JP5509377B1 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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    • E05B79/10Connections between movable lock parts
    • E05B79/20Connections between movable lock parts using flexible connections, e.g. Bowden cables

Abstract

【課題】保護部材がケーブルの組付け作業を阻害しない構造の車両用ドアロック装置を提供する。
【解決手段】ハウジング101と別体の保護部材130を含み、保護部材130は、ヒンジ部150を介して互いに連結された本体部131及びカバー部141を備え、本体部131は、本体部の延在面から立設する立設壁136,137と、車両ドアに設けられたインサイドドアハンドル13とロック機構120とを接続するインサイドオープンケーブルW1、及び車両ドアに設けられたドアロックノブ15とロック機構120とを接続するロッキングケーブルW2の双方を保持するために立設壁136,137の上縁部に開口形成されたケーブル保持溝を備え、カバー部141は、閉鎖位置までヒンジ部150を中心にして回転動作可能であり、展開位置において立設壁136,137のケーブル保持溝へのケーブル組付け作業のための作業領域との干渉を回避する構造を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に設けられる車両用ドアロック装置に関する。
下記特許文献1及び2にはいずれも、車両用ドアロック装置の一例が開示されている。特許文献1に開示の車両用ドアロック装置は、その構成要素であるラッチ機構やロック機構等を収容するハウジングを備え、このハウジングにはオープンケーブルやロッキングケーブル等のケーブルを組付けるための開口部が設けられている。一方で、特許文献2に開示の車両用ドアロック装置では、この種のケーブルの組付けのためにハウジングに設けた開口部をハウジングとは別体構造の保護部材によって覆う構造が開示されている。
特開2013−83086号公報 特開2006−266028号公報
(発明が解決しようとする課題)
上記のような保護部材を備えた車両用ドアロック装置によれば、組付け後のケーブルを保護部材によって保護することが可能になる。この場合、ハウジングに取付けられた保護部材がケーブルをハウジングに組付ける組付け作業を阻害しないような構造が要請される。
そこで本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、ハウジング内に組付けられた後のケーブルを保護するための保護部材を備える車両用ドアロック装置において、保護部材がケーブルの組付け作業を阻害しない構造を実現することである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ドアロック装置は、ラッチ機構、ロック機構、ハウジング及び保護部材を含む。ラッチ機構は、車体に取付けられたストライカとの係合によって車両ドアを閉止状態に保持可能に構成される。ロック機構は、ラッチ機構をストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いはストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定する機能を果たす。ハウジングは、少なくともラッチ機構及びロック機構を収容する収容体として構成される。保護部材は、ハウジングの保護のためにハウジングに取付けられる、ハウジングとは別体構造の部材である。この保護部材は、特にハウジング内に収容された要素をハウジング外に存在する水から保護する機能を果たす。
この保護部材は、ヒンジ部を介して互いに連結された本体部及びカバー部を備える。本体部は、当該本体部の延在面から立設する立設壁と、立設壁の上縁部に開口形成されたケーブル保持溝とを備える。このケーブル保持溝は、車両ドアに設けられたドアハンドルとロック機構とを接続するオープンケーブル、及び車両ドアに設けられたドアロックノブとロック機構とを接続するロッキングケーブルのうちの少なくとも一方のケーブルを保持する機能を果たす。カバー部は、本体部の延在面に沿って水平状に延在する展開位置から本体部の立設壁を被覆する閉鎖位置までヒンジ部を中心にして回転動作可能である。このカバー部が閉鎖位置にある場合、ケーブル保持溝に保持されたケーブルはこのカバー部によって被覆されることによって保護される。更に、このカバー部は、立設壁のケーブル保持溝へのケーブル組付け作業のための組付け作業領域との干渉を回避する干渉回避構造を備える。この干渉回避構造によれば、カバー部によってケーブルの組付け作業が阻害されるのを防止できる。
上記の車両用ドアロック装置では、干渉回避構造は、本体部に設けられている立設壁の上縁部よりも下方に展開位置にあるカバー部が配置される構造を含むのが好ましい。これにより、保護部材のカバー部が展開位置にある場合には当該カバー部は組付け作業領域に干渉しないため、当該カバー部がケーブルの組付け作業の邪魔になるのを確実に防止できる。
