JP2021166420A - スライドシート用の配索構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に対する搭載自由度を向上させることができるスライドシート用の配索構造を提供する。
【解決手段】スライドシート用の配索構造1は、車両前後方向Xにスライドするスライドシートと、車体側と、を接続するワイヤハーネス2と、スライドシートおよび車体側の一方に配置された巻き取り装置3と、スライドシートおよび車体側の他方に配置された調整部4と、を備え、巻き取り装置は、ワイヤハーネスが引き出される通路部38を有し、かつワイヤハーネスの巻き取りおよびワイヤハーネスの繰り出しが可能に構成されており、通路部の形状は、通路部の出口へ向かうに従って車両前後方向の幅が広がる形状であり、調整部は、ワイヤハーネスが挿通される筒部48を有し、かつワイヤハーネスが筒部から延出する延出方向を巻き取り装置へ向かう方向に調整するように構成されている。
【選択図】図12

Description

本発明は、スライドシート用の配索構造に関する。
従来、スライドシートに配索されるワイヤハーネスがある。特許文献1には、車両の床面に設置されたスライドシート用のレールと、レールに対してスライド可能に取り付けられたスライダと、スライドシート側から延びるワイヤハーネスと、ワイヤハーネスをスライダに連結するとともにレールの側方かつレールに沿う方向に案内するガイド部材と、ワイヤハーネスをスライダの移動に伴って移動可能に収容する収容部と、を備えたワイヤハーネス配索装置が開示されている。
特開2019−68563号公報
車両に対して配索構造を搭載する自由度を向上できることが望まれている。例えば、巻き取り装置をレールから離れた位置に配置できるなど、配索構造を構成する要素の配置の自由度を向上できることが好ましい。
本発明の目的は、車両に対する搭載自由度を向上させることができるスライドシート用の配索構造を提供することである。
本発明のスライドシート用の配索構造は、車両前後方向にスライドするスライドシートと、車体側と、を接続するワイヤハーネスと、前記スライドシートおよび車体側の一方に配置された巻き取り装置と、前記スライドシートおよび車体側の他方に配置された調整部と、を備え、前記巻き取り装置は、前記ワイヤハーネスが引き出される通路部を有し、かつ前記ワイヤハーネスの巻き取りおよび前記ワイヤハーネスの繰り出しが可能に構成されており、前記通路部の形状は、前記通路部の出口へ向かうに従って車両前後方向の幅が広がる形状であり、前記調整部は、前記ワイヤハーネスが挿通される筒部を有し、かつ前記ワイヤハーネスが前記筒部から延出する延出方向を前記巻き取り装置へ向かう方向に調整するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るスライドシート用の配索構造において、巻き取り装置の通路部の形状は、通路部の出口へ向かうに従って車両前後方向の幅が広がる形状である。調整部は、ワイヤハーネスが挿通される筒部を有し、かつワイヤハーネスが筒部から延出する延出方向を巻き取り装置へ向かう方向に調整するように構成されている。巻き取り装置および調整部の一方は、スライドシートに配置され、巻き取り装置および調整部の他方は、車体側に配置される。本発明に係るスライドシート用の配索構造によれば、車両に対する搭載自由度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係るスライドシート用の配索構造の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るスライドシート用の配索構造の正面図である。 図3は、第1実施形態に係る内装材および巻き取り装置の斜視図である。 図4は、第1実施形態に係るプロテクタの斜視図である。 図5は、第1実施形態に係る巻き取り装置の斜視図である。 図6は、第1実施形態に係る巻き取り装置の分解斜視図である。 図7は、前端位置にあるスライドシートを示す平面図である。 図8は、後端位置にあるスライドシートを示す平面図である。 図9は、第1実施形態に係る調整部の斜視図である。 図10は、第1実施形態に係る支持体の斜視図である。 図11は、第1実施形態に係る回動部材の分解斜視図である。 図12は、スライドシートの位置に応じたワイヤハーネスの延出方向を説明する図である。 図13は、第2実施形態に係るスライドシート用の配索構造の平面図である。 図14は、第2実施形態に係るスライドシートの斜視図である。 図15は、第2実施形態に係る調整部の分解斜視図である。 図16は、第2実施形態に係るスライドシート用の配索構造の断面図である。 図17は、第1変形例に係るスライドシート用の配索構造の平面図である。 図18は、第2変形例に係るスライドシート用の配索構造の正面図である。
