔を確保するために制御され得る。このように、ポストの選択と配置は、設置の際に、充填トレイの正確で且つ間違いのない位置決めを確かなものとすることができる。
一実施例では、その出口は、典型的にはベーストレイのプレートの中央に位置付けられる孔で構成される。しかしながら、(例えば要求に応じて)中心からずれた出口を生産することができないという理由はない。
一実施例では、ベーストレイのプレートは、その出口に向かって下方に段が付けられている。この下に向かう段は、様々なサイズの(例えば様々な標準的サイズの)出口管を(以下で定められるように)ベーストレイに取り付けるために使用され得る。
一実施例では、充填トレイはプレートを有する。そのプレートは、そのプレートの表面の周りに定められる直立した壁を有する。そのような充填トレイは、その周壁によって定められる凹部内に例えば床材を受け入れることができる。その壁は、その床材を取り囲み且つ保護する。別の実施例では、充填トレイは、単にプレートのみで構成される(すなわち、直立する周壁を有しない。)。この後者の充填トレイには、例えば床材が(例えば充填トレイに接着固定されて)単にその上に置かれるのみである。また、この後者の充填トレイの構成は、スラブ状の床材(例えば、天然又は人工の石板である。)に特に適している。
一実施例では、ベーストレイもまたプレートを有する。そのプレートは、そのプレートの表面の周りに定められる直立した壁を有する。そのベーストレイは、その周壁の周りにその周壁から横方向に突出するリップを更に有する。このリップは、例えば、隣接する床材がその上に置かれる(例えばその上に接着固定される)表面を提供し得る。
第一の態様におけるウィアグレートは、ほとんど金属板から形成され得る。その金属板は、ステンレス鋼でできていてもよく、他の鉄類でできていてもよく、また、非鉄金属でできていてもよい。そのウィアグレートは、表面仕上げの邪魔になるものをほとんど必要としない。
第二の態様では、第一の態様で定められるようなウィアグレートを金属板から組み立てる方法を開示する。その方法は、
‐ベーストレイ及び充填トレイのそれぞれのために適切にサイズが決められた金属板で、ポスト及び位置決め要素のそれぞれに対応する位置に、個々の開口を形成するステップ;
‐金属板からベーストレイをプレス成形し、また、オプション的に、充填トレイをプレス成形するステップ;
‐ポスト及び位置決め要素のそれぞれの近位端を個々の開口のところで固定するステップ;を有する。
第二の態様では、それら開口は、パンチ又は(例えばレーザ切断による)切り開きによって、それら金属板に形成され得る。これは、ベーストレイ及び充填トレイのそれぞれをプレス成形した後に行われ得るが、典型的には、パンチング又は切り開けは、金属板が平らなうちに(すなわちプレス成形に先立って)行われる。また、それら開口は、さらに、ベーストレイ及び充填トレイのための個別の金属板がより大きな金属板からパンチされ或いは切り取られるときに先立って形成されてもよい。
第二の態様では、充填トレイがその表面の周りに定められる直立する壁を有する場合、充填トレイが金属板からプレス成形され得る。充填トレイが単にプレートのみを有する(すなわち、直立する周壁が存在しない)場合には、プレス成形工程の必要性はない。
一実施例では、ベーストレイ及び充填トレイのそれぞれのために適切にサイズが決められた金属板のそれぞれが、先ず、より大きな金属板からパンチされ或いは切り取られる。
一実施例では、ベーストレイのための金属板に形成されるそれら開口は孔を含む。各孔は、ポストの近位端に定められる円形の突出部をその中に固定可能に受け入れるように円形に形成され得る。
一実施例では、充填トレイのための金属板に形成されるそれら開口はスロットを含む。各スロットは、円弧状のプロファイルを有する位置決め要素の近位端からの突出部をその中に固定可能に受け入れるように対応する円弧状の形をとり得る。
一実施例では、各ポストは、(例えば、広く入手可能な標準的な)固体金属棒から(例えば、適切に制御される旋盤で)機械加工され、或いは、(例えばインベストメント鋳造によって)鋳造され得る。一実施例では、各位置決め要素は、(例えば入手可能な標準的な)金属管から(例えばレーザによって)切り取られ得る。その結果、この組み立て方法では、ポスト及び位置決め要素は、大量生産及び備蓄が可能であり、ベーストレイ及び充填トレイにおける個々の開口にいつでも固定できる状態となっている。
一実施例では、ベーストレイ及び充填トレイのために適切にサイズが決められた金属板のそれぞれがプレス成形される場合、プレートがトレイ内に形成され、周壁がそのプレートの周りに折り畳まれ得る。ベーストレイのためのプレートは、その出口に向かって(すなわち排水のために)傾斜するようにプレス成形され得る。或いは、そのプレートに傾斜を与えるために、いわゆる“クロスブレーク(cross-break)”がそのトレイにブレーキプレスされ得る。
ベーストレイのためのプレートは、その出口に向かって段が付けられるように、(例えばプレス成形され或いはスタンプされて)追加的に形成され得る。各段は、(以下で定められるように)パイプのベースプレートへのより良好な取り付けを可能にするために、(例えば異なる標準径の)異なるサイズの出口パイプに対応し得る。出口パイプは、通常、充填トレイをベーストレイ内に位置付けるステップの前に、その出口内に位置付けられ、その出口に固定される。
一実施例では、ウィアグレートが3以上の側部を有する場合、その周壁は、それぞれが個々の側部を定めるように、折り畳まれ得る。ひとたびそのように折り畳まれると、隣接する周壁の端部は、接触し或いは接近して向き合う。そして、それら隣接する端部は、一緒に溶接され、その後、結合された端部のところで滑らかな仕上がりをもたらすために、必要に応じて研磨され且つ磨かれる。この技術は、“タイト(tight)”なコーナーが形成されるのを可能にする(すなわち、壁の結合部のところに丸まった部分が形成されるのを回避する。その丸まった部分の形成は、鋳造トレイでは避けられない。)。
第二の態様に係るその組み立て方法は、各位置決め要素が個々のポストとかみ合うように充填トレイをベーストレイ内に位置付けるという更なるステップを含み得る。この位置付けは、梱包及び出荷の前に、構成要素の組み立てのときに行われ、或いは、(設置の際に)現場で行われる。
第二の態様に係るその組み立て方法は、充填トレイをベーストレイ内に位置付けるステップに先立ち、各ポストの遠位端に密封用ガスケットを置くという更なるステップを含み得る。