上記の車両用ドアロック装置では、干渉回避構造は、立設壁のケーブル保持溝に保持されたケーブルのケーブル中心よりも下方にヒンジ部が配置される構造を含むのが好ましい。これにより、ヒンジ部の位置をケーブル中心よりも相対的に低い位置に配置することによってカバー部がケーブルの組付け作業の邪魔になり難い。
本発明に係る別の形態の車両用ドアロック装置は、前記の車両用ドアロック装置と同様に、ラッチ機構、ロック機構、ハウジング及び保護部材を含む。特に、保護部材のカバー部は、本体部の延在面に沿って水平状に延在する展開位置から本体部の立設壁を被覆する閉鎖位置までヒンジ部を中心にして回転動作可能である。これにより、保護部材のカバー部が展開位置にある場合には当該カバー部がケーブルの組付け作業の邪魔になり難い。
上記の車両用ドアロック装置では、保護部材は、本体部、カバー部及びヒンジ部が樹脂材料によって一体成型されており、ヒンジ部は、本体部とカバー部との間に設けられた薄肉部分であるのが好ましい。これにより、保護部材の構造を簡素化することができる。
上記の車両用ドアロック装置では、保護部材は、ケーブル導出開口部及び水誘導構造を備えるのが好ましい。ケーブル導出開口部は、オープンケーブル及びロッキングケーブルのうちの少なくとも一方のケーブルを当該保護部材外に導出させるための開口部分である。水誘導構造は、ケーブル導出開口部を回避するように水を誘導する機能果たす。この水誘導構造は、ハウジング、本体部及びカバー部のうちの少なくとも1つに設けられたリブによって構成される。これにより、ケーブル導出開口部に水が浸入するのを水誘導構造によって防止できる。また、リブを用いて水誘導構造を構築することができるため合理的である。
上記の車両用ドアロック装置では、水誘導構造は、リブとして、ハウジングに設けられた第1リブと、本体部に設けられた第2リブと、カバー部に設けられた第3リブと、を含むのが好ましい。この場合、第1リブ及び第2リブは、車両下方に向かうにつれて互いの離間距離が小さくなるように対向配置され、且つこれら2つのリブの下端部同士によってケーブル導出開口部よりも上方位置に誘導隙間を形成する。第3リブは、誘導隙間に対向する位置からケーブル導出開口部よりも下方位置まで延在する。第1リブ及び第2リブによって集められた水は、ケーブル導出開口部よりも上方位置に形成された誘導隙間から第3リブへと流れ、最終的にこの第3リブによってケーブル導出開口部よりも下方位置まで誘導される。従って、3つのリブを合理的に配置することによって、ケーブル導出開口部よりも上方位置にある水をケーブル導出開口部よりも下方位置まで確実に誘導することが可能になる。
以上のように、本発明によれば、ハウジング内に組付けられた後のケーブルを保護するための保護部材を備える車両用ドアロック装置において、保護部材がケーブルの組付け作業を阻害しない構造を実現することが可能になった。
車両ドア10に設けられた車両用ドアロック装置100を車両内方から視た図である。 図1中の車両用ドアロック装置100において保護部材130のカバー部141が展開位置にある状態を示す図である。 図1中の車両用ドアロック装置100を車両後方から視た図である。 図2中の車両用ドアロック装置100のA−A線に関する断面構造を示す図である。 図2中の保護部材130の平面図である。 図2中の保護部材130の斜視図である。 図5中の保護部材130を矢印B方向から視た側面図である。 図7中の保護部材130においてカバー部141が閉鎖位置にある状態を示す図である。 図7中の保護部材130の変更例に係る保護部材230を示す図である。 ハウジング101にインサイドオープンケーブルW1を組付ける組付け作業を示す図である。 ハウジング101にインサイドオープンケーブルW1を組付ける組付け作業を示す図である。 車両用ドアロック装置100を車両外方から視た斜視図であって、保護部材130の本体部131に設けられたリブ138を示す図である。 車両用ドアロック装置100を車両内方から視た斜視図であって、ハウジング101に設けられたリブ104、保護部材130の本体部131に設けられたリブ139、保護部材130のカバー部141に設けられたリブ147を示す図である。 車両用ドアロック装置100を車両前方から視た図であって、リブ104,138,139,147を示す図である。 図1においてハウジング101の変更例に係るハウジング201の構造を示す図である。 図13においてハウジング101の変更例に係るハウジング201の構造を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、当該図面では、車両前方及び車両後方をそれぞれ矢印X1及び矢印X2で示し、車両外方(車両右方)及び車両内方(車両左方)をそれぞれ矢印Y1及び矢印Y2で示し、また車両上方及び車両下方をそれぞれ矢印Z1及び矢印Z2で示している。車両ドアに組付けられる前の状態の車両用ドアロック装置に対して、また車両ドアに組付けられた後の状態の車両用ドアロック装置に対して、これらの方向を適用することができる。
図1が参照されるように、本実施の形態の車両用ドアロック装置100は、車両ドア10を構成する車両外側のドアアウタパネルと車両内側のドアインナパネルとによって区画される領域に配置されている。この車両ドア10の典型例として、後席右側の車両ドアを記載している。
