JP5577941B2 - ロール状媒体給送装置及び記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの記録装置及び当該記録装置に設けられるロール状媒体給送装置に関する。
一般に、長尺状の用紙がロール状に巻き重ねられた状態にあるロール紙(ロール状媒体)から用紙を繰り出して記録処理を施す記録装置としてインクジェット式プリンターが広く知られている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に記載のプリンターには、長尺状の用紙をロール状に巻き重ねて支持したロール紙ホルダ軸を着脱自在に装着する給紙装置が設けられている。また、この給紙装置には、ロール紙ホルダ軸の両端部に設けられたギアに対して噛合可能な駆動力伝達ギアが設けられている。そして、上記のプリンターでは、ロール紙ホルダ軸を給紙装置に対して装着するときに、ロール紙ホルダ軸のギアを給紙装置の駆動力伝達ギアに対して噛合させていた。
特開2004−291395号公報
ところで、上記のプリンターでは、ロール紙ホルダ軸を給紙装置に対する着脱方向に移動させながら、ロール紙ホルダ軸のギアを給紙装置の駆動力伝達ギアに対して噛み合わせたり、その噛合状態を解除させたりしていた。そのため、ロール紙ホルダ軸を給紙装置に対して着脱する際に、ロール紙ホルダ軸のギアや給紙装置の駆動力伝達ギアを損傷してしまう虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品の損傷を抑制しつつロール状媒体の着脱動作を実行することができるロール状媒体給送装置及び記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のロール状媒体給送装置は、長尺の媒体がロール状に巻き重ねられたロール状媒体を支持する支持軸が着脱自在に装着されると共に、当該支持軸を中心として前記ロール状媒体を回動させることにより当該ロール状媒体から前記長尺の媒体を巻きほぐして給送するロール状媒体給送装置であって、前記支持軸となる第1の軸が当該第1の軸と直交する方向への移動を伴って着脱自在に装着される装着部と、前記第1の軸に同心配置となるように一体に設けられた第1の歯車に対して噛合可能であると共に、前記装着部に装着された状態にある前記第1の軸と平行な第2の軸を中心として回動可能な第2の歯車と、当該第2の歯車を前記装着部に前記第1の軸が装着された状態にある前記第1の歯車に対して噛合する噛合位置と当該第1の歯車から離間した離間位置との間で変位させるために作動する変位機構とを備えた。
上記構成によれば、支持軸となる第1の軸が装着部に対して着脱される場合、変位機構を作動させることにより、第2の歯車を装着部に対する着脱方向に移動する第1の歯車から離間させた離間位置に変位させることができる。そのため、支持軸となる第1の軸が装着部に着脱される際に、その第1の軸に一体に設けられた第1の歯車が第2の歯車に対して着脱方向への移動負荷を伴って接触することが回避される。したがって、ロール状媒体の着脱動作時にこれらの歯車が損傷されることがないため、部品の損傷を抑制しつつロール状媒体の着脱動作を実行することができる。
また、本発明のロール状媒体給送装置において、前記変位機構は、前記第2の軸と平行な第3の軸を中心として回動可能な第3の歯車と、当該第3の歯車に対して噛合すると共に、当該第3の歯車から前記第2の歯車への動力の伝達を仲介するように前記第2の軸と平行な第4の軸を中心として回動可能な第4の歯車とを含み、前記第2の歯車は、前記第3の歯車から伝達される動力に基づいて、前記第4の軸を中心とした周方向への変位可能に構成されると共に、前記第3の歯車は、前記第2の歯車に対して伝達する動力に基づいて、前記第4の歯車を前記第4の軸を中心として回動させると共に、当該第4の軸を中心とした周方向への変位力を前記第4の歯車から前記第2の歯車に伝播させることにより、前記第2の歯車を前記噛合位置と前記離間位置との間で変位させる。
上記構成によれば、第3の歯車の回動に伴い第4の歯車を介して第2の歯車に対して第3の歯車からの動力が伝達されるようになると、第2の歯車は第4の歯車の回動中心となる第4の軸を中心とした周方向に変位しつつ、第1の歯車に対して噛合したり、その噛合位置から離間したりするようになる。そして、第1の歯車に対して第2の歯車を噛合させた後、第3の歯車が第4の歯車を介して第2の歯車を噛合位置において更に回動させる場合には、その回動をさせるための動力が、第2の歯車を第1の歯車に対して噛合させるように付勢する付勢力としても作用する。そのため、かかる付勢力を作用させるための部材を専用に設けることが不要となるため、部品点数を低減することができる。
