JP5579292B1 - タイヤ加硫金型の製造方法、及び、タイヤ加硫金型 - Google Patents

タイヤ加硫金型の製造方法、及び、タイヤ加硫金型 Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性に優れ、低コストで精度の良いタイヤ加硫金型を得ることが可能なタイヤ加硫金型の製造方法、及び、タイヤ加硫金型を提供する。
【解決手段】金属母材上に積層造形法により作製されたパターン成形物を組み付けて、タイヤ加硫金型を製造する方法であって、パターン成形物をタイヤ加硫金型の基本モデルにおけるパターン形成面を含む表層部の形状に基づいて金属により作製する工程を備えたものとした。
【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤの加硫金型の製造方法等に関し、特に低コスト、かつ、少ない作業工程により精度の高い金型を製造することが可能な製造方法等に関する。
従来、タイヤの加硫装置においては、加硫装置内部に配設された未加硫のタイヤ(グリーンタイヤ)を、当該タイヤのサイド部側を囲繞するサイドモールド、及び、未加硫のタイヤのクラウン側を囲繞する複数のセクターモールドによって取り囲み、加硫装置内に外部から加圧,加熱媒体を供給することにより、加硫を進行させることが知られている。
また、これらのモールドの製造方法としては、ダイカスト鋳造法を始めとして、近年においては、積層造形法(Rapid Prototyping:ラピッドプロトタイピング法)が知られている。
このうち、積層造形法は、モデル原型の作成からゴム型の作成、鋳型の作成、及び、鋳造という多数の工程、及び、多数の中間材を必要とするダイカスト鋳造と比較した場合、金型の3Dモデル等に基づいて金型を短期間で直ちに製造できる点で優位性を持つが、各層が加熱,焼結とを繰り返して生成され、互いに積層されるという特殊性から熱歪による変形が生じやすい。また、積層造形法は、ダイカスト鋳造法に比べ、製造対象となる金型の体積に応じてそのコストが飛躍的に増大する。
また、特に特許文献1には、セクターモールドを短時間かつ安価に製造するための方法として、アルミ合金性の母材上に、積層造形法によって成形した熱可塑性樹脂よりなるパターン成形物を加熱,加圧して組み付けることによってセクターモールドを製造する方法が開示されているが、当該製造方法においては、パターン成形物が樹脂であるため、加硫装置の繰り返しの使用により摩耗、変形し易く、耐久性の面で劣ることが懸念される。
特開2006−256240号公報 国際公開WO2004/048062
本発明は、上記課題を解決すべく、耐久性に優れ、低コストで精度の良いタイヤ加硫金型を得ることが可能なタイヤ加硫金型の製造方法、及び、タイヤ加硫金型を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するためのタイヤ加硫金型の製造方法として、金属母材の接合面上に、積層造形法により作製されたパターン成形物を組み付けて、タイヤ加硫金型を製造する方法であって、パターン成形物をタイヤ加硫金型の基本モデルにおけるパターン形成面を含む表層部の形状に基づいて金属により作製する工程と、金属母材を表層部の形状が除かれた残余の基本モデルの形状に基づいて作製する工程と、パターン成形物を金属母材の接合面上に載置した後、パターン成形物及び金属母材を、パターン成形物及び金属母材の幅方向両側部における円周方向複数箇所での固定手段の締結により組み付け、パターン成形物の接合面を金属母材の接合面の幅方向及び円周方向に沿って矯正する工程とを備えたものとした。
本製造方法によれば、金属のパターン成形物が基本モデルにおけるパターン形成面を含む表層部の形状に基づいて積層造形法により作製されるため、耐久性が高く、工数の少ないタイヤ加硫金型を低コストで得ることができる。また、金属母材を表層部の形状が除かれた残余の基本モデルの形状に基づいて作製すれば、パターン成形物を金属母材に組み付ける際に、パターン成形物に生じた変形を矯正することが可能となり、基本モデル通りのパターン成形面を有する精度の高いタイヤ加硫金型を得ることができる。さらに、金属母材を共通化して用いることが可能となる。
また、積層造形法により作製されるパターン成形物の積層方向を加硫対象となるタイヤの幅方向とすれば、パターン形成面における積層段差を減少させることが可能となり、より精度の高いタイヤ加硫金型を得ることができる。
また、金属母材上に、パターン成形物を金属母材の円周方向に分割して組み付ければ、個々のパターン成形物をより精密に矯正することができるため、全域に渡って熱伝導性が均一なタイヤ加硫金型を得ることができる。
また、金属母材とパターン成形物とを、金属母材及びパターン成形物の接合面に充填材を介在させた状態で組み付ければ、金属母材の接合面及びパターン成形物の接合面との間に生じ得る微小な空隙が充填剤により埋められるため、熱伝導性をより向上させることができる。
