JP2005043244A - パーティクル測定方法およびパーティクル測定装置 - Google Patents

パーティクル測定方法およびパーティクル測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高圧の超純水中のパーティクルの測定精度を向上することができるようにする。
【解決手段】 高圧の超純水は、貯水容器3内に配設されたオリフィス4において減圧された後、さらに中空糸膜モジュール8において脱気される。この超純水がパーティクルカウンタ14に供給される。したがって、気泡を誤ってカウントすることがなくなるため、測定精度を向上できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧化された水等からなる被測定液体に含まれたパーティクルの数を測定するパーティクル測定方法およびその方法を使用したパーティクル測定装置に関する。
例えば、半導体ウェハや液晶パネル等の製造時(例えば洗浄時)には超純水(被測定液体に相当)が使用される。この超純水は、当該超純水の製造装置内でパーティクル(不純物,微小粒子や微生物等)が除去された後、配管を通じて半導体ウェハや液晶パネルの製造工程等に配送される。この超純水は加圧装置で高圧(例えば、3M〜20MPa)化された状態で用いられることもあるが、この場合、配管を通じて配送されるため、当該配管内のパーティクルが超純水内に混入する虞がある。
そこでパーティクルの数を測定する工程を設け、当該高圧化された超純水の性能を測定することで超純水の品質管理が行われる。この高圧水中のパーティクルをインラインにおいて測定することは難しいため、従来より、高圧水をノズル等を用いて減圧しビーカーに注入した後にパーティクルを測定している。
高圧水を減圧してビーカーに注入しパーティクルを測定する方法を採用すると、高圧水が大気に接することにより大気からパーティクルが混入する虞がある。しかも、高圧水を減圧する際に気泡が発生するため、減圧状態においてパーティクルカウンタでパーティクルをカウントしたとしても気泡をパーティクルと誤って測定してしまうため、正確に測定することができない。このような問題は、前記したような超純水に限らず、イオン化されたイオン水等の水全般を被測定液体に適用した場合や、その他の液体を被測定液体に適用した場合も同様に生ずる問題である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高圧化された被測定液体の中のパーティクルの測定精度を向上することができるパーティクル測定方法およびその測定方法を使用したパーティクル測定装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、高圧化された水等の被測定液体を減圧する工程と、減圧された被測定液体を脱気する工程と、減圧されると共に脱気された被測定液体をパーティクルカウンタに供給する工程とを備えたことに特徴を有している。
また、請求項2記載の発明は、高圧化された水等の被測定液体を減圧する減圧手段と、減圧された被測定液体を脱気する脱気手段と、減圧手段により減圧されると共に脱気手段により脱気された被測定液体をパーティクルカウンタに供給する供給手段とを備えたことに特徴を有している。
このような手段によれば、高圧化された被測定液体が減圧されるとともに脱気された状態でパーティクルカウンタに供給されるため、パーティクルカウンタでは気泡を誤ってカウントすることがなくなり、パーティクルが途中の工程で混入する虞もなくなる。これにより、パーティクルの測定精度を向上することができる。
また、請求項3記載の発明は、排液口が設けられた被測定液体の貯留部を備え、貯留部の排液口は、少なくとも、貯留部の上下に離間した位置に複数箇所設けられていることに特徴を有している。
このような手段によれば、排液口が上下に離間した位置に複数箇所設けられているので、貯留部における水の滞留を極力防ぐことができる。
請求項4記載の発明は、パーティクルカウンタに被測定液体が供給される流路は、外部から通気しない流路で形成されていることを特徴としている。
このような手段によれば、パーティクルカウンタに通ずる流路が外部から通気しないように形成されているので、パーティクルの数を連続的に測定することができ、測定効率が向上する。しかもパーティクルの測定精度を向上することができる。
本発明のパーティクル測定方法およびパーティクル測定装置によれば、高圧化された被測定液体を減圧して脱気しパーティクルカウンタに供給するようにしたので、高圧化された被測定液体中のパーティクルの測定精度を向上することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
