JP5025595B2 - 車両用のステップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のステップ装置に関する。
特開2000−153737号公報には、第一ステップと第二ステップとを備えたステップ装置が記載されている。
ステップ装置を使用する場合、第一ステップを、車体側に固定されたフレームに沿って引き出す。この状態で、第二ステップは、リンク部材を介して第一ステップに連結支持される。
特開2000−153737号公報
しかし、上記ステップ装置では、使用時の第一ステップの位置は、フレームの延長線上に限定される。すなわち、第一ステップの高さは、車体側へのフレームの固定位置に依存するため、車高に応じて自由に設定することができない。
そこで、本発明は、ステップの高さを自由に設定することができ、且つ簡単な構造によって小型化を図ることが可能な車両用のステップ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の車両用のステップ装置は、一対のガイドレールと、一対の可動部材と、連結部材と、一対の支持アームと、一対の補助可動部材と、支持アーム移動阻止部材と、一対の下リンク部材と、一対の上リンク部材と、一対の連結リンク部材と、ステップと、ステップ移動阻止部材と、を備える。
一対のガイドレールは、車体側に固定され相対向して延び、それぞれが内部空間を有する。一対の可動部材は、一対のガイドレールのそれぞれに案内支持されて各内部空間内を移動自在である。連結部材は、一対の可動部材を連結する。一対の支持アームは、一対の可動部材のそれぞれに対して回転自在に連結される上端部を有し、各可動部材が各ガイドレールの一端部にそれぞれ位置する状態で、ガイドレールからほぼ直線状に延びる収納前位置と、ガイドレールから斜め下方に延びる使用位置との間を回転移動自在である。支持アーム移動阻止部材は、一対の支持アームが使用位置に達した状態で、支持アームの下方への回転移動を阻止する。一対の補助可動部材は、支持アームが回転移動する際に可動部材と干渉しない位置で一対の支持アームにそれぞれ固定される。
一対の下リンク部材の一端部は、一対の支持アームのそれぞれに回転自在に連結される。一対の上リンク部材の一端部は、下リンク部材と上端部との間で一対の支持アームのそれぞれに回転自在に連結される。一対の連結リンク部材は、上リンク部材の他端部に回転自在に連結される上端部と下リンク部材の他端部に回転自在に連結される下端部とを有し、上リンク部材及び下リンク部材の回転に伴って移動する。
ステップは、一対の下リンク部材に対して固定され、下リンク部材の回転に伴って支持アーム側から略水平方向に延びる展開位置と支持アームに沿った折り畳み位置との間を回転移動する。ステップ移動阻止部材は、ステップが展開位置に達した状態で、上リンク部材の下方への回転移動を阻止する。収納前位置の一対の支持アームは、ステップが折り畳み位置に設定された状態で、ガイドレールの一端部から他端側への可動部材の移動に伴って、一対のガイドレールの間の収納位置へ移動する。一対の補助可動部材は、一対の支持アームが収納前位置から収納位置へ移動する際に、一対のガイドレールの一端部から各内部空間にそれぞれ進入し、各ガイドレールに案内支持されて各内部空間内を移動する。
上記構成では、ステップ装置を使用する場合、一対の支持アームを、収納位置から収納前位置までガイドレールに沿って引き出し、使用位置まで下方に回転移動させた後、ステップを折り畳み位置から展開位置へ回転移動させる。この状態で、支持アーム移動阻止部材は、支持アームの下方への回転移動を阻止し、ステップ移動阻止部材は、上リンク部材を介してステップの下方への回転移動を阻止する。従って、乗員等の作業者は、ステップを足場として荷室等への乗降を容易に行うことができる。
また、ステップ装置の非使用時には、展開状態のステップを折り畳み位置へ回転移動させ、一対の支持アームを、使用位置から収納前位置まで上方に回転移動させた後、収納前位置から収納位置までガイドレールに沿って押し込む。これにより、支持アーム、ステップ、各リンク部材及びステップ移動阻止部材は、一対のガイドレールの間に収容される。
また、ステップを、各支持アームに回転自在に連結された一対の下リンク部材に対して固定しているので、車体側に対するガイドレールの固定高さに依存することなく、ステップの高さを自由に設定することができる。