上述の課題を解決するためのタイヤ加硫金型の構成として、金属母材の接合面上にパターン成形物を組み付けてなるタイヤ加硫金型であって、パターン成形物は、タイヤ加硫金型の基本モデルにおけるパターン形成面を含む表層部の形状に基づいて積層造形法により作製された金属体であり、金属母材は、表層部の形状が除かれた残余の基本モデルの形状に基づいて作製された金属体であり、パターン成型物は、金属母材の幅方向両側部における円周方向複数箇所に形成された母材側固定手段挿入孔の位置と対応するパターン成形物側固定手段挿入孔を有し、パターン成形物の接合面は、母材側固定手段挿入孔、及びパターン成形物側固定手段挿入孔に挿入される固定手段の締結により、金属母材の接合面の幅方向及び円周方向に沿って矯正された状態で組み付けられた構成とした。
本構成によれば、パターン成形物に生じた変形が金属母材上への組み付けによって矯正されるため、低コストで基本モデル通りのパターン成形面を有する精度の高いタイヤ加硫金型を構成することができる。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
加硫装置を示す断面図である。 セクターモールドを示す全体斜視図である。 金型の基本モデル、及び、分割後のモデルを示す模式図である。 セクターモールドの断面図(図2のA−A断面)である。 他の形態に係るセクターモールドの断面図である。 他の形態に係るセクターモールドの断面図である。 他の形態に係るセクターモールドの断面図である。 他の形態に係るセクターモールドの全体斜視図である。 他の形態に係るセクターモールドの側面図である。 積層段差を誇張して示す模式図である。 パターンモールドの幅方向の変形を計測したグラフである。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、加硫装置1の縦断面図である。同図に示すように、加硫装置1は、装置内部に回転中心軸が上下方向に延在する横置き状態で投入された加硫前のグリーンタイヤ(以下、単にタイヤという)Tの下方のサイド領域S1を成型する下側サイドモールド2と、当該下側サイドモールド2と対向し、タイヤTの上方のサイド領域S2を成型する上側サイドモールド3と、上下方向に対向する下側サイドモールド2、及び、上側サイドモールド3の間においてタイヤTの円周方向に沿って複数配設され、タイヤTのクラウン領域C1の円周面に所定のパターン(トレッドパターン)を成型する複数のセクターモールド4を備える。
タイヤTは、例えば図外のタイヤ成型ドラム上において成型された未加硫のタイヤであって、図示における上下方向に離間して配設された一対のビード部Tb;Tbに跨ってトロイダル状に延在する図外のカーカスや、クラウン領域C1上においてカーカス上に積層される複数のベルト及びトレッドゴム等の部材を含んで構成される。
下側サイドモールド2は、中央部が開口した円盤状の金型であって、タイヤTが載置された状態において、成型面2Aが下方のビード部Tb;Tbの近傍からクラウン領域C1方向に延在するサイド領域S1と当接し、当該サイド領域S1を型付けする。また、下側サイドモールド2は、断熱機能を有する基台5上に配設されている。
上側サイドモールド3は、下側サイドモールド2と同様に、中央部が開口した円盤状の金型であって、タイヤTが載置された状態において、成型面3Aが上方のビード部Tb;Tbの近傍からクラウン領域C1方向に延在する上方のサイド領域S2と当接し、当該サイド領域S2を型付けする。また、上側サイドモールド3は、センターポスト6の昇降動作によって昇降自在に構成された断熱機能を有するアウターリング7の下面に配設されている。加硫工程の終了によりタイヤTを脱型するには、センターポスト6を上昇させ、アウターリング7と一体に接続された上側サイドモールド3を下側サイドモールド2に対して上方に離間させることにより行われる。
複数のセクターモールド4は、下側サイドモールド2及び上側サイドモールド3と係合するとともに、組み合わされた状態においてタイヤTのクラウン領域C1を円周方向に渡って円環状に包囲する金型である。セクターモールド4は、タイヤTの円周方向に沿って、例えば8つに分割されている。また、クラウン領域C1の外周面と当接するセクターモールド4のパターン成形面42は、クラウン領域C1の円周面上に所定のトレッドパターンを型付けする凹凸を含み、当該クラウン領域C1の円周面上に凹凸が反転したトレッドパターンを型付けする。
タイヤTのクラウン領域C1を円周方向に渡って包囲する複数のセクターモールド4は、基台5上に配設されたスライダ機構に沿って半径方向に拡径又は縮径自在に搭載された断熱機能を有する複数のセグメント9によって保持されている。加硫工程が完了し、タイヤTを脱型するに際しては、センターポスト6の上昇によりセグメント9の外周部を拘束するアウターリング7のアーム部11による拘束を解除し、各セグメント9を半径方向外側に拡径することにより行われる。
