JP4263499B2 - 浴室ユニットの排水口接続装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイル貼りなどで形成されていた旧来の浴室を、壁パネルや天井パネルなどでユニット化された新規な浴室に改装する際に、浴室ユニット側に設けられた排水口を、建物の躯体側に設けられた従来の排水口に接続するための接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アパートやマンション、あるいは公団住宅などの集合住宅において、在来工法で形成されていた浴室を、壁パネルや天井パネルと防水パンでユニット化された浴室に改装する場合、既設の浴室は、防水モルタルやタイル貼りという職人の手作業で仕上げられていたので、寸法にばらつきが有り、また、排水口の位置もそれぞれ異なっていた。
【0003】
そのため、その内部にユニット化された浴室を設置するためには、これらを均一化する必要が有り、耐水モルタルやタイルで仕上げられた建物の床面を、ハツリ作業で平坦にすると共に、この床面に設けられていた排水口を、新たに設置される浴室ユニットの排水口の位置に応じて変更するということが行われていた。
【0004】
また、このようなハツリ作業を行わず、既設の排水口をそのまま利用する方法としては、浴室ユニットを構成した防水パンの下面に、排水口が横向きのトラップを取り付け、このトラップの排水口に接続された可撓接続配管の他端を、建物に設けられた排水口内に挿入するということも行われていた。(例えば、特許文献1参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開2002−285605号公報(第2頁、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の方法では、まず前者の排水口の位置を変更するものは、大掛かりなハツリ作業が必要で、しかも、その後、左官工事で新たな排水口を形成しなくてはならないので、作業が大掛かりになり、工期が長くなるうえに、コストも高くつき、さらに集合住宅の場合には、工事の際に、周囲に対する騒音や粉塵対策も必要になるという問題点があった。
【0007】
また、建物の床面に形成された排水口に、浴室ユニットの排水口の位置を合わせ、浴室ユニットを設置しただけでは、この浴室ユニットからの排水が、排水口から溢れるおそれがあり、このように排水が溢れると、浴室ユニットの床パンと、建物の床面との間に湿気が溜まり、黴が発生するおそれがあり、しかもこの床面は、浴室ユニットの床パンで塞がれているので、清掃することができず、不潔に成りがちであった。また、既設の浴室の床面は、耐水モルタルやタイル貼りで仕上げられているが、このような改装を要するものの多くは、経年変化でその防水機能が劣化したものが多く、したがって、この床面に排水が溢れると、階下への漏水のおそれもあった。
【0008】
また、後者の可撓接続配管を用いて排水を導くようにしたものは、既設の排水口をそのまま利用するので、ハツリ作業が不要で、この作業に伴う問題は生じないものの、接続配管は建物側の排水口内に挿入されているだけなので、その接続が不完全で、排水がこの排水口から溢れたり、漏水するおそれが有るなど、上述したものと同様の問題点を有していた。また、この可撓接続配管を用いたものは、防水パンと建物床面との間の狭小な間隙内にトラップを配置するようになっているので、トラップが薄型で、しかもその側面から排水がなされるようになっているので、トラップとしての機能が不完全で、接続配管との接続個所からの水漏れのおそれもあるという問題点があった。
【0009】
本発明は、上述した従来のものが有していた問題点の解決を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のうち、請求項1記載の発明は、既設の浴室内に新たに浴室ユニットを設置する際に、この浴室ユニットの排水口を建物の床面に設けられた排水口に接続するための排水口接続装置を、浴室ユニットの排水口に接続される筒状接続部材と、この筒状接続部材の下端に連結されるインサート金具とを具備したものとし、このインサート金具を、筒状接続部材が連結された板状部の裏面に、前記筒状接続部材内と連通する筒部が突設されたものとすることにより、筒部を建物の床面に設けられた排水口に挿入することにより