JP5243349B2 - スリップジョイント - Google Patents

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本発明は、車両のシートベルト装置のエビングベルトを折り返して支持するスリップジョイントに関する。
下記特許文献1に開示されたスリップジョイントでは、ウエビング挿通孔を通過したウエビングベルトとの摺接部位に凹凸を設定することで、ウエビングベルトに対する摺動特性を向上させ、ウエビングベルトがウエビング挿通孔の長手方向端部側に偏ることを防止又は抑制している。
特開2001−122894の公報
ところで、スリップジョイントでは上記のような凹凸等をウエビングベルトとの摺接部位に形成することで、ウエビングベルトとの間の摩擦抵抗を調整して、上記のようにウエビングベルトの偏り等を抑制するが、ウエビングベルトとの間の摩擦が大きくなると、ウエビング挿通孔の長手方向端部側へのウエビングベルトの移動を抑制できるものの、ウエビングベルトを引き出す際にウエビングベルトとの間で摩擦音が発生しやすくなる。
本発明は上記事実を考慮して、ウエビングベルトが通過するウエビング挿通孔の長手方向端部側へのウエビングベルトの偏りを抑制でき、しかも、ウエビングベルトを引き出す際に摩擦音が発生することを抑制できるスリップジョイントを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るスリップジョイントは、スリット状のウエビング挿通孔を有し、長尺帯状に形成されたウエビングベルトが前記ウエビング挿通孔を通過して折り返され、前記ウエビングベルトを支持するスリップジョイントであって、前記ウエビング挿通孔を通過して折り返された前記ウエビングベルトとの摺接部位に設定されて、前記ウエビングベルトとの摩擦で前記ウエビング挿通孔の長手方向に前記ウエビングベルトが変位することを規制する高摩擦部と、前記摺接部位のうち、前記ウエビング挿通孔における前記ウエビングベルトの通過方向中間部よりも前記ウエビングベルトの入り口側で且つ前記ウエビングベルトの幅方向の中間部よりも車両前方側の所定部位、及び、前記ウエビング挿通孔における前記ウエビングベルトの通過方向中間部よりも前記ウエビングベルトの出口側で且つ前記ウエビングベルトの幅方向の中間部よりも車両後方側の所定部位の少なくとも何れかの一方の所定部位に設定されて、前記ウエビングベルトとの摩擦が前記高摩擦部よりも低い低摩擦部と、を備えている。
請求項1に記載のスリップジョイントでは、スリット状に形成されたウエビング挿通孔を長尺帯状のウエビングベルトが通過する。このようにウエビング挿通孔におけるウエビングベルトの通過部分にてウエビングベルトが折り返されて、本スリップジョイントにより支持される。
ここで、本スリップジョイントでは、ウエビング挿通孔を通過して折り返されたウエビングベルトとの摺接部位に高摩擦部が設定される。ウエビングベルトが急激に引っ張られると、ウエビングベルトはウエビング挿通孔の内周部を含む摺接部位に密着し、この状態でウエビング挿通孔の長手方向に変位しようとするが、ウエビングベルトはこの高摩擦部との摩擦によりウエビング挿通孔の長手方向に沿った移動が規制される。
一方、例えば、車両の乗員がウエビングベルトを装着するに際してウエビングベルトにおいてウエビング挿通孔を通過している部分よりも先端側を引っ張った場合(すなわち、ウエビングベルトをその先端側へ引っ張る態様のうち、上記の急激にウエビングベルトが引っ張られた場合よりも緩やかにウエビングベルトを引っ張った場合)や、車両の乗員が装着しているウエビングベルトを外すに際してウエビングベルトをウエビング巻取装置の渦巻きばね等の付勢手段の付勢力等によりスプールに巻き取らせる場合には、ウエビング挿通孔の内側をウエビングベルトが移動する。