また、上リンク部材の下方への回転移動を阻止するステップ移動阻止部材によって、ステップの下方への回転移動を阻止しているので、下リンク部材やステップの下方への回転移動を直接阻止するための部材を設けることなく、下リンク部材よりも上方にステップ移動阻止部材を配置して、ステップの下方への回転移動を阻止することができる。このため、ステップの回転移動を阻止する部材を配置するために支持アームを長く設定する必要がなく、支持アームの長さを必要最小限に抑えることができる。従って、連結リンク部材を介してステップを上リンク部材に連結し、上リンク部材の下方への回転移動をステップ移動阻止部材によって阻止するという簡単な構造によって、ガイドレールの長さも必要最小限に抑えて、ガイドレールの長さ方向における装置全体の短縮化を図ることができる。
さらに、一対の支持アームを収納前位置と収納位置との間で移動させる際に、可動部材と補助可動部材とがガイドレールに案内されるので、ガイドレールによって案内される部材の実質的な長さが増大し、可動部材のみを設けた場合に比べて、支持アームの移動を円滑に行うことができる。
また、上記ステップ装置は、一対の上リンク部材に対して固定され、上リンク部材の回転に伴って支持アーム側から略水平方向に延びる展開位置と支持アームに沿った折り畳み位置との間を回転移動する第2のステップを備えてもよい。
上記構成では、乗員等の作業者は、二段のステップを足場として荷室等への乗降をさらに容易に行うことができる。
なお、ステップの段数を増やす場合には、一対のリンク部材とステップとを追加すればよい。例えば、三段のステップを設ける場合には、一対の中リンク部材と第3のステップとを追加する。一対の中リンク部材の一端部は、上リンク部材と下リンク部材との間で、一対の支持アームのそれぞれに回転自在に連結され、他端部は、一対の連結リンク部材の中間部にそれぞれ回転自在に連結され、第3のステップは、一対の中リンク部材に対して固定される。このようにリンク部材とステップの数を増やすことにより、任意の段数のステップを設けることができる。
また、上記ステップ装置において、一対の支持アームは、可動部材との回転連結軸よりも上端側に配置された突部をそれぞれ有してもよく、支持アーム移動阻止部材は、ガイドレールのそれぞれ一端部に設けられた上ストッパと、一対のガイドレールの間に設けられた下ストッパとを有してもよい。
支持アームが使用位置に達した状態では、上ストッパは、支持アームの突部と当接して支持アームの下方への回転移動を阻止し、下ストッパは、回転連結軸よりも下端側で支持アームと当接して支持アームの下方への回転移動を阻止する。
上記構成では、支持アームは、回転連結軸の上方の上ストッパと下方の下ストッパとによって、使用位置から下方への回転移動が阻止されるので、作業者がステップに乗った際の安定性が向上する。
本発明によれば、ステップの高さを自由に設定することができ、且つ簡単な構造によって小型化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態のステップ装置を図面に基づいて説明する。
図1はステップ装置を有する車両を後方から視た背面図、図2はステップ装置の使用状態を示す全体斜視図、図3は図2の側面図、図4は図2の平面図、図5は図2の後面図、図6はガイドレールアッセンブリを示す斜視図、図7は支持アームアッセンブリを示す斜視図、図8はスライダアッセンブリを示す斜視図、図9は上ステップ及び上リンク部材を示す斜視図、図10はステップを折り畳み位置に設定し支持アームを使用位置に設定した状態のステップ装置を示す全体斜視図、図11はステップ装置の非使用状態を示す側面図、図12はステップ装置の非使用状態を示す後面図、図13は使用状態での支持アームの上端部とガイドレールの一端部とを示す拡大斜視図である。なお、以下の説明において、前後方向は車両の進行方向の前後を示し、左右方向は前方を向いた状態での車幅方向の左右を示す。また、ステップ装置に関する上下方向は、特に説明のない限り、使用状態における上下を示す。また、図中の符号FRは車両前方を、符号UPは上方をそれぞれ示す。
図1に示すように、トラック(車両)1の荷箱2の後端には、荷室を開閉自在に閉止する上扉3と下扉(煽り板)4とが設けられている。上扉3の上部は、荷箱2の上後端の横フレーム5に回転自在に支持され、下扉4の下部は、荷箱2の下後端の横フレーム6に回転自在に支持されている。下扉4の左右両端と荷箱2の左右の縦フレーム7,8とは、それぞれ鎖部材(図示省略)によって連結され、下部を中心に回転移動した下扉4は、鎖部材によって略水平に保持される。下扉4の外面4aは、下扉4が起立状態(閉止位置)のときに後方を向いて荷箱2の後面となり、展開状態(開放位置)のときに下方を向く(図2参照)。また、下扉4の内面4bは、下扉4が起立状態(閉止位置)のときに前方を向いて荷室の後方を区画し、展開状態(開放位置)のときに上方を向く(図2参照)。展開状態での下扉4の内面4bは、荷室の床面(図示省略)とほぼ等しい高さに設定され、積荷の積み下ろし時の作業用のスペースや積荷の仮置き用のスペースなどに利用される。
