JP5566849B2 - ウェビングガイド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の乗員に装着されるウェビングのウェビングガイド構造に関する。
下記特許文献1に記載されたシートベルト装置の補助機構では、シートバックの内部にガイドプレートが固定されており、ガイドプレートにはアングルが相対移動可能に連結されている。アングルの先端部には、支持部材が固定されており、支持部材にはウェビングが挿通されて支持されている。
アングルには、レバーが一体移動可能に設けられており、レバーが上方へスライドされると、アングル及び支持部材が上方へ移動される。レバーがさらに上方へスライドされると、アングルがガイドプレートに対して前方へ相対移動されて、支持部材がシートバックの前方へ移動される。このため、ウェビングが、シートバックの前方へ引出されて、シートバックから離間されることで、乗員がウェビングを容易に把持できる。
ここで、このシートベルト装置の補助機構では、上述の如く、支持部材が移動されることで、ウェビングがシートバックから離間される。このため、ウェビングが装着されるまでの時間がかかる。
特開2010−149832号公報
本発明は、上記事実を考慮して、ウェビングを容易に把持できると共に、ウェビングが装着されるまでの時間を短くできるウェビングガイド構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載のウェビングガイド構造は、巻取装置に巻取られ、前記巻取装置から延出されて車両のシートに着座する乗員に装着可能にされるウェビングと、前記シートのシートバックの上部に固定されると共に、前記シートバックに対してシート前方へ突出され、シート左右方向外側へ向かうに従いシート前方へ向かう方向に傾斜する案内面が設けられて前記ウェビングが前記案内面に案内されることで前記案内面の下側において前記ウェビングと前記シートバックとの間に間隙が設けられる突出部と、を備えている。
請求項2に記載のウェビングガイド構造は、請求項1に記載のウェビングガイド構造において、前記ウェビングが前記案内面のシート左右方向外側へ移動される際に前記巻取装置から前記案内面までの前記ウェビングの長さが短くなる。
請求項3に記載のウェビングガイド構造は、請求項2に記載のウェビングガイド構造において、前記ウェビングが前記案内面のシート左右方向外側へ移動される際に前記案内面の前記巻取装置側における前記ウェビングの長手方向が前記案内面に対して垂直方向に接近する。
請求項4に記載のウェビングガイド構造は、請求項2又は請求項3に記載のウェビングガイド構造において、前記突出部と前記巻取装置との間に設けられると共に、前記ウェビングが当接され、前記ウェビングが前記案内面のシート左右方向外側へ移動される際に前記ウェビングの経路を短くする当接部を備えている。
請求項1に記載のウェビングガイド構造では、ウェビングが巻取装置に巻取られており、ウェビングは、巻取装置から延出されて、車両のシートに着座する乗員に装着可能にされている。
ここで、シートのシートバックの上部には、突出部が固定されており、突出部はシートバックに対して前方へ突出されている。さらに、突出部には、案内面が設けられており、案内面にウェビングが案内されることで、案内面の下側においてウェビングとシートバックとの間に間隙が設けられる。
このため、ウェビングを容易に把持できる。
しかも、突出部が移動されなくても、ウェビングとシートバックとの間に間隙が設けられる。これにより、ウェビングが装着されるまでの時間を短くできる。
さらに、案内面はシート左右方向外側へ向かうに従いシート前方へ向かう方向に傾斜している。このため、シートバックに対する突出部の突出量を、突出部のシート左右方向内側において少なくできるため、乗員が異物感を感じることを抑制できる。
請求項2に記載のウェビングガイド構造では、ウェビングが案内面のシート左右方向外側へ移動される際に巻取装置から案内面までのウェビングの長さが短くなる。
このため、ウェビングが巻取装置に巻取られる際には、巻取装置の巻取力によって巻取装置から案内面までのウェビングの長さが短くされるため、ウェビングが案内面のシート左右方向外側へ配置される。これにより、乗員からウェビングが離れて配置されるため、ウェビングを一層容易に把持できる。
請求項3に記載のウェビングガイド構造では、ウェビングが案内面のシート左右方向外側へ移動される際に、案内面の巻取装置側におけるウェビングの長手方向が、案内面に対して垂直方向に接近する。
このため、ウェビングが案内面のシート左右方向外側へ移動される際に、巻取装置から案内面までのウェビングの長さを短くできる。
