JP2012119025A - ヘッドおよびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

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直純 津田
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晶代 水谷
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Takahiro Imamura
孝浩 今村
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6082Design of the air bearing surface

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】信頼性および安定性の向上したヘッド、およびこのヘッドを備えたディスク装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ヘッド40は、記録媒体の表面に対向する支持面43を有し、記録媒体表面と支持面との間に生じる空気流により浮上するヘッドスライダ42と、記空気流に対してヘッドスライダの流出側端部内に設けられた記録素子65および再生素子66と、を備えている。ヘッドスライダの支持面は、空気流に対して流入側端部に設けられ圧力を発生する第1圧力発生部53と、流出側端部に設けられ、記録素子および再生素子の一部が露出する第2圧力発生部63と、支持面の幅方向中央部で第1圧力発生部と第2圧力発生部との間に設けられ、第1圧力発生部よりも高く第2圧力発生部よりも低い圧力を発生する第3圧力発生部72と、を備えている。
【選択図】図3

Description

ここで述べる実施形態は、磁気ディスク装置等のディスク装置に用いるヘッド、このヘッドを備えたディスク装置に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された記録媒体としての磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリと、を備えている。磁気ヘッドは、キャリッジアッセンブリのサスペンションに取り付けられたヘッドスライダ、およびヘッドスライダに設けられたヘッド部を有し、ヘッド部は、再生素子、記録素子を含んで構成されている。
ヘッドスライダは、磁気ディスクの記録面と対向する支持面(エアベアリングサーフェース:ABS)を有している。ヘッドスライダは、サスペンションにより、磁気ディスクの磁気記録層に向う方向に所定のヘッド荷重が印加されている。磁気ディスク装置の動作時、回転する磁気ディスクとヘッドスライダとの間に空気流が発生し、ヘッドスライダの支持面には、空気流体潤滑の原理により、スライダを磁気ディスク記録面から浮上させる力(正圧)が作用する。この浮上力とヘッド荷重とを釣り合わせることにより、ヘッドスライダは磁気ディスクの記録面と隙間を保って浮上する。ヘッドスライダの浮上量の変動を防止するため、ヘッドスライダの対向面中央付近に負圧キャビティや動圧発生溝を形成したディスク装置が知られている。
特開平11−273046号公報 特開2009−223954号公報
磁気ディスク装置はクリーンルーム内で組み立てられるが、一般に、クリーンルーム内の空気には、トルエン、キシレン等の低沸点の有機化合物から、塩化ビニル、二トロセルローズ、メタクリル酸樹脂及び塩化ゴム等の可塑剤として使用されているジオクチルフタレート(DOP)など高沸点化合物まで複数の化合物がガス化して存在している。
これらのガス化した有機化合物がケース内に残った状態で磁気ディスク装置が組み立てられた場合、装置の動作中にヘッドスライダの素子部が高圧になった際、これらの有機系化合物が液化して素子部に付着するおそれがある。有機系化合物が素子部に付着すると、磁気ディスク装置が稼動していない状態では素子部に固着し、復旧不能な継続的なハイフライライト(HFW)等の障害の原因となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その課題は、信頼性および安定性の向上したヘッド、およびこのヘッドを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、ヘッドは、記録媒体の表面に対向する支持面を有し、前記記録媒体表面と支持面との間に生じる空気流により浮上するヘッドスライダと、前記空気流に対して前記ヘッドスライダの流出側端部に設けられた記録素子および再生素子と、を備えている。ヘッドスライダの支持面は、空気流に対して流入側端部に設けられ圧力を発生する第1圧力発生部と、流出側端部に設けられ、前記記録素子および再生素子の一部が露出する第2圧力発生部と、支持面の幅方向中央部で第1圧力発生部と第2圧力発生部との間に設けられ、第1圧力発生部よりも高く第2圧力発生部よりも低い圧力を発生する第3圧力発生部と、を備えている。
