JP5120135B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される電気接続箱に関する。
従来より、電気接続箱の一例として、リレーおよび電子ユニット等の電気部品をケースに収容してなるものが知られている。この電気接続箱においては、ケースの一部分を、ケース本体とは別体の外装部品として形成し、これをケース本体の外面に取り付けるようにしたものがある。このような構成のものは、ケースの全体を一体に形成する場合に比べて、金型の小型化を図ることができる。
そして、外装部品とケース本体との取付構造の一例としては、以下のような構造が知られている(特許文献1)。ケース本体の外面に取付部を設け、取付部には上下方向に溝部を形成する。一方、外装部品には、溝部に対して下方から挿入可能な挿入片を設ける。そして、挿入片の先端には、側方に突出する突出部を設け、また溝部の側面には、突出部が係止する係止面を形成し、この係止面に突出部を係止させることで外装部品をケース本体に取り付ける構造である。
特開2006−217778公報
ところで、電気接続箱には、自動車のエンジンルームに配置されるものがある。そして、エンジンルームを高圧洗車する場合には、その水圧は全ての洗車機において一定であるわけではないから、電気接続箱は想定以上の高い水圧で洗車されることもありうる。ここで、上記のような外装部品とケース本体との取付構造では、ケースの取付部の上面に、係止面および溝部を形成するための金型の抜き穴が開口されるため、この抜き穴から取付部内に水が浸入し、その水が、外装部品の内側に入り込むおそれがある。そうすると、外装部品が、例えばケースのうちワイヤハーネスを外側へ引き出すための引出口を覆うものである場合には、外装部品の内側に入り込んだ水が、引出口からケースの内部に浸入してしまうことが懸念される。このため、外装部品とケース本体との取付部分から、水がケース内へ浸入するのを防ぎ、電気接続箱の防水性を高めたいという要望があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ケース本体とは別体に形成した外装部品を、ケース本体に取り付けるようにした電気接続箱において、防水性を高めることが可能な電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明は、ケース本体とは別体に形成した外装部品を、同ケース本体の外面に取り付けるようにした電気接続箱であって、前記ケース本体の外面には、下面に開口を形成する周壁を備えた取付部を設け、前記外装部品には、前記開口から前記取付部内に嵌合される嵌合部を設け、前記取付部の周壁と前記外装部品の嵌合部とには、互いに係止可能な係止部を設け、前記取付部には、前記嵌合部の上方を覆う上壁を設けるとともに、前記嵌合部には、前記外装部品の外面から前記係止部の下方を横切って前記係止部と前記ケース本体との間に立ち上がる形状の遮水部を設けたことに特徴を有する。
このような構成によれば、周壁および上壁により取付部内への水の浸入を防ぐことができ、また、係止部から取付部内に水が入った場合には、その水は、遮水部を伝って外装部品の外面に排出される。したがって、外装部品とケース本体との取付部分から水がケース内へ浸入するのを防ぐことができる。すなわち、ケース本体とは別体に形成した外装部品を、ケース本体に取り付けるようにした電気接続箱において、防水性を高めることができる。
また、前記ケース本体には、前記遮水部の外側を覆う被覆部を設けたものとしてもよい。これにより、遮水部に水が直接当たって取付部の内部に飛び散ることを防ぐことができ
本発明によれば、ケース本体とは別体に形成した外装部品を、ケース本体に取り付けるようにした電気接続箱において、防水性を高めることが可能な電気接続箱を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図9によって説明する。