請求項4に記載のウェビングガイド構造では、突出部と巻取装置との間には、当接部が設けられており、当接部にはウェビングが当接されている。また、ウェビングが案内面のシート左右方向外側へ移動される際に、当接部がウェビングの経路を短くする。
このため、ウェビングが案内面のシート左右方向外側へ移動される際に、巻取装置から案内面までのウェビングの長さを短くできる。
本発明の第1の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す車両左前方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す図であり、(A)は、上方から見た平面図であり、(B)は、車両前方から見た正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す車両左前方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す図であり、(A)は、上方から見た平面図であり、(B)は、車両前方から見た正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す車両左前方から見た斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るウェビングガイド構造を示す車両左前方から見た斜視図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るウェビングガイド構造10が車両左前方から見た斜視図にて示されている。また、図2の(A)には、ウェビングガイド構造10が上方から見た平面図にて示されており、図2の(B)には、ウェビングガイド構造10が車両前方から見た正面図にて示されている。さらに、図3には、ウェビングガイド構造10が車両左方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
図3に示す如く、車両の車室の車両後方部には、乗員が着座するシートとしてのリヤシート30が設けられており、リヤシート30の前方は車両前方に一致されて、リヤシート30の左右方向は車幅方向に一致されている。また、乗員は、リヤシート30の着座領域30Aに着座する。
リヤシート30は、シートクッションとしてのリヤシートクッション32を備えており、リヤシートクッション32は車両の床部に略水平に配置された状態で固定されている。リヤシート30は、シートバックとしてのリヤシートバック34を備えており、リヤシートバック34はリヤシートクッション32の車両後側端部に起立した状態で配置されている。リヤシートクッション32の車両後方には、アンカ36が設けられており、アンカ36は車両の床部に固定されている。リヤシートクッション32上には、着座領域30Aの車幅方向内側において、バックル装置(図示省略)が配置されており、バックル装置は、車両の床部に連結されている。また、バックル装置は、後述するタングプレートを保持可能にされている。
図1〜図3に示す如く、リヤシートバック34の上部には、リヤシート30の着座領域30Aの車幅方向外側において、樹脂により製作されたウェビングガイド11が固定されている。ウェビングガイド11は、本体部としての板状のベース12を備えており、ベース12の上部には、断面U字形状のガイド部14が一体に設けられている。ガイド部14内には、挿通部としての断面略矩形状のガイド孔16が形成されており、ガイド孔16は車両前方へ向かうに従い車幅方向内側へ向かう方向に傾斜してガイド部14内を貫通されている。ガイド孔16の車幅方向の幅寸法は、後述するウェビング24の幅寸法より大きくされており、ガイド孔16の下面が当接部としての当接面18にされている。
ベース12の車両前側部には、突出部としての断面略半円状の突起20が一体に設けられており、突起20は、ベース12から車両前方へ突出されて、リヤシートバック34に対して前方へ突出されている。突起20の先端部が案内面21にされており、案内面21は、車幅方向外側へ向かうに従い車両前方へ向かう方向に傾斜されている。また、突起20(案内面21)の車幅方向内側部は、リヤシートバック34に対して車両前方へ僅かに突出されており、突起20(案内面21)のリヤシートバック34に対する突出量は車幅方向外側へ向かうに従い徐々に大きくされている。