また、本発明のロール状媒体給送装置は、前記第2の歯車が、前記第4の軸を中心とした周方向において前記第1の歯車を挟んだ両側に対をなすように設けられる。
上記構成によれば、第4の歯車の回動中心となる第4の軸を中心とした周方向の一方側への変位力に基づき、第1の歯車を挟んで配置された一対の第2の歯車が周方向の一方側に変位すると、これら一対の第2の歯車のうち、第1の歯車に対して周方向の他方側に位置する第2の歯車が第1の歯車に対して噛合するようになる。一方、第4の歯車の回動中心となる第4の軸を中心とした周方向の他方側への変位力に基づき、第1の歯車を挟んで配置された一対の第2の歯車が周方向の他方側に変位すると、これら一対の第2の歯車のうち、第1の歯車に対して周方向の一方側に位置する第2の歯車が第1の歯車に対して噛合するようになる。すなわち、第2の歯車が第4の軸を中心とした周方向の何れの方向に変位する場合であっても、一対の第2の歯車のうち、何れか一方の第2の歯車を第1の歯車に対して噛合させることができる。
また、本発明のロール状媒体給送装置は、前記噛合位置にある前記第2の歯車の前記第3の歯車からの動力に基づく前記第2の軸を中心とした回動方向は、前記第2の歯車が噛合する前記第1の歯車を前記装着部における装着方向の奥側に向けて押圧する方向となる。
上記構成によれば、第2の歯車は、噛合位置において回動することにより、第1の歯車を装着部における装着方向の奥側に向けて押圧する。そのため、この第1の歯車と一体の第1の軸である支持軸も装着部における装着方向の奥側に向けて押圧されることになる。したがって、支持軸に支持されたロール状媒体を安定した状態で装着することができる。
また、本発明のロール状媒体給送装置は、前記第2の歯車を前記離間位置に保持可能とする保持部材を更に備える。
上記構成によれば、第2の歯車がユーザーの意図に反して離間位置から噛合位置に変位することが回避される。したがって、第2の歯車が第1の歯車に対する噛合位置に位置した状態で、ユーザーがロール状媒体を支持する支持軸としての第1の軸を装着部に対して着脱することを未然に防止することができる。
また、本発明の記録装置は、上記構成のロール状媒体給送装置と、前記ロール状媒体給送装置によって給送される前記ロール状媒体に対して記録処理を施す記録手段とを備えた。
上記構成によれば、上記ロール状媒体給送装置の発明と同様の効果が得られる。
本実施形態におけるインクジェット式プリンターの斜視図。 ロール紙収容部にロール紙給送装置をセットしたときの状態を示す模式図。 ロール紙収容部からロール紙給送装置を引き出したときの状態を示す模式図。 ロール紙給送装置の斜視図。 ロール紙給送装置における変位機構を支持側板の外側から見た側面図。 ロール紙給送装置における変位機構を支持側板の内側から見た側面図。 駆動モーターの正転駆動に伴って変位機構が作動している最中の状態を示す側面図。 駆動モーターの正転駆動に伴う変位機構の作動によって、第2の歯車が第1の歯車に対する噛合位置まで変位した後の状態を示す側面図。 駆動モーターの逆転駆動に伴って変位機構が作動している最中の状態を示す側面図。 駆動モーターの逆転駆動に伴う変位機構の作動によって、第2の歯車が第1の歯車に対する噛合位置まで変位した後の状態を示す側面図。
以下、本発明を記録装置の一種であるインクジェット式プリンター及びそのプリンターが備えるロール紙給送装置に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、特に説明がない限り、図1において矢印で示す「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいうものとする。また、この場合における「前後方向」はその後側から前側に向かう方向がターゲットの搬送方向に相当すると共に、「上下方向」は鉛直方向(重力方向)に相当し、「左右方向」はターゲットの搬送方向と交差する幅方向に相当する。
図1及び図2に示すように、記録装置としてのインクジェット式プリンター11は、直方体状をなす本体フレーム12を備えている。本体フレーム12の後面下部には、該本体フレーム12内に長尺の連続紙(媒体)がロール状に巻き重ねられたロール紙13をセットしたり、該本体フレーム12内にセットされたロール紙13を交換したりする際に開閉される扉14が設けられている。すなわち、本体フレーム12内における下方の位置であって扉14の内側の位置には、ロール紙13を収容するためのロール紙収容部15が設けられている。
