JP5586431B2 - 荷役作業用テールゲート等における落下防止ストッパ - Google Patents
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Description
テールゲートとしては、不使用時に、フロアプレートを荷台の後端に立て掛けた状態で格納するものと、フロアプレートを折り畳んだ状態で荷台の後方部分の床下に格納するものとが広く用いられている。図5のテールゲートは、車両の後輪RWの後方床下に格納されるテールゲートであって、折り畳み式フロアプレート1及び平行リンク機構2等からなるテールゲート全体が、支持基板3により、車両シャシフレームを構成するメインレールMRに固定したガイドレール4にスライド可能に取り付けられる。フロアプレート1は、ダブルヒンジで結合されたメインプレート11とサブプレート12とを備え、格納状態では、サブプレート12がメインプレート11の上面に折り畳まれて、図示しないスライド用油圧シリンダによりガイドレール1の前端部分の格納位置に移動している。
逆に、車両の荷台から貨物を降ろすときには、起立位置の落下防止ストッパ5にカーゴ台車DLの車輪を当接した状態で、フロアプレート1を下降して接地させる。次いで、フロアプレート1をチルトしてカーゴ台車DLが図6(b)の状態となると、落下防止ストッパ5を足で踏むことにより、平坦位置に切り換える。これによって、落下防止ストッパ5上を通過させて、カーゴ台車DLを地上に移動することができる。
図7(a)は、左右2組の平行リンク機構2に連結された折り畳み式フロアプレート1を接地させ、メインプレート11とサブプレート12とを展開した状態を上方から見た斜視図である。サブプレート12の先端部には、横方向に略全幅に亘って延びる落下防止ストッパ5が設置してあり、荷役作業の障害とならないような両側端部には、落下防止ストッパ5を平坦位置と起立位置とに切り換える切り換え機構5Cが置かれている。
落下防止ストッパ5は、平坦位置(b)では、サブプレート12の先端の凹部5Rに収容され、その表面がサブプレート12の上面と平坦な面を形成する。また、落下防止ストッパ5は、5Oを中心として回動可能となるよう凹部5Rの端部に枢着されるとともに、線形ばねである起立ばね5Sにより起立位置(c)に向けて付勢されている。落下防止ストッパ5の表面には係止部材5Xが固着され、その後端部と対向する位置に、サブプレート12のベース部5Bに枢着されたロック部材5Yが設けられる。平坦位置の(b)においては、係止部材5Xの後端にロック部材5Yの先端が当接し、落下防止ストッパ5の起立を阻止して車輪止めの機能を無効とする。
本発明は、テールゲート先端部に設置される落下防止ストッパにおける切り換え機構をコンパクト化し、部品点数をなるべく減らしながら、切り換え操作が容易で平坦位置等の保持が確実な切り換え機構を構成することを課題とする。
「地面と車両の荷台床面との間で貨物を昇降させる昇降装置において、貨物積載用のフロアプレートの先端部に枢着された落下防止ストッパの位置を、平坦位置と起立位置に切り換える切り換え機構であって、
前記落下防止ストッパは、起立ばねにより起立位置に付勢され、かつ、前記落下防止ストッパの裏面には係止部が設けられ、
前記切り換え機構は、前記係止部に係合する係合位置と係合が解除される解除位置との間を摺動するフック部材と、前記フック部材を摺動可能に嵌め込む案内溝が形成されたケーシングと、前記フック部材を前記係合位置に向けて付勢する押圧ばねと、前記ケーシングを貫通して上下方向に延びる回動軸を有するハンドルとを備えており、さらに、
前記ハンドルの回動軸にはカム部材が固着され、かつ、前記フック部材には、前記ハンドルの回動軸が貫通する長孔と前記カム部材の先端が当接する壁面とが形成され、
前記ハンドルを一方向に回動したときは、前記カム部材の先端が前記壁面の一方の端部と当接するとともに、前記フック部材が前記押圧ばねに付勢されて前記係合位置となり、前記ハンドルを逆方向に回動したときは、前記カム部材の先端が前記押圧ばねを圧縮しながら前記壁面の他方の端部と当接し、前記フック部材が前記解除位置となる」
ことを特徴とする切り換え機構となっている。
ハンドルを一方向に回動すると、カム部材の先端が壁面の一方の端部と当接する。この状態では、フック部材が押圧ばねに付勢されて係止部の方向に摺動し、長孔の一端に回動軸が当ったときに停止して、フック部材は係合位置となる。係合位置では、落下防止ストッパを平坦位置とした場合に、裏面の係止部がフック部材と係合して、平坦位置が保持されることとなる。ハンドルを逆方向に回動すると、カム部材の先端が壁面を押し、フック部材が押圧ばねを圧縮しながら摺動して、カム部材の先端が壁面の他方の端部と当接したときには、フック部材が係止部と外れる解除位置に移動する。解除位置では、落下防止ストッパが起立ばねに付勢されて起立位置となり、カーゴ台車の車輪止めを行う。