リヤシートバック34の上部の車両後方には、リヤシート30の着座領域30Aの車幅方向外側において、巻取装置としてのウェビング巻取装置22が設けられており、ウェビング巻取装置22は車両のパッケージトレイ(図示省略)に固定されている。ウェビング巻取装置22は、巻取軸としての鼓形状のスプール26を備えており、スプール26の両端がウェビング巻取装置22の側壁に回転可能に支持されている。ウェビング巻取装置22は、スプール26の軸線が車幅方向外側へ向かうに従い車両前方へ向かう方向に傾斜された状態に配置されており、上方から見た際に、スプール26の軸線が車幅方向外側へ向かうに従い案内面21に近づく方向に傾斜されている。
スプール26には、長尺帯状に形成されたウェビング24の基端部が連結固定されている。ウェビング24の長手方向中間部には、リヤシートバック34の車両前側位置において、タングプレート(図示省略)が移動可能に設けられており、タングプレートはバックル装置に保持可能にされている。スプール26をその軸線周り一方(以下、この方向を「巻取方向」と称する)へ回転させると、ウェビング24がその基端側からスプール26に巻取られて、ウェビング24がウェビング巻取装置22に格納される。一方、ウェビング24をその先端側から引張れば、これに伴いスプール26がその軸線周り他方(以下、この方向を「引出方向」と称する)へ回転しながらウェビング24が引出される。
また、ウェビング巻取装置22は、付勢手段としてのぜんまいばね(図示省略)を備えており、ぜんまいばねは、スプール26を巻取方向へ付勢している。このため、ぜんまいばねの付勢力によって、ウェビング24が、スプール26に巻取られて、ウェビング巻取装置22に格納可能にされている。
ウェビング24は、ウェビング巻取装置22から真っ直ぐ延出されて、ウェビングガイド11のガイド孔16に挿通されている。ガイド孔16に挿通されたウェビング24は、ウェビングガイド11の突起20の案内面21に当接されることで、案内面21によって曲げられて下方に延出されている。
さらに、ウェビング24は、リヤシートクッション32の車両後側端とリヤシートバック34の下側端との間に挿通されて、先端部がアンカ36に固定されている。この際には、案内面21の下側においてウェビング24とリヤシートバック34との間に間隙が設けられている。
また、上述の如く、ガイド孔16の車幅方向の幅寸法は、ウェビング24の幅寸法より大きくされているため、ウェビング24はガイド孔16内において車幅方向に移動可能にされている。このため、突起20の案内面21においてウェビング24が車幅方向に移動可能にされている。
ここで、ウェビング巻取装置22(スプール26の軸心)からガイド孔16を介して突起20の案内面21までのウェビング24の長さをウェビング到達長さ24Aとする。
上述の如く、ウェビング巻取装置22は、スプール26の軸線が車幅方向外側へ向かうに従い車両前方へ向かう方向に傾斜した状態に配置されており、上方から見た際に、スプール26の軸線が車幅方向外側へ向かうに従い案内面21に近づく方向に傾斜されている。ウェビング24が案内面21の車幅方向外側へ移動される際には、案内面21のウェビング巻取装置22側におけるウェビング24の長手方向が案内面21に対して垂直方向に接近されて、ウェビング到達長さ24Aが短くなる(図2の(A)参照)。
次に第1の実施の形態の作用を説明する。
ウェビング巻取装置22から延出されたウェビング24は、ウェビングガイド11のガイド孔16に挿通され、ウェビングガイド11の突起20の案内面21に当接されて、下方へ向かって延出されている。
乗員が、ウェビング24を把持して、ウェビング24をウェビング巻取装置22のぜんまいばねの付勢力に抗して引張ると、ウェビング巻取装置22のスプール26が引出方向へ回転されて、ウェビング24がウェビング巻取装置22から引出される。
引出されたウェビング24は乗員の身体に掛け回されて、ウェビング24の長手方向中間部に設けられたタングプレートが、バックル装置に保持されて、ウェビング24が乗員の身体に装着される。
この際には、タングプレートがリヤシート30の着座領域30Aより車幅方向内側に保持されることで、ウェビングガイド11のガイド孔16に挿通されたウェビング24は、ウェビングガイド11の突起20の案内面21の車幅方向内側へ配置される(図1及び図2の(A)と(B)とに2点鎖線で示す位置に配置される)。
一方、タングプレートのバックル装置への保持が解除されると、ウェビング巻取装置22のぜんまいばねの付勢力によってスプール26が巻取方向へ回転されることで、ウェビング24が、スプール26に巻取られて、ウェビング巻取装置22に格納される。
この際には、ウェビング24は、ウェビングガイド11の突起20の案内面21に当接しつつ、ウェビングガイド11の当接面18上を摺動しながら、ウェビング巻取装置22に格納される。
