JP5061949B2 - 車載用の電気接続箱 - Google Patents
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Description
この種の電線挿入口から電気接続箱の内部への浸水を防水する構造として、特開2005−185031号公報(特許文献1)で図9に示す電気接続箱の防水構造が提供されている。
また、前記特許文献1のように、ボックス本体からロアカバー側を通して電線を外部に引き出すだけではなく、外部側から電線群を引き込んでボックス本体の上面側へと引き回し、ボックス本体の上面側で、外部電線群の先端に接続した電気部品をボックス本体の上面に装着する必要がある場合、前記特許文献1の構成は採用しにくい。
即ち、ロアカバー内にグロメットで防水して電線群を引き込むと、該ロアカバーに面するボックス本体の下端面から上端面にかけて上下貫通穴を設ける必要があり、外部電線の径および該外部電線端末に接続したリレーやヒューズ等の電気部品が大型であると、ボックス本体内に設ける上下貫通穴は大きくなり、回路設計の制約になると共にボックス本体が大型化しやすい等の問題がある。さらに、自動車組立工程において、電気接続箱へ電線を引き込む場合には、ボックスにロアカバーをロック結合しておくことはできない等の問題がある。
前記ケース本体の周壁の一部の下端に電線引出ガイドとなる上半周状のガイド片を突設する一方、前記ロアカバーに前記ガイド片と組み合わせて前記電線群に外嵌する大きさとなる下半周状のガイド溝を設け、該ガイド片とガイド溝とで前記電気接続箱の内部から電線を引き出す挿通経路を構成し、前記ガイド溝の周壁の外面に沿って浸水遮断用の返し部を設けていることを特徴とする車載用の電気接続箱を提供している。
外部電線の引き込み経路となる上下方向に貫通空間を設け、 該上下貫通空間の下端開口より引き込んだ前記外部電線を上端開口より前記ケースの上面へと引き出し、 該外部電線の端末に接続したコネクタを前記ケース本体の上面に設けた部品装着部に装着しており、
前記上下貫通空間の上端開口を囲む周壁内面から前記貫通空間に突出する前記庇部を設け、該貫通空間を囲む壁面を伝って前記ケース本体の上面への浸水を前記庇部で遮断している。
かつ、上下貫通空間を設けている従来品と比較して、上端に庇部を設けているだけであるため、従来構造と大幅に変更する必要はなく、ケース本体成形用金型の変更箇所はすくなく、金型コストを低減できる。
このように、外部電線引き込み部となる上下貫通空間の下端開口側にも庇となる浸水遮断用リブを突設すると、まず、下端開口から内壁を伝ってくる水を遮断することはでき、上端の庇部で下端開口から吹き込み、下方の浸水遮断用リブの上方で内壁を伝って侵入する水を遮断すればよいこととなる。
上記開閉蓋はケース本体の外周を構成するため、閉鎖壁の内面を伝う水は上端に達しても外面側へと流れるだけであるため、庇部を設ける必要はなく、ケース本体の上面側へと浸水する恐れがあるケース本体の凹部の上端内面側から庇部を突設しておけばよい。
前記ケース本体の周壁の一部の下端に電線引出ガイドとなる上半周状のガイド片を突設する一方、前記ロアカバーに前記ガイド片と組み合わせて前記電線群に外嵌する大きさとなる下半周状のガイド溝を設け、該ガイド片とガイド溝とで前記電気接続箱の内部から電線を引き出す前記挿通経路を構成し、前記ガイド溝の周壁の外面に沿って浸水遮断用の前記返し部を設けている。
前記特許文献1と同様に、本発明の電気接続箱においても、ケース本体に取り付けるリレーやヒューズ等と接続する電線はケース本体からロアカバーへと引き出し、該ロアカバー側にから外部へと引き出している。
しかしながら、該電線引出口には、特許文献1のような防水グロメットを取り付け、該グロメットを電線引出口に嵌合する構成とはせずに、前記のように、電線引出口には浸水を遮断できる返し部を設けた構成として浸水を防止している。
即ち、ケース本体側からは上半周状のガイド片を設けて、上方からの浸水を防止すると共に、ロアカバー側には下半周状(U形状)の溝を切り欠き、その外周縁に沿って返し部を設けているだけで、下方から侵入する水を返し部で遮断することができる。
このように、ロアカバー側にガイド片を突設せずに、返し部を備えたガイド溝を設けているだけであるため、ロアカバーの小型化を図ることができ重量増加を防止できる。かつ、従来構造と大幅に変更する必要はなく、ロアカバー成形用の金型の変更箇所は少なく、金型コストも低減できる。