車両用ドアロック装置100のハウジング101は、樹脂材料によって構成されており、ラッチ機構110及びロック機構120を含む複数の構成要素を収容するための収容空間を有する。即ち、このハウジング101は、少なくともラッチ機構110及びロック機構120を収容する収容体として構成される。典型的には、ラッチ機構110のための収容空間は車体11に固定されたストライカ12に対向するように車両後方側に設けられ、その収容空間よりも車両前方側にロック機構120のための収容空間が設けられる。このハウジング101が本発明の「ハウジング」に相当する。このハウジング101には樹脂材料によって構成された保護部材130が取付けられている。この保護部材130は、ハウジング101の保護のためにハウジング101に取付けられる、ハウジング101とは別体構造の部材である。この保護部材130は、特にハウジング101内に収容された要素をハウジング101外に存在する水から保護する機能を果たす。この保護部材130が本発明の「保護部材」に相当する。
ラッチ機構110は、車体11に取付けられたストライカ12との係合によって車両ドア10を閉止状態に保持可能である。ロック機構120は、ラッチ機構110をストライカ12との係合が解除可能なアンロック状態、或いはストライカ12との係合が解除不能なロック状態に設定する。ラッチ機構110及びロック機構120がそれぞれ、本発明の「ラッチ機構」及び「ロック機構」に相当する。これらラッチ機構110及びロック機構120の更なる具体的な構造については、例えば特開2007−138454号公報に開示の自動車用ドアロック装置の作動機構Bの構造が参照される。
図2及び図3が参照されるように、ロック機構120は、インサイドオープンレバー121、アウトサイドオープンレバー122、アクティブレバー123を備えている。インサイドオープンレバー121は、車両ドア10に設けられたインサイドドアハンドル13にインサイドオープンケーブルW1を介して接続されている。このため、インサイドオープンレバー121は、インサイドドアハンドル13の操作によって回転動作する。アウトサイドオープンレバー122は、車両ドア10に設けられたアウトサイドドアハンドル14にロッド(図示省略)を介して接続されている。このため、アウトサイドオープンレバー122は、アウトサイドドアハンドル14の操作によって回転動作する。アクティブレバー123は、車両ドア10に設けられたドアロックノブ15にロッキングケーブルW2を介して接続されている。このため、アクティブレバー123は、ドアロックノブ15及びキーシリンダ(図示省略)の操作によって回転動作する。
インサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2はいずれも、中空構造のアウターケーブルの内側にインナーケーブルが移動可能に挿入されたコントロールケーブルである。インサイドオープンケーブルW1では、アウターケーブルの端部から露出したインナーケーブルがインサイドオープンレバー121に係止される。同様に、ロッキングケーブルW2では、アウターケーブルの端部から露出したインナーケーブルがアクティブレバー123に係止される。特に図2が参照されるように、これらインサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2はそれぞれ、ハウジング101に設けられた立設壁103と、保護部材130に設けられた2つの立設壁136,137に架設され保持されることによってハウジング101に組み付けられる。ロッキングケーブルW2については図4も参照される。これらインサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2の代わりにロッドを使用することもできる。
上記の保護部材130の詳細な構造については、図5〜図8が参照される。
図5及び図6に示すように、保護部材130は、3つのヒンジ部150を介して互いに連結された本体部131及びカバー部141を備えている。この保護部材130は、本体部131、カバー部141及びヒンジ部150が樹脂材料によって一体成型されている。この場合、ヒンジ部150は、いずれも樹脂材料からなる本体部131とカバー部141との間に設けられた薄肉部分であり、この薄肉部分の柔軟性を利用してヒンジ機能を生じさせる、所謂「インテグラルヒンジ」として構成されている。本構成の場合、保護部材130の構造を簡素化することができる。ここでいう本体部131、カバー部141及びヒンジ部150がそれぞれ、本発明の「本体部」、「カバー部」及び「ヒンジ部」に相当する。
この保護部材130では、カバー部141は、本体部131の延在面に沿って水平状に延在する所定の展開位置(図7に示す位置)から131本体部の立設壁136,137を被覆する閉鎖位置(図8に示す位置)までヒンジ部150(ヒンジ線150a)を中心にして図7中の矢印C方向に回転動作可能である。カバー部141が展開位置にある場合、本体部131に対してカバー部141が概ね180°開いた状態が形成される。典型的には、保護部材130が樹脂成型された後に一度もヒンジ部150での折り曲げがなされていない初期状態にある場合に、当該保護部材130のカバー部141が前記の展開位置に設定されている。これに対して、保護部材130が本体部131及びカバー部141によってハウジング101の下部領域を両側から挟み込むように取付けられ、本体部131の内面131aとカバー部141の内面141aとが互いに対向する状態にある場合に、当該保護部材130のカバー部141が前記の閉鎖位置に設定されている。
