JP4848328B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ピックアップを保持する移動保持部の移動をロックするロック部材を備えたディスク装置に関する。
従来、ディスク状記録媒体を装置内部に格納可能なディスク装置が知られている。このようなディスク装置は、略箱形状の筐体を有し、この筐体の内部には、いわゆるトラバースメカと称されるディスク処理部が設けられている。トラバースメカは、一端側が筐体の高さ方向に略沿って揺動可能に配設されている。再生・記録状態では、トラバースメカはディスク状記録媒体の記録面と略平行な状態となり、再生・記録処理を実施する。一方、初期状態(シッピング状態)では、トラバースメカの揺動先端側が下方に位置するため、揺動基端側から揺動先端側に下がるような傾斜状態となる。
このようなシッピング状態では、トラバースメカに往復移動可能に設けられた光学ピックアップが輸送時の衝撃や振動によってトラバースメカの揺動先端側に移動してしまい、筐体に接触して筐体を破損したり、筐体とトラバースメカとの狭い隙間に入り込んでしまい、メカロックしてしまうこともあった。さらに、撃により光学ピックアップが破損するおそれもあった。そこで、ピックアップの移動をロックする技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の光ディスクドライブ装置は、シャフトに沿って摺動可能とされた光学ピックアップを固定する固定手段を備えている。この固定手段は、光学ピックアップが固定されたことを検知する検知手段と、この検知手段の検知信号を受け、装置全体の電源をオフにする制御手段と、を備えている。
このような光ディスクドライブ装置は、電源がオフにされると、光学ピックアップが移動し、所定位置にきたとき、検知手段により検知される。そして、検知手段により出力された信号により、モータが作動し、フックを移動させて光学ピックアップを固定するようになっている。
特開平8−96530号公報
しかしながら、上記特許文献1のような構成では、検知手段や、フックを移動させるためのモータ、そして、これらを制御する制御手段を必要とするため、複雑な構成となるおそれがある、という問題が一例として挙げられる。
本発明は、簡単な構成で、ピックアップを安定してロックすることができるディスク装置を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、ディスク状記録媒体を収納するケース体と、略枠状に形成され、一縁側が前記ディスク状記録媒体の略中央に対して進退する状態で、他縁側が前記ケース体の側縁近傍に回動可能に軸支されるフレームと、前記ディスク状記録媒体の記録面に対して情報処理をする光ピックアップを保持する移動保持部と、この移動保持部を前記ディスク状記録媒体の径方向に略沿って移動させる移動用電動モータと、前記移動用電動モータが設置されるモータ設置部を有し、前記移動用電動モータが前記記録面に対向する状態で前記フレームに設けられたブラケット部と、前記フレームに設けられ、前記移動保持部の移動をガイドするガイドシャフトと、板ばねにより形成され、前記フレームが前記ディスク状記録媒体から離れる方向へ回動した際の前記移動保持部の移動をロックするロック部材と、を具備したディスク装置であって、前記ロック部材は、前記ケース体内における前記記録面に対向する一面に取り付けられる取付部と、この取付部に一連に形成された支点部と、この支点部から突出する形状に形成され、先端側がガイドシャフトに略対向しかつ前記一面に接近した状態で設けられた作用点部と、前記支点部から突出する形状に形成され、先端側が前記ブラケット部に略対向しかつ前記作用点部の先端側よりも前記一面から離れた状態で設けられた力点部と、を備え、前記作用点部は、舌片状に形成され、その長手方向が前記ガイドシャフトの長手方向と略平行となる状態で設けられたことを特徴としたディスク装置である。
以下、本発明に係る一実施形態のディスク装置について説明する。
〔ディスク装置の構成〕
まず、ディスク装置の構成を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るディスク装置の初期状態(シッピング状態)における内部構成を示す平面図である。図2は、本発明の一実施形態に係るディスク装置の初期状態(シッピング状態)における内部構成を示す側面図である。図3は、本発明の一実施形態に係るディスク装置の再生・記録状態における内部構成を示す側面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る係合部材を示す斜視図である。
図1において、100は、本発明の一実施形態に係るディスク装置である。このディスク装置100は、例えばノート型のパーソナルコンピュータなどの携帯型の電気機器や、車両などに搭載される電気機器などに装着される、いわゆるスロットインタイプと称されるものである。
