JPH1171793A - グレーチングタイプの溝蓋 - Google Patents
グレーチングタイプの溝蓋Info
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- JPH1171793A JPH1171793A JP24947497A JP24947497A JPH1171793A JP H1171793 A JPH1171793 A JP H1171793A JP 24947497 A JP24947497 A JP 24947497A JP 24947497 A JP24947497 A JP 24947497A JP H1171793 A JPH1171793 A JP H1171793A
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- groove
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- drainage
- elongated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 清掃が容易にできるとともに、清掃に当たっ
て、分解・組立作業も必要としないグレーチングタイプ
の溝蓋を提供する。 【解決手段】 グレーチングタイプの溝蓋3において、
複数の長尺体30aを、これらの長尺体30aを一体と
して取り扱うために必要な数の連結体30bでしか結合
していないグレーチング本体部30と、排水溝11を横
断するように、排水溝11の形成部材1側に取り付けら
れるとともに、グレーチング本体部30を載置して支持
できるように、排水溝11の長手方向Lに所定ピッチで
配置される支持部材31とを設けた。連結体30bの数
を減少できる分、長尺体30a間に設けられた排水の流
入部T周りにブラシをよく通すことができる。
て、分解・組立作業も必要としないグレーチングタイプ
の溝蓋を提供する。 【解決手段】 グレーチングタイプの溝蓋3において、
複数の長尺体30aを、これらの長尺体30aを一体と
して取り扱うために必要な数の連結体30bでしか結合
していないグレーチング本体部30と、排水溝11を横
断するように、排水溝11の形成部材1側に取り付けら
れるとともに、グレーチング本体部30を載置して支持
できるように、排水溝11の長手方向Lに所定ピッチで
配置される支持部材31とを設けた。連結体30bの数
を減少できる分、長尺体30a間に設けられた排水の流
入部T周りにブラシをよく通すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室やシャワー
室といった衛生設備室の排水溝を覆うグレーチングタイ
プの溝蓋に関するものである。
室といった衛生設備室の排水溝を覆うグレーチングタイ
プの溝蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】グレーチングタイプ(簀の子タイプ)の
溝蓋(以下グレーチングという)は、排水流入部を大き
くとれるという観点から、例えば、浴室の排水溝用の溝
蓋として広く用いられている。例えば、高齢化社会の到
来に伴ない、出入口部に段差のない浴室が注目を集めて
いるが、このような浴室には、出入口部周りに排水溝を
設け、この排水溝をグレーチングで覆うことにより、洗
い場側の排水が脱衣室側に流出するのが防止されてい
る。
溝蓋(以下グレーチングという)は、排水流入部を大き
くとれるという観点から、例えば、浴室の排水溝用の溝
蓋として広く用いられている。例えば、高齢化社会の到
来に伴ない、出入口部に段差のない浴室が注目を集めて
いるが、このような浴室には、出入口部周りに排水溝を
設け、この排水溝をグレーチングで覆うことにより、洗
い場側の排水が脱衣室側に流出するのが防止されてい
る。
【0003】図3はこのようなグレーチングの一例を示
している。このグレーチング100は、排水溝の長手方
向に沿うように、排水溝の幅方向に向かって複数配置さ
れる長尺体101と、この長尺体101を結合するよう
に、この長尺体101の長手方向に所定ピッチで設けら
れる連結体102とから構成されており、これらが、例
えば、樹脂成形によって一体的に形成されたものであ
る。このグレーチング100では、長尺体101間の隙
間が排水流入部Tとなり、この排水流入部Tを通って、
例えば、浴室の洗い場排水が、排水溝内に流し込まれ
る。
している。このグレーチング100は、排水溝の長手方