、周囲への水漏れを防止して、その位置決めがなされるようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成中、浴室ユニットの排水口との接続が、筒状接続部材の上端に取り付けられた鍔付きリング状の上部ソケットと、該上部ソケットに螺合する鍔付きリング状の締付けフランジとで、排水口の周縁を挟持することによりなされるものと、限定したことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、インサート金具の筒部が、板状部の中心から偏位した位置に設けられたものとの限定を加えたことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、インサート金具の筒部が、板状部の中心から偏位した位置に設けられると共に、この筒部内と連通する開口が板状部の中心寄りに設けられたものとの限定条件を付し、筒状接続部材が筒部と偏心してインサート金具に取り付けられるようにされたことを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、筒状接続部材の下端外周にフランジ状の縁部を設けると共に、この縁部の所定位置に切欠溝を設け、筒状接続部材が固定されるインサート金具の板状部の表面には、開口の周囲に前記切欠溝に挿入可能なボルトを立設した構成を加え、このボルトに螺合したナットで筒状接続部材がインサート金具に固定されるようにしたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る浴室ユニットの排水口接続装置の実施形態を示した分解斜視図である。この排水口接続装置1は、集合住宅などの既設の浴室を改装し、この浴室空間内に床パネルや壁面パネルなどでユニット化された浴室を新たに設置した際に、この浴室ユニットの排水口を、建物側に設けられた既設の排水口に接続するために用いられるものである。
【0017】
ここにおいて、上述した既設の排水口は、耐水モルタルやタイルで仕上げられた浴室内の床面の所定位置に、職人の手作業で開口形成されていた。したがって、その設ける位置は、必ずしも一定しておらず、集合住宅内のそれぞれの浴室において、ばらつきがあった。また、浴室自体の大きさや形状にもばらつきがあったので、一層、その位置関係に寸法のずれが生じることとなっていた。
【0018】
本発明の浴室ユニットの排水口接続装置1は、このように排水口を設ける位置にばらつきのある建物躯体内に、規格化された浴室ユニットを設置した際、浴室ユニットに設けられた排水口との間に生じる位置ずれを許容して、両排水口を確実に連通状態に連結するものである。
【0019】
この排水口接続装置は、図1に示したように裏面(図1において斜め下側)に筒部2bが突設されたインサート金具2と、このインサート金具2上に固定される筒状接続部材3と、筒状接続部材3の上部にホースバンド4で固定される上部ソケット5、およびこの上部ソケット5に螺着される締付けフランジ8とで構成されている。
【0020】
上記インサート金具2は、長方形状の板状部2aの一側寄りに開口2cを設けると共に、この板状部2aの裏面に、前記開口2cにその内側面が連続するように筒部2bを突設し、さらにこの開口2cの周囲に、上方に突出するように複数のボルト2dを立設したものである。
【0021】
筒状接続部材3は、ゴムやエラストマー樹脂などの弾性材で蛇腹の円筒状に形成されたものであり、その下端外周には、フランジ状の縁部3aを一体形成すると共に、この縁部3aの所定位置を切り欠いて複数の切欠溝3bを設けている。
【0022】
上部ソケット5は、上端寄りの外側に鍔部5aを突出させた鍔付きリング状に硬質の合成樹脂や金属などで形成されたものであり、その内周には、後述する締付けフランジ螺着用のねじ溝5bが設けられている。
【0023】
締付けフランジ8は、上側に鍔部8aを備えた鍔付きリング状に硬質の合成樹脂や金属などで形成されたものであり、その外周には、上記上部ソケット5のねじ溝5bと螺合するねじ条8bが設けられている。
【0024】
したがって、鍔部8aを除いた締付けフランジ8の外径と、上部ソケット5の内径はほぼ等しく、また、鍔部5aを除いた上部ソケット5の外径は、筒状接続部材3の内径とほぼ等しい寸法に設定されている。
【0025】
