JP3123385U - 食品包装容器 - Google Patents

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洋子 大村
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大北商事株式会社
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Abstract

【課題】帯体でシュリンク包装された食品用包装容器を、開封使用後に再び上記帯体の使用で蓋締めできるようにする。
【解決手段】円形又は方形のカップ状又は丼状の容器本体に食品を収容して蓋をした蓋付き容器本体を、PEシュリンクフィルムの幅寸法が容器本体の直径或は幅寸法の1/2〜3/4で、且つその長さ寸法は上記容器本体の蓋面、側面及び底面を覆う長さの寸法に対し凡そ0.15〜0.2の余裕を有する長さ寸法になし、また両端縁部の重ね合わせ箇所には粘着剤を付着させると共に、これに凡そ5mm〜10mmのはぎ代を持って当接する帯体によりシュリンク包装し、シュリンク包装後の該包装紙がはぎ取りの使用後に再び上記帯体で蓋締めを可能になす。
【選択図】図3

Description

本考案は、蓋付き容器をシュリンク包装した食品用包装容器に関する。
近年コンビニエンスストアやスーパーマーケット等で、図6に示す如く、ゆでそばと袋入りつゆ、具材等を蓋付きの深めの本体容器に詰め合わせた食品5が売られている。この食品5は、内容物を容器本体6内に詰めた後、蓋7で覆い、これらをさらにシュリンクフィルム8で覆い、加熱収縮させて蓋付き容器とシュリンクフィルムを密着させ、蓋が容器本体から外れないようにしている。そのさい、シュリンクフィルム8を開封し易いように、ミシン目8aによる切り口が設けられている。
特開平8−253267号
しかし、ミシン目によりシュリンクフィルムを開封した場合には、食品を食べ残して、蓋が容器本体から外れないように再び包装することはできないという問題がある。本考案はこのような問題点を解決せんとするものであって、シュリンクフィルムで包装したものであっても、開封後再び包装できるようにするものである。
本考案に係る食品包装容器は、円形又は方形のカップ状又は丼状の容器本体に食品を収容して蓋をした蓋付き容器本体を、PEシュリンクフィルムの幅寸法が容器本体の直径或は幅寸法の1/2〜3/4で、且つその長さ寸法は上記容器本体の蓋面、側面及び底面を覆う長さの寸法に対し凡そ0.15〜0.2の余裕を有する長さ寸法になし、また両端縁部の重ね合わせ箇所には粘着剤を付着させると共に、これに凡そ5mm〜10mmのはぎ代を持って当接する帯体によりシュリンク包装し、シュリンク包装後の該包装紙がはぎ取りの使用後に再び上記帯体で蓋締めを可能になしたことを特徴とする。この際、上記帯体をその長さ方向で2分し、該分断箇所に凡そ5mm〜10mmのはぎ代を設けて粘着剤により接ぎ合わせ、全体が上記を含む2箇所ではぎ取り可能になしたりする。また、この容器としては合成樹脂製で具汁と麺類とを別々に仕分けた組み合わせにして収容したりする。
本考案品は以上の如き構成であり、シュリンクフィルムの帯体で両端縁部の重ね合わせ箇所に粘着剤を塗布した帯体により容器本体をシュリンク包装したことにより、上記帯体の重ね合わせ箇所で開閉自在となり、帯体を開封した後も、再び包装することができるものとなる。このさい、はぎ代の長さ寸法を凡そ5mm〜10mmとし、粘着材の塗布面までに手持ち部分が形成されていることにより、開封する際にはがし易くなるのである。また、再度蓋締めする際、上記はぎ代がない場合にはシュリンク後の帯体を重ね合わせるのが大変難しくて不可能であるが、これにより本考案では簡単に再度の蓋締めが可能になるのである。この手持ちによる蓋締めは当初の蓋締め製品に比べると、帯体がシュリンクの影響で少し短く変形されたものとなっていることから、上記の重ね合わせ位置には必ずずれを生じて蓋締めされるのであり、従って若しこれを悪意に異物を混入させる改ざん品に使用したとしても、外観上の異様さから一目で再締めされたものか否かの判別は可能である。
本考案品の使用では容器を合成樹脂製となし、これに具汁と麺類とを別々に仕分けた組み合わせにして販売するカップ麺容器などの包装に適している。
以下、図面に示す実施の態様について説明する。
図1は本考案に係る蓋付き容器本体の斜視図、図2はこれに使用する帯体の斜視図、図3は上記帯体でシュリンク包装した状態図である。各図に於いて、1は食品用包装容器、2は円形又は方形のカップ状又は丼状の容器本体、3は蓋、4は帯体である。ここに、容器本体2は合成樹脂製であって、容器本体2に具汁と麺類とを別々に仕分けた食品が収容され、蓋3をした後に、帯体4により包装されるのである。
本考案に於いて、帯体4は幅寸法L1が容器本体2の幅寸法L2の1/2〜3/4で、長さ寸法は容器本体2の蓋面、側面及び底面の一方向周面を覆う長さの寸法に対し凡そ0.15〜0.2の余裕を有する長さ寸法である。而して、該帯体の一端には脱着自在を可能にする粘着剤4aが凡そ10mmの巾間隔で付着され、且つ該帯体の他端を上記粘着剤4aに対し凡そ5mm〜10mmのはぎ代4bが形成されるようにして重ね合わせて筒状にする。本考案では上記作成の帯体4で蓋3付き容器本体2の一方向周辺を包み、この状態を外方から熱風によりシュリンク処理して帯体4が蓋3付き容器本体2に密着されるようにする。
図3は上記の製品を示しており、ここで見られる通り容器本体の上面の帯体4にははぎ代4bの先端が見えるように形成されてあり、従って開封する際にはぎ代4bを手指で持って図4の如く簡単にはぎ取りができるのである。なお、上記はぎ取り後に該帯体4を使用して再び蓋締めを行うことは、帯体4が既に容器本体を締め付ける状態下にシュリンクされて変形していることから、実質的に不可能であるが本考案では上記一定長のはぎ代が存在することから、少なくとも該部分が粘着剤に貼付される位置ずれのもとで再度の重ね合わせを可能になし、蓋締めできるものとなった。
図5は帯体の他の例を示すもので、前例の帯体をその長さ方向で2分した構成、即ち実質的には帯体を2枚の接ぎ合せに構成するのであり、該接ぎ合せ箇所では粘着剤4’aに対し、同じく凡そ5mm〜10mmのはぎ代4’bが存在するようになされている。本考案例では容器の開封が上記例の1箇所に限らずはぎ代4’bの箇所でも行うことができることから大変便利である。
本考案にかかる蓋付き本体容器の斜視図である。 これに使用する帯体の斜視図である。 帯体でシュリンク包装した状態図である。 開封する状態の斜視図である。 帯体の他の例の斜視図である。 従来の食品包装容器の斜視図である。
符号の説明
1 食品包装容器
2 容器本体
3 蓋
4 帯体