この状態では、ウエビング挿通孔におけるウエビングベルトの通過方向中間部よりもウエビングベルトの入り口側で、ウエビング挿通孔の車両後方側端部又はその近傍部分にウエビングベルトが干渉されてウエビングベルトがウエビング挿通孔の内周部から離間するように浮き上がる。これに対して、この状態では、ウエビング挿通孔におけるウエビングベルトの通過方向中間部よりもウエビングベルトの出口側で、ウエビング挿通孔の車両前方側端部又はその近傍部分にウエビングベルトが干渉されてウエビングベルトがウエビング挿通孔の内周部から離間するように浮き上がる。
ここで、本発明に係るスリップジョイントでは、ウエビング挿通孔の内周部における前記ウエビングベルトの通過方向中間部よりもウエビング挿通孔におけるウエビングベルトの入り口側で且つウエビング挿通孔の内周部におけるウエビングベルトの幅方向の中間部よりも車両前方側の所定部位、及び、ウエビング挿通孔の内周部におけるウエビングベルトの通過方向中間部よりもウエビング挿通孔における前記ウエビングベルトの出口側で且つウエビング挿通孔の内周部におけるウエビングベルトの幅方向の中間部よりも車両後方側の所定部位の少なくとも何れかの一方の所定部位にはウエビングベルトとの間の摩擦抵抗が上記の高摩擦部よりも低い低摩擦部が設定される。
すなわち、本発明に係るスリップジョイントでは、ウエビング挿通孔の内周部のうち上記のようなウエビングベルトの浮き上がりが生じた状態でもなおウエビングベルトが接触する部分でのウエビングベルトとの摩擦抵抗が低い。このため、ウエビングベルトを装着するためにウエビングベルトを引っ張った際にウエビング挿通孔の内周部との摩擦に起因した異音の発生を抑制できる。
請求項2に記載の本発明に係るスリップジョイントは、請求項1に記載の本発明において、前記ウエビング挿通孔の長手方向に沿って断続的に前記ウエビング挿通孔の内周部に形成されて縁部における前記ウエビングベルトとの摩擦で前記ウエビング挿通孔の長手方向に前記ウエビングベルトが変位することを規制する凹凸部を含めて前記高摩擦部を構成すると共に、前記ウエビング挿通孔の内周部に前記凹凸部を設けないことで前記低摩擦部を形成している。
請求項2に記載のスリップジョイントでは、ウエビング挿通孔の内周部に形成された凹凸部を含めて高摩擦部が設定される。凹凸部はウエビング挿通孔の長手方向に断続的に形成されており、ウエビング挿通孔の内周部に接したウエビングベルトがウエビング挿通孔の長手方向に移動しようとすると、凹凸部の縁がウエビングベルトに係合する。これにより、ウエビング挿通孔の長手方向にウエビングベルトが変位することを抑制できる。
これに対して、上記の低摩擦部はウエビング挿通孔の内周部にこのような凹凸部を設けないことで形成される。このため、この低摩擦部においてはウエビングベルトが円滑に摺動でき、ウエビング挿通孔の内周部との摩擦に起因した異音の発生を抑制できる。
以上説明したように、本発明に係るスリップジョイントでは、ウエビングベルトが通過するウエビング挿通孔の長手方向端部側へのウエビングベルトの偏りを抑制でき、しかも、ウエビングベルトを引き出す際に摩擦音が発生することを抑制できる
本発明の一実施の形態に係るスリップジョイントの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るスリップジョイントを車両室内側から見た正面図である。 ウエビングベルトを装着するため等にウエビングベルトを引っ張った状態を示す図2に対応したスリップジョイントの正面図である。 車幅方向外側から見た図3に対応するスリップジョイントの背面図である。 車両急減速時等にウエビングベルトを強く引っ張った状態を示す図2に対応したスリップジョイントの正面図である。
<本実施の形態の構成>
図1には本発明一実施の形態に係るスリップジョイント10が斜視図により示されている。また、図2には本スリップジョイント10を車幅方向室内側から見た正面図が示されている。なお、各図において矢印FRは車両前方側を示し、矢印OUTは車幅方向外方側(車両室内側から外方側)を示し、矢印UPは車両上方を示している。
