JP5313563B2 - 包装棒状食品 - Google Patents
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Description
外フィルムは略中央部に2分可能な分断可能部が設けられ、内フィルムは2枚の略同形のフィルム片の内端どうしを前記外フィルムの分断可能部上で重ね合わせて形成されている。
包装棒状飯は、包装シートの内フィルム上にそのフィルム片の重なり部に直交して棒状飯を載せ、包装シートを棒状飯の周面に巻き付け、巻付け終端をラベルで止めている。
棒状飯上に残った外フィルムの半分と、残りのフィルム片を反対側へ引き出す。 これによって、シート状海苔だけが棒状飯上に残って、棒状飯に直に被さる。
しかし、外フィルムの分断可能部が、フィルムに施した断続的な切込み(所謂、「ミシン目」)である場合、該切込みが外フィルムの端縁に掛かっていない場合、外フィルムが上手く分断せず、棒状飯が型崩れする等の問題が生じることがあった。
本発明は、外フィルムの、断続的な切込みによる分断可能部を円滑に分断可能とした、包装シートで包装した包装棒状食品を明らかにするものである。
包装シート(1)は、
内フィルム(3)上に、包装すべき棒状食品(7)の端面に被さる端面被せ片(51)(51)が突設され、
外フィルム(2)の分断可能部(21)は、該フィルムに断続的な切込み(22)を施して形成され、
外フィルム(2)の巻付け開始端(23)の略中央部には、巻付け開始端(23)の引っ張り応力が内端に集中する切欠(24)が施され、該切欠(24)は内端から外側へ拡大し、該内端が分断可能部(21)に掛かっているようにしたことで、巻付け開始端(23)を左右に引っ張ることで引っ張り応力が切欠(24)に集中して加わり、該切欠(24)と切込み(22)が繋がって外フィルム(2)が分断されるものであり、
前記包装シート(1)の内フィルム(3)を内側にして、端面被せ片(51)(51)を包装すべき棒状食品(7)の両端面に被せ、前記巻付け開始端(23)から包装シート(1)を棒状食品に巻き付け、止着手段(6)にて巻付け終端(13)を止めている。
次に、一方の手で、包装シート(1)の上から棒状食品(7)の一端側を掴み、包装シート(1)の他端側を外側に引っ張る。このとき引っ張る手指は、巻付け開始端(12)側を摘む。該外フィルム(2)には巻付け開始端の中央部にて、切欠(24)が施され、該切欠は内端から該終端側(23)へ拡大し、該内端が分断可能部(21)に掛かっているから、前記フィルムの引っ張り応力は、切欠(24)の内端に集中する。
外フィルム(2)及び内フィルム(3)は、海苔(41)よりも少し大きな長方形である。
棒状食品(7)の長さと太さは、海苔(41)が棒状食品(7)の外周を1周強巻き付け可能な大きさである。
棒状食品(7)は、長さ約100mm、直径約40mmのロール状であり、実施例では棒状飯(71)である。
分断可能部(21)は、断続的な切込み(22)(所謂、「ミシン目」)である。
更に、外フィルム(2)には、棒状飯(71)への巻付け開始端(23)の中央部に切欠(24)が開設されている。
切欠(24)の内端は、分断可能部(21)の分断予定線上にあれば、切込みと切込みとの間のフィルムの繋がり部分に位置していてもよい。
被せフィルム(5)の長さは、前記棒状飯(71)の長さに棒状飯(71)の直径の約4倍を加えた長さ、実施例では約260mmである。被せフィルム(5)の幅は棒状飯(71)の太さの約2倍の長さ、実施例では約80mmである。
被せフィルム(5)は、棒状飯(71)の直径の2倍程度の長さで内フィルム(3)の両端からはみ出している。
被せフィルム(5)は、その端面被せ片(51)(51)と海苔(41)の間にて、被せフィルム(5)の幅方向に向けて内フィルム(3)に線状に溶着(53)(53)されている。
被せフィルム(5)は長さ中央で切断(52)されている。
包装シート(1)は、切欠(24)(81)(32)側の端部が棒状飯(71)に対する巻付け開始端(12)となり、反対側の端部が、巻付け終端(13)となる。
開き目印(11)は、後記の如く、包装棒状おにぎりの包装を解く際に、包装シート(1)の巻付け終端(13)をどの程度開けばよいのかの目安となるものである。
実施例の開き目印(11)(11)は、外フィルム(2)に施されており、内フィルム(3)を透して見える。