向に沿うように、排水溝の幅方向に向かって複数配置さ
れる長尺体101と、この長尺体101を結合するよう
に、この長尺体101の長手方向に所定ピッチで設けら
れる連結体102とから構成されており、これらが、例
えば、樹脂成形によって一体的に形成されたものであ
る。このグレーチング100では、長尺体101間の隙
間が排水流入部Tとなり、この排水流入部Tを通って、
例えば、浴室の洗い場排水が、排水溝内に流し込まれ
る。
【0004】ところで、このようなグレーチング100
では、排水流入部T周りが最も汚れやすいため、清掃に
当たっては、特に、排水流入部T周り、すなわち、長尺
体101間の隙間周りを念入りにブラッシングする必要
がある。
では、排水流入部T周りが最も汚れやすいため、清掃に
当たっては、特に、排水流入部T周り、すなわち、長尺
体101間の隙間周りを念入りにブラッシングする必要
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このグ
レーチング100は、井桁状に形成され、細長い排水流
入部Tが連結体102によって分断されるため、排水流
入部T内へのブラシの通りが悪く、清掃が容易でないと
いう問題があった。また、排水流入部Tの連結体102
側には、長い髪の毛等がからみ付き易く、これらの除去
にも、多大の労力を要していた。
レーチング100は、井桁状に形成され、細長い排水流
入部Tが連結体102によって分断されるため、排水流
入部T内へのブラシの通りが悪く、清掃が容易でないと
いう問題があった。また、排水流入部Tの連結体102
側には、長い髪の毛等がからみ付き易く、これらの除去
にも、多大の労力を要していた。
【0006】このため、例えば、図4で示されるよう
に、長尺体111の裏面側突部111aに連結体112
を着脱可能に取り付けたグレーチング110も提案され
ている。このグレーチング110では、連結体112を
長尺体111側から取り外して、清掃を行なうことによ
り、清掃の容易化が図られている。
に、長尺体111の裏面側突部111aに連結体112
を着脱可能に取り付けたグレーチング110も提案され
ている。このグレーチング110では、連結体112を
長尺体111側から取り外して、清掃を行なうことによ
り、清掃の容易化が図られている。
【0007】しかしながら、このグレーチング110に
おいても、清掃に当たって、グレーチング110の分解
・組立作業を行なう必要があり、これらの分解・組立作
業も清掃作業の一部であると考えれば、清掃が容易でな
いという問題があった。
おいても、清掃に当たって、グレーチング110の分解
・組立作業を行なう必要があり、これらの分解・組立作
業も清掃作業の一部であると考えれば、清掃が容易でな
いという問題があった。
【0008】この発明は、以上の点に鑑み、清掃が容易
にできるとともに、清掃に当たって、分解・組立作業を
必要とないグレーチングタイプの溝蓋を提供することを
目的とする。
にできるとともに、清掃に当たって、分解・組立作業を
必要とないグレーチングタイプの溝蓋を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、排水溝の長手方向に沿った長尺体を、この排
水溝を覆うように、この排水溝の幅方向に向かって複数
配置し、この長尺体間の隙間を排水溝への排水の流入部
としているグレーチングタイプの溝蓋において、複数の
長尺体を、これらの長尺体を一体として取り扱うために
必要な数の連結体でしか結合していないグレーチング本
体部と、排水溝を横断するように、この排水溝の形成部
材側に取り付けられるとともに、グレーチング本体部を
載置して支持できるように、排水溝の長手方向に所定ピ
ッチで配置される支持部材とを有することである。
の発明は、排水溝の長手方向に沿った長尺体を、この排
水溝を覆うように、この排水溝の幅方向に向かって複数
配置し、この長尺体間の隙間を排水溝への排水の流入部
としているグレーチングタイプの溝蓋において、複数の
長尺体を、これらの長尺体を一体として取り扱うために
必要な数の連結体でしか結合していないグレーチング本
体部と、排水溝を横断するように、この排水溝の形成部
材側に取り付けられるとともに、グレーチング本体部を
載置して支持できるように、排水溝の長手方向に所定ピ
ッチで配置される支持部材とを有することである。
【0010】この発明では、グレーチング本体部を排水
溝の形成部材側から引上げることにより、グレーチング