図1は、第1の実施形態に係るHDDを示す平面図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッド部分を拡大して示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッドスライダの支持面側を示す斜視図。 図4は、前記スライダの支持面側を示す平面図。 図5は、図4の線A−Aに沿ったヘッドスライダの断面図。 図6は、前記ヘッドスライダの第3圧力発生部を拡大して示す斜視図。 図7は、浮上状態の磁気ヘッドを示す側面図。 図8は、前記ヘッドスライダの長手方向に沿った圧力発生分布を示す図。 図9は、第2の実施形態に係る磁気ヘッドの第3圧力発生部を示す斜視図。 図10は、第3の実施形態に係る磁気ヘッドの第3圧力発生部を示す斜視図。
以下、図面を参照しながら、ディスク装置をハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)に適用した実施形態について詳細に説明する。
図1は、筐体のトップカバーを取外して、HDDの内部構造を示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベースにねじ止めされてベースの上端開口を閉塞する図示しないトップカバーと、を有している。
筐体10内には、記録媒体としての磁気ディスク16、および磁気ディスクを支持および回転させる駆動部としてのスピンドルモータ18が設けられている。スピンドルモータ18は、ベース12の底壁上に配設されている。磁気ディスク16は、例えば、直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。また、磁気ディスク16の表面には、1nm程度の厚さで、潤滑剤、例えば、オイルが塗布されている。磁気ディスク16は、スピンドルモータ18の図示しないハブの外周に嵌合されているとともに、クランプばね17によってハブ上に固定されている。これにより、磁気ディスク16は、ベース12の底壁と平行に位置した状態に支持されている。磁気ディスク16は、スピンドルモータ18により所定の速度、例えば、5400rpmあるいは7200rpmの速度で矢印B方向に回転される。
筐体10内には、磁気ディスク16に対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数の磁気ヘッド40、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した退避位置に保持するランプロード機構25、およびヘッドIC等を有する基板ユニット21等が収納されている。
ベース12の底壁外面には、図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。このプリント回路基板は、基板ユニット21を介して、スピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッド40の動作を制御する。
キャリッジアッセンブリ22は、ベース12の底壁上に固定された軸受部26と、軸受部から延出した複数のアーム32と、を備えている。これらのアーム32は、磁気ディスク16の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部26から同一の方向へ延出している。キャリッジアッセンブリ22は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション38を備えている。サスペンション38は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム32の先端に固定され、アームから延出している。各サスペンション38は対応するアーム32と一体に形成されていてもよい。
図2に示すように、各磁気ヘッド40は、ほぼ直方体形状のヘッドスライダ42とこのヘッドスライダに設けられた記録再生用のヘッド部44とを有し、サスペンション38の先端部に設けられたジンバル41に固定されている。サスペンション38において、ジンバル41のヘッド取付け部と対向する位置、すなわち、磁気ヘッド40の中心部と対向する位置、に、ディンプル、ここでは、磁気ヘッド側に突出するほぼ半球状の突起37が形成されている。突起37は、ジンバル41を介してヘッドスライダ42の平面のほぼ中央部に当接している。ジンバル41は、自身の弾性により、突起37に弾性的に押し付けられている。これにより、ジンバル36のヘッド取付け部および磁気ヘッド40は、突起37の回りで、ピッチ方向、ロール方向に変位し、あるいは、上下方向に変位することができる。更に、磁気ヘッド40はサスペンション34のばね力により磁気ディスク16表面に向かって所定のヘッド荷重Lが印加される。
