JP5557672B2 - 車両用ドア構造および車両用ドアの製造方法 - Google Patents

車両用ドア構造および車両用ドアの製造方法 Download PDF

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本発明は、車両用ドア構造および車両用ドアの製造方法に関する。
従来、特許文献1に示されるように、ドアパネルの車室側にトリムパネルが組み付けられた車両用ドア構造が広く採用されている。こうした車両用ドア構造においては、ドアの開放操作やロック操作などを行う操作部がトリムパネルに設けられており、また、操作部の操作によって開放動作やロック動作を行うドアラッチ機構がドアパネルに設けられている。そして、ドアパネルの車室側には、ケーブルが挿通可能な開口部が形成されており、この開口部を挿通するケーブルによって、操作部とドアラッチ機構とが接続されている。これにより、操作部の操作がケーブルを介してドアラッチ機構に伝達され、ドアの開放やロックまたはアンロック操作がなされることとなる。
特開2006−290256号公報
上記の車両用ドア構造においては、予め操作部にケーブルの一端が接続されており、ドアパネルにトリムパネルを組み付ける際に、ケーブルの他端を開口部に挿通させてドアラッチ機構に連結させる。このとき、ドアラッチ機構はドアパネル内に収容されているため、作業者はドアラッチ機構の連結部を開口部から覗き込みながらケーブルの接続作業を行わなければならず、作業が煩雑となって作業効率が低下するばかりか、ケーブルの連結が確実になされずに作業が進行してしまうという問題があった。
なお、作業効率を向上すべく、ケーブル長を長くすることによって、トリムパネルとドアパネルとの離間距離を大きくした状態で、ケーブルの接続作業を行えるようにすることが考えられる。しかしながら、ケーブル長を長くすると、ケーブルがドアパネルやトリムパネルに設けられる他のケーブルや各種の部材と干渉してしまい、車両の走行中に異音を生じたり、摩耗により劣化したりするおそれがある。また、ケーブル長が長くなれば、その分コストが上昇してしまう。したがって、ケーブル長を必要以上に確保することは難しく、ケーブルをドアラッチ機構に連結する際には、トリムパネルをドアパネルに近接させた状態で作業を行わなければならず、上記の問題を解消することができないという実態があった。
本発明の目的は、トリムパネルをドアパネルに取り付ける際の作業効率及び確実性の向上を図ることができる車両用ドア構造及び車両用ドアの製造方法を提供することである。
本発明は、ドアパネルの車室側にトリムパネルが組み付けられ、前記ドアパネルに設けられたドアラッチ機構と前記トリムパネルに設けられた操作部とがケーブルを介して接続される車両用ドア構造において、前記ドアパネルの車室側には開口部が設けられるとともに、この開口部の近傍に前記ケーブルの被連結部が連結される前記ドアラッチ機構の連結部が位置してなり、前記ケーブルは、前記被連結部を前記ドアラッチ機構の連結部に連結可能に前記トリムパネルに保持されてなり、前記連結部は、前記開口部よりも前記トリムパネル側に突出してなることを特徴とする。
本発明において、操作部やドアラッチ機構の具体的な構成や動作態様は特に限定されず、また、操作部とドアラッチ機構とを接続するケーブルの本数も特に限定されない。したがって、例えば、操作部を開放操作することによってドアラッチ機構が開放動作するものであってもよいし、操作部をロックまたはアンロック操作することによってドアの開放動作が規制または許容されるものであってもよい。さらには、操作部の開放操作、ロック操作およびアンロック操作によってドアラッチ機構が各動作を行うようにしてもよく、こうした操作の伝達を1本のケーブルで実現してもよいし、複数本のケーブルで実現してもよい。
本発明においては、ドアラッチ機構の連結部が開口部の近傍に位置すればよいが、望ましくは開口部に連結部が臨む位置関係を有するとよい。
また、トリムパネルをドアパネルに組み付ける際に、ドアラッチ機構に連結可能なようにケーブルがトリムパネルに保持されていればよい。したがって、ケーブルが移動可能にトリムパネルに保持されていてもよいし、ケーブルが移動しないようにトリムパネルに固定されていてもよい。