本体部とこれを排水溝の形成部材側に支持させる支持部
材とが分離して、これらの清掃ができるようになるとと
もに、グレーチング本体部を、排水溝の形成部材側に取
り付けられた支持部材上に載置することにより、このグ
レーチング本体部が排水溝の形成部材側に支持され、長
尺体で排水溝を覆った状態となる。この場合、グレーチ
ング本体部の長尺体は、これらを一体的に取り扱えるだ
けの連結体で結合されておればよいため、長尺体を結合
する連結体の数は僅かでよい。したがって、長尺体間の
隙間は、少数の連結体でしか塞がれず、ブラシ等で容易
に清掃できる状態となる。
溝の形成部材側から引上げることにより、グレーチング
本体部とこれを排水溝の形成部材側に支持させる支持部
材とが分離して、これらの清掃ができるようになるとと
もに、グレーチング本体部を、排水溝の形成部材側に取
り付けられた支持部材上に載置することにより、このグ
レーチング本体部が排水溝の形成部材側に支持され、長
尺体で排水溝を覆った状態となる。この場合、グレーチ
ング本体部の長尺体は、これらを一体的に取り扱えるだ
けの連結体で結合されておればよいため、長尺体を結合
する連結体の数は僅かでよい。したがって、長尺体間の
隙間は、少数の連結体でしか塞がれず、ブラシ等で容易
に清掃できる状態となる。
【0011】なお、連結体の数が少ない分、グレーチン
グ本体部の長尺体は、破損したり変形しやすい状態とな
るが、排水溝上では、排水溝の長手方向に所定ピッチで
配置された支持部材により支持されるため、これに破損
や変形はほとんど生じない。
グ本体部の長尺体は、破損したり変形しやすい状態とな
るが、排水溝上では、排水溝の長手方向に所定ピッチで
配置された支持部材により支持されるため、これに破損
や変形はほとんど生じない。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、これら
の長尺体の長手方向の所定位置に1箇所だけ設けられた
連結体により結合されていることである。
1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、これら
の長尺体の長手方向の所定位置に1箇所だけ設けられた
連結体により結合されていることである。
【0013】この発明では、連結体の数が少ない分、グ
レーチング本体部の清掃が容易となる。
レーチング本体部の清掃が容易となる。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、これら
の長尺体の両端側に1箇所ずつ設けられた連結体により
結合されていることである。
1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、これら
の長尺体の両端側に1箇所ずつ設けられた連結体により
結合されていることである。
【0015】この発明では、長尺体の両端側が連結体に
よって連結されているため、例えば、グレーチング本体
部を清掃している場合に、長尺体の端部が変形して、清
掃がしにくいということもない。
よって連結されているため、例えば、グレーチング本体
部を清掃している場合に、長尺体の端部が変形して、清
掃がしにくいということもない。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、支持部材が、排水溝の形
成部材側に取り外し可能な状態で取り付けられているこ
とである。
1記載の発明の場合において、支持部材が、排水溝の形
成部材側に取り外し可能な状態で取り付けられているこ
とである。
【0017】この発明では、支持部材を排水溝の形成部
材側から取り外して充分に清掃することができる。
材側から取り外して充分に清掃することができる。
【0018】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、支持部材に、長尺体の位
置決め部が形成されていることである。
1記載の発明の場合において、支持部材に、長尺体の位
置決め部が形成されていることである。
【0019】この発明では、グレーチング本体部を支持
部材上に載置した場合に、長尺体を位置決めでき、この
長尺体が支持部材上で僅かに変形したり、がたついたり
するのを防止できる。
部材上に載置した場合に、長尺体を位置決めでき、この
長尺体が支持部材上で僅かに変形したり、がたついたり
するのを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係るグレーチングを備えた浴室の溝部周りの外観を