加硫装置1の内部において上述の複数のモールドによって包囲された状態のタイヤTの内周側には、ブラダー10が配設される。ブラダー10は、加硫装置1の外部より供給される加圧,加熱気体によって膨張する伸縮体であり、膨張時においてタイヤTの内周面と密着し、タイヤTの外周面を上述の下側サイドモールド2、上側サイドモールド3及びセクターモールド4側に押し付ける。
下側サイドモールド2、上側サイドモールド3及びブラダー10は、下側サイドモールド2側に配設されるビードリング5A及びクランプリング12Aと、上側サイドモールド3側に配設されるビードリング5B及びクランプリング12Bによって密閉された状態となり、ブラダー10が膨張することにより、密閉状態下でタイヤTの加硫が進行する。
図2は、本実施形態の主要な構成に係る複数のセクターモールド4のうち1つのセクターモールド4を示す斜視図である。また、図4は、セクターモールドの幅方向断面図である。なお、同図において幅方向、円周方向、半径方向とは、図1に示す加硫装置1内に投入されたタイヤTを基準とした方向である。
図2に示すように、本実施形態に係るセクターモールド4は、母材としてのベースモールド20と、ベースモールド20に対して着脱自在に組み付けられるパターン成形物としてのパターンモールド30とから構成される。
ベースモールド20は、後述するセクターモールド4の3次元CADデータ等の基本モデルに基づいて、鋳造又は機械加工、或いはこれらの両方を経て作製された例えばアルミニウム等の金属からなる。また、パターンモールド30は、上記同様の基本モデルに基づいて、積層造形法により作製されたアルミニウム等の金属からなる。
なお、ベースモールド20及びパターンモールド30を組成する金属は、アルミニウムに限定されるものではない。また、必ずしも同一組成である必要はなく、熱膨張率が同一、或いは、近似すれば、互いに異なる金属や合金であってもよい。以下、ベースモールド20とパターンモールド30の具体的形状や製造工程について説明する。
図3は、3次元CADデータ等からなる金型モデルM1を示す模式図である。金型モデルM1は、組み付け後のセクターモールド4の全体形状と一致する設計上の基本データであって、従来の金型製造工程においては、当該金型モデルM1の形状に基づいてセクターモールド4の全体が鋳造や機械加工、或いは、積層造形法を用いて製作されていた。
一方、本実施形態に係るセクターモールド4の製造方法においては、金型モデルM1を仮想分割線L1により複数の領域に分割し、分割された複数の領域の形状に基づいてベースモールド20及びパターンモールド30をそれぞれ個別に作製する。
同図に示すように、仮想分割線L1は、金型モデルM1を半径方向に分離,分割するように幅方向に沿って延在する任意の仮想線である。
当該仮想分割線L1を基準とする半径方向外側の領域は、ベースモールド20の形状を規定するベース側金型モデルM2として参照され、仮想分割線L1を基準として半径方向内側の領域は、パターンモールド30の形状を規定するパターン側金型モデルM3として参照される。
また、仮想分割線L1は、互いに対向した状態で接合される後述のベースモールド20の接合部25、及び、パターンモールド30の接合部35の形状を規定する。
同図から明らかなとおり、パターンモールド30の形状を規定するパターン側金型モデルM3は、基本となる金型モデルM1のパターン成形面MPを含む表層部分の形状と対応し、ベース側金型モデルM2に対して半径方向の肉厚が薄肉である。
また、ベースモールド20の形状を規定するベース側金型モデルM2は、基本となる金型モデルM1からパターン側金型モデルM3の形状を除いた残余の形状と対応する。
以下、上記ベース側金型モデルM2、及び、パターン側金型モデルM3の形状とそれぞれ対応するベースモールド20、パターンモールド30の具体的形状等について説明する。
ベースモールド20は、仮想分割線L1によって分割されたベース側金型モデルM2に従って、鋳造又は機械加工、或いは、これらの両方、及び、表面研磨工程等を経て精密に作製される。
図1,図4に示すように、ベースモールド20は、セグメント9の内周面9Aと対向する外周部21と、ベースモールド30と対向する接合部25とを有する。図1に示すセグメント9とベースモールド30とは、図外の接合手段を介して着脱自在に接合されている。ベースモールド20の外周部21は、セグメント9と接合された状態において、セグメント9の内周面9Aに対応して密着する面である。
図4に示すように、外周部21の反対側に形成される接合部25は、前述の仮想分割線L1によって規定された面形状を有し、パターンモールド30の接合部35と向かい合わされた状態で密着する。接合部25は、パターン側接合面22とパターン側接合面22の幅方向両端部より外側に延出する端部側接合面23;23とを有する。