本実施形態における電気接続箱1は、自動車のエンジンルームに配置されるリレーボックスであり、バッテリー等の電源(図示せず)と、ヘッドランプ、ワイパー等の車載電装品(図示せず)との間に接続されて、各種車載電装品の通電及び断電を行うものである。この電気接続箱1は、リレーおよび電子ユニット等の図示しない電気部品をケースCに収容してなるものである。以下、各構成部材において、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
この電気接続箱1は、ケース本体10とは別体に形成した外装部品60を、ケース本体10の外面に取り付けるようにしたものである。ケース本体10は、下部ケース20と、下部ケース20の上面側に嵌合する上部ケース30とを有している。
下部ケース20は合成樹脂製であって、底壁21と、その周縁から上方に向かって立つ下縦壁22とを備えて上面側が開口した容器状に形成されており、平面的には略長方形状をなしている。下部ケース20の底壁21は、全体として長手方向の一端側から他端側(図1では左手前側から右奥側)に向かって少しずつ上る傾斜をなしている。
下縦壁22の上端部には、上部ケース30と係止される複数のロック片23が設けられている。各ロック片23は、下縦壁22の外面から上方へ向かって延出する形状をなし、下縦壁22に対して接近・離間方向に弾性変形可能とされている。
また、下縦壁22の上端部には、開口縁に沿って環状突条24が突設されている。そして、下縦壁22のうち環状突条24よりも上側の部分は、上部ケース30の上縦壁31の内側に嵌合するようになっている。
下縦壁22には、ワイヤハーネス(図示せず)を外側へ引き出すための引出口25が形成されている。引出口25は、下部ケース20の長手方向の一端側(底壁21の傾斜によって低い側に配される側)に設けられている。引出口25は、下縦壁22を、上端縁から底壁21に近い位置まで上下方向に切り欠いてなるものであり、その下縁は略円弧状をなしている。
そして、引出口25の下縁には、ケースCの外側へ向かって突出するハーネス導出路26が設けられている。ハーネス導出路26は、上方に開放された略円弧状の断面形状をなし、また引出口25の下縁からケースCの外側に向かって少しずつ下がる傾斜をなしている。
引出口25の両側縁およびハーネス導出路26の両側縁には、リブ27が立設されている。リブ27は、引出口25の上端からハーネス導出路26の下端にかけて設けられている。リブ27のうち引出口25の両側縁に設けられた部分は、下縦壁22に対して略垂直に立ち上がり、またハーネス導出路26の両側縁に設けられた部分は、上方に立ち上がる形態をなしている。
上部ケース30は合成樹脂製であって、下部ケース20の下縦壁22から上方に向かって立ち上がる上縦壁31を有している。上部ケース30は、上面および下面が開口した略筒状に形成され、平面的には下部ケース20と整合する略長方形状をなしている。また、上部ケース30の下端部は、下部ケース20の形状に合わせて、全体として長手方向の一端側から他端側に向かって少しずつ下がる傾斜をなしている。
上部ケース30の上縦壁31の下端面は、略全周にわたって下部ケース20の環状突条24の上面に突き当たる当接面31Aとされている(図5参照)。この当接面31Aが環状突条24の上面に当接することで、上部ケース30は下部ケース20に対して所定の高さ位置に保持される。
また、上部ケース30の下端部には、環状突条24の外側に嵌合される外嵌壁32が、略全周にわたり設けられている(図1参照)。外嵌壁32は、上縦壁31の外面の下端から下方へ垂下する形態をなし、環状突条24の外面に沿って(環状突条24の外側に重なって)配される。
外嵌壁32の下端には、ロック片23が係止するロック突起33が、ロック片23に対応する複数箇所に設けられている。ロック突起33は、外嵌壁32の外面に突出して設けられ、環状突条24の外側に嵌合した外嵌壁32のロック突起33に、ロック片23が外側から弾性的に係止することで、下部ケース20と上部ケース30とが一体に組み付けられてロックされる。
上部ケース30は、各種電気部品を収容する部品収容部34を有している。上部ケース30の上側には、アッパーカバーUが被せられ、アッパーカバーUにより、上部ケース30の上側の開口の全体が覆われる(図2参照)。アッパーカバーUと上部ケース30との間は、図示しないパッキンによりシールされる。