この保護部材130では、カバー部141が前記の展開位置にある場合に本体部131の内面131aがハウジング101の一方の面に取付けられる。その後、前記の閉鎖位置にあるカバー部141の内面141aがハウジング101の他方の面に取付けられる。この目的のために、本体部131の内面131aに係止突起132,132、係止爪133、及び係止爪134,134が設けられ、カバー部141の内面141aに係止爪142が設けられている。その結果、本体部131では、係止突起132,132、係止爪133、及び係止爪134,134がそれぞれハウジング101の一方の面に係止される。カバー部141では、係止爪142がハウジング101の他方の面に、具体的には図2中の係止孔102に挿入されることによって係止される。
本体部131には、当該本体部に延在面(特に、内面131a)から立設する2つの立設壁136,137が設けられている。これら2つの立設壁136,137は、互いに離間して配置されている。これら立設壁136,137は、ハウジング101内に水が浸入するのを阻止する第1の機能と、インサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2を保持する第2の機能を有している。第1の機能については、2つの立設壁136,137を互いに離間して配置することによって、本体部131からハウジング101内に侵入しようとする水に二段階で干渉することによって対処できる。第2の機能については、立設壁136の上縁部136cに、インサイドオープンケーブルW1が挿入されるケーブル保持溝136aと、ロッキングケーブルW2が挿入されるケーブル保持溝136bが開口形成されている。この場合のケーブルW1,W2のケーブル挿入方向が、図7中の矢印Dで示されている。同様に、立設壁137の上縁部137cに、インサイドオープンケーブルW1が挿入されるケーブル保持溝137aと、ロッキングケーブルW2が挿入されるケーブル保持溝137bが開口形成されている。これにより、カバー部141が本体部131の延在面に沿って水平状に延在する展開位置にある場合、ケーブルW1,W2をケーブル保持溝136a,136b,137a,137bに挿入し易くなり当該ケーブルの組付け作業の円滑化を図ることが可能になる。
前記の閉鎖位置にあるカバー部141の内面141aは、本体部131の内面131aに対向する対向面となる。この内面141aには、互いに離間して配置された3つの立設壁144,145,146が設けられている。特に、立設壁144の上縁部144cに、インサイドオープンケーブルW1が挿入されるケーブル保持溝144aと、ロッキングケーブルW2が挿入されるケーブル保持溝144bが開口形成されている。これにより、カバー部141が前記の閉鎖位置にある場合、立設壁144のケーブル保持溝144a,144bは、立設壁137のケーブル保持溝137a,137bとの協働によって、インサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2のそれぞれを保持するための保持空間を形成する。その結果、インサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2のそれぞれが確実に保持される。
この場合、本体部131と前記の閉鎖位置にあるカバー部141とが1つの係合領域において互いに係合する。即ち、保護部材130は、立設壁136のケーブル保持溝136a(第1のケーブル保持溝)とケーブル保持溝136b(第2のケーブル保持溝)との間で本体部131に対して閉鎖位置にあるカバー部141をロックするロック構造を備えている。具体的には、本体部131の立設壁136のうちケーブル保持溝136aとケーブル保持溝136bとの間に設けられたロック爪135と、カバー部141の立設壁144のうちケーブル保持溝144aとケーブル保持溝144bとの間に設けられたロック孔143とによってロック構造が構成される。ロック爪135とロック孔143が互いに係合する結果、本体部131に対して閉鎖位置にあるカバー部141がロックされる。本構成によれば、保護部材130の本体部131及びカバー部141を互いに強固に固定することができ、且つ対応するケーブル保持溝に保持された2つのケーブルW1,W2が浮き上がったり暴れたりするのを確実に防止することができるという作用効果が得られる。特に、立設壁136のケーブル保持溝136aとケーブル保持溝136bとの間に設けられたロック爪135とロック孔143とを用いることによってロック構造を簡素化することができる。
図7に示す保護部材130が参照されるように、立設壁136の上縁部136cの上面を通る延在平面よりも上方の領域は、2つのケーブルW1,W2のそれぞれの組付けのための後述の組付け作業時に、当該ケーブルW1,W2のそれぞれを操作するための組付け作業領域160となる。そこで、この組付け作業を円滑に行うために、本実施の形態では、保護部材130のカバー部141が組付け作業領域160に干渉するのを回避する干渉回避構造を採用するのが好ましい。この干渉回避構造が本発明の「干渉回避構造」に相当する。