第二の態様に係るその組み立て方法は、充填トレイのベースプレートに孔を形成するという更なるステップを含み得る。これらの孔は、その中に入る水の、充填トレイからの排水をもたらし得る。
第二の態様に係るその組み立て方法は、充填トレイをベーストレイ内に位置付けるステップに先立ち或いはその後に、上覆いを充填トレイに接続するという更なるステップを含み得る。
第三の態様では、第一の態様で定められるようなウィアグレート、又は、第二の態様に係る方法にしたがって組み立てられるようなウィアグレートを設置する方法を開示する。第三の態様に係るその方法は、
‐ベーストレイの出口を排水パイプに接続するステップ;
‐上覆いを充填トレイに取り付けるステップ;
‐充填トレイをベーストレイ内に位置付けるステップ;を有する。
第三の態様に係る設置方法では、その上覆いは、充填トレイをベーストレイ内に位置付けるステップに先行して或いはその後に、充填トレイに接続され得る。
第三の態様に係る設置方法では、排水パイプに接続されるその出口は、第二の態様に係る組み立て方法にしたがってベーストレイに取り付けられるような出口パイプを有し得る。この点に関し、設置に先立って、その排水パイプに適合する出口及び出口パイプを有する製造済みのウィアグレートが選択される。
第四の態様では、グレートのためのベーストレイ及び出口パイプが開示される。そのベーストレイは、そのベーストレイのプレートに配置される出口を有する。そのプレートは、その出口に向かって段が付けられている。その出口パイプは、そのパイプの近位端に隣接するそのパイプの外面の周りに突出するフランジを有する。そのフランジは、ベーストレイのプレートにおける所与の段の上側に配置可能である。
そのようなベーストレイは、第一の態様に係るウィアグレートでの使用に適しており、
第二の態様にしたがったウィアグレートの組み立て方法の際に形成され得る。しかしながら、そのようなベーストレイは、異なるサイズの出口パイプのそのウィアグレートへの取り付けを可能にするための段付き機能を利用して、他のウィアグレートを組み立てるときにも使用され得る。
第四の態様に係るベーストレイでは、その出口は、通常、そのプレートの中央に位置付けられる。そして、そのプレートは、ベーストレイの周壁から中央に位置付けられる出口に向かって下方に傾斜し得る。そのようなプレートでは、最下にある段が、次の最上の段によって取り囲まれ、その後も同様である。
第四の態様に係るベーストレイでは、その出口は円形であり、それによって、各段がその出口と同心となり得る。そして、次の段のそれぞれは、次の標準的な出口パイプ径に対応するように、間隔を空けられる。
この点に関し、所与の出口径を有するベーストレイを製造する場合、そのベーストレイのプレートは、先ず、その出口の方に段階的に下りる複数の段であり、使用の際に、通常の標準的なサイズの排水パイプのそれぞれに対応する複数の段を有するように形成され得る。そのため、この1つのベーストレイは、基本ユニット又はテンプレートを形成し得る。既存の出口の径よりも大きい所与の出口径を必要とするベーストレイを生産する場合、出口は、対応する段に隣接するそのベーストレイのテンプレートのところで切り開けられ得る。このことは、次の排水パイプサイズへのサイズアップ等のためのベーストレイを生産するのに利用され得る。このようにして、複数の異なる出口径のためのベーストレイを生産するために、1つのベーストレイテンプレートのみが必要とされる。
第四の態様の一実施例では、その出口パイプのフランジの厚さ及び幅は、その段の深さ及び幅に対応するように選択され得る。それによって、そのように取り付けられると、そのフランジの使用の際の上側は、次の隣接する段の使用の際の上側と同じ平面上に位置する。この構成は、そのウィアグレートを流れる水の溜まりを防止する傾向がある。
第四の態様の一実施例では、その段の上側の反対側である、その段の下側でその出口パイプを取り囲むために、保持リングが固定され得る。このリングは、その出口パイプに対するそのベースへのタイトフィットをもたらし、また、そのパイプにスポット溶接されるクリップによって保持され得る。これは、ひいては、その出口パイプをベーストレイに締め付ける。或いは、このリングは、はめ合いスリーブの形を取り得る。そのはめ合いスリーブは、そのスリーブの上部外周からそのスリーブの上部外周の周りに横方向に突出するフランジを更に有する。その結果、そのフランジは、その出口パイプを取り囲むように固定されると、その段の下側に位置する。
第五の態様では、グレートのためのベーストレイが開示される。そのベーストレイは、プレートを有し、そのプレートの表面の周りには、直立した壁が定められる。そのベーストレイは、その周壁の使用の際の上端から横方向にその上端の周りに突出するリップを更に有する。そのベーストレイは、その中に充填トレイを受け入れることができる。そのベーストレイの使用の際、その充填トレイ及びリップのそれぞれの上に個別の床カバーが配置された場合、それら個別の床カバーの隣接する端部は、整列するようにさせられる。
このリップは、例えば、そのリップの上に置かれる(例えばそのリップに接着固定される)隣接する床材(例えばスラブ型材料である。)のための表面を提供し得る。そのリップは、その直立した壁が形成されるときに(例えばプレス成形工程の際に)、形成され得る。そのリップは、接着剤とのより良好な結合を可能にするため、そのリップを貫通する(例えば穿孔された)個別の複数の孔を備えていてもよい。
第六の態様では、ウィアグレートのベーストレイのための出口パイプを開示する。そのパイプは、そのパイプの近位端から横方向に突出する周囲フランジを有する。そのフランジは、その出口パイプがそのベーストレイに取り付けられる場合に、そのベーストレイの上側に位置するよう構成される。
そのようなパイプは、所与の場所における特定の排水パイプ構造に適合すべく、より大きな出口パイプからより小さな出口パイプまでの様々な出口パイプに合うベーストレイの製造を可能にするために、ベーストレイに簡単に固定され得る。
そのようなパイプは、第四の態様に係る段付きベーストレイとともに使用され得る。この点に関し、周囲フランジの厚さ及び幅は、対応する段の深さ及び幅に対応するように選択され得る。そのウィアグレートを流れる水の溜まりを防止する傾向がある(上述の)同一平面構造を実現するためである。
一実施例では、その出口パイプは、そのパイプの中間端部に配置される内側段部を含み得る。この段部は、異物用トラップ(例えば、廃棄物、髪、品物(例えば宝石である。)、昆虫(例えば蚊である。)、害獣、臭い等のためのトラップである。)をそこに受け入れ且つ位置付けることができる。この点に関し、そのトラップは、品物が通過して下水管に至るのを防止することができ、且つ/或いは、害獣、昆虫、臭い等が下水管から出てきたり、下水管で繁殖したりするのを防止することができる。
