JP5570199B2 - 磁気ヘッドスライダ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ディスク装置等、走行する記録媒体面上を微小な浮上隙間で浮上もしくは間歇接触する磁気ヘッドスライダに関する。
最近の磁気ディスク装置の磁気ヘッドは、コスト低減を主目的に小型のスライダ(Femtoスライダ:長さ0.85mm×幅0.7mm×厚さ0.23mm)が主流で使われるようになった。Femtoスライダは、Picoスライダ(1.25mm×1mm×0.3mm)に較べて、ABS(Air Bearing Surface)の面積が小さいため、必然的に負圧エリアが小さくなる。発生する負圧力を大きくするため、負圧エリアの空気流入側の周りを細い幅の浮上面で構成する方法が採用されている。また、流出端のセンター浮上面は、小面積で大きな圧力を得るため、両側に浮上面を設け、深溝面を流入側からセンター浮上面の前まで導いて空気の昇圧効果を高める構造としている。これらを採用した従来の磁気ヘッドスライダの例に特許文献1がある。
一方、記録再生特性を向上させ記録密度を向上させるため、熱アクチュエータ(TFC)を使い、スライダの素子部を媒体に接触させて各ヘッドのクリアランスを校正し、そこから所定のクリアランス分だけ引き上げて、記録再生時に素子近傍を媒体に約1〜2nmまで近接させる技術が採用されるようになった。この方法では素子部の浮上量を常に一定にできるが、高度が高くなると、浮上量が低下する特性のスライダでは前記のクリアランスが保てなくなるため、高度等環境変化に対し素子部浮上量低下が少ない性能のスライダが重要である。
US 2008/0112086 A1
従来の構成では、センター浮上面の流入側に、両側に浮上面を設けて形成された深溝面は流出端のセンター浮上面への空気導入溝として働き、流出端のセンター浮上面で発生する圧力は、空気導入溝である深溝面から供給される空気の量に依存する。このため、深溝面の深さばらつきや、深溝面が浮上面に対し位置がばらつく(溝を作成する時のマスクパターンのシフト)と、空気の供給量が変わったり、空気供給の分布が変わるため、発生する圧力が変化し、浮上量が大きくばらつくという問題があった。また、本構成で高度に対する浮上量減少を低減するスライダにおいては、形成する深溝面の溝深さが浅い方が良い特性を得られるため、深溝面を浅く設定する。そのため、このスライダでは空気導入溝として設けた深溝面の溝深さに対する浮上量感度、位置ばらつきに対する浮上量感度が高くなり、素子部浮上量のばらつきが大きくなる問題があり、安定浮上を阻害し、素子部のクリアランスの制御性を阻害する問題があった。
本発明は、上記問題を解決し、浮上ばらつきを抑え、浮上特性が良好で、高記録密度記録に適し、耐摺動信頼性が好適な磁気ヘッドスライダを提供するものである。
本発明では、スライダのセンター浮上面の流入側に、両側を浮上面で挟まれて形成された空気導入溝である深溝面の流出側近傍に、周囲より深さの深いポケット(窪み)を設ける。
気体軸受面を有し、磁気ヘッドを搭載した本発明の磁気ヘッドスライダは、流出端の幅方向中央に設けられたセンター浮上面と、センター浮上面の空気流出端の近くに設けられた磁気ヘッドと、センター浮上面に対してスライダの幅方向両側に設けられた負圧発生領域と、空気流入側からセンター浮上面の手前まで延伸した空気導入溝と、負圧発生領域の空気流入側及び負圧発生領域と空気導入路の間に設けられた浮上面とを有し、空気導入溝の終端の直前に、浮上面からの深さが周囲より深いポケットを有する。
本発明によれば、空気導入路を形成する深溝面の溝深さのばらつきや、浮上面に対する深溝面の位置ばらつきによって、空気供給量の変化やセンター浮上面への空気供給分布の変化が発生しても、深溝ポケットが空気供給のバッファの役割をするため、空気供給の変化を低減し、センター浮上面で発生する圧力の変化を抑え、素子部浮上量のばらつきを抑えることができる。