パターン側接合面22は、幅方向及び円周方向に渡って所定の曲率を持って湾曲する面である。パターン側接合面22は、パターンモールド30と組み付けられた状態において、所定の曲率を持って湾曲するパターンモールド30の接合部35を構成するパターン側接合面32と対応して密着する。端部側接合面23;23は、パターン側接合面22より幅方向外側に屈曲し、パターン側接合面22の曲率と略同様の曲率を持って円周方向に湾曲する。端部側接合面23;23は、パターンモールド30と組み付けられた状態において、所定の曲率を持って湾曲するパターンモールド30の接合部35を構成する端部側接合面33;33と対応して密着する。また、端部側接合面23;23は、円周方向に離間して開設された複数のボルト孔23Aを有する。
上記構成からなるベースモールド20の接合部25は、ベース側金型モデルM2の形状、換言すれば、前述の仮想分割線L1と一致するように正確に加工されており、パターンモールド30を組み付ける際の基準となる面を構成する。
即ち、後述の積層造形法によって、パターン側金型モデルM3に対応して薄肉に作製されるパターンモールド30は、基準面としての接合部25上に載置され、その後、図外のボルトを介して接合部25に対して押し付けられるように接合されるため、パターンモールド30に熱歪による変形が生じていた場合であっても、当該変形を幅方向及び円周方向に渡って押し広げるように矯正することが可能となる。
パターンモールド30は、仮想分割線L1によって分割されたパターン側金型モデルM3に基づいて積層造形法によって作製される。ここで、積層造形法とは、3次元CADデータ等からなるソリッドモデル(本実施形態におけるパターン側金型モデルM3)から、当該ソリッドモデルに対応する形状を直ちに造形可能な造形法である。具体的にはソリッドモデルから複数層に分割されたスライスデータ(積層データ)を生成し、当該スライスデータを成形機に送信する。複数のスライスデータを受信した成形機側では、予め層状に敷き詰められた素材粉末に対してレーザーを照射し、素材粉末を加熱しつつ各スライドデータの形状に対応する層を焼結により成形する。また、当該加熱及び焼結は、スライスデータの数に対応して繰り返し実行され、加熱,焼結によって成形される各層は、予め設定された所定の方向に順次積層されて互いに一体化される。
上述の積層造形法により作製されるパターンモールド30は、図2に示すように金型モデルM1から分割されるパターン側金型モデルM3から、当該金型モデルM3を例えば幅方向に分割したスライドデータS1,S2,S3・・・を生成し、各スライドデータS1,S2,S3・・・に基づいて各層を焼結し、各層を幅方向に積層することにより作製される。なお、本実施形態においては、各層の積層方向を幅方向に設定することにより、パターン成形面MPに対応する後述のパターン成形面42に生じる積層段差を最小限に止め、当該パターン成形面42に生じる微細な凹凸を抑制することによりタイヤTのクラウン領域C1の円周面の精度を向上させている。以下、図10を参照して積層段差について説明する。
図10(a)は、積層方向を幅方向に設定した場合、及び、図10(b)は、積層方向を径方向に設定した場合の積層段差を誇張して示す模式図である。また、各図に示す円弧Rは、幅方向に沿って湾曲するパターン成形面42を局所的に見た場合の形状を示すものとする。同図から明らかなように、各層の積層方向の厚さが同一であると仮定した場合、円弧R全体の傾斜角が緩やかな図10(b)の場合よりも、円弧R全体の傾斜角が急な図10(a)の場合の方が、各層間に生じる段差L1の距離が短いことが分かる。
つまり、パターンモールド30を積層造形法により作製するに際しては、その積層方向を幅方向に一致させた状態、換言すれば、パターンモールド30の幅方向を上下方向に一致させて立てた状態で作製することにより、パターン成形面42の凹凸がより少ないパターンモールド30を得ることができる。
また、積層方向を幅方向とすれば、積層方向を径方向又は円周方向とした場合に比べ、成形機内部における占有範囲を減じることが可能となるため、一回の造形工程について複数のパターンモールド30を作製することが可能となり生産性が向上する。
なお、積層方向の設定については、パターンモールド30の寸法比や、幅方向或いは円周方向の曲率によって適宜設定可能であり、積層方向を任意に設定することにより、その精度や生産効率を自在に調整することが可能である。
図4に示すように、積層造形法により作製されるパターンモールド30は、ベースモールド20の接合部25と対向する接合部35と、加硫時においてタイヤTのクラウン領域C1と当接するタイヤパターン形成部40とを有する。接合部35は、ベースモールド20への組み付け以前において、前述の仮想分割線L1とほぼ対応する面形状を有し、ベースモールド20の接合部25と向かい合わされた状態で密着する。
また、前述のとおり接合部35は、ベースモールド20のパターン側接合面22及び端部側接合面23;23とそれぞれ対応するパターン側接合面32及び端部側接合面33;33を有する。
