JP2006002432A - ドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロック手段と操作手段との連絡作業を容易にできるドア構造を得る。
【解決手段】 ドア10は、ドア本体12内のドアロック20によって車体側にロックされており、ドアトリム36に設けられたインサイドハンドル42が操作された際にはドアロック20が駆動されてドア10のロックが解除される。ここで、ドアロック20とインサイドハンドル42とを連絡するケーブルが、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とに分割されている。このため、ドアロック20とインサイドハンドル42とを連絡する際には、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とを連結すればよく、ドアロック20とインサイドハンドル42との連絡作業を容易にできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のドア構造に関する。
車両のドアには、ドアロック装置に一体に接続されたドアケーブルがドアハンドル部材に連結されて、ドアロック装置とドアケーブルとが連絡されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、車両のドアは、一般に、ドアアウタパネル及びドアインナパネルにより構成されたドア本体と、ドア本体の車室側に組み付けられたドアトリムと、を備えており、ドアロック装置がドア本体内に固定されると共に、ドアハンドル部材がドアトリムに組み込まれている。
しかしながら、この車両のドアでは、ドアロック装置とドアハンドル部材とを連絡する際に、ドアトリムに組み込まれたドアハンドル部材にドアケーブルを連結する必要がある。このため、ドアトリムを保持したままの状態でドアケーブルをドアハンドル部材に連結する必要があり、ドアロック装置とドアハンドル部材との連絡作業が煩雑である。
特開2003−72372公報
本発明は、上記事実を考慮し、開閉ロック手段と操作手段との連絡作業を容易にできるドア構造を得ることが目的である。
請求項1に記載のドア構造は、車両ドアの開閉ロック手段が設けられたドア本体部材と、前記ドア本体部材の車両内側に組み付けられて前記ドア本体部材と共に前記車両ドアを構成し、前記開閉ロック手段を操作可能な操作手段が設けられた内側部材と、前記開閉ロック手段に接続されたロック側ケーブルと、前記操作手段に接続されると共に前記ロック側ケーブルに連結され、前記操作手段が操作されることで前記開閉ロック手段を駆動する操作側ケーブルと、を備えている。
請求項2に記載のドア構造は、請求項1に記載のドア構造において、前記ロック側ケーブルと前記操作側ケーブルとの連結部分を収容するケースを備えた、ことを特徴としている。
請求項3に記載のドア構造は、請求項2に記載のドア構造において、前記ケース内に、前記ロック側ケーブルと前記操作側ケーブルとの連結部分の操作方向における移動を案内する案内路を設けた、ことを特徴としている。
請求項4に記載のドア構造は、請求項2または請求項3に記載のドア構造において、前記ケースは、前記ロック側ケーブルが配置されるロック側ケースと、前記操作側ケーブルが配置される操作側ケースと、を有し、かつ、前記ロック側ケースと前記操作側ケースとを結合することで前記ロック側ケーブルと前記操作側ケーブルとが連結される、ことを特徴としている。
請求項5に記載のドア構造は、請求項4に記載のドア構造において、前記ロック側ケーブルが配置される前記ロック側ケースを前記ドア本体部材に設けると共に、前記操作側ケーブルが配置される前記操作側ケースを前記内側部材に設け、かつ、前記ドア本体部材と前記内側部材とを組み付けることで前記ロック側ケースと前記操作側ケースとが結合される、ことを特徴としている。
請求項6に記載のドア構造は、請求項1または請求項2に記載のドア構造において、前記ロック側ケーブル又は操作側ケーブルの何れか一方のケーブルの端部が配置される一方のケースと、前記ロック側ケーブル又は操作側ケーブルの何れか他方のケーブルの端部が配置され、前記一方のケースと結合される他方のケースと、前記一方のケース内で前記一方のケーブルの端部に接続されると共にこの一方のケーブルと共にケーブルの操作方向へ移動可能とされ、前記一方のケースと前記他方のケースとを結合することで前記他方のケーブルの端部と連結される連結体と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載のドア構造では、ドア本体部材及び内側部材が車両ドアを構成しており、ドア本体部材の車両内側に内側部材が組み付けられている。また、ドア本体部材には車両ドアの開閉をロックする開閉ロック手段が設けられると共に、内側部材には開閉ロック手段を操作可能な操作手段が設けられており、開閉ロック手段に接続されたロック側ケーブルと操作手段に接続された操作側ケーブルとが連結されている。これにより、操作手段が操作されることで、開閉ロック手段が駆動される。