図1に示すように、キャリッジアッセンブリ22は、軸受部26からアーム32と反対の方向へ延出した支持枠46を有し、この支持枠により、VCM24の一部を構成するボイスコイル47が支持されている。支持枠46は、合成樹脂によりボイスコイル47の外周に一体的に成形されている。ボイスコイル47は、ベース12に固定された一対のヨーク49間に位置し、これらのヨーク、および一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。ボイスコイル47に通電することにより、軸受部26の回りでキャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動および位置決めされる。
ランプロード機構25は、ベース12の底壁に設けられているとともに磁気ディスク16の外側に配置されたランプ51と、各サスペンション38の先端から延出したタブ48と、を備えている。キャリッジアッセンブリ22が、磁気ディスク16の外側の退避位置まで回動する際、各タブ48は、ランプ51に形成されたランプ面と係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド40のアンロード動作を行う。
次に、磁気ヘッド40の構成について詳細に説明する。図3は磁気ヘッドのヘッドスライダを示す斜視図、図4はヘッドスライダの平面図、図5は図4の線A−Aに沿った磁気ヘッドの断面図、図6はヘッドスライダの中央ステップ部分を拡大して示す斜視図である。
図3ないし図5に示すように、磁気ヘッド40は浮上型のヘッドとして構成され、ヘッドスライダ42を有している。ヘッドスライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック、Al23−TiC)で形成されたスライダ本体45と、スライダ本体45の流出側端に薄膜で形成されたヘッド部44とを有している。ヘッドスライダ42は、全体としてほぼ直方体状に形成され、磁気ディスク16の表面に対向する矩形状の支持面(エアベアリングサーフェース、ABS)43、支持面と直交して延びた流入側端面42a、支持面と直交して延びた流出側端面42b、およびそれぞれ支持面と直交して流入側端面42aと流出側端面42bとの間を延びた一対の側面42cを有している。
支持面43の長手方向を第1方向X、これと直交する幅方向を第2方向Yとする。ヘッドスライダ42は、第1方向Xの長さLが1.25mm以下、例えば、0.85mm、第2方向Yに沿った幅Wが1.0mm以下、例えば、0.7mmに形成され、いわゆるフェムトスライダとして構成されている。
ヘッドスライダ42は、磁気ディスク16の回転によってディスク表面と支持面43との間に生じる空気流C(図2、図7参照)により浮上する。HDDの動作時、ヘッドスライダ42の支持面43はディスク表面に対し常に隙間を保って対向している。ここで、空気流Cの方向は、磁気ディスク16の回転方向Bと一致している。ヘッドスライダ42は、磁気ディスク16表面に対し、支持面43の第1方向Xが空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
図3ないし図5に示すように、支持面43のほぼ中央部に、第2方向Yの全長に亘って延びる帯状の負圧発生溝50が形成されている。ヘッドスライダ42の厚さを、例えば0.23mmとした場合、負圧発生溝50の深さは800〜1500nm、例えば1500nmに形成されている。負圧発生溝50を設けることにより、HDDで実現される全てのヨー角において、支持面43中心部で負圧を発生させることができる。
支持面43において、流入側端部には、ほぼ矩形状のリーディングステップ52が形成されている。リーディングステップ52は、負圧発生溝50の底面に対して突出して設けられ、かつ、空気流Cに対して負圧発生溝50の流入側に位置している。
磁気ヘッド40のピッチ角を維持するため、リーディングステップ52上には、空気膜によってヘッドスライダ42を支えるリーディングパッド53が突設されている。リーディングパッド53は、第2方向Yに沿ってリーディングステップ52の幅方向全域に渡り連続的に延びているとともに、ヘッドスライダ42の流入側端面42aから下流側にずれた位置に形成されている。リーディングパッド53およびリーディングステップ52は、第1圧力発生部を構成している。
支持面43のほぼ中央部から流出端側に渡って、凹所からなる負圧キャビティ54が形成されている。負圧キャビティ54は、負圧発生溝50の流出端側に位置し、ヘッドスライダ42の流出側端面44bに向かって開放している。負圧キャビティ54は、負圧発生溝50よりも浅く形成され、すなわち、負圧発生溝50の底面よりも高い位置に形成されている。
