JP5038286B2 - 包装円錐状飯 - Google Patents

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Description

本発明は、外フィルムと内フィルムとの間にシート状食品を挟んだ包装シートによって包装した、包装円錐状飯に関するものである。
出願人はこの種の包装円錐状飯として、扇形の熱収縮性包装シートによって円錐状飯を包装することを提案した(特許文献1)。
上記包装シートは、包装シートの扇形の要(かなめ)側が円錐状飯の先細先端側に対応する様にして円錐面を包んでおり、円錐状飯の拡大端部からの包装シートのはみ出し部分は熱収縮して絞られている。
包装シートには、扇形の要(かなめ)から、包装シートを2分するための分断可能部が設けられており、該分断可能部を分断して包装を解く。
又、出願人は、円錐状飯の拡大端面上に盛り上げた具材に、包装シートとは別個の透明カップを被せ、該カップによって具材を衛生的に保護できる包装円錐状飯も提案している。
特開2002−125606
上記前者の特許文献1の包装円錐状飯は、円錐状飯の円錐面は勿論のこと、熱収縮して絞られた包装シートの端部によって、円錐状飯の拡大端面も包まれているから衛生的である。しかし、包装シートの熱収縮絞り部が、包装シートの分断可能部の分断の邪魔になって、上手く包装シートを分断できず、包装を綺麗に解くことに失敗することがあった。
更に、円錐状飯の拡大端面上に具材を盛り上げて設けることにより、美観の向上と、食欲増進を図っても、具材が包装フィルムの熱収縮の邪魔になったり、包装シートの熱収縮で具材が見え難くなる等の問題があった。
又、透明カップを用いる後者の従来例の場合、カップの分だけコスト高になり、包装を解いた後は、カップはゴミとして排出されるだけである。
本発明は、上記従来の問題点を解決できる包装円錐状飯を明らかにするものである。
請求項1は、内フィルム(2)と透明の外フィルム(1)との間にシート状食品(3)を挟み、両フィルム(1)(2)の外周側をシート状食品(3)が脱出しない様に熱溶着して形成した包装シートSにて、内フィルム(2)を内側にして円錐状飯(4)の円錐面が包まれ、円錐状飯(4)の拡大端部に具材(41)が盛り上がって位置し、外フィルム(1)による円錐状の拡大側開口(50)が透明カバーフィルム(5)によって塞がれている包装円錐状飯であって、
内、外両フィルム(2)(1)及びシート状食品(3)は略扇形に形成され、シート状食品(3)の湾曲縁(30)は円錐状飯(4)の拡大端部の外周縁に接近して該外周縁に沿っており、
前記カバーフィルム(5)は、外フィルム(1)の湾曲縁(10)の略中央部で一辺が連続した略正方形の天井部(51)と、該天井部(51)の残りの三辺から延長した3つの側片(52a)(52b)(52b)からなり、
展開状態の包装シートSにおいて、外フィルム(1)の扇の中心角α及びカバーフィルム(5)を夫々略2等分する共通の仮想線L上に、外フィルム(1)の先細先端からカバーフィルム(5)の天井部(51)を横切る様に真直に延びる分断可能部(11)を設け、
内フィルム(2)は該分断可能部(11)上で内端どうしが重なった2枚の略扇形フィルム片(21)(21)からなり、
前記カバーフィルム(5)の天井部(51)を外フィルム(1)の円錐状の拡大開口(50)を塞ぐ様に倒し、更に側片(52a)(52b)(52b)を円錐状飯(4)の先細側へ倒して外フィルム(1)に接合し、外フィルム(1)の拡大側部とカバーフィルム(5)によって具材収容室を(56)を形成している。
請求項2は、請求項1の包装円錐状飯において、カバーフィルム(5)の各側片(52a)(52b)(52b)は外側へ徐々に幅狭となる略台形を呈しており、具材収容室(56)の周壁は、天井部(51)側の略四角錐状から円錐状飯(4)の周面に沿う様に円錐状に変化している。
請求項3は、請求項1又は2の包装円錐状飯において、包装シートSの展開状態において、カバーフィルム(5)の天井部(51)の外フィルム(1)側の両隅部には、前記仮想線Lに直交して切込み(55)(55)が施されており、天井部(51)の他の両隅には前記仮想線Lに直交し、又は仮想線Lに平行に切込み(55a)(55a)が施されており、各切込み(55)(55)、(55a)(55a)は天井部(51)の四角辺上に位置している。