その出口パイプは、第一の態様に係るウィアグレートの一部を形成することができ、また、第二の態様に係る組み立て方法、及び、第三の態様に係る設置方法で採用され得る。
第六の態様に係る出口パイプは、ベーストレイのところでそのパイプを保持するために、そのベーストレイの上側の反対側であるそのベーストレイの下側でその出口パイプに固定されるように構成される保持部を更に有し得る。その保持部は、ベーストレイのところで出口パイプを取り囲むべく、タイトフィットで固定されるよう構成されるリング(例えばワッシャである。)又はフランジ付きスリーブの形をとり得る。一実施例では、そのリングは、そのパイプに例えばスポット溶接される保持クリップ(例えばクリップバンドである。)によってそのパイプに独立して固定され得る。それによって、その出口パイプをベーストレイに固定する。或いは、そのリング又はスリーブは、その出口パイプに直接的にスポット溶接され得る。
上述の概要に定められるようなグレート、ベーストレイ、出口パイプ、組み立て方法、及び設置方法の範囲内に入り得る任意の他の形態にかかわらず、詳細な実施例は、以下の添付図面を参照しながらほんの一例として説明される。
Aは、ウィアグレートの第一実施例におけるベーストレイの立面図を示し、Bは、ウィアグレートの第一実施例における充填トレイの立面図を示し、Cは、組み立てられた状態にあるウィアグレートの第一実施例の側断面図を示す。 aは、図1のBにおける充填トレイの下側に取り付けるための位置決め管の側面図を示し、bは、図1のBにおける充填トレイの下側に取り付けるための位置決め管の立面図を示し、cは、図1のAにおけるベーストレイの上側に取り付けるためのポストの側面図を示し、dは、図1のAにおけるベーストレイの上側に取り付けるためのポストの立面図を示す。 aは、図2のa及びbにおける位置決め管の拡大正面図を示し、bは、図2のa及びbの位置決め管の拡大側面図を示し、cは、図2のa及びbにおける位置決め管の拡大立面図を示し、dは、図2のc及びdにおけるポストの拡大側面図を示し、eは、図2のc及びdにおけるポストの拡大立面図を示し、fは、ポストの遠位端のところに置かれるガスケットによって吸収される負荷を概略的に示す。 Aは、ウィアグレートの第二実施例におけるベーストレイの立面図を示し、Bは、ウィアグレートの第二実施例における充填トレイの立面図を示し、Cは、組み立てられた状態にあるウィアグレートの第二実施例の側断面図を示す。 aは、図4のBにおける充填トレイの下側に取り付けるための位置決め管の正面図を示し、bは、図4のBにおける充填トレイの下側に取り付けるための位置決め管の側面図を示し、cは、図4のBにおける充填トレイの下側に取り付けるための位置決め管の立面図を示し、dは、図4のAにおけるベーストレイの上側に取り付けるためのポストの側面図を示し、eは、図4のAにおけるベーストレイの上側に取り付けるためのポストの立面図を示す。 組み立てられた状態にあるウィアグレートの第三実施例の側断面図を示し、ベーストレイにおける段付き構造を示す。 ベーストレイにおける段付き構造の一部の詳細を概略的に示し、異なるサイズの出口パイプが異なる段のところにどのようにして取り付けられるのかを示す。 所与の段のところに取り付けるよう構成される出口パイプ、及び、出口パイプをベーストレイに固定するための固定機構の斜視図を示す。 管状位置決め要素の一部、及び、ポストの断面部分を概略的に示し、それら2つの間の連結構造を示す。 ベーストレイに対する充填トレイの回転を連結構造がどのように防止するのかを概略的に示す。 管形状の位置決め要素及びポストの一部の断面を概略的に示し、水Wがそこからどのようにして流れ出るのかを示す。 充填トレイ又はベーストレイの何れかのコーナー部Cを概略的に示し、トレイの側部の折り畳みF、及び、コーナーの溶接及び仕上げ研磨の位置Gを示す。 ウィアグレートのコーナー部を示し、充填トレイに形成される円弧形状のスロットであり、その中に位置決め管ラグがスタンプ/リベット留めされる円弧形状のスロットを示す。 単一の管材料の供給から多数の同様の隣接する管状位置決め要素を生産するための標準サイズの管Tの切り取りを概略的に示す。 Aは、ウィアグレートの第四実施例におけるベーストレイの立面図を示し、Bは、ウィアグレートの第四実施例における充填トレイの立面図を示し、Cは、組み立てられた状態にあるウィアグレートの第四実施例の側断面図を示す。 Aは、拡大側断面図を用いてウィアグレートの第四実施例を示し、Bは、拡大詳細断面図を用いてウィアグレートの第四実施例を示す。 Aは、図15及び図16の実施例に類似する、ウィアグレートの第五実施例におけるベーストレイの立面図を示し、Bは、図15及び図16の実施例に類似する、ウィアグレートの第五実施例における充填トレイの立面図を示し、Cは、図15及び図16の実施例に類似する、組み立てられた状態にあるウィアグレートの第五実施例の側断面図を示す。
最初に図1A〜図1Cを参照すると、第一ウィアグレートは、グレート10(図1C参照。)の形で示される。グレート10は、金属板からプレス成形されるベーストレイ12を有し、そのトレイは、中央に位置付けられた円形孔14の形の出口を有する。グレート10は、金属板からプレス成形される充填トレイ16を更に有し、その充填トレイは、使用の際にそのグレートの水路Wを定めるためにベーストレイ12内に位置付け可能である。その充填トレイは、排水のために、パンチで開けられた或いは切り開けられた4つの孔17を有する。適切な表面キャップ又は表面層(上層)の形の上覆いが(例えば、最終的に充填トレイを現場でベーストレイ内に置く前に)その充填トレイに接着固定され得る。
第一パイプ取り付け具の形をとる出口パイプ18は、孔14のところでベーストレイ12のプレート20に接続される。図1Cで示すように、プレート20は、ウィアグレートを通る水流を促進するために、ベーストレイの周壁から孔14の方に傾斜する。
特に図1Aを参照すると、図示されるベーストレイ12は、4つの側壁21を有し、正方形構造を有する。しかしながら、そのベースプレート、ひいてはその充填トレイ及びウィアグレートは、3つ、5つ、又は任意の所望の数の側部を有していてもよく、円形、楕円形等であってもよい。
