JP5574084B2 - 搬送ライン - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに同一の加工を行う複数の工作機械からなる加工セルを複数配置し、各加工セルにワークを搬送する搬送装置を備えた搬送ラインに関する。
従来の搬送ライン21を図5を参考にして説明する。ワークWに同一の加工を行う複数の工作機械A1,A2,B1,B2と各工作機械A1,A2,B1,B2にワークWを搬送するワーク搬送用ローダ(第1搬送装置)22とから加工セル(加工ユニット)2A、2Bを構成し、この加工セル2A、2Bを複数並列に配置し、これら並列に配置した加工セル2A、2BにワークWを搬送するコンベア(第2搬送装置)23が設けらている。コンベア23には、コンベア23に搬送されたワークWを1個だけ搬送されるようにしワーク搬送用ローダ22がワークWを掴めるようにするエスケープ(送り出し装置)24と、各加工セル2A、2Bに対応した位置で搬送されるワークWを止めることが可能なワークストッパ25a,25bと、ワークストッパ25a,25bにワークWが到達したことを検出するワーク検出センサ26a,26bとを備えている。また、搬送ライン21は、各加工セル2A、2Bで加工されたワークWを次工程へ搬送する前記コンベア23とは別の搬出コンベア212を有している。
また、搬送ライン21は、図6、図7に示すフローチャートに従ってワークWの搬送が行われる。先ず、ステップS201で、所定の数までのカウンタを行い所定の数を越えるとリセットするリングカウンタをプログラムにより定義し、カウンタの所定の数として0〜3の値を循環するように定める。即ち、カウンタの値が4となったときには値を0にリセットするリングカウンタを定義する。また、カウンタの値とワークWを搬送する工作機械A1,A2,B1,B2とを対応させ、カウンタの値が0のとき工作機械B2へ、カウンタの値が1のとき工作機械A1へ、カウンタの値が2のとき工作機械B1へ、カウンタの値が3のとき工作機械A2へワークWを搬送すると取り決める。また、搬送ライン21が可動開始した時、リングカウンタのカウンタの値は0とする。ステップS202は、ワーク検出センサ26bで加工セル2Bの前にワークWがないことが検出されると、前工程からコンベア23にワークWを搬入する。ステップS203はエスケープ24bを開き加工セル2Bの前にワークWを搬送させ、ワークストッパ25bが閉じていることでその位置にワークWを待機させる。ステップS204では、リングカウンタのカウンタの値0に1が加えられ、カウンタの値が1となる。ステップS205は、ステップS204でカウンタの値に1が加えられ、カウンタの値が所定の数3を超えて4となったかを判断し、カウンタの値が4のときステップS206によりカウンタの値を0にリセットする。
今、カウンタの値は1なので、ステップS205からステップS207に進み、ステップS207ではステップS203でワークWが搬送されて加工セル2Bの位置に設けられたワークストッパ25bに到達し待機しているワークWが、ワーク検出センサ26bにより検出される。今カウンタの値が1なのでステップS208からS210に進む。ステップS210は、カウンタの値が1であるかを判断すると共に、工作機械A1が稼働しているかどうか即ち工作機械A1が停止していないかを判断する判断手段であり、後述のように工作機械が故障等で停止している場合はカウンタの値1に1を加えてカウンタの値を2とし、次ステップS212に進める。ステップS208,S212,S214も略同様な判断手段である。今カウンタの値が1であり、工作機械A1が稼働しているのでステップS211に進む。ステップS211では、前記ワークストッパ25bが開かれてワークWが加工セル2Aの前に搬送されワークストッパ25aによってその位置で待機され、ワーク検出センサ26aによりワークWが待機していることが検出されて工作機械A1にワークWが搬送可能であれば、ワーク搬送用ローダ22により工作機械A1にワークWが搬送されワークWが加工される。工作機械A1にワークWが搬送できない場合には、ワークWはその位置で待機される。このフローチャートにより、1つのワークWに対しての搬送が完了する。
次に新たにワークWがコンベア23に搬送されると図6、図7に示すフローチャートの各ステップが繰り返され、ステップS204で前回のワークWの搬送時にリングカウンタのカウンタの値が1だったので+1されてカウンタの値が2となり、加工セル2Bの位置でワークストッパ25bに止められたワークWがステップS212で工作機械B1が故障等で停止しておらず搬送可能であればワーク搬送用ローダ22により工作機械B1に搬送される。以降、同様に各ステップが繰り返され、このようにリングカウンタを設定することによりワークWが各加工セル2A,2Bに均等に分配されるようにしている。
