JP5582995B2 - ソケット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体パッケージ等の被接続物を実装基板等と電気的に接続するソケットに関する。
従来より、被接続物を実装基板等と電気的に接続するソケットが知られている。図1は、従来のソケットを例示する断面図である。図1を参照するに、従来のソケット200は、樹脂を成形したハウジング201と、ばね性を有する導電性の接続端子202とを有する。
ハウジング201には、複数の貫通孔201xが所定のピッチで配設されている。接続端子202は、一体的に構成された接続部215及び216とばね部217とを有し、ハウジング201の貫通孔201xに固定されている。接続部215はハウジング201の上面から突出しており、接続部216はハウジング201の下面から露出している。
接続部216は、はんだボール208を介して、マザーボード等の実装基板209と電気的に接続されている。パッド206を有する被接続物205(例えば、配線基板や半導体パッケージ等)がハウジング201の方向に押圧されると、接続部215はパッド206と接触する。これにより、接続端子202と被接続物205とは電気的に接続される。すなわち、被接続物205は、接続端子202を介してマザーボード等の実装基板209と電気的に接続される(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第7264486号明細書
ところで、近年、半導体パッケージ等の被接続物205は高速化し、又、消費電力が増大しつつある。それに伴って、半導体パッケージ等の被接続物205が発熱し、その熱が接続端子202に伝わり、接続端子202が高温になることが問題となりつつある。半導体パッケージ等の被接続物205は、100℃以上の高温になる場合もあり、この熱が接続端子202に伝わると接続部216とはんだボール208との接続信頼性の低下に繋がる。
図1に示す構造では、各接続端子202は、樹脂を成形したハウジング201の貫通孔201xに固定されているため、各接続端子202の周囲に空気の流れができ難い。そのため、各接続端子202が高温となった場合に、効率よく放熱できないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、接続端子の放熱性を向上可能な構造を有するソケットを提供することを課題とする。
本ソケットは、接続部が設けられた接続端子を介して、被接続物を着脱可能な状態で実装基板に接続するソケットであって、前記接続部が前記被接続物と対向するように、前記接続端子を支持する基板と、前記接続端子を取り囲むように配置され、前記接続部と前記被接続物のパッドとを位置決めする枠状の位置決め部と、前記位置決め部の外側面の外側に設けられた枠部と、を有し、前記位置決め部の側壁に開口部が設けられており、前記位置決め部の前記側壁の底面は、前記基板の前記被接続物と対向する面の外縁部に固着されており、前記被接続物は、前記位置決め部の内側に挿入されることを要件とする。
開示の技術によれば、接続端子の放熱性を向上可能な構造を有するソケットを提供できる。
従来のソケットを例示する断面図である。 第1の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。 図2の一部を拡大して例示する断面図である。 第1の実施の形態に係る接続端子の配列を例示する平面図である。 第1の実施の形態に係る位置決め部を例示する斜視図である。 第1の実施の形態に係る接続端子を例示する断面図である。 第1の実施の形態に係る接続端子を例示する斜視図である。 第1の実施の形態に係るソケットを用いた接続方法を例示する図(その1)である。 第1の実施の形態に係るソケットを用いた接続方法を例示する図(その2)である。 第1の実施の形態に係るソケットを用いた接続方法を例示する図(その3)である。 第2の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。 図10の一部を拡大して例示する断面図である。 第3の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。 第3の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する平面図である。 第3の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する底面図である。 第3の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する斜視図である。 第4の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。 図14の一部を拡大して例示する断面図である。 第4の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する平面図である。 第4の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する斜視図である。 第5の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。 図17の一部を拡大して例示する断面図である。 第5の実施の形態に係る接続端子を例示する断面図である。 第5の実施の形態に係る接続端子を例示する斜視図である。 位置決め部の変形例を示す斜視図(その1)である。 位置決め部の変形例を示す斜視図(その2)である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
なお、以下の実施の形態では、一例として、半導体パッケージ及び基板の平面形状が矩形状である場合を示すが、半導体パッケージ及び基板の平面形状は矩形状には限定されず、任意の形状として構わない。
〈第1の実施の形態〉
[第1の実施の形態に係るソケットの構造]
図2は、第1の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。図3は、図2の一部を拡大して例示する断面図である。図4は、第1の実施の形態に係る接続端子の配列を例示する平面図である。図5は、第1の実施の形態に係る位置決め部を例示する斜視図である。なお、図2及び図3は、図4のXZ平面に平行な断面を図示している。又、図2〜図5において、X方向は接続端子30の配列方向、Y方向はX方向と垂直で基板本体21の第1主面21aに平行な方向、Z方向は基板本体21の第1主面21aに垂直な方向としている。
なお、図4に示すように、平面視において(Z方向から視て)接続端子30はX方向に対して傾いているため、XZ平面に平行な断面図では接続端子30の断面形状を示すことができない。そこで、便宜上、図2及び図3では、XZ平面に平行な断面図には本来現れない接続端子30の断面形状を模式的に示している。
図2〜図5を参照するに、ソケット10は、基板20と、接続端子30と、接合部40と、接合部41と、位置決め部50とを有する。但し、後述のように、接合部41は、ソケット10の必須の構成要素ではない。
60は被接続物である半導体パッケージを、70はマザーボード等の実装基板を、80は筐体を示している。半導体パッケージ60は、ソケット10を介して、実装基板70と電気的に接続されている。なお、第1の実施の形態では、被接続物として半導体パッケージ60を例示して説明するが、被接続物は半導体チップを有さない配線基板等であっても構わない。
基板20は、基板本体21と、基板本体21の第1主面21aに形成された第1導体層22と、第2主面21bに形成された第2導体層23と、基板本体21の第1主面21aから第2主面21bに貫通する貫通孔21x内に形成されたビア配線24と、基板本体21の第1主面21aに形成され第1導体層22の一部を露出する開口部を有する第1ソルダーレジスト層25と、基板本体21の第2主面21bに形成され第2導体層23の一部を露出する開口部を有する第2ソルダーレジスト層26とを有する。なお、第1導体層22及び第2導体層23は、それぞれ配線層である。
第1導体層22と第2導体層23とは、ビア配線24を介して電気的に接続されている。ビア配線24は、貫通孔21xを充填して設けられても構わない。第1導体層22の第1ソルダーレジスト層25の開口部から露出する部分は、接続端子30の固定部31と接続されるパッドとして機能する。第2導体層23の第2ソルダーレジスト層26の開口部から露出する部分は、実装基板70と接続されるパッドとして機能する。なお、基板本体21の第1主面21aを単に主面と、基板本体21の第2主面21bを反対面と称する場合がある。
