JPH1092719A - レジスト処理装置 - Google Patents

レジスト処理装置

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JPH1092719A
JPH1092719A JP24349296A JP24349296A JPH1092719A JP H1092719 A JPH1092719 A JP H1092719A JP 24349296 A JP24349296 A JP 24349296A JP 24349296 A JP24349296 A JP 24349296A JP H1092719 A JPH1092719 A JP H1092719A
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、処理液の脱気処理において真空系に
混入した処理液を効率良く除去して、良好に処理液の脱
気処理を行うことができるレジスト処理装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】被処理体にレジスト処理を施す装置であっ
て、処理液を収容する処理液収容部材と、前記処理液を
前記被処理体上に供給する処理液供給手段と、前記処理
液収容部材と前記処理液供給手段との間の処理液供給経
路に設けられ、前記処理液に脱気処理を施す脱気手段と
を具備し、前記脱気手段は、前記処理液に脱気処理を施
す際に漏洩した処理液を収容するトラップタンクを含む
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置や液晶
表示装置の製造プロセスにおいて使用されるレジスト処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】半導体装置や液晶表示装
置の製造プロセスにおいては、被処理体である半導体ウ
エハやLCD(Liquid Crystal display)基板上に配線
パターンを形成する際にレジスト処理を施す。このレジ
スト処理は、レジスト液や現像液等の処理液を収容した
容器内にN2 ガス等の圧送ガスを吹き込んで、その圧送
力により処理液を供給経路に通して、ノズル等の処理液
供給手段から被処理体上に処理液を供給することにより
行う。
【0003】レジスト処理において、処理むらを防止す
るために、被処理体全面に短時間で処理液を供給するに
は、処理液の圧送圧を上げて、処理液供給手段からの処
理液の吐出量を増加させる必要がある。このように処理
液の圧送圧を上げると、圧送ガスが処理液に溶け込んで
処理液に気泡が発生したり、処理液が気体成分を巻き込
んだりする。気泡等の気体成分を含む処理液を用いてレ
ジスト処理を行うと、気体成分に起因する処理むら等の
欠陥が発生する。
【0004】このため、従来から上記気体成分を除去す
るために、処理液に脱気処理を施すことがなされてい
る。通常脱気処理は、減圧手段を用いて処理液から気体
成分を除去することにより行われる。
【0005】脱気処理においては、処理液から気体成分
を除去する際に処理液自身が真空系に混入してしまい、
ラインの汚染等を引き起こすという問題が生じる。この
ため、脱気処理において真空系に混入する処理液を効率
良く除去する必要がある。しかしながら、現在では、脱
気処理において真空系に混入する処理液を効率良く除去
する方策は採られていない。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、処理液の脱気処理において真空系に混入した処理
液を効率良く除去して、良好に処理液の脱気処理を行う
ことができるレジスト処理装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被処理体にレ
ジスト処理を施す装置であって、処理液を収容する処理
液収容部材と、前記処理液を前記被処理体上に供給する
処理液供給手段と、前記処理液収容部材と前記処理液供
給手段との間の処理液供給経路に設けられ、前記処理液
に脱気処理を施す脱気手段とを具備し、前記脱気手段
は、前記処理液に脱気処理を施す際に漏洩した処理液を
収容するトラップタンクを含むことを特徴とするレジス
ト処理装置を提供する。
【0008】本発明において、脱気手段の減圧手段は、
別ラインに流体を通流させ、その流れを利用して減圧さ
せるエジェクタ方式を用いた手段や真空ポンプであるこ
とが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。本発明のレジスト処理装
置について説明する。なお、ここでは、レジスト処理装
置が現像処理装置である場合について説明する。
【0010】図1は本発明にかかる現像処理装置の一例
を示す模式図である。図1中1は処理液収容部材である