本発明による磁気ヘッドスライダの空気軸受面の概念を示す平面図。 図1のA−A断面模式図。 図1のB−B断面模式図。 本発明の実施例による磁気ヘッドスライダの空気軸受面を示す平面模式図。 図3のK部の拡大図。 図4のC−C断面模式図。 図4のD−D断面模式図。 ポケットが無い場合の空気の流れを示す説明図。 ポケットが有る場合の空気の流れを示す説明図。 空気軸受面の圧力分布図。 本発明の浮上ばらつき低減効果の説明図。 本発明の実施例による磁気ヘッドスライダの空気軸受面を示す平面模式図。 図9AのE−E断面図。 本発明の実施例による磁気ヘッドスライダの空気軸受面を示す平面模式図。 図10AのF−F断面図。 本発明の実施例による磁気ヘッドスライダの空気軸受面を示す平面模式図。 図11AのG−G断面図。 本発明の実施例による磁気ヘッドスライダの空気軸受面を示す平面模式図。 図12AのH−H断面図。 本発明の磁気ヘッドスライダを搭載した磁気ディスク装置の鳥瞰図。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、これらの限定は単なる一例として記載するものであり、本発明の範囲は、これらの形態に限られるものではない。
[実施例1]
図1は、本発明による磁気ヘッドスライダの空気軸受面(ABS)の概念を示す平面図である。図2Aは図1のA−A断面模式図であり、ポケット部分のスライダ長手方向の断面形状を示している。図2Bは、図1のB−B断面模式図であり、図2Aの断面と直交方向のポケット部分の断面形状を示している。
スライダ1は、例えばフェムトスライダと呼ばれる規格のスライダでは、長さ0.85mm、幅0.70mm、厚さ0.23mmのほぼ直方体形状をしており、図1に示されているディスク対向面すなわち空気軸受面8、図の左側の空気流入端面、右側の空気流出端面、両側の側面、背面の計6面から構成される。空気軸受面8には、イオンミリングやエッチングなどのプロセスによって微細な段差(ステップ軸受)が設けられており、ディスクと対向して空気圧力を発生し、スライダの背面に負荷される荷重を支える空気軸受の役目を果たす。
段差の付けられた面は実質的に平行な4種類の面に分類され、最もディスクに近い浮上面2(2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g)、浮上面2より約100nm乃至200nm深いステップ軸受面である浅溝面4(4a,4b,4c,4d,4e,4f)、浮上面2より約1μm深くなっている深溝面5(5a,5b,5c)、浮上面より約2μm乃至4μm深い第2深溝面6(6a)の4種類である。ディスクが回転することで生じる空気流が、空気軸受面8のステップ軸受である浅溝面4a,4b,4c,4dから浮上面2a,2b,2c,2dへ進入する際に平面形状が先すぼまりになっている流路によって圧縮され、正の空気圧力を生じる。一方、浮上面2f,2gから深溝面5b,5cなどへ空気流が進入する際には流路の拡大によって、負の空気圧力が生じる。
スライダ1の流出端の幅方向中央にセンター浮上面2bを設け、センター浮上面2bの空気流出端の近くに磁気ヘッド3を搭載している。流入側浮上面2aとセンター浮上面2bの間に第2深溝面6aが設けられている。これにより従来、前後の浮上面の特性が連成して、互いに影響しあっていたのに対し、第2深溝面6aが分離帯の働きをし、前後の浮上面の特性をほぼ独立に設計できるようになる。また、第2深溝面6aはスライダの中央部でセンター浮上面2bの手前まで延伸されている。また、その両側は負圧発生面5b,5cを囲う幅の狭い浮上面2f,2gで囲まれている。この構成により、第2深溝面6aの延伸された部分が空気導入溝となり、センター浅溝面4bとセンター浮上面2bとからなるステップ軸受に十分な空気を導き、大きな正の圧力を発生させる役目をする。また、センター浮上面2bから、第2深溝面6aの延伸された部分に達した半島状浮上面2eは、センター浮上面2bで発生する正の圧力を、素子近傍の幅方向の中央が低く両側が高い分布にする作用があり、熱アクチュエータを作動させて素子部を突出させた時の浮上量の変化を低減して、熱アクチュエータの突出効率を高くする作用がある。