通常、ワークWはカウンタの値に対応した工作機械に搬送されるが、搬送される工作機械が故障やメンテナンス等で停止している場合、ステップS208,S210,S212,S214でカウンタの値に+1されて、次のステップにより次の工作機械に搬送されるようになっている。例えば、カウンタの値が2の場合にはワークWは加工セル2Bの工作機械B1に搬送されるが、工作機械B1が故障やメンテナンスで停止した場合には、ステップS212でカウンタの値2に+1されてカウンタの値が3となり、ステップS214に進み、ステップS215で工作機械A2に搬送される。また、カウンタの値が3であり、ステップS214で工作機械A2が停止している場合には、カウンタの値3に1が加えられて4になるが、ステップS205,S206でカウンタの値が0にリセットされて、ステップS207を介してステップS208で工作機械B2へ搬送可能であれば搬送され、搬送できない場合にはワークWがコンベア23の加工ライン2Bに対応する位置でそのまま待機する。尚、一般的に、各加工セルの全ての工作機械がワークを加工している状態で新しいワークが工作機械に搬入できない場合は、コンベアは、工作機械が空くまで一時的に停止されワークの搬送が停止されるようになっている。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
また、特開2007-12837号のように、ワークを次工程へ搬送するとき、次工程がワークを受入可能か否か判断する判断手段を備えたものが公知である。次工程がワークを受入可能な場合にワークが搬送され、次工程がワークを受入できない場合には、次工程でのワーク受入可能時刻と現工程の次ワークの処理開始時刻とを比較して次工程でのワーク受入可能時刻が早いときに現工程の製造装置にワークを待機させる。また、ワークを搬送経路に設けた保管部に一時的に保管できるようになっている。この特開2007-12837号は、順番に現工程でワークの加工が終わると次工程でワークの加工を行うものであり、各加工セルの複数の工作機械でワークに同一の加工するものではなく、また、受入可能時刻と処理開始時刻とを比較して製造装置にワークを待機させるか保管部に送るか判断するものであり、本願発明とは異なるものである。
ところで、例えば、カウンタの値が2でワークWが工作機械B1で搬送されるが、加工セルBの工作機械B1が故障やメンテナンスや生産数の調整のため停止した場合には、ステップS212でカウンタの値2に更に+1されて工作機械2Aに搬送される。このようにすると加工セル2Aに夫々略均等になるようにワークWが搬送されていたものが加工セル2AにワークWが偏ってしまい、加工セル2Aで全ての工作機械A1,A2でワークWの加工が行われており、ワークWが搬入できない状態となると、コンベア23による搬送が停止されることが多くなる問題がある。このために搬送ラインや工作機械の待ち時間が大きくなり稼動率の不均一のために生産効率が悪化する問題がある。そのため各加工セル2A,2Bの稼動率を均一にし生産効率の低下を防止するためには、図6、図7に示すフローチャートのプログラムを変更しなければならず、専門の知識が必要となると共に、プログラムを変更するために搬送ライン21を長時間停止しなけらばならない問題があった。また、工作機械の稼働台数を増加した場合にもプログラムを変更しなければならない問題がある。また、上記のようにリングカウンタを設定して加工セル2Aと加工セル2Bに均等にワークWが搬送されるようにしているが、実際のワークWの加工を行うと、加工セル2Aと加工セル2Bとではコンベア23の搬送方向下流側(後方)の加工セル2Aまでの搬送距離が長く、この搬送距離の違いのために、コンベア23の下流側の加工セル2Aで長い待ち時間が発生し生産効率が低下する問題があることが本願出願人により確認された。