保持力を加える構成としては、請求項4の発明のように、押圧ばねにコイルばねを用いて、これをケーシングの案内溝の幅方向中央に設置し、ハンドルを逆方向に回動してカム部材の先端を壁面の他方の端部と当接するときは、コイルばねの中心軸を通り越した位置で当接させる構成とするのが好ましい。これは、いわゆるオーバーセンターロックの保持方法であり、余分な部品を使用することなく位置の保持が可能となる。ただし、例えば、壁面の他方の端部に位置決めの凹所を形成して、押圧ばねによりカム部材の先端が凹所に押し込まれる構成とすることもできる。
フック部材5C1を操作するハンドル5C2は、ケーシング5C3及び裏板5C33を貫通して上下方向に延びる回動軸5C21を有する。ハンドル5C2は断面円形の棒材からなり、回動軸5C21の上方は直角に曲げられて、手動等による操作用の把持部5C22となっている。
11 メインプレート
12 サブプレート
5 落下防止ストッパ
51 係止部
5C 切り換え機構
5C1 フック部材
5C12 長孔
5C13 内部溝
5C14 壁面
5C2 ハンドル
5C21 回動軸
5C23 ピン(カム部材)
5C3 ケーシング
5C31 案内溝
5C4 押圧ばね
5H ヒンジ(落下防止ストッパの)
Claims (8)
- 地面と車両の荷台床面との間で貨物を昇降させる昇降装置において、貨物積載用のフロアプレートの先端部に枢着された落下防止ストッパの位置を、平坦位置と起立位置に切り換える切り換え機構であって、
前記落下防止ストッパは、起立ばねにより起立位置に付勢され、かつ、前記落下防止ストッパの裏面には係止部が設けられ、
前記切り換え機構は、前記係止部に係合する係合位置と係合が解除される解除位置との間を摺動するフック部材と、前記フック部材を摺動可能に嵌め込む案内溝が形成されたケーシングと、前記フック部材を前記係合位置に向けて付勢する押圧ばねと、前記ケーシングを貫通して上下方向に延びる回動軸を有するハンドルとを備えており、さらに、
前記ハンドルの回動軸にはカム部材が固着され、かつ、前記フック部材には、前記ハンドルの回動軸が貫通する長孔と前記カム部材の先端が当接する壁面とが形成され、
前記ハンドルを一方向に回動したときは、前記カム部材の先端が前記壁面の一方の端部と当接するとともに、前記フック部材が前記押圧ばねに付勢されて前記係合位置となり、前記ハンドルを逆方向に回動したときは、前記カム部材の先端が前記押圧ばねを圧縮しながら前記壁面の他方の端部と当接し、前記フック部材が前記解除位置となることを特徴とする切り換え機構。 - 前記カム部材が前記ハンドルの回動軸に固着された棒状のピンであり、その先端が、前記フック部材の摺動方向と直交するよう形成された前記壁面に当接する請求項1に記載の切り換え機構。
- 前記ハンドルを逆方向に回動して前記カム部材の先端が前記壁面の他方の端部と当接したときは、前記押圧ばねが、前記カム部材に対し当接した位置を保持するよう保持力を加える請求項1又は請求項2に記載の切り換え機構。
- 前記押圧ばねが、前記ケーシングの案内溝の幅方向中央に設置されたコイルばねであり、前記ハンドルを逆方向に回動して前記カム部材の先端を前記壁面の他方の端部と当接するときは、前記コイルばねの中心軸を通り越した位置で当接させる請求項3に記載の切り換え機構。
- 前記ハンドルの回動軸が、前記ケーシングの案内溝の幅方向中央から偏倚した位置に設置される請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の切り換え機構。
- 前記カム部材の先端が当接する前記壁面の一方の端部及び他方の端部には、前記カム部材の先端を位置決めする保持壁面が形成されている請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の切り換え機構。
- 前記フック部材には、前記落下防止ストッパの裏面の前記係止部に当接する斜面が形成されており、前記フック部材を前記係合位置に置いて前記落下防止ストッパを下降したときに、前記フック部材が自動的に前記係止部と係合する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の切り換え機構。
- 前記フロアプレートが、メインプレートとサブプレートを有し、折り畳み可能に構成された請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の切り換え機構。
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