第2深溝面6aには、スライダの中央部でセンター浮上面2bの手前まで延伸された部分の手前に、略長方形の形状の窪みを構成するポケット9が設けられている。スライダ長手方向のA−A断面である図2Aに示されているように、ポケット9は、浮上面からの深さD1の第2深溝面6aに対し、深さD2を有する。図2Aと直交する方向のB−B断面である図2Bに示されているように、ポケット9のうち、負圧発生面を囲う浮上面2f,2gにかかる部分は浮上面から深さD2の溝となっている。これは前述したようにイオンミリングやエッチングなどのプロセスによって加工されるためである。なお、図2A及び図2Bでは溝の深さを強調して示してある。
ポケット9を設けたことによる効果については、図6A及び図6Bを参照して後述する。
[実施例2]
図3は、本発明の他の実施例による磁気ヘッドスライダのABSを示す平面模式図である。スライダ1の前後の浮上面2a,2bを略中央で分割するように第2深溝面6a,6bが配置されている。本実施例は、第2深溝面が浮上面2により2つの領域に分割されている例である。第2深溝面6bは、負圧発生面を囲う幅の狭い浮上面2f,2gに挟まれて略スライダ中央部をセンター浮上面2bの方向に延伸され、途中から第2深溝面より一段浅い第3深溝面7がセンター浮上面2bの流入側まで延伸している。第3深溝面7の流出端からL2の距離(図4参照)を残し、ポケット9が設けられている。ポケット9の浮上面からの深さは、第2深溝面の浮上面からの深さと同じであることが望ましい。これは前述の加工法で効率良く生産できるからである。
図4は、図3に破線で囲んで示したK部の拡大図である。ポケット9の幅W1は約62μm、長さL1は約35μmである。また、第3深溝面7の先端の幅W2は約46μm、ポケット9と第3深溝面7の先端までの距離L2は約11μmである。ポケット9の幅W1は、第3深溝面7の先端の幅W2以上とするのが望ましい。この構成は後述する浮上ばらつきを確実に低減する効果がある。また、浮上特性劣化を起こさず浮上ばらつきを低減するために、W1はL1以上であることが望ましい。L2は、加工用マスクのばらつきが発生してもL2>0となるように、ノミナル値を10μm以上に設定するのが好ましい。
図5Aは、図4のC−C断面を示す断面模式図である。本実施例のスライダは3つの加工用マスクを用い、3回のエッチングにより作成している。各エッチングの加工量は第1のマスクの加工量Dp1が約140nm、第2のマスクの加工量Dp2が約750nm、第3のマスクの加工量Dp3が約1700nmである。本実施例の場合の各面の深さは、浅溝面4は約140nm、深溝面5の浮上面からの深さは約890nm、第2深溝面6とポケット9の浮上面からの深さは約2590nm、第3深溝面7の深さは約1840nmである。高度に対する浮上感度を低下するため、第3深溝面7の深さは2000nm以下にするのが望ましい。ポケット9が第3深溝面7の流出端からL2だけ上流側に形成されているため、破線で囲んで示すように、半島状浮上面2eとポケット9の間に段差が形成されている。図5Bは、図4のD−D断面を示す断面模式図である。ポケット9がセンター浅溝面4bにかかる部分のポケットの深さはDp2である。
次に、本構成によるポケットの機能を説明する。図7に、本構成のスライダに発生する圧力分布を示す。センター浅溝面4bとセンター浮上面2bとからなるステップ軸受により、センター浮上面部に急激な正の圧力上昇が発生することがわかる。第3深溝面7の空気導入溝による空気供給がこの圧力上昇を可能にしている。
図6A及び図6Bは、ポケットが無い場合と本発明のポケットが有る場合の動作と効果を説明する図である。図6Aは、ポケットが無い場合の空気の流れを示している。ポケットが無いと、両側を浮上面に挟まれた第3深溝面7に進入した空気は、一定の深さの形状に沿ってセンター浮上面へと流れて行き、圧縮されて正の大きな圧力を発生する。図中に点線で示したように第3深溝面7の溝深さがδだけ浅くなると、その分だけ空気の供給量が減少し、センター浮上面で発生する圧力が低下し、素子部浮上量が減少する。
一方、図6Bは、本発明のポケット9が有る場合の空気の流れを示している。この場合には、ポケット9が空気供給のバッファとして働き、図中に点線で示したように第3深溝面7の溝深さがδだけ浅くなっても、ポケット9の深さだけ、溝深さの変動の影響を軽減する効果がある。同様に、ポケット9の上部の幅を第3深溝面7の幅以上に設定することにより、第3深溝面7とセンター浮上面2bの間の位置ずれによって生じる空気供給量や、供給の分布の変化に対してもポケット9がバッファの働きをして、センター浮上面2bで発生する圧力の変化を低減する。それによって、素子部の浮上ばらつきを低減する効果がある。