以下に、本発明の実施形態に係るスライドシート用の配索構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図12を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、スライドシート用の配索構造に関する。図1は、第1実施形態に係るスライドシート用の配索構造の斜視図、図2は、第1実施形態に係るスライドシート用の配索構造の正面図、図3は、第1実施形態に係る内装材および巻き取り装置の斜視図、図4は、第1実施形態に係るプロテクタの斜視図、図5は、第1実施形態に係る巻き取り装置の斜視図、図6は、第1実施形態に係る巻き取り装置の分解斜視図、図7は、前端位置にあるスライドシートを示す平面図、図8は、後端位置にあるスライドシートを示す平面図、図9は、第1実施形態に係る調整部の斜視図、図10は、第1実施形態に係る支持体の斜視図、図11は、第1実施形態に係る回動部材の分解斜視図、図12は、第1実施形態に係る回動部材の分解斜視図である。
図1には、本実施形態のスライドシート用の配索構造1が適用されたスライドシート10が示されている。スライドシート10は、車両100の車内に配置されている。スライドシート10は、例えば、車両100における後列のシートである。本実施形態のスライドシート用の配索構造1は、図2等に示すように、車両100の車体側とスライドシート10とをワイヤハーネス2によって電気的に接続するための配索構造である。ワイヤハーネス2は、例えば、筒状の外装部材と、外装部材の内部に収容された複数本の電線と、を有する。複数本の電線は、例えば、電源線と、信号線と、を含む。
図1に示すように、車両100は、内装材5を有する。内装材5は、車両100における車室の側壁を構成する部材である。内装材5は、例えば、車体パネルに対して内面側に固定される。内装材5は、樹脂によって成型された部材であってもよい。内装材5は、車両前後方向Xおよび車両上下方向Hに沿って延在している。内装材5は、例えば、フロア部材102によって支持されている。
本実施形態のスライドシート10は、車両前後方向Xに沿ってスライド可能に構成されている。スライドシート10は、スライド体7、シートクッション8、シートバック9、およびスライダー11を有する。図2に示すように、車両100は、スライド体7を案内するレール101を有する。レール101は、内装材5に対して車外側に配置されており、車体に対して固定されている。レール101は、車両前後方向Xに沿って延在している。スライド体7は、レール101によってスライド可能に支持されている。つまり、スライド体7は、車両100の車体によって車両前後方向Xにスライド可能に支持されている。スライダー11は、フロア部材102に配置されたレール103によってスライド自在に支持される。
本実施形態のスライドシート10は、シートクッション8を跳ね上げ可能に構成されている。シートクッション8は、スライド体7に対して相対回転可能であるようにスライド体7に対して連結されている。シートクッション8の回転軸は、車両前後方向Xに沿っている。図2に示すように、スライド体7は、スライダー70と、アームレスト73と、を有する。スライダー70は、レール101によってスライド可能に支持されている。また、シートクッション8の回転軸は、スライダー70によって回転可能に支持されている。アームレスト73は、上方からスライダー70を覆っている。
本実施形態に係るスライドシート用の配索構造1は、ワイヤハーネス2、巻き取り装置3、調整部4、およびプロテクタ6を有する。ワイヤハーネス2は、車両100の車体側とスライドシート10とを接続し、スライドシート10に対する給電を可能とする。巻き取り装置3は、ワイヤハーネス2の巻き取りおよびワイヤハーネス2の繰り出しが可能に構成された装置である。例示された巻き取り装置3は、内装材5に対して車外側に配置されている。
例示された調整部4は、スライドシート10に配置されている。調整部4は、例えば、スライド体7の内部に配置される。調整部4は、ワイヤハーネス2がスライドシート10から延出する方向を調整する機構である。調整部4は、ワイヤハーネス2が巻き取り装置3へ向かう方向に延出するように、ワイヤハーネス2の延出方向を調整する。プロテクタ6は、ワイヤハーネス2を保護する機能、およびワイヤハーネス2の経路を規制する機能を有する部材である。プロテクタ6は、内装材5と巻き取り装置3との間に配置されている。プロテクタ6は、例えば、内装材5に対して固定される。