この干渉回避構造は、本体部131に設けられている立設壁136の上縁部136cよりも下方(立設方向に関する下方)に前記の展開位置にあるカバー部141が配置される第1の構造、立設壁136のケーブル保持溝136a,136bに保持されたケーブルW1,W2のケーブル中心よりも下方(立設方向に関する下方)にヒンジ部150が配置される第2の構造、本体部131の立設壁136の立設高さがカバー部141の立設壁144の立設高さよりも高くなるように構成された第3の構造等によって具現化される。この干渉回避構造によれば、2つのケーブルW1,W2の組付けの際に保護部材130のカバー部141が当該ケーブルW1,W2の組付け作業の邪魔になるのを防止することができる。特に、第1の構造によれば、保護部材130のカバー部141が展開位置にある場合には当該カバー部141は組付け作業領域に干渉しないため、当該カバー部141がケーブルW1,W2の組付け作業の邪魔になるのを確実に防止できる。第2の構造によれば、ヒンジ部150の位置をケーブル中心よりも相対的に低い位置に配置することによってカバー部141がケーブルW1,W2の組付け作業の邪魔になり難い。
図7に示す保護部材130に代えて、図9に示す保護部材230を採用することもできる。なお、この図9において、図7に示す要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。保護部材230は、本体部131とカバー部141とを連結するヒンジ部150が二段構造になっている点、即ち互いに略平行に延在する2つのヒンジ線150aを有する点以外は、保護部材130と同様の構成を有する。本構成によれば、保護部材130の延在方向(図9中の左右方向)に関して、本体部131からカバー部141を離間させることが可能となり、カバー部141が2つのケーブルW1,W2のための組付け作業の邪魔になりにくい。また、この保護部材230においても、保護部材130の場合と同様の干渉回避構造を採用することによって、カバー部141がケーブルW1,W2の組付け作業の邪魔になるのをより確実に防止することができる。
インサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2の組付け作業については、図10及び図11が参照される。インサイドオープンケーブルW1の場合、まず図10に示すようにそのケーブル先端部W1aをインサイドオープンレバー121の係合孔121aに挿入する。その後、図10に示すようにインサイドオープンケーブルW1をケーブル先端部W1aを中心にして矢印Eで示す方向に回転させる。例えば、図11中の第1位置P1から第2位置P2を経て第3位置P3まで回転したインサイドオープンケーブルW1は、この第3位置P3において、ハウジング101の立設壁103(ケーブル保持溝103a)、及び保護部材130の立設壁136,137(ケーブル保持溝136a,137a)に取付けられて保持される。ロッキングケーブルW2は、そのケーブル先端部W2aがアクティブレバー123の係合孔123aに挿入されるとともに、ハウジング101の立設壁103(ケーブル保持溝103b)、及び保護部材130の立設壁136,137(ケーブル保持溝136b,137b)に取付けられて保持される。この場合、ハウジング101の立設壁103は、保護部材130の立設壁136,137と同方向に立設するハウジング側立設壁であり、この立設壁103の上縁部にケーブル保持溝103a,103b(ハウジング側ケーブル保持溝)が開口形成されている。
このケーブル組付け作業の際、ケーブルW1,W2が立設壁136,137のケーブル保持溝136a,136b,137a,137bに挿入される動作によって、保護部材130の本体部131は、ケーブルW1,W2から押し付け方向の荷重を受ける。そこで、本実施の形態の保護部材130は、図4等が参照されるように、本体部131の係止爪133がケーブルW1,W2から受ける押し付け方向(図4中の白抜き矢印で示す方向)の荷重に対抗するように構成されている。即ち、この係止爪133は、ケーブル保持溝136a,136b,137a,137bにおけるケーブルW1,W2のケーブル挿入方向に関してハウジング101に対する本体部131の移動を規制するためにハウジング101に係止される。この係止爪133は、立設壁136,137の近傍であって、且つ立設壁136,137とハウジング101の立設壁103との間に設けられている。これにより、ハウジング101に取付けられた保護部材130の本体部131が、ケーブルW1,W2の組付け作業時に当該ケーブルW1,W2から受ける押圧荷重によってハウジング101から離脱するのを防止することができる。
特に、保護部材130に関しては、ケーブルW1,W2からの押圧荷重が作用する立設壁136,137の近傍で当該押圧荷重を受けることが可能になる。その結果、保護部材130の本体部131がハウジング101から離脱するのを確実に防止することができる。また、ケーブルW1,W2から保護部材130側の立設壁136,137及びハウジング101側の立設壁103の双方に作用する押圧荷重を、立設壁136,137と立設壁103との間の領域で受けることができるため合理的である。その結果、ハウジング101に対する保護部材130の取付け性の向上を図ることが可能になる。
係止爪133は、図4に示すように、本体部131から立設壁136,137と同方向に立設しつつ立設壁103に向けて屈曲した構造であるのが好ましい。これにより、本体部131をハウジング101に係止するための係止部の構造を簡素化することができる。この係止爪133に相当する部位の数や位置、形状等は、必要に応じて適宜に変更することができる。