ベーストレイ12は、ベーストレイ12のコーナーのそれぞれに隣接する、使用の際にベーストレイ12から上方に突出するように段付き領域23のところでプレート20に接続される4つの等間隔に置かれた固体金属の台座の形をとる、個別的に置かれる複数のポスト22を有する。台座のそれぞれは、プレート20のプレス成形の際にプレート20内に前もって形成されるボス24のところに置かれ、ボス24によって取り囲まれる。
それら台座は、充填トレイが使用の際にベーストレイに対して簡単に且つ平らに置かれるのを可能にする。また、それら台座の使用は、ベーストレイが金属板からプレス成形されるのを可能にする。この点に関し、ベーストレイのための金属板は、より大きな金属板からパンチされ或いは(例えばレーザによって)切り取られ、そして、図示されるトレイ形状にプレス成形され得る。それら台座は後で簡単にベーストレイに取り付け可能なため、同じ結果を得るためのより複雑な鋳造物の製造が不要となる。このことは、ベーストレイを低コストで且つ大量に生産することを可能にし、また、鋳造の場合よりも少ない材料の使用を可能にする(例えば、より薄い壁を有する製品が生産され得る。)。
台座22のそれぞれは、広く利用可能な標準的な固体金属棒から(例えば、CNC旋盤で)機械加工され得る。このことは、製造時間及び製造コストを更に低減させる。より複雑な台座形状(例えばハンチ形である。)が必要とされる場合には、それら台座は(例えば、インベストメント鋳造を用いてステンレス鋼から)鋳造され得る。何れの場合においても、それら台座は大量生産可能であり、すぐに使用できるように備蓄され得る。
図3dで最も良く示されるように、ベーストレイ内でパンチされ或いは(例えばレーザによって)切り開けられた対応する孔28(図1C参照。)に固定するためのスタッド26を定めるように、各台座の近位端22pは形成される。そのスタッドは、その対応する孔に溶接され、リベットで留められ、或いは、スタンプされ得る。
代替例では、各台座は、平坦なベースを有し(すなわちスタッド26を有さず)、台座本体34をその中に受け入れるベーストレイにある孔に挿入され得る。そして、その台座の下側は、そのベーストレイにフィレット溶接され得る。この溶接を容易にするため、例えば、ウィアグレートが組み立てられ(すなわち、充填トレイがベーストレイに挿入され)、ウィアグレートが裏返しにされ、そして、それら台座ベースが所定の位置に溶接され得る。
また、図3dで示すように、ネック32を介して台座の本体34に接続されるヘッド30を定めるように、各台座の遠位端22dは形成される。このことは、ヘッド30と本体34との間に定められる溝の中で、ネック32の周りに、弾性ガスケット36が取り外し可能にその台座の遠位端に固定されるのを可能にする。ガスケット36は、以下で説明されるように、充填トレイを固定し、且つ、クッション/衝撃吸収、及び側部サポート(図3f参照。)をもたらすために、台座に対して垂直に且つ横方向に突出するよう形成される。
また、図3d及び図3eは、台座22のうちの少なくとも1つがその近位端のところに位置付けられる対応する突出ラグ37を備えることを示す。このラグは、以下に説明するように、充填トレイ16の位置決め要素と合致して連結する。
特に図1Bを参照すると、図示される充填トレイ16もまた、4つの対応する側壁38を有し、正方形構造を有する(しかしながら、3つ又は複数の側部を有していてもよく、円形、楕円形等であってもよい。)。この充填トレイは、適切な/所望のサイズの水路Wを定めるために、ベーストレイよりも小さいサイズを有する。
充填トレイ16は、充填トレイ16に取り付けられる複数の位置決め要素であり、充填トレイ16の平坦プレート41の下側に接続され、充填トレイ16のコーナーのそれぞれに隣接し、使用の際に充填トレイ16から下方向に突出する4つの等間隔に置かれた管支持部40の形をとる、個別的に位置付けられる複数の位置決め要素を有する。管支持部40は、台座22に対応し、ベーストレイ内での充填トレイの簡単で正確な位置決めを可能にし、また、使用の際に充填トレイがベーストレイの上に等間隔に置かれ且つベーストレイの上に支持されるのを確かなものとする。
この場合もやはり、後に充填トレイに取り付けられ得る管支持部40を採用することによって、充填トレイは、より複雑な鋳造工程の必要性を回避しながら、より大きな金属のシートからパンチされ或いは切り取られ、そして、そのトレイ形状にプレス成形され得る。このことは、この場合もやはり、費用効率が高い大量生産で生産されるグレートに寄与する。
図14で示すように、管支持部40のそれぞれは、利用可能な標準的な金属管Tから(例えば、レーザによって)切り出され得る。また、図14は、各回の切り出しが、隣接する管支持部の端部を定め、それによって材料の浪費を最小限に抑え、同時に、後の取り付けのために管支持部のそれぞれの近位端のところに適切な形状を定めるように、その切り出しがどのように制御され得るのかを示す。
図1C、図4C、及び図11で示すように、一旦、充填トレイがベーストレイ内に置かれると、管支持部40のそれぞれが、個々の台座22をその中にぴったりと受け入れるように、台座及び管支持部は寸法が決められる。このことは、一旦、充填トレイが完全にベーストレイ内に置かれると、垂直方向及び横方向に突出するガスケット36が管支持部内に定められる内面に対して変形できるようにする。この変形は、そのガスケットが、摩擦保持機能をもたらすことによって、また、(図3fで示すように)使用中の充填トレイにかかる(横方向、垂直方向等の)様々な負荷に対する衝撃吸収及びクッションをもたらすことによって、充填トレイをベーストレイに固定するのを助ける。
図3a〜図3c及び図9で示すように、管支持部40のうちの少なくとも1つは、その遠位端40dのところで(例えば、レーザによって)切られ、その管壁に切り欠き42を備える。(図9で示すように)一旦、充填トレイがベーストレイ内に置かれると、台座22における対応する突出ラグ37は、切り欠き42と合致し、切り欠き42内にしっかりと受け入れられる。台座ラグ37と切り欠き42とのこの連結相互作用は、(図10で示すように)ベーストレイに対する充填トレイの回転を防止するように機能する。しかしながら、その合致は、アフターサービス等のためのベーストレイ12からの充填トレイ16の簡単な取り外し(持ち上げて外すこと)をなおも可能にするようなものである。その切り欠き及びラグは、ウィアグレートの間違いのない組み立てを確保するために、台座と管支持部との組み合わせのうちの1つ(又は所定の数)だけに提供されるものであってもよい。