求項に記載の発明は、前記ケーブルの被連結部が前記ドアラッチ機構の連結部に連結する方向は、前記トリムパネルの組み付け方向と一致してなることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記トリムパネルには、前記ドアラッチ機構の連結部に臨む確認孔が設けられてなることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記確認孔を被覆するトリムカバーをさらに備え、前記トリムカバーには、前記ドアラッチ機構の連結部から前記ケーブルの被連結部が抜けるのを防止する抜け止め部が設けられてなることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、操作部が設けられたトリムパネルをドアラッチ機構が設けられたドアパネルの車室側に組み付けるとともに、前記操作部に接続されるケーブルの被連結部を、前記ドアパネルの車室側に設けられた開口部に挿通して前記ドアラッチ機構の連結部に連結する車両用ドアの製造方法において、前記トリムパネルを前記ドアパネルの車室側に組み付けた際に、前記開口部から前記連結部が突出するように前記ドアラッチ機構を前記ドアパネルに取り付ける工程と、前記開口部の近傍に被連結部が位置するように前記ケーブルを前記トリムパネルに保持する工程と、前記トリムパネルに保持された前記ケーブルの被連結部を前記ドアラッチ機構の連結部に連結しながら前記トリムパネルを前記ドアパネルの車室側に組み付ける工程と、を含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記トリムパネルおよびドアパネルは、これら両者を組み付ける過程で、前記ケーブルの被連結部が前記ドアラッチ機構の連結部に連結される位置関係を維持して組み付けられることを特徴とする。
請求項1およびに記載の発明によれば、トリムパネルをドアパネルに組み付ける際に、ケーブルをドアラッチ機構に容易に接続することができるので、作業効率を向上するとともに連結の確実性を向上することができる。
また、ケーブル長を短くすることができるので、コストを低下することが可能となり、しかも、他のケーブルや部材との干渉のおそれも一層低減することができる。
また、ドアラッチ機構の連結部が開口部よりもトリムパネル側に突出しているので、ケーブルの接続作業を一層容易にすることができる。
に請求項に記載の発明によれば、トリムパネルをドアパネルに組み付ける過程で、ケーブルがドアラッチ機構に接続されるので、ケーブルの接続作業をさらに容易にすることができる。
特に請求項に記載の発明によれば、ケーブルの接続状態を確認孔から確認することができるので、ケーブルの接続が不十分なまま作業が進行してしまうのを防ぐことができる。
特に請求項に記載の発明によれば、確認孔を塞ぐトリムカバーに抜け止め部が設けられるので、トリムパネル内へのダストなどの進入を防ぐのと同時に、ケーブルの抜け防止を実現することができる。
車両用ドアの概略側面図である。 車両用ドアの分解斜視図である。 車両用ドアの断面図である。 連結部に被連結部が連結するときの動作について説明する図である。 トリムカバーが取り付けられた車両用ドアの断面図である。 本実施形態の別の形態に係る連結部の一例を示す図である。
図1〜図5を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、車両用ドア1(以下、「ドア1」という)は、ドアアウタパネル2aにドアインナパネル2bが取り付けられたドアパネル2と、トリムパネル3と、から構成される。トリムパネル3は、車室側からドアパネル2に取り付けられる。
ドアアウタパネル2aとドアインナパネル2bとの間には、ドア1をロックさせたロック状態及びこのロック状態を解除したアンロック状態に切り替えるドアラッチ機構10が設けられている。なお、図示しないが、ドアアウタパネル2aとドアインナパネル2bとの間にはドアガラスが配設され上下方向に出入りすることが可能になっている。
ドアパネル2には、開口部2Aが設けられており、ドアラッチ機構10における連結部11,12がこの開口部2Aから、トリムパネル3側に臨んでいる。
トリムパネル3には、上記ドアラッチ機構10をロック状態またはアンロック状態に切り替えるための操作を受け付けるロック用操作部6と、ドア1を開放するための操作を受け付ける開放用操作部7と、から構成される操作部5が設けられている。そして、トリムパネル3の裏面には、ロック用操作部6に接続されたロック用ケーブル8と、開放用操作部7に接続された開放用ケーブル9とが保持されている。このとき、ロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9のそれぞれの被連結部8a,9aが、トリムパネル3に設けられた確認孔3Aに臨むようにトリムパネル3の裏面に取り付けられる。
この確認孔3Aは、トリムパネル3がドアパネル2に取り付けられたときに、上記開口部2A内を視認することが可能となる位置に設けられる。すなわち、トリムパネル3がドアパネル2に取り付けられたときに、開口部2Aと確認孔3Aとが対面して1つの開口部が形成されるように、確認孔3Aが設けられている。