示す図である。
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係るグレーチングを備えた浴室の溝部周りの外観を
示す図である。
【0021】浴室は組立浴室である浴室ユニットから形
成されており、床部を形成する防水床パン1には、図1
で示されるように、洗い場Aを形成する洗い場部10の
外周部に排水溝となる凹状の溝部11が形成され、この
溝部11の外方に溝蓋支持部12を介して壁載せ部13
が形成されている。溝部11の両側は、洗い場部10等
より一段低い溝蓋支持部12となっているが、浴室の出
入口部側の壁載せ部13Aは、この溝蓋支持部12の上
面と面一になるように形成され、この壁載せ部13A上
に、上面が洗い場部10の上面と同一上下位置に位置決
めされるドア枠2が設置されている。そして、この出入
口部側の溝蓋支持部12上には、溝部11を覆うよう
に、グレーチング3が設置されている。
成されており、床部を形成する防水床パン1には、図1
で示されるように、洗い場Aを形成する洗い場部10の
外周部に排水溝となる凹状の溝部11が形成され、この
溝部11の外方に溝蓋支持部12を介して壁載せ部13
が形成されている。溝部11の両側は、洗い場部10等
より一段低い溝蓋支持部12となっているが、浴室の出
入口部側の壁載せ部13Aは、この溝蓋支持部12の上
面と面一になるように形成され、この壁載せ部13A上
に、上面が洗い場部10の上面と同一上下位置に位置決
めされるドア枠2が設置されている。そして、この出入
口部側の溝蓋支持部12上には、溝部11を覆うよう
に、グレーチング3が設置されている。
【0022】グレーチング3は、図1で示されるよう
に、溝部11の長手方向Lに沿った細長い長尺体30a
を、この溝部11を覆うように、この溝部11の幅方向
Mに向かって複数配置し、長尺体30aの両端側を、こ
れらの長尺体30aを一体として取り扱うために必要な
連結体30bで結合したグレーチング本体部30と、溝
部11を横断するように、防水床パン1の溝蓋支持部1
2側に取り付けられるとともに、グレーチング本体部3
0を載置して支持できるように、この溝部11の長手方
向Lに所定ピッチで配置される支持部材31とから構成
されている。なお、グレーチング10と支持部材31と
は、それぞれ、樹脂材によって一体的に形成されてい
る。
に、溝部11の長手方向Lに沿った細長い長尺体30a
を、この溝部11を覆うように、この溝部11の幅方向
Mに向かって複数配置し、長尺体30aの両端側を、こ
れらの長尺体30aを一体として取り扱うために必要な
連結体30bで結合したグレーチング本体部30と、溝
部11を横断するように、防水床パン1の溝蓋支持部1
2側に取り付けられるとともに、グレーチング本体部3
0を載置して支持できるように、この溝部11の長手方
向Lに所定ピッチで配置される支持部材31とから構成
されている。なお、グレーチング10と支持部材31と
は、それぞれ、樹脂材によって一体的に形成されてい
る。
【0023】グレーチング本体部30は、図2で示され
るように、例えば、矩形状断面をした同一サイズの長尺
体30a5本を横に並べたものの両端側を、連結体30
bで結合して一体化したものであり、長尺体30a間の
隙間が排水流入部Tとなったものである。このグレーチ
ング本体部30の上面は、これを支持部材31上に設置
した場合に、防水床パン1の洗い場部10の上面やドア
枠2の上面と略面一となるように位置決めされる。
るように、例えば、矩形状断面をした同一サイズの長尺
体30a5本を横に並べたものの両端側を、連結体30
bで結合して一体化したものであり、長尺体30a間の
隙間が排水流入部Tとなったものである。このグレーチ
ング本体部30の上面は、これを支持部材31上に設置
した場合に、防水床パン1の洗い場部10の上面やドア
枠2の上面と略面一となるように位置決めされる。
【0024】支持部材31は、図1及び図2で示される
ように、上面側の両端部側と、これらの間に凸円弧状の
位置決め部31aが所定ピッチで上方に突出するように
形成されたものであり、防水床パン1の溝蓋支持部12
に形成された凹部12aに嵌め込まれて、この溝蓋支持
部12に位置決め支持される。この支持部材31の位置
決め部31aは、グレーチング本体部30の排水流入部
Tに入り込んで、このグレーチング本体部30を防水床
パン1側に位置決めする役割を有している。なお、支持