下扉4の外面4a上には、ステップ装置10が取り付けられている。
図2〜図13に示すように、ステップ装置10は、ガイドレールアッセンブリ11と、支持アームアッセンブリ12と、スライダアッセンブリ13と、一対の下リンク部材14と、一対の上リンク部材15と、一対の連結リンク部材16と、上ステップ(第2のステップ)17と、下ステップ(ステップ)18とによって概略構成されている。
ガイドレールアッセンブリ11は、一対のガイドレール19と、一対の後側固定ブラケット20と、一対の前側固定ブラケット21と、下ストッパ(支持アーム移動阻止部材)22と、上ストッパ23(支持アーム移動阻止部材)とを備える。なお、図6は、上ストッパ23が取り付けられる前の状態を示している。
ガイドレール19は、略コ字状断面を有し、その内側空間を後述するスライダ24及び補助スライダ32が摺動する。後側固定ブラケット20及び前側固定ブラケット21は、それぞれ断面L字板形状を有し、その一側がガイドレール19の外側面に固着され、その他側が下扉4の外面4aに締結固定される。すなわち、ステップ装置10は、後側固定ブラケット20及び前側固定ブラケット21を介して下扉4に固定され、下扉4が展開状態に設定されると、一対のガイドレール19は、前後方向に相対向して延びて配置された状態となる。
下ストッパ22の両端は、ガイドレール19の一端部(後端部)にそれぞれ固着されている。後側固定ブラケット20には、ガイドレール19の上方で後側固定ブラケット20の内面から突出する断面L字板形状の上ストッパ23が締結固定されている。
スライダアッセンブリ13は、一対のスライダ(可動部材)24と、連結部材25と、メインストッパ26とを備える。
スライダ24は、ガイドレール19の内側空間よりも僅かに小さい形状を有し、ガイドレール19の底面上を摺動自在であり、ガイドレール19によって案内支持される。連結部材25の両端は、一対のスライダ24にそれぞれ固着されている。メインストッパ26は、スライダ24がガイドレール19の一端部に達したときに下ストッパ22に前方から当接し、スライダ24がガイドレールの19の一端部から離脱するのを阻止する。
支持アームアッセンブリ12は、一対の支持アーム27と、連結アーム(ステップ移動阻止部材)28と、一対のカバープレート29と、把持プレート30と、補助スライダ(補助可動部材)32とを備える。
支持アーム27の各上端部27aは、スライダ24のそれぞれに回転連結軸33を介して回転自在に連結支持され、支持アーム27は、スライダ24がガイドレール19の一端部に位置する状態で、ガイドレール19からほぼ直線状に後方に延びる収納前位置と、ガイドレール19から斜め下後方に延びる使用位置との間を回転移動自在である。
連結アーム28の両端は、一対の支持アーム27の中間部の所定位置にそれぞれ固着されている。各カバープレート29は、後述する折り畳み位置での上ステップ17及び下ステップ18を側方から覆うように、各支持アーム27の上面(支持アーム27を収納前位置に設定した状態での上面)の外縁部分に固着されて上方に突出し、支持アーム27に沿って延びている。各カバープレート29の上端外面には、外側に突出する突部31がそれぞれ設けられている。各突部31は、回転連結軸33よりも上端側に配置される。支持アーム27が使用位置に達した状態では、支持アーム27の突部31が上ストッパ23に当接し、上ストッパ23によって支持アーム27の下方への回転移動が阻止されるとともに、回転連結軸33よりも下端側で支持アーム27が下ストッパ22に当接し、下ストッパ22によっても支持アーム27の下方への回転移動が阻止される。
把持プレート30の両端は、一対の支持アーム27の下端部にそれぞれ固着されている。
下リンク部材14と上リンク部材15とは、平面視略L字板形状を有する。下リンク部材14の一端部は、支持アーム27の下端部内面上に配置され、支持アーム27に回転自在に連結される。上リンク部材15の一端部は、下リンク部材14と上端部27aとの間で支持アーム27の内面上に配置され、支持アーム27に回転自在に連結される。連結リンク部材16は、上リンク部材15の他端部に回転自在に連結される上端部と下リンク部材14の他端部に回転自在に連結される下端部とを有し、上リンク部材15及び下リンク部材14の回転に伴って移動する。すなわち、上リンク部材15と下リンク部材14と連結リンク部材16とは、四辺リンク機構を構成する。