図12が参照されるように、上記構成の保護部材130がハウジング101に取付けられた場合、保護部材130の車両前方側には本体部131及びカバー部141が互いに対向する部位によってケーブル導出開口部130a,130bが形成される。ケーブル導出開口部130aは、インサイドオープンケーブルW1を保護部材130外に導出させるための開口部分である。同様に、ケーブル導出開口部130bは、ケーブル導出開口部130aよりも下方位置に配置され、ロッキングケーブルW2を保護部材130外に導出させるための開口部分である。これらケーブル導出開口部130a,130bが本発明の「ケーブル導出開口部」に相当する。
この場合、上記構成の保護部材130は、更にハウジング101外の水がケーブル導出開口部130a,130bを回避して流れるように当該水を誘導するための水誘導構造を備えるのが好ましい。この水誘導構造が本発明の「水誘導構造」に相当する。この水誘導構造を、例えばハウジング101のハウジング外面、保護部材130の本体部131及びカバー部141のそれぞれの外面131b,141bのうちの少なくとも1つに設けられたリブを利用して構成することができる。具体的には、図12〜図14が参照されるように、ハウジング101では、ハウジング外面から車両内方X1に突出し、且つ傾斜方向に延在するリブ104を利用することができる。本体部131では、本体部131の外面131bから車両前方Y1に突出し、且つ垂直方向に延在するリブ138と、本体部131の外面131bから車両内方X1に突出し、且つリブ104に向けて傾斜方向に延在するリブ139を利用することができる。カバー部141では、外面141bから車両内方X1に突出し、且つ傾斜方向に延在するリブ147を利用することができる。これらのリブは、水誘導に専用のリブであってもよいし、或いは補強用のリブと兼務されてもよい。
本体部131のリブ138は、本体部131の外面131b側から車両内方X1に向かう水の流れを規制する機能を果たす。このリブ138によれば、ハウジング101の上方から流れてくる水は、ケーブル導出開口部130a,130bに向けて流れることなく、例えば図12中の矢印方向f1の流れによって車両下方Z2に向けて誘導される。ハウジング101のリブ104と本体部131のリブ139とは、車両下方Z2に向かうにつれて互いの離間距離が徐々に小さくなるように対向配置され、且つこれら2つのリブ104,139の下端部同士によってケーブル導出開口部130a,130bよりも上方位置に誘導隙間105を形成している。これにより、ハウジング101の上方から流れてくる水は、ケーブル導出開口部130a,130bに向けて流れることなく、例えば図13中の矢印方向f2,f3の流れによって誘導隙間105に寄せ集められて車両下方Z2に誘導され、最終的にケーブル導出開口部130a,130bよりも下方位置まで誘導される。要するに、ハウジング101のリブ104と本体部131のリブ139との協働によって水が誘導される。更に、カバー部141が閉鎖位置に設定されることによって、誘導隙間105に対向する位置からケーブル導出開口部130a,130bよりも下方位置まで延在するリブ147が形成される。このリブ147によれば、誘導隙間105から車両下方Z2に誘導された水は、開口壁130a,130bに向けて流れることなく、例えば図13中の矢印方向f4の流れによって車両下方Z2に向けて誘導される。その結果、ハウジング101外の水はケーブル導出開口部130a,130bを回避して流れることとなり、ケーブル導出開口部130a,130bを通じてケーブルW1,W2の周辺に水が浸入するのを防止することができる。ここでいうリブ104、リブ139及びリブ147がそれぞれ本発明の「第1リブ」、「第2リブ」及び「第3リブ」に相当する。
上記の水誘導構造によれば、ケーブル導出開口部130a,130bに水が浸入するのを防止できる。特に、3つのリブ104,139,147を合理的に配置することによって、ケーブル導出開口部130a,130bよりも上方位置にある水をケーブル導出開口部130a,130bよりも下方位置まで確実に誘導することが可能になる。特に補強用リブを利用して水誘導構造を構築した場合には、当該リブが補強機能及び水誘導機構の両機能を兼務することができ合理的である。
前記の車両用ドアロック装置100は、ハウジング101の変更例として、図15及び図16が参照されるようなハウジング201を備えるのが好ましい。このハウジング201は、ハウジング101の構成要素に加えて、ドアロックシール材106及び吸水材107を備えている点でハウジング101と相違しており、その他の構造はハウジング101と同一である。
図15及び図16に示すように、ドアロックシール材106は、ハウジング201のリブ104の立設端面に接着剤によって接合されている。このドアロックシール材106は、各部位のうち車内側の延在面及び車両後方側の延在面の双方に沿って延在しており、ハウジング201の上方領域とラッチ機構110及びロック機構120を収容する部位とを区画している。このドアロックシール材106は、ハウジング201の上方からラッチ機構110やロック機構120に向けて流れようとする水の流れを阻止する水シール材としての機能を果たす。その結果、ハウジング201の上方から流れてくる水は、リブ104の上面をラッチ機構110及びロック機構120を回避しつつ誘導隙間105に向けて流れる。