部材31は、位置決め部31aを除く上面が、溝蓋支持
部12の上面よりやや上方に突出するように位置決めさ
れ、グレーチング本体部30の下面と溝蓋支持部12の
上面間に隙間を形成して、この隙間から溝部11内に排
水が流入できるようにしている。
ように、上面側の両端部側と、これらの間に凸円弧状の
位置決め部31aが所定ピッチで上方に突出するように
形成されたものであり、防水床パン1の溝蓋支持部12
に形成された凹部12aに嵌め込まれて、この溝蓋支持
部12に位置決め支持される。この支持部材31の位置
決め部31aは、グレーチング本体部30の排水流入部
Tに入り込んで、このグレーチング本体部30を防水床
パン1側に位置決めする役割を有している。なお、支持
部材31は、位置決め部31aを除く上面が、溝蓋支持
部12の上面よりやや上方に突出するように位置決めさ
れ、グレーチング本体部30の下面と溝蓋支持部12の
上面間に隙間を形成して、この隙間から溝部11内に排
水が流入できるようにしている。
【0025】つぎに、このグレーチング3の作用・効果
について説明する。浴室の出入口部において、ドア枠2
の上面と、グレーチング3の上面と、防水床パン1の洗
い場部10の上面とは、段差なく略面一に形成されてい
るため、入浴者は足元を気にすることなく、楽に、浴室
に出入りできる。この場合、浴室の洗い場A側の排水
は、グレーチング本体部30側の多数の排水流入部Tか
ら溝部11内に流し込まれるため、この排水がドア枠2
側に達してしまうことはない。
について説明する。浴室の出入口部において、ドア枠2
の上面と、グレーチング3の上面と、防水床パン1の洗
い場部10の上面とは、段差なく略面一に形成されてい
るため、入浴者は足元を気にすることなく、楽に、浴室
に出入りできる。この場合、浴室の洗い場A側の排水
は、グレーチング本体部30側の多数の排水流入部Tか
ら溝部11内に流し込まれるため、この排水がドア枠2
側に達してしまうことはない。
【0026】一方、このグレーチング3を清掃するに
は、グレーチング本体部30を防水床パン1側から引き
上げた後、このグレーチング本体部30の表裏をブラシ
等で擦るとともに、支持部材31を防水床パン1側から
取り外して、これを清掃すればよい。この場合、グレー
チング本体部30には、長尺体30aを横断するように
配置される連結体30bが、長尺体30aの両端側にし
か形成されていないため、ブラシの通りが良く、長尺体
30a間の排水流入部Tもブラシで一気に清掃できると
ともに、連結体32が少ない分、グレーチング本体部3
0側への髪の毛等のからみ付きも少なく、これらの取り
外しも容易に行なうことができる。また、支持部材31
も、これを防水床パン1側から取り外すことができるた
め、この清掃も容易に行なうことができる。
は、グレーチング本体部30を防水床パン1側から引き
上げた後、このグレーチング本体部30の表裏をブラシ
等で擦るとともに、支持部材31を防水床パン1側から
取り外して、これを清掃すればよい。この場合、グレー
チング本体部30には、長尺体30aを横断するように
配置される連結体30bが、長尺体30aの両端側にし
か形成されていないため、ブラシの通りが良く、長尺体
30a間の排水流入部Tもブラシで一気に清掃できると
ともに、連結体32が少ない分、グレーチング本体部3
0側への髪の毛等のからみ付きも少なく、これらの取り
外しも容易に行なうことができる。また、支持部材31
も、これを防水床パン1側から取り外すことができるた
め、この清掃も容易に行なうことができる。
【0027】そして、グレーチング3の清掃等が終了す
れば、支持部材31を防水床パン1の凹部12aに取り
付けた後、この支持部材31上にグレーチング本体部3
0を載せればよい。この場合、グレーチング本体部30
は、長尺体30aの両端側が連結体30bで結合されて
いるのみであり、長尺体30aのスパンが長いため、こ
の長尺体30a等に変形や破損が生じ易いが、これが防
水床パン1の溝部11を覆うように支持部材31上に載
置されることにより、長尺体30aの中間部等が、支持
部材31によって支持されることとなり、この長尺体3
0aのスパンを短くできる。したがって、グレーチング
本体部30に、例えば、入浴者の体重が加わっても、こ
の長尺体30a等に変形や破損はほとんど生じなくな
る。もちろん、清掃に当って、グレーチング3の分解等
の作業も不要である。
れば、支持部材31を防水床パン1の凹部12aに取り