Claims (3)

  1. 円形又は方形のカップ状又は丼状の容器本体に食品を収容して蓋をした蓋付き容器本体を、PEシュリンクフィルムの幅寸法が容器本体の直径或は幅寸法の1/2〜3/4で、且つその長さ寸法は上記容器本体の蓋面、側面及び底面を覆う長さの寸法に対し凡そ0.15〜0.2の余裕を有する長さ寸法になし、また両端縁部の重ね合わせ箇所には粘着剤を付着させると共に、これに凡そ5mm〜10mmのはぎ代を持って当接する帯体によりシュリンク包装し、シュリンク包装後の該包装紙がはぎ取りの使用後に再び上記帯体で蓋締めを可能になしてあることを特徴とした食品用包装容器。
  2. 上記帯体をその長さ方向で2分し、該分断箇所に凡そ5mm〜10mmのはぎ代を設けて粘着剤により接ぎ合わせ、全体が上記を含む2箇所ではぎ取り可能になされていることを特徴とした請求項1記載の食品用包装容器。
  3. 合成樹脂製で具汁と麺類とを別々に仕分けた組み合わせにして収容されていることを特徴とした請求項1又は2記載の食品用包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011178437A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Teraoka Seiko Co Ltd 包装用フィルム及びその包装用フィルムを用いた包装装置

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