図3bに示すように、管支持部40のそれぞれの近位端40pは、2つの対向する、突出する円弧状のラグ44をそこに定めるように城郭のように形成される。各ラグは、(図13に示すように)充填トレイ16内に定められる(例えばパンチされ或いは切り欠かれた)対応する円弧状のスロット46内にしっかりと(例えば干渉するように)受け入れられ得る。それら2つの対向する円弧状のラグ44のためのそのような2つのスロットは、充填トレイ16のコーナーのそれぞれに隣接して備えられる。一旦、それらラグがそのように置かれると、それら円弧状のラグの、個々の円弧状のスロットへの最終的な固定が、スタンプ又はリベットを用いて行われ得る。
ここで、同様の又は類似の部材を示すために同様の参照番号が使用される、図4及び図5を参照すると、比較的大きい出口14’と比較的大きい(すなわち、出口パイプ18より大きい)出口パイプ18’とを有する、より小さいウィアグレート10’が示されている。グレート10’は、2つの間隔を空けられた段部23、50の間に定められるプレート20の使用時水平部分に台座22が置かれることを除き、基本的に図1Cのグレート10と同じ構造を有する。
ここで、同様の又は類似の部材を示すために同様の参照番号が使用される、図6を参照すると、改良されたベーストレイ60を有するウィアグレート10’’が示されている。ベーストレイ60は、ウィアグレートへの異なるサイズの出口パイプ群の簡単且つ迅速な取り付けを可能にするために(すなわち、1つのベーストレイから伸びる異なるサイズの出口パイプ群を備えたウィアグレートを作るために)、プレート20’’に多段構造を有する。この実施例では、プレート20’’は、孔14のところまで下りるようにそのプレート20’’でスタンプ成形された一連の段部23、62、及び64を有する。それら段部のうちの最も下のものは、次に高い段部に取り囲まれ、その他も同様である。そのような段部にもかかわらず、プレート20’’はさらに、そのウィアグレートを通る水流を維持するため、その出口の方に全体的に傾斜する。
所与の段部に関して孔14が(例えばパンチング又はレーザ切断によって)拡げられた場合、パイプ70又はパイプ72のような次に続くより大きな出口パイプがそれに取り付けられ得る。
図7及び図8は、ベーストレイ(16又は60)への取り付けに適したパイプ70のような1つのパイプのための特別な構造を示す。パイプ70は、パイプ70の近位端70pから横方向に突出する周囲フランジ74を有する。フランジ74の厚さ及び幅は、それに対応する段部の深さ及び幅に一致するよう選択される。それ故に、パイプ70がプレート20’’に取り付けられると、そのフランジの使用時の上側は、次に隣接する段部の使用時の上側と同じ平面上に位置する。このことは、フランジの周囲端が段部と一致するほとんど連続的な平面を定めることができ、ウィアグレート内に残留廃水が残るのを防止する傾向を有する。
また、シールリング(例えば、弾性Oリングである。)がフランジ74の下に置かれてもよい。このようにして、ベーストレイにパイプが取り付けられると、フランジ74は、プレート20’’における所与の段部の上側に対して固定され得る。
図8において点線で概略的に示すように、パイプ70は、そのパイプの中間端部に位置付けられる内側段部75を含み得る。その段部は、例えば、廃棄物、髪、宝石等の品物のための異物トラップをそこに受け入れ且つ位置付けることができ、また、害獣、(蚊等の)昆虫、臭い等が廃水から入ってきたり廃水内で繁殖したりするのを防止することができる。
ベーストレイの製造中にパイプ70をベーストレイにしっかりと固定するために、(例えばワッシャのような)プレート型保持リング76が、プレート20’’の上側にある段部とは反対のその段部の下側でそのパイプを取り囲むよう、ぴったりと固定される。そのプレートリングは、79のところで出口パイプの外面にスポット溶接されるクリップバンド78によって、出口パイプ上に保持される。
或いは、図8における点線で概略的に示すように、そのリングは、パイプ70を取り囲むために固定されるときにその段部の下側に位置するよう、フランジFを有するはめ合いスリーブ77で置き換えられてもよい。なお、フランジFは、その上部外周から横方向にその周りに突出する。
製造を簡単にするため、出口パイプ18、70、72のそれぞれは、徐々に増大する標準サイズのパイプに対応し、ひいては、標準的な排水管の直径に簡単に取り付けられ得る。プレート20’’はこのようにして段差が付けられ、また、出口14はこのようにして標準的な寸法/フォーマットに関連してサイズが決定され得る。
出口パイプは典型的には円形断面を有し、それによって各段部がその出口と同心となるが、出口パイプは、必要に応じて、他の断面形状を有していてもよい。しかしながら、標準的な排水管に接続される場合には、その排水管に適合するよう、円形状が望ましい。
ベーストレイ60は、図1及び図4におけるウィアグレートでの使用に適しているが、(例えば既知の)他のウィアグレートでも使用され得る。
ここで、図15及び図16を参照すると、改良されたベーストレイ112と改良された充填トレイ116とを有するウィアグレート100が示されている。
この場合もやはり、改良されたベーストレイ112は、段付き構造を有し、ウィアグレートにおけるパイプ取り付け具118のための出口孔114を有する。ベーストレイ112は、そのウィアグレートを通る水流を維持するために、その出口孔の方に全体的に傾斜するプレート120を有する。
この場合もやはり、ベーストレイ112は、4つの台座122のそれぞれのスタッド126を取り付け可能に受け入れるために、プレート120内に4つの等間隔に置かれたボス124及び孔128を有し、台座の1つは、突出する位置決めラグ137を有する。正方形のプレート120は、この場合もやはりプレス成形される4つの側壁121に取り囲まれる。
この場合もやはり、改良された充填トレイ116は、排水のために、プレート141内にパンチされ或いは切り開けられた4つの孔117と、4つの管支持部140のそれぞれを取り付け可能に受け入れるために、プレート141内にパンチされ或いは切り開けられた4対の円弧状スロット146とを有する。
ベーストレイ112は、4つの側壁121から横方向に延びる周囲フランジ180の形をとるリップを形成することによって改良される。図16で示すように、そのようなフランジは、使用の際に、上を覆うカバーC(例えば、1又は複数の平板、大判タイル、パネル、ぺーバー等の床材である。)をウィアグレート100の周辺で支持できる。
図16Bは、フランジ180’が、側壁121に取り付けられる(例えば、圧入され或いは溶接される)別個の構成要素で構成されるという変形例を示す。その別個のフランジ180’が側壁に圧入されると、この変形例が、その場で(すなわち、ウィアグレート100の設置時に)、実現され得る。