基板本体21は、接続端子30を支持する基体となる部材である。接続端子30は、後述する接続部32が被接続物60と対向するように支持される。基板本体21としては、例えば、ポリイミド樹脂や液晶ポリマ等を用いたフレキシブルなフィルム状基板を用いることができる。基板本体21として、ガラスクロスにエポキシ系樹脂等の絶縁性樹脂を含浸したリジッドな基板(例えば、FR4材等)を用いても構わない。基板本体21の厚さは、例えば50〜400μm程度とすることができる。
第1導体層22、第2導体層23、及びビア配線24の材料としては、例えば、銅(Cu)等を用いることができる。第1導体層22、第2導体層23の厚さは、例えば、10〜30μm程度とすることができる。第1導体層22、第2導体層23、及びビア配線24は、例えば、セミアディティブ法やサブトラクティブ法等の各種配線形成方法により形成できる。
第1ソルダーレジスト層25及び第2ソルダーレジスト層26の材料としては、例えば、感光性の絶縁性樹脂等を用いることができる。第1ソルダーレジスト層25及び第2ソルダーレジスト層26の厚さは、例えば、10〜20μm程度とすることができる。開口部を有する第1ソルダーレジスト層25及び第2ソルダーレジスト層26は、例えば、フォトリソグラフィ法等により形成できる。
接続端子30は、ばね性を有する導電性の部材である。接続端子30の一端である固定部31は、接合部40を介して第1導体層22に固着され、第1導体層22と電気的及び機械的に接続されている。接続端子30の他端である接続部32は、後述する半導体パッケージ60のパッドの貴金属層65に離間可能な状態(固定されていない状態)で当接し、貴金属層65と電気的に接続されている。
領域Aに配列された接続端子30と、領域Bに配列された接続端子30とは、概ね対向している。このような配列により、接続端子30がZ方向に押圧されたときに、横方向(Z方向以外の方向)に生じる反力を低減できる。特に、接続端子30の数が多いときに有効である。但し、例えば接続端子30の数が比較的少ない場合のように、横方向(Z方向以外の方向)に生じる反力が問題にならない場合には、領域Aの接続端子30と領域Bの接続端子30とが同一方向を向くように配列しても構わない(例えば、後述の図14及び図17参照)。
平面視において、接続端子30は、接続端子30の配設方向C(X方向)に対して所定の角度θをなして傾くように配列されている。但し、本実施の形態では、領域Aの接続端子30と領域Bの接続端子30とが概ね対向しているため、図4に示すように、領域Aの接続端子30と領域Bの接続端子30とは、傾く方向が異なっている。所定の角度θは、例えば、25〜35度程度とすることができる。
なお、図4では、領域Aの接続端子30と領域Bの接続端子30とがY方向に平行な対称軸に対して線対称となるように配列されているが、これとは異なる配列としてもよい。例えば、領域Aの接続端子30を図4の位置から、配設方向Cを対称軸として線対称な位置に変更してもよい。
このように、各接続端子30を、各接続端子30の配設方向Cに対して傾斜させて配列することにより、配設方向Cに対して平行に配列した場合と比較して、単位面積当たりに多くの接続端子30を配列することが可能となる。これにより、例えば0.8mm程度の狭ピッチでパッド(例えば、貴金属層65等)が配列された被接続物(半導体パッケージ60等)にも対応可能となる。なお、接続端子30の詳細な構造については、後述する。
接合部40は、第1ソルダーレジスト層25の開口部に形成され、接続端子30の固定部31と第1導体層22とを電気的及び機械的に接続している。接合部40の材料としては、はんだや導電性樹脂ペースト(例えば、Agペースト)等の導電性材料を用いることができる。接合部40の材料としてはんだを用いる場合は、例えば、Pbを含む合金、SnとCuの合金、SnとAgの合金、SnとAgとCuの合金等を用いることができる。
位置決め部50は、例えば、金属や樹脂等からなる枠状の部材である。金属としては、例えば、アルミニウム(Al)やSUS304(CrとNiを主成分とするステンレス鋼:0.08C−18Cr−8Ni)等を用いることができる。樹脂としては、例えば、液晶ポリマ(Liquid Crystal Polymer)やエポキシ系樹脂等を用いることができる。なお、本実施の形態では、位置決め部50は、複数の接続端子30を取り囲むように設けられている四角環状の部材であるが、半導体パッケージ及び基板の平面形状に合わせて円環状等とすることができる。
位置決め部50は、X方向に設けられた2つの側壁、及びY方向に設けられた2つの側壁を有し、各側壁には複数の穴部50xが設けられている。なお、ここでは、便宜上、4つの側壁と表現するが、各側壁は一体的に形成されていてよい。位置決め部50の側壁に複数の穴部50xを設けることにより、位置決め部50の内側と外側との間に空気の流れができる。そのため、被接続物である半導体パッケージ60が発熱し、その熱が接続端子30に伝わっても、接続端子30の熱を効率よく放熱できるため、接続端子30が高温になることを防止できる。
位置決め部50の側壁の底面は、基板20の被接続物60と対向する面の外縁部に固着されている。より詳しくは、位置決め部50の側壁の底面は、基板本体21の第1主面21a上に形成された第1ソルダーレジスト層25の外縁部に接着剤等により固着されている。位置決め部50は、ねじ等を用いて基板20と機械的に固着しても構わない。位置決め部50の内側面の形成する空間の平面形状は、後述の半導体パッケージ60の基板61の平面形状と略同一であり、半導体パッケージ60を挿入可能に形成されている。
位置決め部50の内側面は、挿入された半導体パッケージ60の基板61の側面(外周縁)と接し、半導体パッケージ60とソケット10とを位置決めする。これにより、半導体パッケージ60の各貴金属層65と、ソケット10の各接続端子30の接続部32とが当接する。位置決め部50は、半導体パッケージ60とソケット10とを位置決めする機能に加えて、基板20の強度を補強する機能も有する。
なお、位置決め部50を設けずに、例えば、後述する筐体82の枠部83等により半導体パッケージ60を位置決めする構造にしても構わない(例えば、後述の図12、図14、及び図17参照)。
接合部41は、第2ソルダーレジスト層26の開口部に形成され、基板20の第2導体層23と実装基板70の導体層72(パッド)とを電気的及び機械的に接続している。接合部41の材料としては、はんだや導電性樹脂ペースト(例えば、Agペースト)等の導電性材料を用いることができる。接合部41の材料としてはんだを用いる場合は、例えば、Pbを含む合金、SnとCuの合金、SnとAgの合金、SnとAgとCuの合金等を用いることができる。
なお、接合部41はソケット10の必須の構成要素ではなく、例えば、ソケット10に接合部41を設けずに、実装基板70の導体層72上にはんだや導電性樹脂接着剤等からなるバンプを設けても構わない。
次に、被接続物である半導体パッケージ60、マザーボード等の実装基板70、及び筐体80について説明する。被接続物である半導体パッケージ60は、基板61と、半導体チップ62と、封止樹脂63と、導体層64と、貴金属層65とを有する。なお、導体層64及び貴金属層65は配線層であり、導体層64と貴金属層65とでパッドを形成している。
基板61は、例えば絶縁性樹脂を含む基板本体に絶縁層、配線パターン、ビア配線等(図示せず)が形成されたものである。基板61の一方の面にはシリコン等を含む半導体チップ62が実装され、他方の面には配線パターンの一部である導体層64が形成されている。
導体層64の材料は、例えば、銅(Cu)等である。導体層64の厚さは、例えば、10〜30μm程度である。半導体チップ62は、例えばフリップチップ接続により基板61に搭載され、絶縁性樹脂からなる封止樹脂63により封止されている。なお、半導体チップ62の背面を露出するように封止樹脂63を設け、半導体チップ62の背面に例えば銅(Cu)等からなる放熱板を配置しても構わない。
貴金属層65は、導体層64の上面に積層形成されている。導体層64及び貴金属層65は、基板61の他方の面に、例えば格子状に配置されたパッドである。すなわち、半導体パッケージ60は所謂LGA(Land grid array)であり、ソケット10は所謂LGA用のソケットである。
貴金属層65としては、例えば、金(Au)層やパラジウム(Pd)層等の貴金属を含む層を用いることができる。貴金属層65は、例えば、無電解めっき法等により形成できる。なお、金(Au)層の下層として、ニッケル(Ni)層やNi/Pd層(Ni層とPd層をこの順番で積層した金属層)等を形成しても構わない。
貴金属層65は、接続端子30との接続信頼性を向上するために設けられている。貴金属層65は、接続端子30との接触抵抗を安定させるため、通常の金めっき層等に比べて大幅に厚く形成されている。はんだボール等との接続信頼性を向上するために通常設けられる金めっき層等の厚さは、0.05μm以下程度である。これに対して、貴金属層65の厚さは、例えば、0.4μm程度であり、通常設けられる金めっき層等の8倍以上の厚さとされている。