図2に示すように、内装材5は、第一対向部5aおよび第二対向部5bを有する。第一対向部5aは、車両上下方向Hにおいてレール101と対向している。第二対向部5bは、車幅方向Yにおいて巻き取り装置3と対向している。また、第二対向部5bは、車幅方向Yにおいてアームレスト73の側面と対向している。図3に示すように、第一対向部5aには、貫通孔50が形成されている。貫通孔50は、第一対向部5aを板厚方向に沿って貫通している。貫通孔50は、スライダー70が挿通可能な幅を有し、かつ車両前後方向Xに沿って延在している。スライダー70の一部は、貫通孔50から車両上方に向けて突出する。スライダー70は、貫通孔50から突出した部分においてシートクッション8を支持する。
第二対向部5bには、貫通孔51が形成されている。貫通孔51は、第二対向部5bを板厚方向に沿って貫通している。また、貫通孔51は、車両前後方向Xに沿って延在している。貫通孔51は、内装材5よりも車内側の空間と内装材5よりも車外側の空間とを連通している。プロテクタ6は、車外側から貫通孔51を覆うように配置されている。
図4に示すように、プロテクタ6は、本体60および固定部61を有する。本体60および固定部61は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって一体に成型される。プロテクタ6は、内装材5に対して車外側に取り付けられる。本体60は、内装材5の貫通孔51を覆う部分である。固定部61は、内装材5の第二対向部5bに対して固定される部分である。本体60は、車両前後方向Xに沿って延在する溝状の凹部62を有する。凹部62は、車外側に向けて凹んでいる。言い換えると、凹部62は、スライドシート10の側と反対側に向けて凹んでいる。
凹部62の底壁には、開口63が形成されている。開口63は、プロテクタ6よりも車内側の空間と、プロテクタ6よりも車外側の空間とを連通している。例示された開口63は、凹部62における車両前後方向Xの中央部に配置されている。ただし、開口63の位置は、例示された位置には限定されない。
図5および図6に示すように、巻き取り装置3は、本体30、カバー31、および回転体32を有する。本体30、カバー31、および回転体32は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって形成されている。本体30は、底壁33および周壁34を有する。底壁33および周壁34は、一体に成型されている。本体30は、底壁33から突出する軸33aを有する。巻き取り装置3の説明において、軸33aの中心軸線の方向を単に軸方向と称する。巻き取り装置3は、例えば、軸方向が車両上下方向Hと一致するように車両100に搭載される。
周壁34は、底壁33から軸方向に向けて立設されている。周壁34は、第一壁部35、第二壁部36、および第三壁部37を有する。第一壁部35、第二壁部36、および第三壁部37は、一体に形成されている。
第一壁部35は、回転体32を収容する収容空間30aを形成する壁部である。軸方向視における第一壁部35の形状は、略C字状である。第二壁部36および第三壁部37は、ワイヤハーネス2が引き出される通路部38を形成する壁部である。第二壁部36は、第一壁部35の一端につながっており、第三壁部37は、第一壁部35の他端につながっている。第二壁部36および第三壁部37は、第一壁部35から車幅方向Yに沿って延在している。第二壁部36および第三壁部37は、車両前後方向Xにおいて互いに対向している。
第二壁部36は、基端36aおよび先端36bを有する。第三壁部37は、基端37aおよび先端37bを有する。基端36a,37aは、第一壁部35につながっている。第二壁部36および第三壁部37は、車幅方向Yに沿って先端36b,37bへ向かうに従って通路部38の幅W1が広がるように形成されている。例示された第二壁部36および第三壁部37は、何れも湾曲形状に形成されている。軸方向視した場合の第二壁部36の形状は、第三壁部37の側に向けて凸の湾曲形状である。軸方向視した場合の第三壁部37の形状は、第二壁部36の側に向けて凸の湾曲形状である。
回転体32は、略円筒形状に形成された部材である。ワイヤハーネス2は、回転体32の外周部に巻き付けられる。回転体32に巻き付けられたワイヤハーネス2は、通路部38から外部空間に引き出される。回転体32は、軸33aが挿通される孔32aを有する。回転体32は、本体30の収容空間30aに収容され、本体30によって回転自在に支持される。本体30と回転体32との間には、図示しないコイルばねが介在している。コイルばねは、回転体32に対して巻き取り方向の力を付勢する。巻き取り方向は、回転体32に対してワイヤハーネス2を巻き付ける回転方向である。
カバー31は、本体30に係合して収容空間30aおよび通路部38を覆う部材である。カバー31には、導出部31aが設けられている。導出部31aは、車体側の電線が引き出される出口部である。車体側の電線は、巻き取り装置3の内部においてワイヤハーネス2と接続されている。導出部31aから引き出される電線は、車両100の電源や制御装置に接続される。