このディスク装置100は、ディスク状記録媒体としての光ディスク10の記録面11に記録された情報を読み込む読込処理、および記録面11へ各種情報を記録する記録処理のうち少なくとも一方の情報処理を実施する。
また、このディスク装置100は、光ディスク10として、直径8cmの第1のディスク状記録媒体としての小径ディスク10Aと、直径12cmの第2のディスク状記録媒体としての大径ディスク10Bと、を収納することができる。
ここで、このディスク状記録媒体としては、例えば、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)あるいはBD(Blu-ray Disc:ブルーレイディスク)またはHD−DVD(High Definition DVD)などの光ディスク10、光磁気ディスク、磁気ディスク、あるいは、これらを貼り合わせた複合ディスクなどの各種構成を例示することができる。
そして、ディスク装置100は、例えば金属製で内部空間を有する略箱形状のケース体110を有している。
このケース体110は、図1および図2に示すように、正面および上面が開口する下ケース111と、この下ケース111の上面を略閉塞する上ケース112と、を備えている。
なお、以下において、図1における下方向、上方向、右方向、左方向、紙面の手前方向、紙面の奥方向を、それぞれ正面方向、背面方向、右面方向、左面方向、上面方向、下面方向と適宜称して説明する。
上ケース112には、図2に示すように、後述するターンテーブル222の上方に、下面側に向けた凹状の押付部112Aが設けられている。この押付部112Aの略中央には、ターンテーブル222のテーブル回転軸部222Aよりも大きい径寸法を有する押付孔部112Bが開口形成されている。
また、ケース体110内には、図1に示すように、いわゆるトラバースメカと称されるディスク処理部200と、処理移動手段300と、ロック部材360と、ディスク処理部200を移動、例えば回動させる駆動部400と、光ディスク10を搬送する搬送手段500と、が配設されている。
ディスク処理部200は、略枠状に形成されたフレーム210を有している。
このフレーム210は、例えば金属板にて平面視で扁平八角形状に形成された長手枠状のフレーム基部211を備えている。なお、図1においては、説明を容易に行うために、フレーム基部211の一部を切り欠いた図を示している。
フレーム基部211の長手方向の一端側には、扁平八角形状の外側に向けて平面視で略コ字状の板状に突出する第1のフレーム取付部212が設けられている。また、フレーム基部211の長手方向の略中央かつ短手方向の一端側には、扁平八角形状の外側に向けて平面視で略コ字状の板状に突出する第2のフレーム取付部213が設けられている。
また、フレーム基部211の長手方向の他端側には、背面側および右面側に向けてそれぞれ略棒状に突出する、第1のフレーム係合部214と、第2のフレーム係合部215と、が設けられている。
そして、フレーム210は、図1および図2に示すように、第1,第2のフレーム取付部212,213がそれぞれ弾性部材217を介してねじ部材218により下ケース111に取り付けられるとともに、第1,第2のフレーム係合部214,215が後述する第1,第2の移動カム420,430に係合する状態で下ケース111内に配設される。
つまり、フレーム210は、第1,第2のフレーム取付部212,213を含む仮想回動軸C1を中心に回動可能に、ケース体110に軸支されている。
また、このフレーム210のフレーム基部211には、第1,第2のフレーム係合部214,215近傍に位置して、ディスク回転駆動手段220が配設されている。
ディスク回転駆動手段220は、図示しないスピンドルモータと、このスピンドルモータの出力軸に一体的に設けられたターンテーブル222と、を備えている。スピンドルモータは、制御回路部に制御可能に接続され、制御回路部から供給される電力により駆動する。ターンテーブル222は、下ケース111の略中心部に設けられるとともに光ディスク10を回転可能に保持する。
ターンテーブル222は、いわゆるセルフチャック機能を備え、光ディスクを着脱可能に支持すなわち軸支する。
具体的には、ターンテーブル222は、図1および図2に示すように、略円柱状に形成されたテーブル回転軸部222Aと、このテーブル回転軸部222Aの外周面にフランジ状に突設された鍔部222Bと、テーブル回転軸部222Aの周面から突出可能に配設されたテーブル係合部222Cと、を備えている。
テーブル回転軸部222Aは、光ディスク10のディスク孔としての軸孔12に嵌挿されて、光ディスク10を着脱可能に軸支する。
図3に示すように、鍔部222Bには、光ディスク10の軸孔12の周縁が載置される。テーブル係合部222Cは、図示しないばねなどの付勢部材による付勢力により、テーブル回転軸部222Aの周面から突出する。そして、光ディスク10の軸孔12の周縁に係合し、鍔部222Bとにより光ディスク10を挾持、すなわちチャッキングする。
