JP5573148B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップが係合され、前記光ピックアップの摺動をガイドするガイドシャフトを押える押え機構を備えた光ディスク装置に関するものである。
従来の光ディスク装置について図面を参照して説明する。図11は従来の光ディスク装置の概略図である。光ディスク装置は、トラバースシャーシ91と、トラバースシャーシ91に固定されたモータの出力軸に取り付けられており光ディスクを回転させるターンテーブル92と、トラバースシャーシ91に摺動可能に支持され、光ディスクに光を照射し、情報の読み取り(以下、読み取り等と記載する場合がある)を行う光ピックアップ93とを備えている。
光ピックアップ93は回転している光ディスクの記録面に対物レンズで集光した光(スポット光)を照射しつつ、光ディスクの径方向(ラジアル方向)に移動することで、光ディスクのトラックに沿って光を移動させ、読み取り等を行っている。光ディスク装置Bでは、トラバースシャーシ91に一対のガイドシャフト94が備えられており、ガイドシャフト94が光ピックアップ93の摺動を案内している。
光ディスクのトラックは細く、ガイドシャフト94が浮いたり、傾いたりすると、光ピックアップが光ディスクに対して傾き、誤ったトラックに光が照射されたり、収差が発生したりして読み取り等が正確に行われなくなる場合がある。
従来、光ディスク装置Bでは、ガイドシャフト94が浮いたり、傾いたりするのを抑制するため、ねじりばね95を用いて、ガイドシャフト94の両端部をトラバースシャーシ91に向けて付勢するとともに、トラバースシャーシ91に備えられたねじ96でガイドシャフト94を支持する構造が採用されている。
ガイドシャフトの支持構造について図面を参照して説明する。図12は図11に示す従来の光ディスク装置のシャフト支持部をガイドシャフトの軸方向から見た拡大図である。図12に示すように、ねじりばね95は金属線(多くの場合鋼線)を巻きまわした巻回部951と、巻回部951の一方の端部を延伸させた直線状の脚部952と、巻回部951の他方の端部を延伸させた直線状の腕部953とを備えている。
図12に示すように、巻回部951をガイドシャフト94に外嵌させ、脚部952及び腕部953をトラバースシャーシ91の一部に係合している。ねじりばね95は圧縮された(脚部952と腕部953とを接近させた)状態でガイドシャフト94に取り付けられており、脚部952及び腕部953はねじりばね95の復元力(弾性力)でトラバースシャーシ1との係合部を押圧する。
このとき、脚部952及び腕部953はトラバースシャーシ1との係合部より反力を受ける。これにより、ねじりばね95は巻回部951がガイドシャフト94をトラバースシャーシ1に向けて付勢する。一方、ねじ96の先端がガイドシャフト94を支持しており、ねじ96の先端のトラバースシャーシ91からの長さを調整することで、ガイドシャフト94とトラバースシャーシ1の距離を調整している。
以上示したように、従来の光ディスク装置では、ねじりばね95で付勢することでガイドシャフト94が浮き上がるのを抑制するとともに、ねじ96のトラバースシャーシ91からの突出量を調整することでガイドシャフト94、ひいては、光ピックアップ93の傾きを調整している。
ねじりばねを用いてガイドシャフトを押える構成を有する光ディスク装置として、例えば、特開2006−127675公報、特開2005−63631号公報に記載されている。これらの発明に記載のねじりばねは、巻回部をシャーシに形成されたバネ保持部で保持し、ねじりばねの一方の端部である固定部をシャーシに係合し、他方の端部でガイドシャフトを押える構成となっている。
特開2006−127675号公報 特開2005−63631号公報
従来の光ディスク装置において、ねじりばね95は巻回部951をガイドシャフト94に外嵌させ、脚部952及び腕部953をトラバースシャーシ951の一部に係合させる構造となっている。このような構造のねじりばね95において、巻回部951でガイドシャフト94をトラバースシャーシ91側に押圧するためには、脚部952及び腕部953はトラバースシャーシ91のガイドシャフト94と反対側から係合する必要がある。この構成の場合、ガイドシャフト91をシャフト支持部に取り付けるときに同時にねじりばね95を取り付けなくてはならず、ねじりばね95の組みつけ作業が複雑になる。