図2及び図3に示すように、ロール紙収容部15には、当該ロール紙収容部15に対して前後方向(スライド方向)にスライド移動自在に構成された引き出し部材16が設けられている。すなわち、扉14を開けた状態では、ロール紙収容部15に対して引き出し部材16が出し入れ可能になっている。引き出し部材16の後端下部には、当該引き出し部材16をスライド移動させる際に掴むための把手16aが設けられている。
そして、ロール紙収容部15から引き出し部材16を引き出した状態で当該引き出し部材16に、ロール状媒体給送装置としてのロール紙給送装置17を介してロール紙13を支持した後、再びロール紙収容部15に引き出し部材16を収容すると、ロール紙収容部15にロール紙13がロール紙給送装置17を介して左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に支持されるようになっている。
ロール紙給送装置17は、ロール紙13の中心孔13aに挿通される支持軸となる第1の軸18を備えている。この第1の軸18は、左右方向に延びているとともに、その右端には第1の歯車18a(図4参照)が第1の軸18と同心配置となるように一体に設けられている。
なお、ロール紙収容部15から引き出し部材16を引き出したときの引き出し部材16の位置(図3に示す位置)は引き出し位置とされるとともに、ロール紙収容部15に引き出し部材16を収容したときの引き出し部材16の位置(図2に示す位置)は収容位置とされている。
図2及び図3に示すように、本体フレーム12内におけるロール紙収容部15の上方の位置には、ロール紙収容部15から巻き出されたロール紙13を支持する平板状の支持板20が水平状態で配置されている。支持板20の上方には該支持板20と対向するようにキャリッジ21が設けられるとともに、該キャリッジ21の下面には記録手段としての記録ヘッド22が支持されている。そして、キャリッジ21は駆動手段(図示略)によって左右方向に往復移動可能に構成される一方、記録ヘッド22には本体フレーム12内に配置されたインクカートリッジ(図示略)からインクが供給されるようになっている。
また、本体フレーム12内には、ロール紙収容部15に支持されたロール紙13を該ロール紙13の搬送経路に沿って支持板20上に搬送する搬送機構23が設けられている。搬送機構23は、ロール紙収容部15から巻き出されたロール紙13をその搬送経路に沿ってガイドするガイド板24と、該搬送経路に沿って配設されるとともに該ロール紙13を支持板20側へ搬送する複数の搬送ローラー25〜31とを備えている。
そして、ロール紙収容部15に支持されたロール紙13を搬送機構23によって支持板20上に順次搬送するとともにキャリッジ21を駆動手段(図示略)によって左右方向に往復移動しながら、該支持板20上のロール紙13に記録ヘッド22からインクを噴射することで、該ロール紙13に対して印刷処理(記録処理)が施されるようになっている。なお、印刷処理後のロール紙13は、その搬送経路における支持板20よりも下流側に配置された乾燥装置(図示略)によって乾燥された後、巻取軸(図示略)によって順次巻き取られる。
図4に示すように、ロール紙給送装置17には、矩形板状をなす一対の支持側板32,33が、引き出し部材16の上面に左右方向に間隔を隔てて対向するように設けられている。また、これら一対の支持側板32,33のうち、右側の支持側板32には、その上端面の後方寄りの部位に第1の軸18を着脱自在な装着部として機能する切り欠き溝34が形成されている。この切り欠き溝34は、上端側が開口する一方で下端側が閉塞しており、上端側から前方斜め下方に向けて傾斜して延びるように形成されている。そして、ロール紙13の中心孔13aに挿通された第1の軸18が切り欠き溝34の円弧状をなす内奥部位により下方から支持された状態では、第1の軸18の右端の第1の歯車18aが支持側板32の外側(右側)に位置するようになっている。
また、図4及び図5に示すように、右側の支持側板32において切り欠き溝34の内奥部位よりも下方となる位置には、切り欠き溝34内に装着された状態にある第1の軸18と平行な第3の軸35aが支持側板32を貫通して回動自在に支持されると共に、その第3の軸35aにおける右端部には駆動歯車として機能する第3の歯車35が第3の軸35aと一体に回動するように支持されている。
また、図6に示すように、右側の支持側板32の内側(すなわち、支持側板32の左面側)に突出する第3の軸35aの左端部には、中継歯車となる第6の歯車46が第3の軸35aと一体に回動するように支持されている。また、第6の歯車46には、駆動モーター47の出力軸48の先端部に設けられたウォームギア49が動力伝達可能に噛合している。そして、第6の歯車46は、駆動モーター47の駆動力によって正逆両方向に回転駆動することが可能となっている。
また、支持側板32の外側(すなわち、支持側板32の右面側)には、第3の歯車35と第1の歯車18aとを動力伝達可能に連結可能な遊星歯車機構36が設けられている。