支持面43において負圧キャビティ54を囲うようにリブ状の中間ステップ56、一対のサイドステップ58、および一対のスカート60が形成されている。中間ステップ56は、負圧発生溝50と負圧キャビティ54との間に位置し、第2方向Yに沿って支持面43の両側縁間を延びている。中間ステップ56は、負圧キャビティ54の底面に対して突出して設けられ、かつ、空気流Cに対して負圧キャビティ54の流入側に位置している。
一対のサイドステップ58は、支持面43の各側縁に沿って形成され、中間ステップ56から支持面43の流出端側に延出している。これらのサイドステップ58は負圧キャビティ54の底面に対して突出している。
一対のスカート60は支持面43の各側縁に沿って形成され、それぞれ第1方向Xに沿ってサイドステップ58から支持面43の流出側端近傍まで直線的に延びている。各スカート60は、負圧キャビティ54の底面に対して突出して設けられ、かつ、サイドステップ58よりも低く形成されている。
中間ステップ56、一対のサイドステップ58、および一対のスカート60は、ヘッドスライダ42の中心軸線Dに対してほぼ対称に設けられ、全体として、上流側が閉塞され、下流側に向かって開放したほぼU字形状に形成されている。そして、中間ステップ56、一対のサイドステップ58、および一対のスカート60により負圧キャビティ54が規定されている。
ヘッドスライダ42は、空気流Cの方向に対して、支持面43の流出側の端部に形成されたトレーリングステップ62を有している。トレーリングステップ62は、負圧キャビティ54の底面に対して突出して形成され、その突出高さは、リーディングステップ52と同一の高さに形成されている。トレーリングステップ62は、支持面43の第2方向Yほぼ中央に位置している。トレーリングステップ62の上面には、空気膜によってヘッドスライダ42を支えるトレーリングパッド63が突設されている。トレーリングパッド63は、リーディングパッド53、センタステップ56、サイドステップ58と同一高さレベルに形成されている。トレーリングステップ62およびトレーリングパッド63は、第2圧力発生部を構成している。
磁気ヘッド40のヘッド部44は、磁気ディスク16に対して情報の記録再生を行う記録素子65および再生素子66を有している。これら記録素子65および再生素子66は、空気流Cの方向に対して、ヘッドスライダ42の下流側端部内、ここでは、トレーリングステップ62内に埋め込まれている。記録素子65および再生素子66の先端部は、トレーリングパッド63の位置で支持面43に露出している。
ヘッドスライダ42の支持面43は、第1方向Xに沿って、中間ステップ56からトレーリングステップ58まで延びる細長い一対のセンタレール68を有している。一対のセンタレール68は、ヘッドスライダ42の中心軸線Dの両側に位置し、第2方向Yに隙間を置いて、互いに対向している。センタレール68は、負圧キャビティ54の底面からの高さが、中間ステップ56およびトレーリングパッド63の高さと同一に形成されている。一対のセンタレール62間に、空気流をトレーリングステップ62およびトレーリングパッド63に導くガイド溝70が形成されている。このガイド溝70は、負圧発生溝50に開口している。
図3ないし図6に示すように、ヘッドスライダ42の支持面43は、第2方向Yの中央部で、トレーリングパッド63とリーディングパッド53との間、すなわち、空気流Cに対してトレーリングパッド63よりも上流側に設けられた第3圧力発生部72を備えている。第3圧力発生部72は、ガイド溝70の底面上に立設されたほぼ矩形状のセンタステップ74と、このセンタステップ上に突設されたほぼ矩形状のセンタパッド76とを有している。センタステップ74は、センタレール68およびトレーリングステップ62に接することなく、これらから分離した独立の島状に形成されている。
第3圧力発生部72は、ガイド溝70内で、ヘッドスライダ42の中心軸線D上に設けられ、更に、ヘッドスライダ42のピッチ方向およびロール方向の揺動中心となるサスペンションの突起37(図2、図7参照)にできるだけ近い位置に設けられている。
センタパッド76は、負圧キャビティ54の底面から高さが、センタレール68およびトレーリングパッド63の高さよりも高く形成されている。センタパッド76は、センタステップ74の上面の面積よりも小さい断面形状に形成されている。空気流Cに対しセンタパッド76の下流側において、センタステップ74の上面とセンタパッド76とにより形成される肩部80に、後述する液化した有機系コンタミネッションをトラップし保持する。