請求項4は、請求項1乃至3の包装円錐状飯において、分断可能部(11)は、外フィルム(1)とカバーフィルム(5)の天井部(51)に跨って施したカットテープ(12)である。
請求項5は、請求項1乃至4の何れかに記載の包装円錐状飯において、カバーフィルム(5)の各側片(52a)(52b)(52b)は、夫々先端部が外フィルム(1)の上から円錐状飯(4)の円錐面に掛かる位置にて接合されている。
請求項1の包装円錐状飯は、円錐状飯(4)の拡大端面に盛り上がって位置する具材(41)は、外フィルム(1)の拡大側部とカバーフィルム(5)によって形成された具材収容室(56)に収容されているから、該具材(41)を衛生的に保護できる。
具材収容室(56)は、透明カバーフィルム(5)の略正方形の天井部(51)の三辺から延長した側片(52a)(52b)(52b)を下側に倒して殆んど皺なく形成されているから、収容している具材(41)が外部からよく見えて、食欲を増進させる。
倒れた円錐体は転がりやすいが、本発明の包装円錐状飯は、拡大側端が略正方形であるから、包装状態のまま倒して傾斜面に置いても、転がり落ちることを防止できる。
従来の様な樹脂製の透明カップを使用しないから、その分コストを低減でき、カップをゴミとして排出する無駄を防止できる。
カバーフィルム(5)は外フィルム(1)と一体に繋がっているから、具材収容室(56)の形成に際して、カバーフィルム(5)と外フィルム(5)をセットする手間が省け、又、第1段階では、カバーフィルム(5)を内側に倒して外フィルム(1)による拡大開口(50)を塞げばよいから、包装の作業性がよい。
包装円錐状飯の包装を解くには、最初に外フィルム(1)の分断可能部(11)を円錐状飯(4)の先細側から終端まで裂く。分断可能部(11)は、カバーフィルム(5)の天井部(51)を横切る様に延びているから、外フィルム(1)は分断部から左右に簡単に大きく開くことができ、該開き部から手指を入れて円錐状飯(4)をシート状食品(3)の上から軽く摘んだ状態で、外フィルム(1)を後方(開き部とは反対側)に引っ張る。これによって外フィルム(1)に繋がっているカバーフィルム(5)、及び外フィルム(1)に溶着されている内フィルム(2)である2枚のフィルム片(21)(21)が外フィルム(1)と一緒に引っ張り出される。シート状食品(3)が残って直接に円錐状飯(4)に被さって、包装を解く作業が終わる。
請求項2の包装円錐状飯では、具材収容室(56)の周壁は天井部(51)側の略四角錐状から円錐状飯(4)の周面に沿う円錐状に徐々に変化しており、この外観が包装円錐状飯の美観を高める。
上記具材収容室(56)の美観に優れた周壁は、略正方形のカバーフィルム(5)の三辺から延長した側片(52a)(52b)(52b)の形状を、外側へ徐々に幅狭となる台形とし、各側片(52a)(52b)(52b)を円錐状飯(4)の先細側へ倒して外フィルム(1)に接合することで、簡単に形成できる。
側片(52a)(52b)(52b)の形状が矩形であれば、円錐状飯(4)側に倒した側片(52a)(52b)(52b)の両端部が隣り合う側片と干渉して、具材収容室(56)の周壁を四角錐状から円錐状に変化する様に形成することは出来ず、該周壁に皺を生じさせて周壁の透明を損ない、具材(41)を見え難くする。
請求項3の包装円錐状飯は、カバーフィルム(5)に施した切込み(55)(55)、(55a)(55a)によって、具材収容室(56)の天井部(51)の四隅が角張り、天井部(51)及び周壁に殆んど皺を生じさせることなく、前記した四角錐から徐々に円錐に変化する美しい外観の周壁を形成できる。
請求項4の包装円錐状飯は、外フィルム(1)の分断可能部(11)は、カットテープ(12)によるものであるから、外フィルム(1)を簡単且つ綺麗に分断できる。
請求項5の包装円錐状飯は、具材収容室(56)の周壁となるカバーフィルム(5)の各側片(52a)(52b)(52b)を円錐状飯(4)の円錐面に掛かる位置で外フィルム(1)の上から接合するから、即ち、カバーフィルム(5)の側片(52a)(52b)(52b)を外フィルム(1)に接着する際に、円錐状飯(4)を押え台として側片(52a)(52b)(52b)を外フィルム(1)に押しつけることができるので、溶着接合、粘着テープ接合を問わず、側片(52a)(52b)(52b)を外フィルム(1)に確実に接合できる。