その別個のフランジ180’とベーストレイ112の残りの部分との間を固定し且つシールするために、特別に形成され且つサイズが決定される弾性ガスケットが提供され、側壁121の上部縁に沿って配置される。そして、その個別のフランジ180’の側壁への圧入は、このガスケットを変形させ、この変形により、フランジ180’を側壁に固定し、それらの間をシールする。
充填トレイ116は、4つの側壁(例えば、図1のグレート10の壁38である。)がプレート141から完全に取り除かれるように、改良される。言い換えれば、充填トレイ116は、単に平坦プレート141のみを有し、それ故に、極めて容易に形成され且つ使用される。再び図16で示すように、そのような平坦なトレイは、例えば、スラブ状の材料(例えば、スラブ、又は、大判のタイル/パネル/天然の若しくは人工の石材から形成されるぺーバーである。)のような床材である、上を覆うカバーTを支持できる。その平坦トレイは、使用の際、ウィアグレート100の上でそのスラブ状の材料を中央で支持する。この点に関し、カバーTは、トレイ116を見えなくするために、図示されるように単にそのトレイの上にそのカバーの側部が覆い被さるようにして、単にその下側でトレイ116に接着固定される。
改良されたベーストレイ112及び充填トレイ116は、使用の際に、ウィアグレート100が効果的に隠されるのを可能にする。また、接合部及びコーナー部は覆われ、ウィア通路を通して見られない。このことは、望ましい審美的影響をもたらし得る。
ここで、図15及び図16のウィアグレートと同様の又は類似の部材を示すために同様の参照番号が使用される、図17A〜図17Cを参照すると、基本的に図15及び図16で示すものと同じである、改良されたベーストレイ112’と改良された充填トレイ116’とを有するウィアグレート100’が示されている。
しかしながら、ベーストレイ112’では、フランジ180は、それを貫通する複数の個別の孔182を備える(例えば、フランジ180は穿孔されている。)。これらの孔は、そのベーストレイをプレス成形する前に、その金属板にパンチされ或いは切り開けられ得る。孔182は、接着剤によるフランジ180とカバーTとのより良好な結合を可能にする。
さらに、充填トレイ116’では、間隔を空けられた2つのポスト190が平坦プレート141から上に突出するように備えられる。これらのポストは、充填物トレイ116’のところでカバーTをしっかりと位置付けるために、カバーTの下側に形成される対応する孔(図17C参照。)と合致するように使用され得る。
以上の通り、ウィアグレート10、10’、10’’、100、100’は、ほとんどが金属板から形成され得る。その金属板は、ステンレス鋼であってもよく、或いは、別の鉄類若しくは非鉄金属であってもよい。金属板の使用にもかかわらず、ウィアグレートの審美的及び設計的特性は保たれる。
上述の実施例では、台座22、122は、ベーストレイの内部の周りに個別に且つ等間隔に置かれ、また、充填トレイ16、116の壁部/端部を、ベーストレイ12、112の壁部21、121の内面から等間隔に置くようにする(すなわち、使用の際に、そのウィアグレートの周りに一様なウィア(堰)を備えるようにする)。しかしながら、間隔は、必要に応じて、一様でないウィア(堰)のプロファイルをもたらすように選択され得る。
上述の実施例では、管支持部及び台座の高さは、充填トレイとベーストレイとの間の最適な間隔を確保するために制御され得る。
さらに、それら台座の選択及び位置は、設置の際の充填トレイの正確で且つ間違いのない位置決めを確かなものとし得る。
上述の実施例では、出口孔がベースプレートの中央に位置付けられるが、用途によっては、中心を外れた出口を有する1個限り(one-off)のベーストレイが生産され得る。
ウィアグレートの組み立て方法
上述のウィアグレート10、10’、10’’のうちの1つを組み立てる方法は、以下のステップを有する。
1.大きなステンレス鋼の板上で、ベーストレイ12及び充填トレイ16の位置、並びに、開口28、46、及び、孔14、17の位置を決定する。
2.ベーストレイ及び充填トレイのそれぞれのために適切にサイズが決定された金属板において、台座22及び管支持部40のそれぞれに対応する位置で、それら開口及び孔のそれぞれをパンチし或いは(例えばレーザによって)切り開ける。
3.ベーストレイ及び充填トレイのそれぞれのための金属板に金型プレス又はレーザ切断を施す。
4.図12で示すように壁部(21又は38)の折り畳みFによってコーナーCを形成するために、個々の金属板からベーストレイ及び充填トレイのそれぞれをプレス成形する。そのプレス成形の際にプレート20、20’’における傾斜及びボス24等が定められ、また、段部23、50、62、64がそのプレートにスタンプされ得る。
5.図12においてGで示すようにコーナーCを溶接し滑らかに研磨する。
6.標準的な棒材からの(例えばCNC旋盤による)機械加工、又は、インベストメント鋳造によって、ベーストレイ1つにつきラグ37を有する少なくとも1つの台座を含む、台座22のそれぞれを形成する。
7.標準的な管材料(図14参照。)から管支持部40のそれぞれを(例えばレーザによって)切り出す。
8.台座22のそれぞれのスタッド26を孔28のそれぞれに溶接固定する。
9.スタンピング又はリベット打ちを用いて、管支持部40のそれぞれのラグ44を円弧状スロット46のそれぞれに固定する。
10.フランジ74、プレートリング76、及びスポット溶接されたクリップバンド78を利用して、出口パイプ18(又は70、74)を対応するサイズの孔14に固定する。
11.結果として得られるウィアグレートに適切な表面仕上げをもたらすために、必要に応じて/要望通りに、結果として得られた任意の部品を研磨して磨く。
12.工場又は現場において、表面キャップ又は表面層を充填トレイに接着固定する。
13.管支持部40のそれぞれが台座22のそれぞれとかみ合い且つ台座22のそれぞれをしっかりと受け入れるように、充填トレイをベーストレイ内に位置付ける。
このステップ中に、ガスケット36がその管支持部の壁の内側に対して変形させられる。
そのガスケットの上面が充填プレート41の下側に接したときに、充填トレイの位置付けが完了する。
14.組み立てられたウィアグレートを梱包し、出荷できる状態にする。