さらに、フレーム210には、図1に示すように、情報処理部230が配設されている。
情報処理部230は、光ディスク10の径方向に移動可能に設けられた移動保持部231を備えている。
この移動保持部231には、図示しない光源と、この光源からの光を収束するレンズ232と、光ディスク10で反射された反射光を検出する図示しない光センサとを備えた図示しない光ピックアップが配設されている。この光ピックアップは、光ディスクの記録面に記録された各種情報を読み取って出力回路部へ出力する読取処理や、各種情報を記録面に記録する記録処理を実施する。
処理移動手段300は、フレーム210に一体的に配設されたガイド部310と、ステッピングモータなどの移動用電動モータ320と、リードスクリュ330と、移動用電動モータ320およびリードスクリュ330の下ケース111側に設けられたブラケット部340と、を備えている。
ガイド部310は、軸方向がフレーム210の長手方向に略沿う状態で設けられた第1ガイドシャフト311と、処理開口部201を介して第1ガイドシャフト311と平行に配設された第2ガイドシャフト312とを備え、これらの間に架橋する状態で移動保持部231が設けられている。この移動保持部231の長手方向の一縁には、第1ガイドシャフト311が係合可能な断面コ字状のガイドシャフト係合部233が設けられている。また、移動保持部231の長手方向の他縁には、第2ガイドシャフト312が挿通可能なシャフト軸受孔を有する2個のガイドシャフト受部234が設けられている。すなわち、移動保持部231は、移動経路の両側縁側に設けられた第1ガイドシャフト311および第2ガイドシャフト312により、ガイドされつつ移動する。
移動用電動モータ320は、制御回路部に制御可能に接続され、制御回路部から供給される電力により駆動する。
リードスクリュ330は、例えば金属製の細長棒状に形成されて移動用電動モータ320に連結され、情報処理部230の図示しない移動規制爪部が係合される螺旋状の係合溝が外周面に設けられている。
ブラケット部340は、断面略コ字状に形成され、その凹溝に移動用電動モータ320およびリードスクリュ330が保持されている。
そして、処理移動手段300は、移動用電動モータ320の駆動により回転するリードスクリュ330により、第1ガイドシャフト311および第2ガイドシャフト312に支持された移動保持部231を光ディスク10の径方向に沿って移動させる。
ロック部材360は、図4に示すように、移動保持部231の移動を規制するものであり、ケース体110内において、光ディスク10の記録面に対向する一面、すなわち下ケース111に取り付けられている。ロック部材360は、金属製で略長方形状の板ばねを加工することによって形成されている。このロック部材360は、下ケース111に取り付けられる取付部361と、この取付部361に一連に形成された支点部362と、この支点部362から突出する形状に形成され、先端側が第2ガイドシャフト312に略対向しかつ下ケース111に接近した状態で設けられた作用点部363と、支点部362から突出する形状に形成され、先端側がブラケット部340に略対向しかつ作用点部363の先端側よりも下ケース111から離れた状態で設けられた力点部364と、を備えている。
取付部361と支点部362との間には、取付部361よりも幅の狭い幅狭部365が形成されている。
そして、取付部361には、下ケース111に取り付けられるためのかしめ部366が設けられている。
力点部364は、略三角形状に形成されている。また、力点部364と、取付部361および作用点部363との角度は、下ケース111と第2ガイドシャフト312との距離によって適宜設定すればよいが、鈍角に形成されている。そして、支点部362と対向する力点部364の頂点側には、略半球状に突出した押し子367が設けられている。
作用点部363は、舌片状に形成され、ロック部材360の長手方向に沿って設けられている。作用点部363の先端は下ケース111の面から離れる方向へ移動可能な状態で設けられている。
また、作用点部363は、長手方向に沿って作用点部363を補強するために突出した凸部368が力点部364の押し子367と一連に形成されている。
このような構成であれば、作用点部363と、力点部364とは、支点部362を支軸として、揺動可能な状態となる。
また、このロック部材360は、作用点部363の長手方向と第2ガイドシャフト312の長手方向とが平行、かつ、作用点部363の先端363Aが第2ガイドシャフト312と対向する位置に設けられるとともに、押し子367が、ブラケット部340と対向する位置に設けられる。
駆動部400は、例えば図示しない制御回路部に動作制御される図示しない電動モータと、この電動モータの回転駆動を伝達する図示しない駆動伝達部と、この駆動伝達部により伝達される駆動により移動する第1の移動カム420と、この第1の移動カム420の移動に伴い移動する第2の移動カム430と、を備えている。