本実施例は、半島状浮上面2eが第3深溝面7に達している例である。この構成により、空気軸受面の圧力分布図は、図7に示すように、センター浮上面2bで発生する正の圧力は素子近傍の幅方向の中央が低く両側が高い分布となり、熱アクチュエータを突出した時の浮上量の変化を低減し、突出効率を大きくできる。
図8に、第3深溝面7の溝深さに対する浮上ばらつきについて、ポケットが無い場合の浮上ばらつきを1とした時の本発明のポケットが有る場合の浮上ばらつきの比較を示す。本発明の構成により、内、中、外周位置で約10%程度の改善効果がある。
[実施例3]
図9Aは、本発明の他の実施例による磁気ヘッドスライダのABSを示す平面模式図である。本実施例は、センター浮上面2bの半島状浮上面2eが第3深溝面7まで達していない構成の例である。図9Bは、図9AのE−E断面を示す図である。ポケット9の先の第3深溝面7と半島状浮上面2eの間に、浮上面からの深さDp1のセンター浅溝面4bがある。この構成によると、センター浮上面2bでの圧力分布が中央で最大となるため、熱アクチュエータの突出効率が少し劣るが、本構成でも実施例1と同様の効果がある。
[実施例4]
図10Aは、本発明の他の実施例による磁気ヘッドスライダのABSを示す平面模式図である。本実施例は、スライダ長1.25mmのスライダ1にポケット9を適用した実施例である。流入側に浮上面パッド2h,2iを設けている。図10Bは図10AのF−F断面図であり、ポケット9の近傍での断面形状を示している。第2深溝面6bの深さから第3深溝面7で溝深さが浅くなり、半島状浮上面2eが第3深溝面7に達する構成である。基本構成は実施例1と同じである。本実施例も、実施例1と同等の効果がある。
[実施例5]
図11Aは、本発明の他の実施例による磁気ヘッドスライダのABSを示す平面模式図である。本実施例は、深溝面6bに続いて空気導入溝の役割をする深溝面5dをセンター浮上面2bの流入側に延伸し、ポケット9を設けた例である。図11Bは図11AのG−G断面図であり、ポケット9の近傍の断面形状を示している。浅溝面加工(Dp1)、深溝面加工(Dp2)の後の第2深溝面加工(Dp3)時の加工用マスクにポケット9のデータを書き込み、第2深溝面6a,6bと同じ加工で形成するようにした例である。本実施例によっても実施例1と同様の効果がある。
[実施例6]
図12Aは、本発明の他の実施例による磁気ヘッドスライダのABSを示す平面模式図である。本実施例は、スライダ1の中央の第2深溝面6a,6bと空気導入溝である第2深溝面6cの間に浅溝面と深溝面の堰がある構造にポケット9を適用した例である。図12Bは図12AのH−H断面図であり、ポケット9の近傍の断面形状を示している。ポケット9は、第2深溝面6cからさらに深さDp4だけ深く構成した例である。加工プロセスとしては、ポケット9を独立で形成するため、加工マスクの数の増加、加工工程が長くなるマイナス材料もあるが、ポケットの深さを自由に選択できる利点がある。本実施例も実施例1と同様の効果がある。
[実施例7]
図13は、本発明の磁気ヘッドスライダを搭載した磁気ディスク装置の鳥瞰図である。磁気ディスク10は、スピンドル11に固定されモータによって回転駆動される。先端部に本発明のスライダ12が取り付けられたアーム13は、アクチュエータ14で駆動されて磁気ディスク10の所望のトラック上に位置づけられる。スライダ12は気体軸受けの作用によって磁気ディスク10上に安定して浮上、あるいは間歇接触し、スライダ後端部に配置された磁気ヘッドから磁気ディスク10に対して情報の書き込み、あるいは読み取りが行なわれる。
1 スライダ
2 浮上面
2a 流入側浮上面
2b センター浮上面
2c,2d サイド浮上面
2e 半島状浮上面
2f,2h 負圧発生面を囲う浮上面
2h,2i 流入側浮上面パッド
3 磁気ヘッド
4 浅溝面
4a 流入側浅溝面
4b センター浅溝面
4c,4d サイド流入側浅溝面
4e,4f サイド流出側浅溝面
5 深溝面
5a 流入側深溝面
5b,5c 負圧発生の深溝面