より少量の生産工程に対しては、開口及び孔のために、また、ベーストレイ及び充填トレイのそれぞれのために適切にサイズが決められる金属板を生産するために、レーザ切断が採用され得る点に留意すべきである。より大量の生産工程に対しては、開口及び孔は、それらが金型プレス工程の一部として形成されるときに、金属板にパンチされる。
さらに、ウィアグレート100、100’に対しては、ステップ4が、フランジ180を形成するために、個々の金属板からベーストレイ112のみをプレス成形するステップで構成される点に留意すべきである。充填トレイ116のためのプレス成形は必要とされない。
ウィアグレートの設置方法
上述のウィアグレート10、10’、10’’、100のうちの1つの設置方法は、以下のステップで構成される。
1.管支持部40、140が台座のそれぞれを管支持部40から解放するように、充填トレイをベーストレイから取り外す。
2.ベーストレイの出口パイプ18(又は70、74、118)を排水パイプに接続する。
3.(例えばタイル用セメント、他の接着剤、又は締め具を用いて)ベーストレイを床に取り付ける。
4.上を覆う部材(例えばタイルである。)を充填トレイに接着固定する。
5.ベーストレイまで(或いは、ベーストレイのフランジ180の上まで)床にタイルを敷く(或いは床を覆う。)。
6.ベーストレイ内に充填トレイを再配置する。
この設置方法では、所与の排水パイプ径のための適切なサイズの出口パイプを備えたベーストレイが事前に選択される。
この設置方法では、上を覆う部材は、その床で使用される周囲のタイルに合致するタイル(又はその一部)で構成されてもよく、或いは、例えば磨かれたステンレス鋼のような装飾的なキャップ、又は他のカバーで構成されてもよい。
多くの具体的なグレート、組み立て、及び設置の実施例が説明されたが、そのグレート並びにその組み立て及び設置の方法は、他の形で具体化されてもよい。
以下の特許請求の範囲、及び、上述の記載では、専門用語又は必要な示唆を表現するために文脈上他の意味に解すべき場合を除き、単語“有する”又はその変化形は、包含的な意味として用いられる。すなわち、グレート並びにその組み立て方法及び設置方法の様々な実施例において言及された特徴の存在を明確にするが、別の特徴の存在又は追加を排除するものではない。

Claims (18)

  1. 出口を有するベーストレイと、該ベーストレイに配置可能な充填トレイとを有するウィアグレートであって、
    前記ベーストレイは、金属板からプレス成形され、且つ、使用の際に該ベーストレイから上方に突出する個別に配置される複数のポストを有し、
    前記充填トレイは、使用の際に該充填トレイから下方に突出する対応するように配置される複数の位置決め要素を有し、
    各位置決め要素は、前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されるときに、個々のポストとかみ合うように配置される、
    ウィアグレート。
  2. 出口を有するベーストレイと、該ベーストレイに配置可能な充填トレイとを有するウィアグレートであって、
    前記ベーストレイは、使用の際に該ベーストレイから上方に突出する個別に配置される複数のポストを有し、
    前記充填トレイは、使用の際に該充填トレイから下方に突出する対応するように配置される複数の位置決め要素を有し、
    各位置決め要素は、前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されるときに、個々のポストとかみ合うように配置され、
    各ポストは、固形物であり、
    各位置決め要素は、ひとたび前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されると、その中に各ポストをしっかりと受け入れられるよう管状であり、
    前記管状の位置決め要素の少なくとも1つは、その遠位端に、管壁における切り欠きを備え、
    少なくとも1つの対応するポストは、ひとたび前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されると、前記切り欠きと合致して前記切り欠きにぴったりと受け入れられるよう配置される突出ラグを備える、
    ィアグレート。
  3. 出口を有するベーストレイと、該ベーストレイに配置可能な充填トレイとを有するウィアグレートであって、
    前記ベーストレイは、使用の際に該ベーストレイから上方に突出する個別に配置される複数のポストを有し、
    前記充填トレイは、使用の際に該充填トレイから下方に突出する対応するように配置される複数の位置決め要素を有し、
    各位置決め要素は、前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されるときに、個々のポストとかみ合うように配置され、
    各ポストの近位端は、前記ベーストレイに定められる対応する孔への固定に適した形状を有し、
    各位置決め要素の近位端は、前記充填トレイに定められる1又は複数の対応する開口への固定に適した形状を有し、
    各位置決め要素の近位端は、前記充填トレイに定められる対応するスロットに固定可能に受け入れられるのに適した形状の突出ラグをそこに定めるべく城郭のように形成される、
    ィアグレート。
  4. 出口を有するベーストレイと、該ベーストレイに配置可能な充填トレイとを有するウィアグレートであって、
    前記ベーストレイは、使用の際に該ベーストレイから上方に突出する個別に配置される複数のポストを有し、
    前記充填トレイは、使用の際に該充填トレイから下方に突出する対応するように配置される複数の位置決め要素を有し、
    各位置決め要素は、前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されるときに、個々のポストとかみ合うように配置され、
    複数のシールを更に有し、
    各シールは、各ポストの遠位端に定められる周囲溝への配置に適し、ひとたび前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されると、前記位置決め要素と密封的に係合するように形成され、
    各シールは、ひとたび前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されると、前記位置決め要素と前記ポストの周りとの間で変形させられるエラストマー材料でできたガスケットを含む、
    ィアグレート。