付けた後、この支持部材31上にグレーチング本体部3
0を載せればよい。この場合、グレーチング本体部30
は、長尺体30aの両端側が連結体30bで結合されて
いるのみであり、長尺体30aのスパンが長いため、こ
の長尺体30a等に変形や破損が生じ易いが、これが防
水床パン1の溝部11を覆うように支持部材31上に載
置されることにより、長尺体30aの中間部等が、支持
部材31によって支持されることとなり、この長尺体3
0aのスパンを短くできる。したがって、グレーチング
本体部30に、例えば、入浴者の体重が加わっても、こ
の長尺体30a等に変形や破損はほとんど生じなくな
る。もちろん、清掃に当って、グレーチング3の分解等
の作業も不要である。
【0028】また、グレーチング本体部30の防水床パ
ン1側への位置決めも、このグレーチング本体部30の
排水流入部Tに支持部材31の位置決め部31aを嵌め
込むことにより、容易に行なうことができる。この場
合、グレーチング本体部30の長尺体30aは、位置決
め部31aによって確実に位置決めされるため、この長
尺体30aが、支持部材31上で、僅かに振れたり(が
たついたり)、横変形したりすることもない。
ン1側への位置決めも、このグレーチング本体部30の
排水流入部Tに支持部材31の位置決め部31aを嵌め
込むことにより、容易に行なうことができる。この場
合、グレーチング本体部30の長尺体30aは、位置決
め部31aによって確実に位置決めされるため、この長
尺体30aが、支持部材31上で、僅かに振れたり(が
たついたり)、横変形したりすることもない。
【0029】なお、グレーチング本体部30の連結体3
0bは、多数の長尺体30aを一体として取り扱うのに
必要な数だけ設けられておればよい。したがって、この
連結体30bを、長尺体30aの一端側のみ、又は、長
尺体30aの中間部に1箇所だけ設けるようにしてもよ
い。ただし、この場合には、連結体30bを長尺体30
aの両端側に設ける場合に比べて、グレーチング本体部
30の移動中や清掃中に、長尺体30aの端部側に自重
や清掃時の力によって変形が生じやすく、このグレーチ
ング本体部30の取扱がやや面倒になるという不都合は
ある。
0bは、多数の長尺体30aを一体として取り扱うのに
必要な数だけ設けられておればよい。したがって、この
連結体30bを、長尺体30aの一端側のみ、又は、長
尺体30aの中間部に1箇所だけ設けるようにしてもよ
い。ただし、この場合には、連結体30bを長尺体30
aの両端側に設ける場合に比べて、グレーチング本体部
30の移動中や清掃中に、長尺体30aの端部側に自重
や清掃時の力によって変形が生じやすく、このグレーチ
ング本体部30の取扱がやや面倒になるという不都合は
ある。
【0030】もちろん、この連結体30bは、複数の長
尺体30aに対して、溝部11を直角に横断するように
設けるだけでなく、複数の長尺体30aに対して、斜状
(斜め)に設けるようにしてもよい。また、連結体30
bは、これを長尺体30aの両端側近傍に設けるように
してもよい。
尺体30aに対して、溝部11を直角に横断するように
設けるだけでなく、複数の長尺体30aに対して、斜状
(斜め)に設けるようにしてもよい。また、連結体30
bは、これを長尺体30aの両端側近傍に設けるように
してもよい。
【0031】また、支持部材31を、防水床パン1側
に、例えば、接着剤等を使用して固定し、これを防水床
パン1側から取り外せないようにしてもよい。
に、例えば、接着剤等を使用して固定し、これを防水床
パン1側から取り外せないようにしてもよい。
【0032】さらに、長尺体30aは、溝形等の種々の
断面のものであってもよいし、長尺体30aと連結体3
0bとが一体的に形成されたものでなく、ねじ等によっ
て連結されるものであってもよい。
断面のものであってもよいし、長尺体30aと連結体3
0bとが一体的に形成されたものでなく、ねじ等によっ
て連結されるものであってもよい。
【0033】また、この実施の形態では、浴室を例に挙
げて説明したが、このグレーチング3は、シャワー室の
ような他の衛生設備室に設けられた排水溝を覆うもので
あってもよい。
げて説明したが、このグレーチング3は、シャワー室の
ような他の衛生設備室に設けられた排水溝を覆うもので
あってもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0035】この発明の請求項1記載の発明によれば、
排水溝の長手方向に沿った長尺体を、この排水溝を覆う
