JP5565482B2 - 液処理方法及びフィルタ内の気体の除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体デバイスやLCD(液晶ディスプレイ)等の製造プロセスにおいて、現像液やレジスト液等の薬液のパーティクルを除去するために用いられるフィルタに含まれる気体を除去する技術に関する。
半導体デバイスやLCD基板等の基板の製造プロセスにおいては、基板である半導体ウエハW(以下「ウエハW」という)に対してレジスト液を塗布し、露光した後、現像液を供給して現像処理を行うことにより、レジストパターンが形成されている。この際、レジスト液やレジスト液を溶解するシンナー液、現像液等の種々の薬液が用いられている。これら薬液にはもともと微細なパーティクル(不純物)が溶解しており、また薬液を供給するための配管からもパーティクルが発生し、これが薬液内に入り込むことがある。このため、パーティクル除去のためのフィルタに薬液を通過させることにより、薬液中のパーティクルを除去している。
この際、デバイスの微細化に伴って、従来よりも微細なパーティクルを除去する必要があり、ポアサイズ(フィルタの孔部の大きさ)が例えば3nm〜10nmと極めて小さいフィルタが使用されている。そして、フィルタを使用するときは、先ずフィルタに薬液を供給し、この薬液の通流によりフィルタに元々含まれている気体(気泡)の除去を行ってから、パーティクル除去のためにフィルタに薬液を通過させることが行われる。
しかしながら、ポアサイズが小さいフィルタには、ナノバブルやマイクロバブルと言われる極めて微細な気泡が含まれているが、この微細な気泡はフィルタから除去されにくい。従って、薬液を通流させても完全に除去することはできず、パーティクル除去のために薬液をフィルタに通過させる際に、フィルタに残存する気泡が少しずつ薬液中に溶解してしまう。こうして薬液中に溶解した気泡は、薬液に加わる圧力や温度変化により、薬液中に微細な気泡として現れたり、微細な気泡が核となって薬液中の気泡を発泡させ、大きな気泡を発生させるが、ウエハWに対して薬液と共に供給されると、欠陥の発生原因となる。気泡部分は空洞となるため、薬液がレジスト液である場合には、レジスト液が塗布されず、薬液が現像液である場合には、現像処理が行われない領域が存在してしまうからである。薬液に含まれる気泡は極めて微細な気泡であるが、デバイスパターンの線幅が微細になるにつれ、このような小さな気泡であっても欠陥の発生原因となり、この問題が顕在化しつつある。
ところで、特許文献1には、塗布液の供給装置において、塗布液の吐出を安定して行うために、塗布液供給源内に不活性ガスを供給して所定の圧力に加圧し、塗布液ノズルに塗布液を圧送する技術が記載されている。しかしながら、この技術には、フィルタ内の気体を除去することについては何ら示唆されておらず、本発明の課題を解決することはできない。
特開2009−166007号公報
本発明は、このような事情の下になされたものであり、薬液中のパーティクルを除去するフィルタに含まれる気体を除去することができる技術を提供することにある。
このため、本発明は、薬液により基板を液処理する方法において、
流路を構成する容器の入り口と出口との間に基板の液処理に用いられる薬液中のパーティクルを除去するためのフィルタを設けて構成され、液体の通流路に配置されたフィルタ部に液体を満たす工程と、
次いで、前記フィルタ部内の流路及びこの流路に連通する通流路を密閉した状態で、基板の液処理時にフィルタを通流するときの薬液に加わる圧力より高い圧力で、前記液体を加圧機構により、当該加圧機構を除く部位の液体の加圧前の容積を維持したまま加圧し、当該液体の液圧によりフィルタ内の気体を当該液体に溶解させる加圧工程と、
次いで、薬液供給源からの薬液を前記フィルタを介して基板に対して供給し、液処理を行う工程と、を含むことを特徴とする。
また、他の発明は、フィルタ内の気体の除去装置であって、
流路を構成する容器の入り口と出口との間に基板の液処理に用いられる薬液中のパーティクルを除去するためのフィルタを設けて構成され、液体の通流路に配置されたフィルタ部と、
前記フィルタ部に液体を満たすための液体供給部と、
前記フィルタ部に液体を満たした後、前記フィルタ部内の流路及びこの流路に連通する通流路を密閉した状態で、基板の液処理時にフィルタを通流するときの薬液に加わる圧力より高い圧力で当該液体を加圧するための加圧機構と、を備え、
前記密閉された流路及び通流路は、前記加圧機構による加圧が加圧前の容積を維持したまま行われるように構成され、
前記液体の液圧によりフィルタ内の気体を当該液体に溶解させて除去することを特徴とする。
本発明によれば、半導体製造工程において基板の液処理に用いられる薬液中のパーティクルを除去するためのフィルタから気体を除去するにあたり、液体の通流路に設けられた前記フィルタに、基板の液処理時に薬液を通流させるときの圧力より高い圧力で液体を供給している。これにより、フィルタ内の液体に加わる圧力が高くなるので、この液体の液圧によりフィルタに含まれる気体が薬液に溶解し、こうして、フィルタ内の気体を除去することができる。また、薬液供給源からの薬液を前記フィルタを介して基板に対して供給することにより、パーティクル及び気体含有量が極めて少ない薬液を用いて液処理を行うことができ、欠陥の発生を抑えることができる。
本発明に係る気体除去装置の一実施の形態を示す構成図である。 貯留部の一例を示す縦断面図である。 貯留部の一例を示す縦断面図である。 中間タンクの一例を示す縦断面図である。 中間タンクの一例を示す縦断面図である。 フィルタ部の一例を示す縦断面図である。 フィルタ部の一例を示す縦断面図である。 脱ガスモジュールの一例を示す縦断面図である。 塗布モジュールの一例を示す縦断面図である。 気体除去装置の作用を示す構成図である。 気体除去装置の作用を示す構成図である。 気体除去装置の作用を示すフローチャートである。 フィルタ部の作用を示す縦断面図である。 気体除去装置の作用を示す構成図である。 気体除去装置の作用を示す構成図である。 気体除去装置の作用を示す構成図である。 気体除去装置の他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置の他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。 ベローズポンプを示す縦断面図である。 ベローズポンプを示す縦断面図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。 気体除去装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。
(第1の実施の形態)
以下に本発明に係る液処理方法を実施するフィルタ内の気泡の除去装置の第1の実施の形態について、ウエハWにレジスト液を塗布する塗布モジュールに薬液を供給する薬液供給系に適用した場合を例にして、図1を参照して説明する。図1はこのフィルタの気体除去装置の配管構成図であり、図中1は、薬液を貯留する薬液供給源をなす貯留部である。この実施の形態では、液体として、ウエハWに対して液処理を行うための薬液例えばレジスト液を用いる場合を例にして説明する。この例の貯留部1は、後述するように、通流路におけるフィルタの上流側に液体を供給する液体供給部に相当する。
前記貯留部1は、例えば図1及び図2に示すように、間接加圧ボトルより構成されている。具体的には、例えばPE(ポリエチレン)樹脂により構成された外装体11の内部に、加圧により変形自在であり、液体及び気体を透過させない材料より構成された容器部12を備えて構成されている。この容器部12は例えば変形自在な袋体等により構成されており、その内部には液体をなす薬液10が供給されていて、当該容器部12から下流側へ薬液を供給するための通流路13が設けられている。前記容器部12を構成する材質としては、プラスチック、ナイロン、EVOH(エチレン―ビニルアルコール共重合樹脂)、ポリオレフィンあるいは他の天然または合成重合体を含む1種類以上の重合体が用いられる。また、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フルオネートエチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシ(PFA)のようなフルオロ重合体を用いるようにしてもよい。
