JP2022072791A - 給電装置 - Google Patents

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伸次 加藤
Shinji Kato
和弘 土田
Kazuhiro Tsuchida
勝利 高須
Katsutoshi Takasu
杉之 井口
sugiyuki Iguchi
友容 柴田
Tomoyasu Shibata
志遠 逑金
Shion Nobukane
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Abstract

Figure 2022072791000001
【課題】スライドシートに対する給電を、スライドレールにおけるスリットの露出を抑えて行うことができる給電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】給電装置1が、ワイヤハーネス11と、スライドシートSH1に固定されてワイヤハーネス11におけるスライドシートSH1の位置に応じた余長部分を、スライドシートSH1の移動に応じて出し入れ可能に収容するハーネス収容部12と、スライドレールSR1のスリットSL1における露出部分を塞ぐようにスリットSL1に沿って延在して配置される長尺カバー13と、スライドシートSH1に固定されて長尺カバー13におけるスライドシートSH1の位置に応じた余長部分を、スライドシートSH1の移動に応じて出し入れ可能に収容するカバー収容部14と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、スライドシートに搭載された各種機器にワイヤハーネスを介して電源を供給する給電装置に関するものである。
従来、自動車のスライドシートに搭載された各種機器に電源を供給する給電装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この給電装置では、スライドシートが、スライドレールに設けられたスリットに沿って移動可能となっている。そして、ワイヤハーネスは、スライドレールにおけるスライドシートの位置に応じた余長部分を収容するハーネス収容部を経てスライドシートへと配策される。
特開2014-227050号公報
ここで、上述した構成では、スライドレールにおいて例えばスライドシートから外れた部分等のスリットが露出されることがある。このようにスリットが露出した状態は、車室内の見映えの上から望ましいものではない。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、スライドシートに対する給電を、スライドレールにおけるスリットの露出を抑えて行うことができる給電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、給電装置が、スライドレールに設けられたスリットに沿って移動可能なスライドシートへと、自動車の車両本体から配策されるワイヤハーネスと、前記スライドシートに固定されて前記ワイヤハーネスにおける前記スライドシートの位置に応じた余長部分を、前記スライドシートの移動に応じて出し入れ可能に収容するハーネス収容部と、前記スライドレールの前記スリットにおける露出部分を塞ぐように前記スリットに沿って延在して配置される長尺カバーと、前記スライドシートに固定されて前記長尺カバーにおける前記スライドシートの位置に応じた余長部分を、前記スライドシートの移動に応じて出し入れ可能に収容するカバー収容部と、を備えたことを特徴とする。
上記の給電装置によれば、スライドシートの移動に応じてハーネス収容部に余長部分が出し入れされるワイヤハーネスを介してスライドシートに対する給電が行われる。このとき、ワイヤハーネスと同様に余長部分がカバー収容部に出し入れされる長尺カバーによって、スライドレールのスリットにおける露出部分が塞がれる。従って、上記の給電装置によれば、スライドシートに対する給電を、スライドレールにおけるスリットの露出を抑えて行うことができる。
第1実施形態にかかる給電装置を示す模式的な斜視図である。 図1に示されている給電装置を、スライドシートがスライドレールの上を最も前方側の位置まで進められたフロントモスト状態で示す模式的な斜視図である。 図1に示されている給電装置を、図1中のV11-V11線に沿った断面が見えるように示すカット斜視図である。 図2に示されている給電装置を、図2中のV12-V12線に沿った断面が見えるように示すカット斜視図である。 第2実施形態にかかる給電装置を、図3と同様のリアモスト状態のカット斜視図で示す模式図である。 図5に示されている給電装置を、図4と同様のフロントモスト状態のカット斜視図で示す模式図である。