近年、大容量のブルーレイディスクに書き込み可能な光ディスク装置が増えてきており、情報の読み出し及び書き込みを行うため、光ピックアップ93とやり取りする情報量が増えている。これにより、光ピックアップ93に取り付けられたフレキシブルフラットケーブル(FFC)935に幅の広いものが採用されるようになっている。
FFC935は光ピックアップ93の移動に追従するために、一対のガイドシャフト94、94の間に配置されているものであるが、ねじりばね95の脚部952及び(又は)腕部953はガイドシャフト94と直交する方向に延びており、FFC935の幅が広くなると、脚部952又は腕部953と干渉しやすくなる。これにより、光ピックアップ93の移動が制限されたり、FFC935が破損されたりする不具合が発生する場合がある。
また、図11に示す光ディスク装置、特許文献1及び2に示す光ディスク装置では、ばねがガイドシャフトをトラバースシャーシに向けて押圧する押圧点と、ガイドシャフトの高さを調整するねじの先端が接触し支持する支持点とがガイドシャフトの軸方向にずれ形成されている。押圧点と支持点とが軸方向にずれることでガイドシャフトに曲げモーメントが発生する。この曲げモーメントによりガイドシャフトが中央付近で曲がってしまい、光ピックアップの動作の精度が低下する懸念もある。
そこで本発明は、小型で、容易に組み立てることができ、情報の読み取り及び(又は)書き込みを高精度で行うことが可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ピックアップを摺動可能に支持する一対のガイドシャフトと、トラバースシャーシに備えられ、前記ガイドシャフトの両端を支持するシャフト支持部と、前記シャフト支持部に取り付けられ、前記ガイドシャフトを前記トラバースシャーシに向けて押圧するねじりばねとを有する光ディスク装置であって、前記ねじりばねは、らせん状に巻回された巻回部と、前記巻回部一方端部より法線方向に突出した押圧脚部と、前記巻回部の他方の端部より法線方向に突出した支持脚部とを有しており、前記シャフト支持部は、前記ガイドシャフトと直交し該ガイドシャフトを支持する軸支持部と、前記ガイドシャフトの軸方向と平行に形成されたばね保持部と、前記ガイドシャフトを挟んで前記トラバースシャーシの反対側に形成された係合部と、前記ガイドシャフトと前記トラバースシャーシの距離を調整する調整ねじとを有しており、前記ねじりばねは圧縮された状態で、前記巻回部が前記ばね保持部に嵌合され、前記押圧脚部がガイドシャフトの先端から軸支持部までの間の調整ねじと反対側から接触するとともに、前記支持脚部が前記係合部に係合されていることを特徴とする。
この構成によると、ねじりばねの支持脚部が係合される係合部をガイドシャフトを挟んでトラバースシャーシの反対側に備えているので、シャフト支持部の前記ガイドシャフトと直交する方向の幅を小さくすることが可能である。
前記一対のガイドシャフトの端部を保持するシャフト支持部の間のスペースを大きくすることができる。これにより、光ディスクに情報を書き込むための光ピックアップを用いるため、フレキシブルフラットケーブルの幅が大きくなっても、前記シャフト支持部と干渉しにくい。
また、前記トラバースシャーシの前記ガイドシャフトが取り付けられている側にねじりばね全体が配置されており、前記ねじりばねの巻回部を前記ガイドシャフトに嵌合させなくてもよいので、前記ねじりばねの取り付けが容易である。
これにより、前記ねじりばねの取り付けの手間と時間を省くことができる。また、容易に取り付けることができるので、取り付けのばらつきが生じにくく、前記ガイドシャフトへの押圧が不完全になったり、取れやすかったりする不具合を抑制することができる。
上記構成において、前記ガイドシャフトの前記押圧脚部から押圧される押圧部の先端からの距離が、前記ガイドシャフトの前記調整ねじで支持される支持部の先端からの距離と同じであってもよい。
この構成によると、前記ねじりばねによる押圧点と前記調整ねじによる支持点を前記ガイドシャフトの軸方向にいっちさせているので、前記押圧点と前記支持点とがずれることで前記ガイドシャフトにせん断力及び(又は)曲げモーメントが作用し、前記ガイドシャフトが曲がってしまうのを抑制することができる。
これにより、光ピックアップの動作が不安定になったり、前記ガイドシャフトが曲がることで傾いてしまったりする不具合を抑制することができる。
上記構成において、前記ばね保持部と前記係合部とは互いに反対方向に向かって形成されていてもよい。
上記構成において、前記係合部が前記軸支持部と一体に形成されていてもよい。