また、貯留部1には、容器部12の上端側開口部を塞ぐようにキャップ部15が設けられており、このキャップ部15を介して外装体11と容器部12との間に加圧用ガスを導入するためのガス導入路14が設けられている。このガス導入路14は、バルブV1を介して加圧用ガスの供給源15に接続されている。加圧用ガスとしては例えば窒素(N)ガス等が用いられ、容器部12の内部には、例えば気体濃度が10ppm以下のレジスト液よりなる薬液10が貯留されている。
この貯留部1では、図3に示すように、外装体11と容器部12との間の空間Sに加圧用のNガスを導入すると、当該空間Sの圧力が高くなり、容器部12がNガスにより押圧される。こうして、容器部12の内部の薬液10が通流路13を介して貯留部1の下流側へ押し出される状態で流出していく。このような貯留部1では、容器部12内の薬液10が加圧用の気体と接触しないため、薬液10への気体の溶解が抑えられる。
この貯留部1の下流側には通流路13を介して三方弁2が設けられており、この三方弁2には、前記通流路13の他に、中間タンク3に接続される通流路21と、ガス濃度検出部7に接続される通流路71が接続されている。前記中間タンク3は薬液10を貯留するための密閉容器であり、例えば図4に示すように、当該中間タンク3に薬液を供給するための通流路21が接続されると共に、当該中間タンク3から薬液を流出させるための通流路31が接続されている。また、中間タンク3の天井部30には、ベント用の補助流路32が接続され、この補助流路32には中間タンク3の外部近傍に例えば液検知センサ33が設けられると共に、この液検知センサ33よりも外側にバルブV2が設けられている。
こうして、中間タンク3では、図4に示すように、バルブV2を開いた状態で、中間タンク3内に薬液10を供給すると、中間タンク3内に薬液10が徐々に貯留していく。そして、中間タンク3内に薬液10が満たされて補助流路32まで到達し、薬液10が液検知センサ33が設けられたレベルまで到達したことが検出されると、バルブV2が閉じられるように構成されている(図5参照)。これにより、中間タンク3内に薬液10を供給する際に、当該中間タンク3内にて、薬液10に溶解していた気体が発泡し、気体が発生したとしても、当該気体を補助流路32を介して排気することができる。また、中間タンク3は密閉構造であるため、当該中間タンク3に薬液10を供給する際に、気体と接触せず、薬液10への気体の溶解が抑えられる。
中間タンク3の下流側には、通流路31を介してフィルタ部4が設けられている。このフィルタ部4は、例えば図6に示すように、フィルタ本体41の内部にパーティクル除去用のフィルタ42を設けて構成され、例えば配管系に対して着脱自在に設けられている。この配管系は、前記中間タンク3に接続された薬液供給用の通流路31と、フィルタ部4の下流側に向けて薬液を流出させるための通流路43と、ベント用の補助流路44を備えている。そして、補助流路44には、中間タンク3の補助流路32と同様に、その上流側(フィルタ本体41側)に液検知センサ45が設けられると共に、液検知センサ45よりも下流側にバルブV3が設けられている。
前記フィルタ本体41は例えば筒状の密閉容器よりなり、その天井部40には、前記供給用の通流路31と、流出用の通流路43と、補助流路44に夫々接続される開口部40a、40b、40cが形成されている。そして、図7に示すように、フィルタ本体41の開口部40a〜40cを夫々対応する配管系(通流路31、43、44)に接続することにより、フィルタ部4が配管系に対して着脱できるように構成されている。
一方、フィルタ本体41の内部には、例えばその中央部に前記供給用の通流路31と連通するように、フィルタ本体41の長さ方向に伸びる通路46aが区画部材47aにより形成されている。また、この区画部材47aの周囲には、当該区画部材47aとの間、及びフィルタ本体41の内壁との間に夫々流路46b、46cをフィルタ42の長さ方向に沿って形成するように、例えば平面視リング状の筒状のフィルタ42が設けられている。フィルタ42は、例えばUPE(超高分子量ポリエチレン)により構成され、その孔部の大きさ(ポアサイズ)は、3nm〜10nm程度のものが用いられる。
そして、前記区画部材47aは、フィルタ42の下方側にて屈曲して横方向に伸び、こうして、前記流路46aと接続される流路46dがフィルタ42の下方側に形成され、この流路46dを介して、フィルタ42の外周側の流路46cと接続されている。また、フィルタ42の上部側にも区画部材47bにより、前記流出用の通流路43と接続される流路46eが形成されている。これにより、フィルタ本体41の内部には、その中央の流路46aから供給された薬液10がフィルタ42の下方側の流路46dにより、フィルタ42の外周側の流路46cへ導かれる。そして、流路46cの薬液は、フィルタ42を通って、フィルタ42の内側の流路46bへ通流していき、フィルタ本体41の天井部40近傍に形成された流路46eを介して、流出用の通流路43から流出していく。このように、フィルタ42は、液体の通流路に配置されることになる。
フィルタ部4の下流側には、通流路43を介して液体を送液する機構をなすポンプ5が設けられている。このポンプ5は、前記フィルタ部4に通流路43により接続されると共に、流出用の通流路51を介して脱気部をなす脱ガスモジュール6に接続されている。また、ポンプ5にはベント用の補助流路52が設けられており、この補助流路52には、中間タンク3の補助流路32等と同様に、その上流側(ポンプ5側)に液検知センサ53が設けられると共に、液検知センサ53よりも下流側にバルブV5が設けられている。そして、このポンプ5は、吸引することによりフィルタ部4から薬液をポンプ5に引き込み、引き込まれた薬液10を脱ガスモジュール6に向けて送液することができるように構成されている。
この例の脱ガスモジュール6は、例えば図8に示すように、容器本体61の内部に、複数本の管状の気体除去部材62を備えて構成されている。この気体除去部材62は、気体透過膜63より構成された管状体である。当該気体除去部材62は、その一端側が前記ポンプ5からの通流路51に接続されており、その他端側は流出用の通流路64を介して検出部をなすガス濃度検出部7に接続されている。前記気体透過膜63は、液体は透過させずに気体のみ透過させるものであり、例えばPTFE、PFA、FEP等のフッ素樹脂により構成されている。
また、容器本体61には排気路65を介して排気機構66例えば真空ポンプが接続されている。この脱ガスモジュール6では、排気機構66により容器本体61内部を真空排気した状態で、気体除去部材62の一端側から薬液10が供給される。この薬液10は、気体除去部材62の内部を通流し、その他端側から流出されるが、この際、薬液10中の気体は気体除去膜63を透過して、気体除去部材62の外側へと移動していく。前記容器本体61内は排気機構66により真空排気されているので、薬液中の気体は気体除去膜63を介して容器本体61に吸引されていき、薬液から気体が速やかに除去される。
ガス濃度検出部7としては、電気化学的に薬液10中の酸素、窒素、水素、二酸化炭素、オゾン等の夫々の濃度を検出する機構等の周知の構成を用いることができる。このガス濃度検出部7は、通流路71を介して前記三方弁2に接続されている。また、この通流路71には分岐路72が接続されており、この分岐路62の先端側には、塗布モジュール8の塗布ノズル85が接続されている。これら通流路71及び分岐路72には、夫々バルブV6、V7が介装されており、後述するように制御部100により開閉のタイミングが制御されるように構成されている。