概略的な構成を示す図1において、パーティクル測定装置(以下、測定装置と略す)1には、超高圧洗浄機等の加圧装置により高圧化された超純水(本発明の被測定液体に相当,高圧水)が供給されるようになっている。尚、この高圧水は例えばシリコンウェハなどの半導体ウェハ側に洗浄用もしくは加工切断用に供給される場合や、液晶パネルの製造装置(図示せず)側に供給される場合がある。尚、特に高圧化された超純水の中に含まれるパーティクルの数が問題となる場合は、特に洗浄用途に用いられる場合である。
この超純水は、3MPa〜20MPa(例えば10MPa)で高圧化された状態で測定装置1に供給される。測定装置1には、貯留部としての貯水容器(貯水部)3が設けられている。測定装置1に供給された超純水は、配管2を通じて貯水容器3に供給される。配管2は、例えばSUS316(ステンレス鋼)による金属材料,もしくは高耐圧ホースで形成されている。貯水容器3は、例えばガラスもしくはテフロン樹脂(PTFE:PolyTetra FluoroEthylene)により形成されており、貯水容器3内には、減圧手段としてのオリフィス4が設けられている。このオリフィス4は、例えばジルコニアセラミック材質で形成されることで耐高圧化されており、測定装置1の通常動作時には超純水に水没するように配設され、水流巻込を防止し常時貯水容器3内の水流を維持するようになっている。尚、このオリフィス4に代えて口径が0.4mm以下に形成されたノズルを設けても良い。このノズルについてもジルコニアセラミック材質で形成すると良い。この場合にも同様の作用効果を得ることができる。
この貯水容器3の上部には、排液口としての排水口3aが配管5を介して外部に水流が通ずるように設けられていると共に、貯水容器3の下部にも排水口3aが配管6を介して外部に水流が通ずるように設けられる。これらの複数の排水口3aおよび3aは、貯水容器3の上下に離間した位置に設けられている。これら配管5および6にはそれぞれボールコック7が設けられており、排水口3aから排水される水量を均一に調整し毎時間一定量で外部に排水するようになっている。このようにして、オリフィス4により高圧の超純水が減圧され貯水容器3内に供されると共に、排水口3aから超純水が排水される。
貯水容器3には超純水の吐出口3bが設けられており、吐出口3bから吐出された超純水は中空糸膜モジュール8の流入口8aに送出されるようになっている。中空糸膜モジュール8は、中空糸カートリッジとも称されており、流入口8aから流入した超純水を脱気するように構成されている。中空糸膜モジュール8が超純水を脱気した後の流出路には引出口8bを介して真空エジェクタ9が配設されている。
この真空エジェクタ9には、吸入口9aおよび吐出口9bが設けられており、真空エジェクタ9の駆動用の圧縮エアを吸入口9aから吸入し吐出口9bから吐出することにより真空エジェクタ9内の圧力を低下させ、中空糸膜モジュール8において発生する超純水の脱気分を引出口8bを介して真空エジェクタ9内に引き吐出口9bから吐出するようになっている。尚、真空エジェクタ9に代えて、真空ポンプを使用しても良い。この場合も同様の作用効果を奏する。
中空糸膜モジュール8には、前述した引出口8bとは異なる位置に吐出口8cが配設されており、貯水容器10に設けられた供給口10aに通じている。貯水容器10は、例えばガラスもしくはテフロン樹脂(PTFE)により形成されており、上下に離間した位置に複数の吐出口10bおよび10bが設けられている。これらの吐出口10bおよび10bにはそれぞれ配管11および12が設けられており、ボールコック13,13を通じて均一に毎時間一定量排水される。供給手段としての配管12は、吐出口10bからの水流の一部をパーティクルカウンタ14に供給するように構成されている。パーティクルカウンタ14は、供給された水に光を照射し、その光エネルギーの散乱や減少を検出することにより水中に含まれるパーティクルの数をカウントするように構成されており、供給された超純水に含まれるパーティクルの数を計測し図示しない表示部に表示するようになっている。尚、配管2以外の配管5,6,11,12はテフロン樹脂(PTFE)により形成されており、ボールコック7および13、配管2,5,6,11および12,並びに貯水容器3および10は外部から通気しないように構成されている。
上記構成の作用について説明する。
図示しない超純水製造装置により製造された超純水が、高圧化された状態で測定装置1に供給される。配管2を通じて貯水容器3に高圧の超純水が供給されると、オリフィス4の減圧作用により減圧され貯水容器3に貯水される。このとき貯水容器3に貯水されるときには例えば大気圧まで減圧される。