タンクを示す。タンク1には現像液2が貯留されてお
り、タンク1には、例えば窒素ガス等の圧送ガスを貯蔵
したガスボンベ3が配管4を介して接続されている。ま
た、タンク1内の現像液2には、配管5の端部が浸漬さ
れおり、配管5の途中には、中間タンク6が設けられて
いる。そして、タンク1内の現像液2は、ガスボンベ3
内の圧送ガス、例えば窒素ガスが配管4を介してタンク
1に供給されることにより、配管5を通って現像液供給
手段であるノズル12に向けて圧送される。ここで、現
像液2を圧送する圧送ガスの圧力は、圧送ガスの現像液
への溶解を考慮すると、0.5〜3kg/cm2 である
ことが好ましい。
【0011】中間タンク6の下流側で配管5は配管5a
と配管5bとに分かれ、各配管には、ノズル12に至る
までに、それぞれフローメーター7a,7b、フィルタ
ー8a,8b、ウォータージャケット9a,9b、現像
液脱気装置10a,10b、およびエアオペレションバ
ルブ11a,11b、が順に設けられており、ノズル1
2には、これら2つの配管を介して2カ所から現像液2
が導入される。
【0012】フィルター8a,8bは、あまり後段であ
ると、すなわちノズル12に近いと、その脈動によりノ
ズル12において現像液の液だれが起こるので、できる
だけ前段に位置することが好ましい。また、ウォーター
ジャケット9a,9bの位置と現像液脱気装置10a,
10bの位置とが逆であっても良い。また、現像液脱気
装置10a,10bには、図示しないコントローラが接
続されており、現像液中の気体成分を充分に除去すると
共に、処理液の濃度が大きく変化しないような条件に制
御可能になっている。
【0013】一方、現像部13は、基板、例えば半導体
ウエハWを吸着保持するチャック14と、チャック14
を回転させるモータ15と、チャック14に保持された
半導体ウエハWを囲繞するカップ16とを備えている。
【0014】上記中間タンク6の外側には、例えば静電
容量センサからなるリミットセンサ6aおよびエンプテ
ィセンサ6bが設けられており、これらからの信号が図
示しないコントローラに出力され、現像液の液面の位置
が制御される。そして、配管5a,5bを通流する現像
液2は、フローメーター7a,7bにより流量が制御さ
れ、さらにフィルター8a,8bにより不純物等が除去
される。また、ウォータージャケット9a,9bには温
度調節された水が循環され、これにより配管5a,5b
を通流する現像液2の温度が制御される。温度制御され
た現像液2は、現像液脱気装置10a,10bにおい
て、現像液中の気体成分を充分に除去すると共に、処理
液の濃度が大きく変化しないような条件で脱気処理が施
される。このようにして処理された現像液2はノズル1
2に送られ、ノズル12からチャック14上の被処理体
である半導体ウエハW上に供給されて現像処理が行われ
る。
【0015】次に、現像液脱気装置10a,10bの真
空系について説明する。この真空系は、図2に示すよう
に、脱気処理の際に漏洩した現像液を収容するトラップ
タンク21と、減圧手段であるエジェクタ22とから主
に構成されている。トラップタンク21には、収容した
現像液を液面を検知するセンサ23が取り付けられてい
る。
【0016】トラップタンク21とエジェクタ22との
間には、トラップタンク21側からストップバルブ2
4、ソレノイドバルブ25が順次設けられている。エジ
ェクタ22は、別ラインで流体、例えばエアを通流さ
せ、その流れを利用して減圧するものであり、その別ラ
インには、エアの流速を調節するレギュレータ26およ
びソレノイドバルブ27が設けられている。また、レギ
ュレータ26とソレノイドバルブ27との間には、ゲー
ジ28が取り付けられている。
【0017】また、現像液脱気装置10a,10bに
は、バキュームスイッチ29が取り付けられている。こ
のバキュームスイッチ29には、ゲージが取り付けられ
ている。
【0018】上記構成を有する真空系において現像液の
脱気処理を行う場合、以下の操作を行う。 (1)ソレノイドバルブ25は通常状態で開いておく。
この状態でソレノイドバルブ27を開くと、エアの供給
によりエジェクタ22が駆動し、現像液脱気装置10
a,10bの減圧が開始する。この減圧は、バキューム
スイッチ29のゲージで上限(例えば−760mmH
g)に至るまで行う。 (2)減圧が上限に到達したときに、ソレノイドバルブ
27を閉じ、エアの供給を停止してエジェクタ22によ
る減圧を停止する。 (3)脱気処理が進むにつれて、バキュームスイッチ2
9のゲージの値が大気圧に近づく。このゲージの値が下
限(例えば−100mmHg)より大気圧側に上昇した
ときに、ソレノイドバルブ27を開き、再びエジェクタ
22を駆動させてバキュームスイッチ29のゲージが上
限に至るまで減圧を行う。
【0019】その後は、(2)および(3)の操作を繰