上リンク部材15は、上ステップ17の両側部に固定され、上ステップ17は、上リンク部材15の回転に伴って展開位置と折り畳み位置との間を回転移動する。展開位置の上ステップ17は、支持アーム27側から略水平方向に延び、折り畳み位置の上ステップ17は、支持アーム27に近接した状態で支持アーム27に沿って上方へ延びる。下リンク部材14は、下ステップ18の両側部に固定され、下ステップ18は、下リンク部材14の回転に伴って展開位置と折り畳み位置との間を回転移動する。展開位置の下ステップ18は、上ステップ17の下方で支持アーム27側から略水平方向に延び、折り畳み位置の下ステップ18は、支持アーム27に近接した状態で上ステップ17の下方に並んで支持アーム27に沿って上方へ延びる。上記四辺リンク機構によって連結された上ステップ17と下ステップ18とは、その一方が他方に連動して回転移動する。
上リンク部材15と上ステップ17とは、上ステップ17及び下ステップ18が展開位置に達した状態で、連結アーム28に上方から当接し、連結アーム28によって上リンク部材15及び上ステップ17の下方への回転移動が阻止される。
上記収納前位置の一対の支持アーム27は、上ステップ17及び下ステップ18が折り畳み位置に設定された状熊で、ガイドレール19の一端部から他端側へのスライダ24の移動に伴って、上ステップ17及び下ステップ18とともに、一対のガイドレール19の間の収納位置へ移動する。
補助スライダ32は、支持アーム27の回転移動時にスライダ24と干渉しない程度にスライダ24から離間した位置で、支持アーム27の外側面上に固定されている。補助スライダ32は、ガイドレール19の内側空間よりも僅かに小さい形状を有し、支持アーム27が収納前位置から収納位置へ移動する際に、ガイドレール19の一端部から内側空間に進入し、ガイドレール19の底面上を摺動し、ガイドレール19によって案内支持される。
ステップ装置10を使用する場合、下扉4を閉止位置から開放位置に移動させ、把持プレート30を掴み、収納位置から収納前位置まで支持アーム27をガイドレール19に沿って引き出し、引き出した支持アーム27を、使用位置まで下方に回転移動させた後、上ステップ17及び下ステップ18を、折り畳み位置から展開位置へ回転移動させる。この状態で、上ストッパ23及び下ストッパ22は、支持アーム27の下方への回転移動を阻止し、連結アーム28は、上ステップ17の下方への回転移動を阻止するとともに、四辺リンク機構を介して下ステップ18の下方への回転移動を阻止する。従って、乗員等の作業者は、上ステップ17と下ステップ18ルを足場として荷室等への乗降を容易に行うことができる。
また、ステップ装置10の非使用時(収納時)には、展開状態の上ステップ17及び下ステップ18を折り畳み位置へ回転移動させ、支持アーム27を、使用位置から収納前位置まで上方に回転移動させた後、収納前位置から収納位置までガイドレール19に沿って押し込む。これにより、支持アームアッセンブリ12、上ステップ17、下ステップ18、及び各リンク部材14,15,16は、一対のガイドレール19の間に収容することができる。なお、折り畳み位置に達した下ステップ18は、連結アーム28に後方から当接し、連結アーム28によって前方への回転移動が阻止される。
また、上ステップ17及び下ステップ18を、支持アーム27に回転自在に連結された上リンク部材15及び下リンク部材14にそれぞれ固定しているので、車体側に対するガイドレール19の固定高さに依存することなく、上ステップ17及び下ステップ18の高さを車高等に応じて自由に設定することができる。
また、上リンク部材15の下方への回転移動を阻止する連結アーム28によって、下ステップ18の下方への回転移動を阻止しているので、下リンク部材14や下ステップ18の下方への回転移動を直接阻止するための部材を設けることなく、下リンク部材14よりも上方に連結アーム28を配置して、下ステップ18の下方への回転移動を阻止することができる。このため、下ステップ18の回転移動を阻止する部材を配置するために支持アーム27を長く設定する必要がなく、支持アーム27の長さを必要最小限に抑えることができる。従って、連結リンク部材16を介して下ステップを上リンク部材15に連結し、上リンク部材15の下方への回転移動を連結アーム28によって阻止するという簡単な構造によって、ガイドレール27の長さを必要最小限に抑えて、ガイドレール19の長さ方向における装置全体の短縮化(小型化)を図ることができる。