なお、図1において符号6は、パッキン、7は、滑りワッシャーを示す。また、8cは、締付けフランジ8の内周に設けられた工具係合用の凹所を示す。
【0026】
次に、上記構成を有する本発明の浴室ユニットの排水口接続装置1の取付手順について説明する。
【0027】
まず、図2に示すように、筒部2bを浴室内の床面10に設けられた既設の排水口10bに差し込むことにより、インサート金具2を建物躯体側の排水口10bに取り付ける。この時、排水口10bの周囲に接着剤13を塗布すると共に、筒部2bの外周にシリコンコーキング12を施しておく、このことにより、インサート金具2は、排水口10bに密着した状態で接着固定される。
【0028】
なお、一般に建物の床面10に設けられた既設の排水口10bには、図2に示すように、その周囲に目皿固定用の段部10aが設けられており、この段部10aが取り付けの際に邪魔になる事態も考えられるが、本発明では、インサート金具2の筒部2bは、板状部2aの中心を外れた位置に設けられているので、板状部2aを適宜回転させれば、段部10aで邪魔されることなく、その取り付けが行え、このようにしても、板状部2aは排水口10bの周囲と十分な接触面積が確保されるようになっている。
【0029】
次に、このようにして取り付けられたインサート金具2の上面に、図3に矢印で示すように筒状接続部材3を、その縁部3aに設けられた切欠溝3bにボルト2dが嵌まるように取り付ける。なお、この時、板状部2aの開口2cの周囲に予め接着剤14を塗布しておく。そして、図4に示すようにボルト2dにナット9を取り付け、このナット9を締め付けることにより、筒状接続部材3の縁部3aを板状部2aの表面に固定する。
【0030】
なお、図4において符号11は、ナット9の下側に介挿されたスプリングワッシャーを示す。
【0031】
また、筒状接続部材3の上端には、上部ソケット5を、その下側を筒状接続部材3の内部に嵌め込んだ後、その周囲をホースバンド4で締め付けることにより、連結固定する。
【0032】
以上のようにして、建物躯体側への取り付けが、完了する。次に、浴室内に配置された図示しない架台などを用いて浴室ユニットの床面を構成する床パンPを、その上側に適宜、配置する。このことで、床パンPに設けられた排水口Paが、この排水口接続装置1の上方に位置することとなる。よって、図5に示すようにパッキン6や滑りワッシャー7を介在させて、床パンPの上側から締付けフランジ8を、その外周に設けられたねじ条8bを、上部ソケット5の内周に設けられたねじ溝5bに螺合させて、締め付ければ、床パンPの排水口Paの周縁が、上部ソケット5の鍔部5aと締付けフランジ8の鍔部8aとの間で挟持され、排水口接続装置1が床パンPに連結固定される。
【0033】
以上のようにして本発明の排水口接続装置1は、図6並びに図7に示すように、両排水口Pa,10bを連通させた状態に取り付けられるものである。
【0034】
そして、この取り付けの際、本発明の排水口接続装置1では、建物側の排水口10bと床パンPの排水口Paの位置が、多少ずれていたとしても、弾性材で形成された筒状接続部材3が、撓み変形することにより、その位置ずれが吸収されるようになっている。
【0035】
また、建物の床面と浴室ユニットの床パンPとの距離が、一定でなくても、蛇腹状に形成された筒状接続部材3が、伸縮変形することにより、その誤差を吸収して接続できる。なお、大幅に寸法が異なる場合は、筒状接続部材3の上部を切断し、その寸法調節を行うことも可能である。
【0036】
このようにして、床パンPを設置した後、その周囲に壁パネル(図示せず)を取り付け、天面を天井パネル(図示せず)で塞ぐことにより、建物の内部に新たにユニット状の浴室(図示せず)が構築されるものである。
【0037】
図10は、本発明の他の実施形態を示した要部断面図である。図示したようにこの場合は、排水口10bが建物躯体壁面10cの近傍位置に設けられており、そのため、この排水口10bに挿入されるインサート金具20の筒部20bを、その上側に取り付けられる筒状接続部材15の中心から偏心させるようにしている。即ち、ここで用いられるインサート金具20は、図8の斜視図並びに図9の裏面図に示されるように、板状部20aの中心から偏位した位置の下方に筒部20bを突設し、この筒部20b内に連通する板状部20aの中心寄りに、前記筒状接続部材3の内部に連通する開口20cを設けたものである。従って、この開口20cは、筒部20bと筒状接続部材3が重なった範囲内に設けられている。