そして、ドアラッチ機構10の連結部11,12にそれぞれ連結するロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9のそれぞれの被連結部8a,9aは、上記ドアラッチ機構10の連結部11,12に対向する位置に設けられており、トリムパネル3をドアパネル2に取り付ける過程で連結部11,12に連結される位置関係を維持している。したがって、トリムパネル3をドアパネル2に取り付けるのと同時に、ロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9を介して、操作部5及びドアラッチ機構10が接続された状態となり、操作部5において受け付けられた各種操作をドアラッチ機構10に伝達することが可能となる。なお、連結部11,12及び被連結部8a,9aが連結する際の詳細については後述する。
また、トリムパネル3の裏面には、ロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9が複数の固定部材13により取り付けられている。これにより、ロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9がトリムパネル3から外れてしまうことが防止される。なお、トリムパネル3の裏面とは、トリムパネル3がドアパネル2に取り付けられる側の面のことをいう。
トリムカバー4には、アームレストや収納ポケットなどが形成されており、このトリムカバー4は、トリムパネル3がドアパネル2に取り付けられた後にさらに車室側から取り付けられる。このトリムカバー4が取り付けられることにより、確認孔3Aは完全に覆い隠され、該確認孔3A内(連結部11,12や被連結部8a,9a)を視認することは不可能となる。
すなわち、トリムカバー4が取り付けられる前の、ドアパネル2にトリムパネル3が取り付けられた状態では、開口部2A及び確認孔3Aを通して、連結部11,12と被連結部8a,9aとの連結状態(つまり、連結部11,12と被連結部8a,9aの連結が正常であるか否かの状態)を視認することが可能となっている。
したがって、ドア1の製造工程において、作業者が、連結部11,12と被連結部8a,9aとの連結が正常になされているか否かを確認孔3Aから確認することができるので、ロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9とドアラッチ機構10との接続が不十分なまま作業が進行してしまうのを防ぐことができる。
次に、図3〜図5を用いて、ドアパネル2にトリムパネル3及びトリムカバー4が取り付けられる際の様子について説明する。
図3(a)は、ドアパネル2にトリムパネル3、次いでトリムカバー4が取り付けられるときの様子を示す断面図であり、図3(b)は、ドアパネル2にトリムパネル3及びトリムカバー4が取り付けられたときの様子を示す断面図である。図4は、被連結部8aと連結部11との係合について説明する部分拡大図、図5は、ドアパネル2にトリムパネル3及びトリムカバー4が共に取り付けられたときの様子をドア1の下方側(図1に示すT方向)から見た断面図である。
図3に示すように、連結部11,12は、開口部2Aよりもトリムパネル3側に突出して設けられている。また、トリムカバー4には、トリムパネル3の確認孔3A側に向けて突起形状の抜け止め部4a,4bが形成されており、この抜け止め部4a,4bは、トリムカバー4がトリムパネル3に取り付けられると、被連結部8a,9aが、それぞれ、連結部11,12から抜けてしまう動きが規制される。具体的には、図5に示すように、トリムカバー4がトリムパネル3に取り付けられると、抜け止め部4aが被連結部8a方向に張り出すとともに、連結部11,12とケーブルの挿入方向にオーバーラップした状態となる。このとき、抜け止め部4a,4bの先端は、それぞれロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9に対面しており、これにより、連結部11に連結した被連結部8aが、この連結部11から外れて車室内方向に抜けてしまうことを抜け止め部4aにより防止することができる。
図4(a)は、連結部11に被連結部8aが連結するまでの動作を示しており、図4(b)は、連結部11に被連結部8aが連結した後、トリムカバー4が取り付けられたときの抜け止め部4aの様子を示している。なお、図4(b)において、被連結部8aが固定されている固定部材13やトリムパネル3は便宜的に省略している。