吸水材107は、ハウジング201のリブ104の上面に接着剤によって接合され、リブ104に沿って延在している。この吸水材107は、ハウジング201の上方からリブ104に向けて流れる水や、リブ104の上面に沿って流れる水を吸収して保持する機能を果たす。その結果、ハウジング201の上方から誘導隙間105に向けて流れる水の量を抑えることができる。この場合、吸水材107は、ドアロックシール材106よりも強力な接着剤によってリブ104に接合されるのが好ましい。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態の車両用ドアロック装置100では、保護部材130のカバー部141が組付け作業領域160との干渉を回避する干渉回避構造を備える場合について記載したが、本発明では展開位置にあるカバー部141がケーブルW1,W2の組付け作業の邪魔にならない場合には、必要に応じてこの干渉回避構造を省略することもできる。
上記の車両用ドアロック装置100では、本体部131、カバー部141及びヒンジ部150が樹脂材料によって一体成型された保護部材130について記載したが、これら3つの構成要素がそれぞれ別体構造であってもよく、またこれら3つの構成要素のうちの少なくとも1つが金属材料によって構成されてもよい。
上記の車両用ドアロック装置100では、ハウジング101及び保護部材130にリブによる水誘導構造を設ける場合について記載したが、本発明ではハウジング101及び保護部材130の少なくとも一方に水誘導構造を設けることができる。また、必要に応じてこの水誘導構造を省略することもできる。
上記の車両用ドアロック装置100では、保護部材130の本体部131に保持されるケーブルがインサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2の2つのケーブルである場合について記載したが、本発明では、オープンケーブル及びロッキングケーブルの少なくとも一方を保持対象ケーブルとすることができる。この場合、オープンケーブルには、インサイドオープンケーブルW1以外のオープンケーブルも包含される。
本発明では、上記の車両用ドアロック装置100の本質的な構造を車両の各車両ドアに適用することができる。例えば、車両前席用の左右のドアや、車両後席用の左右のドア、更には車両後部のドア(バックドア)等に、車両用ドアロック装置100の本質的な構造を適用することができる。
10…車両ドア、11…車体、12…ストライカ、13…インサイドドアハンドル、14…アウトサイドドアハンドル、15…ドアロックノブ、100…車両用ドアロック装置、101,201…ハウジング、102…係止孔、103…立設壁、103a,103b…ケーブル保持溝、104…リブ、105…誘導開口、106…ドアロックシール材、107…吸水材、110…ラッチ機構、120…ロック機構、121…インサイドオープンレバー、122…アウトサイドオープンレバー、123…アクティブレバー、130,230…保護部材、130a,130b…ケーブル導出開口部、131…本体部、131a…内面、131b…外面、132…係止突起、133,134…係止爪、135…ロック爪、136,137…立設壁、136a,136b,137a,137b…ケーブル保持溝、136c,137c…上縁部、138,139…リブ、141…カバー部、141a…内面、141b…外面、142…係止爪、143…ロック孔、144,145,146…立設壁、144a,144b…ケーブル保持溝、144c…上縁部、147…リブ、150…ヒンジ部、150a…ヒンジ線、160…組付け作業領域、W1…インサイドオープンケーブル、W1a…ケーブル先端部、W2…ロッキングケーブル、W2a…ケーブル先端部

Claims (7)

  1. 車体に取付けられたストライカとの係合によって車両ドアを閉止状態に保持可能なラッチ機構と、
    前記ラッチ機構を前記ストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いは前記ストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定するロック機構と、
    少なくとも前記ラッチ機構及び前記ロック機構を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの保護のために前記ハウジングに取付けられる、前記ハウジングとは別体構造の保護部材と、を含む、車両用ドアロック装置であって、
    前記保護部材は、ヒンジ部、前記ハウジングに取付けられる本体部、及び前記ヒンジ部を介して前記本体部と連結されたカバー部を備え、
    前記本体部は、当該本体部の延在面から立設する立設壁と、前記車両ドアに設けられたドアハンドルと前記ロック機構とを接続するオープンケーブル、及び前記車両ドアに設けられたドアロックノブと前記ロック機構とを接続するロッキングケーブルのうちの少なくとも一方のケーブルを保持するために前記立設壁の上縁部に開口形成されたケーブル保持溝と、を備え、