前記塗布モジュール8の構成について、図9を用いて説明すると、図中81は、ウエハWを略水平に保持するためのスピンチャックであり、駆動機構81aにより回転自在及び昇降自在に構成されている。このスピンチャック81に保持されたウエハWの周縁部には、ウエハWの側方及び裏面側周縁部を覆うように、ウエハWから飛散するレジスト液等の薬液を回収するための液受けカップ82が設けられている。この液受けカップ82の下部側は液受け部83として構成されており、その下面にはドレインや排気等を行うためのドレイン管84aや排気管84bが接続されている。
また、塗布モジュール8は、スピンチャック81に保持されたウエハWに対してレジスト液を吐出するための塗布ノズル85と、ウエハWに対してレジスト液の溶剤であるシンナー液を吐出するための溶剤ノズル86とが設けられている。これらノズル85、86は、例えばウエハWのほぼ中心にレジスト液や溶剤を吐出する処理位置と、液受けカップ82の外側の待機位置との間で移動自在、昇降自在に設けられている。前記塗布ノズル85は、レジスト液の供給系である前記気体除去装置の通流路72に接続されており、溶剤ノズル86は、溶剤供給系86aに接続されている。
このような塗布モジュール8では、スピンチャック81に保持されたウエハWを回転させながら、このウエハWの略中心に溶剤ノズル86からレジスト液の溶剤であるシンナー液を吐出した後、塗布ノズル85からレジスト液を吐出することにより、ウエハWの表面全体にレジスト液が塗布されるようになっている。
また、前記気体除去装置や塗布モジュール8は制御部100により制御されるように構成されている。この制御部100は、例えばコンピュータからなるプログラム格納部を有しており、プログラム格納部には、後述するような当該気体除去装置や塗布モジュール8の作用、つまり、気体除去装置の各バルブやポンプの制御や、ウエハWの受け渡し及びウエハWの処理等が実施されるように命令が組まれた、例えばソフトウェアからなるプログラムが格納される。そして当該プログラムが制御部100に読み出されることにより、当該制御部100は前記作用を制御する。なお、このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスクなどの記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
続いて当該実施の形態の作用について、図10〜図18を参照して説明する。本発明のフィルタ42の気体除去は、液処理モジュールのメンテナンス時や、薬液を交換する時、あるいは液処理モジュールを備えた塗布、現像装置の立ち上げ時等に実施される。先ず、フィルタ部4のベント用補助流路44を開いて、フィルタ部4内に薬液10を供給し、フィルタ部4内の大きな気泡を除去する工程を実施する(図12中ステップS1)。この工程では、図10に示すように、フィルタ部4を配管系に接続し、フィルタ部4とポンプ5との間のバルブV4を閉じると共に、中間タンク3の補助流路32のバルブV2及びフィルタ部4の補助流路44のバルブV3を開く。そして、バルブV1を開いて貯留部1に加圧用のNガスを供給し、三方弁2は貯留部1と中間タンク3とを接続するように設定する。図中、開いているバルブについては「O」、閉じているバルブについては「C」を付している。
こうして、貯留部1をNガスにより加圧して薬液10の供給を続けると、フィルタ部4の下流側のバルブV4が閉じられているので、徐々に下流側から薬液10が満たされていく。そして、フィルタ部4では、バルブV3を開いた状態で薬液10を供給しているので、薬液10は、フィルタ本体41内の流路46a、46d、46cを介してフィルタ42に至り、当該フィルタ42を通過して、流路46b、46eへ向けて通流していく。この際、フィルタ本体41内に存在する気体や、薬液10やフィルタ42に含まれる大きな気泡は、ベント用の補助流路44を介して排気される。そして、流路46a〜46eが全て薬液10で満たされると、薬液10は補助流路44に通流していき、液検知センサ45により液面レベルを検出したときにバルブV3を閉じることにより、フィルタ本体41内の流路46a〜46e全てが薬液10で満たされる。
さらに、貯留部1からの薬液10の供給を続けると、中間タンク3内に薬液10が徐々に貯留していき、既述のように、液検知センサ33により液面レベルを検出したときにバルブV2が閉じられる。こうして、図11に示すように、貯留部1からポンプ5の上流側までの区間が薬液10で満たされた状態になる。ここで、図11では、薬液10で満たされた通流路を太いラインで示している。
続いて、フィルタ部4を加圧して、フィルタ42から気泡を除去する加圧工程を実施する(ステップS2)。この工程では、図11に示すように、フィルタ部4の下流側のバルブV4、フィルタ部4の補助流路45のバルブV3及び中間タンク3の補助流路32のバルブV2を全て閉じる。そして、バルブV1を開いて貯留部1をNガスにより加圧し、三方弁2を貯留部1と中間タンク3とを接続するように設定する。フィルタ本体41内では、既述のように、全ての流路46a〜46eが薬液10で満たされているので、さらなる薬液10の供給により徐々にフィルタ本体41内の圧力が高まっていく。

こうして、フィルタ42に、前記ウエハWの液処理時に通流させるときの圧力より高い圧力で薬液10が供給される。これにより、フィルタ42中の液体に加わる圧力が高くなるので、この高い液体の液圧によりフィルタ42に含まれる気体(気泡)が薬液10に溶解する。こうして、フィルタ42内のナノサイズやマイクロサイズの極めて微小な気泡を薬液10に溶解させて、フィルタ42から除去する。
このとき、フィルタ42に薬液10を供給するときの圧力は、フィルタ42を用いて塗布ノズル85から薬液10を吐出するときの圧力例えば15psi(103.4kPa)よりも大きい圧力である。こうして、所定時間例えば10分程度、フィルタ部4への薬液10の供給を継続して、フィルタ部4内を加圧し、フィルタ42中の微小な気泡を除去する。従ってこの例では、貯留部1が、フィルタ42にウエハWの液処理時に通流させるときの圧力よりも高い圧力で液体を供給する機構に相当する。
次いで、フィルタ部4から気体が溶解した薬液10を排出する工程を実施する(ステップS3)。例えば図14に示すように、バルブV1を閉じて、貯留部1へのNガスの加圧を停止すると共に、フィルタ部4の下流側のバルブV4を開いて、ポンプ5を作動させ、フィルタ部4内の薬液10を吸引する。この際、ポンプ5では補助流路のバルブV5を開いておく。また、中間タンク3のバルブV2及びフィルタ部4のバルブV3を閉じた状態にし、三方弁2を貯留部1と中間タンク3とを接続するように設定する。ポンプ5では、例えば常時バルブV5が開いており、液面センサ53により液面レベルを検出したときにバルブV5が閉じられる。
これにより、貯留部1の下流側の通流路13、21、32、31、44、43に存在する薬液10はポンプ5の吸引によりポンプ5に向けて移動していき、フィルタ部4では、フィルタ42の気泡が溶解した薬液10が排出される。この状態から、ポンプ5により、下流側に薬液10を送液して、薬液10から気体を除去する脱気工程(ステップS4)と、薬液10のガス濃度を測定する工程(ステップS5)を実施する。この際、図15に示すように、バルブV6を開いてバルブV7を閉じ、三方弁2をガス濃度検出部7と貯留部1とを接続するように設定する。その他のバルブVの開閉は、図14に示す例と同様である。これにより、薬液10はポンプ5の下流側の脱ガスモジュール6に送液され、既述のように、気体の除去が行われる(ステップS4)。こうして、気体が除去された薬液10はガス濃度検出部7に送液されて、薬液10中のガス濃度が測定される(ステップS5)。このガス濃度の測定は、所定のタイミング例えば10秒毎に行う。