第2の移動カム430は、長手状に形成されている。この第2の移動カム430は、フレーム基部211の第2のフレーム係合部215に対向する位置に配置され、下ケース111の左右方向に移動可能に設けられている。
この第2の移動カム430の正面には、第2の押付昇降溝(図示しない)が形成されている。この第2の押付昇降溝には、第2のフレーム係合部215が係合されている。そして、第2の移動カム430が左右方向に移動すると、第2のフレーム係合部215が第2の押付昇降溝により上下方向に案内され、フレーム210が仮想回動軸C1を中心に回動する。
駆動部400を構成する電動モータは、下ケース111の正面側かつ右面側に設けられている(図示しない)。駆動伝達部は、例えば複数の図示しないピニオンギアなどを備え、電動モータおよび第1の移動カム420の間に設けられている。
第1の移動カム420は、長手状に形成されている。この第1の移動カム420は、フレーム210の第1のフレーム係合部214に対向する位置に配置され、下ケース111の前後方向に移動可能に設けられている。
また、第1の移動カム420の左面における正面側には、ラック421が形成されている。このラック421は、駆動伝達部を構成するピニオンギアに係合可能に設けられている。
さらに、第1の移動カム420におけるラック421の背面側には、第1の押付昇降溝422が形成されている。この第1の押付昇降溝422には、第1のフレーム係合部214が係合されている。
また、第1の移動カム420の下面における第1の押付昇降溝422の背面側には、屈曲箇所を有するカム左右移動溝423が形成されている。このカム左右移動溝423には、第2の移動カム430のカムピン432が係合されている。
そして、第1の移動カム420が進退すると、第1のフレーム係合部214が第1の押付昇降溝422により上下方向に案内される。また、第1の移動カム420の進退に伴い、カムピン432がカム左右移動溝423により左右方向に案内される。さらに、この案内に伴い、第2の移動カム430が左右方向に移動して、第2のフレーム係合部215が上下方向に案内される。そして、第1,第2のフレーム係合部214,215の上下方向への案内により、フレーム210が仮想回動軸C1を中心に回動し、フレーム210の回動先端部が回動基端部よりも下方に位置したシッピング状態と、フレーム210と下ケース111とが平行に位置した再生・記録状態と、を移行する。
搬送手段500は、図1に示すように、ケース体110内に設けられた、正面側かつ右面側の位置を中心に回動可能なローディングアーム510と、正面側かつ左面側の位置を中心に回動可能なサブローディングアーム520と、左面側かつ前後方向略中央の位置を中心に回動可能なガイドアーム530と、背面側かつ左右方向略中央の位置を中心に回動可能な第1のイジェクトアーム540と、第1のイジェクトアーム540の回動中心に対して左面側の位置を中心に回動可能な第2のイジェクトアーム550と、を備えている。
そして、これらローディングアーム510、サブローディングアーム520、ガイドアーム530、第1のイジェクトアーム540、第2のイジェクトアーム550は、制御回路部の制御により回動し、光ディスク10の周縁に当接して、光ディスク10をケース体110に対して搬送入する。
また、図示しない制御回路部は、各種電気部品が搭載された回路基板に回路構成として構成され、ディスク装置100全体の動作を制御する。
例えば、第1の移動カム420を正面側へ、第2の移動カム430を左面側へ移動させて、図2に示すようなシッピング状態から、図3に示すような再生・記録状態へ移行させる。また、第1の移動カム420を背面側へ、第2の移動カム430を右面側へ移動させて、フレーム210を図3に示すような再生・記録状態から図2に示すようなシッピング状態へ移行させる。
〔ディスク装置の動作〕
次に、上記ディスク装置100の動作について説明する。
図1に示すようなケース体110内では、光ディスク10が挿入されていない場合、フレーム210はシッピング状態にある。すなわち、フレーム210の回動先端側が回動基端側よりも下方に位置した状態にある。
このとき、ロック部材360は、移動用電動モータ320およびリードスクリュ330の下ケース111側に設けられたブラケット部340によって、押し子367が押される。これとともに、作用点部363の先端363Aが下ケース111の面から離れる方向に移動して第2ガイドシャフト312と接触する。したがって、第2ガイドシャフト312にガイドされて移動した場合であっても、移動保持部231が作用点部363の先端363Aと接触することにより、その位置でロックされた状態となる。
そして、ケース体110内に、例えば、小径ディスク10Aが挿入されると、小径ディスク10Aが第1のイジェクトアーム540および第2のイジェクトアーム550を背面方向へ押し下げ、第1のイジェクトアーム540が移動カム420を正面方向へ押し出す。