  5. 前記ポストは、前記ベーストレイの内部の周りに個別に等間隔に置かれ、前記ベーストレイの内面から等間隔に前記充填トレイの外面が置かれるようにし、
    前記出口は、前記ベーストレイのベースプレートの中央に配置され、
    該ベースプレートは、前記出口の方に下方に段が付けられ、
    前記出口は、前記ベースプレートにおける孔を含み、
    前記ベースプレートから下に延びる所与のサイズの出口パイプは、前記出口の孔のところに取り付けられる、
    請求項1又は2に記載のウィアグレート。
  6. 前記充填トレイは、プレートを含み、
    該プレートの表面の周りには、オプション的に、直立する壁が定められ、
    当該ウィアグレートは、ステンレス鋼又は他の鉄類若しくは非鉄金属等の金属板でできている、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のウィアグレート。
  7. 出口を有するベーストレイと、該ベーストレイに配置可能な充填トレイとを有するウィアグレートであって、前記ベーストレイは、使用の際に該ベーストレイから上方に突出する個別に配置される複数のポストを有し、前記充填トレイは、使用の際に該充填トレイから下方に突出する対応するように配置される複数の位置決め要素を有し、各位置決め要素は、前記充填トレイが前記ベーストレイに配置されるときに、個々のポストとかみ合うように配置される、ウィアグレートを金属板から組み立てる方法であって:
    前記ベーストレイ及び前記充填トレイのそれぞれに適したサイズの金属板において、前記ポスト及び前記位置決め要素のそれぞれに対応する位置に個々の開口を形成するステップ;
    前記金属板から前記ベーストレイをプレス成形し、オプション的に前記金属板から前記充填トレイをプレス成形するステップ;
    前記ポスト及び位置決め要素のそれぞれの近位端を個々の開口に固定するステップ;
    を有する方法。
  8. 前記開口は、前記ベーストレイ及び前記充填トレイのそれぞれに適した前記金属板で、パンチされ或いは切り開けられることによって形成され、
    前記ベーストレイのための前記金属板に形成される前記開口は、前記ポストの近位端に定められる円形突出部をその中に固定可能に受け入れる円形孔を含み、
    前記充填トレイのための前記金属板に形成される前記開口は、円弧形状のスロットであり、対応する円弧形状のプロファイルを有する前記位置決め要素の近位端からの突出部をその中に固定可能に受け入れる円弧形状のスロットを含み、
    各円形突出部は、対応する孔に溶接され、各円弧形状の突出部は、対応するスロットにスタンプ又はリベットで固定される、
    請求項7に記載の方法。
  9. 適切にサイズが決められる金属板のそれぞれは、プレートを形成するために、且つ、該プレートの周りで周壁を折り畳むために、プレス成形され、
    前記ウィアグレートが3以上の側部を有する場合、前記周壁は、周壁のそれぞれが側部のそれぞれを定めるように折り畳まれ、それによって、隣接する周壁の端部が接し、或いは、密接に向き合うようにし、
    折り畳み後、前記隣接する端部は、ともに溶接され、その後、研磨される、
    請求項7に記載の方法。
  10. 前記ベーストレイのプレートは、前記出口のほうに傾斜するように、或いは、前記出口の方に下方に段が付けられるように、プレス成形され或いはスタンプされる、
    請求項7に記載の方法。
  11. 各位置決め要素が各ポストと係合するように前記充填トレイを前記ベーストレイに配置するステップを更に有し、
    前記充填トレイを前記ベーストレイに配置するステップの前に、シール用ガスケッが各ポストの遠位端に配置され、
    前記充填トレイを前記ベーストレイに配置するステップの前に、出口パイプが前記ベーストレイのプレートに固定され、
    前記充填トレイを前記ベーストレイに配置するステップの前又は後に、上覆いが前記充填トレイに接続される、
    請求項7に記載の方法。
  12. グレート用のベーストレイ及び出口パイプであり、
    当該ベーストレイは、該ベーストレイのプレートに配置される出口を有し、
    前記プレートは、前記出口の方に下方に段が付けられ、
    当該出口パイプは、該出口パイプの近位端に隣接する該出口パイプの外面の周りに突出するフランジを有し、
    前記フランジは、前記ベーストレイの前記プレートにおける所与の段の側に配置可能である、
    ベーストレイ及び出口パイプ。
  13. 前記出口は、前記プレートのほぼ中央に配置され、
    記プレートは、当該ベーストレイの周壁から前記出口の方に下方に傾斜し、
    前記出口は円形であり、
    各段は前記出口と同心であり、それによって、次の段のそれぞれが前の段を取り囲み、
    各段は、前記出口パイプの次の標準的な径に対応するように間隔が空けられ、
    前記出口パイプのフランジの厚さ及び幅は、前記所与の段の深さ及び幅に対応するように選択される、
    請求項12に記載のベーストレイ及び出口パイプ。
  14. 前記出口パイプを当該ベーストレイに固定するために、前記上側の反対側にある前記所与の段の下側で前記出口パイプを取り囲むように、保持リング又はスリーブが固定される、
    請求項12に記載のベーストレイ。
  15. プレートであり、該プレートの外面を形成する直立する壁と、該直立する壁の使用の際の上端から該上端の回りに横方向に突出するリップとを有するプレートを有し、
    当該ベーストレイは、該ベーストレイの使用の際に充填トレイ及びリップのそれぞれの上に個別の床カバーが配置された場合に該個別の床カバーの隣接する端部同士が一列に並ぶことができるできるように、その中に充填トレイを受け入れ可能である、
    請求項12に記載のベーストレイ。
  16. 当該出口パイプには、異物用トラップをその中に受け入れ且つ配置できるように、端部間に介在する内側段部が備えられる、
    請求項12に記載の出口パイプ。
  17. 請求項1又は2に記載のウィアグレートを設置する方法であって、
    前記ベーストレイの出口を排水パイプに接続するステップ、
    上覆いを前記充填トレイに取り付けるステップ、
    前記充填トレイを前記ベーストレイ内に位置付けるステップ、を有する、
    方法。
  18. 前記ベーストレイの出口に取り付けられる出口パイプは、前記排水パイプに接続される、
    請求項17に記載の方法。
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