以下、給電装置の一実施形態について説明する。まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態にかかる給電装置を示す模式的な斜視図である。
この図1に示されている給電装置1は、スライドシートSH1を有する自動車C1に搭載される装置である。図1の斜視図における奥行方向が自動車C1の前後方向D11に相当し、図中手前側が前方に相当し、図中奥側が後方に相当する。この点は、第1実施形態の給電装置1を図示する他の図2~4においても同様である。
スライドシートSH1は、自動車C1の車両本体C11における設置面C11aに前後方向D11に延在するように設置されたスライドレールSR1に取り付けられている。スライドシートSH1は、このスライドレールSR1に設けられた前後方向D11のスリットSL1に沿って移動可能となっている。尚、図1には、スライドシートSH1がスライドレールSR1の上を最も後方側の位置まで下げられたリアモスト状態における給電装置1が図示されている。
図2は、図1に示されている給電装置を、スライドシートがスライドレールの上を最も前方側の位置まで進められたフロントモスト状態で示す模式的な斜視図である。
給電装置1は、スライドシートSH1に搭載された各種機器にワイヤハーネス11を介して電源を供給する装置であり、ワイヤハーネス11と、ハーネス収容部12と、長尺カバー13と、カバー収容部14と、を備えている。
ワイヤハーネス11は、スライドシートSH1へと、自動車C1の車両本体C11から配策される。本実施形態では、図2に示されているように、スライドシートSH1が前方側に移動したときにスライドシートSH1から後方へと延出するようにワイヤハーネス11が配策される。
ハーネス収容部12は、スライドシートSH1に固定されてワイヤハーネス11におけるスライドシートSH1の位置に応じた余長部分を、スライドシートSH1の移動に応じて出し入れ可能に収容する。このハーネス収容部12は、矩形箱状のケースであり、一側面がスライドレールSR1におけるスリットSL1と対面するように、スライドシートSH1における座部SH11の下面における側方寄りに固定される。スリットSL1と対面する一側面に、ワイヤハーネス11の出し入れ口が開口している。
長尺カバー13は、スライドレールSR1のスリットSL1における露出部分を塞ぐようにスリットSL1に沿って延在して配置される。この長尺カバー13が塞ぐスリットSL1の露出部分とは、スリットSL1において、ワイヤハーネス11で塞がれる後方側の部分とスライドシートSH1で覆われる部分とを除いた前方側の部分のことである。本実施形態では、図1に示されているように、スライドシートSH1が後方側に移動したときにスライドシートSH1から前方へと延出するように長尺カバー13が配置されて、スリットSL1の前方側の部分が塞がれる。
カバー収容部14は、スライドシートSH1に固定されて長尺カバー13におけるスライドシートSH1の位置に応じた余長部分を、スライドシートSH1の移動に応じて出し入れ可能に収容する。このカバー収容部14も、ハーネス収容部12と同様の矩形箱状のケースであり、一側面がスライドレールSR1におけるスリットSL1と対面するように、スライドシートSH1における座部SH11の下面における側方寄りに固定される。スリットSL1と対面する一側面に、長尺カバー13の出し入れ口が開口している。
図3は、図1に示されている給電装置を、図1中のV11-V11線に沿った断面が見えるように示すカット斜視図である。また、図4は、図2に示されている給電装置を、図2中のV12-V12線に沿った断面が見えるように示すカット斜視図である。
これらの図3及び図4に示されているように、ハーネス収容部12は、車両本体C11におけるスライドレールSR1の設置面C11aに沿うとともに当該スライドレールSR1と交差する軸12a回りにワイヤハーネス11を巻戻し可能に巻取り収容する。また、カバー収容部14も、上記の設置面C11aに沿うとともにスライドレールSR1と交差する軸14a回りに長尺カバー13を巻戻し可能に巻取り収容する。
また、本実施形態では、ハーネス収容部12は、スライドレールSR1の長手方向に当たる前後方向D11について、スライドシートSH1におけるスライドレールSR1の第1端部SR1aの側に固定される。ここにいう第1端部SR1aは、スライドレールSR1の後端部に当たる。他方、カバー収容部14は、前後方向D11について、スライドシートSH1におけるスライドレールSR1の第2端部SR1bの側に、ハーネス収容部12に隣接して固定される。