ここで、ウェビングガイド11の突起20がリヤシートバック34に対して車両前方へ突出されている。さらに、突起20には、案内面21が設けられており、案内面21にウェビング24が当接(案内)されることで、案内面21下側においてウェビング24とリヤシートバック34との間に間隙が設けられる。
このため、乗員がウェビング24を装着する際には、乗員が、ウェビング24とリヤシートバック34との間隙に指を挿入することで、ウェビング24を容易に把持できる。
しかも、突起20(案内面21)が移動されなくても、案内面21の下側においてウェビング24とリヤシートバック34との間に間隙が設けられる。これにより、ウェビング24を装着するまでの時間を短くできる。
さらに、案内面21は車幅方向外側へ向かうに従い車両前方へ向かう方向に傾斜されている。このため、リヤシートバック34に対する案内面21(突起20)の突出量を、案内面21の車幅方向内側において少なくできるため、乗員が、肩部において、異物感を感じることを抑制できる。
また、ウェビング巻取装置22は、スプール26の軸線が車幅方向外側へ向かうに従い車両前方へ向かう方向に傾斜された状態に配置されており、上方から見た際に、スプール26の軸線が車幅方向外側へ向かうに従い案内面21に近づく方向に傾斜されている。ウェビング24が案内面21の車幅方向外側へ移動される際には、案内面21のウェビング巻取装置22側におけるウェビング24の長手方向が案内面21に対して垂直方向に接近する。このため、ウェビング24が案内面21の車幅方向外側へ移動される際に、ウェビング到達長さ24Aが短くなる。
これにより、ウェビング24がウェビング巻取装置22に格納される際には、ウェビング巻取装置22のぜんまいばねの付勢力によってウェビング到達長さ24Aが短くなるため、ウェビング24が案内面21の車幅方向外側へ移動されて配置される。したがって、ウェビング24が乗員から離れて配置されるため、ウェビング24を一層容易に把持できる。
さらに、ウェビングガイド11は樹脂により製作されており、突起20(案内面21)は、ベース12に一体に設けられている。これにより、ウェビングガイド11を安価に製作できるため、ウェビングガイド11のコストアップを抑制できる。
[第2の実施の形態]
図4には、本発明の第2の実施の形態に係るウェビングガイド構造50が車両左前方から見た斜視図にて示されている。また、図5の(A)には、ウェビングガイド構造50が上方から見た平面図にて示されており、図5の(B)には、ウェビングガイド構造50が車両前方から見た正面図にて示されている。さらに、図6には、ウェビングガイド構造50が車両左方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態では、第1の実施の形態と略同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図5の(A)に示す如く、ウェビング巻取装置22は、スプール26の軸線が車両前後方向に対して垂直にされた状態に配置されている(ウェビング24がウェビング巻取装置22から車両前方へ延出されている)。
図4〜図6に示す如く、ウェビングガイド50のベース12の上部には、略三角形筒状のガイド部14が一体に設けられており、ガイド部14内には、長尺状のガイド孔16が車両前後方向に沿って貫通形成されている。ガイド孔16は、車幅方向外側へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜して配置されている。このため、ガイド孔16の下面である当接面18が、車幅方向外側へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されている。
当接面18には、ウェビング24が当接されており、ウェビング24が案内面21の車幅方向外側へ移動される際に、ウェビング24の経路が短くされて、ウェビング到達長さ24Aが短くなる。
したがって、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
なお、第2の実施の形態では、ウェビング巻取装置22は、スプール26の軸線が車両前後方向に対して垂直にされた状態に配置されている。これに替えて、第1の実施の形態と同様に、ウェビング巻取装置22が、スプール26の軸線が車幅方向外側へ向かうに従い車両前方へ向かう方向に傾斜した状態に配置されてもよい。
[第3の実施の形態]
図7には、本発明の第3の実施の形態に係るウェビングガイド構造60が車両左前方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態では、第2の実施の形態と略同様の構成であるが、以下の点で異なる。