ように、この排水溝の幅方向に向かって複数配置し、こ
の長尺体間の隙間を排水溝への排水の流入部としている
グレーチングタイプの溝蓋において、複数の長尺体を、
これらの長尺体を一体として取り扱うために必要な数の
連結体でしか結合していないグレーチング本体部と、排
水溝を横断するように、この排水溝の形成部材側に取り
付けられるとともに、グレーチング本体部を載置して支
持できるように、排水溝の長手方向に所定ピッチで配置
される支持部材とを有するので、排水の流入部周りの清
掃が容易にできるようになるとともに、清掃に当たっ
て、分解・組立作業も必要としない。
排水溝の長手方向に沿った長尺体を、この排水溝を覆う
ように、この排水溝の幅方向に向かって複数配置し、こ
の長尺体間の隙間を排水溝への排水の流入部としている
グレーチングタイプの溝蓋において、複数の長尺体を、
これらの長尺体を一体として取り扱うために必要な数の
連結体でしか結合していないグレーチング本体部と、排
水溝を横断するように、この排水溝の形成部材側に取り
付けられるとともに、グレーチング本体部を載置して支
持できるように、排水溝の長手方向に所定ピッチで配置
される支持部材とを有するので、排水の流入部周りの清
掃が容易にできるようになるとともに、清掃に当たっ
て、分解・組立作業も必要としない。
【0036】この発明の請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、
これらの長尺体の長手方向の所定位置に1箇所だけ設け
られた連結体により結合されているので、排水の流入部
周りへのブラシの通りもよくなり、清掃作業を迅速にな
すことができる。
請求項1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、
これらの長尺体の長手方向の所定位置に1箇所だけ設け
られた連結体により結合されているので、排水の流入部
周りへのブラシの通りもよくなり、清掃作業を迅速にな
すことができる。
【0037】この発明の請求項3記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、
これらの長尺体の両端側に1箇所ずつ設けられた連結体
により結合されていので、グレーチング本体部の取り扱
いに当って、これに変形等が生じることがなく、このグ
レーチング本体部の取扱の容易化を図ることができる。
請求項1記載の発明の場合において、複数の長尺体が、
これらの長尺体の両端側に1箇所ずつ設けられた連結体
により結合されていので、グレーチング本体部の取り扱
いに当って、これに変形等が生じることがなく、このグ
レーチング本体部の取扱の容易化を図ることができる。
【0038】この発明の請求項4記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、支持部材が、排水
溝の形成部材側に取り外し可能な状態で取り付けられて
いるので、支持部材の清掃の容易化をも図ることができ
る。
請求項1記載の発明の場合において、支持部材が、排水
溝の形成部材側に取り外し可能な状態で取り付けられて
いるので、支持部材の清掃の容易化をも図ることができ
る。
【0039】この発明の請求項5記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、支持部材に、長尺
体の位置決め部が形成されているので、支持部材上で、
長尺体が僅かに振れたり変形したりするのを防止でき
る。
請求項1記載の発明の場合において、支持部材に、長尺
体の位置決め部が形成されているので、支持部材上で、
長尺体が僅かに振れたり変形したりするのを防止でき
る。
【図1】この発明の一実施の形態に係るグレーチングを
備えた浴室の溝部周りの外観を示す図である。
備えた浴室の溝部周りの外観を示す図である。
【図2】溝部上に設置されたグレーチング周りの断面図
である。
である。
【図3】従来のグレーチングを示す図である。
【図4】従来の他のグレーチングを示す図である。
3 グレーチング 11 溝部(排水溝) 30 グレーチング本体部 30a 長尺体 30b 連結体 31 支持部材 31a 位置決め部 L 長手方向 M 幅方向 T 排水流入部
Claims (5)
- 【請求項1】 排水溝の長手方向に沿った長尺体を、こ
の排水溝を覆うように、この排水溝の幅方向に向かって
複数配置し、この長尺体間の隙間を上記排水溝への排水
の流入部としているグレーチングタイプの溝蓋におい