また、支持アーム27を収納前位置と収納位置との間で移動させる際に、スライダ24と補助スライダ32とがガイドレール19に案内される。これにより、ガイドレール19によって案内される部材の実質的な長さが増大し、スライダ24のみを設けた場合に比べて、支持アーム27のがたつきが抑制され、支持アーム27の移動を円滑に行うことができる。
さらに、使用位置の支持アーム27は、回転連結軸33の上方の上ストッパ23と下方の下ストッパ22とによって、下方への回転移動が阻止される。すなわち、回転連結軸33の上下二箇所(左右を合わせると計四箇所)で支持アーム27の下方への回転が阻止されるので、作業者が上ステップ17や下ステップ18に乗った際の揺れ等が発生し難く、安定性が向上する。
なお、ステップの段数を増やす場合には、一対のリンク部材とステップとを追加すればよい。例えば、三段のステップを設ける場合には、一対の中リンク部材と中ステップとを追加する。一対の中リンク部材の一端部は、上リンク部材と下リンク部材との間で、一対の支持アームのそれぞれに回転自在に連結され、他端部は、一対の連結リンク部材の中間部にそれぞれ回転自在に連結され、中ステップは、一対の中リンク部材に対して固定される。このようにリンク部材とステップの数を増やすことにより、任意の段数のステップを設けることができる。
次に、上記実施形態の変形例を図14〜図17に基づいて説明する。図14はこの変形例の全体斜視図、図15〜図17は図14の要部を拡大した背面図であり、図15は使用状態を、図16はステップを折り畳み位置に設定し支持アームを使用位置に設定した状態を、図17は非使用状態をそれぞれ示している。なお、ステップ装置10の構成は上記実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
図14に示すように、この変形例では、上記上扉3及び下扉4に代えて、荷箱2の後端に左右の扉41が設けられている。左右の扉41の各端縁は、左右の縦フレーム7,8にそれぞれ回転自在に連結され、荷室を所謂観音開きによって開放する。
上記ステップ装置10は、図15〜図17に示すように、後側固定ブラケット20及び前側固定ブラケット(図示省略)を介して、荷台下面42に固定されている。この変形例では、扉41の開閉状態によらず、ステップ装置10を使用状態と非使用状態とに設定することができる。また、非使用状態では、ステップ装置10が荷台下面42の下方に収容される。
次に、上記実施形態の他の変形例を図18に基づいて説明する。図18はこの変形例のステップ装置の全体斜視図である。この変形例のステップ装置10は、上記実施形態のステップ装置10から上ステップ17を取り除いたものであり、その他の構成は上記実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
図18に示すように、この変形例は、下ステップ18のみが設けられた一段のステップである。なお、必要に応じて、支持アーム27及びガイドレール19を短縮してもよい。
上述の実施形態は本発明の一例であり、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、例えば、スライダ24や補助スライダ32に代えて滑車を設けるなど、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、上述の実施形態以外であっても種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明は、車両用のステップ装置として様々な車両に適用可能である。
本発明の一実施形態のステップ装置を有する車両を後方から視た背面図である。 ステップ装置の使用状態を示す全体斜視図である。 図2の側面図である。 図2の平面図である。 図2の後面図である。 ガイドレールアッセンブリを示す斜視図である。 支持アームアッセンブリを示す斜視図である。 スライダアッセンブリを示す斜視図である。 上ステップ及び上リンク部材を示す斜視図である。 ステップを折り畳み位置に設定し支持アームを使用位置に設定した状態のステップ装置を示す全体斜視図である。 ステップ装置の非使用状態を示す側面図である。 ステップ装置の非使用状態を示す後面図である。 使用状態での支持アームの上端部とガイドレールの一端部とを示す拡大斜視図である。 変形例の全体斜視図である。 変形例の要部を拡大した背面図である。 変形例の要部を拡大した背面図である。 変形例の要部を拡大した背面図である。 他の変形例のステップ装置の全体斜視図である。
符号の説明
1:トラック(車両)
2:荷箱