具体的に、被連結部8aが連結部11に連結するときの動作について説明すると、トリムパネル3がドアパネル2に取り付けられるときには、図4(a)に示すように、トリムパネル3に固定部材13により取り付けられた被連結部8aには、連結部11方向(矢印Gで示す)に力が加えられる。このため、被連結部8aは、連結部11に形成された傾斜路14に沿って下方に移動し(矢印Aで示す)、連結部11に形成された誘導溝15に沿って移動する(矢印Bで示す)。この誘導溝15は、L字形状をなしており、L字形状の一片をなす誘導路15aを矢印Bで示す方向に移動して、誘導溝15のL字形状の他片をなす誘導路15bと交差する中端15cに到達した後、誘導路15bを上方に移動して誘導路15bの終端15eに到達する(矢印Cで示す)。この終端15eは、被連結部8aの初期位置と同じ高さに設定されているため、被連結部8aが中端15cに到達すると、被連結部8aの上記初期位置に戻ろうとする弾性力により、被連結部8aが終端15eに移動する。これにより、被連結部8aが連結部11に連結することとなる。
また、被連結部8aの先端には、図5に示すように、ストッパ8atが形成されていると共に、誘導溝15(誘導路15a及び誘導路15b)は、被連結部8aが通過するには十分な大きさに形成されているが、ストッパ8atに比べて小さく形成されている。このため、被連結部8aが連結部11に連結した後、ストッパ8atにより、ロック用ケーブル8がロック操作により移動したときに連結部11から抜け出してしまうことが防止される。
上記のように被連結部8aが連結部11に連結した後、トリムカバー4が、トリムパネル3に取り付けられることにより、図4(b)及び図5に示すように、抜け止め部4aにより、被連結部8aが連結部11aから抜けようとする動きが規制される。
なお、開放用ケーブル9の被連結部9a、連結部12及び抜け止め部4bについても、上述した被連結部8a、連結部11及び抜け止め部4aと同じであるため、説明は省略する。
以上のように、本実施形態によれば、ロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9はトリムパネル3に予め保持されており、ドアパネル2にトリムパネル3を取り付けたときに、ドアパネル2に設けられたドアラッチ機構10の連結部11,12と、ロック用ケーブル8及び開放用ケーブル9の被連結部8a,9aと、が連結するように構成される。このような構造としたことにより、トリムパネル3をドアパネル2に組み付ける際に、各ケーブル8,9をドアラッチ機構10に容易に接続することができるので、作業効率を向上するとともに連結の確実性を向上することができる。
また、本実施形態によれば、トリムパネル3とドアパネル2との離間距離を大きくした状態で、各ケーブル8,9の接続作業を行う必要がないため、各ケーブル8,9の長さを短くすることができる。このため、コストを低下することが可能となる。さらに、各ケーブル8,9はトリムパネル3に固定した状態とすることができるため、他のケーブルや部材との干渉のおそれも一層低減することができる。
また、本実施形態によれば、ドアラッチ機構10の連結部11,12が開口部2Aよりもトリムパネル3側に突出しているので、ケーブルの接続作業を一層容易にすることができる。さらに、ドアアウタパネル2aから漏水したとしても、各ケーブル8,9がこの漏水により被害を受けてしまうことを防止することもできる。
また、本実施形態によれば、トリムパネル3をドアパネル2に組み付ける過程で、各ケーブル8,9がドアラッチ機構10に接続されるので、各ケーブル8,9の接続作業をさらに容易にすることができる。
また、本実施形態によれば、確認孔3Aを塞ぐトリムカバー4に抜け止め部4a、4bが設けられるので、トリムパネル3内へのダストなどの進入を防ぐのと同時に、各ケーブル8,9の抜け防止を実現することができる。
また、本実施形態によれば、トリムパネル3とトリムカバー4とを別個に構成したので、車両の仕様変更等において、トリムカバー4の形状や材質を変更するのみでも、上記仕様変更を十分に行うことが可能となり、仕様変更等に要するコストを削減することができる。
また、本実施形態では、被連結部8a,9aを連結部11,12に連結させるに際して、被連結部8a,9aの弾性力を利用するものとしたが、これに限られない。例えば、図6に示すように、被連結部8aを連結部11に連結させるに際して、被連結部8aの弾性力を利用せずに、被連結部8aがそのままの位置で変化せずに連結部11に連結する形態としてもよい。