図4は、包装すべき円錐状飯(4)を示している。円錐状飯(4)は、円錐高さ約11cm、大径端部の直径は約6.5cmである。
円錐状飯(4)の軸芯部には具材(41)が埋設され、該具材(41)は円錐状飯(4)の拡大上端面から2〜3cm程度盛り上がっている。実施例の具材(41)は葉野菜やステック状にカットした根菜である。
図1乃至図3に示す、包装シートSは、夫々略扇形の外フィルム(1)と内フィルム(2)との間にシート状食品(3)を挟んで構成されている。
外フィルム(1)と内フィルム(2)は透明フィルムである。
シート状食品(3)は、シート状に加工した可撓性の食品であればよいが、実施例ではシート状海苔(31)である。
外フィルム(1)、内フィルム(2)、シート状海苔(31)の夫々扇形の中心角αは略90°であって、扇形の半径は、外フィルム(1)が約17cm、内フィルム(2)が約15cmシート状海苔(31)が約11cmである。
即ち、内フィルム(2)とシート状海苔(31)は、円錐状飯(4)の円錐面の全面に被さる大きさである。又、内フィルム(2)の湾曲縁(20)とシート状海苔(31)の湾曲縁(30)は、円錐状飯(4)の湾曲縁(10)に沿う。
内フィルム(2)は2枚の同形のフィルム片(21)(21)の内端縁どうしを重ねて形成されている。フィルム片(21)(21)の重なり部(22)の幅は約1cmである。
内フィルム(2)は、外フィルム(1)の要(かなめ)側寄りに位置してシート状海苔(31)の上から外フィルム(1)に対して、はみ出したり、ずれることなく被さっている。
内フィルム(2)の外周部は、シート状海苔(31)が脱出しない様に外フィルム(1)に線状に熱溶着(14)(14)されている。
外フィルム(1)は、扇形の中心角αを略2等分する仮想線L上に分断可能部(11)を有している。実施例の分断可能部(11)はカットテープ(12)であって、外フィルム(1)の扇の要側端縁から後記するカバーフィルム(5)に跨って延びている。
図13に示す如く、外フィルム(1)の扇の要側端縁には、カットテープ(12)を引っ張り易くするために、カットテープ(12)を挟んで短く切込み(13)(13)が施されている。
外フィルム(1)の湾曲縁(10)の略中央部に、外フィルム(1)と一体に透明カバーフィルム(5)が突設されている。
カバーフィルム(5)は、略正方形の天井部(51)と該天井部(51)の四辺(53)(53a)(53b)(53b)の内、三辺(53a)(53b)(53b)から延長した側片(52a)(52b)(52b)からなり、天井部(51)の残りの一辺(53)は外フィルム(1)の湾曲縁(10)に連続している。
図2、図3において、天井部(51)の輪郭(四辺)を一点鎖で表しているが、これは天井部(51)の形状を分かり易くするためであり、実施外フィルム(1)にはこの様に目視できる輪郭線は存在しない。
図2に示す、展開状態の包装シートSにおいて、前記外フィルム(1)の扇の中心角αを2等分する仮想線Lはカバーフィルム(5)の天井部(51)の外フィルム(1)との境界である一辺(53)の中間位置を通り、該一辺(53)と直交している。
カバーフィルム(5)の各側片(52a)(52b)(52b)は、天井部(51)の一辺を下底とする略台形であり、該台形の上底長さは約2.5cm、高さは約4.5cmである。
包装シートSの展開状態において、カバーフィルム(5)の天井部(51)の四隅には、前記仮想線Lに直交して切込み(55)(55)、(55a)(55a)が施されている。
各切込み(55)(55)、(55a)(55a)は天井部(51)の四角形の辺(53)(53a)上に位置しており、各切込み(55)の長さは1〜1.5cmである。
前記外フィルム(1)上のカットテープ(12)は、カバーフィルム(5)の天井部(51)を横切り、外フィルム(1)とは反対側に位置する側片(52a)に達するまで真直ぐに延びている。
然して、包装シートSにて、円錐状飯(4)を包装するには、図5に示す如く、先細側を下向きにした円錐状飯(4)に対して、包装シートSのカバーフィルム(5)側を上にして分断可能部(11)を上下方向に向け、内フィルム(2)が該円錐状飯(4)の円錐面に接する様に包装シートSを巻き付け、包装シートSの左右両端どうしを重ねて熱溶着(15)、ラベル(図示せす)等で接合する。