本実施形態のスライドシート10は、図7に示す前端位置から図8に示す後端位置までの間で移動可能である。前端位置は、スライドシート10の可動範囲において、最も車両前方の位置である。後端位置は、スライドシート10の可動範囲において、最も車両後方の位置である。以下に説明するように、本実施形態のスライドシート用の配索構造1は、ワイヤハーネス2をスライドシート10の移動に追従させることと、搭載自由度の向上とを両立させることができる。
図7および図8に示すように、スライドシート10には、調整部4が配置されている。調整部4は、ワイヤハーネス2がスライドシート10から延出する延出方向を調整する機構である。図7および図8に示すように、ワイヤハーネス2は、スライドシート10の側面10aから延出する。側面10aは、車幅方向Yにおいて内装材5と対向する面である。側面10aは、例えば、アームレスト73の側面である。
図7に示すように、スライドシート10が前端位置にある場合、調整部4は、ワイヤハーネス2を側面10aから斜め後方に向けて延出させる。ワイヤハーネス2は、調整部4から巻き取り装置3へ向かう方向A1に沿って略直線状に延出する。また、図8に示すように、スライドシート10が後端位置にある場合、調整部4は、ワイヤハーネス2を側面10aから斜め前方に向けて延出させる。ワイヤハーネス2は、調整部4から巻き取り装置3へ向かう方向A2に沿って略直線状に延出する。
図9から図11に示すように、本実施形態の調整部4は、回動部材40と、支持体41と、を有する回動機構4Aである。回動部材40は、ワイヤハーネス2が挿通される部材である。支持体41は、回動部材40を回動可能に支持する部材であり、例えば、スライドシート10のスライド体7に固定される。支持体41は、スライダー70に固定されてもよく、アームレスト73に固定されてもよい。
図11に示すように、回動部材40は、第一部材42および第二部材43を有する。第一部材42は、導出部42aおよび半筒部42bを有する。導出部42aは、円筒形状を有している。半筒部42bは、半円形状の凹部42cを有する半筒形状に形成されている。導出部42aの軸方向と凹部42cの軸方向とは交差しており、例えば、直交している。導出部42aの内部空間および凹部42cは、相互につながっている。
第二部材43は、半筒部43aおよび軸部43bを有する。半筒部43aは、半円形状の凹部43eを有する半筒形状に形成されている。半筒部43aは、第一部材42の半筒部42bと組み合わされて筒部48(図9参照)を形成する。軸部43bは、円柱形状を有しており、半筒部43aから突出している。第一部材42と第二部材43とが組み合わされた状態において、軸部43bおよび導出部42aは同軸上に位置する。導出部42aおよび軸部43bは、逆方向に向けて突出している。なお、軸部43bの先端には、ガイド溝43cが形成されている。ガイド溝43cは、軸部43bに対して全周にわたって形成されたくびれ部である。本実施形態の回動機構4Aは、スライドシート10を案内するレール101,103に配置可能である。この場合、軸部43bの先端部43dがレール101,103に挿入され、レール101,103によって案内される。
図10に示すように、支持体41は、第一支持部44、第二支持部45、および側壁46を有する。第一支持部44、第二支持部45、および側壁46は、一体に成型されている。側壁46は、略矩形の平板形状を有する。第一支持部44は、側壁46の一端から立設されており、第二支持部45は、側壁46の他端から立設されている。第一支持部44および第二支持部45は、互いに対向している。
第一支持部44には、導出部42aを支持する軸受部44aが設けられている。軸受部44aは、略U字形状の切り欠きである。第二支持部45には、軸部43bを支持する軸受部45aが設けられている。軸受部45aは、略U字形状の切り欠きである。第二支持部45の裏面45bには、一対のリブ47,47が設けられている。リブ47,47は、断面形状が略T字形状である。回動機構4Aがレール101,103に配置される場合、リブ47の先端部47aがレール101,103に挿入され、レール101,103によって案内される。
巻き取り装置3から引き出されたワイヤハーネス2は、ワイヤハーネス2の先端側が導出部42aから延出するように回動部材40に挿通される。例えば、第一部材42の導出部42aにワイヤハーネス2が挿通された後に、第二部材43が第一部材42に対して組み付けられる。これにより、ワイヤハーネス2が回動部材40の内部で屈曲し、半筒部42bと半筒部43aとで形成される通路49にワイヤハーネス2が挿通される。回動部材40にワイヤハーネス2が挿通された後に、支持体41に対して回動部材40が組み付けられる。