図6では、すり鉢状の先端11sが形成された円筒形状の連結部11を用いた例を示している。なお、この例では、連結部11及び被連結部8aについてのみ説明する(連結部12及び被連結部9aについても連結部11及び被連結部8aと同様である)。この場合、被連結部8aの先端であるストッパ8atが連結部11に連結することとなるが、このとき、図6(a)から図6(b)に示すように、ストッパ8atが、連結部11の先端11sの形状(すり鉢状)により、誘導溝15に誘導され、ドアパネル2にトリムパネル3が取り付けられたときに、ストッパ8atが誘導溝15の終端15eに到達する。そして、トリムカバー4が取り付けられたときに、このトリムカバー4に形成された抜け止め部4aにより、被連結部8aが誘導溝15から抜け出てしまう動きが規制される。このような形態としても、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、抜け止め部4a,4bにより、被連結部8a,9aの動きを規制するようにしたが、これに限られない。
また、抜け止め部4a,4bの形状についても、被連結部8a,9aが連結部11,12から抜けてしまう動きを規制できるものであれば、突起形状であることに限られない。
なお、本実施形態では、トリムパネル3をドアパネル2に組み付けたときに連結部11,12と被連結部8a,9aが連結するものとしたが、これに限られない。例えば、トリムパネル3をドアパネル2に組み付けた後に、確認孔3Aから、作業員が手作業で連結部11,12と被連結部8a,9aを連結させるものとしてもよい。また、連結部11,12と被連結部8a,9aとの連結については、トリムパネル3とドアパネル2の組み付けに合わせたものであれば、一度に連結が完了するものとしてもよいし、複数の動作により連結が完了するものとしてもよい。
なお、上記実施形態は一例に過ぎず、各形状や構造は本発明の作用をもたらす限りにおいて適宜設計変更が可能である。
1 ドア
2 ドアパネル
2a ドアアウタパネル
2b ドアインナパネル
2A 開口部
3 トリムパネル
3A 確認孔
4 トリムカバー
5 操作部
6 ロック用操作部
7 開放用操作部
8 ロック用ケーブル
9 開放用ケーブル
8a,9a 被連結部
10 ドアラッチ機構
11,12 連結部
13 固定部材

Claims (6)

  1. ドアパネルの車室側にトリムパネルが組み付けられ、前記ドアパネルに設けられたドアラッチ機構と前記トリムパネルに設けられた操作部とがケーブルを介して接続される車両用ドア構造において、
    前記ドアパネルの車室側には開口部が設けられるとともに、この開口部の近傍に前記ケーブルの被連結部が連結される前記ドアラッチ機構の連結部が位置してなり、
    前記ケーブルは、前記被連結部を前記ドアラッチ機構の連結部に連結可能に前記トリムパネルに保持されてなり、
    前記連結部は、前記開口部よりも前記トリムパネル側に突出してなることを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 前記ケーブルの被連結部が前記ドアラッチ機構の連結部に連結する方向は、前記トリムパネルの組み付け方向と一致してなることを特徴とする請求項記載の車両用ドア構造。
  3. 前記トリムパネルには、前記ドアラッチ機構の連結部に臨む確認孔が設けられてなることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドア構造。
  4. 前記確認孔を被覆するトリムカバーをさらに備え、
    前記トリムカバーには、前記ドアラッチ機構の連結部から前記ケーブルの被連結部が抜けるのを防止する抜け止め部が設けられてなることを特徴とする請求項記載の車両用ドア構造。
  5. 操作部が設けられたトリムパネルをドアラッチ機構が設けられたドアパネルの車室側に組み付けるとともに、前記操作部に接続されるケーブルの被連結部を、前記ドアパネルの車室側に設けられた開口部に挿通して前記ドアラッチ機構の連結部に連結する車両用ドアの製造方法において、
    前記トリムパネルを前記ドアパネルの車室側に組み付けた際に、前記開口部から前記連結部が突出するように前記ドアラッチ機構を前記ドアパネルに取り付ける工程と、
    前記開口部の近傍に被連結部が位置するように前記ケーブルを前記トリムパネルに保持する工程と、
    前記トリムパネルに保持された前記ケーブルの被連結部を前記ドアラッチ機構の連結部に連結しながら前記トリムパネルを前記ドアパネルの車室側に組み付ける工程と、を含むことを特徴とする車両用ドアの製造方法。
  6. 前記トリムパネルおよびドアパネルは、これら両者を組み付ける過程で、前記ケーブルの被連結部が前記ドアラッチ機構の連結部に連結される位置関係を維持して組み付けられることを特徴とする請求項に記載の車両用ドアの製造方法。
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