パターン側接合面32は、幅方向及び円周方向に渡って所定の曲率を持って湾曲する面である。また、端部側接合面33;33は、パターン側接合面32より幅方向外側に屈曲し、パターン側接合面32の曲率と略同様の曲率を持って円周方向に湾曲する。
タイヤパターン形成部40は、加硫対象となるタイヤTのクラウン領域C1と直接対向する面であって、クラウン領域C1の円周面(トレッド面)に所定のトレッドパターンを型付けするパターン成形面42と、パターン成形面42の幅方向両端部より外側に延出する端部側接合面43;43とを有する。
図2に特に示すように、パターン成形面42は、クラウン領域C1の円周面を囲繞するように、円周方向及び幅方向に渡って所定の曲率を持って湾曲している。また、パターン成形面42は、幅方向中央部近傍において半径方向内側に突出し、円周方向に沿って連続して延在する複数の主溝形成リブ42Aや、半径方向内側に突出し、主溝形成リブ42A側から幅方向外側に向かって延在する複数の横溝形成リブ42B等の溝形成部を有している。
よって、当該パターン成形面42に対して押し付けられた状態で当接するタイヤTのクラウン領域C1の円周面には、パターン成形面42の形状が反転した形状を有する接地面や溝を含むトレッドパターンが形成される。
なお、図示のパターン成形面42の形状は例示に過ぎず、複数の主溝形成リブ42A;42B、或いは、横溝形成リブ43A;43Bの形状や数、配列を変更することや、サイプ等の細溝を形成可能なブレードを埋設すること等、所望のトレッドパターンに応じて適宜変更することが可能である。
端部側接合面43;43は、パターン成形面42の幅方向外側に屈曲し、反対側に位置する前述の端部側接合面33;33の曲率と略同様の曲率を持って円周方向に湾曲する。図1に示すように、端部側接合面43;43は、複数のセクターモールド4がタイヤTの円周方向に沿って配設された状態において、それぞれ下側サイドモールド2の円周面2B、上側サイドモールド3の円周面3Bと対応して密着する面である。また、端部側接合面43;43には、前述の端部側接合面33;33側に至る複数のボルト孔44が開設される。各ボルト孔44は、パターンモールド30がベースモールド20に組み付けられた状態において、ベースモールド20のボルト孔23Aと対応する位置に開設される。
次に、積層造形法によって作製されるパターンモールド30の肉厚について説明する。各図に示すように、パターンモールド30における半径方向の肉厚は、ベースモールド20の肉厚に対して薄肉に形成されている。
より具体的には、パターンモールド20におけるパターン成形面42とパターン側接合面32との間の肉厚D1は、約3mmに設定され、幅方向端部に形成された端部側接合面43と端部側接合面33との間の肉厚D2が約10mmに設定される。
このように、パターン成形面42とパターン側接合面32との間の肉厚D1を薄く設定することにより、セクターモールド4全体を積層造形法で作製する場合と比べ、コストを削減することが可能となる。さらに、パターンモールド30に熱歪による変形が生じていたとしても、ベースモールド20との組み付け時において、変形を矯正し易くなる。
また、幅方向外側の肉厚D2を肉厚D1よりも厚く設定することにより、下側サイドモールド2の円周面2A、及び、上側サイドモールド3の円周面3Aと当接する部位の機械的強度を確保することが可能となり、繰り返しの使用にも耐え得るパターンモールド30を得ることができる。
なお、肉厚D1については、3mmに限定されるものではなく、パターンモールド30をベースモールド20に組み付ける際に、変形の矯正が可能であれば如何なる肉厚に設定してもよい。
次に、セクターモールド4を構成するベースモールド20とパターンモールド30との組み付け方法について具体的に説明する。まず、母材としてのベースモールド20の接合部25に対して、パターン成形物としてのパターンモールド30の接合部35を対向させ、ベースモールド20上にパターンモールド30を載置する。その後、ベースモールド20に開設された複数のボルト孔23Aと、パターンモールド30に開設された複数のボルト孔44同士を位置合わせする。そして、ボルト孔44側から図外のボルトをボルト孔23A側に螺入することにより、ベースモールド20とパターンモールド30同士を締結し、固定,一体化する。
パターンモールド30がベースモールド20側に締結される過程において、薄肉に作製されたパターンモールド30の形状は、接合部35及びパターン成形面42がベースモールド20の接合部25に沿って幅方向及び円周方向に押し広げられることにより矯正される。即ち、積層造形法によって作製されるパターンモールド30は、製作時に生じる熱歪によって、幅方向内側、円周方向内側に反るように変形し易く、作製直後における形状はパターン側金型モデルM3の形状と僅かに異なる形状を呈する。