ここで、上述の如く開閉ロック手段と操作手段とを連絡するケーブルがロック側ケーブルと操作側ケーブルとに分割されている。このため、開閉ロック手段と操作手段とを連絡する際には、ロック側ケーブルと操作側ケーブルとを連結すればよく、従来の如く内側部材を保持しながら互いに連結する必要がない。これにより、開閉ロック手段と操作手段との連絡作業を容易にすることができる。
請求項2に記載のドア構造では、ロック側ケーブルと操作側ケーブルとの連結部分がケースに収容されているため、当該連結部分が周囲部品に干渉することを防止できる。
請求項3に記載のドア構造では、ロック側ケーブルと操作側ケーブルとの連結部分の操作方向における移動を案内する案内路がケース内に設けられているため、当該連結部分の移動を容易にすることができる。
請求項4に記載のドア構造では、ケースがロック側ケースと操作側ケースとを有しており、ロック側ケースにはロック側ケーブルが配置されると共に、操作側ケースには操作側ケーブルが配置されている。
ここで、ロック側ケースと操作側ケースとを結合することで、ロック側ケーブルと操作側ケーブルとが連結される。このため、ロック側ケーブルと操作側ケーブルとの連結作業を容易にすることができる。
請求項5に記載のドア構造では、ドア本体部材と内側部材とを組み付けることで、ドア本体部材に設けられたロック側ケースと内側部材に設けられた操作側ケースとが結合されて、ロック側ケースに配置されるロック側ケーブルと操作側ケースに配置される操作側ケーブルとが連結される。このため、ロック側ケーブルと操作側ケーブルとの連結作業を一層容易にすることができる。
請求項6に記載のドア構造では、ロック側ケーブル又は操作側ケーブルの何れか一方のケーブルの端部が配置される一方のケースと、ロック側ケーブル又は操作側ケーブルの何れか他方のケーブルの端部が配置された他方のケースと、が結合される。
ここで、一方のケース内で一方のケーブルの端部に接続された連結体が、一方のケーブルと共にケーブルの操作方向へ移動可能とされる。さらに、一方のケースと他方のケースとが結合されることで、連結体が他方のケーブルの端部と連結されて、一方のケーブルと他方のケーブルとが連結される。
このため、簡単な構成で、ロック側ケーブルと操作側ケーブルとを連結することができると共に、一方のケースと他方のケースとが結合されたケース内にてロック側ケーブルと操作側ケーブルとの連結部分を操作方向へ移動させることができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明のドア構造が適用されて構成された第1の実施の形態に係る車両の右側のドア10の下側部位が車両内側から見た裏面図にて示されている。なお、本実施の形態及び下記第2の実施の形態では、車両前方を「前方」といい、車両後方を「後方」といい、車両左右方向内方を「内方」といい、車両左右方向外方を「外方」という。
本実施の形態に係るドア10は、ドア本体部材としてのドア本体12を備えている。ドア本体12は、外方のパネル状のドアアウタ14と、内方のパネル状のドアインナ16と、を有しており、ドア本体12はドアアウタ14とドアインナ16とが組み付けられて構成されている。また、ドアインナ16には、複数の貫通孔18が貫通形成されている。
ドア本体12内部の後方部には、開閉ロック手段としてのドアロック20が配置されており、ドアロック20はドアインナ16に固定されている。ドアロック20にはフック(図示省略)が回転可能に設けられており、フックが車体側に固定されたストライカ(図示省略)にドア本体12後方部の貫通孔18を介して係止されることで、ドア10(ドア本体12)が車体側にロックされている。ドアロック20には阻止機構(図示省略)が設けられており、阻止機構はフックの回転を阻止可能にされている。
図2に詳細に示す如く、ドアロック20には、ロック側ケーブル及び一方のケーブルとしての第1インサイドオープンケーブル22及び第1ロッキングケーブル24が接続されている。第1インサイドオープンケーブル22及び第1ロッキングケーブル24は、一端及び他端以外の部分において、長尺円筒状のケーブルカバー26に被覆されており、各ケーブルカバー26の一端はドアロック20に固定されている。