図5に示すように、遊星歯車機構36は、太陽歯車となる第4の歯車37と、当該第4の歯車37の周囲を周回する複数(本実施形態では4つ)の遊星歯車となる第5の歯車38,39及び第2の歯車40,41と、当該第5の歯車38,39及び第2の歯車40,41を回動自在に支持しつつ揺動するベース部材42とを備えている。
ベース部材42は、一対のアーム部42a,42bが基端部から分岐するように延出形成された側面視で略V字状をなすと共に、その基端部が第4の歯車37の回動軸となる第4の軸37aによって回動自在に支持されている。また、ベース部材42に形成された一対のアーム部42a,42bには、第5の歯車38,39及び第2の歯車40,41が各々の軸38a,39a,40a,41aを介して回動自在に支持されている。そして、これらの遊星歯車となる各歯車38〜41のうち、第4の歯車37に対して噛合している第5の歯車38,39が中継歯車として機能する一方で、この第5の歯車38,39に対して噛合した第2の歯車40,41が、第4の歯車37から第5の歯車38,39を介して伝達される動力を第1の歯車18aに対して伝達する動力伝達歯車として機能する。また、本実施形態では、駆動モーター47、第3の歯車35、第4の歯車37、第5の歯車38,39、及びベース部材42等によって、第2の歯車40,41を第1の歯車18aに対する噛合位置と第1の歯車18aから離間した離間位置との間で変位させる変位機構が構成されている。
なお、第2の歯車40,41は、第1の軸18が支持側板32に形成された切り欠き溝34の円弧状をなす内奥部位によって下方から支持された状態で、第1の歯車18aに対して、第4の歯車37の第4の軸37aからほぼ等しい距離を隔てた配置構成となっている。すなわち、第2の歯車40,41は、第4の歯車37の第4の軸37aを中心とした同一の円周上に第1の歯車18aを挟んで対をなすように配置されている。そして、第2の歯車40,41は、第1の歯車18aに対して噛合する噛合位置(例えば図5の状態)と第1の歯車18aに対して噛合しない非噛合位置(例えば図7の状態)との間で、第4の歯車37の第4の軸37aを中心として第4の歯車37の周囲を周回するように変位可能となっている。
また、図6に示すように、支持側板32には、第4の歯車37の第4の軸37aを径中心とした略扇形形状をなす2つの長孔44,45が支持側板32を左右方向に貫通するように形成されている。これらの長孔44,45は、ベース部材42に支持された第5の歯車38,39に対して、第4の歯車37の第4の軸37aからほぼ等しい距離を隔てて配置されている。そして、これらの長孔44,45には、第5の歯車38,39をベース部材42の各アーム部42a,42bに回動自在に支持した第5の軸38a,39aの先端部(本実施形態では左端部)が個別に挿入されている。そのため、第5の歯車38,39が第4の歯車37の周囲を周回する場合には、第5の歯車38,39の回動中心となる第5の軸38a,39aが長孔44,45における長手方向の一端側及び他端側の各内端縁に対して当接することで、第4の歯車37の第4の軸37aを中心とする周方向における第5の歯車38,39の周回範囲を規制するようになっている。
次に、上記のように構成されたプリンター11の作用について、特に、第2の歯車41を第1の歯車18aに対する噛合位置と非噛合位置との間で変位させる際の作用に着目して以下説明する。
さて、ロール紙13を巻装した第1の軸18がロール紙給送装置17に対して装着される場合には、図7に示すように、遊星歯車機構36は、双方の第2の歯車40,41が第1の歯車18aに対して噛合しない非噛合位置に位置させられている。そのため、かかる状態で第1の軸18をロール紙給送装置17に対して装着する場合には、第1の歯車18aが第2の歯車40,41に対して噛み合うことがないため、第1の軸18の装着動作が阻害されることはない。
そして、第1の軸18がロール紙給送装置17に対して装着された後に第1の軸18からロール紙13を巻き出す際には、第1の歯車18aと第3の歯車35とを遊星歯車機構36を介して動力伝達可能に連結することにより、駆動モーター47からの動力を第1の軸18に対して伝達する必要がある。この点、本実施形態では、以下のようにして、遊星歯車機構36が第1の歯車18aと第3の歯車35とを動力伝達可能に連結するようになっている。
まず、駆動モーター47は、第1の軸18からロール紙13を巻き出す駆動力を第1の軸18に対して伝達するべく正転方向に回転駆動する。すると、駆動モーター47の正転駆動に伴って、第3の歯車35が図7に示す反時計回り方向に回転駆動する。そして、この第3の歯車35に対して動力伝達可能に噛合した状態にある第4の歯車37は、第3の歯車35の回転駆動に連動して第4の歯車37の第4の軸37aを中心として図7に示す時計回り方向に回動する。