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、搬送ラインを長時間停止する必要がなく、また、コンベアの搬送方向下流側の加工セルで長い待ち時間が発生し生産効率が低下しないように効率良くワークを分配できる搬送ラインを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の課題解決手段は、ワークに同一の加工を行う複数の工作機械と工作機械にワークを搬送する第1搬送装置とから構成した加工セルを少なくとも2列以上並列に配置し、各加工セルにワークを搬送する第2搬送装置を設け、第2搬送装置により搬送されたワークを加工セルで停止または通過させることが可能なワークストッパを設け、ワークを夫々の加工セルに分配するように構成した搬送ラインにおいて、第2搬送装置には、各加工セルに対応した位置に可動可能なワークストッパとフルワーク検出センサを設け、ワークストッパとフルワーク検出センサとの間で、第2搬送装置上に複数のワークを一時的に溜めておくための保管部が構成され、第2搬送装置に搬送されたワークをワークストッパにより第2搬送装置の搬送方向上流側の加工セルに対応する保管部に一旦止め、第2搬送装置の搬送方向下流のフルワーク検出センサからの出力信号により下流の保管部がワークで満たされたかを判断するフルワーク判断手段により、第2搬送装置の搬送方向下流側の加工セルに対応する保管部がワークで満たされてないと判断された時、上流側の保管部から下流側の保管部へワークストッパを通過させてワークを搬送し、下流側の保管部がワークが満たされたと判断された時、前記ワークを一旦止めた上流側の保管部にワークを保管するようにしたことである。
また、第の課題解決手段は、前記保管部は、前記フルワーク検出センサが設置位置を移動可能に設けられており、保管部に溜めることができるワークの個数をフルワーク検出センサを移動することにより調整できることである。
本願の第1の課題解決手段では、第2搬送装置には、各加工セルに対応した位置に可動可能なワークストッパとフルワーク検出センサを設け、ワークストッパとフルワーク検出センサとの間で、第2搬送装置上に複数のワークを一時的に溜めておくための保管部が構成され、第2搬送装置に搬送されたワークをワークストッパにより第2搬送装置の搬送方向上流側の加工セルに対応する保管部に一旦止め、第2搬送装置の搬送方向下流のフルワーク検出センサからの出力信号により下流の保管部がワークで満たされたかを判断するフルワーク判断手段により、第2搬送装置の搬送方向下流側の加工セルに対応する保管部がワークで満たされてないと判断された時、上流側の保管部から下流側の保管部へワークストッパを通過させてワークを搬送し、下流側の保管部がワークが満たされたと判断された時、前記ワークを一旦止めた上流側の保管部にワークを保管するようにした。このように、第2搬送装置に加工セルに対応して保管部を設けて、搬送されてきたワークをある加工セルの保管部に溜め、このある加工セルの保管部がワークで満たされたときに、他の加工セルにワークを搬送するので、故障やメンテナンス等である加工セルの工作機械が停止していても、保管部にワークが溜められることでワークの偏りを吸収することができる。また、各工作機械でワークを加工しているためにワークが搬送できないことで第2搬送装置が停止されることが減ることとなり、搬送装置や工作機械の待ち時間が削減され生産効率の悪化を防止する効果がある。また、加工セルの工作機械の稼動台数を増減しても、各保管部がフルワークかを判断しているだけなので、各加工セルの工作機械の可動状態に関係なくワークを第2搬送装置に搬送できるので、工作機械の増減に対応してプログラムの変更をする必要が無い。
また、第の課題解決手段では、前記保管部は、前記フルワーク検出センサが設置位置を移動可能に設けられており、保管部に溜めることができるワークの個数をフルワーク検出センサを移動することにより調整できるので、簡単に保管部のワーク個数を変更することができ、また、プログラムを変えることなくフルワーク検出センサの位置を移動することで各加工セルへのワークの分配を変更できるので、プログラムを変更するため、搬送ラインを長時間止めることがないので、生産効率が低下しない。
本願発明の搬送ラインの概要を示す平面図であるである。 搬送ラインの概要を示す側面図である。 搬送ラインのプログラムを示すフローチャートである。 第2の実施の形態の搬送ラインの概要を示す平面図である。 従来の技術の搬送ラインの概要を示す平面図である。 従来の技術のフローチャートである。 従来の技術のフローチャートである。
本願発明の実施の形態について、図1〜図3により説明する。搬送ライン1は、図1、図2に示すように、ワークWに同一の加工を行う複数の工作機械Mと各工作機械MにワークWを搬送するワーク搬送用ローダ(第1搬送装置)2とから加工セル(加工ユニット)を構成し、この加工セルを複数並列(本願実施の形態では3列)に配置し、これら並列に配置した加工セルA,B,CにワークWを搬送するコンベア(第2搬送装置)3が設けらて構成されている。また、コンベア3とは別に加工セルA,B,Cで加工されたワークWを次工程へ搬出する搬出コンベア12が備えられている。