上記構成において、前記ばね保持部の先端は前記トラバースシャーシと直交する方向に突出した凸部を備えていてもよい。
上記構成において、前記係合部の先端は、前記係合脚部が係合している側に突出する係合凸部を備えていてもよい。
上記構成において、前記シャフト支持部は前記トラバースシャーシと一体で形成される構造であってもよい。
上記構成において、前記ばね保持部が前記一対のガイドシャフトに挟まれる領域の外に形成されていてもよい。
本発明によると、小型で、容易に組み立てることができ、情報の読み取り及び(又は)書き込みを高精度で行うことが可能な光ディスク装置を提供することが可能である。
本発明にかかる光ディスク装置の一例の概略図である。 図1に示す光ディスク装置のシャフト支持部を拡大した平面図である。 図1に示す光ディスク装置のシャフト支持部を拡大した側面図である。 図1に示す光ディスク装置のシャフト支持部をガイドシャフトの軸方向から見た拡大図である。 ねじりばねを取り付け途中の状態の平面図である。 ねじりばねを取り付け途中の状態の側面図である。 ねじりばねを取り付け途中の状態の軸方向から見た図である。 ねじりばねを取り付け途中の状態の平面図である。 ねじりばねを取り付け途中の状態の平面図である。 ねじりばねを取り付け途中の状態の平面図である。 従来の光ディスク装置の概略図である。 図11に示す従来の光ディスク装置のシャフト支持部をガイドシャフトの軸方向から見た拡大図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる光ディスク装置の一例の概略図である。図1に示すように、光ディスク装置Aは、トラバースシャーシ1と、トラバースシャーシ1に取り付けられ、光ディスクを回転させるターンテーブル2と、ターンテーブル2によって回転された光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップ3とを備えている。
トラバースシャーシ1は金属板を平面視長方形状に切り曲げて形成されている。トラバースシャーシ1はダンパ部材11を介してメインシャーシ(不図示)に四隅を保持されている。ダンパ部材11はメインシャーシからトラバースシャーシ1或いはその逆への振動、衝撃の伝達を緩和する部材であり、弾性変形可能な材料で形成されている。トラバースシャーシ1は中央に長方形状の開口10を有している。なお、トラバースシャーシ1は金属板を切り曲げて形成されているものを例示しているが、それに限定されるものではなく、樹脂の成形体であってもよい。
トラバースシャーシ1は、開口10の一方の短辺の中央部の近くに、モータ(不図示)が取り付け固定されている。モータの出力軸はトラバースシャーシ1の上面に対して直交する方向に延伸しており、出力軸の先端部にターンテーブル2が固定されている。ターンテーブル2は、回転中心となる中心軸が出力軸と重なるように、出力軸に固定されている。これにより、モータが回転するとターンテーブル2も回転する。ターンテーブル2は光ディスクを載置するための載置部21と、光ディスクの中央に形成された開口を貫通する凸部22とを備えている。ターンテーブル2は不図示のクランパーとで光ディスクを挟持するように構成されている。
トラバースシャーシ1には、光ピックアップ3をガイドするメインシャフト41と、サブシャフト42の2本のガイドシャフト4が平行に配置されている。メインシャフト41及びサブシャフト42はその両端部をトラバースシャーシ1に備えられたシャフト支持部6に支持されている。シャフト支持部6にはねじりばね7が取り付けられている。なお、ガイドシャフト4(41、42)は開口10を長手方向に横切るように配置されている。ガイドシャフト4の支持については後述する。
図1に示すように、光ピックアップ3はピックアップベース31と、光ディスクの情報記録面に対向して配置された対物レンズ32を含むレーザ光学系と、対物レンズ32を保持し、トラック方向及びフォーカス方向に移動する対物レンズホルダ33と、光ピックアップ3の制御及び読み取り又は書き込みの情報をやり取りするための基板34と、基板34に接続され光ディスク装置のメイン基板(不図示)と情報のやり取りを行うためのFFC35とを備えている。
ピックアップベース31は、一方のガイドシャフト4(メインシャフト41)に外嵌する軸受け部311と、他方のガイドシャフト4(サブシャフト42)に係合する係合部312とを有している。軸受け部311はメインシャフト41にガタが少ない状態ではめ込まれており、係合部312は一部が開いており他方のガイドシャフト42にガタが多い状態で係合されている。