図5に示すように、ヘッドスライダ42内で、センタステップ74の近傍にヒータ77が埋め込まれている。ヒータ77に通電して第3圧力発生部72を加熱し熱膨張させることにより、第3圧力発生部72の突出高さを調整することができる。すなわち、第3圧力発生部72の突出高さを調整することにより、第3圧力発生部72での発生圧力を調整することができる。
以上のように構成されたHDDによれば、磁気ヘッド40は、磁気ディスク16の回転によって磁気ディスク表面と支持面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。これにより、HDDの動作時、ヘッドスライダ42の支持面43は磁気ディスク表面に対し常に隙間を保って対向している。図7に示すように、磁気ヘッド40は、ヘッド部44の記録素子、再生素子部が最も磁気ディスク表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。この浮上状態において、ヘッドスライダ42のセンタパッド76は、記録素子、再生素子部よりも磁気ディスク表面から距離Eだけ離間して位置する。
磁気ヘッド40は、ヘッドスライダ42の支持面43に負圧発生溝50および負圧キャビティ54を設けることにより、HDDで実現される全てのヨー角において、支持面43中心部で負圧を発生させることができる。また、空気流Cがヘッドスライダ42の支持面43に沿って流れることにより、リーディングパッド53、センタパッド76、トレーリングパッド63の位置でそれぞれ正圧が発生する。図8は、支持面43の長手方向、つまり、第1方向Xに沿った圧力発生分布を示している。第3圧力発生部72のセンタパッド76では、リーディングパッド53よりも高い圧力が発生し、記録素子および再生素子が露出しているトレーリングパッド63では、第3圧力発生部72よりも更に高い圧力が発生する。
このように、空気流Cに対して、記録素子および再生素子が露出しているトレーリングパッド63よりも上流側に、流入端側のリーディングパッド53よりも高い圧力を発生する第3圧力発生部72を設けることにより、予め流入空気を1気圧以上の高圧にさらし、空気中に気体状態で含まれる有機系化合物を液化させ、第3圧力発生部72の肩部80に付着、保持する。第3圧力発生部72は、独立して設けられているため、液化した有機系化合物が記録素子、再生素子に到達することは無い。第3圧力発生部72を通過した空気は、この第3圧力発生部72で一度有機系化合物を析出させているため、有機系化合物の濃度が低下した空気がトレーリングパッド63に到達する。従って、高い圧力が発生するトレーリングパッド63および素子部で析出する有機系化合物の量は大幅に低減する。このように、気体状態では捕集が困難な有機系化合物が、素子部の設けられているトレーリングパッドに付着するのを抑制することができる。
第3圧力発生部72で予め析出させて除去する有機系化合物の量は、HDD内の有機系化合物濃度と第3圧力発生部72で発生する圧力とに依存する。圧力が高いほど多くの有機系化合物をあらかじめ除去することができる。例えば、1気圧環境下のHDD稼動温度で有機系化合物が飽和状態の場合、気圧が2気圧になるだけで有機系化合物の半分は第3圧力発生部72で析出することになる。図8に示す例の場合、第3圧力発生部72で発生する圧力は10気圧であるため、素子部、つまり、トレーリングパッド63に到達する有機系化合物の量は1/10に低減する。更に、ヒータ77により第3圧力発生部72の突出高さを調整することにより、発生圧力を増減し、有機系化合物の捕獲量を調整することができる。
なお、第3圧力発生部72は、素子部の上流側で空気流を高圧に晒すことが目的であるため、ヘッドスライダ42の浮上姿勢に影響を与えない程度に小さく形成することができる。また、第3圧力発生部72は、ヘッドスライダ42の中心軸線D上で、かつ、ヘッドスライダの揺動中心の近傍に設けられているため、第3圧力発生部72での発生圧力がヘッドスライダ42の浮上姿勢に与える影響を小さくすることができる。
以上のことから、有機系化合物等のコンタミネーションの素子部への付着を抑制し、信頼性および安定性の向上したヘッド、およびこのヘッドを備えたHDDが得られる
第3圧力発生部72を構成するセンタパッド76は、矩形状に限らず、他の形状としてもよい。例えば、図9に示す第2の実施形態のように、センタパッド76は、空気流Cに対して、上流側に矩形状の凹所76aを有するほぼU字形状としても良い。あるいは、図10に示す第3の実施形態のように、センタパッド76は、空気流Cに対して、上流側に円弧状の凹所76aを有する形状としても良い。このように、センタパッド76を上流側に凹所76aを有する形状とすることにより、より正圧を発生し易くすることができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、ヘッドスライダは、フェムトスライダに限らず、ピコスライダ、ペムトスライダ、あるいは、より寸法の大きなスライダにも適用可能である。ディスク装置において、磁気ディスクの枚数は1枚に限らず、増加可能である。