又、包装シート(1)には、包装シート(1)の巻付け終端(13)を開いた後、後記の如く、棒状飯(71)の一端側を外側に引っ張り出すとき、棒状飯(71)の他端を掴む手指の親指の位置と方向を示す、指位置目印(14)が施されている。
指位置目印(14)は親指の先端を図示することによって施されている。
実施例では、指位置目印(14)は左手の親指に対するものであり、図4aに示す如く、切欠(24)を上に向けた状態の包装シート(1)の上端左端寄りに、親指が切欠(24)の方向を向く様に図示されている。
ラベル(61)は、長さが棒状飯(71)の長さ程度もあり、裏面が粘着面となっている。
ラベル(61)は、全長に亘ってその幅長さの1/2程度が包装シート(1)の巻付け終端(13)からはみ出している。
ラベル(61)の横長さは、棒状飯(71)の長さ程度もあるから、該巻付け終端(13)をその両端側が捲れることのない様に、しっかりと止着できる。
ラベル(61)を完全に包装シート(1)から剥がすのは面倒であり、又、後記する理由により、ラベル(61)は巻付け終端(13)上に残しておく方がよい。
包装シート(1)の指位置目印(14)に左手の親指を載せる様にして、棒状飯(71)を支持すればよいので、棒状飯(71)を持つ位置に迷うことがない。
上記の様に、フィルムを引っ張ると、包装シート(1)の巻付け開始端(12)の中央部にて、外フィルム(2)には切欠(24)が施され、該切欠(24)は、内端から該終端側(23)へ拡大し、内端の幅狭部が分断可能部(21)に掛かっているから、前記フィルムの引っ張り応力は、切欠(24)の内端に集中する。
内フィルム(3)のフィルム片(31)(31)は単に重なっているだけであり、又、被せフィルム(5)は中央部で分断されているから、外フィルム(2)の分断に何ら支障はない。
左右に分断された包装シート(1)は、前記ラベル(61)で繋がっているから、散らからず、後始末が簡単である。
2 外フィルム
21 分断可能部
22 断続的な切込み
31 フィルム片
4 シート状食品
5 被せフィルム
51 端面被せ片
6 止着手段
61 ラベル
7 棒状食品
71 棒状飯
Claims (3)
- 長方形の外フィルム(2)と内フィルム(3)との間にシート状食品(4)を挟んで、内外の両フィルム(2)(3)の外周部を溶着して成り、外フィルム(2)は略中央部に2分可能な分断可能部(21)が設けられ、内フィルム(3)は2枚の略同形のフィルム片(31)(31)の内端どうしを前記外フィルム(2)の分断可能部(21)上で重ね合わせて形成された包装シート(1)により、棒状食品(7)の外周面を分断可能部(21)の方向に巻き付けて包装してなる包装棒状食品において、
包装シート(1)は、
内フィルム(3)上に、包装すべき棒状食品(7)の端面に被さる端面被せ片(51)(51)が突設され、
外フィルム(2)の分断可能部(21)は、該フィルムに断続的な切込み(22)を施して形成され、
外フィルム(2)の巻付け開始端(23)の略中央部には、巻付け開始端(23)の引っ張り応力が内端に集中する切欠(24)が施され、該切欠(24)は内端から外側へ拡大し、該内端が分断可能部(21)に掛かっているようにしたことで、巻付け開始端(23)を左右に引っ張ることで引っ張り応力が切欠(24)に集中して加わり、該切欠(24)と切込み(22)が繋がって外フィルム(2)が分断されるものであり、
前記包装シート(1)の内フィルム(3)を内側にして、端面被せ片(51)(51)を包装すべき棒状食品(7)の両端面に被せ、前記巻付け開始端(23)から包装シート(1)を棒状食品に巻き付け、止着手段(6)にて巻付け終端(13)を止めている、
包装棒状食品。 - 包装シート(1)には、包装を解く際の包装シートの巻付け終端(13)の開き程度の目安となる開き目印(11)が施されている、請求項1に記載の包装棒状食品。
- 包装シート(1)には、該包装シートの巻付け終端(13)を開き、次に棒状食品(7)の一端側のフィルムを外側に引っ張る際に、棒状食品(7)の他端側を支持する手指の位置の目安となる指位置目印(14)が施されている、請求項1又は2に記載の包装棒状食品。
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