そこで、本実施形態に係るセクターモールド4の製造工程においては、熱歪による変形が生じた薄肉のパターンモールド30を精密に加工された接合部25を有するベースモールド20上に載置して組み付けることにより、パターンモールド30に生じた変形を矯正する。パターンモールド30の矯正により、接合部25と接合部35との間は密着した状態とされ、境界における熱伝導の阻害が抑制される。また、タイヤTのトレッドパターンの形状を規定するパターン成形面42の形状が設計上のパターン側金型モデルM3のパターン成形面MPの形状と一致するため、設計上の想定どおりのトレッドパターンを有するタイヤTを精度よく製造することが可能なセクターモールド4を得ることが可能となる。
以上説明したとおり、本実施形態に係るセクターモールド4の製造方法によれば、金型モデルM1を分割したベース側金型モデルM2に基づいて、ベースモールド20を機械加工等により精密に作製し、パターン側金型モデルM3に基づいてパターンモールド30を積層造形法により、少なくともパターン成形面42を含んで薄肉に作製し、その後、パターンモールド30に生じた変形を矯正しながら一体化するため、セクターモールド4全体をダイカスト鋳造法により製造する場合に比べ、製造に係る工数を大幅に削減することができる。また、セクターモールド4全体を積層造形法により製造する場合に比べ、体積が減少するため、製造に掛かるコストを大幅に削減することができる。また、積層造形法により作製されるパターンモールド30が、変形を矯正可能な肉厚となるように作製されているため、積層造形法において発生する熱歪による変形をベースモールド20との締結過程において矯正することができる。
さらには、ベースモールド20及びパターンモールド30がそれぞれ、金型モデルM1から共通の仮想分割線L1によって分割されたベース側金型モデルM2及びパターン側金型モデルM3に基づいて作製されているため、パターンモールド30のみを交換することにより、異なるトレッドパターンを有するタイヤTを容易に製造することが可能となる。
つまり、タイヤTの種類に関わらずベースモールド20を共通して使用することが可能となり、セクターモールド4の製造に掛かるコストを大幅に抑制することが可能となる。
図11は、ベースモールド20への組み付け前後におけるパターンモールド30の幅方向の変形を計測したグラフである。同図に示すように、組み付け前のパターンモールド30は、パターン側金型モデルM3の形状に対して幅方向全域に渡って最大で1.3mmのズレが生じているのに対し、示す組み付け後のパターンモールド30は、幅方向全域に渡るズレが僅か0.1mm以下に収束していることが分かる。
本結果から明らかなように、熱歪による変形が生じ易い積層造形法により作製された薄肉のパターンモールド30を、別途作製されたベースモールド20に組み付ける本実施形態に係る製造方法によれば、低コストで耐久性の高い金型を、全体を鋳造により製造した場合と比べ、なんら遜色なく精度良く製造することが可能である。なお、上述の実施形態においては、セクターモールド4を対象としてその製造工程を説明したが、本製造方法は、他の下側サイドモールド2及び上側サイドモールド3、或いは、加硫装置1内に配設される他の金型の製造についても同様に適用することができる。
以下、上述の実施形態に係るセクターモールド4の構造、及び、当該セクターモールド4の製造方法に係る変形例について説明するが、以下の説明において上述の実施形態に係る構成と同一の構成については同一符号を用い、その説明を省略する。
ベースモールド20とパターンモールド30との締結に際しては、接合部25;35の間に、事前にベースモールド20及びパターンモールド30と同一の熱伝導率を有する金属箔(本実施形態においてはアルミニウム箔)や、金属ペースト等の充填材を敷設又は塗布し、当該充填剤を介在させた状態でパターンモールド30を締結することが望ましい。
即ち、ベースモールド20とパターンモールド30とを、充填材を介在させた状態で締結すれば、矯正しきれずに残存する接合部25と接合部35との微細な空隙を埋めて密着させることができ、熱伝導性をより向上させることができる。
図5は、ベースモールド20とパターンモールド30とを一体化する固定手段としての図外のボルトやボルト孔23A;44に替えて、ベースモールド20及びパターンモールド30自体に固定手段を設けた例を示す図である。同図に示すように、本例におけるパターンモールド30の接合部35には、ベースモールド20の接合部25側に突出する接合凸部50が設けられている。また、接合部35と対向するベースモールド20の接合部25には、外周部21側に窪む接合凹部51が設けられている。
接合凸部50は、接合部35方向に向けて縮径するテーパ状の断面形状を有し、パターンモールド30の円周方向の長さに全域に渡って延在する。また、接合凹部51は、接合部25方向に向けて縮径する接合凸部50に対応するテーパ状であって、接合凸部50と同様にベースモールド20の円周方向の長さ全域に渡って延在する。なお、接合凸部50及び接合凹部51の断面形状は、テーパ状に限定されるものではなく、嵌め合わせを実現可能な形状であれば如何なる形状であってもよい。