第1インサイドオープンケーブル22の一端はドアロック20のフックに連結されると共に、第1ロッキングケーブル24の一端はドアロック20の阻止機構に連結されている。図4に詳細に示す如く、第1インサイドオープンケーブル22の他端及び第1ロッキングケーブル24の他端には、直方体箱状の連結体28の後方壁28Aが固定されている。連結体28は、外方面が開口されて、前方壁28Bに半楕円状の連結孔30が開口面(外方面)から底面(内方面)近くまで貫通形成されている。この連結孔30の長手方向は、第1インサイドオープンケーブル22及び下記第2インサイドオープンケーブル46と、第1ロッキングケーブル24及び下記第2ロッキングケーブル48と、の操作方向(前方及び後方)と交差する方向(本実施の形態では直角方向)とされている。
図3に詳細に示す如く、第1インサイドオープンケーブル22の他端及び第1ロッキングケーブル24の他端は、ロック側ケース及び一方のケースとしての長方体形箱状の第1ケース32内部に連結体28と共に挿入されている。第1ケース32は、外方面が外方へ開口した開口部32Aとされると共に、開口部32Aを幅方向に上下2分割する第1隔壁32Bが底壁32C(内方壁)から立設されている。第1ケース32の開口部32Aに隣接する側面である上面32D及び下面32Eには、断面直角三角形状の結合爪34が突出形成されており、各結合爪34の底壁32C寄りの面(内方面)は第1ケース32の上面32D及び下面32Eに対して垂直に配置されている。第1ケース32内部に挿入された各連結体28は、各々第1隔壁32Bの上側または下側に沿って操作方向としての開口部32Aの長手方向(ケーブルの移動方向)へスライド(操作移動)可能とされている。また、各ケーブルカバー26の他端は、第1ケース32の後方壁32Fに形成されたU字溝に挿入固定されている。
図1に示す如く、ドア本体12の内方面(ドアインナ16の内方面)には、内側部材(内装部材)としての樹脂製のドアトリム36が組み付けられている。ドアトリム36のドア本体12への対向面としての外方面には、略全体においてシール部材としてのフィルム状の防水シール材38が貼付されており、防水シール材38は、ドアトリム36外方面の略全体をシールして、ドアトリム36に対向するドアインナ16の貫通孔18からドアトリム36を経て車室内に水が浸入することを防止している。
ドアトリム36の前方部には、操作手段としてのインサイドハンドル42及びドアロック状態を保持するロックノブ44を有する操作機構40が設けられており、インサイドハンドル42及びロックノブ44はドアトリム36の内方面に露出している。インサイドハンドル42は下部に、ロックノブ44は上部に配置されており、インサイドハンドル42及びロックノブ44は、それぞれ後方端を中心として回動操作可能にされている。
インサイドハンドル42及びロックノブ44には、操作側ケーブル及び他方のケーブルとしての第2インサイドオープンケーブル46(コントロールケーブル)及び第2ロッキングケーブル48(コントロールケーブル)がそれぞれ接続されている。第2インサイドオープンケーブル46及び第2ロッキングケーブル48は、一端及び他端以外の部分において、長尺円筒状のケーブルカバー50に被覆されており、各ケーブルカバー50の一端は操作機構40に固定されている。
各ケーブルカバー50及び、これに被覆された第2インサイドオープンケーブル46及び第2ロッキングケーブル48は、上記防水シール材38を貫通しており、各ケーブルカバー50の防水シール材38貫通部分は、シール構造(図示省略)が施されてシールされている。
図2に詳細に示す如く、第2インサイドオープンケーブル46の一端はインサイドハンドル42の回動中心軸近傍に連結されており、第2ロッキングケーブル48の一端はロックノブ44の回動中心軸近傍に連結されている。図4に詳細に示す如く、第2インサイドオープンケーブル46の他端及び第2ロッキングケーブル48の他端には、ケーブル径よりも大径の球状連結部52が固定されている。
図3に詳細に示す如く、第2インサイドオープンケーブル46の他端及び第2ロッキングケーブル48の他端は、操作側ケース及び他方のケースとしての長方体形箱状の第2ケース54内部に各連結部52と共に挿入されている。第2ケース54は、内方面が内方へ開口した開口部54Aとされると共に、開口部54Aを幅方向に上下2分割する第2隔壁54Bが底壁54C(外方壁)から立設されている。第2ケース54の開口部54Aに隣接する側壁である上壁54D及び下壁54Eには、矩形状の結合孔56が貫通形成されている。また、各ケーブルカバー50の他端は、第2ケース54の前方壁54Fに形成されたU字溝に挿入固定されている。