スリップジョイント10は、金属製の芯金12を備えている。芯金12には取付部14が形成されている。取付部14は板状に形成されており、その所定位置には厚さ方向に貫通する透孔16が形成されている。この透孔16には図示しない取付ボルトが貫通する。芯金12、ひいては、本スリップジョイントは、この取付ボルトにより、例えば、車両のセンターピラーを構成する車体骨格部材等に直接又はスライド機構等を介して間接的に車幅方向(取付ボルトの軸方向)を軸方向とする軸周りに回動可能に取り付けられる。
芯金12の取付部14よりも下側の部分にはモールド部18が設けられている。モールド部18は芯金12の下側部分を合成樹脂材で被覆することで形成されている。このモールド部18にはウエビング挿通孔20が形成されている。ウエビング挿通孔20は長手方向が概ね車両の前後方向に沿ったスリット状に形成されており、モールド部18の厚さ方向(ひいては、芯金12)の厚さ方向に貫通している。このウエビング挿通孔20には長尺帯状に形成されたウエビングベルト22が通過している。
ウエビングベルト22の長手方向基端部は、本スリップジョイント10よりも車両下方側に設置されたウエビング巻取装置のスプール(何れも図示省略)に係止されており、このスプールに巻き取られて収納されている。これに対し、ウエビングベルト22の長手方向先端部には金属平板等により形成されたアンカ部材(図示省略)に係止されており、このアンカ部材が本スリップジョイント10よりも車両下方側で車体に固定されている。すなわち、ウエビングベルト22は本スリップジョイント10の下方側から延び、ウエビング挿通孔20を通過して下方へ折り返され、アンカ部材に係止されている。
ウエビングベルト22におけるウエビング挿通孔20の通過部分と先端部との間には図示しないタングが設けられており、車両のシートを介して本スリップジョイント10や上記のウエビング巻取装置とは反対側に設けられたバックル装置にタングを装着することでウエビングベルトの装着状態となる。
また、上記のモールド部18には摺接ピース24が設けられている。摺接ピース24はウエビング挿通孔20の内周部とその近傍部分に対応して設けられており、ウエビング挿通孔20の近傍でウエビングベルト22の厚さ方向一方の面が摺接ピース24に摺接する。摺接ピース24の表面には高摩擦部26、28が設定されている。高摩擦部26は摺接ピース24の表面におけるウエビング挿通孔20の貫通方向中央部よりもウエビングベルト22の入り口側(車幅方向外側)で、更に、ウエビング挿通孔20の長手方向略中央部よりも車両後方側に設定されている。図4に示されるように、高摩擦部26は凹凸部の一態様である複数の溝部30により構成されている。すなわち、高摩擦部26は長手方向が車両上方側から下方側への向きに対して車両前方側から後方側への向きに傾いた複数の溝部30により構成されており、これらの溝部30をウエビング挿通孔20の長手方向に断続的に並べるように摺接ピース24に設けることで形成されている。
これに対して、高摩擦部28は摺接ピース24の表面におけるウエビング挿通孔20の貫通方向中央部よりもウエビングベルト22の出口側(車幅方向室内)で、更に、ウエビング挿通孔20の長手方向略中央部よりも車両前方側に設定されている。図2に示されるように、高摩擦部28は高摩擦部26と同様に凹凸部の一態様である複数の溝部32により構成されている。すなわち、高摩擦部28は長手方向が車両上方側から下方側への向きに対して車両後方側から前方側への向きに傾いた複数の溝部32により構成されており、これらの溝部32をウエビング挿通孔20の長手方向に断続的に並べるように摺接ピース24に設けることで形成されている。
高摩擦部26、28は上記の複数の溝部30、32により構成されているため、高摩擦部26、28に対してウエビングベルト22の長手方向に移動するに際してはウエビングベルト22と高摩擦部26、28との摩擦抵抗は比較的低い。しかしながら、ウエビングベルト22がウエビング挿通孔20の長手方向に移動しようとすると、高摩擦部26、28を構成する溝部30、32の縁がウエビングベルト22の表面に係合する。この溝部30、32の縁がウエビングベルト22の表面に係合することで、高摩擦部26、28とウエビングベルト22の表面との摩擦抵抗が高くなり、ウエビングベルト22の移動を規制する。