実装基板70(マザーボード等)は、基板本体71と、導体層72とを有する。導体層72は、基板本体71の一方の面に形成されている。なお、導体層72は配線層であり、パッドを形成している。基板本体71は、例えば、ガラスクロスにエポキシ樹脂等の絶縁性樹脂を含浸したもの等である。導体層72の材料は、例えば、銅(Cu)等である。
筐体80は、枠部81と、蓋部82とを有する。枠部81は、位置決め部50の外側面の更に外側に設けられた枠状の部材である。枠部81の材料としては、剛性のある金属や樹脂等を用いることが好ましい。枠部81は、実装基板70を貫通するボルト等(図示せず)により、実装基板70の上面に固着されている。
なお、枠部81の各側壁に、位置決め部50の穴部50xと同様な複数の穴部を設けると、接続端子30周辺の空気が更に流れやすくなるため、接続端子30の放熱性を一層向上できる。更に、ソケット10の近傍に空気を送風する冷却ファンと、冷却ファンから送風された空気が枠部81や位置決め部50の側壁に設けられた穴部を介して流入及び流出するような構造とを設けても構わない。
蓋部82は、例えば金属や樹脂等で形成される平面形状が略矩形状や略枠状の部材である。蓋部82は、例えば枠部81の上面の一端側に回動可能に取り付けられており、他端側にロック機構を有する。蓋部82の外縁部を枠部81の上面と接するように固定する(ロックする)ことにより(図2及び図3の状態)、蓋部82が半導体パッケージ60を実装基板70側に押し込み、半導体パッケージ60は実装基板70側に移動する。
これにより、ソケット10の接続端子30は押圧されZ方向に縮んで所定のばね圧が生じ、半導体パッケージ60の貴金属層65は接続端子30の接続部32と当接する。つまり、半導体パッケージ60はソケット10を介して実装基板70と電気的に接続される。但し、蓋部82のロックを解除することにより、半導体パッケージ60は、ソケット10から着脱可能である。
なお、蓋部82は、枠部81とは別体でも構わない。この場合には、例えば、半導体パッケージ60を蓋部82により上側から押圧した状態で、蓋部82が枠部81に固定可能な構造であれば良い。
ここで、図6を参照しながら、接続端子30の詳細な構造について説明する。図6Aは、第1の実施の形態に係る接続端子を例示する断面図である。図6Bは、第1の実施の形態に係る接続端子を例示する斜視図である。図6A及び図6Bを参照するに、接続端子30は、ばね性を有する導電性の部材であり、固定部31と、接続部32と、ばね部33と、第1支持部34と、第2支持部35とを有する。
固定部31は、接続端子30の一端に形成されている。固定部31は、板状とされている。固定部31の厚さ(Z方向)は、例えば0.08mm程度とすることができる。固定部31の横幅(Y方向)は、例えば0.3mm程度とすることができる。固定部31の縦幅(X方向)は、例えば0.4mm程度とすることができる。
固定部31の第1面31aは、接合部40を介して基板20の第1導体層22の表面と電気的及び機械的に接続されている。
接続部32は、接続端子30の他端に形成され、固定部31と対向するように配置されている。接続部32は、ばね部33、第1支持部34、及び第2支持部35を介して、固定部31と電気的に接続されている。接続部32は、当接部38と、突出部39とを有する。接続部32の厚さは、例えば0.08mm程度とすることができる。接続部32の横幅(Y方向)は、例えば、0.2mm程度とすることができる。なお、ばね部33、第1支持部34、及び第2支持部35を、接続端子30の湾曲部と称する場合がある。つまり、接続端子30は、ばね性を有する湾曲部を介して接続部32と対向配置された固定部31を有する。
当接部38は、被接続物のパッド(例えば半導体パッケージ60の貴金属層65等)と当接する部分である。当接部38はラウンド形状とされており、接続端子30が押圧された際、主にZ方向に移動する。このように、当接部38をラウンド形状とすることにより、当接部38が押圧され貴金属層65等と当接する際、当接部38により貴金属層65等が破損することを防止できる。
又、当接部38は、例えば半導体パッケージ60が接続部32を押圧した際、ばね部33の変形により、接続部32が固定部31に近づく方向(Z方向)に移動した状態で、貴金属層65等と当接する。これにより、貴金属層65等と接続部32とが当接した際、接続部32が、貴金属層65等が形成された面と平行な方向に大きく移動することがなくなるため、貴金属層65等を狭ピッチに配置できる。貴金属層65等のピッチ(当接部38のピッチ)としては、例えば、0.8〜1.5mm程度とすることができる。
突出部39は、一方の端部が第2支持部35と一体的に形成されており、他方の端部が当接部38と一体的に形成されている。突出部39は、第2支持部35から貴金属層65等に向かう方向(固定部31から離間する方向)に突出している。
このように、当接部38と第2支持部35との間に、当接部38及び第2支持部35と一体的に形成され、第2支持部35から貴金属層65等に向かう方向(固定部31から離間する方向)に突出する突出部39を設けることにより、以下の効果を奏する。すなわち、半導体パッケージ60等が当接部38を押圧した際の、ばね部33の変形による貴金属層65等と第2支持部35との接触を防止することが可能となり、接続端子30及び貴金属層65等の破損を防止できる。
貴金属層65等と接続部32とが当接していない状態における接続部32の突出量D(第2支持部35と突出部39との接続部分を基準としたときの突出量)は、例えば、0.3mmとすることができる。
ばね部33は、第1支持部34と第2支持部35との間に配置されており、第1支持部34及び第2支持部35と一体的に形成されている。ばね部33は、湾曲した形状(例えば、C字型)とされており、ばね性を有する。
ばね部33は、半導体パッケージ60等により接続部32が押圧された際、接続部32を貴金属層65等に向かう方向に反発させることで、接続部32と貴金属層65等とを固定することなく接触させるためのものである。ばね部33の横幅(Y方向)及び厚さは、例えば、接続部32の横幅(Y方向)及び厚さと同じにすることができる。
なお、本実施の形態の接続端子30では、実際には、第1支持部34、ばね部33、第2支持部35、及び接続部32が一体的にばねとして機能する。第1支持部34、ばね部33、第2支持部35、及び接続部32に対応する部分の接続端子30のばね定数は、例えば、0.6〜0.8N/mmとすることができる。
第1支持部34は、ばね部33と固定部31との間に配置されている。第1支持部34の一方の端部は、ばね部33の一方の端部と一体的に形成されており、第1支持部34の他方の端部は、固定部31と一体的に形成されている。第1支持部34は、板状とされている。
第1支持部34は、固定部31の第1面31aを含む平面Eと、基板20と対向する側の第1支持部34の面34aとが成す角度θが鋭角となるように形成されている。角度θは、例えば、5〜15度とすることができる。
このように、角度θを鋭角にすることで、半導体パッケージ60等が当接部38を押圧した際のばね部33の変形による基板20と第1支持部34との接触を防止することが可能となるため、接続端子30及び基板20の破損を防止できる。第1支持部34の横幅(Y方向)及び厚さは、例えば、接続部32の横幅(Y方向)及び厚さと同じにすることができる。
第2支持部35は、ばね部33と接続部32との間に配置されている。第2支持部35の一方の端部は、ばね部33の他方の端部と一体的に形成されており、第2支持部35の他方の端部は、接続部32の突出部39と一体的に形成されている。第2支持部35は、板状とされている。第2支持部35の横幅(Y方向)及び厚さは、例えば、接続部32の横幅(Y方向)及び厚さと同じにすることができる。
図6Aに示す状態(接続端子30の接続部32が押圧されていない状態)における接続端子30の高さHは、例えば、1〜2mm程度とすることができるが、1.6mm程度とすると好適である。
接続端子30は、例えば、以下のようにして作製できる。図示していない金属板(例えば、Cu系合金)を準備し、準備した金属板を所定の形状に打ち抜き加工する。この際、例えば、長尺状に打ち抜く。その後、打ち抜き加工された金属板の表面全体にNiめっき膜(例えば、厚さ1〜3μm)を形成し、更に、固定部31及び当接部38に対応する部分に形成されたNiめっき膜に、Auめっき膜(例えば、厚さ0.3〜0.5μm)を積層形成(Auめっき膜を部分的に形成)する。その後、Niめっき膜及びAuめっき膜が形成された金属板を曲げ加工することで作製できる。
上記金属板の材料となるCu系合金としては、例えば、リン青銅やベリリウム銅、コルソン系の銅合金等を用いることができる。なお、接続端子30は、図示していない金属板(例えば、Cu系合金)を所定の形状にエッチング加工した後、エッチング加工された金属板を曲げ加工することで形成してもよい。