図4に示す如く、第2インサイドオープンケーブル46の他端は、第1インサイドオープンケーブル22の他端における連結体28の連結孔30に挿入されると共に、連結部52が当該連結体28の内部に挿入されることで、連結部52と当該連結体28とが連結されて(連結部52が当該連結体28の前方壁28Bに係止されて)、第1インサイドオープンケーブル22の他端に連結されている。このため、インサイドハンドル42が回動操作(駆動)されることで、第2インサイドオープンケーブル46及び第1インサイドオープンケーブル22が操作移動されて、ドアロック20のフックが回転操作される。これにより、フックのストライカへの係止が解除されることで、ドアロック20によるドア10の車体側へのロックが解除されドア10が開放可能となる。
第2ロッキングケーブル48の他端は、第1ロッキングケーブル24の他端における連結体28の連結孔30に挿入されると共に、連結部52が当該連結体28の内部に挿入されることで、連結部52と当該連結体28とが連結されて(連結部52が当該連結体28の前方壁28Bに係止されて)、第1ロッキングケーブル24の他端に連結されている。このため、ロックノブ44が回動操作されることで、第2ロッキングケーブル48及び第1ロッキングケーブル24が操作移動されて、ドアロック20の阻止機構が操作(駆動)される。これにより、阻止機構がドアロック20のフックの回転を阻止することで、インサイドハンドル42の回動操作が阻止されて、ドアロック20によるドア10の車体側へのロックが解除されることが阻止される。
ここで、第1ケース32と第2ケース54とが、例えば開口部32Aと開口部54Aとを対向させた状態から、第1インサイドオープンケーブル22及び第2インサイドオープンケーブル46と第1ロッキングケーブル24及び第2ロッキングケーブル48との操作方向と交差する方向(本実施の形態では直角方向)へ結合操作されて、第1ケース32の内部に第2ケース54が挿入されると共に、各結合孔56に第1ケース32の各結合爪34が挿入されて係止されることで、第1ケース32と第2ケース54とがワンタッチで結合されて、第1ケース32と第2ケース54との相対移動が阻止された状態のケース58が構成される。これにより、第2インサイドオープンケーブル46の他端及び第2ロッキングケーブル48の他端が各連結孔30に挿入されると共に、各連結体28の内部に各連結部52が挿入されて、各連結部52と各連結体28とが連結される。このため、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とが連結されると共に、第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48との連結される。なお、ドアロック20、インサイドハンドル42及びロックノブ44の通常状態(無操作状態)では、各連結体28と各連結部52とは、第1ケース32と第2ケース54とが結合された際に、互いに連結される位置に配置されるように各ケーブルの長さ及び取付位置が調整されている。
第1ケース32と第2ケース54とが結合された際には、第1ケース32の第1隔壁32B先端面に形成された凹部32Gに第2ケース54の第2隔壁54Bが挿入される。これにより、ケース58の内部には、長方体状の案内路60が幅方向に一対形成されており、各案内路60には各連結体28が嵌合されている。このため、第1インサイドオープンケーブル22及び第2インサイドオープンケーブル46の操作移動や第1ロッキングケーブル24及び第2ロッキングケーブル48の操作移動による連結体28の操作移動が案内路60に案内される。
ケース58の内方面(第2ケース54の内方面)には、湾曲板状の狭持板62が一対形成されると共に、一対の狭持板62間において弾性を有する固定爪64が形成されており、第1固定手段としての固定爪64がドア本体12のドアインナ16に貫通形成された固定孔(図示省略)に挿入されて、一対の狭持板62と固定爪64との間にドアインナ16が狭持されることで、ケース58がドア本体12(ドアインナ16)に固定された構成である。なお、第1固定手段は、固定爪64及び固定孔によるものに代えて、スクリューや熱カシメ等によるものであってもよい。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のドア10では、ドア本体12にドアロック20が設けられると共に、ドアトリム36にインサイドハンドル42及びロックノブ44が設けられており、ドアロック20がドア10を車体側にロックしている。
インサイドハンドル42が回動操作された際には、第2インサイドオープンケーブル46及び第1インサイドオープンケーブル22が引張移動されて、ドアロック20によるドア10の車体側へのロックが解除される。