【0038】
また、この場合、建物側の排水口10b内に封水機構を設けると、そのメンテナンスが行えないので、インサート金具20と筒状接続部材3との間に、鍔付きリング状の環状固定部材15を介在させ、この環状固定部材15の上側のスペース内に封水機構16を設けることとしている。なお、この環状固定部材15は、鍔部15aを板状部20aの表面に接着することにより、インサート金具20に取り付けられており、その他の構成は、前記実施形態のものとほぼ同じである。
【0039】
以上のように本発明の浴室ユニットの排水口接続装置では、建物の床面10に形成された排水口10bとの接続が、この排水口10bに挿入される筒部2b(または20b)を備えたインサート金具2(または20)を用いて行うこととしたので、その位置決め及び取り付けが容易に行え、しかも、筒部2b(または20b)が排水口10b内に挿入されているので、その周囲からの水漏れが確実に防止されるものである。
【0040】
なお、この排水口接続装置1の上側の浴室ユニットの排水口Paとの接続は、図示した実施形態のものに限定されるものではなく、例えば、床パンPの裏面に排水口Paに連続する筒状部(図示せず)を突設し、この筒状部を筒状接続部材3内に挿入するようにしても良い。
【0041】
また、図示した実施の形態では、排水口接続装置1が取り付けられる浴室ユニット側の排水口Paとして、洗い場となる床パンPに設けられたものを例示したが、この排水口Paは、浴槽(図示せず)が設置される浴槽防水パン(図示せず)に設けられたものであっても良い。また、浴室ユニット自体も既設の浴室を改装して、その内部に設置できるものであれば良く、その形態や構造は、特に限定されるものではない。
【0042】
なおまた、インサート金具2として、表面の板状部2aを長方形状にすると共に、この板状部2aの中心から偏位した位置に、開口2cと筒部2bを設けたものを例示したが、このインサート金具2は、筒部2bを建物側の排水口10bに挿入して取り付けられるものであれば良く、板状部2aの形状や筒部2bを設ける位置は、図示したものに限定されるものではない。
【0043】
さらにまた、インサート金具2の表面にボルト2dを突設すると共に、このインサート金具2に取り付けられる筒状接続部材3の下端に、このボルト2dが挿入される切欠溝3bを有する縁部3aを設け、ボルト2dに螺合したナット9でこの縁部3aを固定するようにしたものを例示したが、筒状接続部材3は、板状部2aの裏面に突設された筒部2bと連通するように、その表面側に取り付けられれば良く、その取付固定手段は、図示した実施の形態に限定されない。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち、請求項1記載の発明は、浴室ユニットの排水口と建物の排水口を接続する接続装置を、裏面に筒部が突設されたインサート金具と、このインサート金具の表面に取り付けられた筒状接続部材とで構成したので、排水口同士の間に位置ずれが生じても両者を確実に連通状態に連結できる。よって、既設の排水口をそのまま利用して浴室を改装することができ、その際の工事が簡素化されると共に、工期も短縮化される。また、大きな騒音や粉塵を生じるハツリ作業も最少限で済むので、近隣に対する対策もそれだけとりやすくなる。さらにまた、建物の排水口には、インサート金具の筒部を差し込むことにより取り付けられるので、その位置決め固定が容易であるにもかかわらず、この排水口周縁からの水漏れが確実に防止されるという効果がある。
【0045】
請求項2記載の発明は、筒状接続部材の上端に取り付けられた上部ソケットに、締付けフランジを螺合させることにより、浴室ユニットの排水口との接続をはかることとしたので、両者の接続が何ら工具を要することなく、容易に行え、しかもこの接続部分からの水漏れも確実に防止されるという効果がある。またこのように排水口の上側に取り付けられる締付けフランジを用いることにより、床パンを設置した後、その上側からの作業が可能になるという効果もある。
【0046】
請求項3記載の発明は、インサート金具の開口と筒部を設ける位置を、板状部の中心から偏位した位置としたので、建物側の排水口やその周囲の形状にかかわらず、広い接触面積を確保してこのインサート金具を排水口の周縁に接合できるという効果がある。