[第1の実施の形態に係るソケットの使用方法]
次に、図7〜図9を参照しながら、ソケット10を用いた半導体パッケージ60と実装基板70との接続方法について説明する。
始めに、図7に示すように、実装基板70及びソケット10を準備する。そして、実装基板70とソケット10とを、接合部41を介して接合し電気的及び機械的に接続する。具体的には、実装基板70の導体層72とソケット10の接合部41とを当接させる。そして、接合部41を例えば230℃に加熱して溶融させ、その後硬化させて、実装基板70とソケット10とを接合する。これにより、ソケット10は、接合部41を介して実装基板70と電気的及び機械的に接続される。
次いで、図8に示すように、筐体80を準備し、筐体80の枠部81を実装基板70を貫通するボルト等(図示せず)により、実装基板70の上面に固着する。そして、筐体80の蓋部82を矢印方向に回動させて、半導体パッケージ60を配置可能な状態とする。
次いで、図9に示すように、半導体パッケージ60を準備する。そして、半導体パッケージ60を位置決め部50に挿入し、基板61の側面(外周縁)が位置決め部50の内側面に接するように配置する。但し、この時点では、接続端子30は押圧されていない。半導体パッケージ60は、位置決め部50によりソケット10と位置合わせされ、半導体パッケージ60の各貴金属層65は各接続端子30の接続部32と当接する。
更に、蓋部82を矢印方向に回動させて、半導体パッケージ60を実装基板70側に押し込み、蓋部82の外縁部が枠部81の上面と接するように固定(ロック)する。これにより、接続端子30は押圧されZ方向に縮んで所定のばね圧が生じ、半導体パッケージ60の各貴金属層65は各接続端子30の接続部32と電気的に接続される。つまり、半導体パッケージ60はソケット10を介して実装基板70と電気的に接続される(図2及び図3の状態)。
このように、第1の実施の形態に係るソケット10では、基板20に複数の接続端子30を設けて各接続端子30の周囲を樹脂等で囲まない構造とし、更に、基板20を位置決めする位置決め部50の各側壁に複数の穴部50xを設けた。これにより、位置決め部50の内側と外側との間に空気の流れができ、例えば、位置決め部50の1つの側壁の穴部50xから流入した空気は、各接続端子30の熱を奪って、他の側壁の穴部50xから流出するため、各接続端子30の放熱性を向上可能となる。つまり、被接続物である半導体パッケージ60が発熱し、その熱が各接続端子30に伝わっても、各接続端子30の熱を効率よく放熱できるため、接続端子30が高温になることを防止できる。同様に、半導体パッケージ60の裏面(導体層64側の面)からの発熱に対しての放熱性も向上可能となるため、半導体パッケージ60が高温になることを防止できる。
又、基板20に複数の接続端子30を設けて各接続端子30の周囲を樹脂等で囲まない構造により、ソケット10の反りの発生を抑制することができる。反りの発生を抑制することにより、半導体パッケージ60と実装基板70との接続信頼性を向上可能となる。
又、基板20をマザーボード等の実装基板70の材料と同一の材料で作製することにより、両基板は同様の熱膨張係数を有するため、実装基板70が反っても基板20も同じ方向に反り、基板20と実装基板70との接続信頼性を向上できる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態に係る基板20を、構造の異なる基板90に置換する例を示す。なお、第2の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部品についての説明は省略する。なお、位置決め部50の側壁の高さや穴部50xの位置が第1の実施の形態とは異なるが、これらは、基板や接続端子の構造に対応するように適宜決定することができる。
図10は、第2の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。図11は、図10の一部を拡大して例示する断面図である。図10及び図11を参照するに、ソケット10Aは、基板20が基板90に置換されている点が、ソケット10(図2及び図3参照)と相違している。
基板90は、貫通孔91xが設けられた基板本体91と、基板本体91の一方の面91aに設けられた接着層92とを有する。基板本体91は、接続端子30を固定するための基体となるものであり、例えば、ポリイミド樹脂や液晶ポリマ等を用いたフレキシブルなフィルム状基板を用いることができる。基板本体91として、ガラスクロスにエポキシ系樹脂等の絶縁性樹脂を含浸したリジッドな基板(例えば、FR4材)等を用いても構わない。基板本体91の厚さは、例えば50〜400μm程度とすることができる。
貫通孔91xは、接続端子30を挿入するための孔であり、被接続物である半導体パッケージ60の貴金属層65(パッド)に対応する個数設けられている。貫通孔91xの平面形状は、接続端子30の平面形状に合わせて適宜決定できるが、例えば平面形状が矩形状等の孔とすることができる。なお、貫通孔91x内も含めた基板本体91には、配線パターンやビア配線等の導体は設けられていない。
接着層92は、接続端子30を基板本体91に固着するための層であり、基板本体91の一方の面91aに設けられている。接着層92としては、エポキシ系やシリコーン系等の熱硬化性の接着剤、或いは液晶ポリマ材等の熱可塑性の接着剤等を用いることができる。
接着層92は、ソケット10Aの製造工程においてはんだリフロー等により加熱された場合や、半導体パッケージ60の発熱やソケット10Aの使用される環境温度等により高温になった場合等に溶融しない材料を選定することが好ましい。なお、接着層92は、基板本体91の一方の面91aの全面に設けても良いが、基板本体91の一方の面91aの接続端子30を固定する部分近傍のみに設けても良い。
接続端子30は、基板本体91に設けられた貫通孔91xに挿入され、固定部31の第2面31b側(図6A参照)は、接着層92を介して基板本体91の一方の面91a(被接続物60と対向する面の反対面)に固着されている。又、接続端子30の接続部32は、基板本体91の他方の面91b(被接続物60と対向する面)から突出している。なお、接続端子30は、ばねとして機能できる状態で貫通孔91xに挿入されている。つまり、接続端子30の貫通孔91xに挿入された部分は、貫通孔91xの内壁面には固定されてなく弾性変形可能である。そのため、接続端子30は、貫通孔91xに挿入された部分も含めてほぼ全体(固定部31を除く部分)がばねとして機能できる。
接続端子30の固定部31の第1面31a側(図6A参照)は、接合部41を介して、実装基板70の導体層72(パッド)と接合され、導体層72と電気的に接続されている。つまり、接続端子30において、固定部31の第1面31aは、外部(実装基板70等)との接続部である。接続端子30の接続部32は、半導体パッケージ60の貴金属層65に離間可能な状態(固定されていない状態)で接触し、貴金属層65と電気的に接続されている。
このように、第2の実施の形態に係るソケット10Aでは、基板90に複数の接続端子30を設けて各接続端子30の周囲を樹脂等で囲まない構造とし、更に、基板90を位置決めする位置決め部50の各側壁に複数の穴部50xを設けた。これにより、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
又、基板90に貫通孔91xを設け、接続端子30をばねとして機能できる状態(貫通孔91xの内壁面に固定されていない状態)で貫通孔91xに挿入し、接続端子30の固定部31が基板90の一方の面に固着し、接続部32が基板90の他方の面から突出する構造とした。これにより、基板90の厚さは、接続端子30の高さの範囲内に収まるため、基板90の厚さがソケット10Aの低背化を阻害する要因ではなくなる。又、接続端子30は、貫通孔91xに挿入された部分も含めてほぼ全体がばねとして機能できるので、接続端子202を貫通孔201xに固定するための部位を設けていた従来の接続端子200(図1参照)よりも、接続端子30自体を低背化できる。これらにより、従来よりもソケット10Aを低背化することが可能となる。
又、基板90の貫通孔91xに配線は設けられてなく、被接続物である半導体パッケージ60とマザーボード等の実装基板70とは、接続端子30と接続端子の一端に形成された接合部41のみを介して接続される。そのため、被接続物である半導体パッケージ60とマザーボード等の実装基板70との接続距離(信号の伝送経路)を短縮できる。接続距離(信号の伝送経路)を短縮することで、寄生インダクタ、寄生容量、寄生抵抗等を低減でき、高速信号伝送に対応可能となる。