ロックノブ44が回動操作された際には、第2ロッキングケーブル48及び第1ロッキングケーブル24が引張移動されて、ドアロック20によるドア10のロック解除が阻止される。
ここで、ドアロック20とインサイドハンドル42とを連絡するケーブルが、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とに分割されると共に、ドアロック20とロックノブ44とを連絡するケーブルが、第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48とに分割されている。また、第1インサイドオープンケーブル22の他端及び第1ロッキングケーブル24の他端は、第1ケース32内に配置されると共に、連結体28が固定されている。さらに、第2インサイドオープンケーブル46の他端及び第2ロッキングケーブル48の他端は、第2ケース54内に配置されると共に、連結部52が固定されている。
ドアロック20とインサイドハンドル42及びロックノブ44との連絡(第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46との連結及び第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48との連結)は、ドア本体12とドアトリム36とを組み付ける前に行われる。すなわち、第1ケース32と第2ケース54とを結合することで各連結体28と各連結部52とを連結した後に、ケース58(第2ケース54)をドア本体12に固定する。または、第1ケース32が結合されていない第2ケース54をドア本体12に固定した後に、第1ケース32と第2ケース54とを結合して各連結体28と各連結部52とを連結する。
このように、ドアロック20とインサイドハンドル42及びロックノブ44とを連絡する際には、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とを連結すると共に第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48とを連結すればよく、従来の如くドアトリム36を保持しながらそれぞれを連結する必要がない。このため、ドアロック20とインサイドハンドル42及びロックノブ44との連絡作業を容易にすることができる。
また、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46との連結部分及び第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48との連結部分である各連結体28及び各連結部52がケース58に収容されている。このため、各連結体28及び各連結部52が周囲部品に干渉することを防止できる。
さらに、第1インサイドオープンケーブル22及び第2インサイドオープンケーブル46が操作移動される際及び第1ロッキングケーブル24及び第2ロッキングケーブル48が操作移動される際における各連結体28のケース58長手方向(操作方向)における操作移動を案内する各案内路60がケース58内に設けられている。このため、各連結体28及び各連結部52の操作移動を容易にすることができる。
また、ケース58を構成する第1ケース32と第2ケース54とを結合することで、各連結体28と各連結部52とが連結されて、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とが連結されると共に、第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48とが連結される。このため、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46との連結作業及び第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48との連結作業を容易にすることができる。
さらに、第1ケース32の内部で第1インサイドオープンケーブル22の他端及び第1ロッキングケーブル24の他端に接続された各連結体28が、第1インサイドオープンケーブル22及び第1ロッキングケーブル24と共に第1ケース32長手方向(操作方向)へ操作移動可能とされている。しかも、上述の如く、第1ケース32と第2ケース54とが結合されることで、各連結体28が各連結部52と連結されて、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とが連結されると共に、第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48とが連結される。このため、簡単な構成で、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46とを連結できると共に第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48とを連結でき、かつ、ケース58の内部にて各連結体28及び各連結部52をケース58長手方向へ操作移動させることができる。