この場合、第4の歯車37に対して噛合した状態にある第5の歯車38,39は、ベース部材42によって第4の歯車37の第4の軸37aを中心とした周方向に変位可能に支持されている。そのため、これらの第5の歯車38,39は、第4の歯車37から伝達される駆動力に基づいて、第4の歯車37に対する噛合部位を変化させることなく第4の歯車37の第4の軸37aを中心として図7に示す時計回り方向に第4の歯車37の周囲を公転するように周回する。
また同様に、第5の歯車38,39に対して噛合している第2の歯車40,41は、ベース部材42によって第4の歯車37の第4の軸37aを中心とした周方向に変位可能に支持されている。そのため、第2の歯車40,41は、第5の歯車38,39に対する噛合部位を変化させることなく、第4の歯車37の第4の軸37aを中心として図7に示す時計回り方向に第4の歯車37の周囲を第5の歯車38,39と一体となって周回する。すなわち、第4の歯車37における第4の軸37aを中心とした回動力が、第4の歯車37の第4の軸37aを中心とした周方向への変位力として第2の歯車40,41に対して作用する。そして、図8に示すように、これらの第2の歯車40,41のうち、第1の歯車18aから見て第4の歯車37の回動方向の後側に位置する第2の歯車41は、第1の歯車18aに対する噛合位置まで変位する。
なお、第2の歯車41が第1の歯車18aに対する噛合位置まで変位した時点では、第5の歯車38,39の回動中心となる第5の軸38a,39aが支持側板32の長孔44,45の内端縁によって係止される。そのため、第5の歯車38,39は、第4の歯車37の第4の軸37aを中心とした周方向への周回範囲が規制される。その結果、第5の歯車38,39は、第4の歯車37の回動に連動して、第4の歯車37の第4の軸37aを中心としてそれ以上は周回することができなくなる。
すると、第5の歯車38,39は、第4の歯車37から伝達される駆動力に基づいて第5の軸38a,39aを中心として回動するようになる。また、第2の歯車40,41は、第5の歯車38,39に対して常に噛合するようにベース部材42によって支持されているため、第5の歯車38,39から伝達される駆動力に基づいて回動するようになる。なお、互いに噛み合った歯車同士の回動方向は互いに逆方向となる。そのため、第5の歯車38,39を介して第4の歯車37に対して連結された第2の歯車40,41は、その回動方向が第4の歯車37の回動方向と同一方向となる。
そして、第2の歯車41は、第1の歯車18aに対して噛合した状態で回動すると、駆動モーター47の駆動力が第2の歯車41を通じて第1の歯車18aに対して伝達されるため、第1の歯車18aが回動するようになる。ここで、第1の歯車18aの回動方向と、第2の歯車41の回動方向とは逆方向となり、第1の歯車18aは、図8に示す反時計回り方向に回動するようになる。その結果、第1の歯車18aには、支持側板32に形成された切り欠き溝34の内奥側に向けて第2の歯車41から力が作用する。すなわち、第1の軸18には、支持側板32の切り欠き溝34の円弧状をなす内奥部位に対して密着する方向に第2の歯車41から力が作用するため、第1の歯車18aと第2の歯車41とが安定した状態で噛合される。したがって、駆動モーター47から第1の軸18に対して駆動力が確実に伝達されるため、この第1の軸18からロール紙13を確実に繰り出すことが可能となる。
一方、ロール紙13を巻装した第1の軸18をロール紙給送装置17から取り外す場合には、第1の軸18から繰り出されているロール紙13を第1の軸18に対して巻き戻す必要がある。この場合、駆動モーター47は、図8に示す状態において、第1の軸18に対してロール紙13を巻き戻す駆動力を第1の軸18に対して伝達するべく逆転方向に回転駆動する。すると、図9に示すように、駆動モーター47の逆転駆動に伴って、第3の歯車35が図9に示す時計回り方向に回転駆動する。そして、この第3の歯車35に対して動力伝達可能に噛合した状態にある第4の歯車37は、第3の歯車35の回転駆動に連動して、第4の歯車37の第4の軸37aを中心として図9に示す反時計回り方向に回動する。
この場合、第5の歯車38,39及び第2の歯車40,41は、第4の歯車37の回動に連動して、第4の歯車37の第4の軸37aを中心として図9に示す反時計回り方向に第4の歯車37の周囲を周回する。そして、図10に示すように、これらの第2の歯車40,41のうち、第1の歯車18aから見て第4の歯車37の回動方向の後側に位置する第2の歯車40は、第1の歯車18aに対する噛合位置まで変位する。
