JP5558160B2 - プローブカード用セラミック配線基板およびこれを用いたプローブカード - Google Patents
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よびSiをSiO2換算した合計量を100質量部としたときに、前記MnをMn2O3換算で3.0〜7.0質量部、前記NaをNa2CO3換算および前記KをK2CO3換算した合計で0.3〜1.0質量部含有するとともに、前記粒界にMg 2 Al 4 Si 5 O 18 を有していることを特徴とする。
97〜103%、Mg2Al4Si5O18の(222)面のX線回折強度が0.3〜0.
7%、Mn3Al2Si3O12の(420)面のX線回折強度が0.3〜0.7%であり、MnAl2O4及びMgAl2O4を実質的に含有していないことが望ましい。
れた測定パッドとの位置ずれが小さく、電気特性の検査時に好適に使用できるプローブカードを得ることができる。
線基板1を構成する絶縁基体11と緻密なり、また絶縁基体11の表面に色むらが無く外観的に優れたプローブカード用セラミック配線基板1を得ることができる。その結果、例えばプローブカードの単位面積当たりのプローブピン数が多くなった場合に、プローブピンの取付けにおいて取付け位置を容易に認識できるようになり、プローブカードの製造工程の効率を高めることが可能になる。
%、Mg2Al4Si5O18の(222)面のX線回折強度が0.3〜0.7%、Mn3
Al2Si3O12の(420)面のX線回折強度が0.3〜0.7%であり、MnAl2O4及びMgAl2O4を実質的に含有していないことが望ましい。これにより耐薬品性試験での重量変化率を小さくすることができる。ここで、セラミック焼結体がMnAl2
O4およびMgAl2O4を含有していないというのは、X線回折を行ったときに、X線回折図上において、MnAl2O4およびMgAl2O4のそれぞれのメインピークの回折強度がX線回折パターンのノイズレベル以下のものをいう。
低抵抗化と保形性をともに達成するうえで、銅が40〜60体積%、タングステンが40〜60体積%の割合にするのがよい。
る。また、Mn、Mg、ならびにNaおよびKのうち少なくとも1種のアルカリ金属元素は、上記の酸化物粉末以外に焼成によって酸化物を形成しうる炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩等として添加しても良い。この場合においても、ムライト粉末100質量部に対して、MnがMn2O3換算で1〜7質量部、MgがMgO換算で0〜2質量部、NaがNa2O換算で0.1〜5質量部、KがK2O換算で0.1〜5質量部となるように混合するのがよい。
2Al4Si5O18の結晶の核生成を促進させつつムライト質焼結体を緻密化させることができるようになる。
させて絶縁基体11の耐薬品性を高めるという理由から、1000℃から焼成最高温度までの昇温速度は50℃/hr〜150℃/hr、特に、75℃/hr〜100℃/hrにすることが望ましく、焼成最高温度から1000℃までの降温速度は、50℃/hr〜300
℃/hr、特に、50℃/hr〜100℃/hrにすることが望ましい。
99%以上で平均粒子径が1.8μmのAl2O3粉末、純度が99%で平均粒子径が1.5μmのMn2O3粉末、純度が99%で平均粒子径が1.0μmのSiO2粉末、純度が99%で平均粒子径が0.7μmのMgO粉末、純度が99%で平均粒子径が1.0μmのNa2CO3粉末、純度が99%で平均粒子径が1.0μmのK2CO3粉末を表1に示すような割合で混合した後、さらに成形用有機樹脂(有機バインダー)としてアクリル系バインダーと、有機溶媒としてトルエンとを混合してセラミックスラリーを調製した後、ドクターブレード法にて厚さ200μmのシート状に成形し、セラミックグリーンシートを作製した。
20mmの評価パターンを形成し、この内部配線パターンをビア導体に接続するようにし、さらに、内部配線パターンの端部にはビア導体との接続用としてランドパターンを形成した。
したものを標準試料として、ICP発光分光分析にかけて定量化した。この場合、ICP(Inductively Coupled Plasma)分析により絶縁基体中に含まれるアルミニウム(Al)、珪素(Si)、マンガン(Mn)、ナトリウム(Na)およびカリウム(K)の含有量を求め、アルミニウム(Al)および珪素(Si)からムライト(3Al2O3・2SiO2)を求め、また、Mn、NaおよびKについて表3に示す化合物の換算量として求めた。
体により絶縁基体を形成したプローブカード用セラミック配線基板において、絶縁基体が、ムライトの(210)面のX線回折強度を100%としたときに、Al2O3の(10
4)面のX線回折強度が97〜103%、Mg2Al4Si5O18の(222)面のX線
回折強度が0.3〜0.7%であり、Mn3Al2Si3O12の(420)面のX線回折強度が0.3〜0.7%であり、MnAl2O4及びMgAl2O4を実質的に含有していないセラミック焼結体からなるものとした試料No.5,7、9、12、17、18、21および22では、耐薬品性試験での重量変化率が0.12質量部以下であり、耐薬品性に優れたものであった。
11:絶縁基体
12:内部配線層
13:表面配線層
14:ビアホール導体
2:プローブカード
21:測定端子
Claims (3)
- ムライトの主結晶相と、該主結晶相間に形成された粒界相とを含み、該粒界相が、Mnと、NaおよびKのうち少なくとも1種のアルカリ金属元素と、Mgとを含有するセラミック焼結体からなる絶縁基体と、該絶縁基体内に設けられた導体層とを備えているプローブカード用セラミック配線基板であって、前記セラミック焼結体が、該セラミック焼結体中に含まれるAlをAl2O3換算およびSiをSiO2換算した合計量を100質量部としたときに、前記MnをMn2O3換算で3.0〜7.0質量部、前記NaをNa2CO3換算および前記KをK2CO3換算した合計で0.3〜1.0質量部含有するとともに、前記粒界にMg 2 Al 4 Si 5 O 18 を有していることを特徴とするプローブカード用セラミック配線基板。
- 前記セラミック焼結体が、前記ムライトの(210)面のX線回折強度に対する、Al
2O3の(104)面のX線回折強度が97〜103%、Mg2Al4Si5O18の(222)面のX線回折強度が0.3〜0.7%、Mn3Al2Si3O12の(420)面の
X線回折強度が0.3〜0.7%であり、MnAl2O4及びMgAl2O4を実質的に含有していないことを特徴とする請求項1に記載のプローブカード用セラミック配線基板。 - 請求項1または2に記載のプローブカード用セラミック配線基板の表面に表面配線層が設けられており、該表面配線層に半導体素子の電気特性を測定するための測定端子が接続されてなることを特徴とするプローブカード。
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