り返す。なお、上記操作は所定の制御手段を用いて行う
ことが好ましい。この操作において、漏洩した現像液は
トラップタンク21に収容される。センサ23が液面を
検知し、所定の液面に達したときに、ソレノイドバルブ
25を閉じる。このとき、ソレノイドバルブ27を閉じ
ることにより、エジェクタ22は駆動しない。このよう
に、トラップタンク21に収容した漏洩現像液が所定量
に達したときには、脱気処理を停止して、トラップタン
ク21から漏洩現像液を排出させ、ソレノイドバルブ2
5を開き、ソレノイドバルブ27を開いてエジェクタ2
2を駆動させて再び脱気処理を行う。
【0020】このような真空系は、脱気処理時に現像液
成分(TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオ
キサイド))等が混入しても、現像液排出系に接続して
いるため、外部に影響を及ぼすことはない。
【0021】別の真空系としては、図3に示すように、
脱気処理の際に漏洩した現像液を収容するトラップタン
ク21と、減圧手段である真空ポンプ30とから主に構
成されている。トラップタンク21には、収容した現像
液を液面を検知するセンサ23が取り付けられている。
トラップタンク21と真空ポンプ30との間には、トラ
ップタンク21側からストップバルブ24、ソレノイド
バルブ25が順次設けられている。また、現像液脱気装
置10a,10bには、バキュームスイッチ29が取り
付けられている。このバキュームスイッチ29には、ゲ
ージが取り付けられている。
【0022】上記構成を有する真空系において現像液の
脱気処理を行う場合、以下の操作を行う。 (1)ソレノイドバルブ25は通常状態で開いておく。
この状態で真空ポンプ30を用いて減圧する。この減圧
は、バキュームスイッチ29のゲージで上限(例えば−
760mmHg)に至るまで行う。 (2)減圧が上限に到達したときに、真空ポンプ30を
停止して減圧を停止する。 (3)(2)の状態において、脱気処理が進むにつれ
て、バキュームスイッチ29のゲージの値が大気圧に近
づく。このゲージの値が下限(例えば−100mmH
g)より大気圧側に上昇したときに、真空ポンプ30を
作動させ、再びバキュームスイッチ29のゲージで上限
(例えば−760mmHg)に至るまで減圧を行う。
【0023】その後は、(2)および(3)の操作を繰
り返す。なお、上記操作は所定の制御手段を用いて行う
ことが好ましい。この操作において、漏洩した現像液は
トラップタンク21に収容される。センサ23が液面を
検知し、所定の液面に達したときに、ソレノイドバルブ
25を閉じる。このとき、真空ポンプ30を停止する。
このように、トラップタンク21に収容した漏洩現像液
が所定量に達したときには、脱気処理を停止して、トラ
ップタンク21から漏洩現像液を排出させ、ソレノイド
バルブ25を開き、真空ポンプ30を作動させて再び脱
気処理を行う。
【0024】このような真空系は、高真空を実現できる
ので、効率良く脱気処理を行うことができ、現像液に含
まれる気体成分を充分に除去することができる。したが
って、欠陥のない現像処理を行うことができる。
【0025】次に、ノズル12について説明する。この
ノズル12は、図4およびそのV−V線に沿う断面図で
ある図5に示すように、側壁31および底壁32によっ
て規定される現像液収容室33を有している。収容室3
3の上部開口は、蓋部材34により閉塞されており、蓋
部材34と側壁31との間はパッキン35でシールされ
ている。蓋部材34には、2カ所に現像液供給管37が
設けられており、配管5aおよび5bを通って送られて
きた現像液2が2つの供給管37を介して現像液収容室
33内に供給され、その中に収容される。底壁32に
は、その長手方向に沿って複数の液吐出孔38が形成さ
れており、この液吐出孔38から現像液2が半導体ウエ
ハW上に供給される。そして、このノズル12の水平方
向の長さは、半導体ウエハWの直径とほぼ一致してい
る。
【0026】実際に、このノズル12から現像液2を半
導体ウエハWに供給する際には、まず、圧送ガスである
2 ガスを配管4を介してタンク1に導入し、タンク1
内に収容された現像液2を供給ラインに通液する。ま
た、このとき、エアオペレションバルブ11a,11b
を閉じる。
【0027】次いで、現像液脱気装置10a,10bに
おいて、現像液中の気体成分を充分に除去すると共に、
現像液の濃度が大きく変化しないような条件で現像液2
に脱気処理を施す。
【0028】次いで、現像液脱気装置10a,10bと
ノズル12との間の供給ラインの現像液を脱気処理され
た現像液に置換する。これは、エアオペレションバルブ
11a,11bを開いて現像液脱気装置10a,10b
とノズル12との間の供給ライン中の現像液全量(脱気
処理が施されていない現像液)を吐出することにより行