そして、ガス濃度が第1の許容値以内に収まっているか否かを判定し(ステップS6)、収まっている場合には、図16に示すように、バルブV6を閉じ、バルブV7を開いて、液処理モジュール8の塗布ノズル85に薬液10を供給し、当該薬液10は既述のレジスト液の塗布処理に用いられる。この第1の許容値とは、薬液10であるレジスト液のガス濃度が例えば1ppm以下であって、レジスト液の塗布処理に用いても支障がない値である。また、既述のように薬液10をフィルタ42に通過させているので、フィルタ42によりパーティクルが除去され、ガス濃度の低い薬液10(レジスト液)が塗布モジュール8に送液されることになる。
一方、前記ガス濃度が第1の許容値を超えている場合には、バルブV6を開き、バルブV7を閉じて、三方弁2を介して貯留部1に送液する。そして、再び、ステップS1に戻って、貯留部1からフィルタ部4へ向けて、前記脱ガスモジュール6にて気体が除去された薬液10を送液し、脱気工程にて気体が除去された薬液10を加圧工程にて再使用するために、フィルタ42に送液する送液工程が実施される。従って、この例では、脱ガスモジュール6から貯留部1へ薬液10を送液する通流路と、貯留部1からフィルタ部4へ薬液を送液する通流路とが、脱ガスモジュール6にて気体が除去された薬液10をフィルタに送液する送液路に相当する。例えば送液工程では、ポンプ5を駆動させて脱ガスモジュール6から貯留部1へ薬液10を送液した後、ポンプ5の駆動を停止し、バルブV6を閉じ、三方弁2により貯留部1と中間タンク3とを接続する。そして、バルブV1を開き、Nガスによる加圧により貯留部1からフィルタ部4に薬液10を送液する。
次いで、フィルタ部4内を加圧して、フィルタ42の気泡を除去する加圧工程(ステップS2)、フィルタ部4から薬液10を排出する排出工程(ステップS3)、薬液10から気体を除去する脱気工程(ステップS4)、薬液10中のガス濃度を検出する工程(ステップS5)を再度実施する。加圧工程を実施する前には、図10に示すように、バルブV4を閉じ、バルブV2及びバルブV3を開いた状態に設定する。そして、既述のように、貯留部1から薬液10を供給することにより、既述の加圧工程を実施する。こうして、ガス濃度が第1の許容値内に収まるまで、薬液10をフィルタ部4に循環させて、ステップS1〜ステップS6を繰り返し実行する。
以上において、この例では、ポンプ5の後段側に、脱ガスモジュール6とガス濃度検出部7とをこの順序で配設したが、ポンプ5の後段側に、ガス濃度検出部7と脱ガスモジュール6とをこの順序で配設してもよく、この場合にも上述の実施の形態と同様の処理を行うことができる。
上述の実施の形態によれば、フィルタ42に、ウエハWの液処理時に薬液10を通流させるときの圧力より高い圧力で薬液10を供給し、当該薬液10の液圧を高めているので、この加圧によりフィルタ42内の気体を薬液10中に溶解させることができる。こうして、ポアサイズの小さいフィルタ42からナノサイズやマイクロサイズの微細な気泡を速やかに除去することができる。
この際、フィルタ42内の気体が溶解する薬液10を脱ガスモジュール6にて脱気して、再びフィルタ42の加圧のために再使用すれば、薬液10のガス濃度が低減する上、フィルタ42の気体除去のための薬液10の消費量を抑えることができる。
また、フィルタ42の気泡を除去するためにフィルタ42に供給される液体として、ウエハWの液処理に用いる薬液を使用することにより、薬液供給系に上述のフィルタ内の気体除去装置を組み込むことができる。さらに、フィルタ42の気泡が除去された後は、流路の切り替えを行うことにより、当該薬液をフィルタ42を介してウエハWに速やかに供給することができる。
さらにまた、前記加圧工程と、脱気工程と、脱気された薬液10をフィルタ部4に送液する送液工程と、を繰り返して行うことにより、1回の加圧工程の実施では、フィルタ42から気泡が除去しきれない場合であったとしても、徐々にフィルタ42から気泡が除去されていく。これにより、確実にフィルタ42から気泡を除去することができる。また、繰り返してフィルタ42に通過させることにより、薬液中のパーティクルが除去されると共に、薬液10中の気体濃度も低減していくので、パーティクル及び気体の含有量が極めて少ない薬液10を得ることができる。
さらにまた、上述の実施の形態では、薬液10のガス濃度を所定のタイミングで検出しているので、フィルタ42の気体除去の終了のタイミングをリアルタイムで把握することができる。このため、フィルタ42の気体除去が終了した段階で速やかに、薬液10を塗布モジュール8に供給することができるので、スループットの低下が抑えられる。
また、気泡が除去されたフィルタ42を介して薬液10をウエハWに供給することにより、パーティクル及び気体の含有量が極めて少ない薬液10をウエハWに供給して液処理を行うことができる。このため、気泡の存在によるレジスト液や現像液の塗残し領域の発生が抑えられる。この結果、デバイスが微細化する現状においても欠陥の発生を抑制できるので、歩留りの低下が抑えられ、本発明の効果は大きい。
(第2の実施の形態)
続いて、本発明の第2の実施の形態について、図17及び図18を参照して説明する。この実施の形態が上述の実施の形態と異なる点は、当該気体除去装置内において、薬液10中に本来溶存している気体をフィルタを介さずに脱気できる点である。このため、当該実施の形態では、中間タンク3とポンプ5との間に、フィルタ部4を経由する通流路31、43の他に、フィルタ部4を迂回する通流路34を形成し、通流路31と通流路34に夫々バルブV8、バルブV9を設けている。
この例では、当該気体除去装置内において、薬液10中の脱気処理(気体除去工程)を行うときには、図17に示すように、バルブV8を閉じ、バルブV9を開く。そして、貯留部1内の薬液10を中間タンク3→通流路34→ポンプ5→脱ガスモジュール6→ガス濃度検出部7→貯留部1のルートで通流させるように、バルブV1〜V9の開閉やポンプ5の駆動を制御する。
薬液10は脱ガスモジュール6を通過する際に気体が除去されるため、ガス濃度が第2の許容値となるまで、既述のルートで通流させる。この第2の許容値は、例えば薬液10中のガス濃度が、フィルタ42の気体の除去処理に使用できる程度の濃度に設定され、例えば5ppm以下である。
こうして、薬液10中のガス濃度が第2の許容値以下となると、図18に示すように、バルブV8を開き、バルブV9を閉じて、フィルタ42の気体の除去処理を実施する。この際、貯留部1内の薬液10は、中間タンク3→フィルタ部4→ポンプ5→脱ガスモジュール6→ガス濃度検出部7→貯留部1のルートで通流させるように、バルブV1〜V9の開閉やポンプ5の駆動を制御する。そして、薬液10中のガス濃度が第1の許容値以下になったら、バルブV6を閉じ、バルブV7を開いて、薬液10を液処理モジュール8へ供給し、所定の液処理を行う。
この実施の形態によれば、薬液10の脱気ができるので、最初にフィルタ部4に供給される薬液10のガス濃度が、フィルタ42の気体除去に適したガス濃度よりも高い場合であっても、前記フィルタ42の気体除去に適したガス濃度以下まで低減させてから、フィルタ42の気体除去に使用することができる。
(第3の実施の形態)
この実施の形態は、フィルタ部4から排出される気体を含んだ液体をフィルタ部4に送液せずに廃棄するようにした例である。この場合の構成例について、図19及び図20を参照して説明する。図中、1Aは、液体の貯留部であり、この例では、例えばガス濃度が10ppm以下のレジスト液の溶剤であるシンナー液が貯留されている。この貯留部1Aは、上述の薬液10であるレジスト液を貯留する貯留部1と同様に構成されており、流出用の通流路13Aを介して第1の三方弁2Aが接続され、この第1の三方弁2Aは、通流路13Bを介して、貯留部1の下流側に設けられた第2の三方弁2Bと接続されると共に、通流路13Cを介して、塗布モジュール8の溶剤ノズル86に接続されている。この通流路13Cには、液検知センサ17とフィルタ18とが設けられている。