移動カム420の移動とともに、移動カム430が左方向移動し、これにより、フレーム210は上下に回動し、小径ディスク10Aをチャッキングした後、再生・記録状態に移行する。この位置で、ディスク処理部200は小径ディスク10Aを回転させ、再生・記録を行う(図3)。
このときは、フレーム210が下ケース111と平行を保って位置しているので、ブラケット部340が押し子367に接触しない。したがって、力点部364が下ケース111から離れた状態となるとともに、作用点部363が下ケース111に接触した状態となる。
〔ディスク装置100の作用効果〕
本実施形態のディスク装置100は、下ケース111にロック部材360が取り付けられているので、フレーム210がシッピング状態となったとき、作用点部363の先端363Aが下ケース111の面から離れる方向へ移動し、第2ガイドシャフト312と接触する。これにより、第2ガイドシャフト312にガイドされて移動した場合であっても移動保持部231を安定した状態でロックすることができる。
したがって、輸送時などに落下・衝撃等が加わったとしても、情報処理部230がフレーム210と下ケース111との間の狭い場所に入り込むことがない。それ故、情報処理部230が破損するなどの不具合の発生を防止することができる。
また、情報処理部230が下ケース111と接触することを防止することができるので、下ケース111の破損も防止することができる。
また、ロック部材360は、1枚の金属製の板ばねにより形成されるため、部品点数を少なくすることができる。したがって、安価な材料で簡単に製造でき、製造コストの削減を図ることができる。
さらに、ロック部材360の力点部364は、ブラケット部340と対向する位置に設けられ、フレーム210がシッピング状態となった際には、力点部364の押し子367がブラケット部340を押すことになる。
このような精密なディスク装置100においては、各部品の配置により製品の不具合が発生する可能性が高くなるが、本実施形態では、押し子367をブラケット部340と接触させるような構成とした。したがって、製品としての性能に影響を与えることがない。
そして、作用点部363は、その長手方向が第2ガイドシャフト312の長手方向と略平行となる状態で設けられている。このような構成であれば、移動保持部231が移動した際、作用点部363が、移動保持部231の荷重のかかる方向に対して正反対の方向から移動保持部231を支持することができる。したがって、安定して移動保持部231の移動をロックすることができる。
また、作用点部363の先端363Aを第2ガイドシャフト312に接触させる構成としたので、フレーム210がシッピング状態となったとき、作用点部363の先端363Aは、移動してきた移動保持部231の一方の端縁側に接触する。なお、移動保持部231の中央付近には、レンズや光ピックアップなどの精密な装置が搭載されている。
したがって、作用点部363の先端363Aは移動保持部231の中央付近に接触しないので、レンズや光ピックアップなどの精密な装置の破損を防止することができる。
本実施形態では、かしめ部366は、作用点部363の先端363A側に設けられている。このような構成であれば、ロック部材360に移動保持部231から衝撃力がかかった場合でも、かしめ部366により、ロック部材360は安定する。すなわち、幅狭部365は引っ張り方向へ荷重が加わり、座屈等の変形を起こしにくい。したがって、移動保持部231を安定してロックすることができる。
そして、ロック部材360の支点部362に近い側を幅の狭い幅狭部365とした。押し子367が押されて作用点部363が下ケース111の面から離れる方向へ移動した状態になったとき、幅狭部365にも同方向の力が働く。
例えば、幅狭部365の幅を広く形成した場合、幅狭部365においてこの力を抑制する力が大きくなり、作用点部363を移動させづらい。
しかしながら、本実施形態では、幅狭部365の幅を狭く形成しているので、効率よく作用点部363を下ケース111から離れる方向へ移動させることができる。すなわち、ロック部材360にかかる力をバランスよく保持することができる。
また、ロック部材360はかしめ部366により下ケース111に取り付けられているため、ねじなどの部品を必要としない。
したがって、安価な材料で簡単に製造でき、製造コストの削減を図ることができる。
さらに、押し子367は力点部364の頂点の1箇所に設けられている。このように、押し子367を押すことにより力を1点に集中させることができるので、ロック部材360を効率よく動作させることができる。
〔本実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、本実施形態では、ディスク装置100は、ノート型パーソナルコンピュータなどに搭載可能な薄型ディスク装置を例示したが、これに限定されず、例えばデスクトップ型パーソナルコンピュータなどに搭載される比較的大型のディスク装置にも適用することができる。