この超純水は、配管5および6を通じて排水されると共に中空糸膜モジュール8に供給される。この場合、貯水容器3では、上下複数箇所に配設された排水口3aから排水されるため水流が保持されることにより貯水容器3には滞留しなくなる。
オリフィス4で減圧されるとキャビテーションにより気泡が発生するが、中空糸膜モジュール8では脱気され、真空エジェクタ9による気泡の吸入作用により超純水の気泡が吸いとられた状態で貯水容器10に供給される。貯水容器10では、脱気された超純水が供給されるとともに吐出口10bからボールコック13を通じて排水されるため、水流が密に保持されることになると共に滞留しない。また、貯水容器10の吐出口10bからパーティクルカウンタ14に超純水が供給されることにより、パーティクルカウンタ14では、パーティクルの数がカウントされ、カウントされたカウント数が表示部において表示される。このようにして中空糸膜モジュール8の吐出口8cからパーティクルカウンタ14にかけて配管12等に密な水流路が形成されることになる。
すなわち、従来において、例えばビーカーに注入しパーティクルを計測する方法を採用すると、気泡が混入する虞があり、さらに間違って気泡が混入した場合には、気泡の影響を除去するために待機時間を設ける必要が生じるが、数十時間もの待機時間を設ける必要があるため、測定効率が悪かったが、本実施形態では上記構成を採用することによりこのような問題点を解決している。
このような実施形態によれば、オリフィス4において減圧された後、さらに中空糸膜モジュール8において脱気された超純水をパーティクルカウンタ14に供給してパーティクルをカウントするため、高圧化された超純水中のパーティクルの測定精度を向上することができる。
排水口3aおよび吐出口10bが、それぞれ超純水の貯水容器3および10の上下に離間した位置に2つ設けられているので、超純水の滞留を極力防ぐことができる。
測定装置1内において、中空糸膜モジュール8で脱気された後、特に中空糸膜モジュール8の吐出口8cからパーティクルカウンタ14にかけて外部から通気しないように形成されると共に密な水流路が形成されるため、超純水が大気に接触することがなく、測定装置1の外部から侵入する気泡および内部で発生する気泡の影響を除去することができ、パーティクル測定精度を向上することができる。しかも、気泡の影響を除去するための待機時間を設ける必要がなくなり、パーティクルの数を連続的に測定することができ、測定効率が向上する。
(他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のような変形および拡張が可能である。
尚、前述実施形態では貯水容器3に2つの排水口3aおよび3aを設けた実施形態を示したが、2つに限らず、3以上の複数箇所に設けるとさらに望ましい。この場合、貯水容器3に供給される超純水が他の離間位置に設けられる排水口からも排水されるため、さらに滞留を抑制することができる。
被測定液体として、超純水に適用した実施形態を示したが、イオン水等の水一般やその他の液体にも適用することができる。
本発明の一実施形態を示す概略構成図
符号の説明
1はパーティクル測定装置、3は貯水容器(貯留部、貯水部)、3aは排水口(排液口)、4はオリフィス(減圧手段)、7はボールコック、8は中空糸膜モジュール(脱気手段)、12は配管(供給手段)、14はパーティクルカウンタである。

Claims (4)

  1. 高圧化された水等の被測定液体を減圧する工程と、
    前記減圧された被測定液体を脱気する工程と、
    前記減圧されると共に脱気された被測定液体をパーティクルカウンタに供給する工程とを備えたことを特徴とするパーティクル測定方法。
  2. 高圧化された水等の被測定液体を減圧する減圧手段と、
    前記減圧された被測定液体を脱気する脱気手段と、
    前記減圧手段により減圧されると共に前記脱気手段により脱気された被測定液体をパーティクルカウンタに供給する供給手段とを備えたことを特徴とするパーティクル測定装置。
  3. 排液口が設けられた前記被測定液体の貯留部を備え、
    前記貯留部の排液口は、少なくとも、当該貯留部の上下に離間した位置に複数個設けられていることを特徴とする請求項2記載のパーティクル測定装置。
  4. 前記パーティクルカウンタに前記被測定液体が供給される流路は、外部から通気しないように形成されていることを特徴とする請求項2または3記載のパーティクル測定装置。

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