ケース本体10には、外装部品60が取り付けられている。外装部品60は、電気接続箱1を車両に固定するためのブラケット部60Aと、下部ケース20の引出口25の外側およびハーネス導出路26の開放側を覆うカバー部60Bとを有するものである。外装部品60は、全体として縦長の形状をなし、カバー部60Bとブラケット部60Aとは一体に形成されており、上方から見ると、カバー部60Bとブラケット部60Aとが略L型をなしている(図9参照)。
ブラケット部60Aは、下部ケース20の下縦壁22の外面に沿って上下方向に長い形状をなし、その下端には、外側へ突出する固定部61が設けられている。固定部61には、固定部61を車両にボルト締めするためのボルト孔62が形成されている。
カバー部60Bは、下縦壁22に形成された引出口25に被さる縦壁カバー部71と、ハーネス導出路26に被さる導出路カバー部72とを有している。縦壁カバー部71は、下端部を除いた引出口25の全体を覆うことが可能な板状をなしている。導出路カバー部72は、縦壁カバー部71の下端から外側へ突出する部分であり、外側に向かって下がる傾斜(ハーネス導出路26の傾斜と同等の傾斜)をなしている。導出路カバー部72の下面には、略円弧形の断面をなして下方に開放する円弧溝73が形成されている(図7参照)。そして、導出路カバー部72がハーネス導出路26に被さった状態では、円弧溝73とハーネス導出路26とにより、ケースCの内部とケースCの外部とを連通する略円形断面の開口が形成される(図3参照)。
カバー部60Bには、下部ケース20に設けられたリブ27が差し入れられる差入溝74が形成されている。差入溝74は、縦壁カバー部71の両側縁から導出路カバー部72の両側縁にかけて形成されている。
外装部品60とケース本体10との取付部は、外装部品60のうちブラケット部60Aに対応する位置と、カバー部60Bに対応する位置との2箇所に設けられている。この2箇所の取付部のうち、ブラケット部60Aに対応する取付部を第1取付部35A、カバー部60Bに対応する取付部(本発明の取付部に該当する)を第2取付部35Bと称する。
第1取付部35Aとブラケット部60Aとの取付構造は、以下のとおりである。
第1取付部35Aは、全体として縦長の箱型をなし、上下方向に溝部36が形成されるとともに、溝部36の外側には、下端部が溝部36を横切る略U型をなす係止片37が設けられている。この係止片37のうち溝部36を横切る部分の上面は略水平に形成され、後述するブラケット部60Aの突出部66が係止する係止面を構成している。また、係止片37の両側から内側にかけての部分には、後述するブラケット部60Aのガイドリブ64を下方から差し入れ可能なガイド溝38が上下方向に形成されている(図5参照)。
そして、ブラケット部60Aの上方には、第1取付部35Aに係合する係合部63が設けられている(図6参照)。係合部63は、全体として第1取付部35Aの外側および側方を覆う形状をなし、その内側には、一対のガイドリブ64が設けられている。また、一対のガイドリブ64の間には、第1取付部35Aの溝部36に下方から挿入される挿入片65が設けられている。そして、挿入片65の先端には、第1取付部35Aの係止面に係止可能な突出部66が突設されている(図9参照)。
さて、第2取付部35Bとカバー部60Bとの取付構造について説明する。
ケース本体10の外面には、下面に開口46を形成する周壁41を備えた第2取付部35Bが設けられている。第2取付部35Bは、上部ケース30の下端部、詳しくは、上縦壁31の下端部であって外嵌壁32の上側の位置に設けられている。第2取付部35Bは、全体として下方に開口する箱型をなし、その下縁は、外嵌壁32の上縁に沿っている。また、第2取付部35Bを正面(上部ケース30の長手方向の側方)から見ると、若干縦長の略方形をなしている(図4参照)。
第2取付部35Bの周壁41は、上縦壁31から略垂直をなして外側に立ち上がる一対の側壁部42と、一対の側壁部42の外側縁同士を連結する外壁部43とにより構成されている。
上縦壁31のうち外壁部43と対向する部分(内壁部44と称する)は、上縦壁31の他の部分よりも壁厚寸法が大きくされている。また、内壁部44の下端から、内壁部44よりも壁厚寸法が小さい垂下部45が垂下されている。垂下部45は、内壁部44のうち外壁部43と対向する側の面と面一に突出している。垂下部45の下端と側壁部42の下端とは、略同一の高さ位置に配されている。