そして、ワイヤハーネス11は、スライドレールSR1の第1端部SR1aからハーネス収容部12に向かってスリットSL1の後方側を塞ぐように当該スリットSL1の内部に収められて配策される。また、ワイヤハーネス11は、電線111及び当該電線111を内側に通す筒状の外装部材112を有している。そして、外装部材112が、スリットSL1を塞ぐように当該スリットSL1の内部に収められる閉塞形状、具体的にはスリットSL1の幅よりも若干小径でスリットSL1への出し入れが可能な円筒形状を有している。このようなワイヤハーネス11が、外装部材112でスリットSL1の後方側を塞ぎながらハーネス収容部12の直下まで延び、この位置でスリットSL1から出て、出し入れ口12bを通ってハーネス収容部12の内部へと至り巻取り収容されている。また、外装部材112における第1端部SR1aの側はスリットSL1の内部に固定されており、反対側の端部がハーネス収容部12の内部における軸12aの近傍に固定されている。そして、外装部材112における第1端部SR1aの側の端部開口から出た電線111が車両本体C11における不図示の配策経路を通って電源等に接続されている。また、外装部材112における反対側の端部開口から出た電線111がスライドシートSH1における不図示の配策経路を通って各種機器に接続されている。
また、長尺カバー13は、スライドレールSR1の第2端部SR1bからカバー収容部14に向かってスリットSL1の前方側を塞ぐように配置される。本実施形態では、長尺カバー13が、スリットSL1を塞ぐように当該スリットSL1の内部に収められる紐状部分、具体的にはワイヤハーネス11の外装部材112と略同径の丸紐状の部分で構成されている。このような長尺カバー13が、スリットSL1の前方側を詰め物状に塞ぎながらカバー収容部14の直下まで延び、この位置でスリットSL1から出て、出し入れ口14bを通ってカバー収容部14の内部へと至り巻取り収容されている。また、長尺カバー13における第2端部SR1bの側はスリットSL1の内部に固定されており、反対側の端部がカバー収容部14の内部における軸14aの近傍に固定されている。
このように構成された給電装置1では、スライドシートSH1が前方側に動かされることきには、スリットSL1の前方側を塞いでいた長尺カバー13が移動量に応じてカバー収容部14に巻取り収容される。この前方側での巻取り収容と同時に、ハーネス収容部12からワイヤハーネス11がスライドシートSH1の移動量に応じて引き出されてスリットSL1の後方側を塞ぐ。逆に、スライドシートSH1が後方側に動かされることきには、スリットSL1の後方側を塞いでいたワイヤハーネス11が移動量に応じてハーネス収容部12に巻取り収容される。この後方側での巻取り収容と同時に、カバー収容部14から長尺カバー13がスライドシートSH1の移動量に応じて引き出されてスリットSL1の前方側を塞ぐ。
以上に説明した第1実施形態の給電装置1によれば、スライドシートSH1の移動に応じてハーネス収容部12に余長部分が出し入れされるワイヤハーネス11を介してスライドシートSH1に対する給電が行われる。このとき、ワイヤハーネス11と同様に余長部分がカバー収容部14に出し入れされる長尺カバー13によって、スライドレールSR1のスリットSL1における露出部分が塞がれる。従って、本実施形態の給電装置1によれば、スライドシートSH1に対する給電を、スライドレールSR1におけるスリットSL1の露出を抑えて行うことができる。
ここで、本実施形態では、ハーネス収容部12がワイヤハーネス11を巻取り収容し、カバー収容部14が長尺カバー13を巻取り収容する。この構成によれば、ハーネス収容部12からのワイヤハーネス11の出し入れを巻取りと巻戻しによってスムーズに行うことができ、同様に、カバー収容部14からの長尺カバー13の出し入れを巻取りと巻戻しによってスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、ハーネス収容部12がスライドシートSH1における後方側に固定されてカバー収容部14が前方側に固定されている。そして、ワイヤハーネス11がスリットSL1の後方側を塞ぐように配策され、長尺カバー13がスリットSL1の前方側を塞ぐように配置される。この構成によれば、スライドレールSR1の第1端部SR1aの側、即ち後方側ではスリットSL1がワイヤハーネス11で塞がれ、第2端部SR1bの側、即ち前方側では長尺カバー13で塞がれるので、スリットSL1の露出を一層抑えることができる。また、ハーネス収容部12が後方側に固定されてカバー収容部14が前方側に固定されていることから、スライドシートSH1の移動に応じたワイヤハーネス11及び長尺カバー13の互いに逆向きとなる出し入れをスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、ワイヤハーネス11における外装部材112が、スリットSL1を塞ぐように当該スリットSL1の内部に収められる閉塞形状を有している。この構成によれば、ワイヤハーネス11において電線111に比べて設計形状の自由度が高い外装部材112が閉塞形状に形成されてスリットSL1の閉塞に利用されることから、ワイヤハーネス11でスリットSL1を良好に塞ぐことができる。