上述の固定手段を備えたパターンモールド30とベースモールド20とを一体化するには、パターンモールド30に設けられた接合凸部50の円周方向の端部をベースモールド20に設けられた接合凹部51の円周方向の端部に嵌入した後、接合凸部50を接合凹部51内においてスライドさせるようにパターンモールド30を円周方向に位置合わせすることにより実現される。
本例に係るセクターモールド4によれば、接合部25及び接合部35が接合凸部50及び接合凹部51によって規制され、形状が矯正されるため、ボルト等の固定手段を要することなく、ベースモールド20とパターンモールド30とを容易に一体化することができる。また、本例における接合凸部50及び接合凹部51を幅方向に複数設ければ、パターンモールド30を全域に渡ってより正確に矯正できるとともに、接合部25及び接合部35同士の密着性をさらに向上させることが可能となる。
また、本例における固定手段は、前述の実施形態に係る図外のボルトやボルト孔23A;44と併用可能であることは言うまでもなく、併用することによってパターンモールド30をより精密に矯正することができる。なお、図外のボルトやボルト孔23A;44が併用可能であることは以下の例においても同様である。
図6は、ベースモールド20とパターンモールド30とを一体化する固定手段として、セクターモールド4の半径方向に穿設されたエア抜き孔60内に固定ピン61を挿入した例を示す。エア抜き孔60は、パターンモールド30のパターン成形面42から接合部35、及び、ベースモールド20の接合部25から外周部21に至る微小な貫通孔である。当該エア抜き孔60は、セクターモールド4の幅方向及び円周方向に渡って点在しており、パターンモールド30の成形面42、タイヤTのクラウン領域C1の円周面間に滞留する空気を外部に排出する流路である。
本例においては、当該エア抜き孔60内に、半径方向に拡縮自在に構成されたスプリングピン等の固定ピン61を挿入することにより、ベースモールド20とパターンモールド30とを固定し、一体化している。本構成によっても、パターンモールド30を全域に渡って正確に矯正できるとともに、接合部25及び接合部35同士の密着性を向上させることが可能となる。
図7は、ベースモールド20とパターンモールド30とを一体化する固定手段として、ベースモールド20の外周部21側からボルトを螺入する例を示す。同図に示すように、本例におけるパターンモールド30の接合部35には、ベースモールド20の接合部25側に突出するボルト受け部70が設けられている。また、接合部35と対向するベースモールド20には、ボルト受け部70と対応する形状の嵌合部75及び、当該嵌合部75と連通するボルト挿入孔76が設けられている。ボルト受け部70は、接合部35より突出する円筒体であって、中央部に下方に開口するボルト挿入部70Aが開設されている。ボルト挿入部70Aの円周面には、ねじ切り加工が施されており、外周部21側から螺入されるボルト77の先端部と螺合する。
嵌合部75は、前述のボルト受け部70の形状と対応し、接合部25より外周部21側に窪む。当該嵌合部75は、上述のボルト受け部70の周面と嵌合する。ボルト挿入孔76は、嵌合部75から外周部21まで連通する。
ボルト挿入孔76は、ボルト77と螺合するねじ切り加工が施された螺合部76Aと、螺合部76Aよりも拡径する挿入部76Bとを有する。上記構成からなる固定手段により、パターンモールド30をベースモールド20に固定するには、ボルト受け部70を嵌合部75に対して位置合わせして嵌め込み、その後、外周部21側からボルト77をボルト挿入孔76に螺入する。ボルト77が螺入されると、ボルト77が、ボルト挿入部70A及び螺合部75Bと螺合し、ボルト77の頭部が挿入部76Bの上端部において止まり、ベースモールド20とパターンモールド30とを強固に固定、一体化する。
このように、本例においては外周部21側から螺入されるボルト77によって、ベースモールド20上に載置されたパターンモールド30の接合部35が接合部25側に引き込まれるように矯正されることから、パターンモールド30の形状をより正確に矯正できるとともに、接合部25及び接合部35同士の密着性を向上させることが可能となる。
なお、当該固定手段をセクターモールド4の幅方向及び円周方向に渡って複数設ければ、パターンモールド30を全域に渡ってより正確に矯正できることは言うまでもない。
図8は、1のベースモールド20に対して複数のパターンモールド30A;30Bを一体化した例を示す。パターンモールド30A;30Bは、上述の各例におけるパターンモールド30を円周方向に分割した形態である。なお、本例においては円周方向に2分割した形態を示しているが分割数はこれに限定されるものではない。
本例に係るベースモールド20及びパターンモールド30A;30Bは、それぞれの四隅に図外のボルト孔23A及びボルト孔44を有しており、各パターンモールド30A;30Bは、当該ボルト孔23A及びボルト孔44に螺入される図外のボルトによって固定される。