また、脱ガスモジュール6にて気体が除去された液体をフィルタ部4に送液する送液路を設けず、ガス濃度検出部7の下流側にバルブV10を備えた通流路71を介して、廃棄された液体を貯留する廃棄タンク16を設ける。これ以外の構成については、上述の図1の装置と同様に構成されている。
この例では、先ず、フィルタ42の気体除去を行うときには、バルブV7を閉じ、バルブV10を開き、第1及び第2の三方弁2A、2Bを介して貯留部1Aと中間タンク3とを接続するように設定する。そして、図19に示すように、貯留部1Aからシンナー液よりなる液体を、中間タンク3→フィルタ部4→ポンプ5→脱ガスモジュール6→ガス濃度検出部7→廃棄タンク16のルートで通流させる。この例ではポンプ5が、フィルタ42にウエハWの液処理時に通流させるときの圧力より高い圧力で液体を供給する機構に相当する。フィルタ42に液体を通過させた当初は、液体に溶解するフィルタ42の気体の量が多いため液体中のガス濃度が高いが、このガス濃度は次第に低くなっていく。そして液体中のガス濃度が許容値以下になったら、第1の三方弁2Aを貯留部1Aと溶剤ノズル86とを接続するように設定すると共に、第2の三方弁2Bを貯留部1と中間タンク3とを接続するように設定する。
こうして、貯留部1からレジスト液よりなる薬液10を、中間タンク3→フィルタ部4→ポンプ5→脱ガスモジュール6→ガス濃度検出部7→廃棄タンク13のルートで通流させる。そして、所定量のレジスト液を通流させた後、図20に示すように、バルブV10を閉じ、バルブV7を開いて、薬液10を通流路72を介して液処理モジュール8の塗布ノズル85へ供給し、所定の液処理を行うように、バルブV1〜V3、V5、V7、V10の開閉やポンプ5の駆動を制御する。
この例では、レジスト液に比べて廉価な溶剤をフィルタ部4に供給して、フィルタ42の気体除去を行い、次いで、薬液であるレジスト液をフィルタ部4を介して塗布モジュール8に供給し、ウエハWに対してレジスト液の塗布処理が行われる。上述の例では、液体として、ウエハWの液処理に使用するシンナー液を用いるため、脱ガスモジュール6にてシンナー液中の気体除去を行うことが好ましいが、液処理に用いない液体によりフィルタ42の気体除去を行う場合には、脱ガスモジュール6は必ずしも必要ではない。また、フィルタ部4とポンプ5との間にバルブV4を設け、このバルブV4を閉じて貯留部1Aからの液体の送液により、前記フィルタ42にウエハWの液処理時に通流させるときの圧力より高い圧力で液体を供給するようにしてもよい。こうしてバルブV4を閉じて加圧工程を実施した後は、バルブV4を開き、ポンプ5を駆動させてフィルタ部4の下流側へ液体を送液する。
さらに、本発明のフィルタ部4は、液収容部をなすフィルタ本体41とフィルタ42とを一体に設けずに、フィルタ本体41は薬液供給系に固定して設け、フィルタ42をフィルタ本体41に着脱する構成であってもよい。この場合であっても、図1の気体除去装置と同様に構成される。そして、例えば薬液10中のガス濃度が高い場合には、フィルタ42を装着する前に、貯留部1内の薬液10を中間タンク3→フィルタ本体41→ポンプ5→脱ガスモジュール6→ガス濃度検出部7→貯留部1のルートで通流させるように、バルブV1〜V7の開閉やポンプ5の駆動を制御する。
そして、薬液10中のガス濃度が前記第2の許容値以下となると、フィルタ本体41にフィルタ42を装着する。そして、貯留部1内の薬液10を、中間タンク3→フィルタ部4→ポンプ5→脱ガスモジュール6→ガス濃度検出部7→貯留部1のルートで通流させるように、バルブV1〜V7の開閉やポンプ5の駆動を制御する。こうして、薬液10中のガス濃度が前記第1の許容値以下になったら、バルブV6を閉じ、バルブV7を開いて、薬液10を液処理モジュール8へ供給し、所定の液処理を行う。
続いて、複数個のフィルタの気体除去装置を備えた構成例について、図21〜図26を参照して説明する。図21は、複数個例えば4個の塗布モジュール8に薬液を供給する薬液供給系に、夫々気体除去装置を組み込む場合の構成例であり、塗布モジュール8毎に、既述の気体除去装置を備えた薬液供給系が用意される例である。この例では、1つの塗布モジュール8に対応する気体除去装置110は、脱ガスモジュール6の前段にガス濃度検出部7が設けられている以外は、図1に示す例と同様に構成されており、フィルタ部4の加圧用の液体としては、例えばレジスト液よりなる薬液10が用いられる。
また、夫々の気体除去装置110における中間タンク3のベント用補助流路32、フィルタ部4のベント用補助流路44、ポンプ5のベント用補助流路52は、夫々共通のベント用通流路320、440、520に接続されている。この例では、各気体除去装置110において、夫々フィルタ42の気体除去と、薬液10の気体除去(脱ガス)が行われる。つまり、貯留部1内の薬液10を、中間タンク3→フィルタ部4→ポンプ5→ガス濃度検出部7→脱ガスモジュール6のルートで送液し、薬液10中のガス濃度が第1の許容値以下となるまで、貯留部1内の薬液10をフィルタ部4に循環供給して、フィルタ42の気体除去と、薬液10の脱ガスとを行ない、薬液10中のガス濃度が第1の許容値以下となると、塗布モジュール8へ薬液10を供給する。
さらに、図22に示す例では、4つの塗布モジュール8毎に夫々既述の気体除去装置を備えた薬液供給系が用意される場合に、共通のガス濃度検出部7を用いる例である。この例では、1つの塗布モジュール8毎に用意された薬液供給系120は、夫々ポンプ5の後段に、共通のガス濃度検出部7が設けられると共に、共通のガス濃度検出部7の後段には、夫々脱ガスモジュール6が設けられている。
この例では、各薬液供給系120では、夫々フィルタ42の気体除去が行われ、フィルタ42から排出された気体を含む薬液10は、各ポンプ5により、夫々ガス濃度検出部7に送液されて、夫々ガス濃度が検出される。次いで、薬液10は、夫々の脱ガスモジュール6に送液され、ここで薬液10の脱ガスが行われる。そして、薬液10中のガス濃度が第1の許容値以下となるまで、フィルタ部4へ薬液10の循環供給と、フィルタ部4の気体除去と、薬液10の脱ガスが行われ、薬液10中のガス濃度が第1の許容値以下となると、塗布モジュール8へ薬液10が供給される。
以上において、本発明では、必ずしも気体除去装置を塗布モジュールに接続する必要はない。例えば図23に示すように、中間タンク3とフィルタ部4とポンプ5と脱ガスモジュール6とガス濃度検出部7とを通流路130により接続して一つの気体除去装置140を構成し、この気体除去装置140を複数例えば4つ組み合わせるようにしてもよい。この例では、フィルタ部4の加圧用の液体として例えばレジスト液よりなる薬液10が用いられており、当該薬液10を貯留する貯留部が2つ設けられ、これらから夫々の気体除去装置140の通流路130へ薬液10が供給される。
夫々の気体除去装置140では、フィルタ部4におけるフィルタ42の気体除去が行われ、フィルタ42から排出された気体を含む薬液10は、脱ガスモジュール6にて薬液10の脱ガスが行われる。次いで、薬液10はガス濃度検出部7にてガス濃度が検出され、貯留部1に送液される。そして、薬液10中のガス濃度が第1の許容値以下となるまで、貯留部1からフィルタ部4への薬液10の供給と、フィルタ部4の気体除去と、薬液10の脱ガスが行われ、薬液10中のガス濃度が第1の許容値以下となると、気体除去処理が終了する。
こうして、フィルタ部4はフィルタ42の気泡が除去されているので、フィルタ部4毎又はフィルタ42のみ取り出して、液処理モジュールの薬液のパーティクル除去に使用される。また、貯留部1内の薬液10は、気泡が第1の許容値以下であるので、ウエハWの液処理に使用してもよい。