また、第2の歯車40が第1の歯車18aに対する噛合位置まで変位した時点では、第5の歯車38,39における第5の軸38a,39aが支持側板32の長孔44,45の各内端縁によって係止される。そのため、第5の歯車38,39は、第4の歯車37の第4の軸37aを中心とした周方向への周回が規制される。その結果、第5の歯車38,39は、第4の歯車37の回動に連動して、第4の歯車37の第4の軸37aを中心としてそれ以上は周回することができなくなる。
すると、第5の歯車38,39は、第4の歯車37から伝達される駆動力に基づいて第5の軸38a,39aを中心として回動するようになる。また、第5の歯車38,39に対して噛合している第2の歯車40,41は、第5の歯車38,39から伝達される駆動力に基づいて回動するようになる。
そして、第2の歯車40が第1の歯車18aに対して噛合した状態で回動すると、駆動モーター47の駆動力が第2の歯車40を通じて第1の歯車18aに対して伝達されるため、第1の歯車18aが回動するようになる。この場合、第1の軸18には、支持側板32に形成された切り欠き溝34の円弧状をなす内奥部位に対して密着するように第2の歯車40から力が作用する。したがって、駆動モーター47から第1の軸18に対して駆動力が確実に伝達されるため、この第1の軸18に対してロール紙13を確実に巻き戻すことが可能となる。
そして、第1の軸18に対するロール紙13の巻き戻しが完了すると、図10に示す状態から第3の歯車35が正転方向への回転駆動を開始する。すると、第2の歯車40は、第3の歯車35からの駆動力が伝達することにより、第1の歯車18aに対する噛合状態を解除するように第1の歯車18aから離間する。そのため、かかる状態においてロール紙給送装置17から第1の軸18を取り外す際には、第1の歯車18aが第2の歯車40,41に対して噛み合って第1の軸18の取り外し動作を阻害することはない。
なお、第3の歯車35と第2の歯車40,41とが動力伝達可能に連結された状態では、駆動モーター47の駆動負荷が第2の歯車40,41に対して作用する。そのため、第2の歯車41が第1の歯車18aから離間した状態で駆動モーター47からの駆動力の伝達が停止されたとしても、第2の歯車41がその自重に従って第1の歯車18aに対して噛合する位置まで変位することが規制されるようになっている。この点で、本実施形態では、駆動モーター47は、第2の歯車40,41を第1の歯車18aから離間した位置に保持する保持部材としても機能する。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)第1の軸18が切り欠き溝34に対して着脱される場合、遊星歯車機構36を作動させることにより、第2の歯車を切り欠き溝34に対する着脱方向に移動する第1の歯車18aから離間させた離間位置に変位させることができる。そのため、第1の軸18が切り欠き溝34に着脱される際に、その第1の軸18に一体に設けられた第1の歯車18aが第2の歯車40,41に対して着脱方向への移動負荷を伴って接触することが回避される。したがって、ロール紙13の着脱動作時にこれらの歯車18a,40,41が損傷されることがないため、部品の損傷を抑制しつつロール紙13の着脱動作を実行することができる。
(2)第3の歯車35の回動に伴い第5の歯車38,39を介して第2の歯車40,41に対して第3の歯車35からの動力が伝達されるようになると、第2の歯車40,41は第4の歯車37の回動中心となる第4の軸37aを中心とした周方向に変位しつつ、第1の歯車18aに対して噛合したり、その噛合位置から離間したりするようになる。そして、第1の歯車18aに対して第2の歯車40,41を噛合させた後、第3の歯車35が第4の歯車37を介して第2の歯車40,41を噛合位置において更に回動させる場合には、その回動をさせるための動力が、第2の歯車40,41を第1の歯車18aに対して噛合させるように付勢する付勢力としても作用する。そのため、かかる付勢力を作用させるための部材を専用に設けることが不要となるため、部品点数を低減することができる。
(3)第4の歯車37の回動中心となる第4の軸37aを中心とした周方向の一方側への変位力に基づき、第1の歯車18aを挟んで配置された一対の第2の歯車40,41が周方向の一方側に変位すると、これら一対の第2の歯車40,41のうち、第1の歯車18aに対して周方向の他方側に位置する第2の歯車40,41が第1の歯車18aに対して噛合するようになる。一方、第4の歯車37の回動中心となる第4の軸37aを中心とした周方向の他方側への変位力に基づき、第1の歯車18aを挟んで配置された一対の第2の歯車40,41が周方向の他方側に変位すると、これら一対の第2の歯車40,41のうち、第1の歯車に対して周方向の一方側に位置する第2の歯車が第1の歯車18aに対して噛合するようになる。すなわち、第2の歯車40,41が第4の軸を中心とした周方向の何れの方向に変位する場合であっても、一対の第2の歯車40,41のうち、何れか一方の第2の歯車を第1の歯車18aに対して噛合させることができる。