て、 上記複数の長尺体を、これらの長尺体を一体として取り
扱うために必要な数の連結体でしか結合していないグレ
ーチング本体部と、 上記排水溝を横断するように、この排水溝の形成部材側
に取り付けられとともに、上記グレーチング本体部を載
置して支持できるように、上記排水溝の長手方向に所定
ピッチで配置される支持部材とを有することを特徴とす
るグレーチングタイプの溝蓋。 - 【請求項2】 前記複数の長尺体が、これらの長尺体の
長手方向の所定位置に1箇所だけ設けられた前記連結体
により結合されていることを特徴とする請求項1記載の
グレーチングタイプの溝蓋。 - 【請求項3】 前記複数の長尺体が、これらの長尺体の
両端側に1箇所ずつ設けられた前記連結体により結合さ
れていることを特徴とする請求項1記載のグレーチング
タイプの溝蓋。 - 【請求項4】 前記支持部材が、前記排水溝の形成部材
側に取り外し可能な状態で取り付けられていることを特
徴とする請求項1記載のグレーチングタイプの溝蓋。 - 【請求項5】 前記支持部材に、前記長尺体の位置決め
部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のグ
レーチングタイプの溝蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24947497A JPH1171793A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | グレーチングタイプの溝蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24947497A JPH1171793A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | グレーチングタイプの溝蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1171793A true JPH1171793A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17193508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24947497A Pending JPH1171793A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | グレーチングタイプの溝蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1171793A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100467509B1 (ko) * | 1998-07-16 | 2005-01-24 | 가부시키가이샤 야막스 | 콘크리트제 배수구 블록의 덮개 |
JP2011163090A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Daiwa House Industry Co Ltd | グレーチングユニット |
JP2012515861A (ja) * | 2009-01-22 | 2012-07-12 | スワンストン,ウイリアム,フランシス | ウィアグレート(weirgrate) |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP24947497A patent/JPH1171793A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100467509B1 (ko) * | 1998-07-16 | 2005-01-24 | 가부시키가이샤 야막스 | 콘크리트제 배수구 블록의 덮개 |
JP2012515861A (ja) * | 2009-01-22 | 2012-07-12 | スワンストン,ウイリアム,フランシス | ウィアグレート(weirgrate) |
JP2011163090A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Daiwa House Industry Co Ltd | グレーチングユニット |
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