又、貫通孔91x内に配線が設けられていないため、余計な絶縁層を設ける必要がない。この点も寄生容量の低減に寄与し、高速信号伝送に有利となる。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態では、第1の実施の形態において、基板20上に位置決め部50を設けず、筐体の枠部に位置決め部の機能を持たせ、半導体パッケージ60を位置決めする例を示す。なお、第3の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部品についての説明は省略する。
図12は、第3の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。図12を参照するに、ソケット10Bにおいて、基板20上に位置決め部50が設けられていない点、及び筐体の一部となる枠部83が半導体パッケージ60を位置決めしている点が、ソケット10(図2及び図3参照)やソケット10A(図10及び図11参照)と相違している。
図13Aは、第3の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する平面図である。図13Bは、第3の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する底面図である。図13Cは、第3の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する斜視図である。図13A〜図13Cを参照するに、枠部83は、各側壁に複数の穴部83x、中央に矩形状の開口部83yを有する枠状の部材に第1の位置決め保持部84と、第2の位置決め保持部85とを設けたものであり、樹脂や金属等から形成されている。枠部83は、半導体パッケージ60及び基板20の位置決め及び保持をし、それぞれを位置合わせする機能を有する。又、枠部83は、半導体パッケージ60と基板20との間隔が所定値以下になることを防止する機能を有する。枠部83は、本発明に係る側壁に開口部が設けられた枠状の位置決め部の代表的な一例である。
枠部83の各側壁に複数の穴部83xを設けることにより、枠部83の内側と外側との間に空気の流れができる。そのため、被接続物である半導体パッケージ60が発熱し、その熱が接続端子30に伝わっても、接続端子30の熱を効率よく放熱できるため、接続端子30が高温になることを防止できる。
第1の位置決め保持部84は、面84aと面84bとを有する。面84aは、枠部83の上面83aよりも内側の、上面83aよりも一段下がった位置に、上面83aと略平行に枠状に設けられた面である。面84bは、面84aと上面83aとの間に上面83aと略垂直に設けられた面であり、枠部83の内側面の一部である。
面84aは、半導体パッケージ60の基板61の下面の外縁部と接している。面84bの形成する開口部の形状は、半導体パッケージ60の平面形状に合わせて矩形状とされている。又、面84bの形成する開口部の形状は、半導体パッケージ60の着脱を可能とするため、基板61の外形形状よりも若干大きくされている。面84bと基板61の側面(外周縁)とは、接していても構わないし、ソケット10Bの接続端子30の他端である接続部32と半導体パッケージ60の貴金属層65との間に位置ずれが生じない程度の隙間があっても構わない。
半導体パッケージ60は、第1の位置決め保持部84により保持されるため、第1の位置決め保持部84の面84aよりも実装基板70側に押し込まれることはない。その結果、半導体パッケージ60が必要以上に実装基板70側に押し込まれ、接続端子30が必要以上に変形して破損することを防止できる。
第2の位置決め保持部85は、枠部83の下面83bの外縁部に複数個設けられた、下面83bから突起する突起部である。第2の位置決め保持部85は、内側面85aと底面85bとを有する。複数の第2の位置決め保持部85にはソケット10Bの基板20が圧入され、下面83b及び複数の第2の位置決め保持部85の内側面85aは、それぞれ基板20の上面の外縁部及び側面(外周縁)と接している。
内側面85aの形成する開口部の形状は、基板20の平面形状に合わせて矩形状とされている。又、内側面85aの形成する開口部の形状は、基板20の圧入を可能とするため、基板20の外形形状と略同一とされている。各第2の位置決め保持部85の底面85bから枠部83の下面83bまでのそれぞれの高さは、実装基板70の上面から基板20の上面までの高さと略同一であり、各第2の位置決め保持部85の底面85bは実装基板70の上面と接している。
なお、枠部83は実装基板70には固定されていないが、基板20が、接合部41により実装基板70に固定されているため、基板20が圧入されている枠部83も、間接的に実装基板70に固定されていることになる。但し、基板20を枠部83に圧入することにより、枠部83を間接的に実装基板70に固定する構造に代えて、枠部83を実装基板70を貫通するボルト等により、実装基板70の上面に固着する構造としても構わない。
このように、第3の実施の形態に係るソケット10Bでは、基板20に複数の接続端子30を設けて各接続端子30の周囲を樹脂等で囲まない構造とし、更に、基板20を位置決めする筐体の枠部83の各側壁に複数の穴部83xを設けた。これにより、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に、以下の効果を奏する。すなわち、枠部83に位置決め部の機能を持たせることにより、基板20上に位置決め部を設けなくても被接続物である半導体パッケージ60等を位置決めすることができる。
又、被接続物である半導体パッケージ60等と基板20との間隔が所定値以下にならないため、被接続物である半導体パッケージ60等が必要以上に実装基板70側に押し込まれ、接続端子30が必要以上に変形して破損することを防止できる。
〈第4の実施の形態〉
第4の実施の形態では、両面に接続端子を備えた基板を有するソケットを例示する。なお、第4の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部品についての説明は省略する。
図14は、第4の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。図15は、図14の一部を拡大して例示する断面図である。図14及び図15を参照するに、ソケット10Cは、枠部83Aと、第1基板100と、両面に接続端子30を備えた第2基板110とを有する。なお、接続端子30は第2基板110の両側に設けられているため、便宜上、半導体パッケージ60側の接続端子30を上側、実装基板70側の接続端子30を下側と称する。
以下、図14及び図15、並びに、図16A及び図16Bを参照しながら、ソケット10Cについて詳説する。
図16Aは、第4の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する平面図である。図16Bは、第4の実施の形態に係るソケットの枠部を例示する斜視図である。なお、枠部83Aの底面図は図13Bと同様であるため、図示は省略する。
図16A及び図16Bを参照するに、枠部83Aは、第3の位置決め保持部86が追加された点が枠部83(図13A〜図13C参照)と相違している。枠部83Aは、第1基板100、第2基板110、及び半導体パッケージ60の位置決め及び保持をし、それぞれを位置合わせする機能を有する。又、枠部83Aは、第1基板100と第2基板110との間隔、及び第2基板110と半導体パッケージ60との間隔が所定値以下になることを防止する機能を有する。枠部83Aは、本発明に係る側壁に開口部が設けられた枠状の位置決め部の代表的な一例である。
第3の位置決め保持部86は、枠部83Aの上面83aよりも内側の、上面283aよりも一段下がった位置に部分的に設けられた面である。第3の位置決め保持部86は、半導体パッケージ60を構成する基板61の下面の外縁部と接している。
第1の位置決め保持部84の面84aは、第2基板110の下面の外縁部と接している。面84bの形成する開口部の形状は、第2基板110の平面形状に合わせて矩形状とされている。又、面84bの形成する開口部の形状は、第2基板110の着脱を可能とするため、第2基板110の外形形状よりも若干大きくされている。面84bと第2基板110の側面(外周縁)とは、接していても構わないし、ソケット10Cの上側の接続端子30の接続部32と半導体パッケージ60の貴金属層65との間に位置ずれが生じない程度の隙間があっても構わない。
第2基板110は、第1の位置決め保持部84により保持されるため、第1の位置決め保持部84の面84aよりも実装基板70側に押し込まれることはない。その結果、第2基板110が必要以上に実装基板70側に押し込まれ、接続端子30が必要以上に変形して破損することを防止できる。