図9に示すように、回動部材40の導出部42aは、軸受部44aによって回転可能に支持される。回動部材40の軸部43bは、軸受部45aによって回転可能に支持される。回動機構4Aは、導出部42aの中心軸線AXが車両上下方向Hに沿うように車両100に搭載される。支持体41は、スライドシート10に対して固定され、回動部材40を回転可能に支持する。筒部48は、中心軸線AXを回転中心として支持体41に対して相対回転する。回動機構4Aは、例えば、側壁46に対する第一支持部44および第二支持部45の突出方向が車幅方向Yとなるように車両100に搭載される。
図12には、調整部4の位置に応じたワイヤハーネス2の配索経路が示されている。なお、図12ではスライドシート10の図示が省略されている。図12には、車両前後方向Xにおける回動機構4Aの第一位置XF、第二位置XM、および第三位置XRが示されている。第一位置XFは、スライドシート10が前端位置にある場合の回動機構4Aの位置である。第二位置XMは、スライドシート10が中間位置にある場合の回動機構4Aの位置である。第三位置XRは、スライドシート10が後端位置にある場合の回動機構4Aの位置である。
図12に示すように、回動機構4Aが第二位置XMにある場合、支持体41が車幅方向Yにおいて巻き取り装置3の通路部38と対向する。この場合、筒部48の姿勢は、筒部48の中心軸線AX2が車幅方向Yに沿う姿勢となる。ワイヤハーネス2は、筒部48から車幅方向Yに沿って延出し、巻き取り装置3の通路部38まで直線状に延在する。
回動機構4Aが第一位置XFにある場合、筒部48の姿勢は、筒部48の中心軸線AX2が通路部38に向けて延在する姿勢となる。つまり、筒部48の端面48aは、通路部38と対向する。回動機構4Aが第一位置XFにある場合、通路部38は、筒部48に対して斜め後方に位置する。従って、筒部48は、斜め後方に向けて開口する。ワイヤハーネス2は、筒部48から通路部38に向けて延出し、通路部38まで直線状に延在する。ワイヤハーネス2は、通路部38において湾曲する。より詳しくは、ワイヤハーネス2は、第三壁部37に沿って湾曲しながら巻き取り装置3の内部に入る。
回動機構4Aが第三位置XRにある場合、筒部48の姿勢は、筒部48の中心軸線AX2が通路部38に向けて延在する姿勢となる。つまり、筒部48の端面48aは、通路部38と対向する。回動機構4Aが第三位置XRにある場合、通路部38は、筒部48に対して斜め前方に位置する。従って、筒部48は、斜め前方に向けて開口する。ワイヤハーネス2は、筒部48から通路部38に向けて延出し、通路部38まで直線状に延在する。ワイヤハーネス2は、第二壁部36に沿って湾曲しながら巻き取り装置3の内部に入る。
このように、本実施形態に係るスライドシート用の配索構造1は、回動機構4Aを有する。回動機構4Aは、スライドシート10からワイヤハーネス2が延出する方向を筒部48から巻き取り装置3へ向かう方向に調節することができる。よって、回動機構4Aは、ワイヤハーネス2をスライドシート10の移動に追従させることができる。
また、本実施形態に係るスライドシート用の配索構造1によれば、車両100に対する搭載の自由度が向上する。例えば、比較例として、レール101の内部またはレール103の内部にワイヤハーネス2を延在させる配索構造について検討する。比較例の配索構造では、巻き取り装置3がレール101,103の端部に配置される。よって、少なくとも巻き取り装置3の配置に関して自由度が制限される。これに対して、本実施形態に係るスライドシート用の配索構造1によれば、少なくとも巻き取り装置3の配置において自由度が向上する。
また、比較例の配索構造では、ワイヤハーネス2の全長が大きくなりやすい。例えば、スライドシート10の前端位置から後端位置までの距離をL1とした場合、巻き取り装置3は距離L1と同じ長さだけワイヤハーネス2を繰り出す必要がある。これに対して、本実施形態に係るスライドシート用の配索構造1によれば、巻き取り装置3からワイヤハーネス2を繰り出す長さの最大値を低減することが可能である。例えば、車両前後方向Xにおいて、第一位置XFと第二位置XMとの間に巻き取り装置3を配置することで、ワイヤハーネス2を繰り出す長さの最大値を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るスライドシート用の配索構造1は、ワイヤハーネス2と、巻き取り装置3と、調整部4と、を有する。ワイヤハーネス2は、車両前後方向Xにスライドするスライドシート10と、車体側と、を接続する。巻き取り装置3は、スライドシート10および車体側の一方に配置される装置である。調整部4は、スライドシート10および車体側の他方に配置される装置である。