また、本実施形態では、長尺カバー13が、スリットSL1を塞ぐように当該スリットSL1の内部に収められる紐状部分で構成されている。この構成によれば、紐状部分がスリットSL1の内部に収められることで、長尺カバー13によるスリットSL1の閉塞を、ズレ等を抑えて安定的に行うことができる。
以上で第1実施形態の説明を終了し、次に第2実施形態について説明する。以下では、この第2実施形態について上述の第1実施形態との相違点に注目して説明を行う。
図5は、第2実施形態にかかる給電装置を、図3と同様のリアモスト状態のカット斜視図で示す模式図であり、図6は、図5に示されている給電装置を、図4と同様のフロントモスト状態のカット斜視図で示す模式図である。尚、これらの図5及び図6では、図3及び図4に示されている構成要素と同等な構成要素には図3及び図4と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。また、図5及び図6でも、斜視図における奥行方向が自動車C1の前後方向D11に相当し、図中手前側が前方に相当し、図中奥側が後方に相当する。
本実施形態の給電装置2は、長尺カバー23、及びワイヤハーネス21における外装部材212、が上述の第1実施形態と異なっている。
本実施形態における長尺カバー23は、紐状部分231と帯状シート部分232とを有している。紐状部分231は、スリットSL1を塞ぐように当該スリットSL1の内部に収められる部位である。帯状シート部分232は、紐状部分231の周面に固着され、スリットSL1の開口部SL11を当該スリットSL1の長手方向、つまり自動車C1の車両本体C11における前後方向D11に延在して覆うように配置される部位である。
また、外装部材212は、チューブ状部分212aと帯状シート部分212bとを有している。チューブ状部分212aは、スリットSL1を塞ぐように当該スリットSL1の内部に収められる部位である。帯状シート部分212bは、チューブ状部分212aの周面に固着され、スリットSL1の開口部SL11を当該スリットSL1の長手方向、つまり前後方向D11に延在して覆うように配置される部位である。
そして、本実施形態の給電装置2では、スライドシートSH1が前方側に動かされることきには、スライドレールSR1におけるスリットSL1の前方側を塞いでいた長尺カバー23が移動量に応じてカバー収容部14に軸14a回りに巻取り収容される。巻取り収容では、図6に示されているように、長尺カバー23をなす紐状部分231と帯状シート部分232とが一緒に巻き取られる。この前方側での巻取り収容と同時に、ハーネス収容部12からワイヤハーネス21がスライドシートSH1の移動量に応じて引き出されてスリットSL1の後方側を塞ぐ。この後方側でのスリットSL1の閉塞は、外装部材212をなすチューブ状部分212aがスリットSL1に嵌め込まれるとともに、その上方が帯状シート部分212bで覆われることでなされる。
逆に、スライドシートSH1が後方側に動かされることきには、スリットSL1の後方側を塞いでいたワイヤハーネス21が移動量に応じてハーネス収容部12に軸12a回りに巻取り収容される。この巻取り収容では、図5に示されているように、外装部材212をなすチューブ状部分212aと帯状シート部分212bとが一緒に巻き取られる。この後方側での巻取り収容と同時に、カバー収容部14から長尺カバー23がスライドシートSH1の移動量に応じて引き出されてスリットSL1の前方側を塞ぐ。この前方側でのスリットSL1の閉塞は、長尺カバー23をなす紐状部分231がスリットSL1に嵌め込まれるとともに、その上方が帯状シート部分232で覆われることでなされる。
以上に説明した第2実施形態の給電装置2によっても、上述の第1実施形態の給電装置1と同様に、スライドシートSH1に対する給電を、スライドレールSR1におけるスリットSL1の露出を抑えて行うことができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、長尺カバー23が帯状シート部分232を有している。この構成によれば、帯状シート部分232によってスリットSL1の開口部SL11が覆われるので、スリットSL1の露出を高い確度で抑えることができる。
同様に、ワイヤハーネス21の外装部材212が帯状シート部分212bを有しており、この外装部材212の帯状シート部分212bも、スリットSL1についての高い確度での露出抑制に寄与することとなっている。