複数の第2の位置決め保持部85には第1基板100が圧入され、下面83b及び複数の第2の位置決め保持部85の内側面85aは、それぞれ第1基板100の上面の外縁部及び側面(外周縁)と接している。
内側面85aの形成する開口部の形状は、第1基板100の平面形状に合わせて矩形状とされている。又、内側面85aの形成する開口部の形状は、第1基板100の圧入を可能とするため、第1基板100の外形形状と略同一とされている。各第2の位置決め保持部85の底面85bから枠部83Aの下面83bまでのそれぞれの高さは、実装基板70の上面から第1基板100の上面までの高さと略同一であり、各第2の位置決め保持部85の底面85bは実装基板70の上面と接している。
なお、枠部83Aは実装基板70には固定されていないが、第1基板100が、接合部41により実装基板70に固定されているため、第1基板100が圧入されている枠部83Aも、間接的に実装基板70に固定されていることになる。但し、第1基板100を枠部83Aに圧入することにより、枠部83Aを間接的に実装基板70に固定する構造に代えて、枠部83Aを実装基板70を貫通するボルト等により、実装基板70の上面に固着する構造としても構わない。
なお、枠部83Aにおいて、下側の接続端子30の側方に穴部83xが設けられているが、穴部83xは、現在の位置に代えて、或いは、現在の位置に加えて、上側の接続端子30の側方に設けても構わない。
第1基板100は、基板本体101と、導体層102及び103と、ビア配線104と、貴金属層105とを有する。基板本体101の一方の面には導体層102及び貴金属層105が設けられ、他方の面には導体層103が設けられている。なお、導体層102及び貴金属層105は配線層であり、導体層102と貴金属層105とでパッドを形成している。又、導体層103は配線層であり、パッドを形成している。導体層102と導体層103とは、基板本体101の一方の面から他方の面に貫通する貫通孔内に設けられたビア配線104を介して電気的に接続されている。なお、ビア配線104は、貫通孔を充填して設けても構わない。
基板本体101は、例えば、ガラスクロスにエポキシ樹脂等の絶縁樹脂を含浸したもの等である。基板本体101の厚さは、例えば、100〜200μm程度とすることができる。導体層102及び103並びにビア配線104の材料としては、例えば、銅(Cu)等を用いることができる。導体層102及び103の厚さは、例えば、10〜30μm程度とすることができる。導体層102及び103は、例えば、セミアディティブ法やサブトラクティブ法等の各種配線形成方法により形成できる。
貴金属層105は、導体層102の上面に積層形成されている。貴金属層105としては、例えば、金(Au)層やパラジウム(Pd)層等の貴金属を含む層を用いることができる。貴金属層105は、例えば、無電解めっき法等により形成できる。なお、金(Au)層の下層として、ニッケル(Ni)層やNi/Pd層(Ni層とPd層をこの順番で積層した金属層)等を形成しても構わない。
貴金属層105は、接続端子30との接続信頼性を向上するために設けられている。貴金属層105は、ばね性を有する接続端子30からの圧力に耐えるため、通常の金めっき層等に比べて大幅に厚く形成されている。はんだボール等との接続信頼性を向上するために通常設けられる金めっき層等の厚さは、0.05μm以下程度である。これに対して、貴金属層105の厚さは、例えば、0.4μm程度であり、通常設けられる金めっき層等の8倍以上の厚さとされている。
第1基板100の導体層103と実装基板70の導体層72とは、接合部41を介して電気的に接続されている。
第2基板110は、基板本体111と、導体層112及び113と、ビア配線114と、接合部115及び116と、ばね性を有する接続端子30とを有する。なお、導体層112及び113は配線層であり、それぞれがパッドを形成している。基板本体111の一方の面には導体層112が設けられ、他方の面には導体層113が設けられている。導体層112と導体層113とは、基板本体111の一方の面から他方の面に貫通する貫通孔内に設けられたビア配線114を介して電気的に接続されている。なお、ビア配線114は、貫通孔を充填して設けても構わない。導体層112上には、接合部115を介して、上側の接続端子30が固定されている。同様に、導体層113上には、接合部116を介して、下側の接続端子30が固定されている。
基板本体111は、例えば、ガラスクロスにエポキシ樹脂等の絶縁樹脂を含浸したもの等である。基板本体111の厚さは、例えば、100〜200μm程度とすることができる。導体層112及び113並びにビア配線114の材料としては、例えば、銅(Cu)等を用いることができる。導体層112及び113の厚さは、例えば、10〜30μm程度とすることができる。導体層112及び113は、例えば、セミアディティブ法やサブトラクティブ法等の各種配線形成方法により形成できる。
接合部115及び116の材料としては、例えば、Pbを含む合金、SnとCuの合金、SnとAgの合金、SnとAgとCuの合金等を用いることができる。なお、接合部115及び116の代わりに、例えば、導電性樹脂ペースト(例えば、Agペースト)等を用いても構わない。
なお、第2基板110の下面の外縁部を第1の位置決め保持部84の面84aで保持するためには、第2基板110の外縁部の第3の位置決め保持部86に対応する位置に切り欠きを設けておけば良い。
上側及び下側の接続端子30の各固定部31は、それぞれ接合部115及び116を介して導体層112及び113に固着され、導体層112及び113と電気的及び機械的に接続されている。なお、導体層112及び113上に、接合部115及び116との接続信頼性を向上するために金めっき層等を設けても構わないが、ばね性を有する接続端子からの圧力に耐える必要がない部分であるから、その厚さは0.05μm以下程度として構わない。
上側の接続端子30の接続部32は、半導体パッケージ60の貴金属層65に着脱可能な状態で接触し、貴金属層65と電気的に接続されている。下側の接続端子30の接続部32は、第1基板100の貴金属層105に着脱可能な状態で接触し、貴金属層105と電気的に接続されている。つまり、枠部83Aは、上側の接続端子30の接続部32が半導体パッケージ60の貴金属層65に対応する位置に、下側の接続端子30の接続部32が第1基板100の貴金属層105に対応する位置にくるように、第1基板100、第2基板110、及び半導体パッケージ60の位置決め及び保持をしている。
又、第1基板100を設けず、ばね性を有する接続端子30を、マザーボード等の実装基板70の、表面に貴金属層が設けられていない導体層72と直接接触させると、十分な接続信頼性を得ることができない。しかし、本実施の形態では、マザーボード等の実装基板70上に第1基板100を接合部41で接続しており、ばね性を有する接続端子30は第1基板100の貴金属層105と接するため、高い接続信頼性が得られる。
このように、第4の実施の形態に係るソケット10Cでは、第2基板110の両面に複数の接続端子30を設けて各接続端子30の周囲を樹脂等で囲まない構造とし、更に、第2基板110を位置決めする枠部83Aの各側壁に複数の穴部83xを設けた。これにより、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
又、枠部83Aに位置決め部の機能を持たせることにより、第1基板100や第2基板110上に位置決め部を設けなくても被接続物である半導体パッケージ60等を位置決めすることができる。
又、被接続物である半導体パッケージ60等と第2基板110との間隔、及び、第2基板110と第1基板100との間隔が所定値以下にならないため、被接続物である半導体パッケージ60や第2基板110が必要以上に実装基板70側に押し込まれ、接続端子30が必要以上に変形して破損することを防止できる。
又、第2基板110の上側の接続端子30は半導体パッケージ60と、はんだ等により固定されていなく着脱可能であり、第2基板110の下側の接続端子30は第1基板100と、はんだ等により固定されていなく着脱可能である構造とした。つまり、第2基板110は着脱可能であるため、接続端子30が破損したような場合であっても、容易に第2基板110を良品と交換できる。
又、マザーボード等の実装基板70上に第1基板100を接続しており、第2基板110の下側の接続端子30は第1基板100の貴金属層105と接するため、高い接続信頼性が得られる(第1基板100を設けず、第2基板110の下側の接続端子30を、マザーボード等の実装基板70の、表面に貴金属層が設けられていない導体層72(パッド)と直接接触させると、十分な接続信頼性を得ることができない)。
〈第5の実施の形態〉
第5の実施の形態では、第1の実施の形態等は異なる形状の接続端子を有するソケットを例示する。なお、第5の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部品についての説明は省略する。