周壁41の内側(周壁41と内壁部44との間)には、後述する外装部品60の嵌合部75が下方から嵌合可能とされている。周壁41の下面に形成された開口46は、横長(上部ケース30の短手方向に細長い)長方形状をなしている(図5参照)。
また、第2取付部35Bは、周壁41の上面を塞ぐ上壁47を有している。上壁47は、周壁41内に嵌合された嵌合部75の上方を覆うものである。周壁41と上壁47とは一体に形成されている。
外装部品60には、下面の開口46から第2取付部35B内に嵌合される嵌合部75が設けられている(図6参照)。嵌合部75は、カバー部60Bの上方に設けられ、全体として第2取付部35B内に嵌合可能な略箱型をなしている。
嵌合部75は、カバー部60Bの上端から、上方に立ち上がる一対の横壁77を有している。一対の横壁77は、カバー部60Bの外面に対して略垂直をなす向きに形成され、互いに略平行をなして対向している。一対の横壁77は、カバー部60Bの内側に突出している。
一対の横壁77のうち外側寄りの位置には、横壁77同士を連結する表壁78が設けられている。表壁78は、横壁77の上端から、カバー部60Bよりも所定寸法だけ上方の位置に至る高さ寸法を有し、外側から見ると、若干縦長の略方形をなしている(図7参照)。表壁78の高さ寸法は、第2取付部35Bの外壁部43の高さ寸法よりも小さく、第2取付部35B内に全体が収容される(図3参照)。
第2取付部35Bの周壁41と外装部品60の嵌合部75とには、互いに係止可能な係止部が設けられている(図3参照)。係止部は、互いに凹凸嵌合可能なものであり、第2取付部35B側の係止部は孔(以後、係止孔48と称する)であり、嵌合部75側の係止部は突起(同、係止突起79A)である。係止孔48は、周壁41の外壁部43の略中央位置に形成され、係止突起79Aが嵌合可能な若干横長の略方形をなして外壁部43を壁厚方向に貫通している(図4参照)。
一方、係止突起79Aは、嵌合部75の表壁78に設けられている。係止突起79Aは、表壁78に形成された撓み片79に設けられている。撓み片79は、周囲にスリットを切り込むことにより形成され、上端が自由端とされた片持ち状をなし、内外方向に弾性撓み可能とされている。撓み片79は、表壁78の略中央位置に設けられている。
係止突起79Aは、撓み片79の外側に突出して設けられている。係止突起79Aの上面は、下方に向かって少しずつ突出する傾斜をなし、下面は、略水平(撓み片79に対して略垂直)をなし、第2取付部35Bの係止孔48の下縁に係止可能とされている。
そして、嵌合部75には、外装部品60の外面(カバー部60Bの外面)から係止突起79Aの下方を横切って係止突起79Aとケース本体10との間に立ち上がる形状の遮水部80が設けられている(図8参照)。遮水部80のうち係止突起79Aの下方を横切る部分を下遮水板80A、係止突起79Aとケース本体10との間に立ち上がる部分を奥遮水板80Bと称する。
下遮水板80Aは、上方から見ると、横長の長方形状をなし、長手方向の両端縁は、横壁77の下縁に連結されている(図9参照)。また、下遮水板80Aの短手方向の両端縁のうち外側の縁は、カバー部60Bの上縁に連結され、内側の縁は、奥遮水板80Bの下縁に連結されている(図8参照)。下遮水板80Aの板面は、略水平(カバー部60Bの外面に対して略垂直)をなしている。
奥遮水板80Bは、下遮水板80Aから略垂直をなして上方へ立ち上がる形状をなし、その両側縁は、横壁77の内側の縁に連結されている(図9参照)。奥遮水板80Bは、表壁78と略平行をなして内外に対向している。なお、奥遮水板80Bと一対の横壁77と表壁78とにより、嵌合部75の上面には、細長い開口が形成されている。
そして、ケース本体10には、嵌合部75の遮水部80の外側を覆う被覆部49が設けられている。被覆部49は、上部ケース30に設けられ、第2取付部35Bの下側、言い換えると、外嵌壁32の外側に設けられている。被覆部49は、第2取付部35Bから幅方向へ突出するとともに第2取付部35Bから下方へ垂下する形状をなしている。被覆部49の高さ寸法(垂下寸法)は、外嵌壁32の高さ寸法よりも大きく、その下端部は外嵌壁32から下方へ若干突出している。被覆部49は、第2取付部35Bの開口46の外周を囲い、第2取付部35Bの開口46は、被覆部49の下方に臨んでいる(図5参照)。