う。例えば、供給ライン中の現像液全量が、現像液脱気
装置10a,10bとエアオペレションバルブ11a,
11bとの間の配管中に1cc、エアオペレションバル
ブ11a,11b中に1cc、エアオペレションバルブ
11a,11bとノズル12との間の配管中に18c
c、およびノズル12中に80ccの計100cc(2
ライン合計)である場合には、100ccを吐出するこ
とにより脱気処理された現像液に置換する。その後、エ
アオペレションバルブ11a,11bを閉じる。
【0029】次いで、図6に示すように、ノズル12を
ウエハWの中央上方に位置させ、図5に示す位置関係に
なるように、ウエハWに対してノズル12を相対的に上
下動させる。次いで、エアオペレションバルブ11a,
11bを開いてノズル12の液吐出孔38からウエハW
の中心位置上に脱気処理された現像液を0.3〜0.5
秒吐出させる。これにより、ウエハW表面とノズル12
との間に脱気処理された現像液の液膜が形成された状態
となる。なお、現像液の吐出量は、脱気処理された現像
液の量よりも少なく設定することが好ましい。また、反
対に、脱気処理する現像液の量は、1回の吐出量よりも
多く設定することが好ましい。
【0030】次いで、この状態でモータ15によりウエ
ハWを例えば矢印A方向に1/2回転させる。これによ
り、現像液がウエハWの回転で押し広げられることによ
り、ウエハW表面上に脱気処理された現像液の液膜が形
成され、ウエハW上にあらかじめ形成されたレジスト膜
上に均一に脱気処理された現像液が行きわたる。その
後、エアオペレションバルブ11a,11bを閉じる。
これにより、脱気処理された現像液により現像処理が行
われる。
【0031】現像処理においては、脱気処理により充分
に気体成分が除去された現像液を用いているので、現像
液に含まれる気体成分に起因する現像欠陥が防止され
る。また、前記脱気処理の条件は、現像液の濃度が大き
く変化しないような条件であるので、現像液の水分が蒸
発することによる現像液の濃度変化に起因する現像欠陥
も防止される。
【0032】上記現像処理において、供給ラインのクリ
ーニングのために、処理ロットの最初や、所定時間毎、
例えば30分毎にダミーディスペンスを行うことが好ま
しい。ダミーディスペンスの量は、クリーニング効果を
考慮すると、少なくとも1回の吐出量以上、100〜2
00ccにすることが好ましい。例えば、上記の例によ
れば、ダミーディスペンスの量は、少なくとも通常の吐
出量50cc+脱気処理する量100cc=150cc
に設定する。
【0033】本発明の現像処理装置によれば、脱気処理
において真空系に現像液が混入してもプロセスに影響を
及ぼさないか、真空系に現像液が混入することを防止す
ることができる。また、この脱気装置によれば、高真空
で脱気処理を行うことができるので、効率良く現像液の
脱気処理を行うことができ、欠陥のない現像処理を行う
ことができる。
【0034】また、ノズルも上記構造のものに限らず、
図7に示すようなストリームノズル41であってもよい
し、図8に示すようにノズル本体42に複数のノズル4
3が設けられたマルチノズルタイプであってもよい。こ
れらはいずれも被処理体としての半導体ウエハWを回転
させつつ、ノズルを直線的に(水平方向に、図中矢印B
方向に)移動させる。
【0035】実際に、ストリームノズル41やマルチノ
ズルを用いて現像液2を半導体ウエハWに供給する際に
は、上記の場合と同様にして、N2 ガスを配管4を介し
てタンク1に導入し、タンク1内に収容された現像液2
を供給ラインに通液し、エアオペレションバルブ11
a,11bを閉じる。
【0036】次いで、現像液脱気装置10a,10bに
おいて、現像液中の気体成分を充分に除去すると共に、
現像液の濃度が大きく変化しないような条件で現像液2
に脱気処理を施す。
【0037】次いで、上記同様にして、現像液脱気装置
10a,10bとノズル12との間の供給ラインの現像
液を脱気処理された現像液に置換する。これは、エアオ
ペレションバルブ11a,11bを開いて現像液脱気装
置10a,10bとノズル12との間の供給ライン中の
現像液全量(脱気処理が施されていない現像液)を吐出
することにより行う。その後、エアオペレションバルブ
11a,11bを閉じる。
【0038】次いで、図7および図8に示すように、ノ
ズルをウエハW外の上方に位置させる。次いで、エアオ
ペレションバルブ11a,11bを開いてノズル12の
液吐出孔38からウエハWの中心位置上に脱気処理され
た現像液を吐出させる。現像液を吐出させた状態でモー
タ15によりウエハWを回転させる。ノズルをウエハW
に対して相対的に往復移動させる(図中矢印B方向、ウ
エハWの外周部〜中心部〜外周部)。なお、現像液の吐
出量は、脱気処理された現像液の量よりも少なく設定す
ることが好ましい。また、反対に、脱気処理する現像液