【0047】
請求項4記載の発明は、インサート金具の筒部を板状部の中心から偏位した位置に設け、筒状接続部材をこの筒部の上側に偏心させて取り付けることとしたので、建物側の排水口が壁面の近傍位置に設けられていたとしても、筒状接続部材をこの排水口とオフセットして接続することができ、防水パネルが壁面に邪魔されることなく、設置することができるという効果がある。
【0048】
請求項5記載の発明は、筒状接続部材の下端外周にフランジ状の縁部を設けると共に、この縁部の所定位置に切欠溝を設け、インサート金具の板状部の表面には、この切欠溝に挿入可能なボルトを立設したので、両者の連結が容易、かつ確実に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水口接続装置の実施形態を示した分解斜視図である。
【図2】インサート金具の取付説明図である。
【図3】筒状接続部材の取付説明図である。
【図4】上部ソケットの取付説明図である。
【図5】締付けフランジの取付説明図である。
【図6】排水口接続装置の取付完了状態を示した透視図である。
【図7】排水口接続装置の設置状態の断面図である。
【図8】筒状接続部材の他の実施形態を示した斜視図である。
【図9】図8に示した筒状接続部材の裏面図である。
【図10】本発明の他の実施形態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 排水管接続装置
2,20 インサート金具
2a,20a 板状部
2b,20b 筒部
2c,20c 開口
2d ボルト
3 筒状接続部材
3a 縁部
3b 切欠溝
4 ホースバンド
5 上部ソケット
5a 鍔部
5b ねじ溝
6 パッキン
7 滑りワッシャー
8 締付けフランジ
8a 鍔部
8b ねじ条
8c 凹所
9 ナット
10 既設浴室の床面
10a 段部
10b 排水口
10c 壁面
11 スプリングワッシャー
12 シリコンコーキング
13,14 接着剤
15 環状固定部材
15a 鍔部
16 封水機構
P 床パネル
Pa 床パネルの排水口

Claims (5)

  1. 既設の浴室内に新たに浴室ユニットを設置する際に、この浴室ユニットの排水口を建物の床面に設けられた排水口に接続するための排水口接続装置であって、
    この排水口接続装置は、浴室ユニットの排水口に接続される筒状接続部材と、この筒状接続部材の下端に連結されるインサート金具とを具備し、
    該インサート金具は、筒状接続部材が連結された板状部の裏面に、前記筒状接続部材内と連通する筒部が突設されたものであり、筒部を建物の床面に設けられた排水口に挿入することにより、周囲への水漏れを防止して、その位置決めがなされることを特徴とする浴室ユニットの排水口接続装置。
  2. 浴室ユニットの排水口との接続が、筒状接続部材の上端に取り付けられた鍔付きリング状の上部ソケットと、該上部ソケットに螺合する鍔付きリング状の締付けフランジとで、排水口の周縁を挟持することによりなされたことを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットの排水口接続装置。
  3. インサート金具の筒部が、板状部の中心から偏位した位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットの排水口接続装置。
  4. インサート金具の筒部が、板状部の中心から偏位した位置に設けられると共に、この筒部内と連通する開口が板状部の中心寄りに設けられ、筒状接続部材が筒部と偏心してインサート金具に取り付けられるようになされたことを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットの配水口接続装置。
  5. 筒状接続部材の下端外周にフランジ状の縁部が設けられると共に、この縁部の所定位置に切欠溝が設けられ、筒状接続部材が固定されるインサート金具の板状部の表面には、開口の周囲に前記切欠溝に挿入可能なボルトが立設され、このボルトに螺合したナットで筒状接続部材がインサート金具に固定されていることを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットの排水口接続装置。
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