尚、以上に説明した第1及び第2実施形態は給電装置の代表的な形態を示したに過ぎず、給電装置は、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第1及び第2実施形態では、給電装置の一例として、スライドレールSR1のスリットSL1における前方側を長尺カバー13,23で塞ぎ、後方側をワイヤハーネス11,21で塞ぐ給電装置1,2が例示されている。しかしながら、給電装置は、これらに限るものではなく、例えばワイヤハーネスがスライドレールとは別の場所に配策され、スリットの前方側及び後方側の双方とも長尺カバーで塞ぐこととしてもよい。また、ワイヤハーネスでスリットを塞ぐ場合であっても、ワイヤハーネスと長尺カバーとの前後関係は第1及び第2実施形態に限るものではない。即ち、スリットにおける前方側をワイヤハーネスで塞ぎ、後方側を長尺カバーで塞ぐこととしてもよい。この場合には、ハーネス収容部がスライドシートにおける前方側に配置され、カバー収容部が後方側に配置されることとなる。
また、上述の第1実施形態では、給電装置の一例として、ワイヤハーネス11におけるチューブ状の外装部材112と紐状の長尺カバー13でスリットSL1を塞ぐ給電装置1が例示されている。また、上述の第2実施形態では、給電装置の一例として、ワイヤハーネス11における外装部材212及び長尺カバー23のそれぞれがスリットSL1を塞ぐ帯状シート部分212b,232を有する給電装置2が例示されている。しかしながら、給電装置は、これらに限るものではない。例えばワイヤハーネスにおける外装部材が帯状シート部分を有さずに長尺カバーのみが帯状シート部分を有することとしてもよく、逆に、外装部材のみが帯状シート部分を有し、長尺カバーは帯状シート部分を有さないこととしてもよい。また、第2実施形態では、帯状シート部分を有する長尺カバーの一例として、紐状部分231の周面に帯状シート部分232が固着された長尺カバー23が例示されている。しかしながら、帯状シート部分を有する長尺カバーは、これに限るものではなく、紐状部分は有さずに帯状シート部分のみで構成されるものであってもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態では、給電装置の一例として、ハーネス収容部12及びカバー収容部14が何れも矩形箱状に形成された給電装置1,2が例示されている。しかしながら、給電装置は、これらに限るものではなく、ハーネス収容部及びカバー収容部の形状は、円形箱状や多角形箱状等、任意の形状に設定し得るものである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、給電装置の一例として、ハーネス収容部12及びカバー収容部14が何れもスライドシートSH1における座部SH11の下面における側方寄りに固定される給電装置1,2が例示されている。しかしながら、給電装置は、これらに限るものではなく、スライドシートにおけるハーネス収容部及びカバー収容部の固定位置は、ワイヤハーネスや長尺カバーの配置に応じて適宜に設定し得るものである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、給電装置の一例として、ハーネス収容部12がワイヤハーネス11,21を巻取り収容し、カバー収容部14が長尺カバー13,23を巻取り収容する給電装置1,2が例示されている。しかしながら、給電装置は、これらに限るものではなく、ハーネス収容部やカバー収容部における具体的な収容形態を問うものではない。ただし、ハーネス収容部やカバー収容部において巻取り収容を採用することで、ワイヤハーネスや長尺カバーの出し入れをスムーズに行うことができる点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、給電装置の一例として、スライドシートSH1においてハーネス収容部12とカバー収容部14が前後方向D11に互いに隣接して固定される給電装置1,2が例示されている。また、これらの給電装置1,2では、ワイヤハーネス11,21がスリットSL1の第1端部SR1aの側を塞ぎ、長尺カバー13,23がスリットSL1の第2端部SR1bの側を塞ぐように構成されている。しかしながら、給電装置は、これらに限るものではない。ハーネス収容部及びカバー収容部は、それぞれスライドシートにおける任意の位置に固定されてもよく、また、上述のようにワイヤハーネスがスリットを塞がないようにスライドレールとは別の場所に配策されることとしてもよい。ただし、ワイヤハーネス11,21でスリットSL1を塞ぐことでスリットSL1の露出を一層抑え、ハーネス収容部12とカバー収容部14の隣接配置によってワイヤハーネス及び長尺カバーの出し入れをスムーズに行える点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、給電装置の一例として、ワイヤハーネス11,21の外装部材112,212が、スリットSL1に対する閉塞形状を有した給電装置1,2が例示されている。しかしながら、給電装置は、これらに限るものではない。ワイヤハーネスが外装部材を有さずに電線を露出させて構成されていてもよく、外装部材を採用する場合であっても、その形状をスリットに対する閉塞とは無関係の形状としてもよい。