12…ベース、16…磁気ディスク、18…スピンドルモータ
22…キャリッジアッセンブリ、40…磁気ヘッド、42…ヘッドスライダ、
43…支持面、44…ヘッド部、50…負圧発生溝、52…リーディングステップ、
53…リーディングパッド、54…負圧キャビティ、58…サイドステップ、
60…スカート、62…トレーリングステップ、63…トレーリングパッド、
65…記録素子、66…再生素子、68…センタレール、70…ガイド溝、
72…第3圧力発生部、74…センタステップ、76…センタパッド

Claims (9)

  1. 記録媒体の表面に対向する支持面を有し、前記記録媒体表面と支持面との間に生じる空気流により浮上するヘッドスライダと、
    前記空気流に対して前記ヘッドスライダの流出側端部内に設けられた記録素子および再生素子と、を備え、
    前記ヘッドスライダの支持面は、前記空気流に対して流入側端部に設けられ圧力を発生する第1圧力発生部と、流出側端部に設けられ、前記記録素子および再生素子の一部が露出する第2圧力発生部と、前記支持面の幅方向中央部で前記第1圧力発生部と第2圧力発生部との間に設けられ、前記第1圧力発生部よりも高く前記第2圧力発生部よりも低い圧力を発生する第3圧力発生部と、を備えているヘッド。
  2. 前記第3圧力発生部は、前記支持面において、前記第2圧力発生部から分離して設けられている請求項1に記載のヘッド。
  3. 前記ヘッドスライダの支持面は、凹所により規定された負圧キャビティを有し、
    前記第1圧力発生部は、前記負圧キャビティに対して前記空気流の流入側に設けられ、前記負圧キャビティの底面に対して突出しているリーディングパッドを有し、
    前記第2圧力発生部は、前記負圧キャビティに対して前記空気流の流出側に設けられ、前記負圧キャビティの底面に対して突出しているトレーリングパッドを有し、
    前記第3圧力発生部は、前記負圧キャビティの底面に対して突出して形成され、その突出高さは、前記トレーリングパッドの高さよりも高い請求項2に記載のヘッド。
  4. 前記第3圧力発生部は、前記負圧キャビティの底面に対して突出したセンタステップと、前記センタステップ上に突設されたセンタパッドと、前記センタステップとセンタパッドとにより形成され前記空気流に対して前記センタパッドの下流側に位置する肩部を有している請求項3に記載のヘッド。
  5. 前記ヘッドスライダの支持面は、それぞれ前記空気流の方向に沿って前記トレーリングパッドまで延びる一対のセンタレールと、前記センタレール間に形成され前記空気流を前記トレーリングパッドに導くガイド溝と、を有し、
    前記第3圧力発生部は、前記ガイド溝内に前記センタレールから離間して設けられている請求項3又は4に記載のヘッド。
  6. 前記ヘッドスライダ内に設けられ、前記第3圧力発生部を加熱して第3圧力発生部の突出高さを調整するヒータを備えている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のヘッド。
  7. 前記第3圧力発生部は、前記ヘッドスライダの中心軸線上で、前記ヘッドスライダの揺動中心の近傍に設けられている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のヘッド。
  8. 記録媒体の表面に対向する支持面を有し、前記記録媒体表面と支持面との間に生じる空気流により浮上するヘッドスライダと、前記ヘッドスライダの流出側端部に設けられ上記記録媒体に対し情報の記録再生を行うヘッド部と、を備え、
    前記スライダの支持面は、
    凹所により形成され負圧を発生させる負圧キャビティと、
    前記負圧キャビティに対して前記空気流の流入側に位置したリーディングパッドと、
    前記負圧キャビティに対して前記空気流の流出側に位置し、前記ヘッド部を有するトレーリングパッドと、
    それぞれ前記空気流の方向に沿って前記トレーリングパッドまで延びる一対のセンタレールと、
    前記センタレール間に形成され空気流を前記トレーリングパッドに導くガイド溝と、
    前記ガイド溝内に設けられ、リーディングパッドで発生する圧力よりも高く前記トレーリングパッドで発生する圧力よりも低い圧力を発生する圧力発生部と、
    を備えているヘッド。
  9. ディスク状の記録媒体と、
    前記記録媒体を回転する駆動部と、
    前記記録媒体に対し情報処理を行う請求項1ないし8のいずれか1項に記載のヘッドと、を備えるディスク装置。
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