また、ピックアップベース31は軸受け部311の近傍にピックアップ3の摺動方向と直交する方向に突出したラック片313を備えている。ラック片313にはラック爪が形成されており、ガイドシャフト4と平行且つ回転可能にトラバースシャーシ1に支持されたリードスクリュー51の外面に形成された螺旋溝に噛合している。リードスクリュー51はトラバースシャーシ1に固定された駆動モータ52に連結されており、駆動モータ52が駆動されることで回転する。リードスクリュー51が回転することで、ラック片313はリードスクリュー51の螺旋溝に送られ軸方向に移動する。これにより、ラック片313が取り付けられている光ピックアップ3がガイドシャフト4に沿って摺動される。
図1に示すように、光ピックアップ3は2本のガイドシャフト4(41、42)にガイドされてターンテーブル2に対して摺動し、接近或いは離間する。この光ピックアップ3の摺動方向は光ディスクの径方向(ラジアル方向)である。
シャフト支持部6によるガイドシャフト4の支持について図面を参照して説明する。図2は図1に示す光ディスク装置のシャフト支持部を拡大した平面図であり、図3は図1に示す光ディスク装置のシャフト支持部を拡大した側面図であり、図4は図1に示す光ディスク装置のシャフト支持部をガイドシャフトの軸方向から見た拡大図である。なお、図2、3、4には、便宜上、メインシャフト41の一方の端部を支持するシャフト支持部6のみを示しているが、それ以外の支持部も同様の構成を有している。
まず、ねじりばね7について説明する。図2〜4に示すように、ねじりばね7は金属線(例えば鋼線)をコイル状に巻回して形成された巻回部71と、巻回部71の端部を巻回部71の接線方向に延伸させて形成した支持腕部72及び押圧腕部73を備えている。ねじりばね7は支持腕部72と押圧腕部73の角度が変化するように変形すると、元に戻るように弾性力を発揮するばねである。なお、本実施形態では、支持腕部72と押圧腕部73とが近づくように変形された状態でシャフト支持部6に取り付けられている。
また、シャフト支持部6はトラバースシャーシ1の一部を切り曲げることで形成されている。シャフト支持部6は、ガイドシャフト4(41)が貫通する貫通孔600を備えた軸支持部60と、ガイドシャフト4の先端部が接触しガイドシャフト4(41)が軸方向に移動するのを規制する移動規制部61と、ねじりばね7の巻回部71を保持するばね保持部62と、ねじりばね7の一部である支持腕部72が係合する係合部63と、ガイドシャフト4(41)のトラバースシャーシ1に対する距離及び傾きを調整するための調整ねじ64とを備えている。
軸支持部60はガイドシャフト4(41)の軸方向と直交する平板状の部材であり、トラバースシャーシ1の上面より起立して形成されている。貫通孔600は軸支持部60の中央に形成されており、トラバースシャーシ1の上面に対して直交する方向を長手方向とする長方形状の貫通孔である。移動規制部61はガイドシャフト4(41)の軸方向と直交する平板状の部材であり、トラバースシャーシ1の上面より起立している。移動規制部61は軸支持部60と平行となるように形成されている。
ばね保持部62は、ガイドシャフト4(41)の軸方向、端部から中央部に向かって延伸した棒状の部材である。ばね保持部62の先端は、トラバースシャーシ1と反対側に突出した凸部621を備えている。ばね保持部62には、ねじりばね7の巻回部71が外嵌しており、凸部621が形成されていることで、巻回部71がばね保持部62の先端側に移動したときに凸部621と接触し、ねじりばね7のばね保持部62から脱落するのを抑えている。なお、凸部621を含めばね保持部62は巻回部71が外嵌可能な大きさである。脱落防止の効果を有するために、凸部621はトラバースシャーシ1と反対側に突出していることが好ましい。
係合部63は軸支持部60よりばね保持部62と反対側に突出するように形成されている。係合部63はガイドシャフト4(41)よりもトラバースシャーシ1から遠くに形成されている。係合部63の先端はガイドシャフト4(41)側に向かって突出した係合凸部631を備えており、係合部63にガイドシャフト4(41)側から力を付勢しつつ係合する支持腕部72の脱落を抑えている。なお、ばね保持部62と係合部63とは平行に配列されている。