さらに、本発明では、貯留部として、ベローズポンプ9を用いるようにしてもよい。このベローズポンプ9について、図24及び図25を参照して説明すると、図中91は容器本体であり、この容器本体91は上端側の開口部が蓋体91aにより塞がれている。また容器本体91の内部には、この容器本体91内を上下方向に摺動自在に移動する加圧用のピストン92を備えている。このピストン92は、図24及び図25に示すように、容器本体91内を上側の液室B1と、下側の流体室B2とに区画している。前記蓋体91aの下面とピストン92の上面には、ベローズ体93の両端が夫々取り付けられている。このベローズ体93は伸縮自在に設けられており、ピストン92からの圧力に応じて伸縮するように構成されている。
前記蓋体91aには、液の導入口94aと、液の吐出口94bと、気泡除去のための泡抜き口94cとが設けられている。前記吐出口94bには、ベローズポンプ9の後段側に液を供給するための通流路、前記導入口94aには当該ベローズポンプ9に液を補給するための液補給路、前記泡抜き口94cには気泡除去のためのドレイン管が夫々接続される。
一方、容器本体91の底壁には接続口95が形成されており、この接続口95には、流体室B2に流体を供給して流体室B2内を加圧したり、流体室B2内を減圧手段により減圧するための給排気管が接続される。なお、図24及び図25では、前記通流路、液補給路、ドレイン管、給排気管については図示を省略している。また、図中96は位置検出用のマグネット、97aは液が完全にエンプティになった状態を検出するためのエンプティセンサ、97bは液が完全にエンプティになる直前を検出するための直前エンプティセンサ、97cは液が完全に充填されてフルになった状態を検出するためのフルセンサである。これらセンサ97a〜97cは、例えばマグネット96の磁界を検出することにより、ピストン92の位置を検知することができるようになっている。
このベローズポンプ9では、前記接続口95を通して流体室B2内が減圧され、前記ピストン92が下方向に駆動されると、前記導入口94aを通じて液が液室B1内に導入される。そして、流体室B2内にNガスが導入されることで、ピストン92が上側方向に駆動されて液室B1内の液を加圧し、こうして液室B1内の液が前記吐出口94bを通して吐出される。この際、前記泡抜き口94cを通って液中の気泡が排気されるようになっている。
このベローズポンプ9を、上述の図1の気体除去装置に貯留部1として組み込む場合には、例えば吐出口94bに通流路13を接続する。この際、脱ガスモジュール6にて脱ガスされた薬液10をフィルタ部4に送液する場合には、ガス検出部7と導入口94aとを接続する通流路を設け、ガス検出部7にてガス濃度が検出された薬液10を導入口94aを介して容器本体91の薬液室B1内に供給する。
また、ベローズポンプ9を備えた気体除去装置のさらに他の実施の形態について、図26を用いて説明する。図中、図1及び図21と同様の構成部材については、同じ符号を付している。上述の実施の形態と異なる点を中心に説明すると、ベローズタンク9Aには例えばフィルタ部4の加圧用の液体としてレジスト液の溶剤が貯留され、ベローズタンク9Bには液処理用の薬液としてレジスト液が貯留されている。さらに、ベローズタンク9Aの下流側に第1の三方弁2Aが設けられ、ベローズタンク9Bの下流側には第2の三方弁2Bが設けられている。第1の三方弁2Aは通流路210を介して第2の三方弁2Bと接続されると共に、通流路220を介して液検知センサ221、パーティクル除去用のフィルタ223を介して例えば塗布モジュール8の溶剤ノズル86に接続されている。
さらにまた、第2の三方弁2Bには、通流路230を介して中間タンク3が設けられる。この中間タンク3の下流側は例えば4つの分岐路231〜234に分岐しており、夫々の分岐路231〜234には、夫々フィルタ部4、ポンプ5が上流側から設けられている。夫々のポンプ5は、分岐路231〜234を介して、共通のガス濃度検出部7と脱ガスモジュール6に接続され、この脱ガスモジュール6は前記第2の三方弁2Bに接続されている。さらに、夫々の分岐路231〜234は図示しない切り替えバルブを介して、例えば塗布モジュール8の塗布ノズル85に接続されている。
この例では、例えばフィルタ42の気体除去を行うときには、ベローズポンプ9A内の液体を三方弁2A、2B、中間タンク3を介して夫々の分岐路231〜234に供給する。夫々の分岐路231〜234では、この液体の供給により、フィルタ部4内を加圧してフィルタ42の気泡が除去される。そして、フィルタ42の気泡が溶解した液体は、夫々の分岐路231〜234のポンプ5により、ガス濃度検出部7及び脱ガスモジュール6に順次送液されて、当該液体中のガス濃度が検出された後、脱ガスされ、一旦ベローズポンプ9A内に戻される。
こうして、液体のガス濃度が前記第2の許容値以下となるまで、ベローズポンプ9Aから夫々の分岐路231〜234のフィルタ部4への液体の供給と、フィルタ部4の気体除去と、液体の脱ガスとを行い、液体中のガス濃度が前記第2の許容値以下となると、気体除去処理を終了する。この後、ベローズポンプ9Aの液体は、溶剤ノズル86に供給して、レジスト液の塗布の前処理に使用される。
一方、液体のガス濃度が前記第2の許容値以下となると、第1及び第2の三方弁2A、2Bを、ベローズポンプ9B内のレジスト液が中間タンク3に送液されるように設定し、夫々の分岐路231〜234に供給する。そして、気泡が除去されたフィルタ部4により、レジスト液のパーティクルが除去された薬液10は、ポンプ5により、塗布液ノズル85に供給され、レジスト液の塗布処理に実施される。
(第4の実施の形態)
続いて、本発明の液処理方法の第4の実施の形態について、図27及び図28を参照して説明する。この実施の形態は、ウエハWに対して液処理を行うための薬液を用い、前記加圧工程を繰り返して行うときに、加圧工程にてフィルタ42に薬液を通過させたときの薬液の通過量の総量を検出し、前記総量が設定値を超えるときには薬液を廃棄する例である。薬液の種別例えばレジスト液の種類によっては、加圧工程への送液を長時間繰り返して行うと変質するものがあり、変質した薬液は液処理に用いることができないためである。加圧工程を繰り返して行うと、加圧工程の回数分、薬液がフィルタ42を通過するので、前記通過量の総量(以下「通過総量」という)が多くなる。このため前記通過総量を検出することで加圧工程への送液時間(加圧工程の繰り返し回数)が把握でき、薬液を廃棄するタイミングが設定できる。
ここでは第1の実施の形態の構成に流量検出部を設けて、薬液の通過総量を検出する場合を例にして、図27を参照しながら説明する。この例では、図に示すようにフィルタ部4とポンプ5との間の通流路43に前記流量検出部48が設けられている。この流量検出部48では、加圧工程の後にフィルタ部4から薬液を排出したときに、例えば薬液の単位時間当たりの流量が検出され、この検出値が制御部100に出力される。制御部100は流量演算部101と判定部102とを備えており、前記流量演算部101は流量検出部48からの検出値に基づいて前記薬液の流量を積算し、フィルタ42を通過した薬液の流量の総量である通過総量を求めるように構成されている。また判定部102は流量演算部101にて求めた前記通過総量が設定値を超えるか否かを判定し、超えるときに薬液の廃棄指令を出力するように構成されている。さらにポンプ5と脱ガスモジュール6との間の通流路51には開閉バルブV11が設けられ、ポンプ5にはバルブV12を備えたドレイン流路54が設けられている。
前記判定部102では、前記通過総量が設定値を超えないとき(設定値以内であるとき)には、薬液を通常のルートによりポンプ5の下流側へ通流させるように、バルブV11、バルブV12及びポンプ5に指令を出力する。例えば前記バルブV11及びバルブV5は常時開き、バルブV12は常時閉じられるように構成されている。従って通常のルートにより薬液を通流させるときには、バルブV11及びバルブV5を開き、バルブV12を閉じてポンプ5を駆動し、バルブV5は液量センサ53により液面を検知したときに閉じるように制御される。