本例からなるセクターモールド4によれば、単位当たりの接合部35の面積を上述の各例における面積よりも小さくし、個々のパターンモールド30A;30Bを個別に設けられた複数の固定手段により固定するため、各パターンモールド30A;30Bの形状をより細やかに矯正することができ、接合部25及び接合部35同士の密着性をさらに向上させることが可能となる。
図9は、上述の各例により構成されたセクターモールド4同士の円周方向の接続状態を示す側面図である。同図において4Aは、円周方向の一方側に配置されるセクターモールドを示し、4Bは、セクターモールド4Aと隣接し、円周方向の他方側に配置されるセクターモールドを示す。
同図に示すように、本例におけるベースモールド20の円周方向端面26は、上部に固定されたパターンモールド30の円周方向端面36よりも円周方向側に突出しており、セクターモールド4A;4B同士が接続された場合において、当該パターンモールド30の円周方向端面36同士のみが突き当たるように構成されている。
このように、互いに隣接するセクターモールド4A;4B間において、円周方向端面36同士のみを突き当てる構成とすれば、図2に示すような円周方向端面26;36を面一とした場合や、円周方向端面26同士のみを突き当てる場合に比べ、上部に固定されるパターンモールド30の円周方向端面26;26間に間隙gが形成され、薄肉に形成されたパターンモールド30同士が直接接触することを防止できるため、隣接するセクターモールド4A;4Bがそれぞれ備えるパターンモールド30の両端部に破損、変形が生じることを抑制できる。
1 加硫装置,2 下側サイドモールド,3 上側サイドモールド,
4 セクターモールド,10 ブラダー,20 ベースモールド,21 外周部,
22 パターン側接合面(ベースモールド),23 端部側接合面(ベースモールド),
23A ボルト孔,25 接合面(ベースモールド),26 円周方向端面,
30 パターンモールド,32 パターン側接合面(パターンモールド),
33 端部側接合面(パターンモールド),35 接合面(パターンモールド),
36 円周方向端面(パターンモールド),42 パターン成形面,
43 端部側接合面,44 ボルト孔,50 接合凸部,51 接合凹部,
60 エア抜き孔,61 固定ピン,
70 ボルト受け部,75 嵌合部,76 ボルト挿入孔,77 ボルト。

Claims (5)

  1. 金属母材の接合面上に、積層造形法により作製されたパターン成形物を組み付けて、タイヤ加硫金型を製造する方法であって、
    前記パターン成形物をタイヤ加硫金型の基本モデルにおけるパターン形成面を含む表層部の形状に基づいて金属により作製する工程と、
    前記金属母材を前記表層部の形状が除かれた残余の基本モデルの形状に基づいて作製する工程と、
    前記パターン成形物を前記金属母材の接合面上に載置した後、前記パターン成形物及び前記金属母材を
    前記パターン成形物及び前記金属母材の幅方向両側部における円周方向複数箇所での固定手段の締結により組み付け、前記パターン成形物の接合面を前記金属母材の接合面の幅方向及び円周方向に沿って矯正する工程と、
    を備えたことを特徴とするタイヤ加硫金型の製造方法。
  2. 前記積層造形法により作製されるパターン成形物の積層方向を加硫対象となるタイヤの幅方向としたことを特徴とする請求項1記載のタイヤ加硫金型の製造方法。
  3. 前記金属母材上に、パターン成形物を前記金属母材の円周方向に分割して組み付けることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載のタイヤ加硫金型の製造方法。
  4. 前記金属母材と前記パターン成形物とを、金属母材及びパターン成形物の接合面に充填材を介在させた状態で組み付けることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載のタイヤ加硫金型の製造方法。
  5. 金属母材の接合面上にパターン成形物を組み付けてなるタイヤ加硫金型であって、
    前記パターン成形物は、タイヤ加硫金型の基本モデルにおけるパターン形成面を含む表層部の形状に基づいて積層造形法により作製された金属体であり、
    前記金属母材は、前記表層部の形状が除かれた残余の基本モデルの形状に基づいて作製された金属体であり、
    前記パターン成型物は、前記金属母材の幅方向両側部における円周方向複数箇所に形成された母材側固定手段挿入孔の位置と対応するパターン成形物側固定手段挿入孔を有し、
    前記パターン成形物の接合面は、前記母材側固定手段挿入孔、及びパターン成形物側固定手段挿入孔に挿入される固定手段の締結により、前記金属母材の接合面の幅方向及び周方向に沿って矯正された状態で組み付けられたことを特徴とするタイヤ加硫金型。
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