調整ねじ64はシャフト支持部6の底面に形成されているねじ孔640に螺合されている。ねじ孔640は平面視においてガイドシャフト4(41)と重なる位置に形成されており、調整ねじ64をねじ込むことで、調整ねじ64の先端が移動しガイドシャフト4を押す。この調整ねじ64の先端により押され、ガイドシャフト4(41)とトラバースシャーシ1との距離が調整される。
図2〜4に示すように、巻回部71がばね保持部62に外嵌し、支持腕部72が係合部63と係合し、押圧腕部73がガイドシャフト4(41)と接触している。ねじりばね7はシャフト支持部6に取り付けられるとき、支持腕部72と押圧腕部73とが近づくように変形されて取り付けられており、支持腕部72及び押圧腕部73は広がる方向(元に戻る方向)に弾性力を発揮する。このとき、支持腕部72が係合部63に係合されているので、ねじりばね7の弾性力によって、押圧腕部73がガイドシャフト4を下方(トラバースシャーシ1の上面に向かう方向)に押す。
図2、図3に示すように、ガイドシャフト4(41)の押圧腕部73による押圧部は、調整ねじ64とガイドシャフト4(41)の軸方向に重なる。これにより、ガイドシャフト4(41)の押圧腕部73からの力が作用する作用点と、調整ねじ64による支持点とがガイドシャフト4(41)の軸方向に重なるので、ガイドシャフト4(41)に曲げモーメントの発生を抑制することができ、ガイドシャフト4(41)の湾曲を抑制することが可能である。
また、図2、図4に示すように、ねじりばね7を用いる光ディスク装置Aでは、ねじりばね7は従来の光ディスク装置のようにガイドシャフト4を横切るように取り付けられることはない。これにより、ねじりばね7を取り付けても、2本のガイドシャフト4(41、42)の間にFFC35の移動を妨げる部材が存在しないので、FFC35の幅が広くなってもFFC35の取り回しを変更することなく光ピックアップ3をトラバースシャーシ1に取り付けることが可能である。
次に、ねじりばね7をシャフト支持部6に取り付ける手順の一例について、図面を参照して説明する。図5〜図8にねじりばねを取り付け途中の各段階での図を示す。図5は凸部にねじりばねの巻回部を嵌合させた平面図であり、図6はねじりばねの押圧腕部をガイドシャフトに接触させ、巻回部をばね保持部に嵌合させた側面図であり、図7は支持腕部をガイドシャフトに向けて付勢し変形させた状態のガイドシャフトの軸方向から見た図であり、図8は支持腕部を押えた状態の側面図である。なお、ここで示しているシャフト支持部は、便宜上、メインシャフト41の一方の端部を支持するシャフト支持部6のみであるが、それ以外の支持部でも同様方法でねじりばねを取り付けることが可能である。
図5に示すように、押圧脚部73をガイドシャフト4(41)の軸支持部60より突出した部分と係合部63の間に配置させ、巻回部71を凸部621にとりつける。このとき、支持脚部72はばね保持部62のガイドシャフトと反対側に配置されており、ねじりばね7にはねじり方向に力が作用しておらず、押圧脚部73と支持脚部72とがなす角度は大きい。
図6に示すように、巻回部71を凸部621からばね保持部62の奥側(図中矢印の方向)に移動させる。押圧脚部73はガイドシャフト4(41)の軸支持部60より突出した部分に接触するように配置されている。このとき、支持脚部72は図5に示す状態と同様に、押圧脚部73と大きな角度となっており、そのままでは、係合部63の下部に係合させることができない。
そこで、図7に示すように、押圧脚部73をガイドシャフト4(41)に接触させた状態で、支持脚部72を押圧脚部73に接近する方向(図中矢印の方向)に移動させる。これにより、支持脚部72は係合部63の先端からガイドシャフト4に回り込むことが可能になる。また、このときねじりばね7(特に巻回部71)はねじり方向に力が付勢されて弾性変形している。
その後、図8に示すように、ねじりばね7が弾性変形した状態を保ちつつ、押圧脚部73をガイドシャフト4(41)に接触させた状態で、ねじりばね7を軸支持部60に向けて摺動させ、支持脚部72を係合部63にガイドシャフト4(41)側から接触させる。これにより、支持脚部72が係合部63に係合する。このとき、押圧脚部73は調整ねじ64とガイドシャフト4(41)の軸方向に重なる位置でガイドシャフト4と接触する。