6a,6b 第2深溝面
7 第3深溝面
8 空気軸受面
9 ポケット
10 磁気ディスク
11 スピンドル
12 スライダ
13 アーム
14 アクチュエータ

Claims (8)

  1. 気体軸受面を有し、磁気ヘッドを搭載した磁気ヘッドスライダにおいて、
    流出端の幅方向中央に設けられたセンター浮上面と、
    前記センター浮上面の空気流出端の近くに設けられた磁気ヘッドと、
    前記センター浮上面に対してスライダの幅方向両側に設けられた負圧発生領域と、
    空気流入側から前記センター浮上面の手前まで延伸した空気導入溝と、
    前記負圧発生領域の空気流入側及び前記負圧発生領域と前記空気導入路の間に設けられた浮上面とを有し、
    前記空気導入溝の終端の直前に、浮上面からの深さが周囲より深いポケットを有し、
    前記空気導入溝は、前記浮上面からの深さが第1の深さで空気流入側に設けられた第1の溝と、前記第1の溝に接続し、前記浮上面からの深さが前記第1の深さより浅い第2の深さである第2の溝とを有し、前記ポケットは前記第2の溝に設けられており、
    前記センター浮上面から前記空気導入溝の前記第2の溝に達する半島状浮上面をさらに備え、
    前記気体軸受面で生成される正の圧力は、前記空気流出端側における第1の正の圧力のピーク及び第2の正の圧力のピークを備えることを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  2. 請求項記載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記ポケットと前記センター浮上面の間に前記浮上面からの深さが前記第2の深さと等しい段部を有することを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  3. 請求項記載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記ポケットの浮上面からの深さは前記第1の深さと等しいことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  4. 請求項1記載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記ポケットは、上部の幅が前記空気導入溝の終端の幅より広いことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  5. 請求項1記載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記空気導入溝は、前記センター浮上面に向かって先すぼまりの平面形状を有することを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項記載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記ポケットは前記空気導入溝の延伸方向の寸法がそれと直交する方向の寸法より小さいことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  7. 請求項1〜のいずれか1項記載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記センター浮上面と前記空気導入溝の間に、浮上面からの深さが前記負圧発生領域より浅いセンター浅溝面を有することを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  8. 磁気ディスクと、前記磁気ディスクを回転駆動するディスク駆動部と、前記磁気ディスクに対して情報の書き込み及び読み出しを行う磁気ヘッドを搭載した磁気ヘッドスライダと、前記磁気ディスクの所望トラック上に前記磁気ヘッドを位置づけるヘッド駆動部とを有し、
    前記磁気ヘッドスライダとして請求項1〜のいずれか1項記載の磁気ヘッドスライダを用いたことを特徴とする磁気ディスク装置。
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