一方、通過総量が設定値を超えるときには、バルブV11及びバルブV5を閉じて、バルブV12を開き、ポンプ5を駆動するように廃棄指令を出力し、ドレイン流路54を介して薬液を廃棄する。前記設定値は、加圧工程を繰り返して行う場合に、加圧工程への送液時間(フィルタ42を通過する薬液の通過総量)と薬液の性質との関係を把握することにより予め設定される。
例えば加圧工程を1回行ったときに、加圧工程の終了後フィルタ部4から下流側へ排出される薬液の通過総量を100mlとし、前記設定値を1000mlと仮定して具体的に説明する。加圧工程を1回行った後下流側に排出される薬液の通過総量は100mlであるので、加圧工程を10回行ったときには前記通過総量は1000mlとなる。このため加圧工程の回数が10回までは、通過総量は設定値を超えないと判定され、薬液中のガス濃度が第1の許容値を超えるときには、バルブV11及びバルブV6を開いてポンプ5を駆動させ、フィルタ部4に薬液を送液して、再度加圧工程を実施する。また、薬液中のガス濃度が第1の許容値以下であるときには、バルブV11及びバルブV7を開いてポンプ5を駆動させ、塗布モジュール8の塗布ノズル85に薬液を供給して、ウエハWに対して液処理を行う。
そして加圧工程を10回行った後に、薬液中のガス濃度が第1の許容値以下である場合には、薬液を再びフィルタ部4に送液して加圧工程を再度行う。こうして加圧工程を11回行って薬液を下流側に送液すると、前記通過総量は1100mlとなり設定値を超えると判定されるので、バルブV11を閉じ、バルブV12を開いて、ポンプ5を駆動させ、ポンプ5のドレイン流路54を介して薬液を廃棄する。例えばバルブV2、V3、V5、V7、V11を閉じ、バルブV4、V6、V12を開き、三方弁2によりガス濃度検出部7と中間タンク3とを接続して、中間タンク3、フィルタ部4、ポンプ5、脱ガスモジュール6、ガス濃度検出部7及び流路内に残存する薬液を、ポンプ5のドレイン流路54を介して全て廃棄する。次いで、三方弁2により貯留部1と中間タンク3とを接続し、例えばバルブV2、V3、V5、V6、V7、V11は閉じ、バルブV4、V12を開いて、貯留部1内に残存する薬液をポンプ5のドレイン流路54を介して全て廃棄する。従って、ガス濃度検出部7にて検出された薬液中のガス濃度が第1の許容値以下であっても、当該薬液はウエハWの液処理に使用せず、廃棄されることになる。
上述の例では、フィルタ部4内の薬液の量が加圧工程を行う毎に揃っている場合を想定して説明したが、フィルタ部4内の薬液の量が加圧工程を行う毎に変化する場合にも本実施の形態は適用できる。この例では、薬液の前記通過総量が1000mlを超えると薬液の廃棄指令が出力され、薬液中のガス濃度が第1の許容値以下であっても、当該薬液はポンプ5のドレイン路54を介して廃棄される。
この実施の形態では、加圧工程への薬液の送液を長時間繰り返して行うと変質するおそれがある薬液については、加圧工程にてフィルタ42に薬液を通過させたときの薬液の通過量の総量を検出し、前記総量が設定値を超えるときには、薬液が変質すると仮定して廃棄している。このため、変質した薬液を液処理に用いることが抑えられ、良好な液処理を安定して行うことができる。また、薬液の通過量の総量に基づいて薬液の廃棄のタイミングを把握しているので、フィルタ部4内の薬液の量が加圧工程を行う毎に変化する場合であっても、適切なタイミングで薬液を廃棄することができる。
以上において、流量検出部48はフィルタ部4の上流側に設けるようにしてもよい。また薬液の廃棄は、液処理モジュール8へ薬液を供給する前に行う構成であればよく、例えばフィルタ部4にドレイン流路を設けてここから排出するようにしてもよいし、例えば流路21、31、43、51、64、72の少なくとも一つに分岐路を設け、この分岐路を介して薬液を廃棄するようにしてもよい。例えば薬液の通過総量が設定値を超えると判定されたときにフィルタ部4の上流側で薬液を廃棄する場合には、設定値を超えると当該回の加圧工程を実施する前に薬液が廃棄されることになる。
さらに前記流量検出部48により、加圧工程にてフィルタ42に薬液を通過させたときの薬液の通過総量を検出するようにしてもよい。この場合には、制御部100には流量演算部101を設けず、判定部102のみを設ける構成となる。例えば加圧工程後、フィルタ部4から下流側に薬液を排出し、排出が終了したタイミングで流量検出部48の検出値(通過総量)を制御部100に出力する。制御部100の判定部102では前記検出値が設定値を超えているか判定し、前記検出値が設定値を超えるときには、前記薬液中の気体濃度が前記許容値以下であっても、前記薬液をウエハWの液処理に用いずに廃棄するように指令を出力する。
さらにまた上述の例では、薬液を廃棄するときには流路及び貯留部1内の薬液を全て廃棄する構成としたが、薬液の廃棄量は自由に設定できる。また薬液の廃棄はポンプ5の駆動ではなく、貯留部1のNガスによる加圧で行うようにしてもよいし、例えば自重で排出する構成であってもよい。
さらにまた加圧工程にてフィルタ42に薬液を通過させたときの薬液の通過量の総量は、加圧工程の回数を把握することにより検出するようにしてもよい。フィルタ部4の容量は決まっており、加圧工程にてフィルタ部4に供給される薬液の量が設定できる。このため1回の加圧工程でフィルタ42を通過する薬液の通過量が把握でき、前記1回の通過量に加圧工程の回数を乗じることにより、薬液の通過総量が検出されることになるからである。
この場合について図28を参照して説明する。例えば制御手段100の流量演算部101は加圧工程の回数を計数するように構成され、判定部102は流量演算部101により計数された加圧工程の回数が、予め設定された回数(以下「設定回数」という)を超えるか否かを判定し、超えたときに薬液の廃棄指令を出力するように構成されている。流量検出部48が設けられていない以外は、上述の図27に示す構成と同様である。
制御部100はバルブV4の開閉を制御し、加圧工程を行うときには必ずバルブV4を閉じることから、例えば流量演算部101はバルブV4を閉じる回数を計数することにより加圧工程の回数を計数するように構成されている。具体的に説明すると、最初に加圧工程を実施するときにバルブV4を閉じるので加圧工程の回数は1回となる。この加圧工程の後でバルブV4を開いてフィルタ部4の下流側に薬液を通流させるが、薬液中のガス濃度が第1の許容値を超えているときには、既述のように薬液をフィルタ部4に送液し、加圧工程を繰り替えして実施する。このとき再びバルブV4が閉じられるので、加圧工程の回数は2回となる。このようにバルブV4を閉じる回数は加圧工程の回数と同じになるので、バルブV4を閉じる回数を計数することにより、加圧工程の回数が計数できる。
また判定部102では、流量演算部101により計数された加圧工程の回数が設定回数を超えないとき(設定回数以内であるとき)には、薬液を通常のルートによりポンプ5の下流側へ通流させるように、バルブV11及びバルブV5を開き、バルブV12を閉じるように制御する。バルブV5は液量センサ53により液面を検知したときに閉じられる。
一方、計数された加圧工程の回数が設定回数を超えるときには、バルブV11及びバルブV5を閉じ、バルブV12を開き、ポンプ5を駆動させるように廃棄指令を出力し、ドレイン流路54を介して薬液を廃棄する。前記設定回数は、加圧工程を行った回数(フィルタ42の通過回数)と薬液の性質との関係を把握することにより予め設定される。
例えば設定回数を10回と仮定して具体的に説明する。加圧工程を10回行った後に、ガス濃度検出部7にて検出された薬液中のガス濃度が第1の許容値以下である場合には、バルブV11及びバルブV7を開いてポンプ5を駆動させ、塗布モジュール8の塗布ノズル85に薬液を供給して、ウエハWに対して液処理を行う。一方、加圧工程を10回行った後に、薬液中のガス濃度が第1の許容値を超えている場合には、薬液を再びフィルタ部4に送液して加圧工程を再度行う。このときにバルブV4を閉じるので、加圧工程の回数は11回と計数される。従って計数された回数が設定回数を超えるため、バルブV11及びバルブV5を閉じ、バルブV12を開いてポンプ5を駆動させ、ポンプ5のドレイン路54を貸して薬液を廃棄する。