3:上扉
4:下扉
4a:下扉の外面
10:ステップ装置
11:ガイドレールアッセンブリ
12:支持アームアッセンブリ
13:スライダアッセンブリ
14:下リンク部材
15:上リンク部材
16:連結リンク部材
17:上ステップ(第2のステップ)
18:下ステップ(ステップ)
19:ガイドレール
20:後側固定ブラケット
21:前側固定ブラケット
22:下ストッパ(支持アーム移動阻止部材)
23:上ストッパ(支持アーム移動阻止部材)
24:スライダ(可動部材)
25:連結部材
26:メインストッパ
27:支持アーム
28:連結アーム(ステップ移動阻止部材)
29:カバープレート
30:把持プレート
31:突部
32:補助スライダ(補助可動部材)
33:回転連結軸

Claims (3)

  1. 車体側に固定され相対向して延び、それぞれが内部空間を有する一対のガイドレールと、
    前記一対のガイドレールのそれぞれに案内支持されて各内部空間内を移動自在な一対の可動部材と、
    前記一対の可動部材を連結する連結部材と、
    前記一対の可動部材のそれぞれに対して回転自在に連結される上端部を有し、各可動部材が各ガイドレールの一端部にそれぞれ位置する状態で、前記ガイドレールからほぼ直線状に延びる収納前位置と、前記ガイドレールから斜め下方に延びる使用位置との間を回転移動自在な一対の支持アームと、
    前記支持アームが回転移動する際に前記可動部材と干渉しない位置で前記一対の支持アームにそれぞれ固定される一対の補助可動部材と、
    前記一対の支持アームが前記使用位置に達した状態で、該支持アームの下方への回転移動を阻止する支持アーム移動阻止部材と、
    前記一対の支持アームのそれぞれに回転自在に連結される一端部を有する一対の下リンク部材と、
    前記下リンク部材と前記上端部との間で前記一対の支持アームのそれぞれに回転自在に連結される一端部を有する一対の上リンク部材と、
    前記上リンク部材の他端部に回転自在に連結される上端部と前記下リンク部材の他端部に回転自在に連結される下端部とを有し、前記上リンク部材及び前記下リンク部材の回転に伴って移動する一対の連結リンク部材と、
    前記一対の下リンク部材に対して固定され、該下リンク部材の回転に伴って前記支持アーム側から略水平方向に延びる展開位置と前記支持アームに沿った折り畳み位置との間を回転移動するステップと、
    前記ステップが前記展開位置に達した状態で、前記上リンク部材の下方への回転移動を阻止するステップ移動阻止部材と、を備え、
    前記収納前位置の前記一対の支持アームは、前記ステップが前記折り畳み位置に設定された状態で、前記ガイドレールの一端部から他端側への前記可動部材の移動に伴って、前記一対のガイドレールの間の収納位置へ移動し、
    前記一対の補助可動部材は、前記一対の支持アームが前記収納前位置から前記収納位置へ移動する際に、前記一対のガイドレールの一端部から各内部空間にそれぞれ進入し、各ガイドレールに案内支持されて各内部空間内を移動する
    ことを特徴とする車両用のステップ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用のステップ装置であって、
    前記一対の上リンク部材に対して固定され、該上リンク部材の回転に伴って前記支持アーム側から略水平方向に延びる展開位置と前記支持アームに沿った折り畳み位置との間を回転移動する第2のステップを備えた
    ことを特徴とする車両用のステップ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用のステップ装置であって、
    前記一対の支持アームは、前記可動部材との回転連結軸よりも上端側に配置された突部をそれぞれ有し、
    前記支持アーム移動阻止部材は、前記ガイドレールのそれぞれ一端部に設けられた上ストッパと、前記一対のガイドレールの間に設けられた下ストッパとを有し、
    前記支持アームが前記使用位置に達した状態で、前記上ストッパは、前記支持アームの前記突部と当接して該支持アームの下方への回転移動を阻止し、前記下ストッパは、前記回転連結軸よりも下端側で前記支持アームと当接して該支持アームの下方への回転移動を阻止する
    ことを特徴とする車両用のステップ装置。
JP2008211171A 2008-07-24 2008-07-24 車両用のステップ装置 Active JP5025595B2 (ja)

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