コンベア3には、コンベア3に搬送されたワークWを各加工セルA,B,Cに対応した位置で1個だけ搬送されるようにするエスケープ(送り出し装置)4が備えられている。エスケープ4は、ワークストッパ5a,5b,5cへワークWを1個だけ送り、ワーク搬送用ローダ2が後述の保管部に保管された他のワークWと干渉せずに1個だけ掴めるようにするものである。また、コンベア3には、各加工セルA,B,Cに対応した位置で搬送されるワークWを止めることが可能なワークストッパ5a,5b,5cと、ワークストッパ5a,5b,5cにワークWが到達したことを検出するワーク検出センサ6a,6b,6cとを備えている。図1、図2に示すように、コンベア3の搬送方向下流即ち搬送方向前方(図1、図2においてコンベア3の右側)の加工セルAのワークストッパ5aは固定されたものであり、加工セルB,Cのワークストッパ5b,5cは、例えばシリンダにより可動可能となっており、ワークWをコンベア3の搬送方向下流へ通過させることが可能となっている。ワークストッパ5b,5cは、通常は閉じた状態となっている。
また、コンベア3には、コンベア3の搬送方向最上流即ち搬送方向最後方(図1、図2においてコンベア3の左端)の加工セルCを除いて、各加工セルA,Bに対応する位置にフルワーク検出センサ7a,7bが設置位置を移動可能に設けられている。このフルワーク検出センサ7a,7bと前記ワークストッパ5a,5bとの間で、コンベア3の搬送方向最上流の加工セルCを除く各加工セルA,Bに対応する位置に、コンベア3上に複数のワークWを一時的に溜めておくための保管部(バッファ)8a,8bが構成されている。保管部8a,8bは、フルワーク検出センサ7a,7bをコンベア3の搬送方向に沿って移動することで、溜めておくワークWの個数を調整できるようになっており、後述のように工作機械Mの稼働台数や生産数の変更に対応できるようになっている。また、加工セルCに対応してコンベア3上に1つのワークWを一時的に留めておくための保管部(バッファ)8cが設けられている。
また、搬送ライン1は制御装置を備えており、制御装置に格納された図3のフローチャートに示すプログラムによりワークWの搬送が制御されるようになっている。このプログラムについて説明すると、ステップS102、S107、S112はワーク検出センサ6a,6b,6cによりワークWが加工セルA,B,Cに対応した位置(即ち図1において加工セルA,B,Cのワーク搬送用ローダ2によりコンベア3上のワークWが搬送可能な位置)に在るかを検出するワーク検出手段である。ステップS103、S108はコンベア3の搬送方向下流のフルワーク検出センサ7a,7bのON、OFFの出力信号により下流の保管部8a,8bがワークWで満たされているかを判断するフルワーク判断手段である。ステップS104、S109は各加工セルB,Cにおいて何れかの工作機械MにワークWを搬入可能かを判断するワーク搬入判断手段である。
ステップS105、S110、S113は、対応する位置の加工セルA,B,Cの工作機械MにワークWをワーク搬送用ローダ2により搬送させるローダ搬送手段である。ステップS106、S111はフルワーク検出センサ7a,7bのOFFにより下流の保管部A,BがワークWで満たされていないとき、ワークストッパ5b,5cを開き、ワークWが止められているコンベア3の搬送方向上流の加工セルB,Cに対応した位置からコンベア3の搬送方向下流の次の加工セルA,Bに対応した位置にワークWを搬送するためにワークストッパ5b,5cを開くワークストッパ開放手段である。
次に動作について説明する。ここで、例えば各加工セルA,B,Cでの工作機械Mの数を5台、各保管部8a,8bでのワークWの保管数を4個とする。前工程からコンベア3にワークWが搬送されると、ステップS101でコンベア3によりワークWが搬送され、ステップS102でワークWが加工セルCに対応した位置に着きワーク検出センサ6cにより検出される。すると、ステップS103で加工セルBに対応した保管部8bがワークWで満たされているか判断される。保管部8bにワークWが満たされていないとフルワーク検出センサ7bがOFFなので、ステップS106でワークストッパ5cが開かれる。するとステップS107でワークWがコンベア3により搬送され、加工セルBに対応した位置にワークWが在ることがワーク検出センサ6bにより検出される。