ただし、スリットSL1に対する閉塞形状の外装部材112,212を有するワイヤハーネス11,21を用いることで、スリットを良好に塞ぐことができる点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、長尺カバーの一例として、スリットSL1の内部に収められる紐状部分231を有する長尺カバー13,23が例示されている。しかしながら、長尺カバーは、これに限るものではなく、例えば帯状シート部分のみで構成される等というように紐状部分を有さないものとしてもよい。ただし、紐状部分231を有する長尺カバー13,23を用いることで、スリットSL1の閉塞を安定的に行うことができる点は上述した通りである。
また、上述の第2実施形態では、長尺カバーの一例として、スリットSL1の開口部SL11を覆う帯状シート部分232を有する長尺カバー23が例示されている。しかしながら、長尺カバーは、これに限るものではなく、例えば第1実施形態の長尺カバー13のように帯状シート部分を有さないものとしてもよい。ただし、帯状シート部分232を有する長尺カバー23を用いることで、スリットの露出を高い確度で抑えることができる点は上述した通りである。
1,2 給電装置
11,21 ワイヤハーネス
12 ハーネス収容部
12a,14a 軸
12b,14b 出し入れ口
13,23 長尺カバー
14 カバー収容部
111 電線
112,212 外装部材
212a チューブ状部分
212b,232 帯状シート部分
231 紐状部分
C1 自動車
C11 車両本体
C11a 設置面
SH1 スライドシート
SH11 座部
SR1 スライドレール
SR1a 第1端部
SR1b 第2端部
SL1 スリット
D11 前後方向

Claims (6)

  1. スライドレールに設けられたスリットに沿って移動可能なスライドシートへと、自動車の車両本体から配策されるワイヤハーネスと、
    前記スライドシートに固定されて前記ワイヤハーネスにおける前記スライドシートの位置に応じた余長部分を、前記スライドシートの移動に応じて出し入れ可能に収容するハーネス収容部と、
    前記スライドレールの前記スリットにおける露出部分を塞ぐように前記スリットに沿って延在して配置される長尺カバーと、
    前記スライドシートに固定されて前記長尺カバーにおける前記スライドシートの位置に応じた余長部分を、前記スライドシートの移動に応じて出し入れ可能に収容するカバー収容部と、
    を備えたことを特徴とする給電装置。
  2. 前記ハーネス収容部が、前記車両本体における前記スライドレールの設置面に沿うとともに当該スライドレールと交差する軸回りに前記ワイヤハーネスを巻戻し可能に巻取り収容し、
    前記カバー収容部が、前記車両本体における前記スライドレールの設置面に沿うとともに当該スライドレールと交差する軸回りに前記長尺カバーを巻戻し可能に巻取り収容することを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記ハーネス収容部が、前記スライドレールの長手方向について、前記スライドシートにおける前記スライドレールの第1端部の側に固定され、
    前記カバー収容部が、前記長手方向について、前記スライドシートにおける前記スライドレールの第2端部の側に前記ハーネス収容部に隣接して固定され、
    前記ワイヤハーネスが、前記スライドレールの前記第1端部から前記ハーネス収容部に向かって前記スリットを塞ぐように当該スリットの内部に収められて配策され、
    前記長尺カバーが、前記スライドレールの前記第2端部から前記カバー収容部に向かって前記スリットを塞ぐように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の給電装置。
  4. 前記ワイヤハーネスが、電線及び当該電線を内側に通す筒状の外装部材を有しており、
    前記外装部材が、前記スリットを塞ぐように当該スリットの内部に収められる閉塞形状を有していることを特徴とする請求項3に記載の給電装置。
  5. 前記長尺カバーが、前記スリットを塞ぐように当該スリットの内部に収められる紐状部分を有することを特徴とする請求項1~4のうち何れか一項に記載の給電装置。
  6. 前記長尺カバーが、前記スリットの開口部を当該スリットの長手方向に延在して覆うように配置される帯状シート部分を有することを特徴とする請求項1~5のうち何れか一項に記載の給電装置。
JP2020182432A 2020-10-30 2020-10-30 給電装置 Pending JP2022072791A (ja)

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