(4)第2の歯車40,41は、噛合位置において回動することにより、第1の歯車18aを切り欠き溝34における装着方向の奥側に向けて押圧する。そのため、この第1の歯車18aと一体の第1の軸18も切り欠き溝34における装着方向の奥側に向けて押圧されることになる。したがって、第1の軸18に支持されたロール紙13を安定した状態で装着することができる。
(5)第2の歯車40,41がユーザーの意図に反して離間位置から噛合位置に変位することが回避される。したがって、第2の歯車40,41が第1の歯車18aに対する噛合位置に位置した状態で、ユーザーがロール紙13を支持する第1の軸18を切り欠き溝34に対して着脱することを未然に防止することができる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、遊星歯車機構36は、第4の歯車37の第4の軸37aを中心としたベース部材42の回動姿勢を保持するための保持部材を駆動モーター47とは別部材構成で設ける構成としてもよい。
・上記実施形態において、第2の歯車40,41と第4の歯車37との間に介設される第5の歯車38,39の個数は偶数個であってもよいし、第2の歯車40,41を第4の歯車37に対して動力伝達可能に噛合させる構成としてもよい。すなわち、第4の歯車37の回動方向と、当該第4の歯車37から伝達される駆動力に基づいた第2の歯車40,41の回動方向とが互いに逆方向となるように構成してもよい。
・上記実施形態において、ベース部材42の形状は略V字状に限定されず、駆動モーター47の正転駆動時及び逆転駆動時に、第2の歯車40,41が第1の歯車18aを挟んで対をなす配置可能を実現できる構成であれば任意の構成を採用することができる。
・上記実施形態において、遊星歯車機構36は、駆動モーター47から第2の歯車40,41に対して伝達される駆動力とは別部材構成で、第2の歯車40,41を第1の歯車18aに対して噛合させる方向に付勢力を作用させる付勢部材を備える構成としてもよい。この場合、駆動モーター47の正転駆動時及び逆転駆動時において、第1の歯車18aに対して噛合させる歯車を共通の歯車としてもよい。
そして、かかる構成では、駆動モーター47の正転駆動時及び逆転駆動時には、第4の歯車37から第2の歯車40,41に対して伝達される駆動力に基づき、第2の歯車40,41が付勢部材からの付勢力に基づいて第1の歯車18aに対する噛合状態を維持するようになる。その一方で、駆動モーター47は、正転駆動及び逆転駆動のうち何れか一方の駆動時には、第2の歯車40,41を第1の歯車18aから離間させる方向に第2の歯車40,41に対して駆動力を伝達することとなる。そして、駆動モーター47は、当該一方の駆動時における駆動量が増大した場合に、第4の歯車37から第2の歯車40,41に対して伝達される駆動力に基づき、第2の歯車40,41が付勢部材からの付勢力に抗して第1の歯車18aから離間するように変位させることができる。
・上記実施形態において、第1の歯車18aに対して噛合する噛合位置と第1の歯車18aから離間した離間位置との間で、第2の歯車40,41を変位させるための駆動力を付与するための駆動部材を、第2の歯車40,41を通じて第1の歯車18aを回動駆動するための駆動モーター47とは別部材構成で設けてもよい。
・上記実施形態において、第1の歯車18aに対して噛合する噛合位置と第1の歯車18aから離間した離間位置との間で、第2の歯車40,41を変位させるための駆動力を付与する駆動モーター47を省略した構成としてもよい。この場合、例えば、遊星歯車機構36は、第1の軸18から繰り出されるロール紙13に対してバックテンションを作用させるようにしてもよい。そして、かかる構成では、ユーザーが遊星歯車機構36を手動で操作することにより、第1の歯車18aに対して噛合する噛合位置と第1の歯車18aから離間した離間位置との間で第2の歯車40,41を変位させることができる。
・上記実施形態において、駆動モーター47は、ウォームギア49を介することなく第3の歯車35を直接的に回転駆動させるようにしてもよい。
・上記実施形態において、長尺の媒体は、連続紙に限定されず、布や樹脂フィルム、樹脂シート、金属シートなどでもよい。