そして、第2取付部35Bに嵌合部75が嵌合されると、図3に示すように、嵌合部75の遮水部80のうち奥遮水板80Bは、第2取付部35Bの内壁部44に沿って接した状態になり、下遮水板80Aは、第2取付部35Bの内壁部44と被覆部49との間を略水平に架け渡された状態、言い換えると、第2取付部35Bの開口46を塞いだ状態になる。また、係止突起79Aは係止孔48に嵌合して、係止突起79Aの下面が係止孔48の下面に係止した状態になり、表壁78は、外壁部43の内面に沿って接した状態になる。そして、遮水部80のうち奥遮水板80Bの下端部(第2取付部35Bの外壁部43とカバー部60Bとの間から前方に臨む部分)と、カバー部60Bの上端部とは、被覆部49により覆われた状態になる。
次に、電気接続箱1の組み付けについて説明する。
まず、外装部品60を上部ケース30に取り付ける。外装部品60を、係合部63が第1取付部35Aに、嵌合部75が第2取付部35Bに対向する姿勢にして、上部ケース30側に押し込む。すると、係合部63のガイドリブ64は第1取付部35Aのガイド溝38に、挿入片65は溝部36に下方から差し入れられ、挿入片65の突出部66が係止片37の下端を上方へ越えると、突出部66が係止片37に係止して、係合部63と第1取付部35Aとがロック状態になる。
また、嵌合部75は、被覆部49の内側を通って第2取付部35Bの開口46から第2取付部35Bの内側に挿入される。このとき、係止突起79Aが外壁部43の内面に接触して撓み片79が内側に撓み、係止突起79Aが係止孔48の位置に至ると、撓み片79が弾性復帰して係止突起79Aが係止孔48に嵌合し、嵌合部75と第2取付部35Bとがロック状態になる。こうして、外装部品60は、上部ケース30に取り付けられる。
その後、上部ケース30から引き出したワイヤハーネスを、外装部品60のカバー部60Bの内側(下側)に沿わせた状態にし、上部ケース30の下面に下部ケース20を組み付ける。すると、カバー部60Bに沿わせたワイヤハーネスは、下部ケース20の引出口25を介してハーネス導出路26の上側に配置される。そして、カバー部60Bの縦壁カバー部71は引出口25の外側を覆い、導出路カバー部72はハーネス導出路26の上方を覆った状態になる。また、上部ケース30と下部ケース20との組み付け過程においては、カバー部60Bに設けられた差入溝74にリブ27が差し入れられていき、最終的にリブ27の全長が差入溝74に嵌合した状態になる。そして、下部ケース20のロック片23は上部ケース30のロック突起33に係合し、ケースCは組み付け状態にロックされる。
そして、組み合わされたハーネス導出路26および導出路カバー部72と、ここから引き出されたワイヤハーネスとに、テープ(図示せず)を巻き付け、この引き出し部分の開口を塞いだ状態にする。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態の電気接続箱1においては、ケース本体10の外面には、下面に開口46を形成する周壁41を備えた第2取付部35Bを設け、外装部品60には、開口46から第2取付部35B内に嵌合される嵌合部75を設け、第2取付部35Bの周壁41と外装部品60の嵌合部75とには、互いに係止可能な係止孔48および係止突起79Aを設け、第2取付部35Bには、嵌合部75の上方を覆う上壁47を設けるとともに、嵌合部75には、外装部品60の外面から係止突起79Aの下方を横切って係止突起79Aとケース本体10との間に立ち上がる形状の遮水部80を設けている。