また、ドアトリム36の外方面に貼付された状態の防水シール材38に、各ケーブルカバー50及びこれに被覆された第2インサイドオープンケーブル46及び第2ロッキングケーブル48が貫通されている。ここで、防水シール材38の各ケーブルカバー50貫通部分に小型化または簡略化されたシール構造を施せばドアトリム36を防水構造にすることができ、簡単にドアトリム36を防水構造が施されたモジュールにすることができる。
[第2の実施の形態]
図5には、本発明のドア構造が適用されて構成された第2の実施の形態に係る車両の右側のドア80の主要部の一部が内方から見た分解斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るドア80は、上記第1の実施の形態に係るドア10とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
第1ケース32は内方面が内方へ開口した開口部32Aとされる一方、第2ケース54は外方面が外方へ開口した開口部54Aとされている。また、第1ケース32の上面32D及び下面32Eにおける結合爪34は、底壁32C寄りの面(外方面)が第1ケース32の上面32D及び下面32Eに対して垂直に配置されている。さらに、第2ケース54には一対の狭持板62及び固定爪64が形成されておらず、第2ケース54の上壁54D及び下壁54Eには、それぞれ底壁54と面一にされた第2固定手段を構成する平板状の固定座板82が突出形成されている。各固定座板82は第2固定手段を構成するスクリュー(熱カシメ等でもよい)によってドアトリム36に固定されており、これにより、ケース58がドアトリム36に固定されている。なお、第2固定手段は、固定座板82及びスクリューや熱カシメ等によるものに代えて、クリップ等によるものであってもよい。
また、第1インサイドオープンケーブル22の他端及び第1ロッキングケーブル24の他端に固定された連結体28は内方面が開口されており、連結体28の連結孔30は連結体28の開口面(内方面)から底面(外方面)近くまで貫通形成されている。
ドアロック20とインサイドハンドル42及びロックノブ44との連絡(第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46との連結及び第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48との連結)は、ドア本体12とドアトリム36とを組み付ける前に行われる。すなわち、第1ケース32が結合されていない第2ケース54をドアトリム36に固定した後に、第1ケース32と第2ケース54とを結合して各連結体28と各連結部52とを連結する。または、第1ケース32と第2ケース54とを結合して各連結体28と各連結部52とを連結した後に、ケース58(第2ケース54)をドアトリム36に固定する。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、ドア本体12とドアトリム36とを組み付ける前にドアロック20とインサイドハンドル42及びロックノブ44とを連絡する構成としたが、結合されていない第1ケース32及び第2ケース54をそれぞれドア本体12及びドアトリム36に固定することで、ドア本体12とドアトリム36との組み付けと同時に、第1ケース32と第2ケース54とを結合して各連結体28と各連結部52とを連結する構成としてもよい。これにより、第1インサイドオープンケーブル22と第2インサイドオープンケーブル46との連結作業及び第1ロッキングケーブル24と第2ロッキングケーブル48との連結作業を一層容易にすることができる。