電気接続箱10は、ケース本体11、該ケース本体11の下部にロック結合するロアカバー12、ケース本体の上部にロック結合するアッパーカバー(図示せず)を備えている。
該外部電線引き込み部Aは、外周壁11aに上下方向に貫通して設けた凹部25と、該凹部25の外側面に取り付ける開閉蓋26で囲まれた上下貫通空間27で形成している。
前記凹部25の円弧状の内壁25aの上端、即ち、上端開口27aの位置に、上下貫通空間に向けて、図6(B)に示すように庇部28を水平方向に突設している。該庇部28は平面視で半円弧形状となるように枠部26bと接する側にも突出させている。該庇部28の突出量は2〜3mm程度で、図6(A)に示すように、上下貫通空間27の直径の10%以下としている。
開閉蓋26は係止片26cをガイド溝30aに挿入した状態で、前記スタットボルト21を囲む枠部26eを突出させたケース本体11の上面に位置する部分26fにケース本体11とのロック結合部26gを設けている。
開閉蓋26をケース本体11の凹部25を閉鎖するように取り付けた状態で、図2に示すように、開閉蓋26はケース本体11の外周壁11aと連続した平面となるようにしている。
外部電線W1を凹部25に通した後に、開閉蓋26を取り付けて凹部25を閉鎖し、上下両端開口27a、27bのみが開口した上下貫通空間27を形成している。
また、下端開口27aの下端側から凹部25の内面を伝って上昇してきた水は下方の浸水遮断リブ31でも浸水を遮断することができる。
前記形状とすると、庇部28に達した水滴は水平突出部28aの下面に沿って、先端の下向き突出部28bに沿って落下させることができ、より確実にケース本体11の上面への浸水を阻止できる。
さらに、凹部25の内面側から下向きに傾斜させて庇部を突出してもよい。
かつ、電気接続箱のケース本体11およびロアカバー12の成形時に庇部28や返し部55を設けるだけの簡単な構成であるため、簡単に実施できると共に、前記特許文献1のような防水用グロメットを不要とすることができ、部品点数の削減および作業手数を軽減できる。
11 ケース本体
11a 外周壁
12 ロアカバー
25 凹部
26 開閉蓋
27 上下貫通空間
28 庇部
51 電線引出口
52 ガイド片
53 挿通経路
54 ガイド溝
55 返し部
W1 電気接続箱に引き込まれる外部電線
W2 電気接続箱から引き出される電線
Claims (5)
- ケース本体の下部にロアカバーを取り付けた電気接続箱からなり、前記ケース本体内の回路材と接続した電線群を前記ロアカバー側を通して外部へ引き出しており、
前記ケース本体の周壁の一部の下端に電線引出ガイドとなる上半周状のガイド片を突設する一方、前記ロアカバーに前記ガイド片と組み合わせて前記電線群に外嵌する大きさとなる下半周状のガイド溝を設け、該ガイド片とガイド溝とで前記電気接続箱の内部から電線を引き出す挿通経路を構成し、前記ガイド溝の周壁の外面に沿って浸水遮断用の返し部を設けていることを特徴とする車載用の電気接続箱。 - 前記ケース本体に、外部電線の引き込み用の挿通経路となる上下方向の貫通空間を設け、該上下貫通空間の下端開口より引き込んだ外部電線を上端開口より前記ケース本体の上面へと引き出し、該外部電線の端末に接続したコネクタを前記ケース本体の上面に設けた部品装着部に装着しており、
前記上下貫通空間の上端開口を囲む周壁内面から前記貫通空間に突出する庇部を設け、該貫通空間を囲む壁面を伝って前記ケース本体の上面への浸水を前記庇部で遮断している請求項1に記載の車載用の電気接続箱。 - 前記庇部は、水平方向への突出板、下向き傾斜板あるいは水平突出部の先端から下向き突出部を有する倒L字形状としている請求項2に記載の車載用の電気接続箱。
- 前記上下貫通空間の下端開口に近接した上部にも前記ケース本体の内面から前記上端に突設した庇部と同形状の浸水遮断用リブを突設している請求項2または請求項3に記載の車載用の電気接続箱。
- 前記上下貫通空間は、前記ケース本体の外周壁に形成した凹部と、該凹部を閉鎖する開閉蓋とで形成し、前記ケース本体の凹部の内面上端に前記庇部を設けている請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の車載用の電気接続箱。
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