次に、ステップS108で加工セルAに対応した保管部8aがワークWで満たされているか判断される。保管部8aにワークWが満たされていないとフルワーク検出センサ7aがOFFなので、ステップS111でワークストッパ5bが開かれる。するとステップS112でワークWがコンベア3により保管部8aに搬送され、加工セルAに対応した位置にワークWが在ることがワーク検出センサ6aにより検出され、加工セルAの工作機械Mに空があると、ステップS113でワーク搬送用ローダ2により加工セルAの空いている工作機械Mに搬送されて、1つのワークWに対する図3に示すプログラムの処理が終わり、次のワークWの搬送が開始される。また、加工セルAに空がなければワークWが加工セルAに対応した保管部8aに保管され、加工セルAに空ができるとステップS113でワークWが加工セルAに搬送されて、1つのワークWに対する処理が終わる。この保管部8aにワークWが待機している場合、次のワークWの搬送が開始される。
次に、加工セルAの工作機械Mと加工セルAに対応した位置の保管部8aがワークWで満たされた場合について説明する。前工程からコンベア3にワークWが搬送されると、前記のようにステップS101〜S107が実行される。ステップS108でフルワーク検出センサ7aがONなのでワークストッパ5bは閉じたままであり、ステップS109に進んで加工セルBに搬送可能であるとするとワークWが加工セルBに搬送され、図2に示すプログラムの処理が終わる。同様に加工セルA、Bの工作機械Mと保管部8a、8bがワークWで満たされると、ステップS103〜S105により加工セルCの工作機械MにワークWが搬送される。この加工セルCでワークWが加工されるようになった状態では、各加工セルA,B,Cでの稼働が均一となり効率よい加工が行われる。
次に、加工セルA、B、Cと保管部8a,8bがワークWで満たされてしまった場合、ステップS101,S102によりコンベア3でワークWが搬送されると、ステップS103でフルワーク検出センサ7bがONであり、ステップS104でNOとなっているので、ステップS108、S109を介して処理が終わり、ワークWが搬送されることなく加工セルCに対応した位置が保管部8cとなってワークWが保管される。このとき、前工程からコンベア3にワークWが搬送できないので、コンベア3への搬送が停止される。各加工セルA,B,CではワークWの加工が行われており、例えば加工セルAの工作機械Mに空ができると、保管部8aに保管されていたワークWが加工セルAの工作機械Mに搬送される。そして、加工セルCの工作機械Mに空ができると、保管部8cのワークWが加工セルCの工作機械Mに搬送される。すると、前工程からのワークWがコンベア3に搬送できるようになり、その1つのワークWに対して、ステップS101からステップS113が繰り返される。
次に、各加工セルA,B,Cにおいて工作機械Mの台数が変更された場合について説明する。例えば、加工セルBで1台の工作機械Mが故障のため停止すると、加工セルBでは工作機械Mの数が4台から3台になる。この場合であっても、プログラムを変更しなくても搬送ライン1はそのまま動作させることができる。このとき、保管部8bのフルワーク検出センサ7bの位置を適宜な位置に移動することで保管部8bのワークWの保管数を変更でき、ある加工セルへのワークWの偏りを小さくすることができる。この保管部8a,8bの保管数の変更の際にはフルワーク検出センサ7a,7bを移動するだけで、プログラムを変更する必要が無く、搬送ライン1を止めることがないので生産効率の悪化を招くことがない。また、メンテナンス等のためにある加工セル全てを停止すると、その加工セルに対してはワークWが搬入できないので、加工セルB,Cを停止する場合は、加工セルB,Cから搬入不可の信号を出しておき、加工セルAの場合は、フルワーク検出センサ7aを常にONとすることで、プログラムを替えることなく他の加工セルにより搬送ライン1を稼働することができる。
このように加工セルA,B,Cの工作機械Mが停止した場合や加工セルA,B,Cを停止する場合でも、プログラムを変更しないで良いので、作業者がプログラムを変更するための専門知識を必要とせず、また、プログラムを変更するため搬送ライン1を長時間止める必要がないので、生産効率の低下を防止できる。また、コンベア3の下流の加工セルへワークを優先して搬送するようにしているので、搬送方向下流の加工セルで待ち時間が発生しない。また、保管部8a,8bに複数のワークWを溜めており、フルワーク検出センサ7a,7bを適宜な位置とすることで各加工セルA,B,Cに均一に効率よくワークWが分配されるようにしている。これらによっても生産効率の向上が望める。尚、前記フルワーク検出センサ7a,7bの位置は、生産現場で各加工セルA,B,CでのワークWの加工状態を見ながら各加工セルA,B,CでのワークWの加工の生産効率が良くなるように作業者によって決められる。