また、本実施形態では、作用点部の長手方向がガイドシャフトの長手方向と略平行となる状態に設けられたが、これに限られない。例えば、作用点部の長手方向がガイドシャフトの長手方向に対して垂直方向に設けられてもよいし、斜め方向に設けられてもよい。
さらに、作用点部363の先端363Aは、ガイドシャフトに接触可能に設けられなくてもよい。作用点部363により移動保持部231の移動をロックできる構成であれば特に限定されない。
そして、取付部361の位置は、作用点部363の先端363A側に限られず、取付部361を固定できればどの位置に設けてもよい。
また、取付部361は、かしめ部366によって取り付けられなくてもよい。取付部361を下ケース111に固定可能であれば特に限定されず、例えば、ねじなどを使用することができる。
また、前記実施形態では、ロック部材360を金属製としたが、これに限定されず、例えば、プラスチック製のものも適用することができる。
〔本実施形態の作用効果〕
本実施形態では、ケース体110内にロック部材360が取り付けられているので、フレーム210がシッピング状態となったとき、作用点部363が下ケース111の面から離れる方向へ移動し、第2ガイドシャフト312と接触する。これにより、第2ガイドシャフト312にガイドされて移動した場合であっても移動保持部231を安定した状態でロックすることができる。
したがって、輸送時などに落下・衝撃等が加わったとしても、移動保持部231がフレーム210と下ケース111との間の狭い場所に入り込むことがない。それ故、移動保持部231が破損するなどの不具合の発生を防止することができる。また、移動保持部231がケース体110と接触することを防止することができるので、ケース体110の破損も防止することができる。
ディスク装置の初期状態(シッピング状態)における内部構成を示す平面図である。 前記実施の形態におけるディスク装置の初期状態(シッピング状態)における内部構成を示す側面図である。 前記実施の形態におけるディスク装置の再生・記録状態における内部構成を示す側面図である。 前記実施の形態における係合部材を示す斜視図である。
符号の説明
100 …ディスク装置
111 …下ケース
200 …ディスク処理部
210 …フレーム
300 …処理移動手段
360 …ロック部材
361 …取付部
362 …支点部
363 …作用点部
364 …力点部
367 …押し子
400 …駆動部
500 …搬送手段

Claims (4)

  1. ディスク状記録媒体を収納するケース体と、
    略枠状に形成され、一縁側が前記ディスク状記録媒体の略中央に対して進退する状態で、他縁側が前記ケース体の側縁近傍に回動可能に軸支されるフレームと、
    前記ディスク状記録媒体の記録面に対して情報処理をする光ピックアップを保持する移動保持部と、
    この移動保持部を前記ディスク状記録媒体の径方向に略沿って移動させる移動用電動モータと、
    前記移動用電動モータが設置されるモータ設置部を有し、前記移動用電動モータが前記記録面に対向する状態で前記フレームに設けられたブラケット部と、
    前記フレームに設けられ、前記移動保持部の移動をガイドするガイドシャフトと、
    板ばねにより形成され、前記フレームが前記ディスク状記録媒体から離れる方向へ回動した際の前記移動保持部の移動をロックするロック部材と、を具備したディスク装置であって、
    前記ロック部材は、
    前記ケース体内における前記記録面に対向する一面に取り付けられる取付部と、
    この取付部に一連に形成された支点部と、
    この支点部から突出する形状に形成され、先端側がガイドシャフトに略対向しかつ前記一面に接近した状態で設けられた作用点部と、
    前記支点部から突出する形状に形成され、先端側が前記ブラケット部に略対向しかつ前記作用点部の先端側よりも前記一面から離れた状態で設けられた力点部と、
    を備え、
    前記作用点部は、舌片状に形成され、その長手方向が前記ガイドシャフトの長手方向と略平行となる状態で設けられた
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 請求項1に記載のディスク装置であって、
    前記作用点部は、先端側が前記ガイドシャフトに接触可能に設けられた
    ことを特徴とするディスク装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のディスク装置であって、
    前記取付部は、前記作用点部の先端側に設けられた
    ことを特徴とするディスク装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のディスク装置であって、
    前記取付部は、かしめにより前記一面に取り付けられる
    ことを特徴とするディスク装置。
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