以上のようにして、巻回部71を弾性変形させた状態でねじりばね7がシャフト支持部6に取り付けられる。支持脚部72が係合部63と、押圧脚部73がガイドシャフト4(41)とそれぞれ接触している。巻回部71の変形による弾性力は支持脚部72と押圧脚部73とが離れる方向に作用しており、支持脚部72が係合部63を、押圧脚部73がガイドシャフト4(41)を押す。なお、支持脚部72は係合部63をガイドシャフト4(41)から遠ざかる方向に付勢しており、係合部63の先端側に移動しても、係合部63の先端よりガイドシャフト4(41)に向かって立設された係合凸部631に邪魔されて係合部63から外れない。
押圧脚部73はガイドシャフト4(41)を斜めに押しているが、ガイドシャフト4(41)が貫通している軸支持部の貫通孔600はトラバースシャーシ1の上面に対して直交する方向を長手方向としており、ガイドシャフト4(41)は貫通孔600に案内されるので、押圧脚部73の力は、トラバースシャーシ1の上面に向かって垂直な方向に作用する。そして、図2等に示すように、押圧脚部73は調整ねじ64とガイドシャフト4(41)の軸方向に重なる位置に配置されているので、ガイドシャフト4に対して押圧脚部73から作用される押圧力と調整ねじ64の支持による支持反力とはガイドシャフト4(41)の軸方向に重なるので、ガイドシャフト4(41)に曲げモーメントが作用するのを抑制することが可能である。
本発明の光ディスク装置では、ガイドシャフト4を支持し、押圧するシャフト支持部6はガイドシャフト4の軸と直交する方向にばね保持部62の分だけ張り出すだけであり、シャフト支持部6を小型化することが可能である。これにより、トラバースシャーシ1の大きさを替えることなく、2本のガイドシャフト4間の幅を広くすることが可能である。これにより、光ピックアップ3に搭載された基板34と外部の基板とを接続するFFC35の幅が広くなってもFFC35を2本のガイドシャフト4の間に配置することができ、光ピックアップ3を安定して駆動させることが可能である。
なお、ねじりばね7を、巻回部71を中心とする対称形とし、支持脚部72及び押圧脚部73を同じ形状となるように成形することで、向きに関係なくねじりばね7をシャフト支持部6に取り付けることが可能である。これにより、ねじりばね7の組みつけが容易になり、製造の手間と時間を削減することが可能である。
次に、ねじりばね7をシャフト支持部6に取り付ける手順の他の例について、図面を参照して説明する。図9、図10はねじりばねをシャフトに取り付ける手順の途中の平面図である。
図9に示すように、ねじりばね7の巻回部71をばね保持部62の凸部621に係合させ、支持脚部72及び押圧脚部73を接近させてねじりばね7を圧縮する。支持脚部72及び押圧脚部73をガイドシャフト4(41)と反対側に配置した状態で巻回部71を凸部621からばね保持部62に移動させる。このとき、ねじりばね7は圧縮された状態で移動される。
その後、図10に示すように、巻回部71を中心に支持脚部72及び押圧脚部73をガイドシャフト4(41)側に回転させる。支持脚部72及び押圧脚部73を回転させた状態で、支持脚部72及び押圧脚部73をガイドシャフト4(41)と係合部63の係合凸部631の間隙を通過させ、通過した後に、支持脚部72及び押圧脚部73を開放し、支持脚部72を係合部63に係合させ、押圧脚部73をガイドシャフト4(41)に接触させて取付が完了する。
このように取り付けることで、ねじりばね7を常に圧縮する必要があるが、取り付けの手順が非常に簡単になり、取り付け工程のばらつきの発生を抑えることが可能である。
上述した方法は、ねじりばねの取り付け手順の例であり、この方法以外の手順で取り付けられてもよい。
また、ねじりばねの巻回部を保持するねじ保持部の先端部は、トラバースシャーシと反対側に突出しているが、ねじりばねを取り付けるときに、容易に巻回部を係合させることができるとともに、巻回部の脱落を抑制することができる方向であれば、突出方向は特に限定されない。
上述したように、本発明の光ディスク装置では、ガイドシャフト4(41、42)をシャフト支持部6に取り付け、トラバースシャーシ1に配置した後に、ねじりばね7を取り付けることが可能である。これにより、ねじりばねの取り付けを容易に行うことができるとともに、組立時の工程を分けることも可能であり、組立のミスを減らすことが可能である。また、組立が容易であるので、ねじりばねの取り付けのばらつきを抑えることができる。
上記実施形態において、ねじりばね7は支持脚部72及び押圧脚部73が同一の長さを有し、先端より同じ長さの部分で屈曲した形状を有しており、巻回部71を中心として対称形を成しているものである。このねじりばね7の場合、巻回部71を中心に反転させても、同様の形状となるので、取り付け時に支持脚部72及び押圧脚部73を確認することなく、常に、同じ状態になるようにシャフト支持部6に取り付けることが可能である。