これにより、第2取付部35Bの周壁41および上壁47によって、第2取付部35B内への水の浸入を防ぐことができ、また係止孔48から第2取付部35B内に水が入った場合には、その水は、遮水部80の奥遮水板80Bまたは下遮水板80Aに付着し、遮水部80を伝って下方へ流れる。そして、遮水部80を伝った水は、カバー部60Bの外面に排出され、カバー部60Bと被覆部49との間の隙間を下方に流れてケースCの外部へ排出される。したがって、外装部品60とケース本体10との取付部分から、水がケースC内へ浸入するのを防ぐことができる。すなわち、ケース本体10とは別体に形成した外装部品60を、ケース本体10に取り付けるようにした電気接続箱1において、防水性を高めることができる。
また、ケース本体10には、遮水部80の外側を覆う被覆部49を設けている。これにより、洗浄水が、遮水部80に直接当たって第2取付部35Bの内部に飛び散ることを防ぐことができ、さらなる防水性の向上を実現することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明を、互いに嵌合可能な上部ケース30と下部ケース20とからなるケース本体10を有する電気接続箱1に適用したが、これに限らず、本発明は、様々な形態のケースを有する電気接続箱に適用することができ、例えば、ケース本体が分割可能なものだけでなく、ケース本体の全体が一体的に形成されたものにも適用することができる。
(2)上記実施形態では、外装部品60は、カバー部60Bとブラケット部60Aとを一体に形成してなるものとされているが、これに限らず、外装部品は、ケース本体の外面に取り付けられるものであればどのようなものであってもよく、例えば、カバー部のみを有するものであってもよい。
(3)上記実施形態では、第2取付部35Bと嵌合部75とを係止する係止部として、第2取付部35Bの周壁41には係止孔48を形成し、外装部品60の嵌合部75には係止突起79Aを設けているが、係止部は、互いに係止可能であればどのような構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、係止孔48は第2取付部35Bの周壁41のうち外壁部43に形成されているが、これに限らず、例えば係止孔は側壁部に形成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、本発明を、外装部品60のうちカバー部60Bに対応する第2取付部35Bのみ、すなわち外装部品のうちケースの開口(引出口)を覆う部分に対応する取付部のみに適用しているが、本発明は、ケースの開口を覆う外装部品の取付部のみならず、ケース本体の外面に取り付けられる外装部品であればどのような部品(例えばブラケット等)の取付部に適用してもよい。
(6)上記実施形態では、遮水部80の下遮水板80Aは、略水平な面とされているが、これに限らず、例えば下遮水板を、外側へ向かって下る傾斜をなす面としてもよい。
本実施形態にかかる電気接続箱のケースの分解斜視図 電気接続箱の上面図 図2のA−A断面図 上部ケースの側面図 上部ケースの部分拡大下面図 外装部品の斜視図 同側面図 図7のB−B断面図 外装部品の上面図
符号の説明
1…電気接続箱
10…ケース本体
35B…第2取付部(取付部)
41…周壁
46…開口
47…上壁
48…係止孔(係止部)
49…被覆部
60…外装部品
75…嵌合部
79A…係止突起(係止部)
80…遮水部

Claims (2)

  1. ケース本体とは別体に形成した外装部品を、同ケース本体の外面に取り付けるようにした電気接続箱であって、
    前記ケース本体の外面には、下面に開口を形成する周壁を備えた取付部を設け、
    前記外装部品には、前記開口から前記取付部内に嵌合される嵌合部を設け、
    前記取付部の周壁と前記外装部品の嵌合部とには、互いに係止可能な係止部を設け、
    前記取付部には、前記嵌合部の上方を覆う上壁を設けるとともに、
    前記嵌合部には、前記外装部品の外面から前記係止部の下方を横切って前記係止部と前記ケース本体との間に立ち上がる形状の遮水部を設けたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記ケース本体には、前記遮水部の外側を覆う被覆部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
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