ウェビングガイド11のベース12には、上面において、板状のガイド部14が一体に設けられており、ガイド部14はベース12に対して上方へ突設されている。ガイド部14には、長尺のガイド孔16が車両前後方向に沿って貫通形成されている。
ベース12には、ガイド部14と突起20との間において、板状の摺動壁62が一体に設けられており、摺動壁62はベース12に対して上方へ突設されている。摺動壁62の上部は、車幅方向外側へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されており、摺動壁62の上面が当接部としての当接面18にされている。当接面18には、ウェビング24が当接されており、ウェビング24が案内面21の車幅方向外側へ移動される際に、ウェビング24の経路が短くされて、ウェビング到達長さ24Aが短くなる。
したがって、本実施の形態においても、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
[第4の実施の形態]
図8には、本発明の第4の実施の形態に係るウェビングガイド構造70が車両左前方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態では、第3の実施の形態と略同様であるが、以下の点で異なる。
ウェビングガイド11のベース12は、ガイド部14と摺動壁62との間で分割されて、メインベース72とサブベース74とで構成されている。メインベース72には、突起20及び摺動壁62が設けられており、サブベース74には、ガイド部14及びガイド孔16が設けられている。当接面18には、ウェビング24が当接されており、ウェビング24が案内面21の車幅方向外側へ移動される際に、ウェビング24の経路が短くされて、ウェビング到達長さ24Aが短くなる。
したがって、本実施の形態においても、第1の実施の形態〜第3の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
また、ベース12は、ガイド部14と摺動壁62との間で分割されて、メインベース72とサブベース74とで構成されている。このため、リヤシートバック34の車両前後方向の幅に合わせて、メインベース72とサブベース74とをリヤシートバック34に固定できる。
なお、第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、ウェビングガイド11が樹脂により製作されている。これに替えて、例えば、突起20の車幅方向内側部をエラストマ等の弾性体で成形されてもよい。これにより、仮に、乗員が突起20に当たった際には、乗員と突起20との緩衝性を向上できる。
また、第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、ガイド孔16がガイド部14に貫通形成されている。これに替えて、ガイド部14の上部において、ガイド孔16に連通するスリットを設けてもよい。これにより、ウェビング24をガイド孔16へ着脱可能にできる。
10 ウェビングガイド構造
18 摺動面(当接部)
20 突起(突出部)
21 案内面
22 ウェビング巻取装置(巻取装置)
24 ウェビング
30 リヤシート(シート)
34 リヤシートバック(シートバック)
50 ウェビングガイド構造
60 ウェビングガイド構造
70 ウェビングガイド構造

Claims (4)

  1. 巻取装置に巻取られ、前記巻取装置から延出されて車両のシートに着座する乗員に装着可能にされるウェビングと、
    前記シートのシートバックの上部に固定されると共に、前記シートバックに対してシート前方へ突出され、シート左右方向外側へ向かうに従いシート前方へ向かう方向に傾斜する案内面が設けられて前記ウェビングが前記案内面に案内されることで前記案内面の下側において前記ウェビングと前記シートバックとの間に間隙が設けられる突出部と、
    を備えたウェビングガイド構造。
  2. 前記ウェビングが前記案内面のシート左右方向外側へ移動される際に前記巻取装置から前記案内面までの前記ウェビングの長さが短くなる請求項1に記載のウェビングガイド構造。
  3. 前記ウェビングが前記案内面のシート左右方向外側へ移動される際に前記案内面の前記巻取装置側における前記ウェビングの長手方向が前記案内面に対して垂直方向に接近する請求項2に記載のウェビングガイド構造。
  4. 前記突出部と前記巻取装置との間に設けられると共に、前記ウェビングが当接され、前記ウェビングが前記案内面のシート左右方向外側へ移動される際に前記ウェビングの経路を短くする当接部を備えた請求項2又は請求項3に記載のウェビングガイド構造。
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