なお、巻回部71の巻回数は任意であるが、支持脚部72及び押圧脚部73がガイドシャフト4(41)を押圧する適度な弾性力を発生するように形成されていればよい。支持脚部72が係合部63に係合し係合凸部631と接触したとき、押圧脚部73がガイドシャフト4(41)と接触する位置が、調整ねじ64と軸方向に重なるように巻回数を設定するものを例示することができる。これによると、ガイドシャフト4(41)の押圧脚部73の押圧部と調整ねじ64による支持部との軸方向位置を容易に合わせることができる。
本発明は、2本のガイドシャフトを利用して光ピックアップの摺動をガイドする光ディスク装置に利用することができる。
A 光ディスク装置
1 トラバースシャーシ
10 開口
11 ダンパ部材
2 ターンテーブル
21 載置部
22 凸部
3 光ピックアップ
31 ピックアップベース
311 軸受け部
312 係合部
313 ラック片
32 対物レンズ
33 対物レンズホルダ
34 基板
35 FFC
4 ガイドシャフト
41 メインシャフト
42 サブシャフト
51 リードスクリュー
52 駆動モータ
6 シャフト支持部
60 軸支持部
61 移動規制部
62 ばね保持部
621 凸部
63 係合部
64 調整ねじ
7 ねじりばね
71 巻回部
72 支持腕部
73 押圧腕部

Claims (7)

  1. 光ピックアップを摺動可能に支持する一対のガイドシャフトと、
    トラバースシャーシに備えられ、前記ガイドシャフトの両端を支持するシャフト支持部と、
    前記シャフト支持部に取り付けられ、前記ガイドシャフトを前記トラバースシャーシに向けて押圧するねじりばねと、を有する光ディスク装置であって、
    前記ねじりばねは、
    らせん状に巻回された巻回部と、
    前記巻回部一方端部より法線方向に突出した押圧脚部と、
    前記巻回部の他方の端部より法線方向に突出した支持脚部とを有しており、
    前記シャフト支持部は、
    前記ガイドシャフトと直交し該ガイドシャフトを支持する軸支持部と、
    前記ガイドシャフトの軸方向と平行に延伸する棒状に形成されたばね保持部と、
    前記ガイドシャフトを挟んで前記トラバースシャーシの反対側に形成され、前記ばね保持部の棒状の部分と少なくとも一部が前記ガイドシャフトの軸方向に重なるとともに前記ばね保持部の延伸方向と反対方向に突出する部分を備えた係合部と、
    前記ガイドシャフトと前記トラバースシャーシの距離を調整する調整ねじとを有しており、
    前記ねじりばねは圧縮された状態で、前記巻回部が前記ばね保持部に嵌合され、前記押圧脚部がガイドシャフトの先端から軸支持部までの間の調整ねじと反対側から接触するとともに、前記支持脚部が前記係合部に係合されていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記係合部が前記軸支持部と一体に形成されている請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記ばね保持部の先端は前記トラバースシャーシと直交し前記トラバースシャーシに対し離間する方向に突出した凸部を備えている請求項1又は請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記係合部の先端は、前記トラバースシャーシに向かって突出する係合凸部を備えている請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  5. 前記ねじりばねは、
    前記支持脚部が前記係合凸部と接触するとともに、前記押圧脚部が前記ガイドシャフトの前記調整ねじに支持される部分と前記ガイドシャフトの軸方向に重なる位置を押圧するように形成されている請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 前記シャフト支持部の前記軸支持部、前記ばね保持部及び前記係合部が前記トラバースシャーシと一体で形成される構造である請求項1から請求項5のいずれかに記載の光ディスク装置。
  7. 前記ばね保持部が前記一対のガイドシャフトに挟まれる領域の外に形成されている請求項1から請求項6のいずれかに記載の光ディスク装置。
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