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、第1インサイドオープンケーブル22及び第1ロッキングケーブル24に連結体28を接続する共に、第2インサイドオープンケーブル46及び第2ロッキングケーブル48に連結部52を接続した構成としたが、第1インサイドオープンケーブル22及び第1ロッキングケーブル24の少なくとも一方に連結部52を接続する共に、第2インサイドオープンケーブル46及び第2ロッキングケーブル48の少なくとも一方に連結体28を接続した構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るドアの下側部位を示す車両内側から見た裏面図である。 (A)乃至(C)は、本発明の第1の実施の形態に係るドアの主要部を示す図であり、(A)は、当該ドアの主要部を車両内側から見た図であり、(B)は、(A)のB−B線断面図であり、(C)は、(A)のC−C線断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアの主要部の一部を示す車両内側から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアにおけるケーブル連結構造を示す車両外側から見た分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るドアの主要部の一部を示す車両内側から見た分解斜視図である。
符号の説明
10 ドア(車両ドア)
12 ドア本体(ドア本体部材)
20 ドアロック(開閉ロック手段)
22 第1インサイドオープンケーブル(ロック側ケーブル、一方のケーブル)
24 第1ロッキングケーブル(ロック側ケーブル、一方のケーブル)
28 連結体
32 第1ケース(ロック側ケース、一方のケース)
36 ドアトリム(内側部材)
42 インサイドハンドル(操作手段)
44 ロックノブ(操作手段)
46 第2インサイドオープンケーブル(操作側ケーブル、他方のケーブル)
48 第2ロッキングケーブル(操作側ケーブル、他方のケーブル)
54 第2ケース(操作側ケース、他方のケース)
58 ケース
60 案内路
80 ドア

Claims (6)

  1. 車両ドアの開閉ロック手段が設けられたドア本体部材と、
    前記ドア本体部材の車両内側に組み付けられて前記ドア本体部材と共に前記車両ドアを構成し、前記開閉ロック手段を操作可能な操作手段が設けられた内側部材と、
    前記開閉ロック手段に接続されたロック側ケーブルと、
    前記操作手段に接続されると共に前記ロック側ケーブルに連結され、前記操作手段が操作されることで前記開閉ロック手段を駆動する操作側ケーブルと、
    を備えたドア構造。
  2. 前記ロック側ケーブルと前記操作側ケーブルとの連結部分を収容するケースを備えた、ことを特徴とする請求項1記載のドア構造。
  3. 前記ケース内に、前記ロック側ケーブルと前記操作側ケーブルとの連結部分の操作方向における移動を案内する案内路を設けた、ことを特徴とする請求項2記載のドア構造。
  4. 前記ケースは、前記ロック側ケーブルが配置されるロック側ケースと、前記操作側ケーブルが配置される操作側ケースと、を有し、かつ、前記ロック側ケースと前記操作側ケースとを結合することで前記ロック側ケーブルと前記操作側ケーブルとが連結される、ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のドア構造。
  5. 前記ロック側ケーブルが配置される前記ロック側ケースを前記ドア本体部材に設けると共に、前記操作側ケーブルが配置される前記操作側ケースを前記内側部材に設け、かつ、前記ドア本体部材と前記内側部材とを組み付けることで前記ロック側ケースと前記操作側ケースとが結合される、ことを特徴とする請求項4記載のドア構造。
  6. 前記ロック側ケーブル又は操作側ケーブルの何れか一方のケーブルの端部が配置される一方のケースと、
    前記ロック側ケーブル又は操作側ケーブルの何れか他方のケーブルの端部が配置され、前記一方のケースと結合される他方のケースと、
    前記一方のケース内で前記一方のケーブルの端部に接続されると共にこの一方のケーブルと共にケーブルの操作方向へ移動可能とされ、前記一方のケースと前記他方のケースとを結合することで前記他方のケーブルの端部と連結される連結体と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のドア構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071626A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用ドア構造および車両用ドアの製造方法
JP2017206148A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 トヨタ紡織株式会社 車両用ドアトリム

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