の量は、1回の吐出量よりも多く設定することが好まし
い。
【0039】その後、エアオペレションバルブ11a,
11bを閉じる。これにより、脱気処理された現像液に
より現像処理が行われる。この現像処理においても、脱
気処理において真空系に現像液が混入してもプロセスに
影響を及ぼさないか、真空系に現像液が混入することを
防止することができる。また、この脱気装置によれば、
高真空で脱気処理を行うことができるので、効率良く現
像液の脱気処理を行うことができ、欠陥のない現像処理
を行うことができる。
【0040】上記実施形態において、気体成分とは、処
理液中に溶存する気体と、処理液が気泡として巻き込む
気体とを含む意味である。なお、上記実施形態では被処
理体として半導体ウエハを用いた例を示したが、これに
限らず、被処理体として例えばLCD基板を用いても良
い。また、上記実施形態では処理液として現像液を用い
た例を示したが、これに限らず、処理液として例えばレ
ジスト液、沸点が異なる複数の成分を含む処理液、また
は洗浄液等を用いても良い。その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレジスト処
理方法は、処理液を収容する処理液収容部材と、前記処
理液を前記被処理体上に供給する処理液供給手段と、前
記処理液収容部材と前記処理液供給手段との間の処理液
供給経路に設けられ、前記処理液に脱気処理を施す脱気
手段とを具備し、前記脱気手段は、前記処理液に脱気処
理を施す際に漏洩した処理液を収容するトラップタンク
を含むので、処理液の脱気処理において真空系に混入し
た処理液を効率良く除去して、良好に処理液の脱気処理
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる現像処理装置を説明するための
模式図。
【図2】本発明にかかる現像処理装置における現像液脱
気装置の一例を説明するための模式図。
【図3】本発明にかかる現像処理装置における現像液脱
気装置の他の例を説明するための模式図。
【図4】本発明にかかる現像処理装置におけるノズルの
構造を示す断面図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【図6】ノズル12の現像処理液供給動作を説明するた
めの図。
【図7】本発明のレジスト処理装置に用いられるノズル
の他の例を示す図。
【図8】本発明のレジスト処理装置に用いられるノズル
の他の例を示す図。
【符号の説明】
1…タンク、2…現像液、3…ガスボンベ、4,5,5
a,5b…配管、6…中間タンク、7a,7b…フロー
メーター、8a,8b…フィルター、9a,9b…ウォ
ータージャケット、10a,10b…現像液脱気装置、
11a,11b…エアオペレションバルブ、12,43
…ノズル、13…現像部、14…チャック、15…モー
タ、16…カップ、21…トラップタンク、22…エジ
ェクタ、23…センサ、24…ストップバルブ、25,
27…ソレノイドバルブ、26…レギュレータ、28…
ゲージ、29…バキュームスイッチ、30…真空ポン
プ、31…側壁、32…底壁、33…現像液収容室、3
4…蓋部材、35…パッキン、37…現像液供給管、3
8…液吐出孔、41…ストリームノズル、42…ノズル
本体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体にレジスト処理を施す装置であ
    って、処理液を収容する処理液収容部材と、前記処理液
    を前記被処理体上に供給する処理液供給手段と、前記処
    理液収容部材と前記処理液供給手段との間の処理液供給
    経路に設けられ、前記処理液に脱気処理を施す脱気手段
    とを具備し、前記脱気手段は、前記処理液に脱気処理を
    施す際に漏洩した処理液を収容するトラップタンクを含
    むことを特徴とするレジスト処理装置。
  2. 【請求項2】 前記脱気手段の減圧手段は、別ラインに
    流体を通流させ、その流れを利用して減圧させるエジェ
    クタ方式を用いた手段である請求項1記載のレジスト処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記脱気手段の減圧手段が真空ポンプで
    ある請求項1記載のレジスト処理装置。
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WO2022185921A1 (ja) * 2021-03-02 2022-09-09 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法、記憶媒体、及び基板処理装置

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