巻き取り装置3は、ワイヤハーネス2が引き出される通路部38を有する。巻き取り装置3は、ワイヤハーネス2の巻き取りおよびワイヤハーネス2の繰り出しが可能に構成されている。通路部38の形状は、通路部38の出口へ向かうに従って車両前後方向Xの幅W1が広がる形状である。調整部4は、ワイヤハーネス2が挿通される筒部48を有する。調整部4は、ワイヤハーネス2が筒部48から延出する延出方向を巻き取り装置3へ向かう方向に調整するように構成されている。本実施形態に係るスライドシート用の配索構造1によれば、車両100に対するスライドシート用の配索構造1の搭載自由度が向上する。
本実施形態の調整部4は、筒部48と、筒部48を回動可能に支持する支持体41と、を有する回動機構4Aである。本実施形態で例示された調整部4は、スライドシート10に配置される。この場合、支持体41は、スライドシート10に固定される。回動機構4Aは、ワイヤハーネス2の延出方向を無段階に調節することができる。
本実施形態のスライドシート10は、車体側に配置されたレール101によってスライド可能に支持されたスライド体7を有する。巻き取り装置3は、車体側に配置されており、支持体41は、スライド体7に固定されている。
[第2実施形態]
図13から図16を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図13は、第2実施形態に係るスライドシート用の配索構造の平面図、図14は、第2実施形態に係るスライドシートの斜視図、図15は、第2実施形態に係る調整部の分解斜視図、図16は、第2実施形態に係るスライドシート用の配索構造の断面図である。図16には、図13のXVI−XVI断面が示されている。第2実施形態において、上記第1実施形態と異なる点は、例えば、調整部4の構成である。
図13および図14に示すように、本実施形態の調整部4は、筒部12が有するテーパ形状の通路4Bである。筒部12は、スライドシート10の側部に配置され、例えば、アームレスト73における内装材5と対向する側部に配置される。
図15に示すように、筒部12は、本体90およびカバー91を有する。本体90およびカバー91は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって成型されている。本体90は、底壁92、第一側壁93、および第二側壁94を有する。底壁92、第一側壁93、および第二側壁94は、一体に形成されている。底壁92、第一側壁93、および第二側壁94によってワイヤハーネス2の通路4Bが形成されている。底壁92は、ワイヤハーネス2を下方から支持する壁部である。
第一側壁93および第二側壁94は、底壁92の縁部から立設されており、車両前後方向Xにおいて互いに対向している。第一側壁93は、直線部93aおよび湾曲部93bを有している。直線部93aは、車幅方向Yに沿って直線状に延在している。湾曲部93bの基端93cは、直線部93aにつながっている。湾曲部93bは、湾曲部93bの基端93cから先端93dへ向かうに従って第二側壁94から遠ざかるように湾曲している。
第二側壁94は、直線部94aおよび湾曲部94bを有する。直線部94aは、車幅方向Yに沿って直線状に延在している。直線部94aは、第一側壁93の直線部93aと対向しており、直線部93aと平行である。湾曲部94bの基端94cは、直線部94aにつながっている。湾曲部94bは、湾曲部94bの基端94cから先端94dへ向かうに従って第一側壁93から遠ざかるように湾曲している。
このように、第一側壁93および第二側壁94の形状は、湾曲部93b,94bの先端93d,94dへ向かうに従って湾曲部93b,94bの間隔が広がるテーパ形状である。つまり、車両前後方向Xにおける通路4Bの幅W2は、開口95へ向かうに従って広がっている。筒部12は、開口95が車幅方向Yにおいて内装材5と対向するようにスライドシート10に配置される。この配置では、第一側壁93は、車幅方向Yに沿って先端93dへ向かうに従って車両前方へ向かうように湾曲している。一方、第二側壁94は、車幅方向Yに沿って先端94dへ向かうに従って車両後方へ向かうように湾曲している。
カバー91は、本体90と係合して通路4Bを上側から覆う部材である。カバー91は、覆い部96および係合部97を有する。覆い部96および係合部97は、一体に形成されている。覆い部96は、上方から通路4Bを覆う部分である。覆い部96は、矩形部96aおよびテーパ部96bを有する。平面視における矩形部96aの形状は、略矩形である。矩形部96aは、第一側壁93の直線部93aから第二側壁94の直線部94aまでを覆うように形成されている。