図17は、第5の実施の形態に係るソケットを例示する断面図である。図18は、図17の一部を拡大して例示する断面図である。図17及び図18を参照するに、ソケット10Dは、枠部83Bと、第1基板100と、接続端子30Aを備えた第2基板120とを有する。なお、枠部83Bは、枠部83Aとは高さや穴83xの大きさ等が異なるのみで概ね同様な構造である。従って、細部には枠部83Aと同一符号を付している。
枠部83Bは、第1基板100、第2基板120、及び半導体パッケージ60の位置決め及び保持をし、それぞれを位置合わせする機能を有する。又、枠部83Bは、第1基板100と第2基板120との間隔、及び第2基板120と半導体パッケージ60との間隔が所定値以下になることを防止する機能を有する。枠部83Bは、本発明に係る側壁に開口部が設けられた枠状の位置決め部の代表的な一例である。
第3の位置決め保持部86については、第4の実施の形態と同様である。第1の位置決め保持部84の面84aは、第2基板120の下面の外縁部と接している。面84bの形成する開口部の形状は、第2基板120の平面形状に合わせて矩形状とされている。又、面84bの形成する開口部の形状は、第2基板120の着脱を可能とするため、第2基板120の外形形状よりも若干大きくされている。面84bと第2基板120の側面(外周縁)とは、接していても構わないし、第2基板120と半導体パッケージ60との間、及び第2基板120と第1基板100との間に位置ずれが生じない程度の隙間があっても構わない。複数の第2の位置決め保持部85及び第1基板100については、第4の実施の形態と同様である。
なお、枠部83Bにおいて、第2基板120よりも第1基板100側に穴部83xが設けられているが、穴部83xは、現在の位置に代えて、或いは、現在の位置に加えて、第2基板120よりも半導体パッケージ60側に設けても構わない。
第2基板120は、貫通孔121xが設けられた基板本体121と、接着剤122と、ばね性を有する接続端子30Aとを有する。接続端子30Aは貫通孔121xに挿入され、接着部58が第2基板120の被接続物60と対向する面に接着剤122により接着されている。接続端子30Aにおいて、接続部32は第2基板120の被接続物60と対向する面から突出しており、第2接続部55は第2基板120の被接続物60と対向する面の反対面から突出している。貫通孔121xの形状は、接続端子30Aの形状に合わせて適宜決定できるが、例えば平面形状が矩形状の孔とすることができる。
基板本体121は、接続端子30Aを固定するための基体となるものであり、例えば、ガラスクロスにエポキシ樹脂等の絶縁樹脂を含浸したリジッドな基板(例えば、FR4材)等を用いることができる。基板本体121として、ポリイミド樹脂等の絶縁樹脂を用いたフレキシブルなフィルム状基板を用いても構わない。基板本体121の厚さは、例えば、50〜100μm程度とすることができる。
基板本体121には、配線パターンは設けられていない。但し、必要に応じて配線パターンを設けても構わない。例えば、隣接する接続端子30Aが共に電源や基準電位(GND)等の同一信号を導通させる場合に、これらを基板本体121に設けた配線パターンで相互に接続することにより、電源や基準電位(GND)等の安定化を図ることができる。
接着剤122は、接続端子30Aを基板本体121に固定するためのものであり、熱硬化性の接着剤を用いることが好ましい。半導体パッケージ60の発熱やソケット10Dの使用される環境温度等により高温になっても溶融しないようにするためである。なお、基板本体121及び接着剤122として、例えば、ポリイミド樹脂等の絶縁樹脂の表面に熱硬化性の接着層が形成されたフレキシブルなフィルム状基板を用いても構わない。
なお、第2基板120と同様な基板をもう1枚準備し、接続端子30Aの接着部58の両面に接着剤を塗布し、接着部58を接着剤を介して2枚の第2基板120で挟持する構造としてもよい。接続端子30Aを2枚の第2基板120で挟持して固定することにより、接続端子30Aの第2基板120に対する接着強度を高めることができる。
接続端子30Aは、ばね性を有する接続端子である。接続端子30Aは、導電性を有する端子であり、例えばリン青銅やベリリウム銅等のCu系合金等から構成されている。
接続端子30Aの接続部32は、半導体パッケージ60の貴金属層65に着脱可能な状態で接触し、貴金属層65と電気的に接続されている。接続端子30Aの第2接続部55は、第1基板100の貴金属層105に着脱可能な状態で接触し、貴金属層105と電気的に接続されている。つまり、枠部83Bは、接続端子30Aの接続部32が半導体パッケージ60の貴金属層65に対応する位置に配置され、接続端子30Aの第2接続部55が第1基板100の貴金属層105に対応する位置に配置されるように、第1基板100、第2基板120、及び半導体パッケージ60の位置決め及び保持をしている。
ここで、図19を参照しながら、接続端子30Aの詳細な構造について説明する。図19Aは、第5の実施の形態に係る接続端子を例示する断面図である。図19Bは、第5の実施の形態に係る接続端子を例示する斜視図である。図19A及び図19Bを参照するに、接続端子30Aは、図6に示す接続端子30の固定部31に代えて、第2接続部55、第3支持部56、曲げ部57、及び接着部58を設けた構造を有する。以下、図6と相違する部分について説明する。
第2接続部55は、断面がR形状とされている。第2接続部55の厚さは、例えば、0.08mmとすることができる。第2接続部55は、例えば第1基板100の貴金属層105と接触する部分である。第2接続部55の表面(貴金属層105等と接触する部分)に、例えばAuめっき膜(例えば、厚さ0.3〜0.5μm)等を形成すると、接触抵抗を下げることができ好適である。
第1支持部34は、ばね部33と第2接続部55との間に配置されている。第1支持部34の一方の端部は、ばね部33の一方の端部と一体的に構成されており、第1支持部34の他方の端部は、第2接続部55と一体的に構成されている。第1支持部34は、板状とされている。
第1基板100と対向する側の接着部58の面58a(XY平面と平行な平面)と平行な平面を平面Eとしたときに、第1支持部34は、第1基板100と対向する側の面34aと平面Eとが成す角度θが鋭角となるように構成されている。角度θは、例えば、5〜15度とすることができる。
第3支持部56は、曲げ部57及び接着部58を支持するために設けられている。第3支持部56は、一方の端部が第2接続部55と一体的に構成されており、他方の端部が曲げ部57と一体的に構成されている。第3支持部56は、板状とされており、第2接続部55から接続部32に向かう方向(第2接続部55から離間する方向)に突出している。第3支持部56の幅及び厚さは、例えば、接続部32の幅及び厚さと同じにすることができる。
曲げ部57は、第3支持部56と接着部58とに所定の角度を持たせるために設けられており、断面がR形状とされている。曲げ部57は、一方の端部が第3支持部56と一体的に構成されており、他方の端部が接着部58と一体的に構成されている。曲げ部57の幅及び厚さは、例えば、接続部32の幅及び厚さと同じにすることができる。
接着部58は、接続端子30Aを第2基板120に接着するために設けられている。接着部58は、板状とされており、一方の端部が曲げ部57と一体的に構成されている。接着部58の面58aは、第2基板120の一方の面に接着される。接着部58の厚さは、例えば、接続部32の厚さと同じにすることができる。接着部58の幅は、第2基板120との接着強度を確保するために、他の部分よりも(Y方向に)広くすることが好ましい。
接続端子30Aは、接続端子30と同様な方法により製造できる。図19Aに示す状態(接続端子30Aの接続部32が押圧されていない状態)における接続端子30Aの高さHは、例えば、1.5mm程度とすることができる。又、接続端子30Aの高さH(平面Eから接着部58の面58aまでの高さ)は、例えば、0.6mm程度とすることができる。接続端子30Aの可動範囲は、例えば、0.4mm程度とすることができる。
このように、第5の実施の形態に係るソケット10Dでは、第2基板120に複数の接続端子30Aを設けて各接続端子30Aの周囲を樹脂等で囲まない構造とし、更に、第2基板120を位置決めする枠部83Bの各側壁に複数の穴部83xを設けた。これにより、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
又、枠部83Bに位置決め部の機能を持たせることにより、第1基板100上に位置決め部を設けなくても被接続物である半導体パッケージ60等を位置決めすることができる。