一方、摺接ピース24の表面には低摩擦部34、36が設定されている。低摩擦部34は摺接ピース24の表面におけるウエビング挿通孔20の貫通方向中央部よりもウエビングベルト22の入り口側(車幅方向外側)で、更に、ウエビング挿通孔20の長手方向略中央部よりも車両前方側に設定されている。図3に示されるように、上記の高摩擦部26が複数の溝部30により構成されているのに対し、低摩擦部34にはこのような溝部30が形成されておらず、摺接ピース24の表面において低摩擦部34が設定された部分は滑らかな曲面とされている。
これに対して、低摩擦部36は摺接ピース24の表面におけるウエビング挿通孔20の貫通方向中央部よりもウエビングベルト22の出口側(車幅方向室内)で、更に、ウエビング挿通孔20の長手方向略中央部よりも車両後方側に設定されている。図2に示されるように、上記の高摩擦部28が複数の溝部32により構成されているのに対し、低摩擦部36にはこのような溝部32が形成されておらず、摺接ピース24の表面において低摩擦部36が設定された部分は滑らかな曲面とされている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
車両のシートに着座した乗員がウエビングベルト22を装着する際には、上記のタングを把持してタングと共にウエビングベルト22を引っ張る。このようにして引っ張ることでウエビングベルト22はウエビング巻取装置のスプールから引き出される。スプールから引き出されたウエビングベルト22は乗員の身体に掛け回され、この状態でタングをバックル装置に装着することでウエビングベルト22が乗員の身体に装着される。
ところで、本スリップジョイント10や、上記のウエビング巻取装置、更には、アンカ部材は乗員の後方側に設けられているため、ウエビングベルト22が装着されるに際には、ウエビングベルト22が車両前方側へ引っ張られる。このようにウエビングベルト22が車両前方側へ引っ張られることで、図3及び図4に示されるように、本スリップジョイント10は取付ボルトを軸にウエビング挿通孔20の長手方向前端が後端に対して上昇するように回動する。
また、乗員が装着しているウエビングベルト22を外すためにバックル装置を操作してバックル装置によるタングの保持を解除すると、ウエビング巻取装置に設けられた渦巻きばね等のスプール付勢手段の付勢力や、モータ等の駆動手段の駆動力によりウエビングベルト22がスプールに巻き取られて格納される。このようにウエビングベルト22をスプールに巻き取らせる場合にも図3及び図4に示されるように、本スリップジョイント10は取付ボルトを軸にウエビング挿通孔20の長手方向前端が後端に対して上昇するように回動することがある。
この状態では、図4に示されるように、ウエビング挿通孔20の貫通方向中央部よりも入り口側ではウエビングベルト22の幅方向後端部がウエビング挿通孔20の長手方向後端部に干渉され、ウエビングベルト22の幅方向中間部よりも後端側が摺接ピース24の表面から離間するように浮き上がる。
これに対し、図3に示されるように、ウエビング挿通孔20の貫通方向中央部よりも出口側ではウエビングベルト22の幅方向前端部がウエビング挿通孔20の長手方向前端部に干渉され、ウエビングベルト22の幅方向中間部よりも前端側が摺接ピース24の表面から離間するように浮き上がる。
この状態でウエビングベルト22を装着するためにウエビングベルト22を引っ張ると、ウエビングベルト22の厚さ方向一方の面(すなわち、摺接ピース24の表面と対向する側の面)は、ウエビング挿通孔20の入り口側ではウエビング挿通孔20の長手方向略中央部よりも車両前方側でウエビングベルト22と摺接ピース24とが摺接し、ウエビング挿通孔20の出口側ではウエビング挿通孔20の長手方向略中央部よりも車両後方側でウエビングベルト22と摺接ピース24とが摺接する。