外フィルム(1)の湾曲縁(10)側は、円錐状飯(4)の拡大端面から大きく上方にはみ出て直径約8cmの略円形開口(50)を形成する。
前記カバーフィルム(5)の天井部(51)を外フィルム(1)の円錐状の開口(50)を塞ぐ様に倒し、更に側片(52a)(52b)(52b)を円錐状飯(4)の先細側へ倒して外フィルム(1)に接合する(図6参照)。これによって、外フィルム(1)の拡大側部とカバーフィルム(5)とによって、具材収容室(56)を形成できる。具材収容室(56)は円錐状飯(4)の拡大端面から盛り上がって突出した具材(41)を余裕のある状態で収容しているから該具材(41)を衛生的に保護できる。
カバーフィルム(5)の天井部(51)が具材収容室(56)の天井壁となり、具材収容室(56)の周壁は、カバーフィルム(5)の3つの側片(52a)(52b)(52b)と、外フィルム(1)の拡大端部によって形成される。
カバーフィルム(5)に施した切込み(55)(55)、(55a)(55a)によって、具材収容室(56)の天井部(51)は四隅が角張り、具材収容室(56)の周壁は、天井部(51)側が略四角錐、円錐状飯(4)側は、該円錐状飯(4)の円錐面にほぼ沿う様な円錐を呈するから、この四角錐から円錐へ徐々に変化するフォルムは極めて美観に優れている。
カバーフィルム(5)は、天井部(51)と側片(52a)(52b)(52b)が一体に連続しているだけで、その境界に折り曲げ用の溝線が施されているのではないから、切込み(55)(55)、(55a)(55a)が存在しない場合、カバーフィルム(5)の天井部(51)の略四角形の一辺(53)の全長が外フィルム(1)の円錐状の拡大開口(50)縁に繋がり、又、天井部(51)の残りの三辺(53a)(53b)(53b)のそれぞれ全長に亘って側片(52a)(52b)(52b)が繋がっていることになる。この場合、包装シートSを円錐状飯(4)の円錐面に巻き付けた後、カバーフィルム(5)の天井部(51)を外フィルム(1)の円錐状の拡大開口(50)を塞ぐ様に倒し、更に各側片(52a)(52b)(52b)を円錐状飯(4)の先細側へ倒した際、天井部(51)の四隅が角張らず、隣合う側片(52a)(52b)(52b)間の上部に目立つ隙間が生じて不衛生である(53)。 又、天井部(51)の四隅や側片(52a)(52b)(52b)に無理が生じて皺となって表れ、具材収容室(56)の周壁の透明感が薄れる問題がある。
本発明では、具材収容室(56)を殆んど皺なく形成できるから、収容している具材(41)が外部からよく見えて、食欲を増進させる。
又、円錐体は転がりやすいが、本発明の包装円錐状飯は、拡大側端が略正方形であるから、包装状態のまま傾斜面に置いても、転がり落ちることを防止できる。
従来の様な樹脂製の透明カップを使用しないら、その分コストを低減でき、カップをゴミとして排出する無駄を防止できる。
カバーフィルム(5)は外フィルム(1)と一体に繋がっているから、カバーフィルム(5)と外フィルム(5)をセットする手間が省ける。
包装円錐状飯の包装を解くには、図8に示す如く、最初に外フィルム(1)の分断可能部(11)を円錐状飯(4)の先細側から終端まで裂く。分断可能部(11)は、カバーフィルム(5)の天井部(51)を横切る様に延びているから、外フィルム(1)は分断部から左右に簡単に大きく開くことができ(図9参照)、該開き部から手指を入れて円錐状飯(4)をシート状海苔(31)の上から軽く摘んだ状態で、外フィルム(1)を後方(開き部とは反対側)に引っ張る。これによって外フィルム(1)に繋がっているカバーフィルム(5)及び外フィルム(1)に溶着されている内フィルム(2)のフィルム片(21)(21)が外フィルム(1)と一緒に引っ張り出される。シート状海苔(31)が残って直接に円錐状飯(4)に被さって、包装を解く作業が終わる。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲
を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、カバーフィルム(5)と側片(52a)(52b)(52b)との境界、及びカバーフィルム(5)と外フィルム(1)の境界に施した切込み(55)(55)、(55a)(55a)は、実施例の様に、外フィルム(1)の扇の中心角α及びカバーフィルム(5)を夫々略2等分する共通の仮想線Lに直交する方向に施すことに限らない。該仮想線Lと平行する方向に切込み(55)(55)、(55a)(55a)を施してもよい。又、該仮想線Lと直交する切込みと、平行する切込みが混在していてもよい。要は、カバーフィルム(5)の天井部(51)の各四隅に少なくとも1つの切込みが、前記仮想線Lに直交又は平行して、略正方形の天井部(51)の辺上に存在すれば、カバーフィルム(5)によって前記手順で具材収容室(56)を形成する際、天井部(51)の四隅を角張らせることができる。
包装シートの分解斜視図である。 包装シートの正面図である。 包装シートの背面図である。 円錐状飯の斜視図である。 包装シートで円錐状飯の円錐面を巻き付けた状態の斜視図である。 包装円錐状飯の斜視図である。 包装円錐状飯の平面図である。 包装円錐状飯の外フィルムの分断可能部を分断した状態の斜視図である。 シート状食品を残して包装シートを円錐状飯からひき剥がす途上の斜視図である。
符号の説明
1 外フィルム
11 分断可能部
12 カットテープ
2 内フィルム
22 フィルム片
3 シート状食品
4 円錐状飯
41 具材
5 カバーフィルム
51 天井部
52a 側片
52b 側片
55 切込み
56 具材収容室

Claims (5)

  1. 内フィルム(2)と透明の外フィルム(1)との間にシート状食品(3)を挟み、両フィルム(1)(2)の外周側をシート状食品(3)が脱出しない様に熱溶着して形成した包装シートSにて、内フィルム(2)を内側にして円錐状飯(4)の円錐面が包まれ、円錐状飯(4)の拡大端部に具材(41)が盛り上がって位置し、外フィルム(1)による円錐状の拡大側開口(50)が透明カバーフィルム(5)によって塞がれている包装円錐状飯であって、
    内、外両フィルム(2)(1)及びシート状食品(3)は略扇形に形成され、シート状食品(3)の湾曲縁(30)は円錐状飯(4)の拡大端部の外周縁に接近して該外周縁に沿っており、
    前記カバーフィルム(5)は、外フィルム(1)の湾曲縁(10)の略中央部で一辺が連続した略正方形の天井部(51)と、該天井部(51)の残りの三辺から延長した3つの側片(52a)(52b)(52b)からなり、
    展開状態の包装シートSにおいて、外フィルム(1)の扇の中心角α及びカバーフィルム(5)を夫々略2等分する共通の仮想線L上に、外フィルム(1)の先細先端からカバーフィルム(5)の天井部(51)を横切る様に真直に延びる分断可能部(11)を設け、
    内フィルム(2)は該分断可能部(11)上で内端どうしが重なった2枚の略扇形フィルム片(21)(21)からなり、
    前記カバーフィルム(5)の天井部(51)を外フィルム(1)の円錐状の拡大開口(50)を塞ぐ様に倒し、更に側片(52a)(52b)(52b)を円錐状飯(4)の先細側へ倒して外フィルム(1)に接合し、外フィルム(1)の拡大側部とカバーフィルム(5)によって具材収容室を(56)を形成している、包装円錐状飯。
  2. カバーフィルム(5)の各側片(52a)(52b)(52b)は外側へ徐々に幅狭となる略台形を呈しており、具材収容室(56)の周壁は、天井部(51)側の略四角錐状から円錐状飯(4)の周面に沿う様に円錐状に変化している、請求項1に記載の包装円錐状飯。
  3. 包装シートSの展開状態において、カバーフィルム(5)の天井部(51)の外フィルム(1)側の両隅部には、前記仮想線Lに直交して切込み(55)(55)が施されており、天井部(51)の他の両隅には前記仮想線Lに直交し、又は仮想線Lに平行に切込み(55a)(55a)が施されており、 各切込み(55)(55)、(55a)(55a)は天井部(51)の四角辺上に位置している、請求項1又は2に記載の包装円錐状飯。
  4. 分断可能部(11)は、外フィルム(1)とカバーフィルム(5)の天井部(51)に跨って施したカットテープ(12)である、請求項1乃至3の何れかに記載の包装円錐状飯。
  5. カバーフィルム(5)の各側片(52a)(52b)(52b)は、夫々先端部が外フィルム(1)の上から円錐状飯(4)の円錐面に掛かる位置にて接合されている、請求項1乃至4の何れかに記載の包装円錐状飯。
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