    前記カバー部は、前記本体部の延在面に沿って水平状に延在し且つ仮設定状態である展開位置から前記本体部の前記立設壁を被覆する閉鎖位置まで前記ヒンジ部を中心にして回転動作可能であるとともに、前記立設壁の前記ケーブル保持溝へのケーブル組付け作業のための組付け作業領域との干渉を回避する干渉回避構造を備え
    前記干渉回避構造は、前記本体部に設けられている前記立設壁の上縁部よりも下方に前記展開位置にある前記カバー部が配置される構造である、車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置であって、
    記立設壁の前記ケーブル保持溝に保持されたケーブルのケーブル中心よりも下方に前記ヒンジ部が配置される、車両用ドアロック装置。
  3. 車体に取付けられたストライカとの係合によって車両ドアを閉止状態に保持可能なラッチ機構と、
    前記ラッチ機構を前記ストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いは前記ストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定するロック機構と、
    少なくとも前記ラッチ機構及び前記ロック機構を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの保護のために前記ハウジングに取付けられる、前記ハウジングとは別体構造の保護部材と、を含む、車両用ドアロック装置であって、
    前記保護部材は、ヒンジ部を介して互いに連結された本体部及びカバー部を備え、
    前記本体部は、当該本体部の延在面から立設する立設壁と、前記車両ドアに設けられたドアハンドルと前記ロック機構とを接続するオープンケーブル、及び前記車両ドアに設けられたドアロックノブと前記ロック機構とを接続するロッキングケーブルの双方を保持するために前記立設壁の上縁部に開口形成されたケーブル保持溝と、を備え、
    前記カバー部は、前記本体部の延在面に沿って水平状に延在する展開位置から前記本体部の前記立設壁を被覆する閉鎖位置まで前記ヒンジ部を中心にして回転動作可能であり、
    前記保護部材は、前記オープンケーブル及び前記ロッキングケーブルのうちの少なくとも一方のケーブルを当該保護部材外に導出させるためのケーブル導出開口部と、前記ケーブル導出開口部を回避するように水を誘導するための水誘導構造を備え、前記水誘導構造は、前記ハウジング、前記本体部及び前記カバー部のうちの少なくとも1つに設けられたリブによって構成され、
    前記水誘導構造は、前記リブとして、前記ハウジングに設けられた第1リブと、前記本体部に設けられた第2リブと、前記カバー部に設けられた第3リブと、を含み、
    前記第1リブ及び前記第2リブは、車両下方に向かうにつれて互いの離間距離が小さくなるように対向配置され、且つこれら2つのリブの下端部同士によって前記ケーブル導出開口部よりも上方位置に誘導隙間を形成し、
    前記第3リブは、前記誘導隙間に対向する位置から前記ケーブル導出開口部よりも下方位置まで延在する、車両用ドアロック装置。
  4. 請求項1からのうちのいずれか一項に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記保護部材は、前記本体部、前記カバー部及び前記ヒンジ部が樹脂材料によって一体成型されており、前記ヒンジ部は、前記本体部と前記カバー部との間に設けられた薄肉部分である、車両用ドアロック装置。
  5. 請求項1又は2に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記保護部材は、前記オープンケーブル及び前記ロッキングケーブルのうちの少なくとも一方のケーブルを当該保護部材外に導出させるためのケーブル導出開口部と、前記ケーブル導出開口部を回避するように水を誘導するための水誘導構造を備え、前記水誘導構造は、前記ハウジング、前記本体部及び前記カバー部のうちの少なくとも1つに設けられたリブによって構成される、車両用ドアロック装置。
  6. 請求項に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記水誘導構造は、前記リブとして、前記ハウジングに設けられた第1リブと、前記本体部に設けられた第2リブと、前記カバー部に設けられた第3リブと、を含み、
    前記第1リブ及び前記第2リブは、車両下方に向かうにつれて互いの離間距離が小さくなるように対向配置され、且つこれら2つのリブの下端部同士によって前記ケーブル導出開口部よりも上方位置に誘導隙間を形成し、
    前記第3リブは、前記誘導隙間に対向する位置から前記ケーブル導出開口部よりも下方位置まで延在する、車両用ドアロック装置。
  7. 請求項1又は2に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記保護部材は、前記オープンケーブル及び前記ロッキングケーブルのうちの少なくとも一方のケーブルを当該保護部材外に導出させるためのケーブル導出開口部と、前記ケーブル導出開口部を回避するように水を誘導するための水誘導構造を備え、前記水誘導構造は、前記ハウジング、前記本体部及び前記カバー部のうちの少なくとも2つに設けられたリブによって構成される、車両用ドアロック装置。
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