JP5558942B2 - 包装錐状食品 - Google Patents
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Description
上記包装シートは、包装シートの扇形の要(かなめ)側が円錐状飯塊の先細先端側に対応する様にして円錐面を包んでおり、包装シートの円錐状飯塊の拡大端面からのはみ出し部分は熱収縮して絞られている。
包装シートには、扇形の要(かなめ)から、包装シートを2分するための分断可能部が設けられており、該分断可能部を分断して包装を解く。
更に、円錐状飯塊の拡大端面上に具材を盛り上げて設けることにより、美観の向上と、食欲増進を図っても、具材が包装フィルムの熱収縮の邪魔になったり、包装シートの熱収縮で具材が見え難くなる等の問題があった。
また、熱収縮絞り部は、飯塊から浮き上がっているため、飯塊がぐらついたり、具材が飯塊からこぼれ出ることもある。
扇の中心角αを略2等分する仮想線上を先細先端から半径方向の全長に亘って延びる分断可能部(11)を有する透明の外フィルム(1)と、2枚のフィルム片(21)(21)からなる内フィルム(2)との間に、シート状食品(3)を挟み、両フィルム(1)(2)の外周側をシート状食品(3)が脱出しない様に熱溶着して形成した包装シートSによって、内フィルム(2)を内側にして、シート状食品(3)の円弧状の湾曲縁は、錐状食品(4)の拡大端面の外周縁に接近して該外周縁に沿うように錐状食品(4)の錐面を包み、外フィルム(1)どうしが重なった端縁と錐状に巻き付けられた外フィルム(1)の錐面と接合し、
外フィルム(1)のはみ出した湾曲縁(16)について、外フィルム(1)の端部どうしが重なった湾曲縁(16a)を内側に折り畳み、
該湾曲縁(16a)に対向し、分断可能部(11)と交差する湾曲縁(16b)を内側に折り畳んで外フィルム(1)を重ね合わせ、
外フィルム(1)を重なり合わせたときに飛び出している耳部(16c)(16c)を夫々外フィルム(1)の錐面に向けて折り曲げて、各耳部(16c)(16c)を外フィルム(1)の錐面に接合してなる。
また、本発明の包装錐状食品は、分断可能部(11)の端部が、錐状食品(4)の拡大端面に位置し、前掲の特許文献1のように熱収縮絞り部に掛かっていないので、上手く外フィルム(1)を分断することができる。
加えて、錐状食品(4)が、具材の入れられた錐状飯塊である場合、具材も外フィルム(1)に密着するから、具材が錐状飯塊から飛び出してしまうこともない。
図示の錐状食品(4)は、円錐形の飯塊であり、拡大した端面の中央に形成された凹みに具材(5)が収容されている。実施例の具材(5)は葉野菜やスティック状にカットした根菜である。
錐状食品(4)の大きさは、錐高さ約10cm、拡大端面の直径は約6cmである。
なお、錐状食品(4)は、飯塊と上記具材(5)との組合せに限定されるものではなく、また、形状、大きさ等も上記に限定されるものではないことは勿論である。さらに、錐状食品(4)は円錐形に限らず、四角錐等の角錐形状でも実施可能である。
図4に示す如く、外フィルム(1)、内フィルム(2)、シート状海苔(31)の夫々扇形の中心角αは略90°であって、扇形の半径は、外フィルム(1)が約19cm、内フィルム(2)が約12cm、シート状海苔(31)が約10cmである。なお、図示の例では、扇形の外フィルム(4)、内フィルム(2)及びシート状食品(3)の要部分をカットしている。
外フィルム(1)の扇の要側端縁には、カットテープ(12)を挟んで短く切込み(13)(13)が施されている。
内フィルム(2)は、外フィルム(1)の要(かなめ)側寄りに位置してシート状食品(3)の上から外フィルム(1)に、はみ出したり、ずれることなく被さっている。
内フィルム(2)の外周部は、図1乃至図3に示すように、シート状食品(3)が脱出しない様に外フィルム(1)に半径方向には線状に熱溶着(14)が施されており、円周方向には点状に熱溶着(15)が施されている。
図6に示す如く、錐状食品(4)に包装シートSを巻き付けた状態で、外フィルム(1)の湾曲縁(16)側は、錐状食品(4)の拡大端面から大きく上方にはみ出ている。
なお、耳部(16c)(16c)の先端は、尖った儘でもよいが、図8に示すように切断すると、見栄えがよくなると共に、先端が他の物品等と引っ掛かることを防止できる。
次に、図10に示すように、外フィルム(1)の分断端縁間から手指Fを挿入して、シート状海苔(31)の上から錐状食品(4)を支持し、他方の手で、図11に示すように、矢印方向に外フィルム(1)の分断部の反対側を引っ張る。これによって、分断された外フィルム(1)と、内フィルム(2)のフィルム片(21)(21)が一緒に引っ張り出され、シート状海苔(31)だけが残って、該シート状海苔(31)が直に錐状食品(4)に被さる。
また、外フィルム(1)のみを通して具材(5)が見えるから、美観を高め、食欲増進を損なうこともない。
(11) 分断可能部
(12) カットテープ
(2) 内フィルム
(21) フィルム片
(3) シート状食品
(31) シート状海苔
(4) 錐状食品
(5) 具材
Claims (5)
- 扇の中心角αを略2等分する仮想線上を先細先端から半径方向の全長に亘って延びる分断可能部(11)を有する透明の外フィルム(1)と、2枚のフィルム片(21)(21)からなる内フィルム(2)との間に、シート状食品(3)を挟み、両フィルム(1)(2)の外周側をシート状食品(3)が脱出しない様に熱溶着して形成した包装シートSによって、内フィルム(2)を内側にして、シート状食品(3)の円弧状の湾曲縁は、錐状食品(4)の拡大端面の外周縁に接近して該外周縁に沿うように錐状食品(4)の錐面を包み、外フィルム(1)どうしが重なった端縁と錐状に巻き付けられた外フィルム(1)の錐面と接合し、
外フィルム(1)のはみ出した湾曲縁(16)について、外フィルム(1)の端部どうしが重なった湾曲縁(16a)を内側に折り畳み、
該湾曲縁(16a)に対向し、分断可能部(11)と交差する湾曲縁(16b)を内側に折り畳んで外フィルム(1)を重ね合わせ、
外フィルム(1)を重なり合わせたときに飛び出している耳部(16c)(16c)を夫々外フィルム(1)の錐面に向けて折り曲げて、各耳部(16c)(16c)を外フィルム(1)の錐面に接合してなる、包装錐状食品。 - 内フィルム(2)の円弧縁と外フィルム(1)の熱溶着(15)は、シート状食品(3)の円弧縁に接近している、請求項1に記載の包装錐状食品。
- 外フィルム(1)の分断可能部(11)は、外フィルム(1)に施したカットテープ(12)である、請求項1又は2に記載の包装錐状食品。
- 錐状食品(4)は、円錐形である請求項1乃至請求項3の何れかに記載の包装錐状食品。
- 錐状食品(4)は、角錐形である請求項1乃至請求項3の何れかに記載の包装錐状食品。
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