平面視におけるテーパ部96bの形状は、車幅方向Yに沿って矩形部96aから遠ざかるに従って幅が広くなるテーパ形状である。テーパ部96bは、第一側壁93の湾曲部93bから第二側壁94の湾曲部94bまでを覆うように形成されている。係合部97は、本体90に係合し、カバー91を本体90に対して固定する。カバー91は、ワイヤハーネス2を保持する保持部99を有する。保持部99は、覆い部96から車幅方向Yに向けて突出している。ワイヤハーネス2は、例えば、保持部99に対してテープやバンド部材によって固定される。
本体90およびカバー91により、筒部12が形成される。筒部12の通路4Bは、第一側壁93の湾曲部93b、第二側壁94の湾曲部94b、底壁92、および覆い部96によって形成されている。通路4Bは、テーパ形状を有し、ワイヤハーネス2が筒部12から延出する延出方向を調節することができる。筒部12は、開口95が内装材5と対向するようにスライドシート10に配置される。筒部12は、図14に示すように、開口95が側面10aから突出するように配置されてもよい。
例えば、図13に示すように、スライドシート10が前端位置にある場合、ワイヤハーネス2は、筒部12から巻き取り装置3へ向かう方向に延出する。ワイヤハーネス2は、筒部12の第二側壁94に沿って湾曲し、筒部12から斜め後方に向けて延出する。図13および図16に示すように、筒部12から延出したワイヤハーネス2は、車両前後方向Xに沿ってプロテクタ6の凹部62に延在する。テーパ形状を有する通路4Bは、ワイヤハーネス2の延在方向を調整し、ワイヤハーネス2をスライドシート10の移動に追従させることができる。
なお、筒部12が巻き取り装置3よりも車両後方にある場合、ワイヤハーネス2は、通路4Bから斜め前方に向けて延出する。この場合、ワイヤハーネス2は、筒部12の第一側壁93に沿って湾曲し、筒部12から巻き取り装置3へ向かう方向に延出する。
以上説明したように、第2実施形態に係る調整部4は、筒部12が有するテーパ形状の通路4Bである。ワイヤハーネス2は、通路4Bから巻き取り装置3の側へ延出する。車両前後方向Xに沿った通路4Bの幅W2は、巻き取り装置3の側へ向かうに従って大きくなる。通路4Bは、通路4Bにおいてワイヤハーネス2が湾曲することを許容し、ワイヤハーネス2を巻き取り装置3へ向かう方向に延出させることができる。
[各実施形態の第1変形例]
上記第1実施形態および第2実施形態の第1変形例について説明する。図17は、第1変形例に係るスライドシート用の配索構造の平面図である。第1変形例において、上記第1実施形態および第2実施形態と異なる点は、例えば、調整部4がレールに配置されている点である。
図17に示す調整部4は、上記第1実施形態で説明された回動機構4Aである。回動機構4Aは、レール101によってスライド可能に支持されている。回動機構4Aの支持体41は、例えば、スライドシート10のスライダー70に固定される。つまり、回動機構4Aは、スライドシート10と一体となって車両前後方向Xに移動する。導出部42aから引き出されたワイヤハーネス2は、例えば、スライダー70に沿って配索されてスライドシート10の機器に接続される。
図17に示すように、回動機構4Aが車両前後方向Xに移動すると、回動部材40が支持体41に対して相対回転する。回動部材40は、ワイヤハーネス2が筒部48から延出する方向を巻き取り装置3へ向かう方向とするように回転する。
なお、回動機構4Aに代えて、上記第2実施形態の筒部12がレールに配置されてもよい。調整部4は、レール103に配置されてもよい。この場合、調整部4は、スライドシート10のスライダー11に固定されてもよい。
[各実施形態の第2変形例]
上記第1実施形態および第2実施形態の第2変形例について説明する。図18は、第2変形例に係るスライドシート用の配索構造の正面図である。第2変形例において、上記第1実施形態および第2実施形態と異なる点は、例えば、巻き取り装置3がスライドシート10に配置され、調整部4が車体側に配置されている点である。
図18に示す調整部4は、上記第2実施形態で説明された筒部12の通路4Bである。筒部12は、例えば、フロア部材102に対して固定される。筒部12は、開口95を車両上方に向けて配置される。つまり、筒部12は、車両上方へ向かうに従って通路4Bの幅が大きくなるように配置される。巻き取り装置3は、例えば、シートクッション8に対して固定される。巻き取り装置3は、通路部38を車両下方に向けて配置される。巻き取り装置3の導出部31aから引き出される電線は、スライドシート10の装置に対して接続される。巻き取り装置3の通路部38から引き出されたワイヤハーネス2は、筒部12に挿通される。ワイヤハーネス2は、例えば、筒部12の保持部99に対して固定される。ワイヤハーネス2の先端は、例えば、車両100の電源や制御装置に接続される。
なお、調整部4として、筒部12の通路4Bに代えて、上記第1実施形態の回動機構4Aが用いられてもよい。この場合、回動機構4Aの支持体41が車体側に固定される。