加圧工程の回数の計数は、中間タンク3のバルブV2やフィルタ部4のバルブV3が閉じる回数をカウントすることより行うようにしてもよい。これらバルブV2、V3は常時開かれていて、フィルタ部4で加圧工程を実施するときに閉じられるため、加圧工程の回数とバルブV2、V3を閉じる回数とは同じであるからである。
さらに加圧工程にてフィルタ42に薬液を通過させたときの薬液の通過量の総量は、ポンプ5の駆動回数をカウントすることにより行ってもよい。加圧工程を実施した後、フィルタ部4の下流側へ薬液を排出するときにポンプ5を駆動し、再びフィルタ部4で加圧工程を実施するときにはポンプ5の駆動を停止するため、加圧工程の回数はポンプ5の駆動回数により把握できる。このため1回の加圧工程でフィルタ42を通過する薬液の通過量に、ポンプ5の駆動回数を乗じることにより、薬液の通過総量が検出されることになるからである。
また例えばバルブV4を閉じることにより、加圧工程の回数が設定回数を超えると判断されたときにフィルタ部4の上流側で薬液を廃棄する場合のように、実際には加圧工程の実施回数が設定回数を超えない場合も本発明の範囲に含まれる。
以上において、本発明のフィルタ内の気体の除去装置は、例えば液処理モジュールとしてレジスト液の塗布モジュールや、現像処理を行う現像モジュールを備えた塗布、現像装置の薬液供給系に組み込むことが好ましい。
また、パーティクル除去用のフィルタは通流路に配置され、ウエハWの液処理時に薬液を通流させるときの圧力より高い圧力で液体を供給する構成であれば、必ずしも液体を収容するフィルタ本体41は必要ではない。中間タンク3は必ずしも設ける必要はなく、また、上述の例では、脱ガスモジュール6にて脱気された薬液を一旦貯留部1に戻すようにしたが、中間タンク3に戻すようにしてもよい。
さらに、本発明は、既述のレジスト液の塗布処理以外に、現像処理、基板洗浄等の液処理に適用される。さらに、フィルタの気体除去に用いる液体は、ウエハWに対して液処理を行う薬液例えばレジスト液や現像液、レジスト液の溶剤、リンス液等であってもよいし、液処理に用いない液体であってもよい。
さらにまた、フィルタの気体除去の終了のタイミングは、予め実験により、フィルタ部4へ液体(又は薬液)を循環供給して、フィルタ部4にて加圧工程を実施する回数を把握しておき、この回数分加圧工程を実施して、フィルタの気体除去処理を終了するようにしてもよい。さらにまた、フィルタに液体を通流している時間や、液体の流量、ポンプの駆動量等と液体のガス濃度の相関関係を取得して、この相関関係に基づいて、フィルタの気体除去の終了のタイミングを把握するようにしてもよい。
W 半導体ウエハ
1、1B 貯留部
3 中間タンク
4 フィルタ部
42 フィルタ
5 ポンプ
6 脱ガスモジュール
7 ガス濃度検出部
8 塗布モジュール
85 塗布ノズル
86 溶剤ノズル

Claims (13)

  1. 薬液により基板を液処理する方法において、
    流路を構成する容器の入り口と出口との間に基板の液処理に用いられる薬液中のパーティクルを除去するためのフィルタを設けて構成され、液体の通流路に配置されたフィルタ部に液体を満たす工程と、
    次いで、前記フィルタ部内の流路及びこの流路に連通する通流路を密閉した状態で、基板の液処理時にフィルタを通流するときの薬液に加わる圧力より高い圧力で、前記液体を加圧機構により、当該加圧機構を除く部位の液体の加圧前の容積を維持したまま加圧し、当該液体の液圧によりフィルタ内の気体を当該液体に溶解させる加圧工程と、
    次いで、薬液供給源からの薬液を前記フィルタを介して基板に対して供給し、液処理を行う工程と、を含むことを特徴とする液処理方法。
  2. 前記フィルタの下流側に設けられた脱気部により、フィルタに含まれる気体が溶解した液体から気体を除去する脱気工程と、
    前記脱気工程にて気体が除去された液体を前記加圧工程にて再使用するために、前記フィルタに送液する送液工程と、を含むことを特徴とする請求項1記載の液処理方法。
  3. 前記液体は、基板に対して前記液処理を行うための薬液であることを特徴とする請求項1又は2記載の液処理方法。
  4. 前記薬液供給源からの薬液は、前記通流路を介して基板に供給されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の液処理方法。
  5. 前記加圧工程が行われた液体に対して、当該液体中の気体濃度を検出する工程を含み、
    前記液体中の気体濃度が予め設定された許容値以下となったときに、前記加圧工程を終了することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液処理方法。
  6. 前記液体は、基板に対して前記液処理を行うための薬液であり、
    前記加圧工程が行われた薬液に対して、当該薬液中の気体濃度を検出する工程を含み、
    前記薬液中の気体濃度が許容値を超えるときは、前記送液工程によりフィルタに薬液を送液して前記加圧工程と脱気工程とを行い、前記薬液中の気体濃度が前記許容値以下となったときに、前記送液工程を行わずに、薬液をフィルタを介して基板に供給して液処理を行うことを特徴とする請求項2記載の液処理方法。
  7. 前記フィルタの下流側に設けられた脱気部に、液体を前記フィルタを介さずに送液し、当該液体から気体を除去する気体除去工程を備え、
    前記気体除去工程により気体が除去された液体を前記加圧工程で使用することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の液処理方法。
  8. 加圧工程が行われ、フィルタ内の気体が溶解した液体を廃棄することを特徴とする請求項1、3、4、5又は7記載の液処理方法。
  9. 加圧工程にてフィルタに薬液を通過させたときの薬液の通過量の総量を検出し、前記総量が設定値を超えるときには、前記薬液中の気体濃度が前記許容値以下であっても、前記薬液を基板に供給せずに廃棄することを特徴とする請求項6記載の液処理方法。
  10. 流路を構成する容器の入り口と出口との間に基板の液処理に用いられる薬液中のパーティクルを除去するためのフィルタを設けて構成され、液体の通流路に配置されたフィルタ部と、
    前記フィルタ部に液体を満たすための液体供給部と、
    前記フィルタ部に液体を満たした後、前記フィルタ部内の流路及びこの流路に連通する通流路を密閉した状態で、基板の液処理時にフィルタを通流するときの薬液に加わる圧力より高い圧力で当該液体を加圧するための加圧機構と、を備え、
    前記密閉された流路及び通流路は、前記加圧機構による加圧が加圧前の容積を維持したまま行われるように構成され、
    前記液体の液圧によりフィルタ内の気体を当該液体に溶解させて除去することを特徴とするフィルタ内の気体の除去装置。
  11. 前記通流路におけるフィルタの下流側に設けられ、前記フィルタを通過した液体に含まれる気体を除去する脱気部と、
    脱気部にて気体が除去された液体を前記通流路におけるフィルタの上流側に送液する送液路と、を備えたことを特徴とする請求項10記載のフィルタ内の気体の除去装置。
  12. 前記通流路におけるフィルタの下流側に、液体中の気体濃度を検出する検出部を設けることを特徴とする請求項10又は11記載のフィルタ内の気体の除去装置。
  13. 前記送液路内に液体を送液する機構と、
    前記液体中の気体濃度が許容値を超えるときには、液体を送液路を介して前記フィルタの上流側に送液するように前記送液する機構を制御する手段と、を備えることを特徴とする請求項10ないし12の
    いずれか一つに記載のフィルタ内の気体の除去装置。
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