又、被接続物である半導体パッケージ60等と第2基板120との間隔、及び、第2基板120と第1基板100との間隔が所定値以下にならないため、被接続物である半導体パッケージ60や第2基板120が必要以上に実装基板70側に押し込まれ、接続端子30Aが必要以上に変形して破損することを防止できる。
又、第2基板120の接続端子30Aは半導体パッケージ60及び第1基板100と、はんだ等により固定されていなく着脱可能である構造とした。つまり、第2基板120は着脱可能であるため、接続端子30Aが破損したような場合であっても、容易に第2基板120を良品と交換できる。
又、マザーボード等の実装基板70上に第1基板100を接続しており、接続端子30Aの第2接続部55は第1基板100の貴金属層105と接するため、高い接続信頼性が得られる(第1基板100を設けず、接続端子30Aの第2接続部55を、マザーボード等の実装基板70の、表面に貴金属層が設けられていない導体層72(パッド)と直接接触させると、十分な接続信頼性を得ることができない)。
又、第2基板120は第4の実施の形態のように両面に接続端子30が固定された構造ではなく、両面から突出するように貫通孔121xに1つの接続端子30Aを挿入し固定した構造であるから、接続端子30Aの一端から他端までの距離をソケット10Cに比べて短くできる。そのため、被接続物である半導体パッケージ60とマザーボード等の実装基板70との接続距離(信号の伝送経路)を短くすることが可能となり、電気特性を改善できる。又、この構造により、ソケット10Dの低背化が可能である。
〈第6の実施の形態〉
第6の実施の形態では、位置決め部の変形例を示す。図20Aは、位置決め部の変形例を示す斜視図(その1)である。図20Aを参照するに、位置決め部50Aは、穴部50xが穴部50yに置換された点が位置決め部50(図5参照)と相違している。穴部50yは、X方向又はY方向が長手方向となる穴であり、位置決め部50Aの各側壁に1つずつ設けられている。このように、位置決め部に設ける穴部の個数や形状は、特定のものには限定されず、適宜決定することができる。例えば、穴部50xや穴部50yのような平面形状が矩形状の穴部に代えて、平面形状が円形状や楕円形状等の穴部を設けても構わない。又、位置決め部の全ての側壁に穴部を設ける必要はなく、空気の流れを考慮して任意の側壁に設けることができる。
図20Bは、位置決め部の変形例を示す斜視図(その2)である。図20Bを参照するに、位置決め部50Bは、穴部50xが切り欠き部50zに置換された点が位置決め部50(図5参照)と相違している。切り欠き部50zは、位置決め部50Bの側壁の底面側に複数個設けられている。
このように、位置決め部50の内側と外側との間に空気の流れを作るためには、位置決め部の側壁に穴部ではなく切り欠き部を設けてもよい。なお、位置決め部に穴部を設ける場合と同様に、位置決め部に設ける切り欠き部の個数や形状は、特定のものには限定されず、適宜決定することができる。例えば、切り欠き部50zのような平面形状が矩形状の切り欠き部に代えて、平面形状が半円形状等の切り欠き部を設けても構わない。又、位置決め部の全ての側壁に切り欠き部を設ける必要はなく、空気の流れを考慮して任意の側壁に設けることができる。又、切り欠き部は、現在の位置に代えて、或いは、現在の位置に加えて、位置決め部の側壁の上面側に設けても構わない。なお、位置決め部の側壁に設けられた穴部や切り欠き部を総称して、開口部と称する場合がある。
なお、第6の実施の形態では、位置決め部50の変形例を示したが、枠部83等に位置決め部の機能を持たせる場合にも、枠部83等に第6の実施の形態のような変形を加えることができる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、各実施の形態において、本発明に係るソケットをマザーボード等の実装基板に適用する例を示した。しかしながら、各実施の形態に係るソケットは半導体パッケージテスト用基板等にも適用可能である。例えば、第1の実施の形態に係るソケットを半導体パッケージテスト用基板に適用すれば、半導体パッケージの電気特性等のテストを繰り返し実施することが可能となる。
又、各実施の形態では、湾曲部を有する接続端子を用いる例を示したが、本願は、空気の流れを作ることにより接続端子の放熱性を向上することが目的であるから、接続端子の形状は特定のものに限定されない。すなわち、本発明は、湾曲部を有さない接続端子にも適用することができる。
10、10A、10B、10C、10D ソケット
20、90 基板
21、71、91、101、111、121 基板本体
21a 基板本体21の第1主面
21b 基板本体21の第2主面
21x、91x、121x 貫通孔
22 第1導体層
23 第2導体層
24、104、114 ビア配線
25 第1ソルダーレジスト層
26 第2ソルダーレジスト層
30、30A 接続端子
31 固定部
31a 固定部31の第1面
31b 固定部31の第2面
32 接続部
33 ばね部
34 第1支持部
34a、58a、84a、84b 面
35 第2支持部
38 当接部
39 突出部
40、115、116 接合部
41 バンプ
50、50A、50B 位置決め部
50x、50y、83x 穴部
50z 切り欠き部
55 第2接続部
56 第3支持部
57 曲げ部
58 接着部
60 半導体パッケージ
61 基板
62 半導体チップ
63 封止樹脂
64、72、102、103、112、113 導体層
65、105 貴金属層
70 実装基板
80 筐体
81、83、83A、83B 枠部
82 蓋部
83a 上面
83b 下面
83y 開口部
84 第1の位置決め保持部
85 第2の位置決め保持部
85a 内側面
85b 底面
86 第3の位置決め保持部
91a 基板本体91の一方の面
91b 基板本体91の他方の面
92 接着層
100 第1基板
110、120 第2基板
122 接着剤
A、B 領域
C 配設方向
D 突出量
θ、θ 角度
H、H、H 高さ

Claims (10)

  1. 接続部が設けられた接続端子を介して、被接続物を着脱可能な状態で実装基板に接続するソケットであって、
    前記接続部が前記被接続物と対向するように、前記接続端子を支持する基板と、
    前記接続端子を取り囲むように配置され、前記接続部と前記被接続物のパッドとを位置決めする枠状の位置決め部と、
    前記位置決め部の外側面の外側に設けられた枠部と、を有し、
    前記位置決め部の側壁に開口部が設けられており、
    前記位置決め部の前記側壁の底面は、前記基板の前記被接続物と対向する面の外縁部に固着されており、
    前記被接続物は、前記位置決め部の内側に挿入されることを特徴とするソケット。
  2. 前記開口部は、前記位置決め部の内側に配置されている前記接続端子に対応する側壁部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載のソケット。
  3. 前記接続端子は、ばね性を有する湾曲部を介して前記接続部と対向配置された固定部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のソケット。
  4. 前記固定部は前記基板の前記被接続物と対向する面に固着されていることを特徴とする請求項記載のソケット。
  5. 前記基板は、接合部を介して、前記実装基板と電気的に接続可能とされていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項記載のソケット。
  6. 前記基板の前記被接続物と対向する面の反対面には、前記接続端子と同一構造の他の接続端子が設けられており、
    前記他の接続端子の固定部は、前記基板の前記反対面に固着されていることを特徴とする請求項記載のソケット。
  7. 前記接続端子の前記接続部と前記固定部との間には第2接続部が設けられ、
    前記基板には貫通孔が設けられ、
    前記接続端子は前記貫通孔に挿入され、前記接続部が前記基板の前記被接続物と対向する面から突出しており、前記第2接続部が前記基板の前記被接続物と対向する面の反対面から突出していることを特徴とする請求項記載のソケット。
  8. 前記他の接続端子の接続部は、前記実装基板に搭載される他の基板を介して、前記実装基板と電気的に接続可能とされていることを特徴とする請求項記載のソケット。
  9. 記第2接続部は、前記実装基板に搭載される他の基板を介して、前記実装基板と電気的に接続可能とされていることを特徴とする請求項記載のソケット。
  10. 前記基板には貫通孔が設けられ、
    前記接続端子は前記貫通孔に挿入され、前記固定部は前記基板の前記被接続物と対向する面の反対面に固着され、前記接続部が前記基板の前記被接続物と対向する面から突出していることを特徴とする請求項記載のソケット。
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