なお、調整部4および巻き取り装置3の配置は、図18に例示された配置には限定されない。例えば、調整部4および巻き取り装置3は、車幅方向Yにおいて対向するように配置されてもよい。例えば、調整部4は、内装材5に固定されてもよい。この場合、巻き取り装置3は、通路部38を内装材5に向けるようにシートクッション8に配置されてもよい。
[各実施形態の第3変形例]
スライドシート用の配索構造1が適用されるスライドシート10は、シートクッション8を跳ね上げ可能なものには限定されない。巻き取り装置3、回動機構4A、および通路4Bの構成および配置は、例示された構成および配置には限定されない。上記各実施形態および変形例に開示されたスライドシート用の配索構造1は、スライドシート10の構成や配置に応じて自由に搭載できる。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 スライドシート用の配索構造
2 ワイヤハーネス
3 巻き取り装置
4 調整部
4A:回動機構、 4B:通路
5 内装材
5a:第一対向部、 5b:第二対向部
6 プロテクタ
7 スライド体
8 シートクッション
9 シートバック
10 スライドシート
11 スライダー
12 筒部
30:本体、 31:カバー、 32:回転体、 33:底壁、 33a:軸、
34:周壁、 35:第一壁部、 36:第二壁部、 37:第三壁部、
38:通路部
40:回動部材、 41:支持体、
42: 第一部材、 42a:導出部、 42b:半筒部、 42c:凹部、
43:第二部材、 43a:半筒部、 43b:軸部、 43c:ガイド溝、
43d:先端部、 43e:凹部
44:第一支持部、 45:第二支持部、 46:側壁、 47:リブ、
48:筒部、 48a:端面、 49:通路
50、51 貫通孔
60:本体、 61:固定部、 62:凹部、 63:開口
70:スライダー、 73:アームレスト
90:本体、 91:カバー、 92:底壁、 93:第一側壁、 94:第二側壁、
95:通路、 96:覆い部、 97:係合部、 99:保持部
100:車両、 101:レール、 102:フロア部材、 103:レール
W1:巻き取り装置の通路部の幅、 W2:筒部の通路の幅
X:車両前後方向、 Y:車幅方向、 H:車両上下方向
XF:第一位置、 XM:第二位置、 XR:第三位置

Claims (5)

  1. 車両前後方向にスライドするスライドシートと、車体側と、を接続するワイヤハーネスと、
    前記スライドシートおよび車体側の一方に配置された巻き取り装置と、
    前記スライドシートおよび車体側の他方に配置された調整部と、
    を備え、
    前記巻き取り装置は、前記ワイヤハーネスが引き出される通路部を有し、かつ前記ワイヤハーネスの巻き取りおよび前記ワイヤハーネスの繰り出しが可能に構成されており、
    前記通路部の形状は、前記通路部の出口へ向かうに従って車両前後方向の幅が広がる形状であり、
    前記調整部は、前記ワイヤハーネスが挿通される筒部を有し、かつ前記ワイヤハーネスが前記筒部から延出する延出方向を前記巻き取り装置へ向かう方向に調整するように構成されている
    ことを特徴とするスライドシート用の配索構造。
  2. 前記調整部は、前記筒部と、前記筒部を回動可能に支持する支持体と、を有する回動機構であり、
    前記調整部が前記スライドシートに配置される場合、前記支持体は前記スライドシートに固定され、
    前記調整部が車体側に配置される場合、前記支持体は車体側に固定される
    請求項1に記載のスライドシート用の配索構造。
  3. 前記スライドシートは、車体側に配置されたレールによってスライド可能に支持されたスライド体を有し、
    前記巻き取り装置は、車体側に配置され、
    前記支持体は、前記スライド体に固定される
    請求項2に記載のスライドシート用の配索構造。
  4. 前記調整部は、前記筒部が有するテーパ形状の通路であり、
    前記ワイヤハーネスは、前記通路から前記巻き取り装置の側へ延出し、
    車両前後方向に沿った前記通路の幅は、前記巻き取り装置の側へ向かうに従って大きくなる
    請求項1に記載のスライドシート用の配索構造。
  5. 前記巻き取り装置は、車室の側壁を構成する内装材に対して車外側に固定されており、
    前記通路は、前記スライドシートの側部に配置されており、車幅方向に沿って前記内装材に向けて開口しており、
    前記ワイヤハーネスは、前記通路から車幅方向に沿って前記内装材に向けて突出している
    請求項4に記載のスライドシート用の配索構造。
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