図4は、第2の実施の形態を示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には同一の符号をつけて説明を省略する。加工セルA,B,Cは前記実施の形態と同様に複数並列に配置されており、コンベア3が搬送方向の下流で各加工セルA,B,Cへ向けて3つに分岐されている。このコンベア3の分岐部9には、分岐部ワークストッパ10が設けられている。前工程から搬送されたワークWが分岐部ワーク検出センサ11により分岐部9に着いたことが検出されると、フルワーク検出センサ7a,7b,7cのON、OFFでどの加工セルA,B,Cの保管部8a,8b,8cがワークWで満たされていないかが判別される。このとき、複数の加工セルA,B,CでワークWが満たされていない場合、搬送距離が長い加工セルA,B,Cの順でワークWを搬送すると決めてあるので、その順番でワークWが搬送される。加工セルAの保管部8aがフルワーク検出センサ7aによりワークWが満たされていると検出されると、ワークWは加工セルBの保管部8bに搬送され、加工セルBの保管部8bがワークWで満たされると、加工セルCの保管部8cに搬送される。
全ての加工セルA,B,Cの保管部8a,8b,8cがフルワーク検出センサ7a,7b,7cでワークWで満たされたことが検出されると、ワークWは分岐部9で分岐部ワークストッパ10により前記実施の形態と同様に保管され、何れかの加工セルA,B,Cの保管部8a,8b,8cが空くのを待つ。いずれかの保管部8a,8b,8cが空くと、分岐部ワークストッパ10が開かれ分岐部9から空いた保管部にコンベア3によりワークWが搬送される。この実施の形態でも、前記実施の形態のように、フルワーク検出センサ7a,7b,7cの位置を作業者が各加工セルA,B,Cに効率よく分配されるように加工状態を確認しながら適宜な位置に決められる。これにより、搬送ライン1は、加工セルA,B,Cの工作機械Mが故障等で停止した場合や増えた場合でも、フルワーク検出センサ7a,7b,7cを作業者が移動することで生産効率の良い加工を行える。また、このときプログラムを変更しなくてもよいので搬送ライン1を長時間止めることがなく、生産効率が低下しない。
1 搬送ライン
2 ワーク搬送用ローダ(第1搬送装置)
3 コンベア(第2搬送装置)
5a,5b,5c ワークストッパ
7a,7b フルワーク検出センサ
8a,8b 保管部
A,B,C 加工セル
M 工作機械
W ワーク

Claims (2)

  1. ワークに同一の加工を行う複数の工作機械と工作機械にワークを搬送する第1搬送装置とから構成した加工セルを少なくとも2列以上並列に配置し、各加工セルにワークを搬送する第2搬送装置を設け、第2搬送装置により搬送されたワークを加工セルで停止または通過させることが可能なワークストッパを設け、ワークを夫々の加工セルに分配するように構成した搬送ラインにおいて、第2搬送装置には、各加工セルに対応した位置に可動可能なワークストッパとフルワーク検出センサを設け、ワークストッパとフルワーク検出センサとの間で、第2搬送装置上に複数のワークを一時的に溜めておくための保管部が構成され、第2搬送装置に搬送されたワークをワークストッパにより第2搬送装置の搬送方向上流側の加工セルに対応する保管部に一旦止め、第2搬送装置の搬送方向下流のフルワーク検出センサからの出力信号により下流の保管部がワークで満たされたかを判断するフルワーク判断手段により、第2搬送装置の搬送方向下流側の加工セルに対応する保管部がワークで満たされてないと判断された時、上流側の保管部から下流側の保管部へワークストッパを通過させてワークを搬送し、下流側の保管部がワークが満たされたと判断された時、前記ワークを一旦止めた上流側の保管部にワークを保管するようにしたことを特徴とする搬送ライン。
  2. 前記保管部は、前記フルワーク検出センサが設置位置を移動可能に設けられており、保管部に溜めることができるワークの個数をフルワーク検出センサを移動することにより調整できることを特徴とする請求項1記載の搬送ライン。
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