・上記実施形態では、記録装置として、インクジェット式プリンター11が採用されているが、インク以外の他の流体を噴射したり噴射したりする流体噴射装置を採用してもよい。また、微小量の液滴を噴射させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。この場合、液滴とは、上記液体噴射装置から噴射される液体の状態を言い、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置でもよい。さらにバイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。また、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。また、流体は、トナーなどの粉粒体でもよい。なお、本明細書でいう流体には、気体のみからなるものは含まないものとする。
・上記実施形態において、記録装置は、流体噴射装置に限定されるものではなく、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。適用される装置によっては、記録する際の記録剤はインク等の流体ではなく粉体状のトナーともなりうる。
11…記録装置としてのインクジェット式プリンター、13…媒体としての連続紙、17…ロール状媒体給送装置としてのロール紙給送装置、18a…第1の歯車、22…記録手段としての記録ヘッド、35…第3の歯車、35a…回動軸(第3の軸)、37…第4の歯車、37a…第4の軸、38…第5の歯車、38a…軸(第5の軸)、39…第5の歯車、39a…軸(第5の軸)、40…第2の歯車、40a…軸(第2の軸)、41…第2の歯車、41a…軸(第2の軸)、47…保持部材としての駆動ローラー。

Claims (4)

  1. 長尺の媒体がロール状に巻き重ねられたロール状媒体を支持する支持軸が着脱自在に装着されると共に、当該支持軸を中心として前記ロール状媒体を回動させることにより当該ロール状媒体から前記長尺の媒体を巻きほぐして給送するロール状媒体給送装置であって、
    前記支持軸となる第1の軸が当該第1の軸と直交する方向への移動を伴って着脱自在に装着される装着部と、
    前記第1の軸に同心配置となるように一体に設けられた第1の歯車に対して噛合可能であると共に、前記装着部に装着された状態にある前記第1の軸と平行な第2の軸を中心として回動可能な第2の歯車と、
    当該第2の歯車を前記装着部に前記第1の軸が装着された状態にある前記第1の歯車に対して噛合する噛合位置と当該第1の歯車から離間した離間位置との間で変位させるために作動する変位機構と
    を備え
    前記変位機構は、前記第2の軸と平行な第3の軸を中心として回動可能な第3の歯車と、当該第3の歯車に対して噛合すると共に、当該第3の歯車から前記第2の歯車への動力の伝達を仲介するように前記第2の軸と平行な第4の軸を中心として回動可能な第4の歯車とを含み、
    前記第2の歯車は、前記第3の歯車から伝達される動力に基づいて、前記第4の軸を中心とした周方向への変位可能に構成されると共に、
    前記第3の歯車は、前記第2の歯車に対して伝達する動力に基づいて、前記第4の歯車を前記第4の軸を中心として回動させると共に、当該第4の軸を中心とした周方向への変位力を前記第4の歯車から前記第2の歯車に伝播させることにより、前記第2の歯車を前記噛合位置と前記離間位置との間で変位させ、
    前記噛合位置にある前記第2の歯車の前記第3の歯車からの動力に基づく前記第2の軸を中心とした回動方向は、前記第2の歯車が噛合する前記第1の歯車を前記装着部における装着方向の奥側に向けて押圧する方向となることを特徴とするロール状媒体給送装置。
  2. 請求項に記載のロール状媒体給送装置において、
    前記第2の歯車が、前記第4の軸を中心とした周方向において前記第1の歯車を挟んだ両側に対をなすように設けられることを特徴とするロール状媒体給送装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載のロール状媒体給送装置において、
    前記第2の歯車を前記離間位置に保持可能とする保持部材を更に備えることを特徴とするロール状媒体給送装置。
  4. 請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載のロール状媒体給送装置と、
    前記ロール状媒体給送装置によって給送される前記ロール状媒体に対して記録処理を施す記録手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置。
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