ここで、この状態では摺接ピース24の表面のうち、高摩擦部26、28が設定された位置では、ウエビングベルト22の表面が摺接ピース24の表面から離間するようい浮き上がっており、摺接ピース24の表面のうち、ウエビングベルト22の表面が摺接する部位は低摩擦部34、36が設定されている。したがって、この状態でウエビングベルト22を引っ張っても、ウエビングベルト22の表面と摺接ピース24の表面との間の摩擦抵抗は小さく、このため、ウエビングベルト22の表面と摺接ピース24の表面との間の摩擦に起因した異音の発生が抑制される。
一方、例えば、車両急減速状態になると、乗員は車両前方側へ慣性移動しようとしてウエビングベルト22を引っ張る。また、この状態では、上記のウエビング巻取装置においてロック機構が作動し、スプールからのウエビングベルト22の引き出しが規制される。このため、この状態ではウエビングベルト22に高い張力が作用する。このように高い張力がウエビングベルト22に作用すると、図5に示されるように、ウエビングベルト22はその幅方向全域で摺接ピース24の表面に接する。
このため、この状態でウエビングベルト22がウエビング挿通孔20の長手方向に移動しようとすると、高摩擦部26、28を構成する溝部30、32の縁がウエビングベルト22の表面に係合する。これにより、ウエビングベルト22の表面と摺接ピース24の表面との間の摩擦抵抗が高くなり、上記のようなウエビングベルト22の移動が規制され、所謂ウエビングベルト22のジャミングの発生を防止又は抑制できる。
なお、本実施の形態では、低摩擦部34及び低摩擦部36の双方を摺接ピース24の表面に設定した構成であった。しかしながら、請求項1に記載の本発明の観点からすれば、低摩擦部34及び低摩擦部36の少なくとも何れか一方を有していればよく、したがって、低摩擦部34又は低摩擦部36を有しない構成としてもよい。
また、本実施の形態では、高摩擦部26、28及び低摩擦部34、36を摺接ピース24に設けた構成であったが、このような高摩擦部26、28や低摩擦部34、36はスリップジョイント10においてウエビングベルト22が摺接する部分に設定されていればよく、モールド部18や芯金12とは別体の部材に高摩擦部26、28及び低摩擦部34、36が設けられる構成に限定されるものではない。
10 スリップジョイント
20 ウエビング挿通孔
26 高摩擦部
28 高摩擦部
30 溝部(凹凸部)
32 溝部(凹凸部)
34 低摩擦部
36 低摩擦部

Claims (2)

  1. スリット状のウエビング挿通孔を有し、長尺帯状に形成されたウエビングベルトが前記ウエビング挿通孔を通過して折り返され、前記ウエビングベルトを支持するスリップジョイントであって、
    前記ウエビング挿通孔を通過して折り返された前記ウエビングベルトとの摺接部位に設定されて、前記ウエビングベルトとの摩擦で前記ウエビング挿通孔の長手方向に前記ウエビングベルトが変位することを規制する高摩擦部と、
    前記摺接部位のうち、前記ウエビング挿通孔における前記ウエビングベルトの通過方向中間部よりも前記ウエビングベルトの入り口側で且つ前記ウエビングベルトの幅方向の中間部よりも車両前方側の所定部位、及び、前記ウエビング挿通孔における前記ウエビングベルトの通過方向中間部よりも前記ウエビングベルトの出口側で且つ前記ウエビングベルトの幅方向の中間部よりも車両後方側の所定部位の少なくとも何れかの一方の所定部位に設定されて、前記ウエビングベルトとの摩擦が前記高摩擦部よりも低い低摩擦部と、
    を備えるスリップジョイント。
  2. 前記ウエビング挿通孔の長手方向に沿って断続的に前記ウエビング挿通孔の内周部に形成されて縁部における前記ウエビングベルトとの摩擦で前記ウエビング挿通孔の長手方向に前記ウエビングベルトが変位することを規制する凹凸部を含めて前記高摩擦部を構成すると共に、前記ウエビング挿通孔の内周部に前記突出部を設けないことで前記低摩擦部を形成した請求項1に記載のスリップジョイント。
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