JP5773969B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
図1は、この発明に係る光ディスク装置を示す斜視図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の構成を示す上面図であり、天面側の蓋ケース部材の記載を省略し、光ディスクを破線で透明に表して内部構成を示している。
図1および図2に示すように、この発明に係る光ディスク装置本体1は、ディスク挿排口1aを有する前面パネルと天面側の蓋ケース部材および底ケース部材からなる筐体内に再生部3などのメカニズムを備えている。
なお、光ディスク2は、CD、DVD、BDなどのディスク状の記録メディアである。
ディスク挿排口1aから挿入された光ディスク2は、搬送ローラ(図示を省略)により光ディスク装置本体1の内部に搬送された後、再生位置でクランプされる。クランプされた光ディスク2は、ターンテーブル4とともに回転して、光ピックアップ5によりデータの読み込みと再生が行われる。
ターンテーブル4には光ディスク2が載置され、スピンドルモータ6aは、ターンテーブル4を介して光ディスク2を回転させる駆動部である。
図4(a)に示すように、光ピックアップ5は、ステッピングモータ6のシャフトである主軸7aに係合する係合部を有しているので、光ディスク2のラジアル方向a1(内周と外周の間)に移動することができる。
また、送り機構において、光ピックアップ5から照射された光ビームが、光ディスク2のディスク面に対して垂直になるようにチルト調整される。
例えば、光ディスク2のラジアル方向a1および光ディスク2のラジアル方向に直交する主軸7aと副軸7bとの間の方向a2(以下、タンジェンシャル方向と呼ぶ)に傾く。
図6(a)および図6(b)に示すように、ステッピングモータ6のシャフトを延長してなる主軸7aは、軸受け部8に回転自在に支持される。また、ステッピングモータ6と軸受け部8は、ブラケット9に一体的に固定されている。
U溝8aは、ブラケット9を装置内に組み付けたときに、光ディスク2のディスク面に垂直な方向になるように、主軸7aの軸方向に垂直な方向に形成された溝である。このU溝8aが第1の係合凹部となる。
また、ボス8bは、軸受け部8における主軸7aの軸方向に沿った側面から当該軸方向に垂直な方向に立設されたボスであり、第2の位置決め凸部となる。なお、ボス8bは、図6(a)に示すように、ブラケット9の側面を貫通し突出している。
ばね10aは、ブラケット9の内周側に設けられ、ばね10bおよび板ばね10cは、ブラケット9の外周側に設けられている。
また、ブラケット9の内周側は、ばね10aによりベースシャーシ11の底面側(c1方向)に付勢されており、ブラケット9の外周側は、ばね10bによってベースシャーシ11の底面側(c1方向)に付勢されている。
調整ねじ12aは、ベースシャーシ11の底面を貫通してブラケット9の内周側の底面に対して進退可能に設けられており、調整ねじ12bについても同様に、ベースシャーシ11の底面を貫通してブラケット9の外周側の底面に対して進退可能に設けられている。
調整ねじ12a,12bを締め込んでブラケット9側に進めると、ばね10a,10bの付勢力に反して、調整ねじ12a,12bの先端部がブラケット9の内外周側の底面を押し上げる。この押し上げ方向(調整方向)にのみ、ブラケット9を動かすことができれば、光ピックアップ5を、光ディスク2のディスク面に対して最適な高さとなるよう調整できる。また、このようにブラケット9の内外周側の高さ調整することで、光ピックアップ5の最適チルトに調整できる。
ここで、位置決めピン11aは、ベースシャーシ11の底面から光ディスク2のディスク面に垂直な方向に立設されている。この位置決めピン11aが第1の位置決め凸部となる。軸受け部8のU溝8aの溝幅は、位置決めピン11aの外径とほぼ同じ寸法となっている。従って、U溝8aに位置決めピン11aが嵌合することにより、ベースシャーシ11に対しブラケット9が光ディスク2のディスク面に平行でかつラジアル方向に直交する方向、すなわちタンジェンシャル方向に位置決めされる。
従って、ブラケット9が調整方向にのみ自在に可動することとなり、光ピックアップ5のチルト調整を高精度に行うことができる。
これにより、図7で前述した調整ねじ12bを進退させれば、ブラケット9の外周側を位置決めピン11cに沿って調整方向に可動させることができる。
このように構成しても、ブラケット9を主軸7aの軸方向に容易に位置決めすることが可能である。
このように構成することで、ステッピングモータ6のシャフトを送り機構の主軸7aとする光ピックアップ5の位置決めを容易かつ高精度に行うことができる。
このように構成することで、軸受け部8が位置決めピン11aに沿って摺動し、ブラケット9が調整方向にのみ自在に可動することになるので、光ピックアップ5のチルト調整を高精度に行うことができる。
Claims (2)
- モータのシャフトにリードスクリューを形成してなる主軸と、前記主軸に平行に配設された副軸とを備え、前記主軸の回転によって光ピックアップを前記主軸および前記副軸に沿って光ディスクの径方向に移動する光ディスク装置において、
前記主軸の先端部に設けられた軸受け部と、
前記モータ、前記主軸および前記軸受け部を保持し、ベースシャーシに組み付けられるブラケット部と、
前記軸受け部の軸方向の端面に対して前記光ディスクのディスク面に垂直な方向の溝を形成してなる第1の係合凹部と、
前記ベースシャーシに設けられ、前記第1の係合凹部に嵌合して前記ベースシャーシに対し前記ブラケット部を前記光ディスクのタンジェンシャル方向に位置決めする第1の位置決め凸部と、
前記軸受け部および前記ベースシャーシの一方に設けられ、前記光ディスクのディスク面に垂直な方向に凹形状の第2の係合凹部と、
前記軸受け部および前記ベースシャーシの他方に設けられ、前記第2の係合凹部に嵌合して前記ベースシャーシに対し前記ブラケット部を前記光ディスクのラジアル方向に位置決めする第2の位置決め凸部とを備えることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光ディスクのディスク面に垂直な方向に進退して前記ブラケット部を進退方向に移動させることで、前記主軸が支持する前記光ピックアップの前記ディスク面に対する傾きを調整するチルト調整部を備えることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
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